JP2002313845A - 電子部品のボンディング方法およびそのボンディング装置 - Google Patents

電子部品のボンディング方法およびそのボンディング装置

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JP2002313845A
JP2002313845A JP2001112916A JP2001112916A JP2002313845A JP 2002313845 A JP2002313845 A JP 2002313845A JP 2001112916 A JP2001112916 A JP 2001112916A JP 2001112916 A JP2001112916 A JP 2001112916A JP 2002313845 A JP2002313845 A JP 2002313845A
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JP2001112916A
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Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば偏光板や光反射板等の厚さがばらつく
傾向のある部材が設置された液晶表示パネルのような電
子部品に対しても、半導体チップ等の他の電子部品を常
に所定位置に正確にボンディングできるようにする。 【解決手段】 ワークステージ22をその上に載置され
た液晶表示パネル31と共に下降させる。そして、液晶
表示パネル31の突出部32aの下面とボンディングス
テージ23の上面との密接度合を液晶表示パネル31を
吸着する真空度を圧力センサ29で測定することにより
検出し、下側偏光板34の厚さが規定の厚さと異なるた
めに所期の密接度合でない場合には、ワークステージ2
2の高さ位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常に電子部品を
適正に支持して高度な信頼性でボンディングを実施でき
る電子部品のボンディング方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、液晶表示パネル上に液晶
表示パネル駆動用のLSI等からなる半導体チップをボ
ンディングしている。図9および図10は、液晶表示パ
ネル上に半導体チップをボンディングする際に用いられ
ている従来のボンディング装置の概略を示したものであ
る。このボンディング装置は、固定配置されたワークス
テージ1と、ワークステージ1の横に固定配置されたボ
ンディングステージ2と、ボンディングステージ2の上
方に上下動可能に配置された吸着機構付きのボンディン
グヘッド3とを備えている。この場合、ボンディングス
テージ2の高さは、ワークステージ1の高さよりも、後
述する液晶表示パネル11の下側偏光板14の厚さに対
応する分だけ高くなっている。
【0003】一方、液晶表示パネル11は、下側ガラス
基板12と上側ガラス基板13とがほぼ方形枠状のシー
ル材(図示せず)を介して貼り合わされ、下側ガラス基
板12の下面に下側偏光板14が貼り付けられ、上側ガ
ラス基板13の上面に上側偏光板15が貼り付けられた
構造となっている。この場合、下側ガラス基板12の1
辺部は上側ガラス基板13から突出され、この突出部1
2aの上面に液晶表示パネル駆動用の半導体チップ16
がボンディングされるようになっている。
【0004】さて、このボンディング装置でボンディン
グを行う場合には、まず、液晶表示パネル11の下側偏
光板14をワークステージ1の上面に位置決めして載置
するとともに、液晶表示パネル31の突出部12aをボ
ンディングステージ2の上面に載置する。次に、上限位
置に位置するボンディングヘッド3がその下面に吸着さ
れた半導体チップ16と共に下降し、半導体チップ16
を加熱しつつその下面を液晶表示パネル11の突出部1
2a上に圧接させる。これにより液晶表示パネル11の
突出部12aの上面の所定の箇所に半導体チップ16が
例えば異方性導電接着剤等の熱圧着コネクタを介してボ
ンディングされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ようなボンディング装置では、ボンディングステージ2
