JPH03264906A - 光ファイバユニット - Google Patents

光ファイバユニット

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JPH03264906A
JPH03264906A JP2062748A JP6274890A JPH03264906A JP H03264906 A JPH03264906 A JP H03264906A JP 2062748 A JP2062748 A JP 2062748A JP 6274890 A JP6274890 A JP 6274890A JP H03264906 A JPH03264906 A JP H03264906A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エア・ブローン・ファイバエ法などの流体圧
送方式の布設方法に用いて好適す光ファイバユニットに
関する。
〈従来の技術〉 通信用線材の新しい布設方法であるエア・ブローン・フ
ァイバエ法は、例えば特開昭59−104607号公報
に開示されている。かかる工法は、例えば第5図に示す
ような圧送装置31を用い、予め布設されている管路3
2内に通信用線材を空気流により圧送し押し進めて布設
するものである。ここで、図中、34は管路32の端部
へ取付けられるフィードヘッド、35及び36は通信用
線材33を送り込むための駆動ホイール、37は通信用
線材33を圧送するための空気を導入する空気導入口で
ある。また、38はフィードヘッド34の通信用線材3
3の入口部分からの空気の洩れを防ぐための空気シール
であり、官@32が長く圧損が大きいために設けられた
ものである。
そして、かかる工法に用いる通信用線材33は空気流に
よる圧送に適するため、軽量で表面積を大きくする必要
がある。上記工法により布設される通信用線材(光ファ
イバユニット)としては、従来では、第6図や第7図に
示すものが使用されていた。
第6図に示す光ファイバユニット40は7本の光ファイ
バ41をポリプロピレンでなる一次被覆42で束ね、こ
れに発泡ポリエチレンでなる多孔質層43を被覆したも
のである。
軽量化及び表面積の増大は、多孔質層43により実現し
ている。
第7図に示す光ファイバユニット50は、2本で1組と
した光ファイバ51に一次被覆52を施して形成したサ
ブユニット53を、介在カッド54の周囲に4本配置し
て二次被覆55を施し、更に、軽量化及び表面積増大を
図る多孔質層56を被覆したものである。
上述したようにエア・ブローン・ファイバエ法に適用さ
れる従来の光ファイバユニット40.50は、光ファイ
バの心数が少なく(7または8心数)、光ファイバ【よ
真直状態で集合されていた。このため次のような長所が
あった。
■ 光ファイバの心数が少ないため、光フアイバユニッ
トを曲がった管路内に布設しても光ファイバの歪が小さ
い。
■ 光ファイバが真直状態で集合しているため、長手方
向に沿う抗力が大きい。したがって第5図に示すように
、内部が高圧になっている管路32内に、通信用線材3
3 (例えば光ファイバユニット40゜50)を駆動ホ
イール35.36で挾んで送るときに、大きな抗力があ
るためスムーズに送り込みができる。
■ 光ファイバを真直に配列するため、製造が容易であ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 近年の情報伝送量の増大にともない、この種の光ファイ
バユニットにおいても大容量化、つまり多心化が強く望
まれている。ところが、光ファイバの心数を多く (9
心以上)して真直配列の光ファイバユニットを作製する
と、次のような問題が生じる。
■ 光ファイバの心数が多いため配列乱れが生じる。
■ 心数が増え径が大きくなるにつれて、光ファイバユ
ニットの曲げによる歪の悪影響が出てくる。この問題は
特に、低温時に伝送損失が増加するという事態において
顕著である。このような低温時の伝送損失増加は、外層
の多孔質層の収縮に起因して、多数の光ファイバのうち
