JP2002315142A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002315142A
JP2002315142A JP2001115480A JP2001115480A JP2002315142A JP 2002315142 A JP2002315142 A JP 2002315142A JP 2001115480 A JP2001115480 A JP 2001115480A JP 2001115480 A JP2001115480 A JP 2001115480A JP 2002315142 A JP2002315142 A JP 2002315142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内に下方からかけられた液体が侵入す
ることを防止できる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 電気接続箱1はケース2と弾性シート5
とを備えている。ケース2は通し孔14を備えている。
通し孔14を通してケース2内にワイヤハーネス15が
挿入される。弾性シート5は通し孔14を塞ぐ格好でケ
ース2に取り付けられている。弾性シート5はワイヤハ
ーネス15を通すことのできる細隙33を備えている。
細隙33内にワイヤハーネス15を通すと弾性シート5
は細隙33を閉じる方向に弾性復元力を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体としての自
動車などに搭載される電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車には、一般に、ヘ
ッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータ
モータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類
などの多種多様な電子機器が搭載されている。
【0003】前述した多種多様な電子機器に電力を供給
するために、前記自動車は、例えば図8に示すジャンク
ションブロック101を適宜箇所に配置してきた。図8
に例示されたジャンクションブロック101は、プリン
ト基板やブスバーなどを備えた配線板を積層し、これら
の配線板に多数のヒューズ108やリレー107等の各
種の電気部品を集約して構成されている。
【0004】なお、ジャンクションブロックは、ヒュー
ズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることか
ら、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して
電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒュ
ーズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロッ
クを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
【0005】図8に例示された電気接続箱101は、ケ
ース102と、該ケース102内に収容される図示しな
い配線板と、表防水ケース103と、裏防水ケース10
4と、を備えている。ケース102は、ケース本体10
5と、表ケース106と、を備えている。ケース本体1
05は、筒状に形成されている。表ケース106は、平
板状に形成されている。表ケース106には、リレー1
07とヒューズ108とが装着される。表ケース106
は、ケース本体105内に収容される。
【0006】配線板は、表ケース106の図8中の下方
に配される。配線板は、ケース本体105内に収容され
る。配線板は、互いに重ねられた複数の絶縁性基板と、
導電性のブスバーとを備えている。絶縁性基板のうち最
も図8中の下方に位置する絶縁性基板には、電線109
が接続するコネクタが設けられている。ブスバーは、前
記コネクタの端子と前記表ケース106に装着されるリ
レー107やヒューズ108とを予め定められるパター
ンにしたがって接続する。
【0007】表防水ケース103は、前記ケース102
のケース本体105の図8中の上端部に取り付けられ
る。裏防水ケース104は、前記ケース102のケース
本体105の図8中の下端部に取り付けられる。裏防水
