JP5808876B1 - 羽根車、これを用いた水道メータ - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで全流量域において流量変化に対する器差変化を最小限に抑えることができる水道メータ用の羽根車、これを用いた水道メータを提供する。【解決手段】軸方向に向かって第1の内径を有する第1軸穴部、第1の内径より大径の第2の内径を有する第2軸穴部からなる軸穴が形成され回転中心を有する軸体と、軸体の軸線に沿って軸体から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部と、軸体の軸線と交差して、それぞれ隣接する第1の羽根部の間に軸体から径方向外方に突出して且つ前記第1の羽根部の上端から突出しない範囲で板状に形成された第2の羽根部と、が一体として合成樹脂からなる羽根車、これを用いた水道メータ。【選択図】図2

Description

本発明は、羽根車、これを用いた水道メータに関する。
回転軸の周囲に複数の羽根を半径方向に設け、流入口と流出口間に設けた計量室に収容され、流入口から流入する流体を前記羽根に対して接線方向から当たるようにして回転させて流量の計測に使用する羽根車本体と、錘部材とからなり、前記錘部材が、羽根車本の回転軸の先端から嵌入して羽根の上部に当接させて固定した円板状のものである計量用羽根車が知られている(特許文献1)。
特許第5188270号公報
本発明は、低コストで全流量域において流量変動に対する器差変化を最小限に抑えることができる水道メータ用の羽根車、これを用いた水道メータを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の羽根車は、
軸方向に向かって第1の内径を有する第1軸穴部、第1の内径より大径の第2の内径を有する第2軸穴部からなる軸穴が形成され回転中心を有する軸体と、
前記軸体の軸線に沿って前記軸体から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部と、
前記軸体の軸線と交差して、それぞれ隣接する前記第1の羽根部の間に前記軸体から径方向外方に突出して且つ前記第1の羽根部の上端から突出しない範囲で板状に形成された第2の羽根部と、が一体として合成樹脂からなる、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項に記載の発明は、
軸方向に向かって第1の内径を有する第1軸穴部、第1の内径より大径の第2の内径を有する第2軸穴部からなる軸穴が形成され回転中心を有する軸体と、
前記軸体の軸線に沿って前記軸体から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部と、
前記軸体の軸線と交差して、前記第1の羽根部の一面に突出して且つ前記第1の羽根部の上端から突出しない範囲で板状に形成された第2の羽根部と、が一体として合成樹脂からなる、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の羽根車において、
前記第2の羽根部は、前記軸体の軸線に対して傾斜して形成されている、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項に記載の水道メータは、
請求項1ないしのいずれか1項に記載の羽根車と、
第1の外径を有する第1軸部、第1の外径よりも大径の第2の外径を有する第2軸部、前記第1軸部から前記第2軸部に向かって漸次拡径する第3軸部からなる軸部と、前記第2軸部の下端で前記軸部の軸線と直交する方向に突出して形成されたフランジ部と、が一体として合成樹脂からなる羽根車支持部材と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、水道水中における羽根車の回転抵抗の増加を抑制しつつ、低コストで全流量域において流量変動に対する器差変化を最小限に抑えることができる水道メータ用の羽根車を提供することができる。
請求項2及び3に記載の発明によれば、水道水中における羽根車の回転抵抗の増加を抑制しつつ、全流量域における器差を抑制することができる水道メータ用の羽根車を提供することができる。
請求項記載の発明によれば、低コストで全流量域における器差を抑制することができる水道メータを提供することができる。
