JP2002311092A - スキャンフリップフロップと、スキャンパス回路およびその設計方法 - Google Patents
スキャンフリップフロップと、スキャンパス回路およびその設計方法Info
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- JP2002311092A JP2002311092A JP2001112068A JP2001112068A JP2002311092A JP 2002311092 A JP2002311092 A JP 2002311092A JP 2001112068 A JP2001112068 A JP 2001112068A JP 2001112068 A JP2001112068 A JP 2001112068A JP 2002311092 A JP2002311092 A JP 2002311092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スキャンパス設計された半導体集積回路にお
いて、通常動作時に、スキャンFFの消費電力を削減す
ることを目的とする。 【解決手段】 FF101に、入力データを選択するセ
レクタ102と、動作モードに応じてスキャン動作用出
力を制御するスキャン出力固定用のNAND回路106
と、出力バッファ用のインバータ回路105とを付加し
てスキャンFFを構成する。通常動作時、スキャン出力
固定用のNAND回路106からの出力をモードセレク
トにより固定することができるため、スキャン出力固定
用のNAND回路106の出力は変化せず、スキャンF
Fの消費電力を削減することができる。
いて、通常動作時に、スキャンFFの消費電力を削減す
ることを目的とする。 【解決手段】 FF101に、入力データを選択するセ
レクタ102と、動作モードに応じてスキャン動作用出
力を制御するスキャン出力固定用のNAND回路106
と、出力バッファ用のインバータ回路105とを付加し
てスキャンFFを構成する。通常動作時、スキャン出力
固定用のNAND回路106からの出力をモードセレク
トにより固定することができるため、スキャン出力固定
用のNAND回路106の出力は変化せず、スキャンF
Fの消費電力を削減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路のス
キャンパステストを行う場合の、スキャンフリップフロ
ップ(以下、スキャンFFと称す)と、スキャンパス回
路およびスキャンパス回路の設計方法に関する。
キャンパステストを行う場合の、スキャンフリップフロ
ップ(以下、スキャンFFと称す)と、スキャンパス回
路およびスキャンパス回路の設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のスキャンFFである。図6
において、601はFF、602はセレクタ回路、60
5,606は出力バッファ用のインバータ回路である。
データ入力Dとスキャンデータ入力SIの内いずれか一
方をモードセレクトMSの値によりセレクタ回路602
で選択してFF601にデータ入力する。FF601の
相反する属性の出力データはそれぞれ出力バッファ用の
インバータ回路605,606を経由してQ出力,NQ
出力に出力する。
において、601はFF、602はセレクタ回路、60
5,606は出力バッファ用のインバータ回路である。
データ入力Dとスキャンデータ入力SIの内いずれか一
方をモードセレクトMSの値によりセレクタ回路602
で選択してFF601にデータ入力する。FF601の
相反する属性の出力データはそれぞれ出力バッファ用の
インバータ回路605,606を経由してQ出力,NQ
出力に出力する。
【0003】以上のように構成された半導体装置につい
て、以下その動作を説明する。通常動作時、モードセレ
クトMSより“L”が入力され、セレクタ回路602は
データ入力Dを選択して出力する。ここで、データ入力
Dが“L”から“H”に変化した時、セレクタ回路60
2はデータ入力Dの“H”信号を選択しFF601に出
力する。FF601はクロックCLKの”L”から”
H”への立ち上がりのタイミングで入力信号”H”を入
力し、出力バッファ用のインバータ回路605,606
を経てQ出力に”H”,NQ出力に”L”を出力する。
て、以下その動作を説明する。通常動作時、モードセレ
クトMSより“L”が入力され、セレクタ回路602は
データ入力Dを選択して出力する。ここで、データ入力
Dが“L”から“H”に変化した時、セレクタ回路60
2はデータ入力Dの“H”信号を選択しFF601に出
力する。FF601はクロックCLKの”L”から”
H”への立ち上がりのタイミングで入力信号”H”を入
力し、出力バッファ用のインバータ回路605,606
を経てQ出力に”H”,NQ出力に”L”を出力する。
【0004】次に、スキャン動作時、モードセレクトM
Sより“H”が入力され、セレクタ回路602はスキャ
ンデータ入力SIを選択して出力する。ここで、スキャ
ンデータ入力SIが“L”を入力している時、セレクタ
回路602はスキャンデータ入力SIの“L”信号を選
択しFF601に出力する。FF601はクロックCL
Kの”L”から”H”への立ち上がりのタイミングで入
力信号”L”を入力し、出力バッファ用のインバータ回
路605,606を経てQ出力に”L”,NQ出力に”
H”を出力する。
Sより“H”が入力され、セレクタ回路602はスキャ
ンデータ入力SIを選択して出力する。ここで、スキャ
ンデータ入力SIが“L”を入力している時、セレクタ
回路602はスキャンデータ入力SIの“L”信号を選
択しFF601に出力する。FF601はクロックCL
Kの”L”から”H”への立ち上がりのタイミングで入