ケース104は、前記電線109を通すことのできる電
線通し孔110を備えている。
【0008】前述した構成の電気接続箱101は、前記
ケース102のケース本体105内に配線板と表ケース
106とを収容して、ケース本体105に各防水ケース
103,104を取り付ける。即ち、電気接続箱101
は、ケース本体105と各防水ケース103,104と
の中に配線板と表ケース106とを収容する。
【0009】こうして、電気接続箱101は、前記電線
109と前記リレー107及びヒューズ108とを予め
定められるパターンにしたがって電気的に接続する。な
お、前記電線109は、前記電線通し孔110内を通さ
れてケース102外に導かれるとともに、ケース102
外で束ねられてワイヤハーネス111を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図8に例示された従来
の電気接続箱101は、前記裏防水ケース104が下方
に位置し前記表防水ケース103が上方に位置した状態
で、自動車に取り付けられることがある。このとき、前
記電気接続箱101は、前記自動車の走行中や洗車する
際などに水などの液体が下方からかけられることがあっ
た。
【0011】前記電気接続箱101は、前記ワイヤハー
ネス111を通すために、裏防水ケース104に電線通
し孔110を設けているため、前述したようにかけられ
た液体が電線通し孔110を通してケース102内に侵
入する虞があった。前記リレー107及びヒューズ10
8の端子などに前述した液体が付着する虞があった。
【0012】したがって、本発明の目的は、自動車に取
り付けられた際に、下方からかけられる液体がケース内
に侵入することを防止できる電気接続箱を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱
は、配線板を収容するケースを備えた電気接続箱におい
て、前記配線板にはワイヤハーネスが接続され、かつ前
記ケースは前記ワイヤハーネスを通す通し孔を備えてい
るとともに、前記弾性変形可能でかつ前記通し孔を塞ぐ
格好で前記ケースに取り付けられるとともに、弾性変形
することによって前記ワイヤハーネスを通すことのでき
る細隙を有する弾性シートを備えたことを特徴としてい
る。
【0014】請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、
請求項1記載の電気接続箱において、前記弾性シート
は、平面形状が矩形状に形成されかつ一つの外縁部が前
記ケースに取り付けられているとともに、前記細隙は、
前記一つの外縁部と間隔をあける他の外縁部から前記一
つの外縁部に向かって前記弾性シートを切り欠いた第1
切欠部と、前記第1切欠部の前記一つの外縁部寄りの端
部から前記一つの外縁部に沿って前記弾性シートを切り
欠いた第2切欠部と、を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、
請求項2記載の電気接続箱において、前記第1切欠部
は、前記他の外縁部から前記一つの外縁部に向かうにし
たがって、前記一つの外縁部に沿った幅が徐々に狭く形
成されていることを特徴としている。
【0016】請求項1に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、弾性シートがケースのワイヤハーネスを通す通
し孔を塞ぐ格好で取り付けられている。また、弾性シー
トが弾性変形可能でかつ弾性変形して前記ワイヤハーネ
スを通すことのできる細隙を備えている。このため、ワ
イヤハーネスを細隙内に通すと、弾性シートは、前記細
隙を閉じる方向に弾性復元力を生じることとなる。
【0017】請求項2に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、細隙が第1切欠部と第2切欠部とを備えてい
る。第1切欠部は、弾性シートの他の外縁部から一つの
外縁部に向かって延びている。第2切欠部は、前記第1
切欠部の前記一つの外縁部寄りの端部から前記一つの外
縁部に沿って延びている。このため、第1切欠部と第2
切欠部は互いに交差している。このため、細隙を広げる
ように弾性シートを弾性変形させることによって、細隙
内にワイヤハーネスを確実に通すことができる。また、
細隙内にワイヤハーネスを通すと、弾性シートは、前記
第1及び第2切欠部を閉じる方向に弾性復元力を生じる
こととなる。