の高さをワークステージ1の高さよりも液晶表示パネル
11の下側偏光板14の厚さに対応する分だけ高くして
いるので、下側偏光板14の厚さにバラツキがある場合
には、次のような不都合が生じる。まず、図11に示す
ように、下側偏光板14の厚さが規定の厚さよりも厚い
場合には、ボンディングを行うと、液晶表示パネル11
が傾斜し、半導体チップ16の下面で液晶表示パネル突
出部12aの表面に当接しない部分が発生し、接合信頼
性が低下してしまう。一方、図12に示すように、下側
偏光板14の厚さが規定の厚さよりも薄い場合には、ボ
ンディングを行う前に、液晶表示パネル11が傾斜し、
これまた同様に接合信頼性が低下してしまう。この発明
の課題は、偏光板や光反射板等の厚さがばらつく傾向の
ある部材が設置された液晶表示パネルのような電子部品
に対しても、半導体チップ等の他の電子部品を常に確実
にボンディングすることができるようにすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の電子部品をボンディングステージで支持して
その所定の部分に第2の電子部品をボンディングする電
子部品のボンディング方法であって、前記第1の電子部
品を支持するボンディングステージの支持面と支持され
る前記第1の電子部品の被支持面との密接度合を検出
し、この検出結果に基づいて前記第1の電子部品の位置
を調整して、前記第1の電子部品の前記被支持面を前記
ボンディングステージの前記支持面に密接させ、この密
接位置に支持された前記第1の電子部品上に前記第2の
電子部品をボンディングするようにしたものである。こ
の請求項1に記載の発明によれば、ボンディング支持手
段の支持面と電子部品の被支持面との密接度合を検出す
る密接度合検出手段の検出結果に基づいて第1の電子部
品の位置を調整して、第1の電子部品の被支持面ををボ
ンディング支持手段の支持面に密接させているので、第
1の電子部品の厚さが規定の厚さと異なっていても、第
1の電子部品の被支持面をボンディングステージの支持
面に常に密接させることができ、したがって他の第2の
電子部品を常に所定位置に正確にボンディングすること
ができる。この場合、請求項2に記載の発明の如く、前
記ボンディングステージは前記第1の電子部品を空気吸
引により前記支持面に吸着支持し、前記密接度合は前記
第1の電子部品を吸着する際の空気吸引による真空度か
ら検出するのが好ましい。これにより、電子部品のボン
ディングステージによる吸着支持とステージ支持面と電
子部品の被支持面の密接度合の検出を同一設備で同時に
行うことができ、ボンディング手順とそれを実施する装
置の簡略化に寄与する。また、請求項3に記載の発明の
如く、前記第1の電子部品を初期位置から一定時間だけ
所定方向に移動させるとともに前記真空度の経時変化を
検出する第1移動工程と、前記第1移動工程終了時点ま
での前記真空度の経時変化に基づき、前記第1の電子部
品の前記第1移動工程終了時点の位置が、前記真空度が
目標値に到達したときの前記密接位置か、この前記密接
位置に到達する前位置か前記密接位置を通過した後位置
かを判断する位置判定工程と、前記前位置と判断した場
合には前記第1の電子部品を前記真空度が前記目標値に
達するまでさらに同方向に移動させて前記密接位置に位
置させ、前記後位置と判断した場合には前記第1の電子
部品を前記真空度が前記目標値に達するまで反対方向に
移動させて前記密接位置に位置させる第2移動工程とを
有することが好ましい。また、請求項1の本願発明は、
請求項4に記載の発明の如く、前記第1の電子部品は光
学部材が貼り付けられた液晶表示パネルであり、前記第
2の電子部品は液晶表示パネル駆動用の半導体チップで
ある場合に好適である。また、請求項5に記載した発明
の電子部品のボンディング装置は、第1の電子部品の所
定の部分に第2の電子部品をボンディングする電子部品
のボンディング装置であって、前記第2の電子部品を前
記第1の電子部品の所定部分にボンディングするボンデ
ィング手段と、前記第1の電子部品を少なくとも一方向
に往復移動可能に保持する電子部品保持手段と、前記第
1の電子部品を前記第2の電子部品がボンディングされ
る所定位置に支持するボンディング支持手段と、前記ボ