力信号”L”を入力し、出力バッファ用のインバータ回
路605,606を経てQ出力に”L”,NQ出力に”
H”を出力する。
【0005】しかしながら、上記従来のスキャンFFで
は、通常動作、スキャン動作のいずれのモードにおいて
もクロックCLKの立ち上がりエッジに同期してデータ
入力Dに対応してQ出力、NQ出力が変化する。半導体
集積回路上でQ出力、又はNQ出力のいずれか一方をス
キャン用出力に設定してスキャンパスを形成したとして
も、通常動作時に、通常動作に関係の無いスキャンパス
上のQ出力、又はNQ出力も変化してしまい、それによ
って消費電力を増大させるという問題点があった。
は、通常動作、スキャン動作のいずれのモードにおいて
もクロックCLKの立ち上がりエッジに同期してデータ
入力Dに対応してQ出力、NQ出力が変化する。半導体
集積回路上でQ出力、又はNQ出力のいずれか一方をス
キャン用出力に設定してスキャンパスを形成したとして
も、通常動作時に、通常動作に関係の無いスキャンパス
上のQ出力、又はNQ出力も変化してしまい、それによ
って消費電力を増大させるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するもので、スキャンパス設計された半導
体集積回路において、通常動作時に、スキャンFFの消
費電力を削減することを目的とする。
問題点を解決するもので、スキャンパス設計された半導
体集積回路において、通常動作時に、スキャンFFの消
費電力を削減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の請求項1記載のスキャンFFは、端子とし
て通常動作用データ入力端子,スキャンデータ入力端
子,スキャンモードセレクト端子,外部クロック入力端
子,通常動作用データ出力端子、およびスキャンデータ
出力端子を持ち、少なくともデータ入力端子,クロック
入力端子,第1のデータ出力端子、および第2の出力端
子を持つフリップフロップと、前記スキャンモードセレ
クト端子から入力された信号により前記通常動作用デー
タ入力端子から入力された信号あるいは前記スキャンデ
ータ入力端子から入力された信号の内どちらか一方を選
択して前期フリップフロップのデータ入力端子にそのデ
ータを入力するセレクタ回路と、前記スキャンモードセ
レクト端子から入力された信号によりスキャンデータ出
力端子としての前記フリップフロップの第1のデータ出
力端子から出力された出力信号をそのまま前記スキャン
データ出力端子より出力するか固定値を前記スキャンデ
ータ出力端子より出力するかを制御する手段とを有す
る。
に、本発明の請求項1記載のスキャンFFは、端子とし
て通常動作用データ入力端子,スキャンデータ入力端
子,スキャンモードセレクト端子,外部クロック入力端
子,通常動作用データ出力端子、およびスキャンデータ
出力端子を持ち、少なくともデータ入力端子,クロック
入力端子,第1のデータ出力端子、および第2の出力端
子を持つフリップフロップと、前記スキャンモードセレ
クト端子から入力された信号により前記通常動作用デー
タ入力端子から入力された信号あるいは前記スキャンデ
ータ入力端子から入力された信号の内どちらか一方を選
択して前期フリップフロップのデータ入力端子にそのデ
ータを入力するセレクタ回路と、前記スキャンモードセ
レクト端子から入力された信号によりスキャンデータ出
力端子としての前記フリップフロップの第1のデータ出
力端子から出力された出力信号をそのまま前記スキャン
データ出力端子より出力するか固定値を前記スキャンデ
ータ出力端子より出力するかを制御する手段とを有す
る。
【0008】請求項2記載のスキャンフリップフロップ
は、端子として通常動作用データ入力端子,スキャンデ
ータ入力端子,スキャンモードセレクト端子,テストモ
ードセレクト端子,外部クロック入力端子,通常動作用
データ出力端子、およびスキャンデータ出力端子を持
ち、少なくともデータ入力端子,クロック入力端子,第
1のデータ出力端子、および第2の出力端子を持つフリ
ップフロップと、前記テストモードセレクト端子から入
力された信号により前記通常動作用データ入力端子から
入力された信号あるいは前記スキャンデータ入力端子か
ら入力された信号の内どちらか一方を選択して前期フリ
ップフロップのデータ入力端子にそのデータを入力する
セレクタ回路と、前記スキャンモードセレクト端子から
入力された信号によりスキャンデータ出力端子としての
前記フリップフロップの第1のデータ出力端子から出力
された出力信号をそのまま前記スキャンデータ出力端子
より出力するか固定値を前記スキャンデータ出力端子よ
り出力するかを制御する手段とを有する。
は、端子として通常動作用データ入力端子,スキャンデ
ータ入力端子,スキャンモードセレクト端子,テストモ
ードセレクト端子,外部クロック入力端子,通常動作用
データ出力端子、およびスキャンデータ出力端子を持
ち、少なくともデータ入力端子,クロック入力端子,第
1のデータ出力端子、および第2の出力端子を持つフリ
ップフロップと、前記テストモードセレクト端子から入
力された信号により前記通常動作用データ入力端子から
入力された信号あるいは前記スキャンデータ入力端子か
ら入力された信号の内どちらか一方を選択して前期フリ
ップフロップのデータ入力端子にそのデータを入力する
セレクタ回路と、前記スキャンモードセレクト端子から
入力された信号によりスキャンデータ出力端子としての
前記フリップフロップの第1のデータ出力端子から出力
された出力信号をそのまま前記スキャンデータ出力端子
より出力するか固定値を前記スキャンデータ出力端子よ
り出力するかを制御する手段とを有する。
【0009】請求項3記載のスキャンパス回路は、請求
項1に記載のスキャンフリップフロップを同一パス上に
接続することにより構成される。請求項4記載のスキャ
