JP2002312893A - 通信ネットワークによるタクシー予約及び配車の方法、その通信システム並びにプログラム - Google Patents

通信ネットワークによるタクシー予約及び配車の方法、その通信システム並びにプログラム

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JP2002312893A
JP2002312893A JP2001118839A JP2001118839A JP2002312893A JP 2002312893 A JP2002312893 A JP 2002312893A JP 2001118839 A JP2001118839 A JP 2001118839A JP 2001118839 A JP2001118839 A JP 2001118839A JP 2002312893 A JP2002312893 A JP 2002312893A
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taxi reservation
reservation
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Akira Konishi
亮 小西
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NEXTEL Inc J
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち合わせ場所を予約者がタクシー予約セン
ターなどに容易かつ正確に通知し、正確かつ確実な配車
を可能にする。 【解決手段】 移動端末1Aが、タクシー予約場所の絶
対位置を計測してタクシー予約センタ通信装置cont
に転送し、かつ、電話通話を行う。タクシー予約センタ
通信装置contが、電話通話によって移動端末1Aに
タクシー予約番号を含む事項を連絡し、かつ、タクシー
予約にかかる無線一斉報知を行い、決定した一台の配車
タクシーの移動端末1Bにタクシー予約場所の絶対位置
表示した地図情報を転送する。タクシーの移動端末1B
が、タクシー予約センタ通信装置contからのタクシ
ー予約場所の報知に対して自車の配車可能を無線発信し
て通知し、かつ、受け取った地図情報を、測定した自車
走行位置とともにカーナビゲーション装置nviで表示
してタクシー予約場所に向かう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全地球方位計測シ
ステム(GPS: Global Positioning Systems)による
現在の絶対位置情報と通信ネットワークによる指定場所
へのタクシー配車依頼(適宜、タクシー予約と記載す
る)とともに、カーナビゲーションによるタクシー予約
場所への配車(走行移動)を行う通信ネットワークによ
るタクシー予約及び配車の方法、その通信システム並び
にプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タクシー予約は、電話通話によっ
て行うことが多いが、移動場所でのタクシー予約として
GPS測定よる絶対位置情報をタクシー予約センターな
どに通知する例がある。
【0003】例えば、特開平11−46164「移動物
体呼び出しシステム」公報例では、携帯電話機からGP
S測定による絶対位置情報をタクシー予約センターなど
に送信し、この絶対位置をタクシーに伝送して地図上に
表示して、特に、地理に不慣れなタクシー利用者の予約
連絡を容易にしている。
【0004】しかし、このようなシステムでは、タクシ
ー予約センターとの電話通話による会話説明を同時に行
っていないため、予約者側からタクシーの到着時間を指
定するなどの通知が容易にでき難い。また、GPS計測
値の誤差を補正(タクシー予約位置の補正)するよう
に、その待ち合わせ場所(例えば、ビル名とその入口の
精緻な待ち合わせ場所)を正確に通知でき難い。
【0005】また、予約者の絶対位置情報を受け取った
タクシー予約センター側からタクシーにタクシー無線を
通じた無線通話で連絡し、その絶対位置(予約場所)を
タクシー運転者がカーナビゲーション装置に手動入力し
ている。したがって、その操作が面倒である。
【0006】しかもタクシー側のカーナビゲーション装
置に最新の地図情報媒体(例えば、CD−ROM)を装
備していない場合は、より確実な地図情報に基づいた配
車(走行移動)ができ難い。さらに、全車のカーナビゲ
ーション装置に、常に最新の地図情報を格納した記録媒
体を装備する必要があり、その費用が嵩む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、次の不都合がある。 (1)GPS計測値(絶対位置情報)の通知とともに、
同時に電話通話が出来ないため、タクシー予約場所を正
確に伝達でき難いとともに、タクシー予約受付側でも、
正確にタクシー予約場所を把握できない。 (2)タクシー側では、受信したタクシー予約者の位置
(GPS計測値の絶対位置情報)をカーナビゲーション
装置に設定する走行中のタクシー運転者による手動操作
が面倒である。 (3)カーナビゲーション装置に最新の地図情報媒体を
装備していない場合は、より確実な地図情報に基づいた
正確な配車ができ難い。 (4)全車のカーナビゲーション装置に、常に最新の地
図情報を格納した記録媒体を装備する必要があり、その
費用が嵩む。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、タクシー予約の場所を容易
かつ正確に通知できるとともに、タクシー予約場所に向
かう際の表示地図上の走行移動が容易に行われ、かつ、
より正確で確実なタクシー予約にかかる配車が可能にな
るとともに、その費用低減が可能になる、通信ネットワ
ークによるタクシー予約及び配車の方法、その通信シス
テム並びにプログラムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の通信ネットワークによるタクシー予約及び
配車の方法は、移動側装置からタクシー予約受付側装置
への絶対位置情報通知及び電話通話によるタクシー予約
に伴う情報を受け取ったタクシー移動側装置がタクシー
予約場所への配車走行移動を行うものであり、移動側が
タクシー予約場所の絶対位置を計測するステップと、移
動側がタクシー予約受付側に無線発信して前記絶対位置
情報を転送し、かつ、電話通話を行うステップと、この
電話通話によってタクシー予約受付側が移動側に少なく
ともタクシー予約番号を連絡するステップと、タクシー
