JP2002335207A - 双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム - Google Patents

双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム

Info

Publication number
JP2002335207A
JP2002335207A JP2001140341A JP2001140341A JP2002335207A JP 2002335207 A JP2002335207 A JP 2002335207A JP 2001140341 A JP2001140341 A JP 2001140341A JP 2001140341 A JP2001140341 A JP 2001140341A JP 2002335207 A JP2002335207 A JP 2002335207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
taxi
absolute position
reservation
taxi reservation
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001140341A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Inoue
譲治 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J-NEXTEL Inc
NEXTEL Inc J
Original Assignee
J-NEXTEL Inc
NEXTEL Inc J
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J-NEXTEL Inc, NEXTEL Inc J filed Critical J-NEXTEL Inc
Priority to JP2001140341A priority Critical patent/JP2002335207A/ja
Publication of JP2002335207A publication Critical patent/JP2002335207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシー予約者が携帯電話機のみをタクシー
予約スタンドに装着し、タクシー予約・配車を自動化し
て省力化を図り、そのタクシー予約・配車を容易かつ確
実に実行する。 【解決手段】 携帯電話機1Aが絶対位置情報装置8を
装備したタクシー予約スタンドtxstに装着される。
携帯電話機1Aが絶対位置情報を取り込んでタクシー自
動予約・配車センタ通信装置contに送信する。タク
シー自動予約・配車センタ通信装置contが、携帯電
話機1B/車両ナビケーション装置nviからの絶対位
置情報と乗車中又は空車の情報とを受け取って格納し、
さらに、絶対位置情報のタクシー予約場所の近くに位置
する空きのタクシーを抽出して、タクシー予約発生情報
を無線送信し、かつ、タクシーからの配車可能を受け取
った際に、携帯電話機1Aにタクシー配車の完了を通知
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機からタ
クシーの配車依頼(タクシー予約)を行う双方向通信ネ
ットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タク
シー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機からタクシー予約を行
う際に、予約者にとって、その場所に不慣れの場合、タ
クシー予約センターなどへの電話通話による予約場所の
連絡が的確に出来ないことがある。例えば、出張先など
では、現在位置の地理の把握が正確に出来ないため、タ
クシー予約における場所の連絡が正確に出来ない場合が
多い。
【0003】このタクシー予約場所の不正確を補うため
の提案例が知られている(例えば、特開平11−461
640「移動物体呼び出しシステム」)。この提案例で
は、移動場所でのタクシー予約を行う際に、全地球方位
計測システム(GPS: Global Positioning Systems)
測定よる絶対位置情報をタクシー予約センターなどに携
帯電話機を通じて通知している。タクシー予約センター
では、携帯電話機から転送されてきたGPS測定による
絶対位置を地図上に表示し、タクシー無線システムなど
を通じて予約場所近辺のタクシーを呼び出し、その配車
を行っている。
【0004】また、この種のGPS測定よる絶対位置情
報を連絡して、タクシー予約を行うためのタクシー予約
スタンドが知られているが、利用者がGPS受信機を所
有する必要があり、誰でも利用できるものではなかっ
た。
【0005】このようなGPS測定よる絶対位置情報の
連絡を行う場合、タクシー予約者の絶対位置がタクシー
予約センターで容易かつ確実に判明する。しかし、タク
シー予約の発生をタクシー無線システムによる無線通話
でタクシーに一斉報知し、その配車可能なタクシーを決
定しているため、その人為的な作業による効率悪化が問
題となっていた。
【0006】また、タクシーに車両ナビゲーション装置
を搭載して、タクシー予約場所を運転者が把握する場
合、最新の地図情報媒体(例えば、CD−ROM)を装
備していない場合は、より確実な地図情報に基づいた配
車(走行移動)ができ難い。換言すれば、全車の車両ナ
ビゲーション装置に、常に最新の地図情報を格納した記
録媒体を装備する必要があり、その費用が嵩むものであ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
において、GPS測定よる絶対位置情報を通知して、タ
クシー予約を行う場合次の不都合がある。 (1)タクシー予約スタンドを使用する方法では、利用
者がGPS受信機を所有する必要があり、より多くの人
の利用が困難である。 (2)タクシー予約の発生や、その配車決定をタクシー
無線システムで行っているため、人為的作業を伴い、非
効率であった。 (3)タクシーの車両ナビゲーション装置に、最新の地
図情報媒体を装備する必要があり、その更新が面倒であ
る。 (4)タクシーの車両ナビゲーション装置に、最新の地
図情報媒体を装備していない場合は、より確実な地図情
報に基づいた配車(走行移動)ができ難い。 (5)全車の車両ナビゲーション装置に、常に最新の地
図情報を格納した記録媒体を装備する必要があり、その
費用が嵩む。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、タクシー予約者が使用する
携帯電話機のみを用いてタクシー予約スタンドからタク
シー予約が出来るとともに、タクシー予約・配車が自動
化されて省力化及びタクシー予約・配車が容易かつ確
実、コストを低減して実行できるようになる、双方向通
信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、
タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプロ
グラムの提供を目的とする。
【0009】さらに、本発明は、海外ローミング運用に
よるタクシー予約・配車及び各種の情報配信が多言語で
可能になる、双方向通信ネットワークによるタクシー自
動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通
信システム並びにプログラムを他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の双方向通信ネットワークによるタクシー自
動化予約配車の方法は、絶対位置情報側装置からのタク
シー予約場所に対応する絶対位置情報を移動側装置がタ
クシー予約受付側装置へ無線送信によって転送し、か
つ、タクシー予約受付側装置とタクシー移動側装置との
間の無線通信による情報転送によってタクシー予約場所
への配車を行うものであり、絶対位置情報側がタクシー
予約場所の絶対位置情報を送出するステップと、この絶
対位置情報を移動側が受け取るステップと、移動側が前
記絶対位置情報をタクシー予約受付側に転送するステッ
プと、タクシー移動側が自己の絶対位置を計測するステ
ップと、タクシー移動側が計測した絶対位置情報と乗車
中又は空車の情報とをタクシー予約受付側へ転送するス
テップと、タクシー予約受付側がタクシー移動側からの
絶対位置情報と乗車中又は空車の情報とを格納するステ
ップと、タクシー予約受付側が、格納している絶対位置
情報から移動側の絶対位置の近くに位置する空きのタク
シー移動側を抽出するステップと、この抽出したタクシ
ー移動側にタクシー予約発生情報を転送するステップ
と、タクシー予約発生情報を受け取ったタクシー移動側
が、自己タクシーの配車可能な場合の応答をタクシー予
約受付側に転送するステップと、この配車可能の応答を
受け取ったタクシー予約受付側が移動側にタクシー配車
の完了を通知するステップとを有することを特徴として
いる。
【0011】本発明の方法は、前記タクシー移動側が自
己の絶対位置を計測するステップにおいて、移動中の一
定間隔又は停車ごとに自己の絶対位置を計測することを
特徴としている。
【0012】本発明の方法は、前記タクシー予約受付側
が移動側の絶対位置の近くに位置する空きのタクシー移
