JP2002311202A - サファイヤ板、偏光板付きサファイヤ板及び液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

サファイヤ板、偏光板付きサファイヤ板及び液晶プロジェクタ装置

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JP2002311202A
JP2002311202A JP2002096720A JP2002096720A JP2002311202A JP 2002311202 A JP2002311202 A JP 2002311202A JP 2002096720 A JP2002096720 A JP 2002096720A JP 2002096720 A JP2002096720 A JP 2002096720A JP 2002311202 A JP2002311202 A JP 2002311202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度化を図るサファイヤ板、偏光板付きサ
ファイヤ板及び液晶プロジェクタ装置を提供すること。 【解決手段】 サファイヤ板15は、入射光80を透過
する2つの光透過面が互いに平行となるように、サファ
イヤインゴットから切り出す。サファイヤ板15のC軸
70は、光透過面20を基準にした場合、この基準から
入射光側をプラス、サファイヤ側をマイナスと仮定す
る。サファイヤ板15のC軸はプラス側に10度、ある
いはマイナス側に10度以内の角度の範囲内75に設け
る。光透過面20が透過側の光透過面を基準にしても同
様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高輝度化を図る
サファイヤ板、偏光板付きサファイヤ板及び液晶プロジ
ェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサファイヤ板を図面に基づいて説
明する。図17は、従来のサファイヤ板のインゴットと
成長軸の関係を示した模式図である。ベルヌーイ法また
はチョコラルスキー法により製造されたサファイヤイン
ゴット10は、成長軸12の方向(図17では左の方向
に)に成長する。サファイヤ板13は、成長軸と直角に
なる方向17に、一定の厚さとなるようにサファイヤイ
ンゴット10を切断する。このときのサファイヤ13の
切断面は、通常A面[11−20]と呼ばれている。
【0003】このように製造されたサファイヤ板13に
偏光板を貼り付けて、偏光板付きサファイヤ板となる。
従来の偏光板付きサファイヤ板は、サファイヤ板13の
C軸方向又はC軸方向投影線方向と偏光板の偏光透過軸
のなす角度が±2度以内になるように、サファイヤ板1
3と偏光板を貼り合わせる。
【0004】また、従来の液晶プロジェクタは、この偏
光板付きサファイヤ板を使用していた。液晶プロジェク
タ用光学系に用いられるサファイヤ板は通常光変調用液
晶モジュールの前後に偏光板を貼り付けた状態で配置さ
れる。A面液晶プロジェクタ用サファイヤ板には通常片
面に無反射コート、もう片面に偏光板が張られ光変調用
液晶モジュールの前後に配置される。(特開平11−3
37919参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のサファイヤ板
は、透過面はC軸の影響を受けてしまう。そのため、C
軸の方向を透過面に対して正しくあわせなければならな
いという問題点があった。また、サファイヤ板に偏光板
を貼る際に、サファイヤ板のC軸の方向を確認しなが
ら、正確な位置に偏光板を貼らなければならない。とこ
ろが、サファイヤ板のC軸は肉眼では見えないので、サ
ファイヤ板のC軸を確認していたのでは、作業効率を損
なうという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、C軸と偏光軸とのなす
角度に影響されることなく使えるサファイヤ板、偏光板
付きサファイヤ板及び液晶プロジェクタ装置を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、光を透過するた
