JP2011165702A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は基板の側辺部の上面にTCPを精度よく実装できる実装装置を提供することにある。
【解決手段】一側部にTCP9が実装される基板がその一側部が外方へ突出する大きさに形成されたYテーブル4と、Yテーブルの基板の一側部に対応する側辺部の上面に長手方向に沿って形成され基板の一側部の載置テーブルの上面に位置する部分を全長にわたって吸着保持する吸引部25と、載置テーブルの上面から突出した基板の一側部の下面を支持するバックアップツール8と、バックアップツールによって下面が支持された基板の一側部の上面にTCPを実装する実装ツール21を具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は基板としての液晶表示パネルに電子部品としてのTCP(Tape Carrier Package)を実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、基板としての液晶表示パネルを製造する場合、その液晶表示パネルに電子部品としてのTCP(TAB部品)を実装装置によって実装するということが行われる。上記TCPを液晶表示パネルに実装する場合、上記TCPは金型装置によってキヤリアテープから打ち抜かれて受け体で受けられた後、その受け体によって所定の位置まで搬送される。ついで、TCPは所定の搬送位置で、所定角度ずつ間欠的に回転駆動されるインデックステーブルに設けられた複数の保持ヘッドに受け渡される。
インデックステーブルの保持部(実装手段)に受け渡されたTCPは、このインデックステーブルが間欠的に回転駆動されることで、上記TCPの端子部分のクリーニング及び保持ヘッドによる保持位置の位置決めが行われた後、実装位置に位置決めされる。
実装位置に搬送位置決めされたTCPは、撮像カメラによって上記表示パネルの側辺部とともに撮像されてX、Y座標が算出され、その算出に基づいて上記表示パネルの実装位置に位置決めされる。
TCPが位置決めされると、上記保持ヘッドが下降方向に駆動され、この保持ヘッドに保持されたTCPが上記基板の側辺部に実装される。このようにして、上記基板の側辺部には複数のTCPが所定間隔で順次実装されることになる。
このような先行技術は特許文献1に示されている。特許文献1では、インデックステーブルの保持部に受け渡されたTCPに異方性導電部材からなる粘着テープを貼着してから、そのTCPを基板に実装することが開示されている。
上記表示パネルは載置テーブル(実装テーブル)の上面に載置されて保持される。この載置テーブルは通常、表示パネルに比べて小さな面積に形成されている。それによって、載置テーブルに載置された表示パネルは周辺部が外方に突出するため、その突出した側辺部の上面にTCPを実装するとき、側辺部の下面をバックアップツールで支持することができるようになっている。
特開2009−10032号公報
ところで、上記表示パネルは厚さが1mm以下の非常に薄い2枚のガラス板を貼り合せた後、そのガラス板に偏光フィルムが貼着されるため、上記表示パネルは偏光フィルムの張力によってTCPが実装される側辺部が上方に向かって反っていることがある。
そのため、保持部に保持されたTCPを、上方に反った表示パネルの側辺部の上面に押し当てて実装すると、その押圧力によって表示パネルの側辺部が下方に変形するから、その変形によって表示パネルに対してTCPが位置ずれし、その実装精度が低下するということがある。
さらに、載置テーブルが表示パネルよりも小さな面積に形成されていることで、載置テーブルに保持された表示パネルは、TCPが実装される側辺部だけでなく、他の側辺部も載置テーブルの上面から外方へ突出することがある。その場合、表示パネルは載置テーブルから突出した側辺部の重量によっても変形することがあるため、その変形によってTCPの実装精度が低下するということもある。