動側を、格納している絶対位置情報から抽出するステッ
プにおいて、移動側の絶対位置に最も近い空きのタクシ
ー移動側から、配車が決定するまで順次抽出することを
特徴としている。
【0013】本発明の方法は、前記タクシー予約発生情
報を受け取ったタクシー移動側が、自己タクシーの配車
可能な場合の応答をタクシー予約受付側に転送するステ
ップにおいて、自己タクシーの配車可能な場合の応答
を、自動的に行い又は手動操作で行うことを特徴として
いる。
【0014】本発明の方法は、前記配車可能を受け取っ
たタクシー予約受付側が移動側にタクシー配車の完了を
通知するステップにおいて、タクシー配車の完了を文字
情報で移動側にタクシー予約受付側から自動通報するこ
とを特徴としている。
【0015】本発明の方法は、前記配車可能を受け取っ
たタクシー予約受付側が移動側にタクシー配車の完了を
通知するステップの次に、決定したタクシー移動側にタ
クシー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示
した地図情報を転送するステップと、タクシー移動側が
受け取った地図情報を表示するステップとをさらに有す
ることを特徴としている。
【0016】本発明の方法は、前記配車可能を受け取っ
たタクシー予約受付側が移動側にタクシー配車の完了を
通知するステップの次に、タクシー予約受付側が移動側
に広告を含む情報を送信するステップと、移動側が受け
取った情報を表示するステップとをさらに有することを
特徴としている。
【0017】本発明の方法は、前記タクシー移動側が受
け取った地図情報を表示するステップにおいて、タクシ
ー移動側の絶対位置を、表示地図上に走行とともに連続
して表示することを特徴としている。
【0018】本発明の方法は、前記タクシー移動側が受
け取った地図情報を表示するステップの次に、前記移動
側が、タクシー予約場所の絶対位置情報が変化したかを
判断するステップと、この判断で絶対位置情報が変化し
た場合に、新たな絶対位置情報を移動側がタクシー予約
受付側に転送するステップと、タクシー予約受付側が、
受け取った新たな絶対位置情報を、配車が決定されたタ
クシー移動側に転送するステップとをさらに有すること
を特徴としている。
【0019】本発明の方法は、前記決定したタクシー移
動側にタクシー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位
置を表示した地図情報を転送するステップにおいて、タ
クシー予約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情報
と、この広範囲の地図情報におけるタクシー予約場所を
拡大した地図情報をタクシー予約受付側がタクシー移動
側に同時に転送し、かつ、タクシー移動側が受け取った
地図情報を表示するステップにおいて、転送されてきた
前記広範囲の地図情報とタクシー予約場所を拡大した地
図情報とを選択的に表示することを特徴としている。
【0020】本発明の方法は、前記決定したタクシー移
動側にタクシー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位
置を表示した地図情報を転送するステップにおいて、タ
クシー予約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情報
とタクシー予約場所を拡大した地図情報とを、タクシー
予約受付側がタクシー移動側からの転送指示に基づいて
選択的に転送することを特徴としている。
【0021】本発明の方法は、前記絶対位置計測を、衛
星電波を受信して行うことを特徴としている。
【0022】本発明の方法は、前記決定したタクシー移
動側にタクシー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位
置を表示した地図情報を転送するステップにおいて、音
声出力及び動く画像の情報による地図情報を生成し、か
つ、タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するス
テップにおいて、この音声出力及び動く画像による地図
情報を表示することを特徴としている。
【0023】本発明の方法は、前記タクシー予約受付側
から、移動側装置で指定した言語による情報をデータベ
ースで生成して転送することを特徴としている。
【0024】本発明の方法は、前記配車可能を受け取っ
たタクシー予約受付側が移動側にタクシー配車の完了を
通知するステップにおいて、少なくとも渋滞を含む交通
情報に基づいた、タクシー予約場所までの配車時間を算
出して、移動側に通知することを特徴としている。
【0025】本発明のタクシー予約スタンドは、携帯電
話機から絶対位置情報をタクシー予約受付通信装置へ無
線送信してタクシー予約を行うためのタクシー予約スタ
ンドにあって、携帯電話機へ絶対位置情報を送出する絶
対位置情報装置を備えることを特徴としている。
【0026】本発明のタクシー予約スタンドは、当該タ
クシー予約スタンドに、車両を含む移動機構、又は可搬
のための保持部材、地上に配置するための配置部材、実
質的に垂直に配置するための取り付け部材の少なくとも
一つを備えることを特徴としている。
【0027】本発明のタクシー予約配車通信システム
は、絶対位置情報装置からのタクシー予約場所に対応す
る絶対位置情報を移動端末がタクシー予約受付通信装置
へ無線送信して転送し、かつ、タクシー予約受付通信装
置とタクシー移動通信装置との間の無線通信による情報
転送でタクシー予約場所への配車を行うものであり、前
記絶対位置情報装置が、タクシー予約を行うためのスタ
ンドに配置され、かつ、このタクシー予約場所に対応す
る絶対位置情報を前記移動端末からの要求で送出し、前
記移動端末が、前記スタンドに配置され、前記絶対位置
情報装置が保持する絶対位置情報を受け取って、前記タ
クシー予約受付通信装置に転送し、前記タクシー予約受
付通信装置が、前記タクシー移動通信装置からの絶対位
置情報と乗車中又は空車の情報とを受け取って格納し、
かつ、格納している絶対位置情報のタクシー予約場所の
近くに位置する空きの前記タクシー移動通信装置を抽出
して、タクシー予約発生情報を転送し、かつ、前記タク
シー移動通信装置からの配車可能を受け取った際に、移
動端末にタクシー配車の完了を通知し、前記タクシー移
動通信装置が、自己の絶対位置を計測してタクシー予約
受付通信装置へ無線送信し、かつ、タクシー予約発生情
報を受け取った際の自己タクシーの配車可能な場合の応
答を転送することを特徴としている。
【0028】本発明の通信システムは、前記タクシー移
動通信装置として、無線通信を行う携帯電話機と、衛星
電波を受信し、自己絶対位置を計測して転送するととも
に、タクシー予約受付通信装置から転送されてきた地図
上に、自己走行を連続して表示するナビゲーション装置
とを備えることを特徴としている。
【0029】本発明の通信システムは、前記絶対位置情
報装置が、次のいずれかであることを特徴としている。
(1)携帯電話機とワイヤード接続され、かつ、前記携
帯電話機からの転送要求によって、記憶している絶対位
置情報を前記携帯電話機へ送出する記憶手段。(2)携
帯電話機とワイヤード接続され、かつ、前記携帯電話機
からの転送要求によって、GPS計測による絶対位置情
報を前記携帯電話機へ送出するGPS受信機。(3)携
帯電話機と無線回線接続され、かつ、前記携帯電話機か
らの転送要求によって、GPS計測による絶対位置情報
を無線回線を通じて前記携帯電話機に送信するGPS受
信機。(4)携帯電話機と無線回線接続され、かつ、前
記携帯電話機からの転送要求によって、GPS計測によ
る絶対位置情報を無線回線を通じて前記携帯電話機に送
信するGPS受信機。
【0030】本発明の通信システムは、前記タクシー予
約受付通信装置に、地図情報を格納した地図データベー
ス装置と、タクシーの絶対位置を格納するタクシー位置
データベース装置と、広告を含む情報を格納した案内デ
ータベース装置と、移動端末からの指示による言語の情
報を前記移動端末へ転送するための多言語データベース
装置とを備えることを特徴としている。
【0031】本発明の通信システムは、前記タクシー予
約受付通信装置が、広告を含む情報を格納し、かつ、移
動端末に転送する情報を提供する通信装置を双方向通信
ネットワーク上に備えることを特徴としている。
【0032】本発明のプログラムは、絶対位置情報装置
からのタクシー予約場所に対応する絶対位置情報を移動
端末がタクシー予約受付通信装置へ無線送信して転送
し、かつ、タクシー予約受付通信装置とタクシー移動通
信装置との間の無線通信による情報転送でタクシー予約
場所への配車を行うためのプログラムであり、前記絶対
位置情報装置が、タクシー予約を行うためのスタンドに
配置され、かつ、このタクシー予約場所に対応する絶対
位置情報を前記移動端末からの要求で送出するステップ
と、前記移動端末が、前記スタンドに配置され、前記絶
対位置情報装置が保持する絶対位置情報を受け取って、
前記タクシー予約受付通信装置に転送するステップと、
前記タクシー予約受付通信装置が、前記タクシー移動通
信装置からの絶対位置情報と乗車中又は空車の情報とを
受け取って格納し、かつ、格納している絶対位置情報の
タクシー予約場所の近くに位置する空きの前記タクシー
移動通信装置を抽出して、タクシー予約発生情報を転送
し、かつ、前記タクシー移動通信装置からの配車可能を
受け取った際に、移動端末にタクシー配車の完了を通知