予約受付側がタクシー移動側に無線発信して少なくとも
タクシー予約場所を一斉報知するステップと、タクシー
移動側が、一斉報知を受信し、自車のタクシー予約場所
への配車可能をタクシー予約受付側に無線発信して通知
するステップと、タクシー予約受付側がタクシー移動側
との無線交信を通じて一台の配車タクシー移動側を決定
するステップと、この決定したタクシー移動側にタクシ
ー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示した
地図情報をデータベースによって生成して転送するステ
ップと、タクシー移動側が受け取った地図情報を表示す
るステップとを有することを特徴としている。
【0010】本発明の方法は、前記タクシー移動側が受
け取った地図情報を表示するステップの次に、タクシー
移動側が、移動側とタクシー予約及び到着時間を含む事
項にかかる電話通話行うステップを、さらに有すること
を特徴としている。
【0011】本発明の方法は、前記タクシー移動側が受
け取った地図情報を表示するステップの次に、タクシー
移動側の走行に伴う絶対位置を連続して計測するステッ
プと、このタクシー移動側の絶対位置を、表示地図上に
走行とともに連続して示すステップとをさらに有するこ
とを特徴としている。
【0012】本発明の方法は、前記タクシー移動側が受
け取った地図情報を表示するステップの次に、前記移動
側が、連絡済みのタクシー予約地点の絶対位置情報が変
化したかを判断するステップと、この判断で絶対位置情
報が変化した場合に、新たな絶対位置情報を移動側がタ
クシー予約受付側に無線発信して転送するステップとを
さらに有することを特徴としている。
【0013】本発明の方法は、前記タクシー移動側にタ
クシー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示
した地図情報を転送するステップにおいて、タクシー予
約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情報と、この
広範囲の地図情報における部分を拡大した地図情報をタ
クシー予約受付側がタクシー移動側に同時に転送し、か
つ、タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するス
テップにおいて、転送されてきた前記広範囲の地図情報
と前記部分を拡大した地図情報とを選択的に表示するこ
とを特徴としている。
【0014】本発明の方法は、前記タクシー移動側にタ
クシー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示
した地図情報を転送するステップにおいて、タクシー予
約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情報と部分を
拡大した地図情報とを、タクシー予約受付側がタクシー
移動側からの転送指示に基づいて選択的に転送すること
を特徴としている。
【0015】本発明の方法は、前記絶対位置計測を、衛
星電波を受信して行うことを特徴としている。
【0016】本発明の方法は、前記移動側又はタクシー
移動側の絶対位置を衛星電波を受信して計測する際に、
少なくとも衛星からの3波の電波を受信して緯度、経度
の二次元の絶対位置情報、又は少なくとも衛星からの4
波の電波を受信して緯度、経度及び高度の、三次元の絶
対位置情報を得るとともに、この絶対位置を表示した地
図情報をタクシー予約受付側がタクシー移動側に転送
し、かつ、タクシー移動側が、受け取った地図情報に二
次元又は三次元に基づいたタクシー予約場所を表示する
ことを特徴としている。
【0017】本発明の方法は、前記タクシー予約受付側
がタクシー予約場所の絶対位置を表示した地図情報をデ
ータベースによって生成して転送するステップにおい
て、音声出力及び動く画像の情報による地図情報を生成
し、かつ、この音声出力及び動く画像による地図情報を
タクシー移動側で表示することを特徴としている。
【0018】本発明のタクシー予約配車通信システム
は、移動端末からの絶対位置情報及び電話通話によるタ
クシー予約受付通信装置へタクシー予約を行い、かつ、
前記タクシー予約受付通信装置とタクシー移動通信装置
との間の通信による情報に基づいてタクシー予約場所へ
の配車走行移動を行うものであり、前記移動端末が、計
測したタクシー予約場所の絶対位置情報を前記タクシー
予約受付通信装置に無線発信して転送し、かつ、電話通
話を行い、前記タクシー予約受付通信装置が、電話通話
によって前記移動端末に少なくともタクシー予約番号を
連絡し、かつ、タクシー予約場所を無線発信して一斉報
知し、かつ、前記タクシー移動通信装置との無線交信を
通じて一台の配車を決定し、この決定した前記タクシー
移動通信装置にタクシー予約場所の絶対位置を表示した
地図情報をデータベースによって生成して転送し、前記
タクシー移動通信装置が、前記タクシー予約受付通信装
置からのタクシー予約場所の一斉報知に対して自車の配
車可能を前記タクシー予約受付通信装置に無線発信して
通知し、かつ、前記タクシー予約受付通信装置から受け
取った地図情報を表示することを特徴としている。
【0019】本発明の通信システムは、前記移動端末と
して、情報通信及び移動電話通話を行う携帯電話機と、
衛星電波を受信し、自己絶対位置を検出して前記携帯電
話機に転送するGPS装置とを備えることを特徴として
いる。
【0020】本発明の通信システムは、前記タクシー移
動通信装置として、情報通信及び移動電話通話を行う携
帯電話機と、衛星電波を受信し、自己絶対位置を検出し
て転送するGPS装置と、このGPS装置からの自己絶
対位置情報を、タクシー予約受付通信装置から転送され
てきた地図上に走行とともに連続して表示するカーナビ
ゲーション装置とを備えることを特徴としている。
【0021】本発明の通信システムは、前記カーナビゲ
ーション装置に、方向検出及び距離検出に対応して、走
行位置を地図上に一致させる補正を行う相対位置検出手
段を備えることを特徴としている。
【0022】本発明の通信システムは、前記タクシー予
約受付通信装置に、移動端末及びクシー予約受付通信装
置との間で移動電話通話を行う電話通話通信手段を備え
ることを特徴としている。
【0023】本発明の通信システムは、前記移動端末
が、タクシー予約場所の緯度、経度の二次元の絶対位
置、又は緯度、経度及び高度の三次元の絶対位置を計測
し、この二次元又は三次元の絶対位置情報を、タクシー
予約受付通信装置を通じて、タクシー移動通信装置が受
け取って、表示することを特徴としている。