【0018】請求項3に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、第1切欠部は一つの外縁部に向かうにしたがっ
て徐々に狭くなるように形成されている。即ち、第1切
欠部は、前記一つの外縁部から離れるのにしたがって徐
々に広く形成されている。このため、細隙を広げるよう
に弾性シートを弾性変形させることによって、細隙内に
ワイヤハーネスをより確実に通すことができる。また、
細隙内にワイヤハーネスを通すと、弾性シートは、前記
第1及び第2切欠部を閉じる方向に弾性復元力をより確
実に生じることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る電気接続箱を図1ないし図7を参照して説明する。本
実施形態にかかる電気接続箱1は、移動体としての自動
車の車体を構成するボディパネル7(図1に示す)など
に取り付けられる。このボディパネル7には、図1に示
すように、孔40が形成されている。孔40は、ボディ
パネル7を貫通している。
【0020】ボディパネル7の電気接続箱1の裏側に位
置する表面には、図示しないナットが設けられている。
ナットのねじ孔は、前記孔40と連なっている。ナット
は、ボディパネル7に溶接などによって固定されてい
る。ナットには、後述する取付孔28及び前述した孔4
0内を通ったボルト26がねじ込まれる。
【0021】電気接続箱1は、図1に示すように、ケー
ス2と、図示しない防水ケースと、配線板4と、図示し
ない中ケースと、を備えている。
【0022】ケース2は、裏ケース10と、表ケース1
1と、を備えている。裏ケース10は、図2ないし図4
に示すように、底壁12と、この底壁12の周縁に連な
る複数の周壁13と、を備えて、箱状に形成されてい
る。
【0023】底壁12は、図2及び図3に示すように、
略中央に通し孔14を設けている。通し孔14は、底壁
12を貫通している。通し孔14は、内側にワイヤハー
ネス15(図6及び図7に示す)を通すことができる。
通し孔14は、平面形状が略矩形状に形成されている。
裏ケース10は、通し孔14を形成する底壁12の一つ
の内縁部に複数の突起32を設けている。突起32は、
通し孔14を形成する底壁12の一つの内縁部に沿って
並べられている。突起32は、図5に示すように、底壁
12の表面からケース2の外方向に突出している。
【0024】また、裏ケース10は、固定片27を一体
に備えている。固定片27は、図1に示すように、底壁
12の近傍から裏ケース10の外方向に向かって、ボデ
ィパネル7と並行に延びている。固定片27には、図1
及び図3に示すように、取付孔28が設けられている。
取付孔28は、固定片27を貫通している。取付孔28
は、内側にボルト26を通すことが可能である。
【0025】ワイヤハーネス15は、図6及び図7に示
すように、複数の電線16と、該電線16の端部に取り
付けられたコネクタ18と、を備えている。電線16
は、導電性の芯線と絶縁性の被覆部とを備えたいわゆる
被覆電線である。電線16は、それぞれ、前述したラン
プ類、モータ類などの各種の負荷やバッテリなどの電源
などと接続している。
【0026】コネクタ18は、絶縁性のコネクタハウジ
ング19と、該コネクタハウジング19内に収容される
端子金具と、を備えている。端子金具は、それぞれ前記
電線16の端部に取り付けられている。端子金具は、電
線16の芯線と電気的に接続している。このため、前記
コネクタ18の各端子金具は、前記電線16を介して、
前述したランプ類、モータ類などの各種の負荷やバッテ
リなどの電源などと電気的に接続している。
【0027】表ケース11は、平板状に形成されてい
る。表ケース11は、前記底壁12と間隔を存した状態
で、裏ケース10内に収容される。表ケース11は、裏
ケース10内に収容された際に、電気接続箱1の外側に
位置する表面11aに、図1に示すように、リレー、ヒ
ューズなどの電気部品を装着できる装着部17を複数設
けている。
【0028】防水ケースは、平坦な天井壁と、この天井
壁の周縁に連なる複数の周壁と、を備えて箱状に形成さ
れている。防水ケースは、その周壁が前記裏ケース10
の周壁13の縁部に着脱自在となっている。防水ケース
は、前記周壁13の縁部に取り付けられると、前記表ケ
ース11を前記裏ケース10とともに覆う。
【0029】配線板4は、裏ケース10の底壁12と表
ケース11との間に配されて、裏ケース10内に収容さ
