JP2002315930A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002315930A
JP2002315930A JP2001125996A JP2001125996A JP2002315930A JP 2002315930 A JP2002315930 A JP 2002315930A JP 2001125996 A JP2001125996 A JP 2001125996A JP 2001125996 A JP2001125996 A JP 2001125996A JP 2002315930 A JP2002315930 A JP 2002315930A
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receiving portion
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Application number
JP2001125996A
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Takeshi Kusano
猛 草野
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技球を島構造体側から貯留タンクに供給する
際、放射ノイズや静電気(ノイズ)が発生するのを抑制
し、更には静電気を除去することにより、そのノイズが
遊技に関連する制御を司る制御装置に悪影響を及ぼすこ
とを極力防止できるようにした弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 パチンコ機2の貯留タンク33は、導出
口56へ遊技球Bを誘導する下球受け部60と、この下
球受け部60よりも上側に設けられ島構造体1から落下
する遊技球Bを受止めて下球受け部60へ誘導する上球
受け部65とを有する。貯留タンク33の下球受け部6
0が底壁50を含み、その底壁50と側壁51〜54と
により貯留タンク33が箱状に構成され、上球受け部6
5は、貯留タンク33の高さ方向中段付近に傾斜状に配
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に、遊技球を貯留する貯留タンクの構造を改善し
た弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、遊技ホールの島構造体に設置さ
れるパチンコ機やアレンジボール機(組合せ式弾球遊技
機)や雀球機等の弾球遊技機の多くは、遊技球を貯留す
る貯留タンク、遊技球を払出す払出し手段、貯留タンク
の導出口から導出された遊技球を払出し手段へ案内する
タンクレールを備えている。
【0003】この種の弾球遊技機は、島構造体に複数並
べて設置されるが、島構造体の内部には球供給用搬送路
が設けられ、各弾球遊技機において、遊技球の払出しが
行われると、貯留タンクに貯留されている遊技球も減る
ため、その都度、前記球供給用搬送路を介して搬送され
てきた遊技球が貯留タンクに供給(補給)される。
【0004】ところで、図10に示すように、従来の弾
球遊技機の一般的な貯留タンク100は、底壁100aと側壁1
00b〜100eとで単なる箱状に構成されたものが多く、こ
の貯留タンク100 に、前記球供給用搬送路の球排出端か
ら排出した遊技球を落下させて供給するようになってお
り、落下する遊技球は、貯留タンク100 の底壁100aや、
貯留タンク100 に貯留されている遊技球に衝突して受止
められることになる。
【0005】さて、パチンコ機やアレンジボール機や雀
球機等の弾球遊技機には、遊技に関連する制御を司る制
御装置が設けられ、その制御装置の誤作動を防止して信
頼性を確保するためにも、制御装置に悪影響を及ぼす虞
があるノイズ(放射ノイズや静電気ノイズ)の発生を極
力抑えるようにする対策が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来の弾球遊技機で
は、島構造体の球供給用搬送路の球排出端から排出した
遊技球を、落下させるようにして貯留タンクに供給する
が、その際、従来の貯留タンクでは、球供給用搬送路の