【0024】本発明の通信システムは、前記タクシー予
約受付通信装置が、タクシー移動通信装置に転送する地
図情報を、音声出力及び/又は動的な画面の情報に生成
してタクシー移動通信装置へ転送し、この音声出力及び
/又は動的な画面表示を前記タクシー移動通信装置が行
うことを特徴としている。
【0025】本発明の通信システムは、前記タクシー予
約受付通信装置が、データベースの地図情報を、通信を
通じて取り込んで更新することを特徴としている。
【0026】本発明のプログラムは、移動端末が、タク
シー予約場所の絶対位置を計測するステップと、タクシ
ー予約受付依頼のために無線発信し、前記絶対位置情報
を転送するステップと、タクシー予約受付依頼のための
電話通話を行うステップとの制御を実質的なコンピュー
タが実行するものである。
【0027】本発明のプログラムは、タクシー予約受付
通信装置が、電話通話によって少なくともタクシー予約
番号連絡するステップと、タクシー予約場所を無線発信
して一斉報知するステップと、無線発信による交信を通
じて一台の配車を決定してタクシー予約場所の絶対位置
を表示した地図情報をデータベースによって生成して転
送するステップとの制御を実質的なコンピュータが実行
するものである。
【0028】本発明のプログラムは、タクシー移動通信
装置が、タクシー予約受付にかかるタクシー予約場所の
一斉報知に対して自車の配車可能を無線発信して通知す
るステップと、タクシー予約受付にかかる地図情報を表
示するステップとの制御を実質的なコンピュータが実行
するものである。
【0029】このような本発明では、移動地点でのタク
シー予約を、GPS計測値(タクシー予約場所の絶対位
置)の伝送とともに、移動端末とタクシー予約受付通信
装置との電話通話説明によって同時に行っている。
【0030】したがって、タクシー予約場所へのタクシ
ーの到着時間を指定するなどの通知や、GPS計測値の
誤差を補正するように、そのタクシー予約場所(例え
ば、ビル名とその入口のような精緻な待ち合わせ場所)
が容易かつ確実に通知され、かつ、タクシー予約受付通
信装置でもタクシー予約場所を容易かつ確実に把握でき
るようになる。
【0031】また、本発明では、タクシー予約にかかる
絶対位置を示した地図情報を、タクシー予約案内通信装
置から受信したタクシーに搭載したカーナビゲーション
装置が表示し、かつ、自車の走行位置を計測して自動的
に地図上に走行に対応して自動的に示している。
【0032】したがって、タクシー予約場所に向かうタ
クシーの配車の走行移動が、容易に行われる。
【0033】さらに、本発明では、タクシー予約案内通
信装置が、例えば、通信ネットワーク上で最新の地図情
報を更新して取得し、かつ、この最新の地図情報をタク
シーのカーナビゲーション装置が取り込んでいる。した
がって、最新の地図情報による正確かつ確実な配車が可
能になる。
【0034】また、本発明では、タクシーに搭載したカ
ーナビゲーション装置に最新の地図情報媒体を装備する
必要がなくなる。したがって、タクシー予約にかかる設
備投資の費用が低減する。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の通信ネットワーク
によるタクシー予約及び配車の方法、その通信システム
並びにプログラムの実施形態を図面参照の上で詳細に説
明する。
【0036】図1は本発明の実施形態における構成を示
す外観・ブロック図である。図1において、この例は、
移動電話の運用及びGPSによる現在の移動地点におけ
る絶対位置(緯度、経度)を計測してタクシー予約を行
う移動端末1A(請求項における移動側装置に対応す
る)を有している。
【0037】さらに、この例には、移動端末1Aの移動
位置情報を取得するタクシーTAに搭載した移動端末1
B(請求項におけるタクシー移動側装置及びタクシー移
動通信装置に対応する)を有し、かつ、移動端末1A,
1Bが、無線区間(エアーインタフェース)でセル基地
局・交換制御局(BS・MCC)2A,2Bにそれぞれ
に収容されている。このセル基地局・交換制御局2A,
2Bと、それぞれインターネットゲートウェイ(GW)
3A,3Bを通じてインターネット回線網4に接続され
ている。
【0038】また、インターネット回線網4には、移動
端末1Aからのタクシー予約を受け付けて、その手配
(配車)を行うタクシー予約センタ通信装置cont
(請求項におけるタクシー予約受付側装置及びタクシー
予約受付通信装置に対応する)が接続されている。
【0039】タクシー予約センタ通信装置contは、
ここでの制御を実行する制御装置5とともに、地図情報
を格納した地図データベース装置6と、移動端末1Aか
らのタクシー予約場所(絶対位置)と地図を表示する小
型汎用コンピュータ7と、インターネット電話通話を実
行するためのVoIP接続装置8(請求項における電話
通話通信手段に対応する)と、移動端末1A,1Bとの
インターネット電話通話を行うVoIP電話装置9(請
求項における電話通話通信手段に対応する)とを有して
いる。
【0040】なお、地図データベース装置6は、タクシ
ー予約センタ通信装置contと一体的に構成されてい
るが、インターネット回線網4上にタクシー予約センタ
通信装置contと、地図データベース装置6を離間し
て配置し、かつ、双方向通信によって、以降で説明する
一連の転送処理を実行するようにしても良い。
【0041】この構成によって、タクシー予約センタ通
信装置contが、地図情報を提供するウェブサイトか
ら、最新の地図情報を取得できるようになる。
【0042】なお、地図データベース装置6に、地図情
報を提供するウェブサイトから、最新の地図情報を取得
して更新することも可能である。
【0043】図2は図1中の移動端末1Aの構成を示す
ブロック図である。図2において、移動端末1Aは、セ
ルラー移動電話システム(PDC)であり、かつ、タク
シー予約センタ通信装置contへのアクセスを行うた
めのウェブブラウザ(例えば、移動通信網専用のHTM
Lタグ記述の伝送を処理)を搭載した携帯電話機10
(請求項における電話通話通信手段に対応する)ととも
に、タクシー予約地点の絶対位置(緯度、経度)を検出
するGPS受信機30を有している。
【0044】携帯電話機10は、例えば、次の構成が既
知である。携帯電話機10は、無線送受信部11と、変
調/復調部12と、時分割/多重分離部13と、コーデ
ック(符号化/復号化)部14と、送話用マイクロホン
15と受話用スピーカ16と、例えば、周波数切替シン
セサイザ制御及び受信電界強度(RSSI)検出を行う
受信処理部17と、マイクロプロセッサ(MPU)18