の一部のものだけに集中して発生する。したがって光フ
ァイバの配置位置によって伝送特性が興なってしまい均
質な伝送ができなくなる。
■ 光ファイバユニットの剛性が高くなり、送り込み時
に要求される抗力としては充分である反面、曲がり部の
ある管路では曲がりに応じて撓むことができにくくなり
実際の布設配管内に布設できないおそれがある。
本発明は、上記従来技術に鑑み、良好な伝送特性や布設
の容易さを持ちつつ多心とした光ファイバユニットを提
供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決する本発明の構成は、 予め布設した管路内に圧送される流体の流れにより、前
記管路内に導入されて押し進められる光ファイバユニッ
トであって、 集合した複数本の光ファイバ上に一次被覆を施して形成
したサブユニットを、複数本撚り合せ、撚り合せたサブ
ユニット上に二次被覆を施し、二次被覆上に多孔質層を
施した構成となっていることを特徴とする。
く作   用〉 光ファイバの心数を増加しているので伝送容量を増加で
きるとともに送り込み時に必要な抗力は充分であり、ま
た、サブユニットを撚っであるので撓みやすくなるとと
もに外力が分散されて伝送特性が向上する。
く実 施 例〉 以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図(al (blは本発明の第1の実施例に係る光
ファイバユニット1を示す。同図に示すサブユニット2
は、7本のマルチモード光ファイバ3を中央の1本の周
囲に6本を配列して集合し、集合した7本の光ファイバ
3に、ナイロンでなる一次被覆4を施して形成している
。このような構成となっている3本のサブユニット2は
撚り合され、撚り合せたサブユニット2上に、紫外線硬
化型樹III(米国デソト社製950XO42)でなる
二次被覆5を施している。サブユニット2の撚りピッチ
は、後述する比較試験の結果から、30〜600■とし
ている。そして、二次被覆5上に発泡ポリエチレンでな
る多孔質層6を施した構成となっている。こうして21
心の光ファイバユニット1を構成した。
上記構成となっている本実施例の光フアイバユニット1
では、以下の理由により、低温でも良好な伝送特性が確
保でき、また、曲がり管路に布設しても圧送が良好にて
きる。
■ 各サブユニット2に集合した光ファイバの心数は少
なく (本実施例では7本だが3〜7本の任意の本数に
してもよい)、サブユニット2そのものは従来の光フア
イバユニットよりも小径で曲げに強い。
■ 各サブユニット2の光ファイバ心数が少ないため、
光ファイバ3が一次被覆4によりタイトに集合される。
このため光ファイバ3は、−次被覆4から剥れろことな
く、−次被覆4内でたるんで非定常的に曲がることもな
い。
■ 3本のサブユニット2を適当なピッチ(30〜60
0m)で撚って光ファイバユs−yト1全体に適当な曲
がり易さが与えられているため、曲がり管路であっても
良好な圧送特性が得られる。
■ サブユニット2が撚られているため、低温時に多孔
質層4などが収縮しても、この収縮力(半径方向中心に
向う力)は各サブユニット2で分担されて全サブユニッ
ト2に均等に作用し、更に、収縮力を受けたサブユニッ
ト2から他のサブユニット2に力が伝わり収縮力は全光
ファイバ3に分散される。
ここで、上記実施例において撚りピッチを30〜600
mと決定するに至った実験を説明する。この実験では、
第1図(a) (blに示す構成で且つ下記属性となっ
ている7種の光ファイバユニット(il〜−ト、比較光
ファイ/< ユニット一とを用いた。これら光ファイバ
ユニット(i)〜−の属性は以下のとおりである。
光ファイバユニット(i);光ファイバ3は、コア径5
0μm、クラツド径125μmのマルチモードガラスフ
ァイバに紫外線硬化型樹脂を2層被覆した外径250μ
mのマルチモード光ファイバ。サブユニット3の外径は
11w10多孔質層を施してなる光ファイバユニットの
外径は4m03本のサブユニット3の撚りピッチは30