れる。配線板4は、底壁12と表ケース11とが相対す
る方向に沿って互いに積層される複数の絶縁性基板21
と、複数のブスバー22と、を備えている。
【0030】絶縁性基板21は、それぞれ、絶縁性を有
する合成樹脂などの材料から構成されている。絶縁性基
板21は、平面形状が矩形状に形成されている。ブスバ
ー22は、それぞれ導電性を有する金属などの材料から
構成されている。
【0031】ブスバー22は、それぞれ、中ケースの後
述するコネクタの各端子金具と、装着部17に装着され
るリレー、ヒューズなどの電気部品の各端子とを、予め
定められるパターンにしたがって互いに接続するための
タブ部22aを備えている。タブ部22aは、絶縁性基
板21を貫通しているとともに、該絶縁性基板21に対
し立設している。
【0032】ブスバー22は、それぞれ、絶縁性基板2
1相互間と、最も表ケース11の近傍に位置する絶縁性
基板21の表ケース11寄りの位置と、最も底壁12の
近傍に位置する絶縁性基板21の底壁12寄りの位置
と、にそれぞれ設けられている。ブスバー22は、それ
ぞれ絶縁性基板21に積層されている。
【0033】中ケースは、平板状に形成されている。中
ケースは、前記表ケース11との間に配線板4を挟んだ
状態で裏ケース10内に収容される。中ケースは、表ケ
ース11と係止するなどして、前記表ケース11と固定
される。中ケースには、前記コネクタ18とコネクタ結
合可能なコネクタが取り付けられている。前記コネクタ
の各端子金具は、タブ部22aによって、装着部17に
装着されるリレーやヒューズなどと、予め定められるパ
ターンにしたがって接続される。
【0034】前記電気接続箱1は、図2ないし図4など
に示す弾性シート5を備えている。弾性シート5は、ゴ
ムなどの弾性体からなり厚みが一定の平板状に形成され
ている。弾性シート5は、弾性変形可能である。弾性シ
ート5は、図2ないし図4などに示すように、平面形状
が略矩形状のシート本体6と、細隙33と、を備えてい
る。
【0035】シート本体6は、四つの外縁部30によっ
て、平面形状が矩形状に形成されている。シート本体6
の一つの外縁部30(以下符号30aで示す)には、複
数の孔31が設けられている。孔31は、シート本体6
を貫通している。
【0036】孔31は、シート本体6の一つの外縁部3
0aに沿って並べられている。孔31には、図5に示す
ように、それぞれ、突起32が係止可能である。前記シ
ート本体6即ち弾性シート5は、孔31内に突起32が
係止して、裏ケース10に取り付けられる。このため、
前記シート本体6即ち弾性シート5は、シート本体6が
通し孔14を塞ぐ格好で、一つの外縁部30aが前記裏
ケース10即ちケース2に取り付けられる。
【0037】細隙33は、シート本体6を切り欠いてい
る。細隙33は、第1切欠部8と、第2切欠部9と、を
備えている。第1切欠部8は、前記シート本体6の複数
の外縁部30のうち前記一つの外縁部30aと間隔をあ
ける他の外縁部30(以下符号30bで示す)から、前
記一つの外縁部30aに向かって、シート本体6を切り
欠いている。
【0038】第1切欠部8は、他の外縁部30bから一
つの外縁部30aに向かうにしたがって、前記一つの外
縁部30aに沿った幅が、徐々に狭くなるように形成さ
れている。第2切欠部9は、第1切欠部8の前記一つの
外縁部30a寄りの端部8aから、前記一つの外縁部3
0aに沿って、シート本体6を切り欠いている。
【0039】前述した構成の弾性シート5は、第1切欠
部8と第2切欠部9を広げる方向にシート本体6が弾性
変形して、細隙33内にワイヤハーネス15のコネクタ
18及び電線16を通すことができる。
【0040】前述した構成の電気接続箱1を組み立てる
際には、まず、配線板4を表ケース11と中ケースとで
挟んで、これらの表ケース11と中ケースとを固定す
る。各装着部17に、ヒューズ及びリレーなどの所望の
電気部品を装着する。これらの表ケース11と配線板4
と中ケースとを裏ケース10内に収容する。
【0041】図6に示すように、通し孔14とワイヤハ
ーネス15のコネクタ18とを相対させた後、通し孔1
4内を通して、ワイヤハーネス15のコネクタ18を、
底壁12側から裏ケース10内に挿入する。前記コネク
タ18を、中ケースの図示しないコネクタとコネクタ結
合させる。こうして、前記ワイヤハーネス15の各電線
16と、装着部17に装着された各電気部品の端子と
