JP2002310776A - ロードセル秤 - Google Patents

ロードセル秤

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JP2002310776A
JP2002310776A JP2001110796A JP2001110796A JP2002310776A JP 2002310776 A JP2002310776 A JP 2002310776A JP 2001110796 A JP2001110796 A JP 2001110796A JP 2001110796 A JP2001110796 A JP 2001110796A JP 2002310776 A JP2002310776 A JP 2002310776A
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JP
Japan
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load cell
board
substrate
body housing
main body
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JP2001110796A
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English (en)
Inventor
Takuzo Haniwara
卓三 埴原
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線基板の取り扱いの容易化を図る
ことができるようにする。 【解決手段】 接続ケーブル15による第1の基板13
と第2の基板16との接続を断った状態で、本体ハウジ
ング2から引出部材8を引き出すことで、ロードセルベ
ース11に固定されたロードセルユニット12および第
1の基板13の位置はそのままに、第2の基板16だけ
を本体ハウジング2から引き出すことができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷重を受けてこの
荷重に対応する電気的信号を出力するロードセルユニッ
トを備えるロードセル秤に関する。
【0002】
【従来の技術】加えられた荷重に応じた電気信号を出力
するロードセルユニットと、このロードセルユニットか
ら出力された電気的信号に基づいて加えられた荷重の大
きさを算出する回路を有するプリント配線基板とを本体
ハウジング内に備えるロードセル秤がある。ロードセル
秤は、起歪体に荷重を加える商品(被検体)が直接載置さ
れる載皿を備えている。
【0003】周知のように、ロードセルユニットは、加
えられた荷重に応じて変形する起歪体と、起歪体に取り
付けられたストレンゲージと、起歪体の一部を固定的に
支持するフレームとを有しており、加えられた荷重に応
じた起歪体の変形によるストレンゲージでの抵抗値の変
化によって、異なる電気信号を出力する。このロードセ
ルユニットは、ロードセルベースに固定されている。
【0004】ところで、ロードセル秤では、載皿に載置
される商品が同じであっても、載皿における商品の載置
位置によって、起歪体に加わる荷重にばらつきが生じて
算出される荷重が異なってしまうことが懸念されるた
め、載皿の四隅誤差を規定範囲内に収めるようにしてい
る。しかしながら、ロードセルユニットに加わる荷重に
よってロードセルベースが変形してしまうと、四隅誤差
を正しく規定範囲内に収めることができないため、外力
により容易に変形しないような強度を有するロードセル
ベースを用いている。このため、ロードセルベースは、
要求される強度を保持するためにある程度の大きさと重
量を有している。
【0005】プリント配線基板は、ロードセルユニット
から出力される電気信号を受け取るため、ロードセルユ
ニットの周囲に配設されることが望ましい。
【0006】ところで、近年では、小型化を図るため
に、プリント配線基板を複数に分割して、各々を適切な
位置に配設させるようにしたロードセル秤がある。
【0007】例えば、図8に示すように、上側にロード
セルユニット100が取り付けられたロードセルベース
101を本体ハウジング102の底部に配設し、ロード
セルベース101の上側でかつロードセルユニット10
0の近傍となる位置に複数に分割したプリント配線基板
103a,103b,103cをまとめて配置するよう
にしたロードセル秤104がある。
【0008】ロードセル秤104は、ロードセルユニッ
ト100から出力される電気信号の安定化を図るため
に、容量の大きな電源106を有している。電源106
は、大容量化を図るために、その体積も大きく、ロード