めの透過面と、単結晶における結晶軸のひとつであるC
軸と、を有し、前記透過面と前記C軸とのなす角度が±
10度以下であるサファイヤ板である。
【0008】透過面とC軸とのなす角度を±10度以下
とすることにより、サファイヤ板が透過光に対してC軸
の影響を受けづらくなる。なお、結晶には純アルミナ単
結晶を使用するのが好ましい。
【0009】次に、本発明は、光を偏光する偏光板と、
サファイヤ板と、を有し、前記偏光板から光を入射した
場合に、前記偏光板を透過した透過光の光軸が前記サフ
ァイヤ板のC軸に対して70度より大きくかつ90度以
下となるように、前記偏光板に対して前記サファイヤ板
を配置した偏光板付きサファイヤ板である。
【0010】偏光板を透過した透過光の光軸がサファイ
ヤ板のC軸に対して70度より大きくかつ90度以下と
なるように、偏光板をサファイヤ板に貼り付けることに
より、偏光板により偏光した光がサファイヤ板の結晶方
位に起因する透過光減衰の影響を受けづらくなる。
【0011】次に、本発明は、前記サファイヤ板が光を
透過するための透過面と、アルミナ単結晶における結晶
軸のひとつであるC軸と、を有し、前記透過面と前記C
軸とのなす角度が±10度以下であるサファイヤ板であ
る偏光板付きサファイヤ板である。
【0012】サファイヤ板が透過面とC軸とのなす角度
が±10度以下であることで、透過光がサファイヤ板の
結晶方位に起因する透過光減衰の影響を受けなくなる。
【0013】次に、本発明は、光を偏光する偏光板と、
透過面とC軸とのなす角度が±10度以下であるサファ
イヤ板と、を有し、前記サファイヤ板の少なくとも1つ
の外形に対し、前記偏光板の1つの偏光軸とがなす角度
が±5度以内の偏光板付きサファイヤ板である。
【0014】サファイヤ板の外形を基準とすることで、
偏光板の貼り付けが容易になる。次に、本発明は、光を
偏光する偏光板と、サファイヤ板と、を有し、前記サフ
ァイヤ板のC軸又は前記C軸の前記サファイヤ板上への
投影線と前記偏向板の偏向透過軸のなす角度のうち狭角
が、2度より大きくかつ5度以下であるか、85度以上
かつ88度より小さい偏光板付きサファイヤ板である。
言い換えると、サファイヤ板のC軸又は前記C軸の前記
サファイヤ板上への投影線と前記偏向板の偏向透過軸の
なす角度が、2度より大きく5度以下か、85度以上8
8度より小さいか、92度より大きく95度以下か、1
75度以上178度より小さいか、182度より大きく
185度以下か、265度以上268度より小さいか、
272度より大きく275度以下か、355度以上35
8度より小さいか、あるいはこれらの角度に360度の
整数倍の角度を加えた角度のいずれか1の範囲内にある
偏光板付きサファイヤ板である。なおサファイヤ板は、
透過面とC軸とのなす角度が±10度以下であってもよ
い。
【0015】そして、本発明は光源と、像を表示し、前
記光源からの光を透過する液晶パネルと、前記液晶パネ
ルの少なくとも前あるいは後のいずれか一方に配置し、
前記光源からの光を偏光するこれらの偏光板付きサファ
イヤ板と、を有する液晶プロジェクタ装置である。
【0016】サファイヤ板の結晶方位に起因する透過光
減衰の影響を受けづらくなる偏光板付きサファイヤ板を
使用することにより、高輝度で製造容易の液晶プロジェ
クタ装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】<実施の態様1>図1は、サファイヤ板と
C軸との関係を示すものである。サファイヤ板15は、
入射光80を透過する2つの光透過面が互いに平行とな
るように、サファイヤインゴットから切り出す。ここで
は、光透過面20が入射側の面である場合について説明
する。サファイヤ板15のC軸は、光透過面20を基準
にした場合、この基準から入射光側をプラス、サファイ
ヤ板側をマイナスと仮定する。サファイヤ板15のC軸
はプラス側に10度、あるいはマイナス側に10度以内
の角度の範囲内75に設ける。光透過面20が透過側の
光透過面を基準にしても同様である。
【0019】このように、C軸が光透過面20に対して
プラスマイナス10度以下に設けると、入射光80サフ
ァイヤ板15を透過する際に、サファイヤ板15の結晶
方位に起因する透過光減衰の影響を受けることがなくな