を、予め定められるパターンにしたがって接続する。即
ち、配線板4とワイヤハーネス15とが接続される。そ
して、裏ケース10に防水ケースを取り付けて、ボルト
26を取付孔28と孔40とを通して、図示しないナッ
トにねじ込む。こうして、電気接続箱1を組み立てて、
ボディパネル7に取り付ける。
【0042】本実施形態によれば、弾性シート5がケー
ス2のワイヤハーネス15を通す通し孔14を塞ぐ格好
で取り付けられている。また、弾性シート5が弾性変形
可能でかつ弾性変形することによって前記ワイヤハーネ
ス15を通すことのできる細隙33を備えている。この
ため、ワイヤハーネス15を細隙33内に通すと、弾性
シート5は、前記細隙33を閉じる方向に弾性復元力を
生じて、図7に示すように、前記ワイヤハーネス15の
電線16と接することとなる。
【0043】このため、前記弾性シート5が下方に位置
した状態で自動車に取り付けられると、前記弾性シート
5は、下方からかけられた液体が通し孔14を通ってケ
ース内に侵入することを防止する。したがって、電気接
続箱1は、自動車に取り付けられた際に、下方からかけ
られた液体がケース2内に侵入することを防止できる。
【0044】また、細隙33は、第1切欠部8と第2切
欠部9とを備えている。第1切欠部8は、弾性シート5
の他の外縁部30bから一つの外縁部30aに向かって
延びている。第2切欠部9は、前記第1切欠部8の前記
一つの外縁部30a寄りの端部8aから前記一つの外縁
部30aに沿って延びている。このため、第1切欠部8
と第2切欠部9は互いに交差している。
【0045】このため、細隙33を広げるように弾性シ
ート5を弾性変形させることによって、細隙33内にワ
イヤハーネス15を確実に通すことができる。また、細
隙33内にワイヤハーネス15を通すと、弾性シート5
は、前記第1及び第2切欠部8,9を閉じる方向に弾性
復元力をより確実に生じることとなる。
【0046】このため、前記弾性シート5が下方に位置
した状態で自動車に取り付けられると、前記弾性シート
5は、下方からかけられた液体が通し孔14を通ってケ
ース内に侵入することをより確実に防止する。したがっ
て、電気接続箱1は、自動車に取り付けられた際に、下
方からかけられた液体がケース2内に侵入することをよ
り確実に防止できる。
【0047】さらに、第1切欠部8は一つの外縁部30
aに向かうにしたがって徐々に狭くなるように形成され
ている。即ち、第1切欠部8は、前記一つの外縁部30
aから離れるのにしたがって徐々に広く形成されてい
る。このため、細隙33を広げるように弾性シート5を
弾性変形させることによって、細隙33内にワイヤハー
ネス15をより一層確実に通すことができる。また、細
隙33内にワイヤハーネス15を通すと、弾性シート5
は、前記第1及び第2切欠部8,9を閉じる方向に弾性
復元力をより一層確実に生じることとなる。
【0048】このため、前記弾性シート5が下方に位置
した状態で自動車に取り付けられると、前記弾性シート
5は、下方からかけられた液体が通し孔14を通ってケ
ース内に侵入することをより一層確実に防止する。した
がって、電気接続箱1は、自動車に取り付けられた際
に、下方からかけられた液体がケース2内に侵入するこ
とをより一層確実に防止できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、弾性シートがケースのワイヤハーネスを通す通
し孔を塞ぐ格好で取り付けられている。また、弾性シー
トが弾性変形可能でかつ弾性変形することによって前記
ワイヤハーネスを通すことのできる細隙を備えている。
このため、ワイヤハーネスを細隙内に通すと、弾性シー
トは、前記細隙を閉じる方向に弾性復元力を生じること
となる。
【0050】このため、前記弾性シートが下方に位置し
た状態で自動車に取り付けられると、前記弾性シート
は、下方からかけられた液体がケース内に侵入すること
を防止する。したがって、自動車に取り付けられた際
に、下方からかけられた液体がケース内に侵入すること
を防止できる。
【0051】請求項2に記載の本発明は、細隙が第1切
欠部と第2切欠部とを備えている。第1切欠部は、弾性
シートの他の外縁部から一つの外縁部に向かって延びて
いる。第2切欠部は、前記第1切欠部の前記一つの外縁
部寄りの端部から前記一つの外縁部に沿って延びてい
る。このため、第1切欠部と第2切欠部は互いに交差し
ている。このため、細隙を広げるように弾性シートを弾