セル秤104の内部で大きな設置スペースを占有する。
このため、プリント配線基板103a,103b,10
3cを分割することは、残されたスペースを有効に活用
するために効果的である。
【0009】図8に示すロードセル秤104では、各プ
リント配線基板103a,103b,103cは、各プ
リント配線基板103a,103b,103cに直接取
り付けられたコネクタ105によってリジットに接続さ
れている。このようなロードセル秤104では、プリン
ト配線基板103a,103b,103cを単一のユニ
ットとして取り扱うことができるので、プリント配線基
板103a,103b,103cを複数に分割した場合
にも取り扱いが容易になる。
【0010】例えば、図9に示すように、上側にロード
セルユニット100が取り付けられたロードセルベース
101を本体ハウジング102の底面から高さ方向に離
間した位置に配設し、分割したプリント配線基板103
a,103b,103cの一部をロードセルベース10
1の下側にも配置するようにしたロードセル秤110が
ある。各プリント配線基板103a,103b,103
cは、各プリント配線基板103a,103b,103
cの上下面に直接取り付けられたコネクタ105によっ
て上下方向にリジットに接続されている。このようなロ
ードセル秤110では、プリント配線基板103a,1
03b,103cの面積を拡大したい場合には、ロード
セルベース101の下側に配置されるプリント配線基板
103b,103cの枚数を増やすことで容易に対応す
ることができるので、プリント配線基板103a,10
3b,103cの面積を広く確保することができる。
【0011】例えば、図10に示すように、ロードセル
ベース101を本体ハウジング102の底面から高さ方
向に離間した位置に配設し、分割したプリント配線基板
103a,103b,103cの一部103b,103
cをロードセルベース101の下側にも配置するととも
に、ロードセルベース101を介して上下に位置するプ
リント配線基板103a,103b同士を中継用の基板
111を介して接続するようにしたロードセル秤112
がある。各プリント配線基板103a,103b,10
3cと中継用の基板111とは、各プリント配線基板1
03a,103b,103cおよび中継用の基板111
に直接取り付けられたコネクタ113によって水平方向
にリジットに接続されている。このようなロードセル秤
112では、各プリント配線基板103a,103b,
103cと中継用の基板111との接続を側方から行う
ことができるので、ロードセルベース101の上側に位
置するプリント配線基板103aと下側に位置するプリ
ント配線基板103b,103cとの分離が容易にな
る。これによって、メンテナンス作業等に際しての各プ
リント配線基板103a,103b,103cの取り扱
い性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示す
ように、底部に配設したロードセルベース101の上側
でかつロードセルユニット100の近傍となる位置に複
数に分割したプリント配線基板103a,103b,1
03cをまとめて配置するようにしたロードセル秤10
4では、プリント配線基板103a,103b,103
cを単一のユニットとして取り扱うことができるが、ユ
ニット化されていることにより、プリント配線基板10
3a,103b,103cの全体での面積を広げたい場
合に配置空間の確保が必要となる。このため、ロードセ
ル秤104の小型化を視野に入れた場合には、プリント
配線基板103a,103b,103cの全体での面積
をあまり広く取ることができない。
【0013】また、図9に示すように、ロードセルベー
ス101を本体ハウジング102の底面から高さ方向に
離間した位置に配設し、分割したプリント配線基板10
3a,103b,103cの一部をロードセルベース1
01の下側にも配置して、各プリント配線基板103
a,103b,103cをコネクタ105によって上下
方向にリジットに接続ようにしたロードセル秤110で
は、ロードセルベース101の下側に配置されるプリン
ト配線基板103b,103cの枚数を増やすことで容
易にプリント配線基板103a,103b,103cの
面積を拡大することができるが、プリント配線基板10
3a,103b,103cの枚数を増やす作業を行う場
合にはロードセル秤110全体を持ち上げて、ロードセ
ル秤110の下側から作業を行わなくてはならない。し
かし、ロードセルベース101等の重量のため、取り扱
いの容易性に欠ける。
【0014】さらに、図10に示すように、ロードセル
ベース101を本体ハウジング102の底面から高さ方
向に離間した位置に配設し、分割したプリント配線基板