と、着信表示発光ダイオードや液晶ディスプレイなどの
表示部19と、テンキー及び機能キーからなるキーパッ
ド20と、外部インタフェース(I/F)部21と、メ
モリ22とを有している。
【0045】なお、移動端末1Aと一体的に構成される
GPS受信機30は、例えば、次の構成である。
【0046】GPS受信機30は、天空を飛翔する少な
くとも3個のGPS衛星satからのGPS電波Wa,
Wb,Wcを受信する平面偏波無指向性受信用のアンテ
ナ31と、高周増幅、周波数変換、検波などを行う無線
受信部32とともに、現在の絶対位置(緯度、経度、高
度)情報を算出するデジタルシグナルプロセッサ(DS
P)33と、現在絶対位置情報の計測転送を指示する操
作部34と、GPS計測に関する表示文字サイズなどを
送出するためのホォント回路35と、例えば、画像デー
タを表示データに変換するV−RAM36と、メモリ3
7と、携帯電話機10とのデータやり取りを行うインタ
フェース(I/F)部38とを有している。
【0047】操作部34は、タッチパネルとして構成さ
れ、又はリモートコントローラシステムとして実現され
る場合が多い。
【0048】なお、このGPS受信機30は、移動端末
1Aに携帯電話機10とともに一体的に構成している
が、携帯電話機10にGPS受信機30を外付けとする
構成でも良い。
【0049】図1中の移動端末1Bの構成について説明
する。移動端末1Bは、図2中の携帯電話機10ととも
に、カーナビゲーション装置nviを有している。
【0050】図3は、タクシーTAに搭載したカーナビ
ゲーション装置nviの構成例を示すブロック図であ
る。図3において、このカーナビゲーション装置nvi
は、図2に示すGPS受信機30と同様のアンテナ31
からインタフェース(I/F)部38までの構成ととも
に、次の追加構成を有している。
【0051】このカーナビゲーション装置nviは、さ
らに、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)60を有
している。デジタルシグナルプロセッサ60は、携帯電
話機10がタクシー予約センタ通信装置contから転
送されてきた最新の地図情報に、デジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)33が算出した現在移動地点の絶対位
置を示すとともに、相対位置検出器63からの検出値で
地図上の現在移動位置を補正する。
【0052】また、カーナビゲーション装置nviに
は、地図情報を表示するカラー液晶ディスプレイ62
と、方向検出及び距離検出を行う相対位置検出器63
(請求項における相対位置検出手段に対応する)とが設
けられている。
【0053】なお、デジタルシグナルプロセッサ33,
60の処理は、同様に動作するマイクロコンピュータと
プログラム(ソフトウェア)の組み合わせの構成でも実
現できる。
【0054】図4は図1中の制御装置5の要部構成例を
示すブロック図である。図4において、この例の制御装
置5は、例えば、TCP/IP(TransmissionControl
Protocol/Internet Protocol)を実行するLANシステ
ムとして構築されている。
【0055】この制御装置5には、インターネット回線
網4に接続するための回線接続装置(例えば、ISDN
に接続するためのデジタル終端接続装置/DSU、侵入
防止用のファイアウォールアプリケーションを実装した
ルータなど)41を備えている。さらに、この制御装置
5には、基幹的な通信処理を実行するための主コンピュ
ータであるウェブ(Web)サーバ42と、FTP(Fi
le Transfer Protocol)ファイル転送用のFTPサーバ
43と、暗号化通信プロトコル(SSL:Secure Socket
s Layer)を実行するSSLサーバ44と、地図データ
ベース装置6での、最新の地図情報格納とともに、タク
シー予約者の絶対位置に対応する地図情報をトラッキン
グ処理で読み出す制御を実行するためのデータベース
(D/B)サーバ45とを有している。
【0056】なお、この制御装置5は、一例としての構
成であり、データ処理量が少ない場合は、ウェブサーバ
42の一つに上記したFTPサーバ43からデータベー
ス(D/B)サーバ45までの機能を持たせることも出
来る。
【0057】図5はVoIP電話装置9の要部構成例を
示すブロック図である。図5において、このVoIP電
話装置9の構成例では、送受信インタフェース部50
と、符号化・復号化部51と、音量可変オーディオ部5
2と、マイクロコンピュータ53と、音声通話用のマイ
クロホン54a及びスピーカ54bと、ブートプログラ
ム及びVoIP音声通話制御プログラムを格納したメモ
リ55と、CRT,LCDの表示部56と、操作部(テ
ンキー、機能選択キー)57等を備えている。
【0058】以下、実施形態の基本的な動作について説
明する。
【0059】図1及び図2において、移動端末1A,1
Bの携帯電話機10は、電話通話にかかる動作を行い、
かつ、ウェブブラウザ(アプリケーション)によるイン
ターネットアクセスを、通信プロトコル変換(インター
ネットGW3)及びエアーインタフェース処理(セル基
地局・交換制御局)を通じて行う。
【0060】携帯電話機10は、例えば、インターネッ
ト回線網4を通じたタクシー予約センタ通信装置con
tへウェブブラウザのアプリケーション動作でのIPパ
ケットによるインターネットアクセス及びインターネッ
ト電話通話を実行する。
【0061】携帯電話機10は、セル基地局・交換制御
局2のサービスエリア内に移動すると、制御チャネル
(CCH)をスキャンしてモニタし、最大受信電界強度
の制御チャネルを捕捉する。この位置登録後は、既知の
発呼(発信)又は着呼(着信)に対する通信シーケンス
が実行される。
【0062】また、図1及び図2において、GPS受信
機30及びカーナビゲーション装置nviは、GPS計
測による現在の絶対位置(緯度、経度)を検出する。す
なわち、天空を飛翔する少なくとも3個のGPS衛星s
atが送信するGPS電波Wa,Wb,Wcを平面偏波
無指向性受信用のアンテナ31及び無線受信部32で受
信して、この受信地点の絶対位置を検出する。
【0063】この絶対位置情報は、デジタルシグナルプ
ロセッサ33が、スペクトル逆拡散、距離測定、ドップ
ラ測定、軌道データ処理を行い、これらの情報から位置
計算及び移動速度方位計算を行って検出する。
【0064】また、図1及び図3において、移動端末1
Bのカーナビゲーション装置nviでは、デジタルシグ
ナルプロセッサ33からの絶対位置情報を、タクシーT