性変形させることによって、細隙内にワイヤハーネスを
確実に通すことができる。また、細隙内にワイヤハーネ
スを通すと、弾性シートは、前記第1及び第2切欠部を
閉じる方向に弾性復元力を生じることとなる。
【0052】このため、前記弾性シートが下方に位置し
た状態で自動車に取り付けられると、前記弾性シート
は、下方からかけられた液体がケース内に侵入すること
をより確実に防止する。したがって、自動車に取り付け
られた際に、下方からかけられた液体がケース内に侵入
することをより確実に防止できる。
【0053】請求項3に記載の本発明は、第1切欠部が
一つの外縁部に向かうにしたがって徐々に狭くなるよう
に形成されている。即ち、第1切欠部は、前記一つの外
縁部から離れるのにしたがって徐々に広く形成されてい
る。このため、細隙を広げるように弾性シートを弾性変
形させることによって、細隙内にワイヤハーネスをより
確実に通すことができる。また、細隙内にワイヤハーネ
スを通すと、弾性シートは、前記第1及び第2切欠部を
閉じる方向に弾性復元力をより確実に生じることとな
る。
【0054】このため、前記弾性シートが下方に位置し
た状態で自動車に取り付けられると、前記弾性シート
は、下方からかけられた液体がケース内に侵入すること
をより一層確実に防止する。したがって、自動車に取り
付けられた際に、下方からかけられた液体がケース内に
侵入することをより一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気接続箱を分解し
て示す斜視図である。
【図2】同実施形態の電気接続箱の裏ケースの正面図で
ある。
【図3】同実施形態の電気接続箱の裏ケースの底壁側か
らみた平面図である。
【図4】同実施形態の電気接続箱の裏ケースの側面図で
ある。
【図5】図2中のV部を拡大して示す断面図である。
【図6】同実施形態の電気接続箱の裏ケースの通し孔に
ワイヤハーネスを挿入する前の状態を示す説明図であ
る。
【図7】同実施形態の電気接続箱の裏ケースの通し孔に
ワイヤハーネスを挿入した後の状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来の電気接続箱を分解して示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 ケース 4 配線板 5 弾性シート 8 第1切欠部 8a 端部 9 第2切欠部 14 通し孔 15 ワイヤハーネス 30a 一つの外縁部 30b 他の外縁部 33 細隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線板を収容するケースを備えた電気接
    続箱において、 前記配線板にはワイヤハーネスが接続され、かつ前記ケ
    ースは前記ワイヤハーネスを通す通し孔を備えていると
    ともに、 前記弾性変形可能でかつ前記通し孔を塞ぐ格好で前記ケ
    ースに取り付けられるとともに、弾性変形することによ
    って前記ワイヤハーネスを通すことのできる細隙を有す
    る弾性シートを備えたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記弾性シートは、平面形状が矩形状に
    形成され、かつ一つの外縁部が前記ケースに取り付けら
    れているとともに、 前記細隙は、前記一つの外縁部と間隔をあける他の外縁
    部から前記一つの外縁部に向かって前記弾性シートを切
    り欠いた第1切欠部と、前記第1切欠部の前記一つの外
    縁部寄りの端部から前記一つの外縁部に沿って前記弾性
    シートを切り欠いた第2切欠部と、を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記第1切欠部は、前記他の外縁部から
    前記一つの外縁部に向かうにしたがって、前記一つの外
    縁部に沿った幅が徐々に狭く形成されていることを特徴
    とする請求項2記載の電気接続箱。
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JP2019115242A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 矢崎総業株式会社 電気接続箱

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