ンパス回路は、請求項2に記載のスキャンフリップフロ
ップを同一パス上に接続することにより構成される。
項1に記載のスキャンフリップフロップを同一パス上に
接続することにより構成される。請求項4記載のスキャ
ンパス回路は、請求項2に記載のスキャンフリップフロ
ップを同一パス上に接続することにより構成される。
【0010】請求項5記載のスキャンパス回路設計方法
は、半導体集積回路のネットリストを作成する工程と、
前記ネットリスト中のフリップフロップを請求項1記載
のスキャンフリップフロップに置き換える工程と、前記
スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を
形成する工程とを有する。
は、半導体集積回路のネットリストを作成する工程と、
前記ネットリスト中のフリップフロップを請求項1記載
のスキャンフリップフロップに置き換える工程と、前記
スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を
形成する工程とを有する。
【0011】請求項6記載のスキャンパス回路設計方法
は、半導体集積回路のネットリストを作成する工程と、
前記ネットリスト中のフリップフロップを請求項2記載
のスキャンフリップフロップに置き換える工程と、前記
スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を
形成する工程とを有する。
は、半導体集積回路のネットリストを作成する工程と、
前記ネットリスト中のフリップフロップを請求項2記載
のスキャンフリップフロップに置き換える工程と、前記
スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を
形成する工程とを有する。
【0012】請求項7記載のスキャンパス回路設計方法
は、複数種類の出力駆動能力を有する請求項1記載のス
キャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を設
計するに際し、半導体集積回路のネットリストを作成す
る工程と、前記ネットリスト中のフリップフロップを任
意の1種類の前記スキャンフリップフロップに置き換え
る工程と、前記スキャンフリップフロップを用いてスキ
ャンパス回路を形成する工程と、各スキャンフリップフ
ロップ間の信号遷移時間を算出する工程と、前記信号遷
移時間より各スキャンフリップフロップが必要とする出
力駆動能力を算出する工程と、現状のスキャンフリップ
フロップを必要な出力駆動能力を満足できる範囲内で最
も出力駆動能力の小さいスキャンフリップフロップに置
き換える工程とを有する。
は、複数種類の出力駆動能力を有する請求項1記載のス
キャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を設
計するに際し、半導体集積回路のネットリストを作成す
る工程と、前記ネットリスト中のフリップフロップを任
意の1種類の前記スキャンフリップフロップに置き換え
る工程と、前記スキャンフリップフロップを用いてスキ
ャンパス回路を形成する工程と、各スキャンフリップフ
ロップ間の信号遷移時間を算出する工程と、前記信号遷
移時間より各スキャンフリップフロップが必要とする出
力駆動能力を算出する工程と、現状のスキャンフリップ
フロップを必要な出力駆動能力を満足できる範囲内で最
も出力駆動能力の小さいスキャンフリップフロップに置
き換える工程とを有する。
【0013】請求項8記載のスキャンパス回路設計方法
は、複数種類の出力駆動能力を有する請求項2記載のス
キャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を設
計するに際し、半導体集積回路のネットリストを作成す
る工程と、前記ネットリスト中のフリップフロップを任
意の1種類の前記スキャンフリップフロップに置き換え
る工程と、前記スキャンフリップフロップを用いてスキ
ャンパス回路を形成する工程と、各スキャンフリップフ
ロップ間の信号遷移時間を算出する工程と、前記信号遷
移時間より各スキャンフリップフロップが必要とする出
力駆動能力を算出する工程と、現状のスキャンフリップ
フロップを必要な出力駆動能力を満足できる範囲内で最
も出力駆動能力の小さいスキャンフリップフロップに置
き換える工程とを有する。
は、複数種類の出力駆動能力を有する請求項2記載のス
キャンフリップフロップを用いてスキャンパス回路を設
計するに際し、半導体集積回路のネットリストを作成す
る工程と、前記ネットリスト中のフリップフロップを任
意の1種類の前記スキャンフリップフロップに置き換え
る工程と、前記スキャンフリップフロップを用いてスキ
ャンパス回路を形成する工程と、各スキャンフリップフ
ロップ間の信号遷移時間を算出する工程と、前記信号遷
移時間より各スキャンフリップフロップが必要とする出
力駆動能力を算出する工程と、現状のスキャンフリップ
フロップを必要な出力駆動能力を満足できる範囲内で最
も出力駆動能力の小さいスキャンフリップフロップに置
き換える工程とを有する。
【0014】以上により、通常動作時に、スキャンFF
の消費電力を削減することができる。
の消費電力を削減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1にお
けるスキャンFFについて、図面を参照しながら説明す
る。
けるスキャンFFについて、図面を参照しながら説明す
る。
【0016】図1、および図2は本発明の実施の形態1
におけるスキャンFFの構成図を示すものである。図1
において、101はFF、102はセレクタ回路、10
5は出力バッファ用のインバータ回路、106はスキャ
ン出力固定用のNAND回路である。データ入力Dとス
