JP2006235312A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】反射型液晶表示装置においてコントラストを改善するための波長板を、光学系により容易に組み込めるようにする。
【解決手段】板厚0.015mm程度の水晶板106及び水晶板106が貼り付けられたガラス板107から構成された1/4波長板130が、反射型液晶表示素子108と偏光ビームスプリッタ105との間に配置されている。1/4波長板130は、設計波長550nm帯の入射光の位相をシフトさせるものであり、垂直偏光の軸を設計波長の1/4である142.5nm程度位相シフトさせるように、水晶板とガラス板とを貼り合わせ、水晶板の板厚が15μm程度となるように形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】板厚0.015mm程度の水晶板106及び水晶板106が貼り付けられたガラス板107から構成された1/4波長板130が、反射型液晶表示素子108と偏光ビームスプリッタ105との間に配置されている。1/4波長板130は、設計波長550nm帯の入射光の位相をシフトさせるものであり、垂直偏光の軸を設計波長の1/4である142.5nm程度位相シフトさせるように、水晶板とガラス板とを貼り合わせ、水晶板の板厚が15μm程度となるように形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、反射型液晶素子を用いた反射型液晶表示装置に関する。
近年、画素に反射電極を設けて画素の開口率を向上させた反射型液晶素子の開発が進み、投影型の液晶プロジェクタに用いられるようになってきている(特許文献1,2参照)。反射型の液晶デバイスを用いたプロジェクタでは、反射型液晶素子の表示面に対して偏光を照射し、表示面に表示される画像に対応する画素により反射される楕円偏光から所定の方向の偏光を取り出し、取り出した光を投射レンズによりスクリーン上に投射している。
図6に、反射型液晶素子を用いたプロジェクタの構成例を示す。このプロジェクタは、光源601,偏光ビームスプリッタ602,反射型液晶素子603,投射レンズ604,及び1/4波長板605を備える。光源601は、光軸がY軸に平行なレンズ(図示せず)を備える。偏光ビームスプリッタ602は、法線nがY―Z平面内に存在し、且つY軸及びZ軸に対して45°の角度を成すように配置されている。反射型液晶素子603は、表示面がZ軸に直交し、投射レンズ604は光軸がZ軸と平行な状態に配置されている。
光源601から出射された光線のうち、Y軸に平行な光線(主入射光線)は、偏光ビームスプリッタ602に対して45°の角度で入射される。偏光ビームスプリッタ602は、主入射光線のエネルギーのうち、P波(P偏光成分)は透過させ、S波(S偏光成分)は反射させる。従って、偏光ビームスプリッタ602の偏光膜面を反射したS波が、Z軸に沿って反射型液晶素子603へ向かう。反射型液晶素子603により反射された光線は再びZ軸に沿って偏光ビームスプリッタ602へ向かう。
ここで、反射型液晶素子603が鏡面として作用する部位から反射された光線は、再びS波の直線偏光となる。従って、この光線は、偏光ビームスプリッタ602により反射され、光源601側へ向かう。一方、反射型液晶素子603内の所定の画像を生ずる部位で反射された光線は、当該部位における複屈折により楕円偏光となり、このS波成分は偏光ビームスプリッタ602により反射され、P波成分は偏光ビームスプリッタ602を透過し、投射レンズ604により図示しないスクリーンへ投射され、所定の画像を形成する。
光源601からの光は、光束として偏光ビームスプリッタ602へ入射される。従って、光源601からの光線は、垂直に入射する主入射光線に加え、光源601の周辺部から角度を持って入射する周辺光線も含む。周辺光線のうちY−Z面内でY軸に対して傾斜した入射方向(例えばX―Z面内)に沿って入射する光線の、偏光ビームスプリッタ602により分離された反射光は、当該光線の入射方向と偏光ビームスプリッタ602の反射面の法線により定まる入射面に直交する方向へ振動する直線偏光となる。この直線偏光の方向は、図7において符号701で示される。