 wwa 0構成は第1図+al (blに示すもの。
光ファイバユニット(ii) C11lもJ M fv
il (vul ;  3本のサブユニット3の撚りピ
ッチがそれぞれ、100m、200m、400m、60
0+m。
700m、 800mで、他の属性は上記(i)と同じ
比較光ファイバユニット−;第1図(al (b)に示
す部材を用いているが、3本のサブユニット2を撚るこ
となく直線配列したもの。
上述した8種の光ファイバユニット(i)〜−について
、(イ)直径25cmのコイル状にして低温状態にした
ときの伝送損失増加と、(ロ)直径25cmのマンドレ
ルに巻き付けた長さ300mの各光ファイバユニットを
管路に圧送したときの特性と、を実験した。
実験(−()(ロ)において直径を25cffIとした
のは、日本国内で既に広く用いれられている住友電気工
業株式会社製のV:路ケーブルの最小直径が12mmで
あり、一般に光ファイバユニットはその直径の20倍以
上の外径以下の曲げ径にならぬように布設されろことが
多いためである。
また実験(イ)における低温状態下での伝送損失増加は
、室温から一20℃にまで温度低下させたときの伝送損
失変化として測定した。
このときの規準は0.1 dB / kjlとした。
また実験(ロ)における伝送特性は、圧力4kg/ca
rの圧縮空気により各光ファイバユニット(il〜−を
、内径6mで500m長のポリエチレン製管路中に挿通
するに要する時間として評価した。このときの規準は2
0分とした。
第2図は実験(イ)の結果(実線で示す)と、実験(ロ
)の結果(点線で示す)とを重ねて表すものである。同
図の特性から、撚りピッチが600+mと700−との
間で特性が顕著に悪化することが確認された。かかる実
験データから、撚りピッチが600m1m以下にすると
、良好な伝送特性及び圧送特性が得られることがわかっ
た。
なお、上記比較光ファイバユニット−とは別に更にもう
1つの比較光ファイバユニットを得ようとして、21本
の光ファイバを真直にしてそのまま集合し、集合した2
1本の光ファイバに被覆を施してみたが、被覆内で光フ
ァイバが振動し被覆の外観がきわめて不安定となり、ま
た光ファイバの配列乱れが生じ製造性が著しく悪かった
。そして、被覆の外観異常が著しいため、発泡ポリエチ
レンを押出形成して多孔質層を前記被覆に施すことはで
きなかった。このことから、多心の光ファイバを単に集
合しても光ファイ′バユニットを製造できないことがN
認できた。逆に言うと、多心の光ファイバユニットを形
成するには、実施例に示すように、少数の光ファイバご
とにサブユニットを形成し、このサブユニットを複数束
ねることが必要であることが判明した。
第3図は本発明の第2の実施例に係る光フアイバユニッ
ト11を示す。この光ファイバユニット11では、4本
の光ファイバ(マルチモードガラス光ファイバ)13を
集合して一次被覆(ナイロン)14を施してなるサブユ
ニット12を、3本撚り合せている。そして撚り合せた
3本のサブユニット12に二次被覆(紫外線硬化型樹脂
)15を施し、この上に多孔質層(発泡ポリエチレン)
16を施した構成としている。そして−次被覆14の径
は0.8mφ、二次被覆15の径は2.Q−φ。
光ファイバユニット11の外径は3.6+mφとして製
造した。
第4図は本発明の第3の実施例に係る光フアイバユニッ
ト21を示す。この光ファイバユニット21では、3本
の光ファイバ(マルチモードガラス光ファイバ)23を
集合して一次被覆(ナイロン)24を施してなる7本の
サブユニット22を、中央の1本の周囲に6本配置し、
周囲の6本のサブユニット22を撚り合せている。そし
て7本のサブユニット22に二次被覆(紫外線硬化型樹
脂)25を施し、この上に多孔質層(J@泡ポリエチレ
ン)26を施した構成としている。そして−次被覆24
の径は0.5mφ、二次被覆25の径は2.7−φ、光
ファイバユニット11の外径は4.2mφとして製造し
た。
上記光ファイバユニット11.21について、第1の実
施例と同様の方法により、低温伝送損失増加と圧送特性