Aの走行状態(方向検出及び距離検出)に対応した相対
位置検出器63からの検出値でデジタルシグナルプロセ
ッサ62が地図上の道路などに一致させる補正を行って
いる。
【0065】図1及び図4において、タクシー予約セン
タ通信装置contは、移動端末1Aからのタクシー予
約によって転送されてきた絶対位置情報に対応する地図
情報を地図データベース装置6から読み出す制御を行
う。
【0066】図4に示すウェブサーバ42は、インター
ネット通信として周知のTCP/IPによる通信接続処
理、地図情報中における文字記述や電子メールでのHT
ML(Hyper Text Markup Language)による言語処理機
能(文章、音声、データ圧縮によるJPEG静止画又は
MPEG動画処理も含む)、及びHTTP(Hypertext
Transport Protocol)によるハイパーリンク機能による
転送双方向通信、FTPサーバ43によるファイル転
送、及びCGI(Common Gateway Interface)による外
部アプリケーションをそれぞれに実行する。このための
インターネットアクセス用のウェブブラウザを搭載して
いる。
【0067】さらに、地図データベース装置6では、地
図情報を処理するための、ビットマップ画像ファイルを
保存する、例えば、TIFF(Tagged Image File Form
at)とともに、機種や使用フォントに関わらず作成時の
イメージを保った精緻な地図情報の変換が可能な、例え
ば、PDF(Portable Document Format)ファイルによ
って高微細画像の地図情報を生成かつ処理する。このよ
うな各装置は、周知のIPパケットによるファイル転送
を双方向通信で行っている。
【0068】図1及び図5において、VoIP電話装置
9は、符号化及び復号化によるインターネット電話通話
(ITU−T勧告H.324準拠)を実行する。
【0069】次に、全体動作の伝送及び処理について説
明する。
【0070】図6は実施形態における全体動作の処理手
順を示すシーケンス・フローチャートである。図6にお
いて、まず、タクシー予約を行うために、移動端末1A
のGPS受信機30が移動地点の絶対位置(緯度、経
度)のGPS計測を行って携帯電話機10に転送する
(ステップS1)。移動端末1Aの携帯電話機10が、
絶対位置情報の取り込みを判断して(ステップSa)、
タクシー予約センタ通信装置contに電話番号を入力
して発信する(ステップSb)。タクシー予約センタ通
信装置contとの回線接続(リンクオープン)が行わ
れ、インターネット電話による通話とともに、タクシー
予約を行った場所の絶対位置情報が転送される。
【0071】タクシー予約センタ通信装置contが、
移動端末1Aからのタクシー予約にかかる絶対位置情報
の取り込みを判断し(ステップS10)、次に、タクシ
ー予約番号、例えば、3桁の数字や移動端末1Aの携帯
電話機10における電話番号をタクシー予約番号として
タクシー予約センタ通信装置contから移動端末1A
の携帯電話機10に連絡する。インターネット電話通話
で連絡し、又は電子メールで通知する(ステップS1
1)。
【0072】移動端末1Aの携帯電話機10は、タクシ
ー予約センタ通信装置contからのタクシー予約番号
の取り込みを判断して図2中のメモリ22に記憶する
(ステップSc,Sd)。タクシー予約番号は、タクシ
ーが到着した際のタクシー予約にかかる確認用である。
メモリ22にタクシー予約番号を格納するのは、この後
で予約場所を変更した場合に、その通知をタクシー予約
番号とともに連絡するためである。
【0073】タクシー予約センタ通信装置contで
は、タクシー予約番号を転送した後に、移動端末1Aの
携帯電話機10から受け取ったタクシー予約場所の絶対
位置情報に対応する地図情報を、図1及び図4に示す地
図データベース装置6から、データベースサーバ45の
制御で読み出す。そして、小型汎用コンピュータ7に地
図上にタクシー予約場所を示した地図情報を画面表示す
る(ステップS12)。
【0074】次に、タクシー予約センタ通信装置con
tは、移動端末1Bに発信して回線接続(リンクオープ
ン)を行う(ステップS13)。そして、タクシー予約
センタ通信装置contでは、VoIP接続装置8及び
VoIP電話装置9を通じてタクシー予約係とタクシー
TAの運転者との間でのインターネット電話通話が行わ
れ、タクシー予約係が、小型汎用コンピュータ7に表示
されたクシー予約場所を示した地図情報の表示画面を参
照しながら、そのタクシー予約場所に向かうタクシーT
Aが決定する。
【0075】この場合のタクシーTAの決定は、まず、
タクシー予約センタ通信装置contが、小型汎用コン
ピュータ7に表示されたクシー予約場所を表示した地図
情報の表示画面に基づいて、この近くに位置(走行中)
するタクシーTAを一斉報知して探し出す。例えば、ク
シー予約場所に最も短時間で到着するタクシーTAを、
タクシー予約センタ通信装置contと、複数のタクシ
ーTA(移動端末1Aの携帯電話機10)との相互電話
通話で決定する。いわゆる、タクシー無線の交信と同様
にして、タクシー予約場所に配車するタクシーTAが決
定される。
【0076】このタクシー予約場所に向かうタクシーT
Aにおける移動端末1Bの携帯電話機10に、タクシー
予約センタ通信装置contから、タクシー予約番号及
びタクシー予約場所(絶対位置情報/緯度、経度)を示
した地図情報が転送される。移動端末1Bの帯電話機1
0では、このタクシー予約番号及び地図情報の取り込み
を判断してカーナビゲーション装置nviに転送する
(ステップSA)。
【0077】カーナビゲーション装置nviでは、GP
S計測によってデジタルシグナルプロセッサ33(図3
参照)が、常時自己絶対位置を検出している(ステップ
S50)。カーナビゲーション装置nviでは、移動端
末1Bの帯電話機10がタクシー予約センタ通信装置c
ontから取り込んだクシー予約場所(絶対位置情報/
緯度、経度)を示した地図情報に、さらにタクシーTA
の移動位置(絶対位置情報)を走行に対応し、かつ、連
続して道路上などに表示する(ステップS51)。
【0078】この場合、デジタルシグナルプロセッサ6
0(図3参照)が、タクシーTAの走行状態(方向検出
及び距離検出)に対応した相対位置検出器63からの検
出値で、地図の道路上などを走行するように、その一致
補正を行っている。
【0079】このようにしてタクシー予約の場所と、こ
の場所に配車(向かう)されるタクシーTAの走行位置
を地図の道路上に連続して示す地図情報がカーナビゲー
ション装置nviで表示される(ステップS52)。