103a,103b,103cの一部103b,103
cをロードセルベースの下側にも配置するとともに、ロ
ードセルベース101を介して上下に位置するプリント
配線基板103a,103b同士を中継用の基板111
を介して水平方向に接続するようにしたロードセル秤1
12では、中継用の基板111を設けることによりコス
トパフォーマンスが低下する。また、各プリント配線基
板103a,103bと中継用の基板111との接続方
向が水平方向であるために、中継用の基板111の接続
に際しては、中継用の基板111が各プリント配線基板
103a,103bに対して斜め方向から接続するよう
な状況が発生することが懸念される。これにより、接続
方向が上下方向である場合と比較して、中継用の基板1
11の接続に際してコネクタ113に係る負担が大きく
なり、接続の信頼性も低下する。
【0015】本発明は、プリント配線基板の取り扱いの
容易化を図ることができるロードセル秤を得ることを目
的とする。
【0016】本発明は、プリント配線基板の取り扱い性
の向上を図ることができるロードセル秤を得ることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のロ
ードセル秤は、上面に載皿を有する筐体形状の本体ハウ
ジングと、前記本体ハウジング内に固定されたロードセ
ルベースと、前記ロードセルベースに取り付けられて加
えられた荷重に応じた電気信号を出力するロードセルユ
ニットと、前記本体ハウジング内に固定されて前記ロー
ドセルユニットから出力された電気信号の入出力を制御
するI/Oポートを備える第1の基板と、前記本体ハウ
ジングに対して引出自在に収納される引出部材と、前記
引出部材に取り付けられて、前記I/Oポートから出力
された電気信号に応じて前記ロードセルユニットに加え
られた荷重を算出する算出回路を少なくとも備える第2
の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板とを断続自
在に接続するフレキシブルな接続ケーブルと、を具備す
る。
【0018】ここで、「断続自在」とは、接続ケーブル
によって第1の基板と第2の基板とが物理的に接続され
た状態と、物理的に分離された状態とに、接続ケーブル
の位置を変位自在とすることを意味する。
【0019】したがって、接続ケーブルによる第1の基
板と第2の基板との接続を断った状態で、本体ハウジン
グから引出部材を引き出すことで、ロードセルベースに
固定されたロードセルユニットおよび第1の基板の位置
はそのままに、第2の基板だけを本体ハウジングから引
き出すことができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載のロ
ードセル秤において、前記第2の基板と前記接続ケーブ
ルとは、前記第2の基板における前記引出部材の引出方
向側の端部で接続されている。
【0021】したがって、本体ハウジングから引出部材
を引き出してからすぐに第2の基板と接続ケーブルとの
接続を断つことができる。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のロードセル秤において、前記第2の基板に取り付
けられて前記第2の基板と電源とを接続部を介して断続
自在に接続する電源ケーブルを設け、前記接続部を前記
引出部材に位置調整可能に取り付けた。
【0023】したがって、引出部材に取り付けられた接
続部を有する電源ケーブルを第2の基板に取り付けるこ
とで、本体ハウジングから引出部材を引き出すことで格
別な作業を伴うことなく第2の基板と電源との接続を断
つことができ、本体ハウジングに対して引出部材を収納
することで格別な位置合わせ作業を伴うことなく接続部
を電源に接続することができる。また、接続部が引出部
材に位置調整可能に取り付けられているため、接続部と
電源との接続に際して、接続部と電源との位置関係に若
干のずれがある場合にも、容易に位置合わせを行うこと
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て図1ないし図7を参照して説明する。本実施の形態
は、例えば店員と顧客とがショーケースを介して対面
し、ショーケース内に陳列されている肉等を秤売りする
精肉店等において、ショーケースの上に載置して使用す
る対面用のロードセル秤への適用例を示す。
【0025】図1は、本発明の一実施の形態のロードセ
ル秤を示す斜視図である。ロードセル秤1は、上側本体
ハウジング2aと下側本体ハウジング2bとが上下方向
に嵌合された筐体形状の本体ハウジング2を備えてい
る。
【0026】本体ハウジング2の上側には、重量が測定
される商品(被検体)が載置される載皿3が取り付けられ