球排出端から貯留タンクの底壁迄の距離が長く、それを
落下距離として遊技球が落下し底壁に衝突した場合、そ
の衝突に起因して放射ノイズや静電気が発生し易く、そ
の放射ノイズや静電気ノイズが弾球遊技機の制御装置に
悪影響を及ぼす虞がある。
【0007】尚、静電気が発生して遊技球が帯電する
と、遊技球は貯留タンクに衝突するときだけでなく、そ
の他の部材等に衝突するときにも放射ノイズが発生し易
くなり、また、この遊技球の帯電は、弾球遊技機の制御
装置に悪影響を及ぼす虞がある他に、遊技球が帯電した
状態で払出された場合には、その遊技球を触った遊技者
が感電するという原因にもなりかねない。
【0008】ところで、弾球遊技機の貯留タンクには、
ある程度のレベルまで遊技球が貯留され、遊技球の払出
しが行われると、その分の遊技球が貯留タンクに供給さ
れるようになっているため、前記落下距離も短くなり上
記課題が発生しないように思われる。しかし、例えば、
遊技球の過大な払出しや球供給用搬送路の球詰まり等が
原因で、遊技球の払出しに対して遊技球の貯留タンクへ
の供給が追いつかない場合が度々起こり、こうなると、
貯留タンクに貯留されている遊技球のレベルが下がり、
前記落下距離が長くなるため、遊技球が底壁だけでなく
遊技球に衝突した場合でも、その衝突に起因して放射ノ
イズや静電気が発生し易くなる。
【0009】本発明の目的は、遊技球を島構造体側から
貯留タンクに供給する際、放射ノイズや静電気(ノイ
ズ)が発生するのを抑制し、更には静電気を除去するこ
とにより、そのノイズが遊技に関連する制御を司る制御
装置に悪影響を及ぼすことを極力防止できるようにした
弾球遊技機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、島構造体に設置される弾球遊技機であって、島構造
体側から供給される遊技球を貯留する貯留タンクを備え
た弾球遊技機において、前記貯留タンクは、貯留した遊
技球を貯留タンクの外部に導出する導出口と、この導出
口へ遊技球を誘導する下球受け部と、この下球受け部よ
りも上側に設けられ島構造体から供給される遊技球を受
止めて下球受け部へ誘導する上球受け部とを有すること
を特徴とするものである。
【0011】この弾球遊技機は島構造体に設置されるも
のであり、貯留タンクは、導出口と、下球受け部と、こ
の下球受け部よりも上側に設けられた上球受け部とを有
し、島構造体から供給される遊技球は、上球受け部によ
り受止められて下球受け部へ誘導され、その下球受け部
により導出口へ誘導され、この導出口から貯留タンクの
外部に導出される。
【0012】このように、貯留タンクに上球受け部を設
けたことにより、島構造体から(落下するように)供給
される遊技球を上球受け部で受止めて、上球受け部より
も下側へ落下させないようにできるため、遊技球の落下
距離を短くすることができる。落下する遊技球が、貯留
タンクの上球受け部、或いは、上球受け部上の遊技球に
衝突しても、放射ノイズや静電気(ノイズ)が発生しに
くくなり、弾球遊技機の遊技に関連する制御を司る制御
装置に悪影響を及ぼすのを極力防止できる。
【0013】請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明
において、前記貯留タンクの下球受け部が底壁を含み、
その底壁と側壁とにより貯留タンクが箱状に構成され、
前記上球受け部は、貯留タンクの高さ方向中段付近に傾
斜状に配設されたことを特徴とするものである。貯留タ
ンクが底壁と側壁とにより箱状に構成され、この簡単な
構造の貯留タンクにより遊技球を確実に貯留できるとと
もに、底部を含む下球受け部も簡単な構成で設けること
ができ、貯留タンクの高さ方向中段付近に上球受け部を
傾斜状に配設したので、この上球受け部により、島構造
体から落下する遊技球を確実に受止めて下球受け部へ確
実に誘導することができる。
【0014】請求項3の弾球遊技機は、請求項1又は2
の発明において、前記貯留タンクの少なくとも上球受け
部と下球受け部とを一体形成したことを特徴とするもの
である。貯留タンクの少なくとも上球受け部と下球受け
部とを一体形成したので、貯留タンクの部品点数を低減
して構造を簡単化し、製作コストも低減可能となる。
【0015】請求項4の弾球遊技機は、請求項1〜3の