ンディング支持手段の前記第1の電子部品を支持する支
持面と前記第1の電子部品の被支持面との密接度合を検
出し密接度合検出信号を出力する密接度合検出手段と、
前記密接度合検出信号に基づき前記電子部品保持手段を
移動させて前記第1の電子部品の被支持面を前記ボンデ
ィング支持手段の支持面に密接させると共に前記ボンデ
ィング手段を駆動して前記第2の電子部品を前記第1の
電子部品の所定部分にボンディングする駆動制御手段と
を有することを特徴とするものである。上記ボンディン
グ装置においては、請求項6に記載のように、前記ボン
ディング支持手段が前記支持面に電子部品を吸着するた
めの吸着孔と該吸着孔を介して前記電子部品を吸引吸着
するための空気吸引ポンプを備え、前記密接度合検出手
段が前記吸着孔内の真空圧を測定する圧力センサを備え
ていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
けるボンディング装置の概略構成図を示し、図2は図1
に示すボンディング装置の一部の平面図を示したもので
ある。この場合、図1の一部は図2のX−X線に沿う部
分に相当する断面図である。このボンディング装置は、
装置全体の制御を行うための制御部21、吸着機構付き
のワークステージ22、ボンディングステージ23、吸
着機構付きのボンディングヘッド24等を備えている。
【0008】このうちワークステージ22は、制御部2
1によって制御されるステージ駆動部25の駆動によ
り、X、Y、Z方向に移動されるようになっている。ボ
ンディングステージ23は、ワークステージ22の近傍
の所定の箇所に固定配置されている。ボンディングステ
ージ23の中央部には空気吸引孔26が設けられてい
る。空気吸引孔26は、チューブ27を介して真空ポン
プ28に接続されている。チューブ27には水銀圧力セ
ンサ等からなる圧力センサ29が並列に取り付けられて
いる。圧力センサ29の検出圧力信号は制御部21に供
給されるようになっている。
【0009】したがって、ワークステージ22の下降と
共にこれに保持された液晶表示パネル31の突出部32
aの下面がボンディングステージ23の支持面23aに
近接すると、図4に示すように、空気吸引中のチューブ
27内の真空度が急激に上昇し、この後、支持面23a
にパネル突出部32aの下面が水平に当接して密着する
と、真空度は目標値のP1になり、この時点T1でワー
クステージ22の下降を停止させる。チューブ27内の
真空度はそれより若干高い真空度P2となって飽和す
る。この状態下では、液晶表示パネル31の突出部32
aがボンディングステージ23の支持面23a上に水平
に支持された姿勢で吸着されている。
【0010】ボンディングヘッド24は、ボンディング
ステージ23の上方に配置され、制御部21によって制
御されるヘッド駆動部30の駆動により、X、Y、Z、
θ方向に移動されるようになっている。
【0011】一方、液晶表示パネル31は、下側ガラス
基板32と上側ガラス基板33とがほぼ方形枠状のシー
ル材(図示せず)を介して貼り合わされ、下側ガラス基
板32の下面に下側偏光板34が貼り付けられ、上側ガ
ラス基板33の上面に上側偏光板35が貼り付けられた
構造となっている。この場合、下側ガラス基板32の所
定の1辺部は上側ガラス基板33から突出され、この突
出部32aの上面の所定の箇所に液晶表示パネル駆動用
の半導体チップ36がボンディングされるようになって
いる。
【0012】次に、このボンディング装置のボンディン
グ動作について説明する。このボンディング装置では、
稼働開始時点から稼働終了時点まで、真空ポンプ28を
作動させる。真空ポンプ28が作動すると、ボンディン
グステージ23の空気吸引孔26内の空気はチューブ2
7を介して吸引され、チューブ27に並列に取り付けら
れた圧力センサ29により空気吸引孔26内の圧力(真
空度)が検出され、その検出圧力信号は制御部21に供
給される。
【0013】さて、このボンディング装置でボンディン
グが行われる場合には、まず、図1に示すように、上限
位置に位置するワークステージ22の上面に液晶表示パ
ネル31の下側偏光板34を位置決めして載置し、次い
でワークステージ22の吸着機構による吸着作用によ
り、液晶表示パネル31の下側偏光板34をワークステ