するステップと、前記タクシー移動通信装置が、自己の
絶対位置を計測してタクシー予約受付通信装置へ無線送
信し、かつ、タクシー予約発生情報を受け取った際の自
己タクシーの配車可能な場合の応答を転送するステップ
との制御を実質的なコンピュータが実行している。
【0033】本発明は、移動設置可能なタクシー予約ス
タンドに配置された絶対位置情報装置からの絶対位置情
報(配車依頼場所)を自動的に携帯電話機を通じてタク
シー予約のための自動通知を行い、そのタクシー予約及
びその予約場所へのタクシー配車の手配及び走行に供す
る地図情報の配信を自動化している。
【0034】すなわち、タクシー予約者が使用する携帯
電話機のみを用いてタクシー予約スタンドからタクシー
予約が出来るとともに、タクシー予約・配車の自動化に
よる省力化が達成され、かつ、タクシー予約・配車が容
易かつ確実に実行できるとともに、地図情報記録媒体を
タクシー移動側に用意する必要が無くなり、コスト低減
が可能になる。
【0035】また、本発明は、海外ローミング運用によ
るタクシー予約・配車及び各種の情報配信を多言語で行
っている。これによって、グローバル化とともに、タク
シー予約者へのサービスが向上する。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の双方向通信ネット
ワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー
予約スタンド及びその通信システム並びにプログラムの
実施形態を図面参照の上で詳細に説明する。
【0037】図1は本発明の実施形態における通信ネッ
トワーク構成を示す外観図である。図1において、この
例は、移動電話運用とともに、タクシー予約スタンドt
xstに直接装着して(又は、以降で説明する無線方式
による近接位置)、GPS計測による現在の移動地点に
おける絶対位置(緯度、経度)を受け取りタクシー予約
発信を自動的に行う携帯電話機1A(請求項における移
動端末及び移動側装置に対応)を有している。
【0038】さらに、この例には、タクシーTAに搭載
した携帯電話機1B(請求項におけるタクシー移動側装
置及びタクシー移動通信装置に対応)を有し、この携帯
電話機1A,1Bが、無線区間(エアーインタフェー
ス)でセル基地局・交換制御局(BS・MCC)2A,
2Bにそれぞれに収容されている。このセル基地局・交
換制御局2A,2Bと、それぞれインターネットゲート
ウェイ(GW)3A,3Bを通じてインターネット回線
網4に接続されている。
【0039】また、インターネット回線網4には、携帯
電話機1Aからのタクシー予約を受け付けて、その配車
手配を自動的に処理するタクシー自動予約・配車センタ
通信装置cont(請求項におけるタクシー予約受付側
装置及びタクシー予約受付通信装置対応)が接続されて
いる。
【0040】タクシー自動予約・配車センタ通信装置c
ontは、タクシー予約及び配車にかかる自動制御を実
行する制御装置5とともに、地図情報を格納した地図デ
ータベース装置6Aと、多数のタクシーTAの現在絶対
位置情報を更新・格納するタクシー位置データベース装
置6Bと、各種の案内(例えば、観光情報、気象情報)
を格納した案内データベース装置6Cとから構成されて
いる。
【0041】さらに、図1において、この例は、広告な
どの案内情報を制御装置5を通じてタクシー予約側の携
帯電話機1Aに提供するための小型汎用コンピュータ7
(請求項における通信装置に対応)がインターネット回
線網4(請求項における双方向通信ネットワークに対
応)に接続されている。
【0042】また、タクシー予約スタンドtxstに
は、この絶対位置情報を携帯電話機1Aに送出する絶対
位置情報装置8(請求項における絶対位置情報側装置に
対応)が設けられている。また、タクシーTA内には、
走行中や客待ち停車中の絶対位置情報を、天空を飛翔す
るGPS衛星satから送信される少なくとも3波W
a,Wb,Wcを受信・計測して携帯電話機1Bを通じ
て制御装置5へ転送するとともに、制御装置5からの最
新かつ詳細なタクシー予約場所への走行のための地図情
報を受信して表示する車両ナビケーション装置nviが
設けられている。
【0043】なお、地図データベース装置6Aから案内
データベース装置6Cまでは、タクシー自動予約・配車
センタ通信装置contと一体的に構成されているが、
インターネット回線網4上にタクシー自動予約・配車セ
ンタ通信装置contと、地図データベース装置6Aか
ら案内データベース装置6Cまでを離間して配置し、か
つ、双方向通信によって、以降で説明する一連の処理を
実行するようにしても良い。
【0044】図2は図1中の携帯電話機1A,1Bの基
本構成例を示すブロック図である。図2において、携帯
電話機1A,1Bは、セルラー移動電話システム(PD
C)であり、かつ、タクシー自動予約・配車センタ通信
装置contへのアクセスを行うためのウェブブラウザ
(例えば、移動通信網専用のHTMLタグ記述の伝送を
処理)を搭載している。
【0045】この例の携帯電話機1A,1Bは、例え
ば、次の構成が既知である。
【0046】携帯電話機1A,1Bは、無線送受信部1
1と、変調/復調部12と、時分割/多重分離部13
と、コーデック(符号化/復号化)部14と、送話用マ
イクロホン15と受話用スピーカ16と、例えば、周波
数切替シンセサイザ制御及び受信電界強度(RSSI)
検出を行う受信処理部17と、マイクロプロセッサ(M
PU)18と、着信表示発光ダイオードや液晶ディスプ
レイなどの表示部19と、テンキー及び機能キーからな
るキーパッド20と、インタフェース(I/F)部21
と、メモリ22とを有している。
【0047】携帯電話機1AのI/F部21には、この
後で説明する絶対位置情報装置8が接続され、また、携
帯電話機1BのI/F部21には、車両ナビケーション
装置nviが接続されている。
【0048】図3は図1中の車両ナビケーション装置n
viの要部構成を示すブロック図である。この例は、G
PS電波Wa〜Wcを受信する平面偏波無指向性受信用
のアンテナ31と、高周増幅、周波数変換、検波などを
行う無線受信部32とともに、現在の絶対位置(緯度、
経度、高度)情報を算出するデジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)33と、現在絶対位置情報の計測転送など
を指示する操作部34と、GPS計測に関する表示文字
サイズなどを送出するためのフォント回路35と、例え
ば、画像データを表示データに変換するV−RAM36
と、メモリ37と、携帯電話機10とのデータやり取り
を行うインタフェース(I/F)部38とを有してい
る。
【0049】さらに、この例には、デジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)50を有している。デジタルシグナ
ルプロセッサ50は、携帯電話機1Bがタクシー自動予
約・配車センタ通信装置contから転送されてきた最
新の地図情報に、デジタルシグナルプロセッサ(DS
P)33が算出した現在移動地点の絶対位置を示すとと
もに、相対位置検出器53からの検出値で地図上の現在
移動位置を補正する処理を行っている。
【0050】また、車両ナビゲーション装置nviに
は、地図情報を表示するカラー液晶ディスプレイ52
と、方向検出及び距離検出を行う相対位置検出器53と
が設けられている。
【0051】なお、デジタルシグナルプロセッサ33,
50の処理は、同様に動作するマイクロコンピュータと
プログラム(ソフトウェア)の組み合わせの構成でも実
現できる。
【0052】図4は図1中の制御装置5の要部構成例を
示すブロック図である。図4において、この例の制御装
置5は、例えば、TCP/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protocol) を実行するLANシステ
ムとして構築されている。
【0053】この制御装置5には、インターネット回線
網4に接続するための回線接続装置(例えば、ISDN
に接続するためのデジタル終端接続装置/DSU、侵入
防止用のファイアウォールアプリケーションを実装した
ルータなど)41を備えている。さらに、この制御装置
5には、基幹的な通信処理を実行するための主コンピュ
ータであるウェブ(Web)サーバ42と、FTP(Fil
e Transfer Protocol)ファイル転送用のFTPサーバ4
3と、暗号化通信プロトコル(SSL:SecureSockets L
ayer)を実行するSSLサーバ44と、地図データベー
ス装置6Aから案内データベース装置6Cまでの、それ
ぞれの格納情報をトラッキング処理で読み出す制御を実
行するためのデータベース(D/B)サーバ45とを有
している。
【0054】なお、この制御装置5は、一例としての構
成であり、データ処理量が少ない場合は、ウェブサーバ
42のみに上記したFTPサーバ43からデータベース
(D/B)サーバ45までの機能を持たせることも出来
る。
【0055】図5は図1中の絶対位置情報装置8の構成
例を示すブロック図である。この図5に示す絶対位置情
報装置8Aは、以降で説明すように、タクシー予約スタ
ンドtxst(請求項におけるスタンドに対応)に配置
した図示しないコネクタに携帯電話機1Aに装備するコ
ネクタを装着する構成、又は接近による無線回線による
接続を行っている。
【0056】絶対位置情報装置8Aは、このタクシー予