何れかの発明において、前記貯留タンクが導電性樹脂で
構成され、この貯留タンクがアース線を介して接地され
ていることを特徴とするものである。貯留タンクに貯留
される遊技球に、貯留前から帯電している静電気や、貯
留タンクに貯留される際に上球受け部又は遊技球との衝
突により発生した静電気を、導電性樹脂で構成され貯留
タンクとアース線を介して外部へ確実に除去でき、これ
により、静電気ノイズや放射ノイズによる制御装置の悪
影響を極力防止できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施形態は、遊技
ホールの島構造体に設置されるカード式の弾球遊技機で
あるCR第1種パチンコ機に、本発明を適用した場合の
一例である。
【0017】図1〜図3に示すように、遊技ホールに構
築された島構造体1には、その長さ方向に複数のパチン
コ機2が配設され、各パチンコ機2の左側にカード式貸
出し装置1aが配設され、各カード式貸出し装置1aは
右側のパチンコ機2に電気的に接続されている。
【0018】パチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、外
枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、外枠3が
島構造体1aに着脱自在に装着されている。前枠4には
遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前
側に窓部6aを有するガラス扉6と、上皿8を取付けた
前面板7が夫々開閉自在に枢着されている。
【0019】前面板7の下側において前枠4の下部に、
上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球Bを貯留する下
皿9が固定的に設けられ、この下皿9の右側に発射手段
10の発射ハンドル11が取付けられている。発射手段
10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射
ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12に
より遊技球Bを発射させる発射モータ13などを備えて
いる。
【0020】上皿8の前面部の右部には操作パネル14
が設けられ、この操作パネル14に、カード式貸出し装
置1aに挿入されている球貸カード(図示略)の度数残
高を最大3桁の数字で表示可能な残高表示部14aと、
カード式貸出し装置1aに所定度数分の遊技球Bの貸出
しを指令する為に操作する貸出スイッチ14bと、カー
ド式貸出し装置1aに挿入されている球貸カードの返却
を指令する為に操作する返却スイッチ14cとが設けら
れている。
【0021】図4に示すように、遊技盤5には外レール
と内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設
けられ、ガイドレール15の内側に遊技領域5aが形成
され、発射手段10により発射された遊技球Bはガイド
レール15にガイドされて遊技領域5aの上部に投入さ
れる。
【0022】この遊技領域5aには、多数の障害釘や複
数の風車等の他に、液晶ディスプレイ(LCD)からな
る特別図柄表示手段16、セグメント型発光ダイオード
ディスプレイ(LED)からなる普通図柄表示手段1
7、複数の入賞手段18、開閉式の入賞手段からなる特
別図柄始動手段19、開閉式の特別入賞手段20、ゲー
ト型の普通図柄始動手段21等が、夫々所定の位置に配
設されている。
【0023】特別図柄表示手段16は、左右に並ぶ3つ
の特別図柄表示部16a〜16cを有し、特別図柄始動
手段19による遊技球Bの検出を条件に、特別図柄表示
部16a〜16cに夫々複数の特別図柄(例えば、
「0」〜「9」)を変動させて停止させるように表示す
るとともに、この特別図柄表示手段16には、背景画面
や特別図柄の変動を演出するキャラクタ等を表示可能に
なっている。
【0024】普通図柄表示手段17は、前記の通りセグ
メント型LEDからなり、普通図柄始動手段21による
遊技球Bの検出を条件に、複数の普通図柄(例えば、
「0」〜「9」)を変動させて停止させるように表示す
る。
【0025】特別図柄始動手段19は、左右1対の開閉