ージ22の上面に吸着させる。
【0014】次に、制御部21によって制御されるステ
ージ駆動部25の一定時間T1だけの駆動により、ワー
クステージ22がその上に載置された液晶表示パネル3
1と共に下降し、目標の所定高さ位置に到達して停止す
る。このとき、液晶表示パネル31の下側偏光板34の
厚さが規定通りの厚さである場合には、図3に示すよう
に、液晶表示パネル31の突出部32aの下面がボンデ
ィングステージ23の上面に密接される。
【0015】ここで、この場合の空気吸引孔26内の真
空度と時間との関係について、図4を参照して説明す
る。上限位置に位置するワークステージ22の下降に伴
い、液晶表示パネル31の突出部32aの下面がボンデ
ィングステージ23の上面に接近すると、図4において
実線で示すように、空気吸引孔26内の真空度が初めは
ゆるやかにある時点から急激に上昇する。そして、時間
T1の時点で、ワークステージ22が所定の高さ位置に
到達して停止し、液晶表示パネル31の突出部32aの
下面がボンディングステージ23の上面に密接する。こ
れにより、空気吸引孔26内の真空度が設定真空度P1
に到達し、またはそれ以上となる。この後、空気吸引孔
26内の真空度は、真空ポンプ28の継続駆動により、
さらに上昇して真空度P2で飽和し、液晶表示パネル3
1の突出部32aの下面がボンディングステージ23の
上面に吸着される。
【0016】そして、制御部21は、時間T1の時点
で、圧力センサ29から供給される検出圧力信号に基づ
いて、空気吸引孔26内の真空度が設定真空度P1以上
であるか否かを判断する。この場合、制御部21は、空
気吸引孔26内の真空度が設定真空度P1以上であると
判断し、ヘッド駆動部30に駆動信号を送出する。
【0017】すると、上限位置に位置するボンディング
ヘッド24がその下面に吸着された半導体チップ36と
共に下降し、半導体チップ36を加熱しつつその下面を
液晶表示パネル31の突出部32a上の所定の箇所に圧
接させる。これにより液晶表示パネル31の突出部32
aの上面の所定の箇所に半導体チップ36が例えば異方
性導電接着剤等の熱圧着コネクタを介してボンディング
される。
【0018】ところで、液晶表示パネル31の下側偏光
板34の厚さが規定の厚さよりも厚い場合には、図5に
示すように、上限位置に位置するワークステージ22が
その上に載置された液晶表示パネル31と共に下降して
目標の所定高さ位置に到達して停止すると、液晶表示パ
ネル31の突出部32aの下面はボンディングステージ
23の上面から下側偏光板34の規定の厚さとの差に対
応した間隔だけ離れた位置に停止される。
【0019】次に、この場合の空気吸引孔26内の真空
度と時間との関係について、図6を参照して説明する。
時間T1の時点では、液晶表示パネル31の突出部32
aの下面はボンディングステージ23の上面から下側偏
光板34の規定の厚さとの差に対応した間隔だけ離れた
位置に位置しているので、図6において一点鎖線で示す
ように、空気吸引孔26内の真空度は設定真空度P1よ
りも小さい真空度P3となる。
【0020】そして、制御部21は、時間T1の時点
で、圧力センサ29から供給される検出圧力信号に基づ
いて、設定真空度P1以上でないと判断する。次に、制
御部21は、時間T1の時点までの真空度の変化状態に
基づいて、下側偏光板34の厚さが規定の厚さよりも厚
いか薄いかを判断する。この場合、時間T1の時点まで
の真空度の経時変化において、設定真空度P1以上とな
っていないので、制御部21は、これに基づき、下側偏
光板34の厚さが規定の厚さよりも厚いと判断し、ステ
ージ駆動部25に下降駆動信号を送出する。
【0021】すると、所定の高さ位置に位置するワーク
ステージ22はその上に載置された液晶表示パネル31
と共にさらに下降する。この第2移動工程におけるワー
クステージ22の下降速度は、T1時点までの第1移動
工程における下降速度よりも低速度にする。これによ
り、より正確なワークステージ22の位置制御が可能と
なる。そして、図6において二点鎖線で示すように、時
間T2の時点で空気吸引孔26内の真空度が設定真空度
P1に到達し、またはそれ以上になると、制御部21
は、ステージ駆動部25に停止信号を送出し、ワークス