る。
【0020】<実施の態様2>図2は、倒れ角と光透過
面の関係を示した図である。なお、図2は偏光板30を
サファイヤ板15に貼り付ける前の状態を表している。
【0021】入射光80を偏光板30に入射すると、偏
光板30の透過軸により一定の方向に変更された偏光光
81が透過される。透過された偏光光81は、サファイ
ヤ板15に入射される。このとき、サファイヤ板15の
C軸70と偏光光81との角度のうち、小さいほうの角
度を「倒れ角」と定義する。そして、この倒れ角25を
70度より大きく、かつ90度以下の角度になるように
偏光板30をサファイヤ板15に貼り付ける。ここで、
使用するサファイヤ板15は、実施の態様1で用いたサ
ファイヤ板を使用してもよい。
【0022】倒れ角25を70度より大きく、かつ90
度以下とすることで、サファイヤ板15を透過する変更
光81がサファイヤ板の結晶方位に起因する透過光減衰
の影響を受けずにすむ。測定方法と測定結果は後述す
る。
【0023】<実施の態様3>実施の態様1で説明した
サファイヤ板15に偏光板30を貼る際に、サファイヤ
板15の外形に対して、偏光軸をプラスマイナス2度以
内とする。偏光板をサファイヤ板に貼り付ける際に、基
準がC軸でなくサファイヤ板外形となるので、製造しや
すくなる。
【0024】従来、偏光板30を貼る際にサファイヤ板
のC軸を確認する方法として、2枚の偏光板の変更透過
軸を直角に交差させ前記偏光板30の間にサファイヤ板
15を置いて一方の偏光板の外側から光りを当てて偏光
光の強度を見てサファイヤ板15のC軸方向を見分ける
光学式手法が取られて来た。従来の光学的手法では、C
軸のプラスマイナスを示す方向及びC軸に対して平行な
のか直角なのかも判明出来なかった。また、測定精度も
プラスマイナス1度程度でしかなかった。従って、偏光
板の貼り付け精度を考慮すると、前記偏光板30の偏光
透過軸とサファイヤ板15のC軸との角度差はプラスマ
イナス2度程度であった。
【0025】本発明では、サファイヤ板15の結晶軸方
向の測定にX線結晶方位測定器を用いてサファイヤ板の
外形の正確な結晶方位を数分単位で求める事ができ、そ
の求められた外形の結晶方位を基にサファイヤ板15の
加工が行えるので、サファイヤ板15の外形の結晶方位
を正確に加工できる。つまり、本発明により、サファイ
ヤ板はその外形でC軸を代行することができる。
【0026】<実施の態様4>図3は本発明に係る液晶
プロジェクタ装置、特に光学エンジン部分を示す模式図
である。
【0027】光源100から発せられた光300は、第
1のダイクロリックミラー110により、反射された光
(青色)330と透過した光310に分かれる。第1の
ダイクロリックミラー110を透過した光310は、第
2のダイクロリックミラー120により、反射された光
(緑色)360と透過した光(赤色)370に分かれ
る。第1のダイクロリックミラー110により反射され
た光330は、反射鏡140によって進路を変更され、
光340となり偏光板付きサファイヤ板160に入射さ
れる。
【0028】偏光板付きサファイヤ板160は、サファ
イヤ板162の入射側の光透過面に無反射コート161
を施す。一方、サファイヤ板162の透過側の光透過面
に偏光板163を貼り付ける。このとき、偏光板163
は、サファイヤ板162のC軸と偏光板163の偏光軸
とのなす角度、すなわち倒れ角が70度よりも大きく9
0度以下にする。
【0029】光340は偏光板付きサファイヤ板160
を透過すると、偏光板163の偏光軸で偏光した光とな
る。偏光板163で偏光された光340は、青変調用液
晶モジュール170を透過して、偏光板付きサファイヤ
板180に入射される。偏光板付きサファイヤ板180
は、サファイヤ板182の入射側の光透過面に偏光板1
83を貼り付ける。一方、サファイヤ板182の透過側
の光透過面に無反射コートを施す。このとき、偏光板1
83は、サファイヤ板182のC軸と偏光板183の偏
光軸とのなす角度、すなわち倒れ角が70度よりも大き
く90度以下にする。偏光板付きサファイヤ板180を
透過した光340は、クロスプリズム250により、光
軸が直角に曲げられ、光350となる。
【0030】第2のダイクロリックミラー120により