図7に示すように、振動方向701は、Y−Z面に直交する軸(X軸)に対して、進行方向を向いて時計回りにずれた角度αを有する。振動方向701を有するS波が反射型液晶素子603(反射型液晶素子603のうち鏡面として作用する部位)により反射されると、この反射光は図7においてX軸に対して同じ角度αだけずれた偏光方向702を有する。偏光方向702の直線偏光が、偏光ビームスプリッタ602へ入力される。
偏光ビームスプリッタ602は、Y−Z面と垂直な振動方向を有する直線偏光を完全に反射し、Y−Z面に平行な振動成分を完全に透過する機能を有する。反射型液晶素子603からの反射光(周辺光線の反射光)が、偏光ビームスプリッタ602の上述した法線とで作る入射面に直交する方向は、図7に示すように、X軸に対して(―α)の角度を有する方向703である。従って、反射光の直線偏光702のうち方向703と平行な成分は偏光ビームスプリッタ602により反射されるが、方向703と直交する方向の成分は偏光ビームスプリッタ602を透過しスクリーン上へ投射される。これによりスクリーン上で、例えば黒くあるべきところが薄明るくなりコントラストが低下する。
このようなコントラストの低下を抑制するために、偏光ビームスプリッタ602と反射型液晶素子603との間に、進相軸あるいは遅相軸をY−Z面の方向に合わせた1/4波長板605を配置している。反射型液晶素子603で反射される光線は、1/4波長板を2回通過するので、1/4波長板605は、実質的に1/2波長板として作用する。このため、周辺光線は反射型液晶素子603で反射された後、方向703(図7)の偏光面を有する直線偏光となり、偏光ビームスプリッタ602へ入力されるとこれにより完全に反射され、投射レンズ604の側へ透過することがない。従って、スクリーン上には光が達することはなく高いコントラストが得られる。
ところで、反射型液晶表示装置に用いられる可視光の波長領域は400〜700nmであるため、1/4波長板に要求されるリタデーション値は100〜175nmとなる。ここでリタデーション値とは、1/4波長板の遅相軸方向の屈折率と遅相軸と垂直の進相軸方向の屈折率の差(以下、複屈折率差と称する)と、1/4波長板の板厚の積である。従って、例えば水晶で形成された1/4波長板で要求されるリタデーション値を得るためには、水晶の複屈折率が約0.009であることから、1/4波長板の板厚を10数μm程度にすることになる。しかし板厚を10数μm程度とすることは、製造における歩留りや部品強度の観点から非常に困難である。
このため、厚さを約1.0mm前後とした2枚の光学的異方性の結晶板(例えば水晶板)を遅相軸が直交する向きに貼り合わせる方式が取られている。遅相軸の角度が基準となる軸に対して平行である水晶板のリタデーション値と、遅相軸の角度が基準となる軸に対して垂直である水晶板のリタデーション値の差を100〜175nmとすることで、反射型液晶表示装置の光学ユニットに使用する1/4波長板として要求されるリタデーション値を得ることができる。
また、照明光学系のF値が小さくなるに従い、1/4波長板のリタデーション値が変化し、コントラストの改善効果が低下する現象がある。水晶などの光学的異方性結晶は、入射光線の角度に対してリタデーション値に依存性があるため、照明光学系のF値が小さくなるに従い、中心部に対して周辺部では入射光線に角度がつき、コントラストの改善効果が得られない。この問題を解消するために、貼り合わされた2枚の水晶板の総板厚を0.1mm以上0.5mm以下とした1/4波長板を用いる技術が提案されている(特許文献3参照)。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特公平7−003850号公報
特許第3596322号公報
特開2003−222724号公報
しかし、特許文献3に開示されている1/4波長板は、各々の水晶板の板厚が0.05〜0.25mmとなるため、各々の水晶板の位相差が非常に大きいものとなる。このような状態では、光の入射角度が変化すると設計波長における位相差が大きく変化し、光が往復する光学系において、配置の状態によっては1/2波長板として機能しない場合が発生する。言い換えると、光学系における配置によっては、1/2波長板として機能する波長が変化する。