この発明は、基板の電子部品が実装される側辺部に変形が生じることがないよう、その基板を保持できるようにすることで、基板に対する電子部品の実装精度を向上させることができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、電子部品を基板の一側部の上面に実装する実装装置であって、
上面に上記基板が載置されるとともに、この基板の上記一側部が外方へ突出する大きさに形成された載置テーブルと、
この載置テーブルの上記基板の一側部に対応する側辺部の上面に長手方向に沿って形成され上記基板の一側部の上記載置テーブルの上面に位置する部分を全長にわたって吸着保持する吸引部と、
上記載置テーブルの上面から突出した上記基板の一側部の下面を支持するバックアップツールと、
このバックアップツールによって下面が支持された上記基板の一側部の上面に上記電子部品を実装する実装手段と
を具備したことをと特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記載置テーブルの上記基板の一側部に対応する上記側辺部には、その側辺部の長手方向に沿って上記吸引部が複数に分割されて形成されていて、
複数の吸引部は上記基板の一側部の長さに応じて吸引力の発生が制御されることが好ましい。
上記バックアップツールの上記基板の一側部の先端部下面を支持する上面には、この基板の先端部下面を吸着保持する吸引孔が形成されていることが好ましい。
上記バックアップツールに形成された吸引孔には、この吸引孔に吸引力を生じさせる吸引管が接続され、この吸引管には上記吸引孔に生じた吸引力によって上記基板の先端部下面が上記バックアップツールの上面に吸着されたか否かを検出するセンサが設けられていることが好ましい。
この発明は、電子部品を基板の一側部の上面に実装する実装方法であって、
上記基板の上記一側部が外方へ突出する大きさに形成された載置テーブルの上面に上記基板を載置する工程と、
上記載置テーブルの上面に載置された上記基板の一側部の上記載置テーブルの上面に位置する部分を全長にわたって吸着保持する工程と、
上記載置テーブルの上面から突出した上記基板の一側部の下面をバックアップツールによって支持する工程と、
上記バックアップツールによって下面が支持された上記基板の一側部の上面に上記電子部品を実装手段によって実装する工程と
を具備したことをと特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記実装手段によって上記基板の一側部の上面に上記電子部品を実装するとき、上記バックアップツールの上端面によって上記基板の一側部の下面を吸着保持する工程と、
上記基板の一側部の下面が上記バックアップツールの上端面に吸着保持されているか否かを検出する工程と
をさらに備えていることが好ましい。
この発明によれば、載置テーブルを基板の電子部品が実装される一側部が突出する大きさにし、基板の一側部を全長にわたって上記載置テーブルの上面に吸着保持するようにした。
そのため、基板の一側部を変形のない状態にして電子部品を実装することができるから、実装時に基板が変形して電子部品の実装精度が低下するのを防止することができる。
この発明の一実施の形態の実装装置の概略的構成を示す正面図。 バックアップツールの部分を示す側面図。 Yテーブルの平面図。 Yテーブルに形成された吸引部の1つを拡大して示す平面図。 図4のV−V線に沿う吸引部の断面図。 バックアップツールの斜視図。 バックアップツールの吸引孔に吸引力を発生させるための配管経路図。 制御装置による各部の駆動を示す制御系統図。 (a)はYテーブルに載置された基板の一側部が上方に反った状態を示す図、(b)は基板の一側部にTCPを実装する際に、その一側部がYテーブルの吸引部及びバックアップツールに吸引されて反りが矯正された状態を示す図。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示す実装装置はベーステーブル1を備えている。このベーステーブル1上にはXテーブル2が設けられている。