JP2002310743A - 単箱式接線流羽根車式水道メータ - Google Patents

単箱式接線流羽根車式水道メータ

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JP2002310743A
JP2002310743A JP2001109086A JP2001109086A JP2002310743A JP 2002310743 A JP2002310743 A JP 2002310743A JP 2001109086 A JP2001109086 A JP 2001109086A JP 2001109086 A JP2001109086 A JP 2001109086A JP 2002310743 A JP2002310743 A JP 2002310743A
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water meter
box
tangential flow
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impeller water
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JP2001109086A
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Shoichi Kato
正一 加藤
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Ricoh Elemex Corp
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Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な設計変更で、国際規格に合致した水道
メータを得ることができるようにするとともに、現在広
く流通している製品に最小限の追加加工を行うだけで、
引き続きそのリサイクル使用を可能とする。 【解決手段】 下ケース10の流入側に設けるストレー
ナ12に開口をハニカム状に設け、開口率を70%以上
とする。ハニカム状の開口を形成する1の六角形状孔
を、現流品に用いるストレーナの開口を形成する1の丸
孔に内接する大きさとする。また、上抵抗器37の高さ
に、計量室Aの半径Rに対して中心から65%以下のと
ころまでに、外周寄り37aより中心寄り37bの方
が、計量室の高さTの4〜25%高い段差を設ける。上
抵抗器をレジスタボックス21に対して交換自在とする
とよく、また下ケースの水平設置支え13に、国際規格
に適合した水道メータであることを示す切り込み13a
を形成するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道水の通過流
量を測定する単箱式接線流羽根車式水道メータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水道メータには、全長が
100mmのショートと呼ばれるものと、全長が165
mmのロングと呼ばれるものとがある。
【0003】このような単箱式接線流羽根車式水道メー
タでは、計量法により各流量における検定公差および特
定の流量域における圧力損失が定められており、例えば
13mmの水道メータでは流量−器差曲線が図1中実線
で示す現行法検定公差範囲内に入っており、かつ図2に
示すように使用最大流量3m/hのときの圧力損失が
0.1MPa以下であることが要求されている。
【0004】ところが、近年のグローバル化にともな
い、近々国際法定計量機関(OIML)が採用され、例
えば 0.1MPaの圧力損失を生ずるまでの流量範囲が
拡大されて、3.125m/hとなる 検定公差範囲が図1中実線で示す枠内から点線で示
す枠内に縮小されることとなる。
【0005】しかし、現在製造されている水道メータで
は、流量−圧力損失曲線が図2のaに示すようになっ
て、圧力損失0.1MPaにおける流量Q1が国際規格
を満足しなかった。
【0006】このため、現在製造されている水道メータ
を設計変更し、新たに国際規格を満足する水道メータを
つくらなければならなくなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、水道メータ
では、リサイクルが進んでおり、銅系の金属でできてい
る下ケースは、現在8年を1サイクルとして回収され、
2または3サイクル繰り返し使用されている。
【0008】そこで、この発明の第1の目的は、最小限
の変更で、国際規格に合致した水道メータを得ることで
あって、現在広く流通している製品に最小限の変更を行
うだけで、引き続きそのリサイクル使用を可能とするこ
とにある。
【0009】この発明の第2の目的は、そのような第1
の目的を達成する発明を製造工程において容易に実現す
ることができるようにすることにある。
【0010】ところで、新たに国際規格に適合した水道
メータを市場に出すと、市場には、従来規格に適合した
現流品と国際規格に適合した水道メータとが混在し、両
者の判別が難しく、リサイクル時などに混乱を生ずるこ
ととなる。
【0011】そこで、この発明の第3の目的は、従来規
格に適合した現流品と国際規格に適合した水道メータと
の区別を容易とすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、単箱式接
線流羽根車式水道メータにおいて、下ケースの流入側に
設けるストレーナの開口をハニカム状として、該ストレ
ーナの開口率を70%以上としてなる、ことを特徴とす
る。
【0013】請求項2に係る発明は、その請求項1に記
載の単箱式接線流羽根車式水道メータにおいて、上抵抗
器の高さに、計量室の外周寄りより中心寄りの方が高い