を評価した。その結果の一部を次表tこ示す。
表 上表の結果かられかるように、光ファイバユニット11
.21は、光ファイバユニット1と同様に、撚りピッチ
が600wnと700謹との間で特性が大きく変化して
いることが確認できた。
この結果は、巻げ径と撚りピッチの間に関係があること
を推定させるが、円周長の78.5帥と比較して必要な
撚りピッチはかなり小さく、その範囲を明確に関連づけ
ることは難しく、光ファイバユニット内に他の要因によ
る曲がりが存在しており、その影響が出ていると推定さ
れる。
本発明の実施例として前述した3つの実施例を挙げたが
、材質や構成は本発明の範囲内で種々のものを採用する
ことができる。そこで、次に各種変形態様を説明してお
く。
−次被覆の材料としては、分離性の観点からテープ状材
料(例えばポリエチレンテレフタレートや不織布からな
るテープなど)も使用できるが、光ファイバをタイトに
押えるためには、硬化時に収縮する硬化型樹脂や押出後
の冷却過程で収縮する熱可塑性樹脂が適当である。一方
、二次被覆材料としては、異形のサブユニットを集合す
る必要があることから、サブユニットの間隙に流入する
低粘度の樹脂が有用であり、さらに多孔質層の低温収縮
による影響を緩和するべく弾性率が一次被覆より低いも
のが好適である。このようなことから、実施例に採用し
たように、−次被覆としてナイロンを、二次被覆として
紫外線硬化樹脂を用いた組み合せ等を用いることができ
る。
本発明の光ファイバユニットの構造は、必要心数や分岐
形態などを考慮して選定することができる。また、本発
明の光ファイバユニットは、その用途から見て布設時に
大きな抗力が働くことがないので、抗張力体など剛性を
維持する介在カッドを用いる必要はないが、直線に近い
管路に布設する場合には剛性が高い方が布設が容易であ
るため、このような場合には、サブユニットを集合した
隙間に液晶ファイバなど高弾性線材を配置しても良い。
更に本発明は、心数がある程度多く光フアイバユニット
として対称性がかなり高くなる3心サブユニツトを3本
集合した9心の光ファイバユニットや、これより多心の
光ファイバユニットに適用して大きな効果が得られる。
一方、サブユニット1本あたりの心数は、光ファイバど
うしを密に接触させることが可能で配列乱れ等を起こし
にくい構造として、中心に1本で周囲に6本を配置した
7心配列の7心までのものが、特に安定した特性を示す
〈発明の効果〉 以上実施例とともに具体的に説明したように本発明によ
れば、複数本の光ファイバを有するサブユニットを、複
数本撚り合せて二次被覆を施し、その上に多孔質層を施
したため、多心化が図られるとともに良好な圧送特性が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1の実施例を示す断面図、第
1図(′b)は第1の実施例を示す分解斜視図、第2図
は第1の実施例の圧送特性及び伝送損失特性を示す特性
図、第3図は本発明の第2の実施例を示す断面図、第4
図は本発明の第3の実施例を示す断面図、第5図は圧送
装置を示す構成図、第6図及び第711Aは従来の光フ
ァイバユニットを示す断面図である。 図面中、 1.11.21は光ファイバユニット、2.12.22
はサブユニット1 3.13.23は光ファイバ、 4.14.24は一次被覆、 5.15,25は二次被覆、 6.16.26は多孔質層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 予め布設した管路内に圧送される流体の流れにより、前
    記管路内に導入されて押し進められる光ファイバユニッ
    トであって、 集合した複数本の光ファイバ上に一次被覆を施して形成
    したサブユニットを、複数本撚り合せ、撚り合せたサブ
    ユニット上に二次被覆を施し、二次被覆上に多孔質層を
    施した構成となっていることを特徴とする光ファイバユ
    ニット。
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