このXテーブル2は上記ベーステーブル1の一側面に設けられたX駆動源3によって同図に矢印で示すX方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Xテーブル2上には載置テーブルとしてのYテーブル4が水平方向において上記X方向と直交するY方向に沿って移動可能に設けられている。このYテーブル4は上記Xテーブル2の一側面に設けられたY駆動源5によって同図に矢印で示す上記X方向と直交するY方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Yテーブル4の上面、つまり保持面4aには、2枚のガラス板を貼り合わせた液晶セルなどの基板Wがその一側部だけをYテーブル4の一側から突出させて保持される。上記X駆動源3とY駆動源5とは図8に示す制御装置6によって駆動が制御される。それによって、基板Wを保持したYテーブル4は水平方向に対して位置決めされるようになっている。
上記Yテーブル4によって位置決めされた上記基板Wの一側部の上面には後述する電子部品としてのTCP9が実装される。そのとき、TCP9が実装される上記基板Wの一側部の下面はバックアップツール8によって支持される。つまり、バックアップツール8の幅寸法は、TCP9の幅寸法よりもわずかに大きき設定されている。
上記バックアップツール8は、図1と図2に示すようにバックアップテーブル11の上面に設けられた下部Z駆動源12によって上下方向に駆動可能となっている。上記ベーステーブル1の一端部の上面にはY方向に沿って下部Yガイドレール13が設けられている。
上記バックアップテーブル11は下部Yガイドレール13に沿って図示せぬリニアモータで駆動されるようになっている。それによって、上記バックアップツール8は上記基板Wの上記TCP9が実装される一側部の下面で、この一側部に沿うY方向に沿って駆動可能に設けられている。
上記バックアップツール8のY方向に沿う幅方向の両端部には上下方向に貫通する一対の取付け溝8aが形成されている。各取付け溝8aには撮像手段としての一対の撮像カメラ14a,14bが設けられている。一対の撮像カメラ14a,14bの撮像信号は図8に示すように画像処理部15でA/D変換(二値化処理)されて上記制御装置6に内蔵された算出手段としての演算処理部16に出力される。
上記演算処理部16で処理された一対の撮像カメラ14a,14bの撮像信号、つまり上記第1、第2の位置合わせマークの座標位置は駆動出力部17に出力される。そして、この駆動出力部17は上記演算処理部16で処理された上記第1、第2の位置合わせマークの座標位置に基いて上記X駆動源3とY駆動源5を作動させてYテーブル4、つまり基板Wの一対の第1の位置合わせマークがTCP9の一端部に設けられた一対の第2の位置合わせマークに一致するよう、上記Yテーブル4をX、Y方向に駆動位置決めする。
図1と図2に示すように、上記バックアップツール8の上方には実装ツール21が設けられている。この実装ツール21は先端部に吸着ノズル22を有し、この吸着ノズル22に上記TCP9の一端部が吸着保持される。上記実装ツール21はX・Y・θ・Z駆動源23によってX,Y,θ及びZ方向に駆動されるようになっている。
上記下部Z駆動源12及び上記X・Y・θ・Z駆動源23は上記制御装置6によって駆動が制御されるようになっている。そして、後述するように実装ツール21の吸着ノズル22に吸着保持されたTCP9は、上記基板Wの一側部の上面に実装される。
図3に示すように、上記Yテーブル4の一側部の上面には、この一側部の長手方向に対して所定間隔で複数の吸引部、この実施の形態では第1乃至第7の吸引部25a〜25gが形成されている。ここで、複数の吸引部全てを示す番号を25とする。
なお、上記基板Wは、上記Yテーブル4の吸引部25が形成された一側部から、TCP9が実装される一側部を所定長さ突出して載置される。
各吸引部25は、図4と図5に示すようにYテーブル4の上面に、この上面の上記長手方向と直交する方向に形成された1本の縦溝26a及びこの縦溝26aと直交して形成された複数の横溝26bを有し、上記縦溝26aには吸引孔27が一端を連通させて形成されている。この吸引孔27は他端をYテーブル4の下面に開放させている。