キャンデータ入力SIの内いずれか一方をモードセレク
トMSの値によりセレクタ回路102で選択してFF1
01にデータ入力する。FF101の相反する属性の出
力データの内通常動作用の出力は出力バッファ用のイン
バータ回路105を経由してQ出力に出力し、スキャン
用出力はスキャン出力固定用のNAND回路106に入
力されモードセレクトMSに制御されてNQ出力に出力
する。
におけるスキャンFFの構成図を示すものである。図1
において、101はFF、102はセレクタ回路、10
5は出力バッファ用のインバータ回路、106はスキャ
ン出力固定用のNAND回路である。データ入力Dとス
キャンデータ入力SIの内いずれか一方をモードセレク
トMSの値によりセレクタ回路102で選択してFF1
01にデータ入力する。FF101の相反する属性の出
力データの内通常動作用の出力は出力バッファ用のイン
バータ回路105を経由してQ出力に出力し、スキャン
用出力はスキャン出力固定用のNAND回路106に入
力されモードセレクトMSに制御されてNQ出力に出力
する。
【0017】図2において、201はFF、202はセ
レクタ回路、205は出力バッファ用のインバータ回
路、206はスキャン出力固定用のNAND回路であ
る。データ入力Dとスキャンデータ入力SIのうちいず
れか一方をモードセレクトMSの値によりセレクタ回路
202で選択してFF201にデータ入力する。FF2
01の相反する属性の出力データの内通常動作用の出力
は出力バッファ用のインバータ回路205を経由してN
Q出力に出力し、スキャン用出力はスキャン出力固定用
のNAND回路206に入力されモードセレクトMSに
制御されてQ出力に出力する。
レクタ回路、205は出力バッファ用のインバータ回
路、206はスキャン出力固定用のNAND回路であ
る。データ入力Dとスキャンデータ入力SIのうちいず
れか一方をモードセレクトMSの値によりセレクタ回路
202で選択してFF201にデータ入力する。FF2
01の相反する属性の出力データの内通常動作用の出力
は出力バッファ用のインバータ回路205を経由してN
Q出力に出力し、スキャン用出力はスキャン出力固定用
のNAND回路206に入力されモードセレクトMSに
制御されてQ出力に出力する。
【0018】以上のように構成された本発明の実施の形
態1におけるスキャンFFについて、図1のスキャンF
Fを例にとって、以下その動作を図を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるスキャンFFの
タイミングチャートである。
態1におけるスキャンFFについて、図1のスキャンF
Fを例にとって、以下その動作を図を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるスキャンFFの
タイミングチャートである。
【0019】通常動作時、モードセレクトMSより
“L”が入力され、セレクタ回路102はデータ入力D
を選択して出力する。ここで、データ入力Dが“L”か
ら“H”に変化した時、セレクタ回路102はデータ入
力Dの“H”信号を選択しFF101に出力する。FF
101はクロックCLKの”L”から”H”への立ち上
がりのタイミングで入力信号”H”を入力し、出力バッ
ファ用のインバータ回路105を経てQ出力に”H”を
出力しする。この時、モードセレクトMSは”L”なの
で、スキャン出力固定用のNAND回路106の出力
は”H”となりNQ_SC出力は”H”を出力する。つ
まり、モードセレクトMSより”L”が入力される通常
動作時には、通常動作用出力Qからデータ入力Dの値が
CLKに同期して出力され、スキャン動作用出力NQ_
SCからの出力は”H”に固定されデータ入力Dの値が
変化してもNQ_SCの値は変化しない。
“L”が入力され、セレクタ回路102はデータ入力D
を選択して出力する。ここで、データ入力Dが“L”か
ら“H”に変化した時、セレクタ回路102はデータ入
力Dの“H”信号を選択しFF101に出力する。FF
101はクロックCLKの”L”から”H”への立ち上
がりのタイミングで入力信号”H”を入力し、出力バッ
ファ用のインバータ回路105を経てQ出力に”H”を
出力しする。この時、モードセレクトMSは”L”なの
で、スキャン出力固定用のNAND回路106の出力
は”H”となりNQ_SC出力は”H”を出力する。つ
まり、モードセレクトMSより”L”が入力される通常
動作時には、通常動作用出力Qからデータ入力Dの値が
CLKに同期して出力され、スキャン動作用出力NQ_
SCからの出力は”H”に固定されデータ入力Dの値が
変化してもNQ_SCの値は変化しない。
【0020】次に、スキャン動作時、モードセレクトM
Sより“H”が入力され、セレクタ回路102はスキャ
ンデータ入力SIを選択して出力する。ここで、スキャ
ンデータ入力SIが“L”を入力している時、セレクタ
回路102はスキャンデータ入力SIの“L”信号を選
択しFF101に出力する。FF101はクロックCL
Kの”L”から”H”への立ち上がりのタイミングで入
力信号”L”を入力し、出力バッファ用のインバータ回
路105を経てQ出力に”L”を出力する。この時、モ
ードセレクトSMは”H”なので、スキャン出力固定用
のNAND回路106はFF101の出力を反転してス
キャン動作用出力NQ_SCに”H”を出力する。つま
り、モードセレクトMSより”H”が入力されるスキャ
ン動作時には、通常動作用出力Qからスキャンデータ入
力SIの値がCLKに同期して出力され、スキャン動作
用出力NQ_SCからはその反転値が出力される。
Sより“H”が入力され、セレクタ回路102はスキャ
ンデータ入力SIを選択して出力する。ここで、スキャ
ンデータ入力SIが“L”を入力している時、セレクタ
回路102はスキャンデータ入力SIの“L”信号を選