インナーケース30を備えた複箱式水道メータ10の縦断面図である。 (a)は羽根車1の平面図、(b)は縦断面図である。 (a)は変形例1に係る羽根車1Aの平面図、(b)は縦断面図である。 (a)は変形例2に係る羽根車1Bの平面図、(b)は縦断面図である。 インナーケース30内における羽根車1の回転動作を説明するための断面模式図である。 羽根車1を用いた水道メータと従来の水道メータの流量に対する器差を比較して示すグラフである。 羽根車の計量室が下ケースを兼ねている単箱式水道メータ10Aの縦断面図である。 (a)は羽根車11の平面図、(b)は縦断面図である。 (a)は変形例1に係る羽根車11Aの平面図、(b)は縦断面図である。 (a)は変形例2に係る羽根車11Bの平面図、(b)は縦断面図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施形態の具体例を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
尚、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)水道メータの構成
図1はインナーケース30を備えた複箱式水道メータ10の一般的構成を示す縦断面図である。以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る羽根車1を用いたインナーケース30が提供された複箱式水道メータ10(以下、水道メータ10と記す)の全体構成について説明する。
(1.1)水道メータの全体構成
水道メータ10は、両端に流入口21および流出口22が形成された流入部外箱としての下ケース20を有し、流入口21内にはストレーナ23が取り付けられている。
下ケース20内には、インナーケース30が収納されている。インナーケース30には、それぞれ複数の流入ノズル31と流出ノズル32が設けられ、インナーケース30の内底部33の中心には羽根車支持部材としてのピボット軸34が立設されている。
インナーケース30内には、軸上部に駆動側マグネット6を有する羽根車1がピボット軸34で回転自在に支持されている。
羽根車1の上方には、下ガスケットG1を介して指示ユニット40が設けられている。
そして、インナーケース30内には、複数の流入ノズル31と流出ノズル32を有する計量室Aが画成され、計量室A内に羽根車1が収容されている。
指示ユニット40は、レジスタボックス41、下台板42、上台板43、マグネット45が装着されたマグネット歯車46、歯車列47、指針48(不図示)、数字車49、OリングS1を介して取り付けられたガラス板50から構成されている。
そして、レジスタボックス41の底壁を挟んでマグネット歯車46のマグネット45と羽根車1の駆動側マグネット6とが対向して、磁気的に結合(以下、マグネットカップリングMと記す)されている。
指示ユニット40上には、上ガスケットG2を介して上ケース53が設けられ、下ケース20に螺合されている。上ケース53には、ピン54により蓋55が上下に開閉自在に取り付けられている。
(1.2)水道メータの動作
このように構成される水道メータ10は、その流入口21および流出口22が上流側の水道管および下流側の水道管(図示せず)に接続されて使用される。流入口21から流入した水道水はストレーナ23で異物を取り除かれながら下ケース20内に流入する。
そして、インナーケース30の複数の流入ノズル31を通ってインナーケース30内の計量室Aに流入し、水量に応じて羽根車1を回転させた後、流出ノズル32から流出する。そして、下ケース20の流出口22から下ケース20外に流出する。
このとき、羽根車1の回転はマグネットカップリングMを介して指示ユニット40へ伝達され、歯車列47を介して指針48を回し、また数字車49を回転させて、指示ユニット40で水道メータ10内を通過した水道水の積算流量値が表示される。
(2)羽根車
図2(a)は羽根車1の平面図、(b)は縦断面図である。以下、図面を参照しながら羽根車1の構造について説明する。
羽根車1は、軸方向に向かって軸穴3が形成され回転中心を有する軸体2と、軸体2の軸線に沿って軸体2から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部4と、軸体2の軸線と交差して形成された第2の羽根部5と、が一体として合成樹脂によって形成されている。
第1の羽根部4は、軸体2の周囲に周方向に等間隔で複数枚(本実施形態においては6枚)一体に形成されている。
第2の羽根部5は、軸体2の軸線と直交して互いに隣接する第1の羽根部4の間に径方向外方に向かって第1の羽根部4の径方向先端部4aより突出しない範囲で形成されている。