上記複数の吸引部25は、図3に示すように上記Yテーブル4の長手方向の中央に位置する第1の吸引部25a、この第1の吸引部25aの両側にそれぞれ形成された各一対の第2乃至第7の吸引部25b〜25gが第1の吸引部25aを中心にして対称に分けられている。
第1の吸引部25aには第1の吸引管29aの一端が接続され、各一対の第2乃至第7の吸引部25b〜25gには第2乃至第7の吸引管29b〜29gの一端がそれぞれ2つに分岐されて接続されている。各吸引管29a〜29nの他端はヘッダー30を介して上記制御装置6によって発停が制御される吸引ポンプ31に接続される。
第1乃至第7の吸引管29a〜29gの中途部にはそれぞれ第1乃至第7のテーブル用開閉制御弁32a〜32gが設けられている。各テーブル用開閉制御弁32a〜32gは、上記基板Wの一側部の長さ寸法に応じて上記制御装置6により開閉が制御される。
つまり、基板Wの一側部によって覆われる部分に対応位置する吸引部だけに上記吸引ポンプ31の吸引力が生じるよう、上記各吸引部に接続された吸引管の開閉制御弁が開放される。
たとえば、基板Wの一側部が図3に鎖線で示すよう第1乃至第5の吸引部25a〜25eを覆う大きさの場合、上記第1乃至第5の吸引部25a〜25eに接続された第1乃至第5の吸引管29a〜29eに設けられた第1乃至第5のテーブル用開閉制御弁32a〜32eが開放される。それによって、基板Wの一側部の下面は、上記第1乃至第5の吸引部25a〜25eによって長手方向の全長が上記Yテーブル4の一側部上面に吸着保持される。
図6と図7に示すように、上記バックアップツール8の幅方向の上記取付け溝8aよりも外方の両端部にはそれぞれ吸引孔34が一端をバックアップツール8の上面に開口させて形成されている。各吸引孔34の他端は上記バックアップツール8の側面に開口し、その他端には吸引管35の2つに分岐された部分の一端が接続されている。
各吸引管35の他端は上記吸引ポンプ31に接続されている。上記吸引管35の中途部には圧力センサ36及び上記制御装置6によって開閉が制御されるバックアップ用開閉制御弁37が介装されている。上記圧力センサ36は上記吸引孔34の上記バックアップツール8の上面に開口した一端が閉塞されて上記吸引管35内の圧力が上昇したときに作動する。
上記圧力センサ36が作動すると、その信号は上記制御装置6に出力される。つまり、基板WがYテーブル4によって位置決めされた後、上記バックアップツール8の上面が基板Wの一側部の上面のTCP9が実装される部分に対応する下面に接触したとき、上記バックアップツール8の吸引孔34に生じた吸引力によって基板Wの一側部の下面が上記バックアップツール8の上面に対して隙間なく確実に吸着保持されると、上記圧力センサ36が作動して信号が制御装置6に出力される。
そして、上記圧力センサ36からの信号が制御装置6に出力されると、この制御装置6は上記実装ツール21をX、Y方向に駆動してこの実装ツール21に保持されたTCP9を上記基板Wに対して位置決めした後、Z方向下方に駆動して上記基板Wの下面が上記バックアップツール8によって支持された部分の上面に実装するようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって基板Wの一側部の上面にTCP9を実装するときの動作を図9(a),(b)を参照しながら説明する。
まず、Yテーブル4の上面に基板Wを図示しないロボットなどによって供給載置する。このとき、基板WのTCP9が実装される一側部だけを、図3に鎖線で示すように上記Yテーブル4の一側部から外方へ突出させる。基板Wの一側部がYテーブル4の一側部から突出する長さ、つまり図9(a)にLで示すオーバハング量は従来に比べて小さく設定されている。この実施の形態ではオーバハング量は30mmに設定される。
Yテーブル4の上面に基板Wを供給載置したならば、このYテーブル4の一側部の上面に形成された第1乃至第7の吸引部25a〜25gのうち、図3に鎖線で示す上記基板Wの一側部によって覆われた複数の吸引部、この実施の形態では第1乃至第5の吸引部25a〜25eに吸引力を発生させる。つまり、吸引ポンプ31を作動させると同時に、第1乃至第5の吸引部25a〜25eに接続された吸引管29a〜29eに設けられたテーブル用開閉制御弁32a〜32eを開放させる。