択しFF101に出力する。FF101はクロックCL
Kの”L”から”H”への立ち上がりのタイミングで入
力信号”L”を入力し、出力バッファ用のインバータ回
路105を経てQ出力に”L”を出力する。この時、モ
ードセレクトSMは”H”なので、スキャン出力固定用
のNAND回路106はFF101の出力を反転してス
キャン動作用出力NQ_SCに”H”を出力する。つま
り、モードセレクトMSより”H”が入力されるスキャ
ン動作時には、通常動作用出力Qからスキャンデータ入
力SIの値がCLKに同期して出力され、スキャン動作
用出力NQ_SCからはその反転値が出力される。
【0021】なお、本実施の形態では、通常動作用の出
力とスキャン動作用の出力の位相が逆になっている場合
について説明したが、通常動作用の出力とスキャン動作
用の出力の位相が同じスキャンFFでも問題ない。
力とスキャン動作用の出力の位相が逆になっている場合
について説明したが、通常動作用の出力とスキャン動作
用の出力の位相が同じスキャンFFでも問題ない。
【0022】以上の構成のスキャンFFにより、通常動
作時のスキャンFFの消費電力を削減することができ
る。次に本発明の実施の形態2として、実施の形態1に
おけるスキャンFFを用いたスキャンパス回路の構成に
ついて説明する。
作時のスキャンFFの消費電力を削減することができ
る。次に本発明の実施の形態2として、実施の形態1に
おけるスキャンFFを用いたスキャンパス回路の構成に
ついて説明する。
【0023】図4は、本発明の実施の形態2におけるス
キャンパス回路の構成図である。401は組合せ回路で
データ入力端子からデータを入力する。402はNQ出
力固定制御機能付きFFで通常動作時組み合わせ回路4
01からのデータを入力し、スキャン動作時スキャンデ
ータ入力端子からのデータを入力する。403は組合せ
回路でNQ出力固定制御機能付きFF402のQ出力を
入力する。404はQ出力固定制御機能付きFFで通常
動作時組み合わせ回路403からのデータを入力し、ス
キャン動作時NQ出力固定制御機能付きFF402のN
Q_SC出力からのデータを入力する。405は組合せ
回路でQ出力固定制御機能付きFF404のNQ出力を
入力する。406はNQ出力固定制御機能付きFFで通
常動作時組み合わせ回路405からのデータを入力し、
スキャン動作時Q出力固定制御機能付きFF404のQ
_SC出力からのデータを入力する。407は組合せ回
路でNQ出力固定制御機能付きFF406のQ出力を入
力する。408はQ出力固定制御機能付きFFで通常動
作時組み合わせ回路407からのデータを入力し、スキ
ャン動作時NQ出力固定制御機能付きFF406のNQ
_SC出力からのデータを入力しQ_SC出力をスキャ
ンデータ出力端子に出力する。409は組合せ回路でQ
出力固定制御機能付きFF408のNQ出力を入力しデ
ータ出力端子に動作結果を出力する。ここで、NQ出力
固定制御機能付きFF402,Q出力固定制御機能付き
FF404,NQ出力固定制御機能付きFF406,Q
出力固定制御機能付きFF408は実施の形態1におけ
るスキャンFFである。
キャンパス回路の構成図である。401は組合せ回路で
データ入力端子からデータを入力する。402はNQ出
力固定制御機能付きFFで通常動作時組み合わせ回路4
01からのデータを入力し、スキャン動作時スキャンデ
ータ入力端子からのデータを入力する。403は組合せ
回路でNQ出力固定制御機能付きFF402のQ出力を
入力する。404はQ出力固定制御機能付きFFで通常
動作時組み合わせ回路403からのデータを入力し、ス
キャン動作時NQ出力固定制御機能付きFF402のN
Q_SC出力からのデータを入力する。405は組合せ
回路でQ出力固定制御機能付きFF404のNQ出力を
入力する。406はNQ出力固定制御機能付きFFで通
常動作時組み合わせ回路405からのデータを入力し、
スキャン動作時Q出力固定制御機能付きFF404のQ
_SC出力からのデータを入力する。407は組合せ回
路でNQ出力固定制御機能付きFF406のQ出力を入
力する。408はQ出力固定制御機能付きFFで通常動
作時組み合わせ回路407からのデータを入力し、スキ
ャン動作時NQ出力固定制御機能付きFF406のNQ
_SC出力からのデータを入力しQ_SC出力をスキャ
ンデータ出力端子に出力する。409は組合せ回路でQ
出力固定制御機能付きFF408のNQ出力を入力しデ
ータ出力端子に動作結果を出力する。ここで、NQ出力
固定制御機能付きFF402,Q出力固定制御機能付き
FF404,NQ出力固定制御機能付きFF406,Q
出力固定制御機能付きFF408は実施の形態1におけ
るスキャンFFである。
【0024】スキャン動作時、モードセレクト端子は
“H”を出力し、このクロックの立ち上がりエッジでN
Q出力固定制御機能付きFF402はスキャンデータ入
力端子からのデータ、Q出力固定制御機能付きFF40
4はNQ出力固定制御機能付きFF402のNQ_SC
出力、NQ出力固定制御機能付きFF406はQ出力固
定制御機能付きFF404のQ_SC出力、Q出力固定
制御機能付きFF408はNQ出力固定制御機能付きF
F406のNQ_SC出力をそれぞれ入力してクロック
に同期してシフト動作し、Q出力固定制御機能付きFF
408のQ_SC出力よりスキャンパス試験の結果を出
力する。
“H”を出力し、このクロックの立ち上がりエッジでN
Q出力固定制御機能付きFF402はスキャンデータ入
力端子からのデータ、Q出力固定制御機能付きFF40
4はNQ出力固定制御機能付きFF402のNQ_SC
出力、NQ出力固定制御機能付きFF406はQ出力固
定制御機能付きFF404のQ_SC出力、Q出力固定
制御機能付きFF408はNQ出力固定制御機能付きF