ている。
【0027】使用に際してオペレーターに対向する側を
前側とすると、本体ハウジング2の前面には偏平形状の
表示操作装置4が設けられている。表示操作装置4の表
面側には、所定事項を表示する表示部としてのLCD(L
iquid Crystal Display)5と、LCD5の表示面側に積
層された抵抗膜式のタッチパネル6とが設けられてい
る。
【0028】また、本体ハウジング2の前面右側には、
本体ハウジング2に内蔵されたプリンタ(図示せず)によ
って所定事項が印字されたラベル(図示せず)等が発行さ
れるラベル発行口7が設けられている。本実施の形態の
ロードセル秤1は、プリンタによって印字されるラベル
用紙(図示せず)を保持するとともに必要に応じて送り出
す機構(図示せず)を内蔵している。
【0029】本体ハウジング2の背面には、顧客に対し
て情報を表示する客側表示装置(図示せず)が設けられて
いる。客側表示装置は、フルセグメント方式の表示器で
あり、計測した物品の重量の他に、商品名等の情報を表
示することが可能である。
【0030】本体ハウジング2の左側面には、本体ハウ
ジング2に対して引出自在に収納される引出部材8が装
着される開口部9が形成されている。引出部材8は、引
出部材8の引き出しに際して把持される把持部8aを有
している。
【0031】図2はロードセル秤1を断面して示す縦断
側面図、図3はその横断平面図、図4はその縦断正面図
である。本体ハウジング2内には、ロードセル秤1が備
える各部に電力を供給する電源10が設けられている。
電源10の側方には、ロードセルベース11が設けられ
ている。ロードセルベース11は、下端が引出部材8の
上端よりも上側に位置するように、本体ハウジング2の
底面から高さ方向に離間した位置に配設されている。ロ
ードセルベース11は、本体ハウジング2に対して固定
されており、略中央部分には上下方向に貫通する貫通孔
11aが形成されている。
【0032】ロードセルベース11の上側には、加えら
れた荷重に応じた電気信号を出力するロードセルユニッ
ト12が設けられている。公知の技術であるため、詳細
な説明を省略するが、ロードセルユニット12は、加え
られた荷重に応じて変形する起歪体と、起歪体に取り付
けられたストレンゲージとを備えている。起歪体には、
載皿3が連結されている。ストレンゲージは、起歪体の
変形に応じて抵抗値が変化する。これによって、ロード
セルユニットは、載皿3に載置された商品の重量を起歪
体に伝達し、起歪体の変形に応じたストレンゲージでの
抵抗値の変化に応じて変化する電気信号を出力する。
【0033】ロードセルユニット12の側方には、ロー
ドセルユニット12から出力された電気信号等の入出力
を制御するI/Oポートを含む複数個の図示しないI/
Oポートを有する第1の基板としてのI/Oボード13
が設けられている。複数個のI/Oポートは、他に、例
えば、ロードセル秤が備える図示しない各種センサから
出力される電気信号等の入出力を制御するものである。
また、I/Oボード13には、ロードセルユニット12
から出力されたアナログの電気信号を増幅しデジタルの
電気信号に変換するA/D変換する図示しない各種回路
が搭載されている。
【0034】ロードセルベース11の下側には、引出部
材8に取り付けられたI/Fボード14が配設されてい
る。I/Fボード14は、ロードセル秤1が備える各部
材間での電気信号の授受に関するインターフェイスとし
て機能する。I/Fボード14とI/Oボード13と
は、両端にコネクタ15a,15bを有する屈曲性の良
好な接続ケーブルとしてのフレキシブルケーブル15に
よって、貫通孔11aを介して電気的に接続されてい
る。
【0035】図5は、本体ハウジング2から引き出した
引出部材8を示す平面図である。図5からも判るよう
に、フレキシブルケーブル15のコネクタ15aは、I
/Fボード14における引出部材8の引出方向側でI/
Fボード14に断続自在に接続されている。
【0036】ここで、「断続自在」とは、フレキシブル
ケーブル15のコネクタ15aをI/Fボード14に接
続することによってI/Oボード13とI/Fボード1
4とを物理的に接続した状態と、フレキシブルケーブル
15のコネクタ15aをI/Fボード14から脱離する
ことによってI/Oボード13とI/Fボード14とを
物理的に分離させた状態とに、フレキシブルケーブル1
5の位置を変位自在とすることを意味する。
【0037】I/Fボード14の下側には、引出部材8
に取り付けられた第2の基板としてのCPUボード16
が配設されている。特に図示しないが、CPUボード1
6は、ロードセル秤1が備える各部を駆動制御するマイ
コンを搭載する。マイコンは、ロードセル秤1が備える