テージ22が停止する。この状態では、液晶表示パネル
31の突出部32aの下面がボンディングステージ23
の上面に密接している。そこで、次に、制御部21は、
ヘッド駆動部30に駆動信号を送出し、上述の場合と同
様にボンディングが行われる。
【0022】一方、液晶表示パネル31の下側偏光板3
4の厚さが規定の厚さよりも薄い場合には、図7に示す
ように、上限位置に位置するワークステージ22がその
上に載置された液晶表示パネル31と共に下降して所定
の高さ位置に到達して停止すると、液晶表示パネル31
は突出部32aがボンディングステージ23に当接して
傾斜した状態となり、その突出部32aの下面とボンデ
ィングステージ23の上面との間に隙間が形成される。
【0023】次に、この場合の空気吸引孔26内の真空
度と時間との関係について、図8を参照して説明する。
この場合、液晶表示パネル31の下側偏光板34の厚さ
が規定の厚さよりも薄いので、時間T1の時点以前にお
いて、液晶表示パネル31の突出部32aの下面がボン
ディングステージ23の上面に一旦密接した後、時間T
1の時点では図7に示す状態となる。このため、図8に
おいて一点鎖線で示すように、空気吸引孔26内の真空
度は、時間T1の時点以前において設定真空度P1以上
の真空度P2となるが、時間T1の時点において設定真
空度P1よりも小さい真空度P4となり、そして時間T
1の時点以後において真空度P4で飽和する。
【0024】そして、制御部21は、時間T1の時点
で、圧力センサ29から供給される検出圧力信号に基づ
いて、空気吸引孔26内の真空度が設定真空度P1以上
でないと判断する。次に、制御部21は、時間T1の時
点までの真空度の変化状態に基づいて、下側偏光板34
の厚さが規定の厚さよりも厚いか薄いかを判断する。こ
の場合、時間T1の時点までの真空度の変化状態は、設
定真空度P1以上となることがあるので、制御部21
は、これに基づき、下側偏光板34の厚さが規定の厚さ
よりも薄いと判断し、ステージ駆動部25に上昇駆動信
号を送出する。
【0025】すると、上記所定高さに位置するワークス
テージ22はその上に載置された液晶表示パネル31と
共に上昇する。そして、図8において二点鎖線で示すよ
うに、時間T3の時点で空気吸引孔26内の真空度が設
定真空度P1に到達し、これを示す圧力センサ29から
の圧力検出信号に基づいて、制御部21は、ステージ駆
動部25に停止信号を送出し、ワークステージ22が停
止する。この状態では、液晶表示パネル31の突出部3
2aの下面がボンディングステージ23の上面に密接す
る。次に、制御部21は、ヘッド駆動部30に駆動信号
を送出し、上述の場合と同様にボンディングが行われ
る。
【0026】以上のように、このボンディング装置で
は、液晶表示パネル31の下側偏光板34の厚さが規定
の厚さである場合には、上限位置に位置するワークステ
ージ22を下降させて所定の高さ位置に停止させ、液晶
表示パネル31の下側偏光板34の厚さが規定の厚さよ
りも厚い場合には、所定の高さ位置に位置するワークス
テージ22をさらに下降させ、液晶表示パネル31の下
側偏光板34の厚さが規定の厚さよりも薄い場合には、
所定の高さ位置に位置するワークステージ22を上昇さ
せているので、液晶表示パネル31の下側偏光板34の
厚さが異なっていても、液晶表示パネル31の突出部3
2aの下面をボンディングステージ23の上面に常に密
接させることができ、したがって半導体チップ36を常
に所期の通り確実にボンディングすることができる。
【0027】また、ワークステージ22の移動速度を、
目標とする所定高さ位置までワークステージ22を移動
させる第1移動工程と、その所定高さ位置からボンディ
ングを行う密接吸着位置まで移動させる第2移動工程と
で、切り換え可能とし、第2移動工程における移動速度
を第1移動工程における移動速度よりも低速度に設定し
てあるから、ワークステージ22を密接吸着位置により
迅速且つ正確に移動させることができる。
【0028】なお、上記実施形態では、上限位置に位置
するワークステージ22を下降させて所定の高さ位置に
到達させて停止させ、この状態で空気吸引孔26内の真
空度が設定真空度P1以上であるか否かを判断する場合