第2の羽根部5の軸線方向の形成位置は、第1の羽根部4の軸線方向において下端4bと上端4cとの間で上端4cから突出しない範囲であれば特に限定されないが、図2(b)においては、第1の羽根部4の上端4c側に形成されている。
軸体2の下端面には、軸穴3が形成され、インナーケース30の内底部33の中心に立設されたピボット軸34に嵌挿される。
軸穴3は、第1の内径を有する第1軸穴部3aがピボット軸34の第1軸部34aに嵌挿され、第1の内径より拡径した第2の内径を有する第2軸穴部3bがピボット軸34の第2軸部34bに嵌挿されて回転支持されている。
軸体2の上端部にはマグネットカップリングMを構成する駆動側マグネット6が固定され、マグネット歯車46のマグネット45と対向している。
「変形例1」
図3(a)は変形例1に係る羽根車1Aの平面図、(b)は縦断面図である。
羽根車1Aは、軸方向に向かって軸穴3が形成され回転中心を有する軸体2と、軸体2の軸線に沿って軸体2から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部4と、第1の羽根部4の一面に突出して板状に形成された第2の羽根部5Aと、が一体として合成樹脂によって形成されている。
第2の羽根部5Aは、第1の羽根部4の径方向先端部4aより突出しない範囲で形成されている。
第2の羽根部5Aの軸線方向の形成位置は、第1の羽根部4の軸線方向において下端4bと上端4cとの間で上端4cから突出しない範囲であれば特に限定されないが、図3(b)においては、第1の羽根部4の上端4c側に形成されている。
「変形例2」
図4(a)は変形例2に係る羽根車1Bの平面図、(b)は縦断面図である。
羽根車1Bは、軸方向に向かって軸穴3が形成され回転中心を有する軸体2と、軸体2の軸線に沿って軸体2から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部4と、第1の羽根部4の一面に突出して軸体2の軸線に対して傾斜して板状に形成された第2の羽根部5Bと、が一体として合成樹脂によって形成されている。
第2の羽根部5Bは、第1の羽根部4の径方向先端部4aより突出しない範囲で形成されている。
第2の羽根部5Bの軸線方向の形成位置は、第1の羽根部4の軸線方向において下端4bと上端4cとの間で上端4cから突出しない範囲であれば特に限定されないが、図4(b)においては、第1の羽根部4の上端4c側に形成されている。
(3)羽根車の回転動作
図5はインナーケース30内における羽根車1の回転動作を説明するための断面模式図である。以下、図面を参照しながら羽根車1を回転支持するインナーケース30の構成と動作について説明する。
インナーケース30は内底部33を有し、上端が開口された円筒状の筒体として形成されている。インナーケース30の内底部33の中心部には、計量室Aの中央部に向かって突出するピボット軸34が固定されている。
インナーケース30の内部には計量室Aが設けられ、この計量室Aには流体の流体圧を受けて回転する羽根車1がピボット軸34に回転自在に嵌挿されて設けられる。
インナーケース30の周壁30aにおける下部には、下ケース20の流入口21から計量室Aに向かって接線方向に複数の流入ノズル31が設けられている。インナーケース30の周壁30aにおける上部には計量室Aから下ケース20の流出口22に向かって開口する流出ノズル32が設けられている。
図5に示すように、水道メータ10においては、流入ノズル31から流入する水流Fは羽根車1を回転させた後、流出ノズル32へと流出するが、流出ノズル32がインナーケース30の周壁30aに流入ノズル31と近接して配置されていることから、流入ノズル31から流入した水流Fは羽根車1の第1の羽根部4の外周部に作用して羽根車1を回転させている。
その結果、羽根車1の中心付近にある流体は羽根車1の回転によって周壁30a側へ引き寄せられ、羽根車1の中心付近の圧力は相対的に低下する。
また、羽根車1の下部にある流体も周壁30a側へ流れようとするため、羽根車1の下部の圧力も低下し、羽根車1は下方へ押し付けられる(図5 R1参照)。この結果、羽根車1を支えているピボット軸34へ荷重がかかり、ピボット軸34の先端部34cとの摩擦力が増大して、計量値に器差変動を引き起こす虞があった。
本実施形態に係る羽根車1によれば、軸体2の軸線に沿って軸体2から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部4と、軸体2の軸線と交差して形成された第2の羽根部5と、が一体として合成樹脂によって形成されている。