約スタンドtxst設置場所の絶対位置情報を格納した
メモリ60(請求項における記憶手段に対応)と、この
メモリ60に格納している絶対位置情報を携帯電話機1
Aの接続を認識して転送するI/F部61と、外部の保
守端末63aから絶対位置情報を取り込んでメモリ60
に上書きするためのI/F部62を有している。
【0057】なお、保守端末63aに代えてGPS受信
機63bを接続し、このGPS受信機63bで計測した
絶対位置情報をI/F部62を通じて転送(ワンヤー
ド)して、メモリ60の絶対位置情報を上書きする構成
も可能である。
【0058】図6は図1中の絶対位置情報装置8の他の
構成例を示すブロック図である。図6において、この例
は、図3に示した車両ナビケーション装置nviにおけ
る現在の絶対位置情報のみを出力する構成であり、平面
偏波無指向性受信用のアンテナ31と、無線受信部32
と、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)33と、メ
モリ37と、DSP33からの絶対位置情報を携帯電話
機1Aの接続を認識して転送(ワンヤード)するための
I/F部38とを有している。
【0059】図7は図1中の絶対位置情報装置8のさら
に他の構成例を示すブロック図である。図7において、
絶対位置情報装置8は、絶対位置情報を携帯電話機1A
に無線送信するものである。このため図6に示した絶対
位置情報装置8におけるI/F部38に代えてブルーツ
ース(Bluetooth)方式などの無線送受信部3
8Aが設けられている。また、図2に示した携帯電話機
1AにおけるI/F部21に代えて、ブルーツウス方式
などの無線送受信部21Aが設けられている。なお、こ
の図7に示す構成は、図5に示す構成にも適用可能であ
る。
【0060】次に、図1に示すタクシー予約スタンドt
xstについて説明する。
【0061】このタクシー予約スタンドtxstは、人
の多く集まるイベント会場などに移動できる構造であ
る。例えば、図1に示すような固定スタンド(地上に配
置するための配置部材)の構造である。また、図示しな
い車輪(移動機構)を取り付けた構造、さらに人による
可搬のための図示しない保持部材を設け構造である。ま
た、地上に配置せずに、駅やビルディング入口周辺の壁
や公衆電話ボックスなどに横付けして配置する構造(図
示せず。請求項における実質的に垂直に配置するための
取り付け部材に対応)である。
【0062】以下、実施形態の基本的な動作について説
明する。
【0063】図1及び図2において、携帯電話機1A,
1Bは、電話通話にかかる動作を行い、かつ、ウェブブ
ラウザ(アプリケーション)によるインターネットアク
セスを、通信プロトコル変換(インターネットGW3
A,3B)及びエアーインタフェース処理(セル基地局
・交換制御局)を通じて行う。携帯電話機1A,1B
は、インターネット回線網4を通じたタクシー自動予約
・配車センタ通信装置contへウェブブラウザのアプ
リケーション動作でのIPパケットによるインターネッ
トアクセスを実行する。
【0064】携帯電話機1A,1Bは、それぞれにセル
基地局・交換制御局2A,2Bのサービスエリア内に移
動すると、制御チャネル(CCH)をスキャンしてモニ
タし、最大受信電界強度の制御チャネルを捕捉する。こ
の位置登録後は、既知の発呼(発信)又は着呼(着信)
に対する通信シーケンスが実行される。
【0065】また、図1、図3及び図6において、絶対
位置情報装置8(GPS受信機)及び車両ナビゲーショ
ン装置nviは、GPS計測による現在の絶対位置(緯
度、経度)を検出する。すなわち、天空を飛翔する少な
くとも3個のGPS衛星satが送信するGPS電波W
a,Wb,Wcを平面偏波無指向性受信用のアンテナ3
1で受信し、無線受信部32の検波信号から受信地点の
絶対位置を検出する。
【0066】この絶対位置は、デジタルシグナルプロセ
ッサ33が、スペクトル逆拡散、距離測定、ドップラ測
定、軌道データ処理を行い、これらの情報から位置計算
及び移動速度方位計算を行って検出する。
【0067】また、図1及び図3において、カー車両ナ
ビゲーション装置nviでは、デジタルシグナルプロセ
ッサ33からの絶対位置情報を、タクシーTAの走行状
態(方向検出及び距離検出)に対応した相対位置検出器
63からの検出値でデジタルシグナルプロセッサ62が
地図上の道路などに一致させる補正を行っている。
【0068】図1及び図4において、ウェブサーバ42
は、インターネット通信として周知のTCP/IPによ
る通信接続処理、地図情報中における文字記述や電子メ
ールでのHTML(Hyper Text Markup Language) によ
る言語処理機能(文章、音声、データ圧縮によるJPE
G静止画又はMPEG動画処理も含む)、及びHTTP
(Hypertext Transport Protocol)によるハイパーリンク
機能による転送双方向通信、FTPサーバ43によるフ
ァイル転送、及びCGI(Common Gateway Interface)に
よる外部アプリケーションをそれぞれに実行する。この
ためのインターネットアクセス用のウェブブラウザを搭
載している。
【0069】さらに、地図データベース装置6では、地
図情報を処理するための、ビットマップ画像ファイルを
保存する、例えば、TIFF(Tagged Image File Forma
t)とともに、機種や使用フォントに関わらず作成時のイ
メージを保った精緻な地図情報の変換が可能な、例え
ば、PDF(Portable Document Format)ファイルによっ
て高微細画像の地図情報を生成かつ処理する。このよう
な各装置は、周知のIPパケットによるファイル転送を
双方向通信で行っている。
【0070】タクシー自動予約・配車センタ通信装置c
ontは、D/Bサーバ45が、携帯電話機1Aからの
タクシー予約によって転送されてきた絶対位置情報に対
応する地図情報を地図データベース装置6Aから読み出
す制御を行う。また、タクシー自動予約・配車センタ通
信装置contでは、D/Bサーバ45の制御によっ
て、携帯電話機1Aからのタクシー予約に伴って転送さ
れてきた絶対位置に近い位置に存在するタクシーTA
を、タクシー位置データベース装置6Bに格納している
タクシーTAの現在位置情報に基づいて読み出すととも
に、タクシー予約を行った携帯電話機1Aへ、各種の案
内(例えば、観光情報、気象情報)を案内データベース
装置6Cから読み出している。
【0071】また、タクシー自動予約・配車センタ通信
装置contでは、D/Bサーバ45が読み出したタク
シー予約の絶対位置に近い位置に存在する最も近いタク
シーTAに、タクシー予約発生をインターネット回線網
4、インターネットGW3B、セル基地局・交換制御局
2Bを通じて携帯電話機1Bに送信する。そし、このタ
クシー予約発生の報知情報が、車両ナビゲーション装置
nviに転送されて、この後で説明するように、タクシ
ー予約を受ける旨の通知がタクシー自動予約・配車セン
タ通信装置contに転送される。
【0072】この後、タクシー自動予約・配車センタ通
信装置contが、タクシー予約を受けて、その場所に
向かうタクシーTAの携帯電話機1B、車両ナビゲーシ
ョン装置nviへ詳細かつ最新の地図情報を転送する。
さらに、タクシー自動予約・配車センタ通信装置con
tが、タクシー予約を行った携帯電話機1Aに電子メー
ルによって、配車決定完了及びタクシーTAのナンバー
やおおよその到着時間を通報する。
【0073】図8は実施形態における動作の伝送手順を
示すシーケンス図であり、図9は図8の伝送手順におけ
る小型汎用コンピュータ7の案内情報生成・転送の処理
手順を示すフローチャートである。
【0074】図8及び図9において、広告などの案内情
報を小型汎用コンピュータ7側で作成する(ステップS
1)。この案内情報をインターネット回線網4を通じて
タクシー自動予約・配車センタ通信装置contに転送
する(ステップS2)。タクシー自動予約・配車センタ
通信装置contでは、制御装置5の制御で案内データ
ベース装置6Cに格納する。また、小型汎用コンピュー
タ7側での案内情報におけるコンテンツの変更、例え
ば、新たな案内情報が作成された場合に、再度、転送し
て案内データベース装置6Cに格納する(ステップS
3)。
【0075】図10は図8の伝送手順における絶対位置
情報装置8の動作の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0076】図8及び図10において、絶対位置情報装
置8における絶対位置情報が生成されると(ステップS
10)、その絶対位置情報を格納して保持する(ステッ
プS11)。この後、タクシー予約スタンドtxstに
携帯電話機1Aが装着され、そのタクシー予約を開始す
ると、携帯電話機1Aから絶対位置情報の転送要求コマ
ンドが送出され、絶対位置情報装置8が転送要求コマン
ドの取り込みを判断する(ステップS12)。
【0077】絶対位置情報装置8が、格納している絶対
位置情報を携帯電話機1Aに転送し(ステップS1
3)、この後、絶対位置情報装置8は、絶対位置情報の
変化を判断し、変化した場合(ステップS14:Ye
s)、例えば、タクシー予約スタンドtxstが移動し
た場合に、その絶対位置情報を携帯電話機1Aに転送す
る(ステップS11〜S13)。
【0078】図11は図8の伝送手順における携帯電話
機1Aの動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0079】図8及び図11において、携帯電話機1A
