JP2002311311A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JP2002311311A
JP2002311311A JP2001116748A JP2001116748A JP2002311311A JP 2002311311 A JP2002311311 A JP 2002311311A JP 2001116748 A JP2001116748 A JP 2001116748A JP 2001116748 A JP2001116748 A JP 2001116748A JP 2002311311 A JP2002311311 A JP 2002311311A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber cable
center
grooved
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JP2001116748A
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Seiro Oizumi
晴郎 大泉
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中心にテンションメンバを挿通した溝付きス
ペーサの外周に、保持溝を介して光ファイバ心線を係入
保持し、この溝付きスペーサを押え巻きテープおよび外
被で覆ってなる光ファイバケーブルの、軽量化を図ると
ともに、曲げ特性を改善する。 【解決手段】 溝付きスペーサ3を中空チューブ状に
形成し、この溝付きスペーサ3の内面に部分的に接する
一連の螺旋体8からなる中心スペーサ7を内嵌するとと
もに、この中心スペーサ7にテンションメンバ2を保持
させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝付きスペーサを
備えた光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】溝付きスペーサを備えた光ファイバケー
ブルの一例が図7,図8に示されている。この光ファイ
バケーブルは、中心にテンションメンバ2を挿通した溝
付きスペーサ3の外周に、保持溝4を介して光ファイバ
心線1を係入保持し、この溝付きスペーサ3を押え巻き
テープ5および外被6で覆って構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の光ファイバ
ケーブルでは、溝付きスペーサ3をポリエチレン(P
E)などの硬質の樹脂材からなる中実のケーブル体で構
成しており、そのために重量が大きいのみならず曲げに
くいものとなっており、取扱い性および施工性において
改良が望まれている。
【0004】特に近年では、伝達する情報量の増大に対
応するために、1本の光ファイバケーブルが保持する光
ファイバ本数が増加しており、これによって溝付きスペ
ーサの径が大きくなり、一層、上記問題が顕著となるも
のであった。
【0005】このような要望のもとに、溝付きスペーサ
を中空チューブ状に構成し、その内部間に発泡樹脂材を
充填するとともに、その中心にテンションメンバを挿通
保持することで、軽量化と曲げ性能の改善を図ったもの
も提案されている。
【0006】しかし、発泡樹脂材は、軽量化の促進およ
び曲げ特性の向上のために発泡率を高めると強度が低下
し、ケーブルを曲げた際に発泡樹脂材が挫屈してしまっ
て溝付きスペーサが変形し、光ファイバ心線に不当な応
力が作用するおそれが高いものとなり、逆に、発泡樹脂
材の強度を確保するために発泡率を下げると、軽量化お
よび曲げ特性が不充分になるものであり、発泡樹脂材の
材料や発泡率をケーブル径や心線本数などの仕様に合わ
せてそのつど選択設定する必要があり、実用上には難点
があった。
【0007】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、各種の仕様に比較的容易に対応させて
軽量化と曲げ特性の改善を図ることができる光ファイバ
ケーブルを提供することを主たる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0009】すなわち、請求項1に係る発明の光ファイ
バケーブルは、中心にテンションメンバを挿通した溝付
きスペーサの外周に略軸方向に沿って保持溝を設けたう
えで、この保持溝に光ファイバ心線を係入保持し、さら
にこの溝付きスペーサを外被で覆ってなる光ファイバケ
ーブルであって、前記溝付きスペーサを中空チューブ状
に形成し、この溝付きスペーサの内面に部分的に接する
中心スペーサを内嵌するとともに、中心スペーサに前記
テンションメンバを保持する、ことを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明の光ファイバケーブル
は、請求項1の発明において、前記中心スペーサを、前
記テンションメンバに巻回されるとともに、前記溝付き
スペーサの内周に接する外径を有する一連の螺旋体で構
成してあることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明の光ファイバケーブル
は、請求項1の発明において、前記中心スペーサを、前
記テンションメンバにケーブル長手方向に所定の間隔を
もって外嵌されるとともに、前記溝付きスペーサの内周