例えば、図8,図9にコントラストのシミュレーション結果を示すように、総板厚が1.0mm(図8)の場合に比較し、総板厚が0.5mm(図9)の水晶1/4波長板の方が、入射角度が大きい成分のコントラス比が改善されている。しかしながら、図9に示す結果においても、光の入射角度が変化すると設計波長における位相差が大きく変化し、光が往復する光学系において、1/2波長板として機能しなくなってくる状態である。
なお、図8,図9に示すシミュレーションは、偏光ビームスプリッタのコントラス比を劣化させる主方向の光で行い、シミュレーションを行った入射角度は0°,4°,8°,12°である。また、このシミュレーションは、設計中心波長550nm、設計波長における位相差を90°、最大のコントラスト比を1とし、コントラスト比の相対値の波長に対する変化をみている。
また、水晶は32点群に属する結晶なため、旋光性を有しており、この旋光性は光が水晶の中を進む方向と進む距離に応じて影響の度合いが異なることが知られている。水晶板から1/4波長板を構成する場合、図6に示すような光学系においては、旋光能の影響を最小にすることもコントラストの低下を抑制するために必要となる。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、反射型液晶表示装置においてコントラストを改善するための波長板を、光学系により容易に組み込めるようにすることを目的とする。
本発明に係る反射型液晶表示装置は、光源より出射された光を色分解光学系により3原色に色分解し、色分解した各3原色の光を偏光変換素子に透過させてから偏光ビームスプリッタを介して対応する反射型液晶表示素子に入射させ、各々の反射型液晶表示素子で反射された3原色の光を色合成光学系により合成し、合成された光による像を投射レンズで投射する反射型液晶表示装置において、いずれかの3原色の光に対応する反射型液晶表示素子とこの反射型液晶表示素子に対応する偏光ビームスプリッタとの間に配置され、ガラス板とこれに貼り付けられた水晶板とから構成されたn/4波長板(nは奇数)を少なくとも備えるようにしたものである。なお、nは、7までの奇数であればよい。
以上説明したように、本発明によれば、ガラス板とこれに貼り付けられた水晶板とから構成されたn/4波長板が、反射型液晶表示素子とこの反射型液晶表示素子に対応する偏光ビームスプリッタとの間に配置されているようにしたので、反射型液晶表示装置においてコントラストを改善するための波長板が、光学系により容易に組み込めるようになるという優れた効果を備える。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における反射型液晶表示装置の構成例を示す構成図であり、3板式反射型液晶表示装置を例にしている。図1に示す装置は、光源101,偏光変換素子102,ダイクロイックミラー103,偏光板104,偏光ビームスプリッタ105,板厚0.015mm程度の水晶板106及び水晶板106が貼り付けられたガラス板107から構成された1/4波長板130,緑色(G)用の反射型液晶表示素子108,偏光回転素子109,偏光ビームスプリッタ110,赤色(R)用の反射型液晶表示素子111,青色(B)用の反射型液晶表示素子112,偏光回転素子113,偏光ビームスプリッタ114,及び投射レンズ115を備える。
図1に示す反射型液晶表示装置では、光源101から放射された白色光は、偏光変換素子102によってS偏光に変換される。変換されたS偏光は、ダイクロックミラー103に入射し、G光は反射し、RBの混合光は透過する。ダイクロイックミラー103を反射したS偏光のG光は、偏光ビームスプリッタ105に入射する。偏光ビームスプリッタ105に入射したS偏光のG光は、スプリッタ面により反射され、1/4波長板130を経て反射型液晶表示素子108に入射する。ここで、画像データに応じて変調され、明るく表示させる光はG光のP偏光として反射され、再度、1/4波長板130を透過し、偏光ビームスプリッタ105に入射する。P偏光として反射されたG光は、偏光ビームスプリッタ105のスプリッタ面を透過し、偏光ビームスプリッタ114に入射する。