段差を設けてなる、ことを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、その請求項2に記
載の単箱式接線流羽根車式水道メータにおいて、ハニカ
ム状の開口を形成する1の六角形状孔を、現流品に用い
るストレーナの開口を形成する1の丸孔に内接する大き
さとしてなる、ことを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1、2また
は3に記載の単箱式接線流羽根車式水道メータにおい
て、上抵抗器の段差を、計量室の半径に対してその計量
室の中心から65%以下のところまでに形成してなる、
ことを特徴とする。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項1、2また
は3に記載の単箱式接線流羽根車式水道メータにおい
て、上抵抗器の段差を、計量室の外周寄りより中心寄り
の方が、計量室の高さの4〜25%高く形成してなる、
ことを特徴とする。
【0017】請求項6に係る発明は、上述した第2の目
的を達成すべく、請求項1、2、3、4または5に記載
の単箱式接線流羽根車式水道メータにおいて、上抵抗器
をレジスタボックスに対して交換自在としてなる、こと
を特徴とする。
【0018】請求項7に係る発明は、上述した第2の目
的を達成すべく、請求項6に記載の単箱式接線流羽根車
式水道メータにおいて、上抵抗器と調整器とを有する調
整ユニットを形成し、その調整ユニットをレジスタボッ
クスに対して交換自在としてなる、ことを特徴とする。
【0019】請求項8に係る発明は、同じく上述した第
2の目的を達成すべく、請求項6または7に記載の単箱
式接線流羽根車式水道メータにおいて、レジスタボック
スに対して、上抵抗器または調整ユニットを位置決めす
る位置決め手段を設けてなる、ことを特徴とする。
【0020】請求項9に係る発明は、上述した第3の目
的を達成すべく、請求項1、2、3、4、5、6、7ま
たは8に記載の単箱式接線流羽根車式水道メータにおい
て、下ケースの水平設置支えに、国際規格に適合した水
道メータであることを示す切り込みを形成してなる、こ
とを特徴とする。
【0021】請求項10に係る発明は、同じく上述した
第3の目的を達成すべく、請求項1、2、3、4、5、
6、7または8に記載の単箱式接線流羽根車式水道メー
タにおいて、下ケースの水平設置支えに、国際規格に適
合した水道メータであることを示す孔を形成してなる、
ことを特徴とする。
【0022】請求項11に係る発明は、同じく上述した
第3の目的を達成すべく、請求項9または10に記載の
単箱式接線流羽根車式水道メータにおいて、切り込みま
たは孔を複数形成してなる、ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図3には、この発明に
よるショートタイプの単箱式接線流羽根車式水道メータ
の縦断面を示す。
【0024】図中符号10は、下ケースである。下ケー
ス10には、流水口11として流入側ノズル11aと流
出側ノズル11bとを設け、そのうち流入側内にはスト
レーナ12を取り付ける。また、底面には十字状に突出
して水平設置支え13を形成し、内部中心にはピボット
支え14およびピボットナット15でピボット16を立
てる。
【0025】下ケース10内には、ピボット16で支持
して、軸上部にマグネット17を有する羽根車18を回
転自在に収納し、その上に下ガスケット19を挟んで指
示ユニット20を組付ける。そして、下ケース10内に
は、流入側ノズル11aおよび流出側ノズル11bを有
する計量室Aを区画し、羽根車18を収納する。
【0026】指示ユニット20には、レジスタボックス
21、下台板22、上台板23、窓枠24、マグネット
25を有するマグネット歯車26、歯車列27、指針2
8、数字車29、Oリング31を挟んで取り付けるガラ
ス板30を設ける。そして、レジスタボックス21の底
壁を挟んでマグネット25を羽根車18のマグネット1
7と対向し、マグネットカップリングMを構成する。
【0027】指示ユニット20上には、上ガスケット3
2を挟んで上ケース33を取り付け、下ケース10にね
じ付ける。上ケース33には、ピン34によりふた35
を上下に開閉自在に取り付ける。
【0028】そして、ストレーナ12で異物を取り除き
ながら流入側ノズル11aから計量室A内に水道水を流
入し、水量に応じて羽根車18を回転して後、流出側ノ
ズル11bから流出する。その羽根車18の回転をマグ
ネットカップリングMを介して指示ユニット20へと伝
達し、歯車列27を介して伝達して指針28を回し、ま
た数字車29を回転して、指示ユニット20で、計量室
Aを通過した水道水の積算流量値を表示する。
【0029】ところで、この水道メータでも、レジスタ
ボックス21の外底面に、径方向にのびるリブ状の上抵
抗器37を、一体で固定的に形成する。また、その外底
面には、調整器38を固定ねじ39により回動自在に取
り付ける。そして、水道メータが通過流量に応じて適正
な指示値を表示するように調整する。
【0030】さて、この図示水道メータでは、図4
(A)に示すように、下ケース10の流入側に設けるス
トレーナ12に開口をハニカム状に設け、開口率を70
%以上とする。従来は、図4(B)に示すように、複数
の丸孔12aを設け、開口率が60%であった。
【0031】図示例では、図5に示すように、ハニカム
状の開口を形成する1の六角形状孔mを、現流品に用い
るストレーナの開口を形成する1の丸孔nに内接する大
きさとする。このようにすると、現流品が侵入を防止で
きる異物と、少なくとも同等の大きさまで異物の侵入を
防止することができる。
【0032】開口率を70%以上とすると、流量を増や
し、国際規格を満足することができる。例えば流量−圧
力損失曲線が図2のbに示すようになり、圧力損失0.