爪19aを有する電動チューリップに構成され、開閉爪
19aが閉じると特別図柄始動手段19に遊技球Bが入
賞しにくくなり、開閉爪19aが開くと特別図柄始動手
段19に遊技球Bが入賞し易くなる。通常、開閉爪19
aは閉じた状態に保持され、普通図柄表示手段17に表
示される普通図柄の変動後の停止図柄が当り図柄(例え
ば、「7」)になった場合に、開閉爪19aが所定時間
(例えば、0.2 秒)だけ開放される。
【0026】特別入賞手段20は開閉板20aを有し、
この開閉板20aが閉じた状態では、特別入賞手段20
に遊技球Bが入賞することはないが、開閉板20aが前
側に開いた状態では、特別入賞手段20に遊技球Bがか
なり入賞し易くなる。
【0027】通常、開閉板20aは閉じた状態に保持さ
れ、特別図柄表示手段16に表示される特別図柄の変動
後の停止図柄態様が、予め設定された複数種類の特別態
様(例えば、「000」〜「999」)の何れかになっ
た場合に、遊技者に有利な特別遊技となり、以降、所定
の終了条件が成立する迄の間、開閉板20aが開閉動作
して、特別入賞手段20には多数の遊技球Bが入賞する
ことになる。
【0028】図2、図3に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押える裏機構板30が着脱自在
に装着され、この裏機構板30の上側に、本願特有の貯
留タンク33とタンクレール34が設けられ、このタン
クレール34の右端部下側に払出し手段35が設けられ
ている。
【0029】貯留タンク33には島構造体1側から供給
される遊技球Bが貯留され、この貯留タンク33の導出
口56から導出された遊技球Bが、タンクレール34に
より払出し手段35へ案内される。つまり、タンクレー
ル34は、その右端部を貯留タンク33の導出口56の
下側に位置させて、導出口56から導出される遊技球B
を受止め可能にするとともに、左端部を払出し手段35
の上端部分に接続した状態で、左斜め下側へ傾斜した姿
勢で配設されている。
【0030】払出し手段35は、入賞手段18〜20へ
の遊技球Bの入賞により、その入賞球数の数倍又は10数
倍の遊技球を賞球として払出すが、それら賞球は、払出
し手段35の下端部分に接続された通路ユニット36を
経由して上皿8に払出され、上皿8が遊技球Bで満杯の
場合には下皿9に払出される。尚、貯留タンク33につ
いては後で詳述する。
【0031】さて、裏機構板30には開口部30a形成
され、その開口部30aに、遊技盤5の裏側に装着され
た裏カバー37と、入賞手段18〜20に入賞した遊技
球Bを排出する入賞球排出樋(図示略)が夫々嵌合され
ている。この裏カバー37に装着されたケース38の内
部に主制御基板39が設けられ、その前側に表示制御基
板40が設けられている。
【0032】主制御基板39の下側において裏カバー3
7に装着されたケース41aの内部にランプ制御基板4
2が設けられ、このケース41aに右側のケース41b
の内部にサウンド制御基板43が設けられている。ケー
ス41a,41bの下側において裏機構板30に装着さ
れたケース44の内部に、電源基板45と払出し制御基
板46が夫々設けられ、発射手段10の後側に装着され
たケース47の内部に発射制御基板48が設けられてい
る。
【0033】このように、これら基板39,40,4
2,43,45,46,48は夫々別基板で構成されて
おり、電源基板45と発射制御基板48を除く制御基板
39,40,42,43,46には、CPUとROMや
RAM等を有するマイクロコンピュータが夫々設けら
れ、これら制御基板39,40,42,43,46が、
このパチンコ機2の遊技に関連する制御を司る制御装置
を構成している。
【0034】尚、主制御基板39とその他の制御基板4
0,42,43,46とは、複数本の信号線を介して電
気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,
42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる為の
種々の制御信号として、制御情報を簡略化して送信可能
なコマンド信号を、一方向通信にてデータ送信するよう
に構成されている。
【0035】ここで、前記貯留タンク33について詳細