反射された光360は、偏光板付きサファイヤ板190
に入射される。偏光板付きサファイヤ板190を透過し
て光360は、緑変調用液晶モジュール200を透過
し、偏光板付きサファイヤ板210に入射される。偏光
板付きサファイヤ板ガラス210を透過した光360は
クロスプリズム250を透過する。このとき、緑変調用
液晶モジュール200の入射側に配置した偏光板付きサ
ファイヤ板190は、青変調用液晶モジュール170の
入射側に配置した偏光板付きサファイヤ板160と同様
である。また、緑変調用液晶モジュール200の透過側
に配置した偏光板付きサファイヤ板210は、青変調用
液晶モジュール170の入射側に配置した偏光板付きサ
ファイヤ板180と同様である。
【0031】第2のダイクロリックミラー120を透過
した光370は、第3のダイクロリックミラー130に
より反射されて、光380となる。光380は、反射板
150により反射されて、進路が変更された光390と
なる、偏光板付きサファイヤ板220に入射される。偏
光板付きサファイヤ板220を透過した光390は、赤
変調用液晶モジュール230を透過して、偏光板付きサ
ファイヤ板240に入射される。偏光板付きサファイヤ
板240を透過した光390は、クロスプリズム250
により直角に曲がられて光400となる。
【0032】このとき、赤変調用液晶モジュール230
の入射側に配置した偏光板付きサファイヤ板220は、
青変調用液晶モジュール170の入射側に配置した偏光
板付きサファイヤ板160と同様である。また、赤変調
用液晶モジュール230の透過側に配置した偏光板付き
サファイヤ板240は、青変調用液晶モジュール170
の入射側に配置した偏光板付きサファイヤ板180と同
様である。そして、クロスプリズム250を透過した3
つの光350、360、400は同一方向に進む。な
お、偏光板付きサファイヤ板160、180、190、
210、220、240は実施の態様3で説明した偏光
板付きサファイヤ板であってもよい。また、偏光板付き
サファイヤ板160、180、190、210、22
0、240は、実施の態様1で説明したサファイヤ板で
あってもよい。
【0033】<成長軸とC軸との関係>本発明における
成長軸とC軸との関係について説明する。図4は、本発
明の加工工程を示したものである。
【0034】実施に際し、液晶プロジェクタに用いられ
るサファイヤ板の一般的な性能を調査し、特に光学的な
特性においてサファイヤ板単体の透過率が91%以上と
得た。従って、この値を基準にサファイヤ板の結晶方位
や原料製法の違いに因って許される可変範囲を実験によ
って検証し、その範囲を求めた。
【0035】本発明は成長軸12とC軸がなす角度が9
0度、85度、80度、70度となるチョコラルスキー
法サファイヤインゴット10を4種類用意し、順にサン
プルA、サンプルB、サンプルC、サンプルDとする
(工程100)。チョコラルスキー法サファイヤインゴ
ット10上に、C面となす角度がサンプルAは90度、
サンプルBは85度、サンプルCは80度、サンプルD
は70度をなす成長軸12に平行な基準面をインゴット
毎に加工し(工程110)、成長軸12に対して垂直な
面で切断する(工程120)。4種類のサファイヤ切断
板13を基準となるエッジを一辺とする長方形の板を切
り出し(工程120)、サファイヤ板15の4面上下計
8面の面取りする(工程130)。4面上下計8面の面
取りを行ったサファイヤ板15を上面と下面を同時に研
磨する方法(両面同時研磨法)で両面を鏡面状態に仕上
げ、両面鏡面サファイヤ板15を作成する(工程14
0)。サファイヤ板15の加工寸法及び加工精度を図5
に示す。本実施例では加工寸法は縦が23.5mm、横
が20mm、厚みが0.5mmである。また、4隅に
0.1mmで面取りを施す。研磨されたサファイヤは、
平行度が5μm以内であり、平坦度も5μm以内の精度
を有する。
【0036】サファイヤ板の上下の両面を同時に研磨す
ることで、研磨面の平行度及び平坦度が5μm以内に押さ
えられる為に、研磨面つまり光透過面に歪みが少なくな
る。歪が少なくなるため、歪みに因る光透過面の結晶方
位の狂いが少ない鏡面に仕上ることができる。従って、