それによって、第1乃至第5の吸引部25a〜25eに吸引力が発生するから、その吸引力によって基板Wの一側部の下面がYテーブル4の上面に吸着保持される。つまり、基板Wの一側部がたとえば基板Wの上面に貼着された偏光フィルムなどの影響によって図9(a)に示すように上方に向かって反っていても、第1乃至第5の吸引部25a〜25eに発生する吸引力によってYテーブル4の上面に吸着保持されることで、図9(b)に示すように一側部の上方への反りが除去される。つまり、基板Wの一側部は変形のないほぼ水平な状態でYテーブル4の上面に保持される。
基板Wの一側部のYテーブル4の上面からのオーバハング量を小さくしている。しかも、第1乃至第7の吸引部25a〜25gを、剛性を備えたYテーブル4の上面に開放する縦横の溝26a,26bによって形成した。
そのため、基板Wの一側部がYテーブル4の上面に吸着保持されることで、この基板Wの一側部はYテーブル4の一側部の上面、つまり水平面に倣って変形するから、基板Wの一側部が水平に保持される。しかも、基板Wの一側部のオーバハング量が小さいから、基板WのYテーブル4から突出した部分もほぼ水平な状態が維持される。
このようにして、基板Wの一側部の下面をYテーブル4の上面に吸着保持したならば、図9(a)に示すように、基板WのTCP9を実装する部分の下面にバックアップツール8を位置決めする。ついで、図9(b)に示すように、バックアップツール8を上面が基板Wの一側部の下面に接触するよう下部Z駆動源12によって上昇方向に駆動する。このときのバックアップツール8のZ方向の駆動は、バックアップツール8の上面がYテーブル4の上面と面一になるよう制御すればよい。
バックアップツール8を、上面が基板Wの一側部の下面に接触する高さまで上昇させたならば、バックアップツール8の吸引孔34に一端が接続された吸引管35に設けられたバックアップ用開閉制御弁37を開放し、上記吸引孔34に吸引ポンプ31の吸引力を発生させる。
それによって、基板Wの一側部のTCP9が実装される部分、つまりYテーブル4の上面の第1乃至第5の25a〜25eによって吸着された部分よりも先端側の部分のうち、上面にTCP9が実装される部分の下面がバックアップツール8の上面に吸着保持される。
つまり、Yテーブル4の一側部に形成された第1乃至第7の吸着部25a〜25gのうちの、第1乃至第5の吸着部25a〜25eによって基板Wの一側部が吸着されても、その一側部の上方への反りが確実に矯正されない状態であっても、基板Wの一側部の下面がバックアップツール8の上面に吸着されることで、上記基板Wの一側部の少なくともTCP9が実装される部分の反りは確実に矯正されることになる。
そして、基板Wの一側部のTCP9が実装される部分の下面がバックアップツール38の上面に吸着保持されると、吸引管35内の圧力が上昇するから、この吸引管35に設けられた圧力センサ36がその圧力上昇を検知し、その検知信号を制御装置6に出力する。
検知信号を受けた制御装置6はX・Y・θ・Z駆動源23に駆動信号を出力する。それによって、TCP9を保持した実装ツール21が基板Wの一側部の上方に位置決めされた後、下降方向に駆動されるから、上記実装ツール21に保持されたTCP9が上記基板Wの一側部の上面に実装されることになる。
上記実装ツール21がTCP9を上記基板Wの一側部の上面に実装するとき、基板Wの一側部の上方に向かって反った変形は矯正された状態にある。したがって、実装ツール21によってTCP9を介して基板Wの一側部が加圧されても、基板Wの一側部が下方へ変形するということがないから、TCP9を基板Wの一側部の上面に高い精度で実装することができる。つまり、TCP9は一対の撮像カメラ14a,14bの撮像に基く位置決め精度に応じた精度で実装することができる。