について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、上限位置に位置するワークステージ22を下降
させ、空気吸引孔26内の真空度が設定真空度P1に到
達したら、ワークステージ22を停止させ、この後ボン
ディングを行うようにしてもよい。すなわち、上限位置
に位置するワークステージ22を下降させ、図4の場合
には、時間T1の時点でワークステージ22を停止さ
せ、図6の場合には、時間T2の時点でワークステージ
22を停止させ、図8の場合には、時間T4の時点でワ
ークステージ22を停止させ、この後ボンディングを行
うようにしてもよい。
【0029】また、電子部品を保持する保持手段はその
上面を吸着して保持してもよく、ボンディング支持手段
はその電子部品の上面を支持し他の電子部品を下方から
ボンディングするようにしてもよい。
【0030】更に、本願発明は、液晶表示パネルに駆動
用の半導体チップを搭載する場合に限らず、種々の電子
部品のボンディングに広く適用できることは勿論であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ボンディング支持手段の支持面と支持される電子部
品の被支持面との密接度合を検出する密接度合検出手段
の検出結果に基づいて電子部品の位置を調整して、電子
部品の被支持面をボンディング支持手段の支持面に密接
させているので、電子部品の厚さが規定の厚さと異なっ
ていても、電子部品の被支持面をボンディング支持手段
の支持面に常に密接させることができ、したがって他の
電子部品を常に所定の位置に正確にボンディングするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるボンディング装
置の概略構成図。
【図2】図1に示すボンディング装置の一部の平面図。
【図3】図1に示すボンディング装置のステージを所定
の高さ位置に位置させた状態において、液晶表示パネル
の下側偏光板の厚さが規定の厚さである場合を示す断面
図。
【図4】図3に示す場合の吸引孔内の真空度と時間との
関係を示す図。
【図5】図1に示すボンディング装置のステージを所定
の高さ位置に位置させた状態において、液晶表示パネル
の下側偏光板の厚さが規定の厚さよりも厚い場合を示す
断面図。
【図6】図5に示す場合の吸引孔内の真空度と時間との
関係を示す図。
【図7】図1に示すボンディング装置のステージを所定
の高さ位置に位置させた状態において、液晶表示パネル
の下側偏光板の厚さが規定の厚さよりも薄い場合を示す
断面図。
【図8】図7に示す場合の吸引孔内の真空度と時間との
関係を示す図。
【図9】従来のボンディング装置の概略を示す平面図。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図。
【図11】図10に示すボンディング装置において液晶
表示パネルの下側偏光板の厚さが規定の厚さよりも厚い
場合を説明するために示す断面図。
【図12】図10に示すボンディング装置において液晶
表示パネルの下側偏光板の厚さが規定の厚さよりも薄い
場合を説明するために示す断面図。
【符号の説明】
21 制御部 22 ワークステージ 23 ボンディングステージ 24 ボンディングヘッド 26 吸引孔 29 圧力センサ 31 液晶表示パネル 32a 突出部 34 下側偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA46 GA50 GA51 GA57 MA31 MA35 MA37 NA15 NA16 NA27 NA28 NA29 5F044 KK06 LL09 PP16 PP17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電子部品をボンディングステージ
    で支持してその所定の部分に第2の電子部品をボンディ
    ングする電子部品のボンディング方法であって、前記第
    1の電子部品を支持するボンディングステージの支持面
    と支持される前記第1の電子部品の被支持面との密接度
    合を検出し、この検出結果に基づいて前記第1の電子部
    品の位置を調整して、前記第1の電子部品の前記被支持
    面を前記ボンディングステージの前記支持面に密接さ
    せ、この密接位置に支持された前記第1の電子部品上に