光透過面20に対してサファイヤインゴット10の成長
軸となす角度はほぼ直角となる。ここで、光透過面20
に対して入射光が垂直に入射した場合の入射光方向とC
軸のなす角度を、倒れ角25と定義する。サファイヤ板
の片側全面に、フッ化マクネシウムの単層膜で無反射コ
ート27を施す(工程150)。4種の無反射コート付
きサファイヤ板16について分光光度計を用いて透過率
を測定する(工程160)。測定条件を図6に示す。波
長が700nmから400nmの範囲で測定する。この
範囲の波長を、入射角度12度で入射する。このとき、
バンドパスは5nm/servoで、スピードは1分間
当たり120nmとする。無反射コート付きサファイヤ
板16の透過率は、光透過面20に対して90度の角度
で、測定用入射光を無反射コート付きサファイヤ板16
に当てて、サファイヤ板15と無反射コート27を通過
した透過光強度を測定し、入射光強度の比から透過率を
求めた。
【0037】図7は、その結果を平均した倒れ角別透過
率変化としてまとめたものである。
【0038】測定値のばらつきは最大で0.7%ほどあ
り、誤差としては大きい。しかし、倒れ角が80度以上
であれば透過率に若干の違いがあってもお互いに近似し
ており、また透過率91%を超えた値になっている。最
大測定値ばらつき0.7%を考慮に入れて、倒れ角が7
0度になると透過率が格段に下がる。但し、倒れ角85
度と90度のサファイヤインゴット10は同じメーカの
製品であるが、倒れ角70度と80度のサファイヤイン
ゴット10に付いては、異なる2社のメーカの製品であ
るため、結晶性等の違いにより全く同じ条件ではない
が、光透過率91%以上のサファイヤ板15の条件は倒
れ角が80度以上となる。 入射光が光透過面20に対
して垂直に入射する場合、倒れ角が100度でも80度
と同じ条件となるので入射光とC軸のなす角度が90度
±10度以内、従って、入射面とC軸のなす角度が±1
0度以内が好ましいとの結果を得た。
【0039】次に、上記で説明したのと同様に、成長軸
12とC軸がなす角度が90度、85度、80度、70
度となるチョコラルスキー法サファイヤインゴット10
を4種類用意し、順にサンプルA、サンプルB、サンプ
ルC、サンプルDとする(工程10)。チョコラルスキ
ー法サファイヤインゴット10上にC面となす角度がサ
ンプルAは90度、サンプルBは85度、サンプルCは
80度、サンプルDは70度をなす成長軸12に平行な
基準面をインゴット毎に加工し(工程110)、成長軸
12に対して垂直な面で切断する(工程120)。4種
類のサファイヤ切断板を基準となるエッジを一辺とする
長方形の板を切り出し、サファイヤ板15の4面上下計
8面の面取りする(工程130)。面取りしたサファイ
ヤ板15を両面同時研磨法で両面を鏡面状態に仕上げ、
光透過面20が両面鏡面状のサファイヤ板15を作成す
る(工程140)。
【0040】更に、市販のEFG法サファイヤ材11を
用意する(工程210)。EFG法サファイヤ材は、サ
ンプルA面を光透過面20とする材料を2枚の平行な偏
光板の間で回転させ、透過光が最大になった角度で偏光
板30の偏光軸35と平行な線分をサファイヤ板15上
に印を付けて、その線分と平行に切り出したサファイヤ
切断材を用意する(工程220)。サファイヤ板15の
4面上下計8面の面取りする(工程230)。4面上下
計8面の面取りを行ったサファイヤ板15を、上下面を
同時に研磨する方法(両面同時研磨法)で両面を鏡面状
態に仕上げ、両面鏡面サファイヤ板15を作成する(工
程240)。サファイヤ板15の加工寸法及び加工精度
は、上記の例と同じ精度を得た(図5参照)。更にサフ
ァイヤ板15の片側全面に、フッ化マクネシウムの単層
膜で無反射コート27を上記の例と同条件で施す(工程
250)。
【0041】次に、偏光板30の偏光軸が平行になる様
に置いた2枚の偏光板30の後ろから白色光を当て、2
枚の偏光板30の間にサファイヤ板15を入れ回転させ
ながら透過光強度を測定し、その値を偏光板30とサフ
ァイヤ板のC軸の投影方向が0度となる位置の透過光強
度と比較した(工程260)。
【0042】図8は、偏光軸とC軸角度による減衰量測
定実験装置の模式図である。減衰量測定実験装置は、光