に説明する。図5〜図7に示すように、貯留タンク33
は、底壁50と側壁51〜54と球受け板55とを有
し、これら50〜55を導電性樹脂で一体成形して上方
を開放した箱状に構成されている。この貯留タンク33
は複数のビス57等により裏機構板30の上部に固定的
に取付けられ、側壁53に引っ掛けるように取付けた導
電板59にアース線58を接続し、このアース線58を
介して接地されている。
【0036】底壁50は右斜め下側へ穏やかに傾斜し、
その底壁50の右端部分に矩形状の導出口56が形成さ
れている。このように構成された貯留タンク33は、導
出口56へ遊技球Bを誘導する下球受け部60と、この
下球受け部60よりも上側に設けられ島構造体1から落
下するように供給される遊技球Bを受止めて下球受け部
60へ誘導する上球受け部65とを有している。
【0037】下球受け部60は、底壁50と、側壁51
〜54のうちの少なくとも底壁50付近の一部分とで構
成されている。球受け板55は、貯留タンク33内側の
右半部の高さ方向中段付近において、左斜め下側へ穏や
かに傾斜するように設けられ、その前後両端縁と右端縁
とが側壁51〜53と一体化している。上受け部65
は、この球受け板55と、側壁51〜53ののうちの少
なくとも球受け板55付近の一部分とで構成されてい
る。
【0038】このように、貯留タンク33の下球受け部
60が底壁50を含み、その底壁50と側壁51〜54
とにより貯留タンク33が箱状に構成され、上球受け部
65は、貯留タンク33の高さ方向中段付近に傾斜状に
配設されている。尚、球受け板55の左端縁と底壁50
との間の高さ方向幅は、そこを遊技球Bがスムースに通
過できる幅に設定されている。尚、貯留タンク33の導
出口56からは、金属製の角筒状の延設部材が下方のタ
ンクレール34側へ延びている。
【0039】このパチンコ機2の作用・効果について説
明する。上皿8に遊技球Bが収容された状態で、遊技者
が発射ハンドル11を握り回動操作すると、発射手段1
0により例えば1分間に100 個の割合で遊技球Bが連続
的に発射され、ガイドレール15に誘導されて遊技領域
5aに投入される。
【0040】遊技領域5aに投入された遊技球Bは、障
害釘や風車等に当たって方向を変えながら落下し、その
遊技球Bが入賞手段18〜20に入賞すると、払出し手
段35が作動し、入賞球数の数倍又は10数倍の遊技球が
賞球として上皿8に払出され、上皿8が遊技球Bで満杯
の場合には下皿9に払出される。
【0041】尚、特別図柄始動手段19による遊技球B
の検出を条件に、特別図柄表示手段16に特別図柄が変
動表示され、その特別図柄の変動後の停止態様が特別態
様(「777」等)になった場合には、遊技者に有利な
特別遊技となり、以降、所定の終了条件が成立する迄の
間、開閉板20aが開閉動作して特別入賞手段20には
多数の遊技球Bが入賞するため、多数の賞球の払出しが
一挙に行われる。
【0042】さて、島構造体1の内部には球供給用搬送
路が設けられ、この球供給用搬送路を介して搬送されて
きた遊技球Bが貯留タンク33に供給されて貯留され、
貯留タンク33の導出口56から導出された遊技球B
が、タンクレール34に案内されて払出し手段35に導
入される。払出し手段35により遊技球Bの払出しが行
われると、貯留タンク33に貯留されている遊技球Bも
減るため、その都度、前記球供給用搬送路を介して搬送
されてきた遊技球が、貯留タンクに供給(補給)される
ようになっている。
【0043】島構造体1側から貯留タンク33に遊技球
Bを供給する際、遊技球Bは球供給用搬送路の球排出端
から排出されて落下し、その落下する遊技球Bが、先
ず、上球受け部65又は上球受け部65上の遊技球Bに
受止められ、その上球受け部65により下球受け部60
に誘導され、下球受け部60により導出口56へ誘導さ
れる。
【0044】このように、貯留タンク33に上球受け部
65を設けたことにより、島構造体1側から貯留タンク
33に遊技球Bを供給する際、島構造体1から落下する
遊技球Bを上球受け部65で受止めて、上球受け部65
よりも下側へ落下させないようにできるため、遊技球B
の落下距離を短くすることができる。
【0045】これにより、落下する遊技球Bが、貯留タ
ンク33の上球受け部65、或いは、上球受け部65に