【0080】また、移動端末1AのGPS受信機30に
おいて、GPS計測値(絶対位置情報)が変化した場
合、例えば、タクシー予約者が移動し、かつ、リンクオ
ープン中又は自動発信して、この変化した絶対位置情報
を移動端末1Aの携帯電話機10に転送する(ステップ
S2)。携帯電話機10が記憶しているタクシー予約番
号とともに、新たな絶対位置情報(タクシー予約場所)
をタクシー予約センタ通信装置contに転送する。こ
れ以降、前記説明におけるステップS10からの処理を
繰り返して、移動端末1Bのカーナビゲーション装置n
viに表示する。この場合、必要に応じて、以前に通知
したタクシー予約場所から移動したことの連絡を、移動
端末1Aとタクシー予約センタ通信装置contとの間
でのインターネット電話通話で行う。また、この移動の
説明をタクシー予約センタ通信装置contから移動端
末1Bへインターネット電話通話で行う。
【0081】次に、カーナビゲーション装置nviにお
ける二つの表示画面及びその転送例について説明する。 (1)タクシー予約位置を示した広範囲の地図情報及び
部分拡大の地図情報を、タクシー予約センタ通信装置c
ontが、移動端末1Bの携帯電話機10からカーナビ
ゲーション装置nviへ同時に転送する。この広範囲の
地図情報及び部分拡大の地図情報を移動端末1Bのカー
ナビゲーション装置nviのメモリ37に格納する。こ
の後、広範囲の地図情報を表示し、次に、操作部34か
らタクシー予約場所を指示し、その部分拡大の地図情報
を移動端末1Bのカーナビゲーション装置nviで画面
表示する。
【0082】(2)最初に広範囲の地図情報を、タクシ
ー予約センタ通信装置contが移動端末1Bのカーナ
ビゲーション装置nviに転送する。次に、タクシー予
約センタ通信装置contと移動端末1Bの携帯電話機
10とのリンク上で、カーナビゲーション装置nviに
おける部分指示によるコマンドを転送し、タクシー予約
センタ通信装置contが、指示による部分拡大の地図
情報を移動端末1Bのカーナビゲーション装置nvに転
送して画面表示する。
【0083】次に、前記した(1)広範囲の地図情報及
び部分拡大の地図情報を同時にカーナビゲーション装置
nviが取り込み、その画面表示切り替えを行う場合の
処理について説明する。
【0084】図7は図6中のサブルーチン(ステップS
52)の処理手順を示すフローチャートである。また、
図8は広範囲の地図情報の表示画面例を示す図であり、
図9は図8の地図上のタクシー予約場所を拡大した地図
情報の表示画面例を示す図である。
【0085】図7において、まず、カーナビゲーション
装置nviでは、メモリ37に格納している図8の広範
囲の地図情報、又は図9に示す部分拡大の地図情報の検
索が操作部34から行われ、その検索処理モードを判断
する(ステップS52a)、そして、操作部34で次の
(1)(2)の検索条件が入力される(ステップS52
b)。 (1)図8に示す広範囲の地図情報の検索(読み出し)
指示 (2)図9に示す部分拡大の地図情報の検索指示 そして、この検索が実行される(ステップS52c)。
次に検索の画面が表示される(ステップS52d)。
【0086】図8に示す(1)広範囲の地図情報は、例
えば、タクシーTAの運転者が、この地区の地理に詳し
くない場合に適する。この図8では、GPS計測地点の
絶対位置(緯度、経度)、すなわち、移動端末1Aの携
帯電話機10の位置であるタクシー予約場所が「×印」
で示されている。
【0087】次に、操作部34の指示によって、図8に
示す「×印」周囲を拡大したの地図情報が表示される。
この地図情報には、地図上の建物や店の名称とともに、
タクシー予約に関する情報「例えば、タクシー予約番
号、顧客名、予約時間、予めタクシー予約センタ通信装
置contが連絡した到着時間」が画面表示されてい
る。タクシーTAの状態「予約リスト、キャンセル、配
置待ち、乗車中、予約入力、電話着信」を運転者に知ら
せる(タクシー予約センタ通信装置contからの連
絡)するための文字表示がなされている。
【0088】なお、上記の実施形態において、地図デー
タベース装置6には、制御装置5の制御でインターネッ
ト回線網4上の地図情報提供ウェブサイト(図示せず)
から最新の地図情報を格納する。
【0089】また、上記の実施形態では、絶対位置情報
を緯度、経度の二次元情報として説明したが、緯度、経
度及び高度の三次元の絶対位置情報による地図表示も可
能である。例えば、タクシー予約場所が山などの高い場
所の場合は、少なくとも四つのGPS電波を受信して、
緯度、経度及び高度情報を得るとともに、図8、図9中
のタクシー予約場所に、緯度、経度の二次元情報に対応
した住所や、その高度を数字などで表示すると、タクシ
ー予約場所が、より容易に判明する。
【0090】また、タクシー予約センタ通信装置con
tにおいて、例えば、「Javeアプレット」による音
声出力及び動的な画面処理も可能であり、その表示も移
動端末1Bのカーナビゲーション装置nviにおいて可
能である。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通信ネットワークによるタクシー予約及び配車の方
法、その通信システム並びにプログラムによれば、タク
シー予約を、絶対位置の伝送とともに、移動端末とタク
シー予約受付通信装置との電話通話で同時に行ってい
る。
【0092】この結果、タクシー予約場所が容易かつ確
実に通知できるとともに、タクシー予約受付通信装置で
もタクシー予約場所が容易かつ確実に把握できるように
なるという効果を奏する。
【0093】さらに、本発明によれば、タクシー予約に
かかる絶対位置を示した地図情報を、タクシー予約案内
通信装置から受信したタクシーに搭載したカーナビゲー
ション装置が表示し、かつ、自車の走行位置を計測して
自動的に示している。
【0094】この結果、タクシー予約場所に向かうタク
シーの配車の走行移動が、容易に出来るようになるとい
う効果を奏する。
【0095】また、本発明によれば、タクシー予約案内
通信装置が、最新の地図情報を更新して取得し、かつ、
この最新の地図情報をタクシーのカーナビゲーション装
置が取り込んでいる。
【0096】この結果、最新の地図情報による正確かつ
確実な配車が可能になるという効果を奏する。
【0097】さらに、本発明によれば、タクシーに搭載
したカーナビゲーション装置に最新の地図情報媒体を装
備する必要がなくなる。
【0098】この結果、タクシー予約にかかる設備投資
の費用が低減するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における構成を示す外観・