源50とその光源の光度を測る光度計60を一直線上に
配置する。光源50と光度計60の間に、2枚の偏光板
30、31を置く。このとき、偏光板30の偏光軸35
と他方の偏光板31の偏光軸36とを90度に交差させ
る。さらに、サファイヤ板15を2枚の偏光板30、3
1の間におく。
【0043】光源50から出た光37は、偏光板31の
偏光軸36を通過することで、一定の方向に偏光され
る。その偏光された光37はサファイヤ板15を通過
し、偏光板30の偏光軸35を通って、光度計60に到
達する。サファイヤ板15のC軸70は、光源50と光
度計60を結んだ軸を回転中心として回転させる。C軸
70と偏光板30、31の偏光軸35、36とがなす角
度により、光度計60の値が変わることで、C軸70を
測定する。
【0044】図9は、偏光板とサファイヤ板のC軸の投
影方向が0度となる位置の透過強度を100とした時の
光強度を回転角度毎に示したものである。この加工方法
では簡易測定装置を用いた為に、迷光や外部からの入射
光により測定精度が影響を受けた。そのため倒れ角90
度、85度、80度では顕著な差が出なかったので、倒
れ角90度と70度の場合を記述した。またEGF法で
加工したEGF材の場合についても、測定を行った。
【0045】図9が示す結果において、無反射コート付
きサファイヤ板の透過率が概ね93%以下で有ることを
考慮に入れると、透過率91%以上を保持する為には回
転角が±10度以内に収める必要がある。
【0046】従って、サファイヤの物理的指標としてサ
ファイヤ板15の外形の一部がC軸に対して±5度以内
になるように加工することで、その外形の一部をガイド
にサファイヤ板15に偏光板30を貼ることが出来る。
このように貼り付けると、2枚の偏光板がそれぞれサフ
ァイヤ板15に対して±5度ずれたとしても、全体では
±10度以内に収めることができる。外形の一部とは例
えばサファイヤ板のエッジ40やC軸70の方向を示す
切欠き45等が考えられる。この関係を図10に示す。
【0047】図10は、サファイヤ板の外形とC軸との
関係を示す図である。図10Aは外形形状を基準とした
図であり、図10Bは切り欠きを基準とした場合であ
る。図10Aにおいて、サファイヤ板15は四角形をし
ている。C軸70は外形を構成する4辺の内の1つの辺
と平行に設ける。また、図10Bにおいては、サファイ
ヤ板15の外形の一部に面取り45を施す。C軸70は
この面取り45と平行に設ける。回転角±5度以内の場
合、実験に使用したサファイヤ板15は、全ての回転角
に対して偏光透過光量の変化に同じ傾向が見られた。
【0048】更に、倒れ各90度のサファイヤ板15に
対して、角度を大きくして透過光量比を測定した(工程
270)。その結果を図11に示す。図11の結果か
ら、倒れ角90度のサファイヤ板15は、C軸と偏光軸
とのなす角度を45度、60度及び90度にしたとき、
いずれの場合でも、透過光量比が90%以上であった。
また、倒れ角90度のEFG法のサファイヤ板15に対
して、角度を大きくして透過光量を赤、緑、青に対応す
る610nm、550nm、450nmの3波長に付い
て分光光度計を用いて測定した(工程270)。その結
果を図14乃至16に示す。
【0049】図14乃至16は、各波長におけるC軸と
偏光透過軸のなす角度での相対透過光量を示した図であ
る。C軸と入射側の偏光透過軸のなす角度を0度、90
度、180度及び270度を基準の角度とし、この基準
の角度に対して、左回りをプラス方向、右回りをマイナ
ス方向と仮定する。図8の装置を用いたが、2枚の偏光
板の偏光透過軸は交差させた。また、透過率は何も入れ
ない状態を基準として、2枚の偏光板の中にサファイヤ
板を入れて、C軸と偏光透過軸の角度を変化させたとき
の値と比較した相対透過率として表した。測定範囲は、
C軸と偏光透過軸のなす角を基準角度からプラス方向に
20度、また基準角度からマイナス方向に20度とし
た。
【0050】図14は、C軸と偏光透過軸のなす角度を
0度としたときの図である。図15は、C軸と偏光透過
軸のなす角度を90度としたときの図である。図16
は、C軸と偏光透過軸のなす角度を180度としたとき
の図である。なお、C軸と偏光透過軸のなす角度を27