F406のNQ_SC出力をそれぞれ入力してクロック
に同期してシフト動作し、Q出力固定制御機能付きFF
408のQ_SC出力よりスキャンパス試験の結果を出
力する。
【0025】通常動作時、モードセレクト端子は“L”
を出力し、クロックの立ち上がりエッジでNQ出力固定
制御機能付きFF402は組合せ回路401の出力を、
Q出力固定制御機能付きFF404は組合せ回路403
の出力を、NQ出力固定制御機能付きFF406は組合
せ回路405の出力を、Q出力固定制御機能付きFF4
08は組合せ回路407の出力をそれぞれラッチし、次
段の組合せ回路にNQ出力固定制御機能付きFF402
とNQ出力固定制御機能付きFF406はQ出力から、
Q出力固定制御機能付きFF404とQ出力固定制御機
能付きFF408はNQ出力からデータを出力する。
を出力し、クロックの立ち上がりエッジでNQ出力固定
制御機能付きFF402は組合せ回路401の出力を、
Q出力固定制御機能付きFF404は組合せ回路403
の出力を、NQ出力固定制御機能付きFF406は組合
せ回路405の出力を、Q出力固定制御機能付きFF4
08は組合せ回路407の出力をそれぞれラッチし、次
段の組合せ回路にNQ出力固定制御機能付きFF402
とNQ出力固定制御機能付きFF406はQ出力から、
Q出力固定制御機能付きFF404とQ出力固定制御機
能付きFF408はNQ出力からデータを出力する。
【0026】この時、各スキャンFFのスキャン用出力
端子Q_SCおよびNQ_SCの出力は“H”のままで
変化しないため、通常動作時には使用しないスキャン用
端子から電力は消費しない。
端子Q_SCおよびNQ_SCの出力は“H”のままで
変化しないため、通常動作時には使用しないスキャン用
端子から電力は消費しない。
【0027】なお、本実施の形態では、スキャンFFの
データ出力の固定制御をモードセレクト信号で行う場合
について説明したが、スキャンFFのデータ出力の固定
制御をテストモード信号により行うスキャンパス回路に
おいても同様の効果を示す。
データ出力の固定制御をモードセレクト信号で行う場合
について説明したが、スキャンFFのデータ出力の固定
制御をテストモード信号により行うスキャンパス回路に
おいても同様の効果を示す。
【0028】また、本実施の形態では、通常動作回路と
して各スキャンFF間に組み合わせ回路が存在する場合
について説明したが、通常動作回路の構成は任意であ
り、同一パス上に接続されている必要もない。
して各スキャンFF間に組み合わせ回路が存在する場合
について説明したが、通常動作回路の構成は任意であ
り、同一パス上に接続されている必要もない。
【0029】さらに、本実施の形態では、FFのQ_S
C出力とNQ_SC出力を交互にスキャン用の出力とし
てスキャンパス回路を形成しているが、スキャンパスに
つながる端子は任意に設定できる。
C出力とNQ_SC出力を交互にスキャン用の出力とし
てスキャンパス回路を形成しているが、スキャンパスに
つながる端子は任意に設定できる。
【0030】次に本発明の実施の形態3におけるスキャ
ンパス回路設計方法について図を参照して説明する。図
5は、本発明のスキャンパス回路設計方法のフロー図で
ある。
ンパス回路設計方法について図を参照して説明する。図
5は、本発明のスキャンパス回路設計方法のフロー図で
ある。
【0031】まず、スキャンパス機能を持たないFFと
組合せ回路によりネットリストの作成を行う(ステップ
1)。次いで、ステップ1で作成したネットリストのス
キャンパス機能を持たないFFを本発明におけるスキャ
ンFFに置き換える(ステップ2)。この時、スキャン
パス機能を持たないFFとスキャンFFのQ出力、およ
びNQ出力のバッファ駆動能力は等しくなるようにす
る。次に、特定のスキャンFFのスキャン動作出力端子
とスキャンデータ入力端子を接続してスキャンパス回路
を形成する(ステップ3)。次に、スキャンパス回路を
形成したネットリストに対してスキャンパス回路上の各
FF間での配線遅延による信号遷移時間を算出する(ス
テップ4)。続いて、ステップ4で算出した信号遷移時
間をもとにスキャンパス回路に接続されたスキャン動作
出力端子の必要となるバッファ駆動能力を算出する(ス
テップ5)。最後に、必要なバッファ駆動能力をもと
に、出力バッファの駆動能力の異なるスキャンFFの中
から、必要なバッファ駆動能力を満足する最もバッファ
駆動能力の小さなスキャンFFに、ステップ2で配置し
たスキャンFFを置き換える(ステップ6)。
組合せ回路によりネットリストの作成を行う(ステップ
1)。次いで、ステップ1で作成したネットリストのス
キャンパス機能を持たないFFを本発明におけるスキャ
ンFFに置き換える(ステップ2)。この時、スキャン
パス機能を持たないFFとスキャンFFのQ出力、およ
びNQ出力のバッファ駆動能力は等しくなるようにす
る。次に、特定のスキャンFFのスキャン動作出力端子
とスキャンデータ入力端子を接続してスキャンパス回路
を形成する(ステップ3)。次に、スキャンパス回路を
形成したネットリストに対してスキャンパス回路上の各
FF間での配線遅延による信号遷移時間を算出する(ス
テップ4)。続いて、ステップ4で算出した信号遷移時
間をもとにスキャンパス回路に接続されたスキャン動作
出力端子の必要となるバッファ駆動能力を算出する(ス
テップ5)。最後に、必要なバッファ駆動能力をもと
に、出力バッファの駆動能力の異なるスキャンFFの中
から、必要なバッファ駆動能力を満足する最もバッファ
駆動能力の小さなスキャンFFに、ステップ2で配置し
たスキャンFFを置き換える(ステップ6)。
【0032】このように、本発明のスキャンFFと、ス
キャンパス回路およびその設計方法では、通常動作時
に、スキャンFFの消費電力を削減することができる。