がタクシー予約スタンドtxstに装着(無線回線接続
による隣接配置も含む)される(ステップS20)。携
帯電話機1Aが絶対位置情報装置8へ転送要求コマンド
を送出する(ステップS21)。この後、携帯電話機1
Aは絶対位置情報装置8からの絶対位置情報の取り込み
を判断し(ステップS22)、取り込んだ絶対位置情報
とともに、携帯電話機1Aの自己電話番号を、インター
ネット回線網4を通じてタクシー自動予約・配車センタ
通信装置contに転送する(ステップS23)。
【0080】この後、携帯電話機1Aは絶対位置情報装
置8からの、再度の絶対位置情報の取り込みを判断し
(ステップS24)、その絶対位置情報をタクシー自動
予約・配車センタ通信装置contに転送する(ステッ
プS23〜S24)。この再度の転送は、例えば、タク
シー予約スタンドtxstが移動した場合に対応するも
のである。
【0081】図12は図8の伝送手順における車両ナビ
ケーション装置nviの動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0082】図8及び図12において、車両ナビケーシ
ョン装置nviは、常時、例えば、この車両ナビケーシ
ョン装置nviを搭載したタクシーTAが走行中を認識
した際に、一定時間(例えば、1分間隔)ごとに、その
絶対位置情報を得るGPS計測を実施する(ステップS
30)。この絶対位置情報を、予め付与されたタクシー
識別番号ID(例えば、自動車ナンバー)、及びタクシ
ーTAの乗車中及び空き状態を示すコマンド(例えば、
タクシー料金メータの操作状態から自動生成)を、イン
ターネット回線網4を通じてタクシー自動予約・配車セ
ンタ通信装置contに自動的に転送する(ステップS
31)。
【0083】この後で説明するように、タクシー自動予
約・配車センタ通信装置contは、タクシー位置デー
タベース装置6Bに、タクシーTAからの絶対位置情報
とともにタクシー識別番号ID、乗車中及び空き状態の
情報を格納し、タクシー予約発生時に、その絶対位置情
報に近いタクシーTAを自動的にトラッキング選択して
タクシー予約発生を報知する。
【0084】次に、車両ナビケーション装置nviは、
携帯電話機1B(タクシー自動予約・配車センタ通信装
置cont)からのタクシー予約発生通知の受け取りを
判断する(ステップS32)。そして、このタクシー予
約発生を画面表示する(ステップS33、この後に説明
する図16及び図17参照)。そして、タクシー自動予
約・配車センタ通信装置cont側が、自動的にタクシ
ー予約場所に最も近い一台のタクシーTAを指定する
(ステップS34)。
【0085】なお、タクシー自動予約・配車センタ通信
装置cont側が、複数のタクシーを指定しても良い。
この場合、タクシー運転者が、車両ナビケーション装置
nviに対して、自己車両の配車可能を手動操作し、そ
の応答コマンドがンターネット回線網4を通じてタクシ
ー自動予約・配車センタ通信装置contに転送され
る。
【0086】このように、自動又は手動による車両ナビ
ケーション装置nviと、携帯電話機1B及び車両ナビ
ケーション装置nviとの間のネゴシエーションによっ
て、配車するタクシーTAが決定される(ステップS3
5)。この後、車両ナビケーション装置nviは、タク
シー自動予約・配車センタ通信装置contからのタク
シー予約場所の地図転送を判断し、その画面表示を行う
(ステップS36,S37)。
【0087】図13は図8の伝送手順における携帯電話
機1Bの動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0088】図8及び図13において、携帯電話機1B
は、車両ナビケーション装置nviからの絶対位置情報
の取り込みを判断する(ステップS40)。この絶対位
置情報を、予め付与されたタクシー識別番号ID(例え
ば、自動車ナンバー)、及びタクシーTAの乗車中及び
空き状態を示すコマンドを、インターネット回線網4を
通じてタクシー自動予約・配車センタ通信装置cont
に自動的に転送する(ステップS41)。
【0089】次に、携帯電話機1Bは、タクシー自動予
約・配車センタ通信装置contからのタクシー予約発
生通知の受け取りを判断する(ステップS42)。そし
て、このタクシー予約発生を車両ナビケーション装置n
viに転送する(ステップS43)。次に、車両ナビケ
ーション装置nviからの自己車両の配車可能応答コマ
ンドの取り込みを判断する(ステップS44)。そし
て、この応答コマンドがインターネット回線網4を通じ
てタクシー自動予約・配車センタ通信装置contに自
動転送される(ステップS45)。
【0090】この後、携帯電話機1Bは、タクシー自動
予約・配車センタ通信装置contから転送されるタク
シー予約場所の地図転送を判断し、その画面表示を行う
(ステップS46,S47)。
【0091】図14は図8の伝送手順でのクシー自動予
約・配車センタ通信装置cont中の制御装置5におけ
る動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0092】図8及び図14において、タクシー自動予
約・配車センタ通信装置contは、携帯電話機1B/
車両ナビケーション装置nviからのタクシー移動位置
(絶対位置情報)の取り込みを判断して(ステップS6
0)、タクシー位置データベース装置6Bに格納する
(ステップS61)。
【0093】さらに、タクシー自動予約・配車センタ通
信装置contは、小型汎用コンピュータ7からの観光
情報や気象情報などの取り込みを判断して(ステップS
62)、案内データベース装置6Cに格納する(ステッ
プS63)。次に、携帯電話機1A/絶対位置情報装置
8からのタクシー予約にかかる情報(電話番号、絶対位
置情報)の取り込みを判断し(ステップS64)、タク
シー予約番号を生成して携帯電話機1A/絶対位置情報
装置8側に送信する(ステップS65)。
【0094】タクシー自動予約・配車センタ通信装置c
ontは、タクシー予約にかかる情報の絶対位置情報に
最も近くに位置する一台の空きタクシーTAをタクシー
位置データベース装置6Bとのトラッキングによって抽
出する(ステップS66)。このタクシー予約発生を、
タクシーTA(携帯電話機1B/車両ナビケーション装
置nvi)側に通知する(ステップS67)。
【0095】次に、タクシー自動予約・配車センタ通信
装置contは、タクシー予約発生を通知したタクシー
TA側からの配車可能通知の取り込みを判断する(ステ
ップS68)。ここでタクシーTA側からの配車不可の
通知を取り込んだ場合(No)、さらに、ステップS6
6に戻って、タクシー予約にかかる絶対位置に次に近い
位置かつ一台の空きタクシーTAをタクシー位置データ
ベース装置6Bとのトラッキングによって抽出する。こ
の配車するタクシーTAの決定を判断し(ステップS6
9)、その配車決定をタクシーTA側に通知する。この
通知では、自動車ナンバー及びおおよその到着時間をタ
クシー自動予約・配車センタ通信装置contが地図情
報から算出して転送する(ステップS70)。
【0096】この到着時間は、例えば、タクシー予約場
所までの道路における渋滞情報を加味して算出する。こ
の到着時間は道路交通量情報(道路交通情報通信システ
ム/VICS:Vehicle Information and Communicatio
n)における渋滞時間を加算して算出すれば良い。
【0097】この通知の後にタクシー自動予約・配車セ
ンタ通信装置contが、タクシー予約場所の地図情報
を、地図データベース装置6Aから読み出し(ステップ
S71)、タクシーTA(携帯電話機1B/車両ナビケ
ーション装置nvi)側に転送する(ステップS7
2)。
【0098】次に、前記した説明における車両ナビケー
ション装置nviでの地図情報の表示について詳細に説
明する。
【0099】二つの表示画面及びその転送例について説
明する。 (1)タクシー予約位置を示した広範囲の地図情報及び
部分拡大の地図情報を、タクシー予約センタ通信装置c
ontが、携帯電話機1B/車両ナビゲーション装置n
viへ同時に転送する。この広範囲の地図情報及び部分
拡大の地図情報を車両ナビゲーション装置nviのメモ
リ37に格納する。この後、広範囲の地図情報を表示
し、次に、操作部34からタクシー予約場所を画面上で
指示し、その部分拡大の地図情報を携帯電話機1Bの車
両ナビゲーション装置nviで画面表示する。
【0100】(2)最初に広範囲の地図情報を、タクシ
ー予約センタ通信装置contが携帯電話機1B/車両
ナビゲーション装置nviに転送する。次に、タクシー
予約センタ通信装置contと携帯電話機1Bとのリン
ク上で、車両ナビゲーション装置nviにおける広範囲
の地図上におけるタクシー予約場所の地図要求コマンド
を転送し、タクシー予約センタ通信装置contが、タ
クシー予約場所の地図(部分拡大)の地図情報を携帯電
話機1Bの車両ナビゲーション装置nvに転送して画面
表示する。
【0101】次に、前記した(1)広範囲の地図情報及
び部分拡大の地図情報を同時に車両ナビゲーション装置
nviが取り込み、その画面表示切り替えを行う場合の
処理について説明する。
【0102】図15は図12中のサブルーチン(地図表
示/ステップS37)の詳細な処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0103】図16は広範囲の地図情報の表示画面例を