位置する遊技球Bに衝突しても、放射ノイズや静電気
(ノイズ)が発生しにくくなり、パチンコ機2の遊技に
関連する制御を司る制御装置に悪影響を及ぼすことを極
力防止できるようになる。
【0046】貯留タンク33の下球受け部60が底壁5
0を含み、その底壁50と側壁51〜54とにより貯留
タンク33を箱状に構成したので、この簡単な構造の貯
留タンク33により遊技球Bを確実に貯留できるととも
に、底部50を含む下球受け部60も簡単な構成で設け
ることができる。しかも、上球受け部65を貯留タンク
33の高さ方向中段付近に傾斜状に配設したので、この
上球受け部65により、島構造体1から落下する遊技球
Bを確実に受止めて下球受け部60へ確実に誘導するこ
とができる。
【0047】貯留タンク33の底壁50と側壁51〜5
4と球受け板55、つまり上球受け部65と下球受け部
60とを一体形成したので、貯留タンク33の部品点数
を低減して構造を簡単化し、製作コストも低減可能とな
る。貯留タンク33を導電性樹脂で構成し、この貯留タ
ンク33をアース線58を介して接地したので、貯留タ
ンク33に貯留される遊技球Bに、貯留前から帯電して
いる静電気がや、貯留タンク33に貯留される際に上球
受け部60又は遊技球Bとの衝突により発生した静電気
を、導電性樹脂からアース線58を介して外部へ確実に
除去でき、静電気ノイズや放射ノイズによる制御装置の
悪影響を極力防止できるようになる。
【0048】次に、前記実施形態を部分的に変更した変
更形態について説明する。但し、前記実施形態と基本的
に同じものには同一符号を付して説明する。 1〕図8に示すように、前記上球受け部65に代わる上
球受け部65Aにおいて、球受け板55Aを水平姿勢に
設けてもよい。この上球受け部65Aでも、島構造体1
から落下する遊技球Bを勿論受止めることができ、球受
け板55Aに次々と遊技球Bが落下することにより、こ
れら遊技球Bが下球受け部60へ確実に誘導される。
【0049】2〕図9に示すように、前記上球受け部6
5に代わる上球受け部65Bにおいて、球受け板55B
の左右方向幅を小さくしてもよい。つまり、球受け板5
5Bで少なくとも落下する遊技球Bを受け止め可能であ
れば、図9のように球受け板55Bの左右方向幅を小さ
くすることが可能であり、また、図9以外の形状や配置
により設けた球受け板を含む上球受け部を構成してもよ
い。
【0050】3〕貯留タンクの上球受け部と下球受け部
とを別体に構成してもよい。また、上球受け部と下球受
け部とを一体形成しても、その他の貯留タンクに含まれ
る部分を別体に構成することも可能である。 4〕前記貯留タンク33を導電性樹脂で構成することは
必須ではない。例えば、貯留タンク33を非導電性樹脂
で構成してもよいしステンレス等の金属で構成すること
も可能である。
【0051】5〕上球受け部を、少なくとも球受け板の
代わりに緩衝性を有するネット等を適用して構成しても
よい。 6〕貯留タンク内の全て又は一部に導電性ゴム等を被着
してもよい。 7〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、
前記実施形態や変更形態に種々の変更を付加して実施す
ることが勿論可能であるし、前記パチンコ機以外の種々
のパチンコ機、更には、パチンコ機以外のアレンジボー
ル機(組合せ式弾球遊技機)や雀球機等の種々の弾球遊
技機に本発明を勿論適用可能である。
【0052】
【発明の効果】 請求項1の弾球遊技機によれば、特
に、貯留タンクは、下球受け部よりも上側に設けられ島
構造体から供給される遊技球を受止めて下球受け部へ誘
導する上球受け部を有するので、島構造体から(落下す
るように)供給される遊技球を上球受け部で受止めて、
上球受け部よりも下側へ落下させないようにできる。つ
まり、遊技球の落下距離を短くすることができ、落下す
る遊技球が、貯留タンクの上球受け部、或いは、上球受
け部上の遊技球に衝突しても、放射ノイズや静電気(ノ
イズ)が発生しにくくなり、弾球遊技機の遊技に関連す
る制御を司る制御装置に悪影響を及ぼすことを極力防止
することが可能となる。
【0053】請求項2の弾球遊技機によれば、貯留タン
クの下球受け部が底壁を含み、その底壁と側壁とにより
貯留タンクを箱状に構成したので、この簡単な構造の貯