第2の羽根部5は、軸体2の軸線と直交して互いに隣接する第1の羽根部4の間に径方向外方に向かって第1の羽根部4の径方向先端部4aより突出しない範囲で形成されている。
その結果、羽根車1は、流入ノズル31から流入して流出ノズル32へと流出する水流Fの一部を第2の羽根部5の下面で受けて浮力が発生する(図5中 R2参照)。そして、発生した浮力は、羽根車1を下方へ押し付ける作用(図5中 R1参照)と相殺しあって、羽根車1を先端部34cで回転支持しているピボット軸34との摩擦力の増大を抑制している。
また、羽根車1は、第1の内径を有する第1軸穴部3aがピボット軸34の第1軸部34aに嵌挿され、第1の内径より拡径した第2の内径を有する第2軸穴部3bがピボット軸34の第2軸部34bに嵌挿されて回転支持されている。
そのために、第1軸穴部3aよりも大径とされた第2軸穴部3bでPV値を低下させながら高精度に回転支持され、長期に亘り計量値の器差変動を抑制することができる。
「実施例」
図6は、本実施形態に係る羽根車1を用いた口径20mmの水道メータ10と比較例としての従来の口径20mmの水道メータの流量に対する器差を比較して示すグラフである。
図6において、太線で囲まれた範囲は、計量法で定められる検定公差範囲を示し、実線及び破線で示される曲線は、それぞれ本実施形態に係る羽根車1が組み込まれた水道メータ10と、従来の羽根車が組み込まれた水道メータとの各器差を示している。
実施例によれば、小流量域においては、本実施形態に係る羽根車1が組み込まれた水道メータ10と、従来の羽根車が組み込まれた水道メータとの各器差はいずれも検定公差範囲内にある。小流量域においては、羽根車1の回転は相対的に遅く、羽根車1の中心付近にある流体が、羽根車1の回転によって周壁30a側へ引き寄せられる作用は小さく、羽根車1の中心付近の圧力低下が少ないためと推察される。
中流量域から高流量域においては、本実施形態に係る羽根車1が組み込まれた水道メータ10は、従来の水道メータに比較して、器差がプラス傾向となり、全流量域において器差が平坦化されて、計量法で定められる検定公差範囲に収まることが分かる。
以上、本発明に係る実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、実施形態に係る羽根車1、1A、1Bは、インナーケース30を備えた複箱式水道メータ10のみならず、羽根車の計量室が下ケースを兼ねている単箱式水道メータ10Aにおける羽根車においても適用することができる。
図7は羽根車の計量室が下ケースを兼ねている単箱式水道メータ10Aの一般的構成を示す縦断面図である。
水道メータ10Aは、両端に流入口21Aおよび流出口22Aが形成された流入部外箱としての下ケース20Aを有し、この下ケース20Aの内部には流入口21Aおよび流出口22Aを有する計量室Aが画成されている。
計量室A内には、軸上部に駆動側マグネット6を有する羽根車11がピボット軸34で回転自在に支持されている。計量室Aの上側には計量室Aと遮水した状態で指示機構部としての歯車列からなる機械式の指示ユニット40が装着されている。
図8(a)は羽根車11の平面図、(b)は縦断面図、図9(a)は変形例1に係る羽根車11Aの平面図、(b)は縦断面図、図10(a)は変形例2に係る羽根車11Bの平面図、(b)は縦断面図である。
羽根車11は、軸方向に向かって軸穴13が形成され回転中心を有する軸体12と、軸体12の軸線に沿って軸体12から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部14と、軸体12の軸線と交差して形成された第2の羽根部15と、が一体として合成樹脂によって形成されている。
第1の羽根部14は、軸体12の周囲に連結部12aを介して周方向に等間隔で複数枚(本実施形態においては6枚)一体に形成されている。連結部12aの上端面は、第1の羽根部14の上端14cよりも下方に位置して、第1段差部12bが形成されていると共に、連結部12aの下端面は、第1の羽根部14の下端14bよりも上方に位置して、第1段差部12bよりも大きな第2段差部12cが形成されている。
第2の羽根部15は、軸体12の軸線と直交して互いに隣接する第1の羽根部14の間に径方向外方に向かって第1の羽根部14の径方向先端部14aより突出しない範囲で形成されている。第2の羽根部15の軸線方向の形成位置は、第1の羽根部14の軸線方向において下端14bと上端14cとの間で上端14cから突出しない範囲であれば特に限定されないが、図8(b)においては、第1の羽根部14の上端14c側に形成されている。