示す図であり、図17は図16の地図上のタクシー予約
場所を拡大した地図情報の表示画面例を示す図である。
【0104】図15において、まず、車両ナビゲーショ
ン装置nviでは、メモリ37に格納している図16に
示す広範囲の地図情報、又は図17に示す部分拡大の地
図情報の検索が操作部34から行われ、その検索処理モ
ードを判断する(ステップS37a)、そして、操作部
34で次の(1)(2)の検索条件が入力される(ステ
ップS37b)。 (1)図16に示すタクシー予約場所を含む広範囲の地
図情報の検索(読み出し)指示 (2)図17に示すタクシー予約場所を拡大した地図情
報の検索指示 そして、この検索が実行される(ステップS37c)。
次に検索の画面が表示される(ステップS37d)。
【0105】図16に示す(1)広範囲の地図情報は、
例えば、タクシーTAの運転者が、この地区の地理に詳
しくない場合に適する。図17では、GPS計測地点の
絶対位置(緯度、経度)、すなわち、携帯電話機1Aの
携帯電話機10の位置であるタクシー予約場所が「×
印」で示されている。
【0106】次に、操作部34の指示によって、図16
に示す「×印」周囲を拡大したの地図情報が表示され
る。この地図情報には、地図上の建物や店の名称ととも
に、タクシー予約に関する情報「例えば、タクシー予約
番号、顧客名、予約時間、予めタクシー予約センタ通信
装置contが連絡した到着時間」が画面表示されてい
る。タクシーTAの状態「予約リスト、キャンセル、配
置待ち、乗車中、予約入力」を運転者に知らせる(タク
シー予約センタ通信装置contからの連絡)するため
の文字表示がなされている。
【0107】なお、上記の実施形態において、地図デー
タベース装置6には、制御装置5の制御でインターネッ
ト回線網4上の地図情報提供ウェブサイト(図示せず)
から最新の地図情報を格納する。
【0108】また、上記の実施形態では、緯度、経度の
二次元情報とともに経度及び高度の三次元の絶対位置情
報による地図表示も可能である。例えば、タクシー予約
場所が山などの高い場所の場合は、少なくとも四つのG
PS電波を受信して、緯度、経度及び高度情報を得ると
ともに、図16、図17中のタクシー予約場所に、緯
度、経度の二次元情報に対応した住所や、その高度を数
字などで表示すると、タクシー予約場所が、より容易に
判明する。
【0109】また、タクシー予約センタ通信装置con
tにおいて、例えば、「Javeアプレット」による音
声出力及び動的な画面処理も可能であり、その表示も携
帯電話機1B/車両ナビゲーション装置nviにおいて
可能である。
【0110】なお、上記した実施形態では、タクシー自
動予約・配車センタ通信装置contからの携帯電話機
1Aへのタクシー予約完了の通知や、観光案内や気象情
報を多言語で転送可能である。この場合、タクシー自動
予約・配車センタ通信装置contに多言語データベー
ス装置を設け、携帯電話機1Aからの言語変換指示に基
づいた言語の情報を生成して送信する。この場合、特
に、携帯電話機1Aが海外でのローミング運用が可能な
場合の利便性が向上する。
【0111】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、移動設置可能なタクシー予約スタンドに配置
された絶対位置情報装置からの絶対位置情報(配車依頼
場所)を自動的に携帯電話機を通じてタクシー予約のた
めの自動通知を行い、そのタクシー予約、及びその予約
場所へのタクシー配車の手配及び走行に供する地図情報
の配信を自動化している。
【0112】この結果、省力化が達成され、かつ、タク
シー予約・配車が容易かつ確実に実行できるとともに、
地図情報記録媒体をタクシー移動側に用意する必要が無
くなり、コスト低減が可能になるという効果を有してい
る。
【0113】また、本発明は、海外ローミング運用によ
るタクシー予約・配車及び各種の情報配信を多言語で行
っている。
【0114】この結果、グローバル化が達成されて、タ
クシー予約者へのサービスが向上するという効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における通信ネットワーク
構成を示す外観図である。
【図2】 図1中の携帯電話機の基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 図1中の車両ナビケーション装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図4】 図1中の制御装置の要部構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】 図1中の絶対位置情報装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】 図1中における絶対位置情報装置の他の構成
例を示すブロック図である。
【図7】 図1中の絶対位置情報装置のさらに他の構成
例を示すブロック図である。
【図8】 実施形態における動作の伝送手順を示すシー
ケンス図である。
【図9】 図8の伝送手順における小型汎用コンピュー
タの案内情報生成・転送の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】 図8の伝送手順における絶対位置情報装置
の動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】 図8の伝送手順における携帯電話機の動作
の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図8の伝送手順における携帯電話機の動作
の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 図8の伝送手順におけるタクシー側携帯電
話機の動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】 図8の伝送手順におけるタクシー制御装置
の動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 図12中のサブルーチンの詳細な処理手順
を示すフローチャートである。
【図16】 実施形態にあって広範囲の地図情報の表示
画面例を示す図である。
【図17】 図16中の地図上のタクシー予約場所を拡
大した地図情報の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
cont タクシー自動予約・配車センタ通信装置 nvi 車両ナビケーション装置 TA タクシー txst タクシー予約スタンド 1A,1B 携帯電話機 4 インターネット回線網 5 制御装置 6A 地図データベース装置 6B タクシー位置データベース装置 6C 案内データベース装置 7 小型汎用コンピュータ 8,8A 絶対位置情報装置 21A 無線送受信部2 38A 無線送受信部 42 ウェブ(Web)サーバ 45 D/Bサーバ 60 メモリ 63a 保守端末 63b GPS受信機

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶対位置情報側装置からのタクシー予約
    場所に対応する絶対位置情報を移動側装置がタクシー予
    約受付側装置へ無線送信によって転送し、かつ、タクシ
    ー予約受付側装置とタクシー移動側装置との間の無線通
    信による情報転送によってタクシー予約場所への配車を
    行う方法にあって、 絶対位置情報側がタクシー予約場所の絶対位置情報を送
    出するステップと、 この絶対位置情報を移動側が受け取るステップと、 移動側が前記絶対位置情報をタクシー予約受付側に転送
    するステップと、 タクシー移動側が自己の絶対位置を計測するステップ
    と、 タクシー移動側が計測した絶対位置情報と乗車中又は空
    車の情報とをタクシー予約受付側へ転送するステップ
    と、 タクシー予約受付側がタクシー移動側からの絶対位置情
    報と乗車中又は空車の情報とを格納するステップと、 タクシー予約受付側が、格納している絶対位置情報から
    移動側の絶対位置の近くに位置する空きのタクシー移動
    側を抽出するステップと、 この抽出したタクシー移動側にタクシー予約発生情報を
    転送するステップと、 タクシー予約発生情報を受け取ったタクシー移動側が、
    自己タクシーの配車可能な場合の応答をタクシー予約受
    付側に転送するステップと、 この配車可能の応答を受け取ったタクシー予約受付側が
    移動側にタクシー配車の完了を通知するステップと、 を有することを特徴とする、双方向通信ネットワーによ
    るタクシー自動化予約配車の方法。
  2. 【請求項2】 前記タクシー移動側が自己の絶対位置を
    計測するステップにおいて、 移動中の一定間隔又は停車ごとに自己の絶対位置を計測
    することを特徴とする、請求項1記載の双方向通信ネッ
    トワーによるタクシー自動化予約配車の方法。
  3. 【請求項3】 前記タクシー予約受付側が移動側の絶対
    位置の近くに位置する空きのタクシー移動側を、格納し
    ている絶対位置情報から抽出するステップにおいて、 移動側の絶対位置に最も近い空きのタクシー移動側か
    ら、配車が決定するまで順次抽出することを特徴とす
    る、請求項1記載の双方向通信ネットワーによるタクシ