に接する外径を有する多数の円板片で構成してあること
を特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明の光ファイバケーブル
は、請求項1の発明において、前記中心スペーサを、前
記テンションメンバに外嵌されるとともに、前記溝付き
スペーサの内周に接する外径を有する多数の板状片で構
成し、かつ、各板状片の外周には部分的に凹部を形成し
てあることを特徴とする。
【0013】請求項5に係る発明の光ファイバケーブル
は、請求項4の発明において、各板状片の外周に形成し
た前記凹部を、ケーブル長手方向に直線状あるいは緩い
螺旋状に並べて配設してあることを特徴とする。
【0014】〔作用〕上記構成によると、次のように作
用する。
【0015】すなわち、請求項1に係る発明の構成によ
ると、溝付きスペーサが中空チューブ状であり、その内
部に装着する中心スペーサも多くの空間を有するもので
あるから、中心スペーサを含めた溝付きスペーサ全体は
軽量となる。また、中心スペーサは、溝付きスペーサの
内面に部分的にしか接しないものであるので、ケーブル
の曲げ抵抗になりにくく、中空チューブ状の溝付きスペ
ーサは容易に曲げることができる。
【0016】請求項2に係る発明の構成によると、螺旋
状の中心スペーサは、溝付きスペーサの内周に沿ってケ
ーブル長手方向に均一に接することになり、ケーブル全
長に亘って安定した曲げ特性をもたらす。この場合、中
心スペーサの螺旋ピッチを小さくすると曲げ剛性が大き
くなり、螺旋ピッチを大きくすると曲げ剛性が小さくな
り、螺旋ピッチを選択することでケーブル径などに応じ
た所望の曲げ特性を設定することができる。また、溝付
きスペーサの内部に連続した螺旋状空間が形成されるの
で内圧が分散されることになり、内部空気の局部的な膨
張などによって溝付きスペーサが局部的な応力を受ける
ことはない。また、螺旋状空間のリード角度が小さい場
合には、この螺旋状空間に光ファイバ心線を挿通するこ
とも可能となる。
【0017】請求項3に係る発明の構成によると、溝付
きスペーサの内部にケーブル長手方向に適当な間隔をも
って配備された円板片群が、溝付きスペーサの曲げ抵抗
になること少なくテンションメンバをケーブル中心に保
持する。この場合、円板片の並列ピッチを小さくすると
曲げ剛性が大きくなり、並列ピッチを大きくすると曲げ
剛性が小さくなり、円板片の並列ピッチを選択すること
でケーブル径などに応じた所望の曲げ特性を設定するこ
とができる。
【0018】請求項4に係る発明の構成によると、溝付
きスペーサの内部にケーブル長手方向に適当な間隔をも
って配備された板状片群が、溝付きスペーサの曲げ抵抗
になること少なくテンションメンバをケーブル中心に保
持するとともに、凹部を形成する分、中心スペーサが軽
量となる。
【0019】請求項5に係る発明の構成によると、請求
項4の発明と同様に機能するとともに、並べられた凹部
に沿って別の光ファイバ心線を挿通することも可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様のいく
つかを図面に基づいて説明する。
【0021】図1に、本発明に係る光ファイバケーブル
の一例の斜視図が、また、図2にその縦断正面図が、ま
た、図3にその縦断側面図がそれぞれが示されている。
この光ファイバケーブルの基本的な構成は、溝付きスペ
ーサを備えた従来の光ファイバケーブルと同様であり、
複数本の光ファイバ心線1が、鋼線あるいは鋼撚り線な
どからなるテンションメンバ2を中心に挿通保持した溝
付きスペーサ3の外周に、緩い螺旋状の保持溝4を介し
て係入保持されるとともに、この溝付きスペーサ3が押
え巻きテープ5および外被6で覆われた構造となってい
る。
【0022】図4に示すように、前記溝付きスペーサ3
は、ポリエチレン(PE)などの硬質の樹脂材で中空チ
ューブ状に形成されており、その内部に中心スペーサ7
が内嵌装着されている。この中心スペーサ7もPEなど
の硬質の樹脂材からなり、この例では、テンションメン
バ2に巻き付け装着された一連の螺旋体8によって構成
されている。そして、この中心スペーサ7は、その外周
縁が中心スペーサ7の内周に密着接触する外径に設定さ
れ、もってテンションメンバ2がケーブル中心に位置保
持されるようになっている。なお、前記螺旋体8は、連
続成形あるいは丸線状素材の切削によって構成すること
ができる。
【0023】このように中心スペーサ7を備えた溝付き
スペーサ3は、多くの空間を溝付きスペーサ3内に形成
するので、従来の中実の溝付きスペーサ3(図7,図8
参照)に比べて軽量であるとともに、曲げやすいものと
なっている。
【0024】前記中心スペーサ7の別の実施形態を以下
に示す。
【0025】(1)図5に示すように、前記中心スペー
サ7を、テンションメンバ2にケーブル長手方向に所定
の間隔をもって外嵌されるとともに、溝付きスペーサ3
の内周に接する外径を有する多数の硬質樹脂製の円板片
9で構成することもできる。
【0026】(2)図6に示すように、前記中心スペー
サ7を、テンションメンバ2にケーブル長手方向に所定
の間隔をもって外嵌されるとともに、溝付きスペーサ3
の内周に接する外径を有し、かつ、周方向に複数の凹部
10を設けて星形に形成した多数の硬質樹脂製の星型板
状片11で構成することもできる。
【0027】この場合、前記凹部10を、ケーブル長手