ブロック図である。
【図2】 図1中の移動端末の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 実施形態にあってカーナビゲーション装置の
要部構成例を示すブロック図である。
【図4】 図1中の制御装置の構成例を示すブロック図
である。
【図5】 図1中のVoIP電話装置の要部構成例を示
すブロック図である。
【図6】 実施形態における全体動作の伝送及び処理手
順を示すシーケンス・フローチャートである。
【図7】 図6中のサブルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 実施形態にあって広範囲の地図情報の表示画
面例を示す図である。
【図9】 実施形態にあってタクシー予約場所を拡大し
た地図情報の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1A,1B 移動端末 4 インターネット回線網 5 制御装置 6 地図データベース装置 7 小型汎用コンピュータ 9 VoIP電話装置 10 携帯電話機 30 GPS受信機 33,60 デジタルシグナルプロセッサ cont タクシー予約センタ通信装置 nvi カーナビゲーション装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 A 29/10 29/10 A H04B 7/26 H04B 7/26 106A H04Q 7/20 H04Q 7/04 Z 7/34 H04B 7/26 J Fターム(参考) 2C032 HB08 HB22 HB25 HC08 HC14 HC15 HC31 HD13 2F029 AA02 AA07 AB07 AC02 AC09 AC14 AC19 5H180 AA01 BB04 BB05 CC12 FF05 FF23 FF27 FF33 FF38 5K067 AA34 BB04 BB21 EE02 EE10 FF03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動側装置からタクシー予約受付側装置
    への絶対位置情報通知及び電話通話によるタクシー予約
    に伴う情報を受け取ったタクシー移動側装置がタクシー
    予約場所への配車走行移動を行うための方法にあって、 移動側がタクシー予約場所の絶対位置を計測するステッ
    プと、 移動側がタクシー予約受付側に無線発信して前記絶対位
    置情報を転送し、かつ、電話通話を行うステップと、 この電話通話によってタクシー予約受付側が移動側に少
    なくともタクシー予約番号を連絡するステップと、 タクシー予約受付側がタクシー移動側に無線発信して少
    なくともタクシー予約場所を一斉報知するステップと、 タクシー移動側が、一斉報知を受信し、自車のタクシー
    予約場所への配車可能をタクシー予約受付側に無線発信
    して通知するステップと、 タクシー予約受付側がタクシー移動側との無線交信を通
    じて一台の配車タクシー移動側を決定するステップと、 この決定したタクシー移動側にタクシー予約受付側がタ
    クシー予約場所の絶対位置を表示した地図情報をデータ
    ベースによって生成して転送するステップと、 タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するステッ
    プと、 を有することを特徴とする、通信ネットワークによるタ
    クシー予約及び配車の方法。
  2. 【請求項2】 前記タクシー移動側が受け取った地図情
    報を表示するステップの次に、 タクシー移動側が、移動側とタクシー予約及び到着時間
    を含む事項にかかる電話通話行うステップを、 さらに有することを特徴とする、請求項1記載の通信ネ
    ットワークによるタクシー予約及び配車の方法。
  3. 【請求項3】 前記タクシー移動側が受け取った地図情
    報を表示するステップの次に、 タクシー移動側の走行に伴う絶対位置を連続して計測す
    るステップと、 このタクシー移動側の絶対位置を、表示地図上に走行と
    ともに連続して示すステップと、 をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の通信
    ネットワークによるタクシー予約及び配車の方法。
  4. 【請求項4】 前記タクシー移動側が受け取った地図情
    報を表示するステップの次に、 前記移動側が、連絡済みのタクシー予約地点の絶対位置
    情報が変化したかを判 断するステップと、この判断で絶対位置情報が変化した
    場合に、新たな絶対位置情報を移動側がタクシー予約受
    付側に無線発信して転送するステップと、 をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の通信
    ネットワークによるタクシー予約及び配車の方法。
  5. 【請求項5】 前記タクシー移動側にタクシー予約受付
    側がタクシー予約場所の絶対位置を表示した地図情報を
    転送するステップにおいて、 タクシー予約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情
    報と、この広範囲の地図情報における部分を拡大した地
    図情報をタクシー予約受付側がタクシー移動側に同時に
    転送し、かつ、 タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するステッ
    プにおいて、 転送されてきた前記広範囲の地図情報と前記部分を拡大
    した地図情報とを選択的に表示することを特徴とする、
    請求項1記載の通信ネットワークによるタクシー予約及
    び配車の方法。
  6. 【請求項6】 前記タクシー移動側にタクシー予約受付
    側がタクシー予約場所の絶対位置を表示した地図情報を
    転送するステップにおいて、 タクシー予約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情
    報と部分を拡大した地図情報とを、 タクシー予約受付側がタクシー移動側からの転送指示に
    基づいて選択的に転送することを特徴とする、請求項1
    記載の通信ネットワークによるタクシー予約及び配車の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記絶対位置計測を、 衛星電波を受信して行うことを特徴とする請求項1又は