さらに、スキャン動作用出力のバッファ駆動能力を必要
最小限に抑えることで半導体集積回路の省面積化を実現
することができる。
キャンパス回路およびその設計方法では、通常動作時
に、スキャンFFの消費電力を削減することができる。
さらに、スキャン動作用出力のバッファ駆動能力を必要
最小限に抑えることで半導体集積回路の省面積化を実現
することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のスキャンFFと、スキャンパス
回路およびその設計方法は、スキャンFFのスキャン動
作用出力を、通常動作時にモードセレクトにより一定の
値しか出力しないように制御し、出力値が変化しないよ
うにすることにより、スキャンFFの消費電力を削減す
ることができる。
回路およびその設計方法は、スキャンFFのスキャン動
作用出力を、通常動作時にモードセレクトにより一定の
値しか出力しないように制御し、出力値が変化しないよ
うにすることにより、スキャンFFの消費電力を削減す
ることができる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるスキャンFFの
構成図
構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるスキャンFFの
構成図
構成図
【図3】本発明の実施の形態1におけるスキャンFFの
タイミングチャート
タイミングチャート
【図4】本発明の実施の形態2におけるスキャンパス回
路の構成図
路の構成図
【図5】本発明の実施の形態3におけるスキャンパス設
計方法のフロー図
計方法のフロー図
【図6】従来のスキャンパスFFの構成図
101 FF 102 セレクタ回路 105 インバータ回路 106 NAND回路 201 FF 202 セレクタ回路 205 インバータ回路 206 NAND回路 401 組み合わせ回路 402 NQ出力固定制御機能付きFF 403 組み合わせ回路 404 Q出力固定制御機能付きFF 405 組み合わせ回路 406 NQ出力固定制御機能付きFF 407 組み合わせ回路 408 Q出力固定制御機能付きFF 409 組み合わせ回路 601 FF 602 セレクタ回路 605 インバータ回路 606 インバータ回路
Claims (8)
- 【請求項1】端子として通常動作用データ入力端子,ス
キャンデータ入力端子,スキャンモードセレクト端子,
外部クロック入力端子,通常動作用データ出力端子、お
よびスキャンデータ出力端子を持ち、 少なくともデータ入力端子,クロック入力端子,第1の
データ出力端子、および第2の出力端子を持つフリップ
フロップと、 前記スキャンモードセレクト端子から入力された信号に
より前記通常動作用データ入力端子から入力された信号
あるいは前記スキャンデータ入力端子から入力された信
号の内どちらか一方を選択して前期フリップフロップの
データ入力端子にそのデータを入力するセレクタ回路
と、 前記スキャンモードセレクト端子から入力された信号に
よりスキャンデータ出力端子としての前記フリップフロ
ップの第1のデータ出力端子から出力された出力信号を
そのまま前記スキャンデータ出力端子より出力するか固
定値を前記スキャンデータ出力端子より出力するかを制
御する手段とを有するスキャンフリップフロップ。 - 【請求項2】端子として通常動作用データ入力端子,ス
キャンデータ入力端子,スキャンモードセレクト端子,
テストモードセレクト端子,外部クロック入力端子,通
常動作用データ出力端子、およびスキャンデータ出力端
子を持ち、 少なくともデータ入力端子,クロック入力端子,第1の
データ出力端子、および第2の出力端子を持つフリップ
フロップと、 前記テストモードセレクト端子から入力された信号によ
り前記通常動作用データ入力端子から入力された信号あ
るいは前記スキャンデータ入力端子から入力された信号
の内どちらか一方を選択して前期フリップフロップのデ
ータ入力端子にそのデータを入力するセレクタ回路と、 前記スキャンモードセレクト端子から入力された信号に
よりスキャンデータ出力端子としての前記フリップフロ
ップの第1のデータ出力端子から出力された出力信号を
そのまま前記スキャンデータ出力端子より出力するか固
定値を前記スキャンデータ出力端子より出力するかを制
御する手段とを有するスキャンフリップフロップ。 - 【請求項3】請求項1に記載のスキャンフリップフロッ
プを同一パス上に接続することにより構成されるスキャ
ンパス回路。 - 【請求項4】請求項2に記載のスキャンフリップフロッ
プを同一パス上に接続することにより構成されるスキャ
ンパス回路。 - 【請求項5】半導体集積回路のネットリストを作成する
工程と、 前記ネットリスト中のフリップフロップを請求項1記載
のスキャンフリップフロップに置き換える工程と、 前記スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回
路を形成する工程とを有するスキャンパス回路設計方
法。 - 【請求項6】半導体集積回路のネットリストを作成する
工程と、 前記ネットリスト中のフリップフロップを請求項2記載
のスキャンフリップフロップに置き換える工程と、 前記スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回
路を形成する工程とを有するスキャンパス回路設計方
法。 - 【請求項7】複数種類の出力駆動能力を有する請求項1
記載のスキャンフリップフロップを用いてスキャンパス
回路を設計するに際し、 半導体集積回路のネットリストを作成する工程と、 前記ネットリスト中のフリップフロップを任意の1種類
の前記スキャンフリップフロップに置き換える工程と、 前記スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回