方向に沿って直線状あるいは緩い螺旋状に並べると、こ
れら凹部10群に沿って別の光ファイバ心線を挿通保持
することも可能となる。
【0028】なお、上記各実施形態においては、溝付き
スペーサ3の各保持溝4に単心の光ファイバ心線1を保
持させる場合を例示したが、複数心タイプの光ファイバ
心線、いわゆる複数心テープ心線を保持する場合にも適
用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0030】請求項1に係る発明によれば、溝付きスペ
ーサを中空チューブ状にして、その内部に中心スペーサ
を装着する構造を採用することで、溝付きスペーサの軽
量化を図ることができるとともに、曲げ特性の改善する
ことができ、取扱い性および施工性を向上することがで
きる。特に、光ファイバ心線を多数本保持する大径の光
ファイバケーブルにも十分対応させることが容易となっ
た。
【0031】請求項2に係る発明によれば、中心スペー
サを一連の螺旋体で構成することで、テンションメンバ
の保持、および、溝付きスペーサ内への中心スペーサの
装着が容易となり、請求項1の発明を好適に実施するこ
とができる。
【0032】請求項3に係る発明によれば、中心スペー
サを多数の円板片で構成するので、中心スペーサの製作
が簡単で安価に実施することができるとともに、円板片
群の間隔選択によって曲げ特性の設定をケーブル仕様な
どに対応して変更することが容易であり、実用上の利便
性の高いものとなる。
【0033】請求項4に係る発明によれば、請求項3の
上記効果をもたらすとともに、中心スペーサの更なる軽
量化が可能となる。
【0034】請求項5に係る発明によれば、中心スペー
サにも光ファイバ心線を挿通保持することが可能とな
り、ケーブル径を大きくすることなく、多数の光ファイ
バ心線を保持した大容量の情報伝達が可能な光ファイバ
ケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバケーブルの斜視図であ
る。
【図2】光ファイバケーブルの縦断正面図である。
【図3】光ファイバケーブルの縦断側面図である。
【図4】溝付きスペーサの一部を示す斜視図である。
【図5】別の実施形態の溝付きスペーサの一部を示す斜
視図である。
【図6】さらに別の実施形態の溝付きスペーサの一部を
示す斜視図である。
【図7】従来の光ファイバケーブルの斜視図である。
【図8】従来の光ファイバケーブルの縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 光ファイバ心線 2 テンションメンバ 3 溝付きスペーサ 4 保持溝 5 押え巻きテープ 6 外被 7 中心スペーサ 8 螺旋体 9 円板片 10 凹部 11 板状片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心にテンションメンバを挿通した溝付
    きスペーサの外周に略軸方向に沿って保持溝を設けたう
    えで、この保持溝に光ファイバ心線を係入保持し、さら
    にこの溝付きスペーサを外被で覆ってなる光ファイバケ
    ーブルであって、 前記溝付きスペーサを中空チューブ状に形成し、この溝
    付きスペーサの内面に部分的に接する中心スペーサを内
    嵌するとともに、中心スペーサによって前記テンション
    メンバを保持する、 ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバケーブルであ
    って、 前記中心スペーサを、前記テンションメンバに巻回され
    るとともに、前記溝付きスペーサの内周に接する外径を
    有する一連の螺旋体で構成する、 ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ファイバケーブルであ
    って、 前記中心スペーサを、前記テンションメンバにケーブル
    長手方向に所定の間隔をもって外嵌されるとともに、前
    記溝付きスペーサの内周に接する外径を有する多数の円
    板片で構成する、 ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光ファイバケーブルであ
    って、 前記中心スペーサを前記テンションメンバに外嵌される
    とともに、前記溝付きスペーサの内周に接する外径を有
    する多数の板状片で構成し、かつ、各板状片の外周には
    部分的に凹部を形成する、 ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光ファイバケーブルであ
    って、 各板状片の外周に形成した前記凹部を、ケーブル長手方
    向に直線状あるいは緩い螺旋状に並べて配設する、 ことを特徴とする光ファイバケーブル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987644B2 (en) 2002-11-22 2006-01-17 Alps Electric Co., Ltd. Thin film magnetic head including coil wound in toroidal shape and method for manufacturing the same

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