    3記載の通信ネットワークによるタクシー予約及び配車
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記移動側又はタクシー移動側の絶対位
    置を衛星電波を受信して計測する際に、 少なくとも衛星からの3波の電波を受信して緯度、経度
    の二次元の絶対位置情報、又は少なくとも衛星からの4
    波の電波を受信して緯度、経度及び高度の、三次元の絶
    対位置情報を得るとともに、 この絶対位置を表示した地図情報をタクシー予約受付側
    がタクシー移動側に転送し、かつ、 タクシー移動側が、受け取った地図情報に二次元又は三
    次元に基づいたタクシー予約場所を表示する、 ことを特徴とする請求項7記載の通信ネットワークによ
    るタクシー予約及び配車の方法。
  9. 【請求項9】 前記タクシー予約受付側がタクシー予約
    場所の絶対位置を表示した地図情報をデータベースによ
    って生成して転送するステップにおいて、 音声出力及び動く画像の情報による地図情報を生成し、
    かつ、 この音声出力及び動く画像による地図情報をタクシー移
    動側で表示することを特徴とする、請求項1記載の通信
    ネットワークによるタクシー予約及び配車の方法。
  10. 【請求項10】 移動端末からの絶対位置情報及び電話
    通話によるタクシー予約受付通信装置へタクシー予約を
    行い、かつ、前記タクシー予約受付通信装置とタクシー
    移動通信装置との間の通信による情報に基づいてタクシ
    ー予約場所への配車走行移動を行うタクシー予約配車通
    信システムにあって、 前記移動端末が、 計測したタクシー予約場所の絶対位置情報を前記タクシ
    ー予約受付通信装置に無線発信して転送し、かつ、電話
    通話を行い、 前記タクシー予約受付通信装置が、 電話通話によって前記移動端末に少なくともタクシー予
    約番号を連絡し、かつ、タクシー予約場所を無線発信し
    て一斉報知し、かつ、前記タクシー移動通信装置との無
    線交信を通じて一台の配車を決定し、この決定した前記
    タクシー移動通信装置にタクシー予約場所の絶対位置を
    表示した地図情報をデータベースによって生成して転送
    し、 前記タクシー移動通信装置が、 前記タクシー予約受付通信装置からのタクシー予約場所
    の一斉報知に対して自車の配車可能を前記タクシー予約
    受付通信装置に無線発信して通知し、かつ、前記タクシ
    ー予約受付通信装置から受け取った地図情報を表示す
    る、 ことを特徴とするタクシー予約配車通信システム。
  11. 【請求項11】 前記移動端末として、 情報通信及び移動電話通話を行う携帯電話機と、 衛星電波を受信し、自己絶対位置を検出して前記携帯電
    話機に転送するGPS装置と、 を備えることを特徴とする請求項10記載のタクシー予
    約配車通信システム。
  12. 【請求項12】 前記タクシー移動通信装置として、 情報通信及び移動電話通話を行う携帯電話機と、 衛星電波を受信し、自己絶対位置を検出して転送するG
    PS装置と、 このGPS装置からの自己絶対位置情報を、タクシー予
    約受付通信装置から転送されてきた地図上に走行ととも
    に連続して表示するカーナビゲーション装置と、 を備えることを特徴とする請求項10記載のタクシー予
    約配車通信システム。
  13. 【請求項13】 前記カーナビゲーション装置に、 方向検出及び距離検出に対応して、走行位置を地図上に
    一致させる補正を行う相対位置検出手段を備えることを
    特徴とする請求項12記載のタクシー予約配車通信シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記タクシー予約受付通信装置に、 移動端末及びクシー予約受付通信装置との間で移動電話
    通話を行う電話通話通信手段を備えることを特徴とする
    請求項10記載のタクシー予約配車通信システム。
  15. 【請求項15】 前記移動端末が、タクシー予約場所の
    緯度、経度の二次元の絶対位置、又は緯度、経度及び高
    度の三次元の絶対位置を計測し、この二次元又は三次元
    の絶対位置情報を、タクシー予約受付通信装置を通じ
    て、タクシー移動通信装置が受け取って、表示すること
    を特徴とする請求項10記載のタクシー予約配車通信シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記タクシー予約受付通信装置が、 タクシー移動通信装置に転送する地図情報を、音声出力
    及び/又は動的な画面の情報に生成してタクシー移動通
    信装置へ転送し、 この音声出力及び/又は動的な画面表示を前記タクシー
    移動通信装置が行うことを特徴とする請求項10記載の
    タクシー予約配車通信システム。
  17. 【請求項17】 前記タクシー予約受付通信装置が、 データベースの地図情報を、通信を通じて取り込んで更
    新することを特徴とする請求項10記載のタクシー予約
    配車通信システム。
  18. 【請求項18】 移動端末が、 タクシー予約場所の絶対位置を計測するステップと、 タクシー予約受付依頼のために無線発信し、前記絶対位
    置情報を転送するステップと、 タクシー予約受付依頼のための電話通話を行うステップ
    と、 の制御を実質的なコンピュータが実行するためのプログ
    ラム。
  19. 【請求項19】 タクシー予約受付通信装置が、 電話通話によって少なくともタクシー予約番号連絡する
    ステップと、 タクシー予約場所を無線発信して一斉報知するステップ
    と、 無線発信による交信を通じて一台の配車を決定してタク
    シー予約場所の絶対位置を表示した地図情報をデータベ
    ースによって生成して転送するステップと、 の制御を実質的なコンピュータが実行するためのプログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 タクシー移動通信装置が、 タクシー予約受付にかかるタクシー予約場所の一斉報知
    に対して自車の配車可能を無線発信して通知するステッ
    プと、 タクシー予約受付にかかる地図情報を表示するステップ
    と、 の制御を実質的なコンピュータが実行するためのプログ
    ラム。
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