路を形成する工程と、 各スキャンフリップフロップ間の信号遷移時間を算出す
る工程と、 前記信号遷移時間より各スキャンフリップフロップが必
要とする出力駆動能力を算出する工程と、 現状のスキャンフリップフロップを必要な出力駆動能力
を満足できる範囲内で最も出力駆動能力の小さいスキャ
ンフリップフロップに置き換える工程とを有するスキャ
ンパス回路設計方法。 - 【請求項8】複数種類の出力駆動能力を有する請求項2
記載のスキャンフリップフロップを用いてスキャンパス
回路を設計するに際し、 半導体集積回路のネットリストを作成する工程と、 前記ネットリスト中のフリップフロップを任意の1種類
の前記スキャンフリップフロップに置き換える工程と、 前記スキャンフリップフロップを用いてスキャンパス回
路を形成する工程と、 各スキャンフリップフロップ間の信号遷移時間を算出す
る工程と、 前記信号遷移時間より各スキャンフリップフロップが必
要とする出力駆動能力を算出する工程と、 現状のスキャンフリップフロップを必要な出力駆動能力
を満足できる範囲内で最も出力駆動能力の小さいスキャ
ンフリップフロップに置き換える工程とを有するスキャ
ンパス回路設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001112068A JP2002311092A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | スキャンフリップフロップと、スキャンパス回路およびその設計方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001112068A JP2002311092A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | スキャンフリップフロップと、スキャンパス回路およびその設計方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002311092A true JP2002311092A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18963539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001112068A Pending JP2002311092A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | スキャンフリップフロップと、スキャンパス回路およびその設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002311092A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7231569B2 (en) | 2004-06-18 | 2007-06-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Scan flip-flop circuit with reduced power consumption |
US7444569B2 (en) * | 2004-04-09 | 2008-10-28 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit having test circuitry with reduced power consumption |
US7716544B2 (en) | 2005-08-22 | 2010-05-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Path data transmission unit |
JP2010199106A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Renesas Electronics Corp | 半導体集積回路の設計方法、設計プログラム、及び半導体集積回路 |
-
2001
- 2001-04-11 JP JP2001112068A patent/JP2002311092A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7444569B2 (en) * | 2004-04-09 | 2008-10-28 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit having test circuitry with reduced power consumption |
US7231569B2 (en) | 2004-06-18 | 2007-06-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Scan flip-flop circuit with reduced power consumption |
US7716544B2 (en) | 2005-08-22 | 2010-05-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Path data transmission unit |
JP2010199106A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Renesas Electronics Corp | 半導体集積回路の設計方法、設計プログラム、及び半導体集積回路 |
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