各部を集中的に駆動制御するCPU、各種制御プログラ
ム等を格納するROM、CPUのワークエリアとして機
能するRAM等をバス接続することによって構成されて
いる。また、特に図示しないが、CPUボード16は、
各種拡張用ボードを接続するための拡張スロットを備え
ている。
【0038】I/Fボード14とCPUボード16と
は、I/Fボード14およびCPUボード16にそれぞ
れ直接取り付けられたコネクタによって上下方向にリジ
ットに接続されている。
【0039】CPUボード16の下側には、電源10に
接続されるコネクタ10aと分離自在に接続する接続部
としてのコネクタ18aを有する電源ケーブル18が設
けられている。コネクタ18aは、若干の遊びを確保し
た状態で、引出部材8に取り付けられている。
【0040】このような構成において、載皿3に計量す
る物品を載せると、上述したように、図示しない起歪体
の荷重受部に荷重がかかり起歪体が変形する。起歪体の
変形に応じて、起歪体に取り付けられた図示しないスト
レンゲージの抵抗値が変化する。ロードセルユニット1
2は、ストレンゲージの抵抗値の変化をアナログの電気
信号としてI/Oボード13の対応するI/Oポートに
出力する。I/Oボード13は、ロードセルユニットか
ら入力された電気信号を、増幅してA/D変換したデジ
タルの電気信号を対応するI/Oポートから出力する。
I/Oポートから出力されたデジタルの電気信号は、I
/Fボード14に搭載されたI/Fを介して、CPUボ
ード16のマイコンに入力される。マイコンは、ROM
に格納された制御プログラム等に基づいて、入力された
電気信号に基づく載皿3に載置された物品の重量を算出
する。算出した物品の重量に基づいて表示データを作成
し、LCD5に表示させる。
【0041】なお、本実施の形態では、I/Oボード1
3から出力された電気信号をI/Fボード14に搭載さ
れたI/Fを介してCPUボード16のマイコンに入力
するようにしたが、これに限るものではなく、I/Oボ
ード13とCPUボード16とを電気的に接続し、ロー
ドセルユニット12からI/Oボード13に入力された
電気信号を、I/Oボード13からCPUボードに直接
出力するようにしてもよい。
【0042】加えて、本実施の形態のロードセル秤1
は、プリンタおよびラベル発行機を内蔵しているため、
タッチパネルの操作等に応じて、LCD5に表示させた
内容をプリントしたラベルを発行するようにしてもよ
い。
【0043】ところで、例えば、スーパーマーケット等
の市場に出荷した後のロードセル秤1に対して、メモリ
増設、I/Fの拡張、あるいは修理等の作業を行うこと
がある。メモリ増設、I/Fの拡張、あるいは修理等の
作業に際しては、以下に説明するような作業を行う。
【0044】図3に示す状態から、本体ハウジング2か
ら引き出す方向へ、引出部材8をスライドさせる。ここ
で、コネクタ18aは、引出部材8に取り付けられてい
るため、引出部材8の引出方向へのスライドにより、コ
ネクタ18aとコネクタ10aとが離間する。I/Fボ
ード14およびCPUボード16は、それぞれ引出部材
8に取り付けられているため、引出部材8のスライドと
ともにスライドする。
【0045】図6に示すように、本体ハウジング2の外
側からコネクタ15aが視認できる位置まで引出部材8
を引出方向へスライドさせ、本体ハウジング2の外側か
らコネクタ15aが視認できる位置まで引き出した時点
で、コネクタ15aをI/Fボード14から取り外す。
このとき、フレキシブルケーブル15とI/Fボード1
4とは、引出部材8の引出方向側で接続されているた
め、フレキシブルケーブル15を過剰に本体ハウジング
2から引き出す必要がない。これにより、フレキシブル
ケーブル15を過剰に長くすることを防止するととも
に、引出部材8のスライドに際して、フレキシブルケー
ブル15が絡まってしまう等の取り扱い上の不都合の発
生を防止することができる。
【0046】さらに、引出部材8を引出方向へスライド
させ、図7に示すように、引出部材8を本体ハウジング
2から完全に引き出させる。引出部材8を本体ハウジン
グ2から完全に引き出させた状態では、I/Fボード1
4およびCPUボード16の周囲が広く開放されるた
め、例えば、修理のためにI/Fボード14またはCP
Uボード16を着脱したり、メモリ増設のために各種メ
モリボードを拡張スロットに差し込んだりする作業を容
易に行うことができる。
【0047】作業終了後に、引出部材8を本体ハウジン
グ2へ挿入する際には、開口部9から本体ハウジング2
の奥側へ向けて延出する図示しないガイドレールに沿っ
て、引出部材8を収納方向にスライドさせる。図6に示
すように、本体ハウジング2の外側からI/Oボード1
3に接続されたフレキシブルケーブル15のコネクタ1