「変形例1」
羽根車11Aは、軸方向に向かって軸穴13が形成され回転中心を有する軸体12と、軸体12の軸線に沿って軸体12から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部14と、第1の羽根部14の一面に突出して板状に形成された第2の羽根部15Aと、が一体として合成樹脂によって形成されている。
「変形例2」
羽根車11Bは、軸方向に向かって軸穴13が形成され回転中心を有する軸体12と、軸体12の軸線に沿って軸体12から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部14と、第1の羽根部14の一面に突出して軸体12の軸線に対して傾斜して板状に形成された第2の羽根部15Bと、が一体として合成樹脂によって形成されている。
このように構成される単箱式水道メータ10Aにおいては、流入口21Aから流入して流出口22Aへと流出する水流によって発生する浮力を第2の羽根部15、15A、15Bの下面で受けて、羽根車11、11A、11Bを下方へ押し付ける作用と相殺しあう。
その結果、ピボット軸34の先端部34cとの摩擦力の増大を抑制して、全流量域において器差が平坦化される。
1、1A、1B、11、11A、11B・・・羽根車
2、12・・・軸体
2a・・・連結部
3、13・・・軸穴
3a・・・第1軸穴部
3b・・・第1軸穴部
4、14・・・第1の羽根部
4a、14a・・・先端(第1の羽根部)
4b、14b・・・下端(第1の羽根部)
4c、14c・・・上端(第1の羽根部)
5、5A、5B、15、15A、15B・・・第2の羽根部
6・・・駆動側マグネット
10・・・複箱式水道メータ
10A・・・単箱式水道メータ
20、20A・・・下ケース
21、21A・・・流入口
22、22A・・・流入口
23、33A・・・ストレーナ
23A・・・内底部(下ケース)
30・・・インナーケース
30a・・・周壁
31・・・流入ノズル
32・・・流出ノズル
33・・・内底部(インナーケース)
34・・・ピボット軸
34a・・・第1軸部
34b・・・第2軸部
40・・・指示ユニット
41・・・レジスタボックス
42・・・下台板
43・・・上台板
45・・・マグネット
46・・・マグネット歯車
47・・・歯車列
48・・・指針 (不図示)
49・・・数字車
50・・・ガラス板
53・・・上ケース
55・・・蓋
A・・・計量室
S1・・・Oリング

Claims (4)

  1. 軸方向に向かって第1の内径を有する第1軸穴部、第1の内径より大径の第2の内径を有する第2軸穴部からなる軸穴が形成され回転中心を有する軸体と、
    前記軸体の軸線に沿って前記軸体から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部と、
    前記軸体の軸線と交差して、それぞれ隣接する前記第1の羽根部の間に前記軸体から径方向外方に突出して且つ前記第1の羽根部の上端から突出しない範囲で板状に形成された第2の羽根部と、が一体として合成樹脂からなる、
    ことを特徴とする羽根車。
  2. 軸方向に向かって第1の内径を有する第1軸穴部、第1の内径より大径の第2の内径を有する第2軸穴部からなる軸穴が形成され回転中心を有する軸体と、
    前記軸体の軸線に沿って前記軸体から径方向外方に突出して形成された板状の第1の羽根部と、
    前記軸体の軸線と交差して、前記第1の羽根部の一面に突出して且つ前記第1の羽根部の上端から突出しない範囲で板状に形成された第2の羽根部と、が一体として合成樹脂からなる、
    ことを特徴とする羽根車。
  3. 前記第2の羽根部は、前記軸体の軸線に対して傾斜して形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の羽根車。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の羽根車と、
    第1の外径を有する第1軸部、第1の外径よりも大径の第2の外径を有する第2軸部、前記第1軸部から前記第2軸部に向かって漸次拡径する第3軸部からなる軸部と、前記第2軸部の下端で前記軸部の軸線と直交する方向に突出して形成されたフランジ部と、が一体として合成樹脂からなる羽根車支持部材と、を備えた、
    ことを特徴とする水道メータ。
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