1MPaにおける流量Q2が3.125m/h以上と
なり、国際規格を満足することができる。
【0033】また、ストレーナ12の開口率を拡張する
ことに変えて、流水口11の内径を変更することによっ
ても、同様の効果を得ることができる。従来の水道メー
タの流水口の内径は11.0mmであるが、流水口11の
内径dを11.5〜12.5mmに拡張する。例えば1
2.0mmとすると、圧力損失0.1MPaにおける流
量は約3.5m/hとなり国際規格を満足することが
できる。
【0034】ところが、開口率を70%以上とすると、
通過流量が増えるが、器差性能が低下するという問題を
生じた。小流量に比べて相対的に大流量における羽根車
18の回転効率が低下しているためで、器差曲線は平坦
な線を示さなくなる。開口率を70%以上とした水道メ
ータでは、流量−器差曲線は図6に示すように右下がり
となった。このような場合、いくら調整器38を調整し
ても、器差曲線が全体的に上下するだけで、器差曲線が
平坦でないため安定して国際規格を満足させることは難
しい。
【0035】そこで、この発明の水道メータでは、図7
(A)および(B)に示すように、上抵抗器37の高さ
tに、計量室Aの外周寄り37aより中心寄り37bの
方が高い段差を設ける。実験によると、この段差は、計
量室Aの半径Rに対してその計量室Aの中心から65%
以下のところまでに、計量室Aの外周寄り37aより中
心寄り37bの方が、計量室Aの高さTの4〜25%高
く形成するとよい。
【0036】なお、ここで、図7中符号40は調整器3
8の回動中心突起、41は取付ねじ39のねじ孔、42
は調整器38の回動調整目盛りである。
【0037】このように上抵抗器37の高さtに、計量
室Aの外周寄り37aより中心寄り37bの方が高い段
差を設けると、小流量域における流量抵抗を増大させ、
小流量域における器差を−方向へと移行させることがで
きる。これにより、相対的な大流量域と小流量域の器差
の隔たりが改善されるので、右下がりの流量−器差曲線
を修正して平坦に近付け、調整器38を調整することに
より全体を上下して図8に示すように国際規格内に入れ
ることができる。
【0038】計量室Aの高さT(図1参照)の4%ほど
高い段差を設けると、流量−器差曲線はdで示すように
なり、15%前後高い段差を設けると、eで示すように
なり、25%ほど高い段差を設けると、fで示すように
なって、いずれも国際規格に合致する水道メータが得ら
れた。
【0039】以上のとおり、この発明による水道メータ
では、下ケース10の流入側に設けるストレーナ12の
開口率を70%以上とする一方、上抵抗器37の高さ
に、計量室Aの外周寄り37aより中心寄り37bの方
が高い段差を設けることにより、簡単な設計変更で、国
際規格に合致した水道メータを得ることができる。
【0040】また、例えば下ケース10など、現在広く
流通している製品のリサイクル使用を可能として、社会
の経済的損失をなくすとともに、資源の有効利用を図る
ことができる。
【0041】ところで、上述した図示例では、上抵抗器
37をレジスタボックス21に一体により固定的に形成
した。しかし、外周寄り37aと中心寄り37bの段差
が異なる上抵抗器37を複数準備しておいて、レジスタ
ボックス21に対して交換自在に取り付けるようにする
と、上抵抗器37を交換するだけで、国際規格に合致し
た水道メータを簡単に得ることができる。
【0042】例えば図9(A)および(B)に示すよう
に、円板44に上抵抗器37を径方向に一体的につく
り、その円板44に調整器38を取り付けて、上抵抗器
37と調整器38とを有する調整ユニット45を形成
し、その調整ユニット45をレジスタボックス21に対
して交換自在に取り付けるようにする。
【0043】このとき、レジスタボックス21の外底面
には、図10(A)および(B)に示すように位置決め
手段としての位置決めピン46を立てるとともに、ねじ
穴47・48をあける。一方、調整ユニット45の円板
44には、図9(B)に示すように位置決め手段として
の位置決め孔49と、ねじ挿通孔50をあける。
【0044】そして、位置決めピン46を位置決め孔4
9に挿入して位置決めし、図11(A)および(B)に
示すようにねじ挿通孔50に止めねじ51を通してねじ
穴47にねじ込み、また固定ねじ39をねじ穴48にね
じ込んで、レジスタボックス21に調整器38とともに
調整ユニット45を交換自在に取り付ける。
【0045】もちろん、位置決め手段として、逆にレジ
スタボックス21の方に位置決め孔をあけ、調整ユニッ
ト45の方に位置決めピンを立てるようにしてもよい。
このように、レジスタボックス21に対して、調整ユニ