このようにして、基板Wの一側部の上面に1つのTCP9を実装したならば、その隣りに継ぎのTCP9を上述した手順で実装するということが繰り返して行なわれる。その際、バックアップツール8は下降させられて、つぎのTCP9が実装される部位に対応する位置まで、基板Wの一側部の長手方向に沿って移動させられる。
なお、基板Wの一側部の変形が矯正されずに、バックアップツール38の上面に基板Wの一側部の上面が確実に吸着保持されない場合には、圧力センサ36からの検出信号が制御装置6に出力されることがない。
したがって、その場合には制御装置6によって警報を出力するとともに、実装ツール21によるTCP9の実装を中止することで、実装不良の発生を未然に防止することができる。
また、Yテーブル4は、基板WのTCP9が実装される一側部だけを外方へ突出させる大きさに設定されている。そのため、基板Wは、TCP9が実装される一側部以外の部分がYテーブル4の側辺部から外方へ突出することなく保持されている。つまり、基板WはYテーブル4に対して一側部だけしかオーバハングしていない。
そのため、基板WはYテーブル4からのオーバハングによる変形、つまり基板Wのオーバハングした部分の重量による変形がほとんど生じることがない。そのため、Yテーブル4に保持された基板Wが複雑な状態で変形し、TCP9の実装時に基板Wの一側部が吸引部25a〜25gで吸着されたり、バックアップ8で吸着されても、その変形状態が矯正され難くなるということを防止できるから、そのことによってもTCP9の実装精度を向上させることができる。
上記Yテーブル4の一側部の上面に形成された各吸引部25a〜25gは、1本の縦溝6aと複数の横溝26bによって形成されている。そのため、各吸引部25a〜25gを、従来のように吸引孔や吸着パッドによって形成した場合に比べ、基板Wを広い面積で確実に吸着保持することができる。
しかも、縦溝6aと横溝26bはそれぞれの溝の長手方向に対して所定の長さで連続しているから、上方に向かって反った基板WをYテーブル4の一側部の上面に確実に吸着することができる。そのため、基板Wの側辺部を反りのない状態に精度よく位置決めすることが可能となる。
各吸引部25a〜25gによって基板Wの一側部の反りが確実に除去されれば、バックアップツール8によって基板Wが支持されたとき、圧力センサ36が基板Wの支持状態を不良と判定し、その検出に基いて装置を停止させるということがなくなるから、実装装置の稼働率を向上させることができるということもある。
上記各吸引部25a〜25gは、Yテーブル4の一側部の中心部に設けられた第1の吸引部25aを中心にして第2乃至第7の吸引部25b〜25gが左右対称に設けられている。
そのため、基板Wの品種(サイズ)が変更になった場合、テーブル用開閉制御弁32a〜32gの開閉を制御装置6によって制御するだけで、基板Wの一側部をYテーブル4の上面に確実に吸着保持することが可能となる。つまり、基板Wのサイズが変更になったときの対応を迅速に行なうことができるから、そのことによっても稼働率を向上させることができる。
上記第1乃至第7の吸引部25a〜25gをYテーブル4の一側部に設けるようにした。そのため、基板WはTCP9が実装される側辺部だけがYテーブル4に吸着され、他の部分は吸着されることがない。
基板Wを吸着保持すると、基板Wに作用する吸引力で基板Wが損傷したり、基板Wに吸引痕が付く虞がある。しかしながら、この実施の形態では、基板Wは一側部だけが吸引されてYテーブル4に保持されるため、吸引による損傷や吸引痕が付着する度合或いは確率を大幅に低減することができる。つまり、基板Wの品質低下を防止することができる。
さらに、Yテーブル4の一側部にだけ第1乃至第7の吸引部25a〜25gを設ける構成であるから、全体に吸引部を設ける場合に比べてYテーブル4の構成の簡略化を図ることができるということもある。
なお、上記一実施の形態では基板にTCPを実装するとき、バックアップツールを上昇させるようにしたが、Yテーブルを上下方向に駆動できるようにし、このYテーブルを下降させるようにしてもよい。
また、基板の一側部が上方に向かって反っている場合を例に挙げて説明したが、下方に向かって反っている場合であっても、この発明を適用することができる。