5aを接続することができる位置で引出部材8を一時停
止させ、コネクタ15aをI/Fボード14に接続した
後、引出部材8を収納方向へスライドさせて本体ハウジ
ング2内に完全に収納する。このとき、引出部材8をガ
イドレールに沿ってスライドさせることで、引出部材8
に取り付けられたコネクタ18aの移動軌跡が規制され
る。このため、オペレーターは格別意識せずに、コネク
タ18aをコネクタ10aに接続させることができる。
また、コネクタ18aとコネクタ10aとの間は、電源
ケーブル18で接続され、かつ、コネクタ18aは若干
の遊びを持って引出部材8に取り付けられているため、
引出部材8の収納に際してコネクタ10aに対するコネ
クタ18aの位置が若干ずれた場合にも、コネクタ18
aの位置を若干ずらすことで柔軟に対応することができ
る。
【0048】これによって、メモリ増設、各種メンテナ
ンス作業等を容易化することができる。
【0049】ここで、ロードセルユニット12、各種セ
ンサ等は、高い動作精度を要求されるため、故障による
修理等やむを得ない場合以外には、位置不動であること
が望ましい。例えば、ロードセルユニット12とI/O
ボード13との位置関係を考えると、ロードセルユニッ
ト12とI/Oボード13とが離間している程、ロード
セルユニット12からI/Oボード13へ入力されるア
ナログの電気信号にノイズが発生し易くなる。ノイズの
発生源としては、例えば、接続ケーブル15が電源等の
近傍に配線されている場合、あるいは、ロードセルユニ
ット12とI/Oボード13とを接続するケーブルの接
続部分に振動等の外力が加わった場合等、様々な原因が
考えられる。
【0050】各種センサ等の部材とI/Oポートとの接
続に関しても同様である。
【0051】本実施の形態では、ロードセルユニット1
2、I/Oボード13等がロードセルベース11の上側
に固定的に設けられているため、上述のメンテナンス作
業に際して、不要な箇所が移動することがない。これに
よって、高い精度が要求される部材の精度を維持するこ
とができる。
【0052】ここに、フレキシブルケーブル15による
I/Oボード13とI/Fボード14との接続を断った
状態で、本体ハウジング2から引出部材8を引き出すこ
とで、ロードセルベース11に固定されたロードセルユ
ニット12およびI/Oボード13の位置はそのまま
に、I/Fボード14だけを本体ハウジング2から引き
出すことができる。
【0053】これによって、例えば、メモリ増設等、拡
張スロットへの拡張ボードの接続作業に際しては、ロー
ドセルユニット12から出力された電気信号に応じて荷
重を算出するとういうロードセル秤1特有の測定方法に
起因して、その測定精度を維持するために移動が好まし
くないロードセルユニット12およびI/Oボード13
の移動を伴わずに、I/Fボード14のみを取り出して
その周囲に作業に必要なスペースを確保して、作業の容
易化を図ることができる。
【0054】また、本実施の形態では、ロードセルユニ
ット12を備えるロードセルベース11が本体ハウジン
グ2内の高さ方向のほぼ中間に設けられ、本体ハウジン
グ2を上下に分割することができるため、ロードセルユ
ニット12が故障した場合には、上側本体ハウジング2
aを取り外すだけで、ロードセルユニット12を容易に
開放することができ、ロードセルユニット12に対する
作業を容易に行うことができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明のロードセル秤によ
れば、上面に載皿を有する筐体形状の本体ハウジング
と、前記本体ハウジング内に固定されたロードセルベー
スと、前記ロードセルベースに取り付けられて加えられ
た荷重に応じた電気信号を出力するロードセルユニット
と、前記本体ハウジング内に固定されて前記ロードセル
ユニットから出力された電気信号の入出力を制御するI
/Oポートを備える第1の基板と、前記本体ハウジング
に対して引出自在に収納される引出部材と、前記引出部
材に取り付けられて、前記I/Oポートから出力された
電気信号に応じて前記ロードセルユニットに加えられた
荷重を算出する算出回路を少なくとも備える第2の基板
と、前記第1の基板と前記第2の基板とを断続自在に接
続するフレキシブルな接続ケーブルと、を具備するの
で、接続ケーブルによる第1の基板と第2の基板との接
続を断った状態で、本体ハウジングから引出部材を引き
出すことで、ロードセルベースに固定されたロードセル
ユニットおよび第1の基板の位置はそのままに、第2の
基板だけを本体ハウジングから引き出すことができる。
これによって、例えば、メモリ増設等の第2の基板に対
する作業に際しては、ロードセルユニットから出力され
た電気信号に応じて荷重を算出するとういうロードセル