ット45を位置決めする位置決め手段を設けると、調整
ユニット45の取り付けを容易とすることができる。
【0046】また、上述した例では、径方向の上抵抗器
37を1つ形成する場合について説明したが、径方向の
上抵抗器37を複数形成する場合にも同様に適用し、同
様に計量室Aの外周寄り37aより中心寄り37bの方
が高い段差を設ける。
【0047】さて、新たに国際規格に適合した水道メー
タを市場に出すと、市場には、従来規格に適合した現流
品と、国際規格に適合した水道メータとが混在し、外観
上両者の判別が非常に難しく、特にリサイクル時などに
混乱を生ずることとなる。
【0048】そこで、新たに製造した国際規格に適合し
た水道メータおよび市場から回収して追加加工して国際
規格に適合した水道メータには、図3に示すように、下
ケース10の水平設置支え13に国際規格に合致した水
道メータであることを示す、V型やU型の切り込み13
aを入れる。このようにすると、組立て後や塗装後であ
っても、従来規格に適合した現流品であるか国際規格に
適合した水道メータであるか、改めて型式承認番号等を
確認するまでもなく、一目で区別することができる。
【0049】切り込み13aではなく、図12に示すよ
うに下ケース10の水平設置支え13に、国際規格に適
合した水道メータであることを示す孔13bを形成して
もよい。このようにすると、打痕や変形と区別すること
ができ、永年の使用により下ケース10に傷が付いたり
変形したりしても、従来規格に適合した現流品か国際規
格に適合した水道メータか容易に区別することができ
る。
【0050】また、切り込み13aや孔13bは、例え
ば図13に示す切り込み13aのように、メータの中心
からほぼ等距離の位置に複数形成するとよい。このよう
に複数設けると、打痕や変形との区別を容易とし、しか
も等距離に設けることによりそれらとの区別を一層明瞭
にすることができる。
【0051】なお、上述した説明では、この発明をショ
ートタイプの単箱式接線流羽根車式水道メータに適用し
た場合について説明した。しかし、図14に示すような
ロングタイプの単箱式接線流羽根車式水道メータの場合
にも、同様に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、下ケ
ースの流入側に設けるストレーナの開口をハニカム状と
して、該ストレーナの開口率を70%以上とするから、
簡単な設計変更で、国際規格に合致した水道メータを得
ることができる。また、例えば下ケースなど、現在広く
流通している製品のリサイクル使用を可能として、社会
の経済的損失をなくすことができる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、ハニカム状
の開口を形成する1の六角形状孔を、現流品に用いるス
トレーナの開口を形成する1の丸孔に内接する大きさと
するから、現流品が侵入を防止できる異物と、少なくと
も同等の大きさまで異物の侵入を防止することができ
る。
【0054】請求項6に係る発明によれば、上抵抗器を
レジスタボックスに対して交換自在とするから、国際規
格に合致した水道メータを得ることを簡単とすることが
できる。
【0055】請求項7に係る発明によれば、上抵抗器と
調整器とを有する調整ユニットを形成し、その調整ユニ
ットをレジスタボックスに対して交換自在とするから、
上抵抗器の交換を容易として、国際規格に合致した水道
メータを得ることを簡単とすることができる。
【0056】請求項8に係る発明によれば、レジスタボ
ックスに対して、上抵抗器または調整ユニットを位置決
めする位置決め手段を設けるから、上抵抗器の取り付け
を簡単として上抵抗器の交換を容易とすることができ
る。
【0057】請求項9に係る発明によれば、下ケースの
水平設置支えに、国際規格に適合した水道メータである
ことを示す切り込みを形成し、また請求項10に係る発
明によれば、下ケースの水平設置支えに、国際規格に適
合した水道メータであることを示す孔を形成するから、
組立て後や塗装後であっても、従来規格に適合した現流
品であるか国際規格に適合した水道メータであるか、改
めて型式承認番号等を確認するまでもなく、一目で区別
することができる。
【0058】請求項11に係る発明によれば、切り込み
または孔を複数形成するから、打痕や変形との区別を容
易とし、しかも等距離に設けることによりそれらとの区
別を一層明瞭にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来規格に適合する水道メータの流量−器差曲
線を示す図である。
【図2】従来規格に適合する水道メータおよびこの発明