また、基板の一側部の下面を支持するバックアップツールの幅寸法は、上面に実装されるTCPの幅寸法と対応する部分だけを支持する長さにした例を挙げて説明したが、基板の一側部に実装されるTCPの数が少ない、基板が比較的小型の場合には、その基板の一側部の下面のほぼ全長を支持することができる長さであっても差し支えない。
また、上記一実施の形態では、Yテーブルは基板WのTCPが実装される一側部だけを外方へ突出させる大きさに設定されているとしたが、Yテーブルは基板の一側部以外の側辺部が突出する大きさであっても、その突出長さが基板の変形を招くことのない範囲内であれば差し支えない。たとえば、基板の一側部以外の側辺部の突出長さが30mm位であれば、その突出によって基板が変形することがないことが実験的に確認されている。
4…Yテーブル(載置テーブル)、6…制御装置、8…バックアップツール、9…TCP(電子部品)、11…バックアップツール、21…実装ツール、25a〜25n…第1乃至第nの吸引部、26a…縦溝、26b…横溝、34…吸引孔、35…吸引管、36…圧力センサ。

Claims (6)

  1. 電子部品を基板の一側部の上面に実装する実装装置であって、
    上面に上記基板が載置されるとともに、この基板の上記一側部が外方へ突出する大きさに形成された載置テーブルと、
    この載置テーブルの上記基板の一側部に対応する側辺部の上面に長手方向に沿って形成され上記基板の一側部の上記載置テーブルの上面に位置する部分を全長にわたって吸着保持する吸引部と、
    上記載置テーブルの上面から突出した上記基板の一側部の下面を支持するバックアップツールと、
    このバックアップツールによって下面が支持された上記基板の一側部の上面に上記電子部品を実装する実装手段と
    を具備したことをと特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記載置テーブルの上記基板の一側部に対応する上記側辺部には、その側辺部の長手方向に沿って上記吸引部が複数に分割されて形成されていて、
    複数の吸引部は上記基板の一側部の長さに応じて吸引力の発生が制御されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記バックアップツールの上記基板の一側部の先端部下面を支持する上面には、この基板の先端部下面を吸着保持する吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 上記バックアップツールに形成された吸引孔には、この吸引孔に吸引力を生じさせる吸引管が接続され、この吸引管には上記吸引孔に生じた吸引力によって上記基板の先端部下面が上記バックアップツールの上面に吸着されたか否かを検出するセンサが設けられていることを特徴とする請求項3記載の電子部品の実装装置。
  5. 電子部品を基板の一側部の上面に実装する実装方法であって、
    上記基板の上記一側部が外方へ突出する大きさに形成された載置テーブルの上面に上記基板を載置する工程と、
    上記載置テーブルの上面に載置された上記基板の一側部の上記載置テーブルの上面に位置する部分を全長にわたって吸着保持する工程と、
    上記載置テーブルの上面から突出した上記基板の一側部の下面をバックアップツールによって支持する工程と、
    上記バックアップツールによって下面が支持された上記基板の一側部の上面に上記電子部品を実装手段によって実装する工程と
    を具備したことをと特徴とする電子部品の実装方法。
  6. 上記実装手段によって上記基板の一側部の上面に上記電子部品を実装するとき、上記バックアップツールの上端面によって上記基板の一側部の下面を吸着保持する工程と、
    上記基板の一側部の下面が上記バックアップツールの上端面に吸着保持されているか否かを検出する工程と
    をさらに備えていることを特徴とする請求項5記載の電子部品の実装方法。
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