    前記第2の電子部品をボンディングすることを特徴とす
    る電子部品のボンディング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記ボ
    ンディングステージは前記第1の電子部品を空気吸引に
    より前記支持面に吸着支持し、前記密接度合は前記第1
    の電子部品を吸着する際の空気吸引による真空度から検
    出することを特徴とする電子部品のボンディング方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、前記第
    1の電子部品を初期位置から一定時間だけ所定方向に移
    動させるとともに前記真空度の経時変化を検出する第1
    移動工程と、前記第1移動工程終了時点までの前記真空
    度の経時変化に基づき、前記第1の電子部品の前記第1
    移動工程終了時点の位置が、前記真空度が目標値に到達
    したときの前記密接位置か、この前記密接位置に到達す
    る前位置か前記密接位置を通過した後位置かを判断する
    位置判定工程と、前記前位置と判断した場合には前記第
    1の電子部品を前記真空度が前記目標値に達するまでさ
    らに同方向に移動させて前記密接位置に位置させ、前記
    後位置と判断した場合には前記第1の電子部品を前記真
    空度が前記目標値に達するまで反対方向に移動させて前
    記密接位置に位置させる第2移動工程とを有することを
    特徴とする電子部品のボンディング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記第1の電子部品は光学部材が貼り付けられ
    た液晶表示パネルであり、前記第2の電子部品は液晶表
    示パネル駆動用の半導体チップであることを特徴とする
    電子部品のボンディング方法。
  5. 【請求項5】 第1の電子部品の所定の部分に第2の電
    子部品をボンディングする電子部品のボンディング装置
    であって、前記第2の電子部品を前記第1の電子部品の
    所定部分にボンディングするボンディング手段と、前記
    第1の電子部品を少なくとも一方向に往復移動可能に保
    持する電子部品保持手段と、前記第1の電子部品を前記
    第2の電子部品がボンディングされる所定位置に支持す
    るボンディング支持手段と、前記ボンディング支持手段
    の前記第1の電子部品を支持する支持面と前記第1の電
    子部品の被支持面との密接度合を検出し密接度合検出信
    号を出力する密接度合検出手段と、前記密接度合検出信
    号に基づき前記電子部品保持手段を移動させて前記第1
    の電子部品の被支持面を前記ボンディング支持手段の支
    持面に密接させると共に前記ボンディング手段を駆動し
    て前記第2の電子部品を前記第1の電子部品の所定部分
    にボンディングする駆動制御手段とを有することを特徴
    とする電子部品のボンディング装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、前記ボ
    ンディング支持手段は前記支持面に前記第1の電子部品
    を吸着するための吸着孔と該吸着孔を介して前記電子部
    品を吸引吸着するための空気吸引ポンプを備えており、
    前記密接度合検出手段は前記吸着孔内の真空度を測定す
    る圧力センサを備えていることを特徴とする電子部品の
    ボンディング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100462793C (zh) * 2005-09-02 2009-02-18 Sfa工程股份有限公司 自动玻璃上芯片接合器
CN101308274B (zh) * 2007-05-14 2010-06-30 Sfa股份有限公司 用以将印刷电路压焊到平板显示器面板的设备与方法
CN101762897B (zh) * 2008-12-24 2011-12-07 株式会社日立高新技术 衬底处理装置和平板显示器的制造装置

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