留タンクにより遊技球を確実に貯留できるとともに、底
部を含む下球受け部も簡単な構成で設けることができ、
上球受け部を貯留タンクの高さ方向中段付近に傾斜状に
配設したので、この上球受け部により島構造体から落下
する遊技球を確実に受止めて下球受け部へ確実に誘導す
ることができる。
【0054】請求項3の弾球遊技機によれば、貯留タン
クの少なくとも上球受け部と下球受け部とを一体形成し
たので、貯留タンクの部品点数を低減して構造を簡単化
し、製作コストも低減可能となる。
【0055】請求項4の弾球遊技機によれば、貯留タン
クを導電性樹脂で構成し、この貯留タンクをアース線を
介して接地したので、貯留タンクに貯留される遊技球
に、貯留前から帯電している静電気や、貯留タンクに貯
留される際に上球受け部又は遊技球との衝突により発生
した静電気を、貯留タンクとアース線を介して外部へ確
実に除去して、静電気ノイズや放射ノイズによる制御装
置の悪影響を極力防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機の斜視図で
ある。
【図2】パチンコ機の側面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図5】貯留タンクとタンクレールの上部の背面図であ
る。
【図6】貯留タンクの斜視図である。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】変更形態に係る貯留タンクの斜視図である。
【図9】別の変更形態に係る貯留タンクの斜視図であ
る。
【図10】従来技術に係る貯留タンクの斜視図である。
【符号の説明】
B 遊技球 1 島構造体 2 パチンコ機 33 貯留タンク 34 タンクレール 35 払出し手段 50 底壁 51〜54 側壁 56 導出口 58 アース線 60 下球受け部 65,65A,65B 上球受け部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 島構造体(1) に設置される弾球遊技機で
    あって、島構造体(1) 側から供給される遊技球(B) を貯
    留する貯留タンク(33)を備えた弾球遊技機において、 前記貯留タンク(33)は、貯留した遊技球(B) を貯留タン
    ク(33)の外部に導出する導出口(56)と、この導出口(56)
    へ遊技球(B) を誘導する下球受け部(60)と、この下球受
    け部(60)よりも上側に設けられ島構造体(1) から供給さ
    れる遊技球(B)を受止めて下球受け部(60)へ誘導する上
    球受け部(65,65A,65B)とを有することを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記貯留タンク(33)の下球受け部(60)が
    底壁(50)を含み、その底壁(50)と側壁(51,52,53,54) と
    により貯留タンク(33)が箱状に構成され、前記上球受け
    部(65,65A,65B)は、貯留タンク(33)の高さ方向中段付近
    に傾斜状に配設されたことを特徴とする請求項1に記載
    の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記貯留タンク(33)の少なくとも上球受
    け部(65,65A,65B)と下球受け部(60)とを一体形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記貯留タンク(33)が導電性樹脂で構成
    され、この貯留タンク(33)がアース線(58)を介して接地
    されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016093595A (ja) * 2016-02-10 2016-05-26 株式会社三洋物産 遊技機

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JPH11104321A (ja) * 1997-10-06 1999-04-20 Sophia Co Ltd 遊技機

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