    ー自動化予約配車の方法。
  4. 【請求項4】 前記タクシー予約発生情報を受け取った
    タクシー移動側が、自己タクシーの配車可能な場合の応
    答をタクシー予約受付側に転送するステップにおいて、 自己タクシーの配車可能な場合の応答を、自動的に行い
    又は手動操作で行うことを特徴とする、請求項1記載の
    双方向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記配車可能を受け取ったタクシー予約
    受付側が移動側にタクシー配車の完了を通知するステッ
    プにおいて、 タクシー配車の完了を文字情報で移動側にタクシー予約
    受付側から自動通報することを特徴とする、請求項1記
    載の双方向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配
    車の方法。
  6. 【請求項6】 前記配車可能を受け取ったタクシー予約
    受付側が移動側にタクシー配車の完了を通知するステッ
    プの次に、 決定したタクシー移動側にタクシー予約受付側がタクシ
    ー予約場所の絶対位置を表示した地図情報を転送するス
    テップと、 タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するステッ
    プと、 をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の双方
    向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記配車可能を受け取ったタクシー予約
    受付側が移動側にタクシー配車の完了を通知するステッ
    プの次に、 タクシー予約受付側が移動側に広告を含む情報を送信す
    るステップと、 移動側が受け取った情報を表示するステップと、 をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の双方
    向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記タクシー移動側が受け取った地図情
    報を表示するステップにおいて、 タクシー移動側の絶対位置を、表示地図上に走行ととも
    に連続して表示することを特徴とする、請求項6記載の
    双方向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記タクシー移動側が受け取った地図情
    報を表示するステップの次に、 前記移動側が、タクシー予約場所の絶対位置情報が変化
    したかを判断するステップと、 この判断で絶対位置情報が変化した場合に、新たな絶対
    位置情報を移動側がタクシー予約受付側に転送するステ
    ップと、 タクシー予約受付側が、受け取った新たな絶対位置情報
    を、配車が決定されたタクシー移動側に転送するステッ
    プと、 をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の双方
    向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記決定したタクシー移動側にタクシ
    ー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示した
    地図情報を転送するステップにおいて、 タクシー予約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情
    報と、この広範囲の地図情報におけるタクシー予約場所
    を拡大した地図情報をタクシー予約受付側がタクシー移
    動側に同時に転送し、かつ、 タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するステッ
    プにおいて、 転送されてきた前記広範囲の地図情報とタクシー予約場
    所を拡大した地図情報とを選択的に表示することを特徴
    とする、請求項6記載の双方向通信ネットワーによるタ
    クシー自動化予約配車の方法。
  11. 【請求項11】 前記決定したタクシー移動側にタクシ
    ー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示した
    地図情報を転送するステップにおいて、 タクシー予約場所を比較的に広範囲をもって示す地図情
    報とタクシー予約場所を拡大した地図情報とを、 タクシー予約受付側がタクシー移動側からの転送指示に
    基づいて選択的に転送することを特徴とする、請求項6
    記載の双方向通信ネットワーによるタクシー自動化予約
    配車の方法。
  12. 【請求項12】 前記絶対位置計測を、 衛星電波を受信して行うことを特徴とする請求項1記載
    の双方向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記決定したタクシー移動側にタクシ
    ー予約受付側がタクシー予約場所の絶対位置を表示した
    地図情報を転送するステップにおいて、 音声出力及び動く画像の情報による地図情報を生成し、
    かつ、 タクシー移動側が受け取った地図情報を表示するステッ
    プにおいて、 この音声出力及び動く画像による地図情報を表示するこ
    とを特徴とする、請求項6記載の双方向通信ネットワー
    によるタクシー自動化予約配車の方法。
  14. 【請求項14】 前記タクシー予約受付側から、 移動側装置で指定した言語による情報をデータベースで
    生成して転送することを特徴とする、請求項1記載の双
    方向通信ネットワーによるタクシー自動化予約配車の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記配車可能を受け取ったタクシー予
    約受付側が移動側にタクシー配車の完了を通知するステ
    ップにおいて、 少なくとも渋滞を含む交通情報に基づいた、タクシー予
    約場所までの配車時間を算出して、移動側に通知するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の双方向通信ネットワー
    によるタクシー自動化予約配車の方法。
  16. 【請求項16】 携帯電話機から絶対位置情報をタクシ
    ー予約受付通信装置へ無線送信してタクシー予約を行う
    ためのタクシー予約スタンドにあって、 携帯電話機へ絶対位置情報を送出する絶対位置情報装置
    を備えることを特徴とするタクシー予約スタンド。
  17. 【請求項17】 当該タクシー予約スタンドに、 車両を含む移動機構、又は可搬のための保持部材、地上
    に配置するための配置部材、実質的に垂直に配置するた
    めの取り付け部材の少なくとも一つを備えることを特徴
    とする請求項16記載のタクシー予約スタンド。
  18. 【請求項18】 絶対位置情報装置からのタクシー予約
    場所に対応する絶対位置情報を移動端末がタクシー予約
    受付通信装置へ無線送信して転送し、かつ、タクシー予
    約受付通信装置とタクシー移動通信装置との間の無線通
    信による情報転送でタクシー予約場所への配車を行うタ
    クシー予約配車通信システムにあって、 前記絶対位置情報装置が、タクシー予約を行うためのス
    タンドに配置され、かつ、このタクシー予約場所に対応
    する絶対位置情報を前記移動端末からの要求で送出し、 前記移動端末が、前記スタンドに配置され、前記絶対位
    置情報装置が保持する絶対位置情報を受け取って、前記
    タクシー予約受付通信装置に転送し、 前記タクシー予約受付通信装置が、前記タクシー移動通
    信装置からの絶対位置情報と乗車中又は空車の情報とを
    受け取って格納し、かつ、格納している絶対位置情報の
    タクシー予約場所の近くに位置する空きの前記タクシー
    移動通信装置を抽出して、タクシー予約発生情報を転送
    し、かつ、前記タクシー移動通信装置からの配車可能を
    受け取った際に、移動端末にタクシー配車の完了を通知
    し、 前記タクシー移動通信装置が、自己の絶対位置を計測し
    てタクシー予約受付通信装置へ無線送信し、かつ、タク
    シー予約発生情報を受け取った際の自己タクシーの配車
    可能な場合の応答を転送する、 ことを特徴とするタクシー予約配車通信システム。
  19. 【請求項19】 前記タクシー移動通信装置として、 無線通信を行う携帯電話機と、 衛星電波を受信し、自己絶対位置を計測して転送すると
    ともに、タクシー予約受付通信装置から転送されてきた
    地図上に、自己走行を連続して表示するナビゲーション
    装置と、 を備えることを特徴とする請求項18記載のタクシー予
    約配車通信システム。
  20. 【請求項20】 前記絶対位置情報装置が、次のいずれ
    かであることを特徴とする請求項18記載のタクシー予
    約配車通信システム。 (1)携帯電話機とワイヤード接続され、かつ、前記携
    帯電話機からの転送要求によって、記憶している絶対位
    置情報を前記携帯電話機へ送出する記憶手段。 (2)携帯電話機とワイヤード接続され、かつ、前記携
    帯電話機からの転送要求によって、GPS計測による絶