による国際規格に適合する水道メータの流量−圧力損失
曲線を示す図である。
【図3】この発明によるショートタイプの単箱式接線流
羽根車式水道メータの縦断面図である。
【図4】(A)はその水道メータで用いるストレーナの
正面図、(B)は現流品で用いていたストレーナの正面
図、(C)はその底面図である。
【図5】ハニカム状の開口を形成する1の六角形状孔
を、現流品に用いるストレーナの開口を形成する1の丸
孔に内接することを説明する説明図である。
【図6】従来規格に適合する水道メータにおいて、スト
レーナの開口率を大きくときの流量−器差曲線を示す図
である。
【図7】(A)は図3の水道メータで用いるレジスタボ
ックスの縦断面図、(B)はその底面図、(C)はその
上抵抗器の断面図である。
【図8】図3に示す水道メータの流量−器差曲線を示す
図である。
【図9】(A)はこの発明で使用することができる調整
ユニットの正面図、(B)はその底面図である。
【図10】(A)はその調整ユニットを取り付けるレジ
スタボックスの正面図、(B)はその底面図である。
【図11】(A)はそのレジスタボックスに調整ユニッ
トを組付けた状態の正面図、(B)はその底面図であ
る。
【図12】この発明による別の水道メータの縦断面図で
ある。
【図13】この発明による水道メータの底面図である。
【図14】この発明によるロングタイプの単箱式接線流
羽根車式水道メータの縦断面図である。
【符号の説明】
10 下ケース 11 流水口 11a 流入側ノズル 11b 流出側ノズル 12 ストレーナ 13 水平設置支え 13a 切り込み 13b 孔 21 レジスタボックス 37 上抵抗器 37a 上抵抗器の外周寄り 37b 上抵抗器の中心寄り 38 調整器 39 固定ねじ 44 円板 45 調整ユニット 46 位置決めピン(位置決め手段) 49 位置決め孔(位置決め手段) 51 止めねじ A 計量室 m 六角形状孔 n 丸孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケースの流入側に設けるストレーナの
    開口をハニカム状として、該ストレーナの開口率を70
    %以上としてなる、単箱式接線流羽根車式水道メータ。
  2. 【請求項2】 上抵抗器の高さに、計量室の外周寄りよ
    り中心寄りの方が高い段差を設けてなる、単箱式接線流
    羽根車式水道メータ。
  3. 【請求項3】 前記ハニカム状の開口を形成する1の六
    角形状孔を、現流品に用いるストレーナの開口を形成す
    る1の丸孔に内接する大きさとしてなる、請求項1また
    は2に記載の単箱式接線流羽根車式水道メータ。
  4. 【請求項4】 前記上抵抗器の段差を、計量室の半径に
    対してその計量室の中心から65%以下のところまでに
    形成してなる、請求項1、2または3に記載の単箱式接
    線流羽根車式水道メータ。
  5. 【請求項5】 前記上抵抗器の段差を、前記計量室の外
    周寄りより中心寄りの方が、前記計量室の高さの4〜2
    5%高く形成してなる、請求項1、2または3に記載の
    単箱式接線流羽根車式水道メータ。
  6. 【請求項6】 前記上抵抗器をレジスタボックスに対し
    て交換自在としてなる、請求項1、2、3、4または5
    に記載の単箱式接線流羽根車式水道メータ。
  7. 【請求項7】 前記上抵抗器を有する調整ユニットを形
    成し、その調整ユニットを前記レジスタボックスに対し
    て交換自在としてなる、請求項6に記載の単箱式接線流
    羽根車式水道メータ。
  8. 【請求項8】 前記レジスタボックスに対して、前記上
    抵抗器または前記調整ユニットを位置決めする位置決め
    手段を設けてなる、請求項6または7に記載の単箱式接
    線流羽根車式水道メータ。
  9. 【請求項9】 前記下ケースの水平設置支えに、国際規
    格に適合した水道メータであることを示す切り込みを形
    成してなる、請求項1、2、3、4、5、6、7または
    8に記載の単箱式接線流羽根車式水道メータ。
  10. 【請求項10】 前記下ケースの水平設置支えに、国際
    規格に適合した水道メータであることを示す孔を形成し
    てなる、請求項1、2、3、4、5、6、7または8に
    記載の単箱式接線流羽根車式水道メータ。
  11. 【請求項11】 前記切り込みまたは前記孔を複数形成
    してなる、請求項9または10に記載の単箱式接線流羽
    根車式水道メータ。
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