一方、ダイクロイックミラー103を透過したS偏光のRB混合光は、B光の偏光を回転させる偏光回転素子109に入射し、S偏光のR光とP偏光のB光とに分離される。分離された各々の光は、偏光ビームスプリッタ110に入射し、S偏光のR光はスプリッタ面により反射され、P偏光のB光はスプリッタ面を透過する。スプリッタ面を反射したS偏光のR光は、反射型液晶表示素子111に入射する。また、スプリッタ面を透過したP偏光のB光は、反射型液晶表示素子112に入射する。従って、ダイクロイックミラー103及び偏光回転素子109により、色分解光学系が構成されていることになる。なお、ダイクロイックミラー103と偏光ビームスプリッタ110との間に、コリメートレンズが配置された状態とし、通過する光が平行光となるようにしてもよい。
ここで反射型液晶表示素子111により、画像データに応じて変調され、明るく表示させるR光はP偏光のR光として反射され、表示に寄与しないR光はS偏光のまま反射される。P偏光のR光は、偏光ビームスプリッタ110に入射し、スプリッタ面を透過して偏光回転素子113に入射する。また、反射型液晶表示素子112により、画像データに応じて変調され、明るく表示させるB光はS偏光のB光として反射され、表示に寄与しないB光はP偏光のまま反射される。S偏光のB光は、偏光ビームスプリッタ110に再度入射し、スプリッタ面により反射され、偏光回転素子113に入射する。偏光回転素子113は、R光の偏光を回転させるため、偏光回転素子113に入射したP偏光のR光はS偏光に変換される。従って、偏光回転素子113を透過したR光とB光とは、ともにS偏光の状態で偏光ビームスプリッタ114に入射する。ここで、なお、ダイクロイックミラー103と偏光ビームスプリッタ110との間に、コリメートレンズが配置された状態とすることで、R光とB光のコントラストが向上できる。
以上のことにより、偏光ビームスプリッタ114には、P偏光のG光及びS偏光のRB混合光が入射し、投射レンズ115の方向(y方向)の光軸上で入射したP偏光のG光は透過し、投射レンズ115の方向に直交する方向(z方向)の光軸上で入射したS偏光のRB混合光は反射し、RGBが混合された状態で偏光ビームスプリッタ114を出射し、投射レンズ115に入射する。なお、偏光ビームスプリッタ105と偏光ビームスプリッタ114との間に、R,B光とG光の光路長が等しくなるように調整するための光路調整板を設けるようにしてもよい。これらのようにして色合成された各光は、投写レンズ115により図示しないスクリーン上に投写される。なお、1/4波長板130の遅相軸の角度は、図示しない調整機構によって、偏光ビームスプリッタ105が偏光子として最適に作用する角度に調整される。
上述した図1に示す反射型液晶表示装置によれば、ガラス板107に貼り付けられた1枚の水晶板106から1/4波長板130が構成されているようにした。この結果、例えば板厚0.015mmと非常に薄い水晶板106から1/4波長板が構成可能となり、従来に比較して、入射する光の角度の変化に対する位相差変化が抑制され、旋光性の影響が抑制されるようになる。このように構成された1/4波長板130は、例えば、ガラス板に水晶板を貼り合わせた後、水晶板を例えば板厚0.015mmと所望の厚さにまで研磨することで、破損などが抑制された状態で容易に製造可能である。
また、特開2002−80296号公報,特開2003−289236号公報に開示されているように、種々の気相成長法による結晶成長でガラス板107の上に水晶板106が形成された状態としてもよい。ここで、ガラス板107の均質性に起因する投影画像のムラを考慮すると、ガラス板107の板厚は2mmを超えないようにした方がよい。一方、面精度を考慮した場合、ガラス板107の板厚は0.1mmを超えて薄くしない方がよい。なお、1/4波長板130に、反射防止膜が設けられていてもよい。
次に、1/4波長板130を用いた図1に示す反射型液晶表示装置におけるコントラストのシミュレーション結果について図2を用いて説明する。以下のシミュレーションは、偏光ビームスプリッタ105のコントラス比を劣化させる主方向の光で行い、シミュレーションを行った入射角度は0°,4°,8°,12°である。また、このシミュレーションでは、設計中心波長550nm、設計波長における位相差を90°(1/4λ)、最大のコントラスト比を1とし、コントラスト比の相対値の波長に対する変化をみている。