0度の場合は、図14乃至16と同様であるため、省略
した。
【0051】基準の角度が0度のとき(図14)、C軸
と偏光透過軸のなす角度がプラスマイナス5度変化して
も、相対透過率はマイナス3%を超えず、実用上問題と
なることはない。赤色光を除けば、プラスマイナス10
度変化しても、問題とはならない。基準の角度が90度
のとき(図15)、相対透過率がマイナス3%以内であ
ることを満足するのは、光透過軸のなす角度がマイナス
10度からプラス5度の範囲である。そして、基準の角
度が180度のとき(図16)、マイナス10度からプ
ラス5度の範囲である。3つの波長の全てが実用上問題
とならない、相対透過率がマイナス3%以内であること
を満足するには、基準の角度に対して、プラスマイナス
5度以内であればよい。もちろん、これらの角度に対し
て、360度の整数倍の角度を加えても、同様な結果を
得ることができる。 更にサファイヤ板15を360度
回転させ、目視で透過光量の変化を見た(工程28
0)。その結果、偏光板の偏光透過軸上で偏光板の下か
ら上に向かうベクトルを想定し、このベクトルとC軸が
成す角度と透過光量の関係は90度の倍数で最大とな
り、90度の倍数に45度を足した角度で最小となっ
た。更にこのベクトルとC軸が成す角度が90度、18
0度、270度を中心として各角度毎に−20度から+
20度の範囲で分光光度計を使って透過光強度を測定す
ると、偏光透過光の光量は前記のベクトルとC軸が成す
角度が0度、90度、180度、270度に於いて−5
度から+5度の範囲で同一の透過光量が得られた。
【0052】図12は、サファイヤ板と液晶モジュール
との位置関係を示した図である。ここで、光軸55は、
図面の右から左に向かう方向と仮定する。
【0053】液晶モジュール90の入射側と透過側に偏
光板付きサファイヤ板をそれぞれ配置する。透過側の偏
光板付きサファイヤ板は光軸55の方向に対して、入射
面に無反射コート27を施す。また、透過面には偏光板
30を貼り付ける。
【0054】一方、透過側の偏光板付きサファイヤ板は
光軸55の方向に対して、入射面に偏光板30を貼り付
ける。また、透過面には無反射コート27を施す。
【0055】図13は、倒れ角による透過率と波長の関
係を示した図である。この図において、縦軸に透過率、
横軸に波長をとり、倒れ角が70度、80度、85度及
び90度のときの透過率と波長の関係を表す。倒れ角が
70度(グラフ400)のとき、約700nmから約3
80nmまで波長を変化させると、透過率は約85%か
ら約88%の間で変動する。倒れ角が80度(グラフ4
10)のとき、透過率は約92%から約88%間で変動
する。倒れ角が85度(グラフ420)のとき、透過率
は約92%から約90%間で変動する。倒れ角が90度
のとき、透過率は約93%から約90%間で変動する。
また、倒れ角が80度(グラフ410)、85度(グラ
フ420)及び90度(グラフ430)の場合、約45
0nmあたりから透過率は下がる傾向にある。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】本発明は、透過面とC軸とのなす角度を±
10度以下とすることにより、サファイヤ板が透過光に
対してC軸の影響を受けづらくなる。
【0058】また、本発明は、偏光板を透過した透過光
の光軸がサファイヤ板のC軸に対して70度より大きく
かつ90度以下となるように、偏光板をサファイヤ板に
貼り付けることにより、偏光板により偏光した光がC軸
の影響を受けることがなくなる。
【0059】また、本発明は、サファイヤ板が透過面と
C軸とのなす角度が±10度以下であることで、透過光
がサファイヤ板の結晶方位に起因する透過光減衰の影響
を受けなくなる。また、サファイヤ板の外形を基準とす
ることで、偏光板の貼り付けが容易になる。
【0060】そして、本発明は、サファイヤ板の結晶方
位に起因する透過光減衰の影響の影響を受けづらくなる
偏光板付きサファイヤ板を使用することにより、高輝度
で製造容易の液晶プロジェクタ装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサファイヤ板の側面図である。
【図2】入射光とC軸との関係を示す模式図である。