    対位置情報を前記携帯電話機へ送出するGPS受信機。 (3)携帯電話機と無線回線接続され、かつ、前記携帯
    電話機からの転送要求によって、GPS計測による絶対
    位置情報を無線回線を通じて前記携帯電話機に送信する
    GPS受信機。 (4)携帯電話機と無線回線接続され、かつ、前記携帯
    電話機からの転送要求によって、GPS計測による絶対
    位置情報を無線回線を通じて前記携帯電話機に送信する
    GPS受信機。
  21. 【請求項21】 前記タクシー予約受付通信装置に、 地図情報を格納した地図データベース装置と、 タクシーの絶対位置を格納するタクシー位置データベー
    ス装置と、 広告を含む情報を格納した案内データベース装置と、 移動端末からの指示による言語の情報を前記移動端末へ
    転送するための多言語データベース装置と、 を備えることを特徴とする請求項18記載のタクシー予
    約配車通信システム。
  22. 【請求項22】 前記タクシー予約受付通信装置が、広
    告を含む情報を格納し、かつ、移動端末に転送する情報
    を提供する通信装置を双方向通信ネットワーク上に備え
    ることを特徴とする請求項18記載のタクシー予約配車
    通信システム。
  23. 【請求項23】 絶対位置情報装置からのタクシー予約
    場所に対応する絶対位置情報を移動端末がタクシー予約
    受付通信装置へ無線送信して転送し、かつ、タクシー予
    約受付通信装置とタクシー移動通信装置との間の無線通
    信による情報転送でタクシー予約場所への配車を行うた
    めのプログラムであり、 前記絶対位置情報装置が、タクシー予約を行うためのス
    タンドに配置され、かつ、このタクシー予約場所に対応
    する絶対位置情報を前記移動端末からの要求で送出する
    ステップと、 前記移動端末が、前記スタンドに配置され、前記絶対位
    置情報装置が保持する絶対位置情報を受け取って、前記
    タクシー予約受付通信装置に転送するステップと、 前記タクシー予約受付通信装置が、前記タクシー移動通
    信装置からの絶対位置情報と乗車中又は空車の情報とを
    受け取って格納し、かつ、格納している絶対位置情報の
    タクシー予約場所の近くに位置する空きの前記タクシー
    移動通信装置を抽出して、タクシー予約発生情報を転送
    し、かつ、前記タクシー移動通信装置からの配車可能を
    受け取った際に、移動端末にタクシー配車の完了を通知
    するステップと、 前記タクシー移動通信装置が、自己の絶対位置を計測し
    てタクシー予約受付通信装置へ無線送信し、かつ、タク
    シー予約発生情報を受け取った際の自己タクシーの配車
    可能な場合の応答を転送するステップと、 の制御を実質的なコンピュータが実行するためのプログ
    ラム。
JP2001140341A 2001-05-10 2001-05-10 双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム Pending JP2002335207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140341A JP2002335207A (ja) 2001-05-10 2001-05-10 双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140341A JP2002335207A (ja) 2001-05-10 2001-05-10 双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002335207A true JP2002335207A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18986963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001140341A Pending JP2002335207A (ja) 2001-05-10 2001-05-10 双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002335207A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005011007A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Nec Soft Ltd サービス提供システムおよびサービス提供方法
JP2016064830A (ja) * 2014-04-01 2016-04-28 みこらった株式会社 自動車及び自動車用プログラム
CN106909979A (zh) * 2017-02-28 2017-06-30 上海量明科技发展有限公司 基于用户行为预约共享车辆的方法、订车终端和系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005011007A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Nec Soft Ltd サービス提供システムおよびサービス提供方法
JP2016064830A (ja) * 2014-04-01 2016-04-28 みこらった株式会社 自動車及び自動車用プログラム
JP2016115364A (ja) * 2014-04-01 2016-06-23 みこらった株式会社 配車管理システム及び配車管理サーバ
US11180116B2 (en) 2014-04-01 2021-11-23 Micolatta Inc. Vehicle dispatch management system and vehicle dispatch management server
CN106909979A (zh) * 2017-02-28 2017-06-30 上海量明科技发展有限公司 基于用户行为预约共享车辆的方法、订车终端和系统
CN106909979B (zh) * 2017-02-28 2023-05-23 上海量明科技发展有限公司 基于用户行为预约共享车辆的方法、订车终端和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3389428B2 (ja) カーナビゲーションシステム及びそれに用いる携帯端末、カーナビゲーション
JP3934985B2 (ja) タクシー配車受付方法
JP3036696B1 (ja) ナビゲーションシステム、方法、および、そのプログラムを記録した記録媒体
US20020135515A1 (en) Information system for travellers
JP4678779B2 (ja) 携帯型端末を用いたタクシー配車システム
JP4074277B2 (ja) 通信サービスシステム、移動体通信端末及びサーバ
JPH1094028A (ja) 移動端末および移動通信システム
JP3454660B2 (ja) カーナビゲーションシステム
KR20020069360A (ko) 이동 통신 디바이스에 여행 관련 정보를 제공하는 방법,및 이에 관련된 시스템 및 장치
EP1947826A1 (en) Congestion information delivery system, mobile terminal, server, method of congestion information delivery and computer-readable medium storing program
US7209827B2 (en) Server apparatus, terminal device, and information providing system
JP2001188996A (ja) タクシー運行管理システム
KR101280313B1 (ko) 스마트 버스정보시스템
JP2006172061A (ja) 予約対象管理方法および装置並びにシステム
JP2009286365A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び情報提供システム
JP4568311B2 (ja) 情報収集・配信システム、情報収集・配信サーバ、ユーザ端末装置、及び情報収集・配信方法
JPH10224291A (ja) 移動体通信装置
JP3751535B2 (ja) 情報提供システム及び情報利用端末
JP2002251433A (ja) タクシー配車方法並びにシステム
JP2002335207A (ja) 双方向通信ネットワークによるタクシー自動化予約配車の方法、タクシー予約スタンド及びその通信システム並びにプログラム
JP2003242215A (ja) 移動体内情報提供システム
JP4839420B2 (ja) 通信ネットワークによる移動地点周辺の案内地図情報の提供取得方法及び案内地図情報の提供取得システム
JP4306276B2 (ja) 情報通信システム
JPH11201769A (ja) 通信型経路案内システムおよびそこで用いられる通信方法
JP2002312893A (ja) 通信ネットワークによるタクシー予約及び配車の方法、その通信システム並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050920