秤特有の測定方法に起因して、その測定精度を維持する
ために互いの離反が好ましくないロードセルユニットお
よび第1の基板の移動を伴わずに、第2の基板のみを取
り出してその周囲に作業に必要なスペースを確保するこ
とができ、作業の容易化を図ることができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のロードセル秤において、前記第2の基板と前記接続
ケーブルとは、前記第2の基板における前記引出部材の
引出方向側の端部で接続されているので、本体ハウジン
グから引出部材を引き出してからすぐに第2の基板と接
続ケーブルとの接続を断つことができる。これによっ
て、本体ハウジングから引出部材を完全に引き出してか
ら第2の基板と接続ケーブルとの接続を断つ場合と比較
して、接続ケーブルの長さを短くして、引出部材の引き
出しあるいは収納に際しての接続ケーブルの取り扱い性
の向上を図ることができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載のロードセル秤において、前記第2の基板に
取り付けられて前記第2の基板と電源とを接続部を介し
て断続自在に接続する電源ケーブルを設け、前記接続部
を前記引出部材に位置調整可能に取り付けたので、格別
な作業を伴うことなく本体ハウジングから引出部材を引
き出すことで第2の基板と電源との接続を断つことがで
き、格別な位置合わせ作業を伴うことなく本体ハウジン
グに対して引出部材を収納することで接続部を電源に接
続することができる。また、接続部と電源との接続に際
して、接続部と電源との位置関係に若干のずれがある場
合にも、接続部を引出部材に取り付けたままで容易に位
置調整を行うことができる。このとき、第2の基板から
接続部までは電源ケーブルによって接続されているた
め、接続部の位置調整を行った場合にも断線等の不具合
が発生しない。これによって、引出部材の引き出しある
いは収納に際しての、作業の容易化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のロードセル秤を示す斜
視図である。
【図2】ロードセル秤を断面して示す縦断側面図であ
る。
【図3】その横断平面図である。
【図4】その縦断正面図である。
【図5】本体ハウジングから引き出した引出部材を示す
平面図である。
【図6】本体ハウジングから引出部材を一部引き出した
ロードセル秤を断面して示す縦断側面図である。
【図7】本体ハウジングから引出部材を完全に引き出し
たロードセル秤を断面して示す縦断側面図である。
【図8】従来のロードセル秤の一例を示す縦断側面図で
ある。
【図9】従来の別のロードセル秤の一例を示す縦断側面
図である。
【図10】従来の別のロードセル秤の一例を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 ロードセル秤 2 本体ハウジング 3 載皿 8 引出部材 11 ロードセルベース 12 ロードセルユニット 13 第1の基板 15 接続ケーブル 16 第2の基板 18 電源ケーブル 18a 接続部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に載皿を有する筐体形状の本体ハウ
    ジングと、 前記本体ハウジング内に固定されたロードセルベース
    と、 前記ロードセルベースに取り付けられて加えられた荷重
    に応じた電気信号を出力するロードセルユニットと、 前記本体ハウジング内に固定されて前記ロードセルユニ
    ットから出力された電気信号の入出力を制御するI/O
    ポートを備える第1の基板と、 前記本体ハウジングに対して引出自在に収納される引出
    部材と、 前記引出部材に取り付けられて、前記I/Oポートから
    出力された電気信号に応じて前記ロードセルユニットに
    加えられた荷重を算出する算出回路を少なくとも備える
    第2の基板と、 前記第1の基板と前記第2の基板とを断続自在に接続す
    るフレキシブルな接続ケーブルと、を具備するロードセ
    ル秤。
  2. 【請求項2】 前記第2の基板と前記接続ケーブルと
    は、前記第2の基板における前記引出部材の引出方向側
    の端部で接続されている請求項1記載のロードセル秤。
  3. 【請求項3】 前記第2の基板に取り付けられて前記第
    2の基板と電源とを接続部を介して断続自在に接続する
    電源ケーブルを設け、 前記接続部を前記引出部材に位置調整可能に取り付けた
    請求項1または2記載のロードセル秤。
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