【図3】液晶プロジェクタ装置の模式図である。
【図4】加工工程を表した工程図である。
【図5】サファイヤ板の加工寸法と加工精度を表した図
である。
【図6】分光光度計の測定条件を表した図である。
【図7】倒れ角に対する透過率の変化を示した図であ
る。
【図8】偏光軸とC軸角度による減衰量測定実験装置の
模式図である。
【図9】透過光の強度比を示した図である。
【図10】外形とC軸との関係を示した図である。
【図11】偏光軸との角度を大きくした場合における透
過光量比を表した図である。
【図12】サファイヤ板と液晶モジュールとの位置関係
を示した図である。
【図13】倒れ角に対する透過率と波長の関係を示した
グラフである。
【図14】C軸と偏光透過軸のなす角度を0度を基準の
角度としたとき、各波長におけるC軸と偏光透過軸のな
す角度における相対透過光量を示した図である。
【図15】C軸と偏光透過軸のなす角度を90度を基準
の角度としたとき、各波長におけるC軸と偏光透過軸の
なす角度における相対透過光量を示した図である。
【図16】 C軸と偏光透過軸のなす角度を180度を
基準の角度としたとき、各波長におけるC軸と偏光透過
軸のなす角度における相対透過光量を示した図である。
【図17】従来のサファイヤ板である。
【符号の説明】
10 チョコラルスキー法サファイヤインゴット 11 EFG法サファイヤ板 12 成長軸 13 サファイヤ切断板 15 サファイヤ板 16 無反射コート付きサファイヤ板 20 光透過面 25 倒れ角 27 無反射コート 30 偏光板 35 偏光軸 37 偏光透過軸 40 サファイヤ板のエッジ 45 C軸方向を示す切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 K Fターム(参考) 2H049 BA02 BA42 BA47 BB03 BB51 BB62 BC14 BC22 2H088 EA14 EA15 HA13 HA18 HA28 MA06 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA14Z FA21X FA37X FA37Z FA41Z FA50X FA50Z FB06 FD22 LA30 MA07 5C058 AA07 AA08 AB06 BA05 EA11 EA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を透過するための透過面と、 単結晶における結晶軸のひとつであるC軸と、を有し、 前記透過面と前記C軸とのなす角度が±10度以下であ
    るサファイヤ板。
  2. 【請求項2】 光を偏光する偏光板と、 サファイヤ板と、を有し、 前記偏光板から光を入射した場合に、前記偏光板を透過
    した透過光の光軸が前記サファイヤ板のC軸に対して7
    0度より大きくかつ90度以下となるように、前記偏光
    板に対して前記サファイヤ板を配置した偏光板付きサフ
    ァイヤ板。
  3. 【請求項3】 光を偏光する偏光板と、 サファイヤ板と、を有し、前記サファイヤ板のC軸又は
    前記C軸の前記サファイヤ板上への投影線と前記偏向板
    の偏向透過軸のなす角度のうち狭角が、2度より大きく
    かつ5度以下であるか、85度以上かつ88度より小さ
    い偏光板付きサファイヤ板。
  4. 【請求項4】 前記サファイヤ板が請求項1記載のサフ
    ァイヤ板である請求項2又は3記載の偏光板付きサファ
    イヤ板。
  5. 【請求項5】 光を偏光する偏光板と、請求項1記載の
    サファイヤ板と、を有し、前記サファイヤ板の少なくと
    も1つの外形に対し、前記偏光板の1つの偏光軸とがな
    す角度が±5度以内の偏光板付きサファイヤ板。
  6. 【請求項6】 光源と、 像を表示し、前記光源からの光を透過する液晶パネル
    と、前記液晶パネルの少なくとも前あるいは後のいずれ
    か一方に配置し、前記光源からの光を偏光する請求項2
    乃至5のいずれかに記載の偏光板付きサファイヤ板と、
    を有する液晶プロジェクタ装置。
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