図2に示すように、波長550nmを中心とする可視光の中の緑色の成分の領域において、入射角が12°と大きい場合においても、図8,図9に示す従来の場合と比較して非常に大きなコントラスト比が得られている。このように、0.015mm程度と薄い水晶板106を用いることが可能な1/4波長板130によれば、入射角が大きくても良好なコントラスト比が得られるので、高い精度を必要とせずに容易に光学系に組み込むことができる。
次に、各々、設計波長における位相差を270°(3/4λ),450°(5/4λ),630°(7/3λ)とした水晶板より構成した場合のシミュレーション結果を、図3,図4,図5に示す。これらに示されているように、位相差が大きいほど、入射角が大きい場合のコントラスト比が低下している。また、図3,図4,図5に示す結果では、図2に示す結果に比較し、コントラスト比の低下が抑制される波長域が狭くなっている。このような場合、反射型液晶表示素子108に入射される光の波長帯域を制限するような光学フィルタを設け、コントラスト比を劣化させる領域の波長の光を減衰させることで、コントラスト比をより大きくすることができる。例えば、透過波長帯域幅を20〜50nmとした光学フィルタを用いればよい。
なお、上述では、反射型液晶表示素子108と偏光ビームスプリッタ105との間に1/4波長板130を設けるようにしたが、これに限るものではなく、反射型液晶表示素子111と偏光ビームスプリッタ110との間、及び反射型液晶表示素子112と偏光ビームスプリッタ110との間に、ガラス板に水晶板を貼り付けた構成の1/4波長板を設けるようにしてもよい。例えば、1/4波長板130は、設計波長550nm帯の入射光の位相をシフトさせるものであり、垂直偏光の軸を設計波長の1/4である142.5nm程度位相シフトさせるように、水晶板とガラス板とを貼り合わせ、水晶板の板厚が15μm程度となるように形成されている。
同様に、反射型液晶表示素子111と偏光ビームスプリッタ110との間には、水晶板とガラス板とを貼り合わせ、水晶板の板厚が17μm程度となるように研磨された1/4波長板が配置されていればよい。また、反射型液晶表示素子112と偏光ビームスプリッタ110との間には、水晶板とガラス板とを貼り合わせ、水晶板の板厚が12μm程度となるように研磨された1/4波長板が配置されていればよい。なお、人間の目は、緑色に対してより敏感なため、緑色の反射型液晶表示素子の部分に1/4波長板を設けることだけでも、コントラストの改善効果が十分に得られる。
101…光源、102…偏光変換素子、103…ダイクロイックミラー、104…偏光板、105…偏光ビームスプリッタ、106…水晶板、107…ガラス板、108…反射型液晶表示素子、109…偏光回転素子、110…偏光ビームスプリッタ、111…反射型液晶表示素子、112…反射型液晶表示素子、113…偏光回転素子、114…偏光ビームスプリッタ、115…投射レンズ、130…1/4波長板。
Claims (2)
- 光源より出射された光を色分解光学系により3原色に色分解し、色分解した各3原色の光を偏光変換素子に透過させてから偏光ビームスプリッタを介して対応する反射型液晶表示素子に入射させ、各々の前記反射型液晶表示素子で反射された三原色の光を色合成光学系により合成し、合成された光による像を投射レンズで投射する反射型液晶表示装置において、
いずれかの3原色の光に対応する前記反射型液晶表示素子とこの反射型液晶表示素子に対応する偏光ビームスプリッタとの間に配置され、ガラス板とこれに貼り付けられた水晶板とから構成されたn/4波長板(nは奇数)を少なくとも備える
ことを特徴とする反射型液晶表示装置。 - 請求項1記載の反射型液晶表示装置において、
いずれかの3原色の光に対応する前記反射型液晶表示素子とこの反射型液晶表示素子に対応する偏光ビームスプリッタとの間に配置され、ガラス板とこれに貼り付けられた水晶板とから構成されたn/4波長板(n=1,3,5,7)を少なくとも備える
ことを特徴とする反射型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005050764A JP2006235312A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 反射型液晶表示装置 |
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