JP2002310723A - 回転位置検出装置及び回転位置検出方法 - Google Patents
回転位置検出装置及び回転位置検出方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で回転方向と回転位置を検出可能
な回転位置検出装置及び回転位置検出方法の提供。 【解決手段】 第1の接点ばね部101aと第1の接点
ばね部101aと長さの異なる第2の接点ばね部101
bを有する接点ばね101を回転軸114に挿入する。
接点ばね101の接点ばね案内ピン102a、102b
に接点ばね押さえ102を案内して、接点ばね101と
回転軸104を固定する。接点ばね101と回路基板1
13を接触させる。回路基板113には、第1の接点ば
ね部101aと接触する第1の検出パターン103及び
第2の検出パターン104と、第2の接点ばね部101
bと接触する電源パターン105とを設ける。第1の検
出パターン103及び第2の検出パターン104を抵抗
106を介して、判定回路112の入力端子107に接
続する。
な回転位置検出装置及び回転位置検出方法の提供。 【解決手段】 第1の接点ばね部101aと第1の接点
ばね部101aと長さの異なる第2の接点ばね部101
bを有する接点ばね101を回転軸114に挿入する。
接点ばね101の接点ばね案内ピン102a、102b
に接点ばね押さえ102を案内して、接点ばね101と
回転軸104を固定する。接点ばね101と回路基板1
13を接触させる。回路基板113には、第1の接点ば
ね部101aと接触する第1の検出パターン103及び
第2の検出パターン104と、第2の接点ばね部101
bと接触する電源パターン105とを設ける。第1の検
出パターン103及び第2の検出パターン104を抵抗
106を介して、判定回路112の入力端子107に接
続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸を中心とする回
転体の回転方向に沿った位置及び回転方向を検出する回
転位置検出装置及び回転位置検出方法に関する。
転体の回転方向に沿った位置及び回転方向を検出する回
転位置検出装置及び回転位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転位置検出装置においては、特
開平11−281772にあるように、回転位置及び回
転の方向を正確に判定するためには、接点ばねはY字型
の形状で3つの接点を有し、二つの検出入力端子で判定
回路が構成されていた。
開平11−281772にあるように、回転位置及び回
転の方向を正確に判定するためには、接点ばねはY字型
の形状で3つの接点を有し、二つの検出入力端子で判定
回路が構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転位置検出装
置にあっては、接点ばねがY字型をしていることから、
3つの端子接点部を有している。この3つの端子接点部
は、2つの検出パターンとVDDパターンに同時に接触
させる構造になっていなければならない。この3つの端
子は各々の端子の長さにバラツキが生じるため、3つの
端子の接触圧を高めることにより、安定的に接触させて
いた。しかし、3つの端子の接触圧を高めると、端子接
点部がパターンを削ってしまうという問題点があった。
置にあっては、接点ばねがY字型をしていることから、
3つの端子接点部を有している。この3つの端子接点部
は、2つの検出パターンとVDDパターンに同時に接触
させる構造になっていなければならない。この3つの端
子は各々の端子の長さにバラツキが生じるため、3つの
端子の接触圧を高めることにより、安定的に接触させて
いた。しかし、3つの端子の接触圧を高めると、端子接
点部がパターンを削ってしまうという問題点があった。
【0004】また、従来の回転位置検出装置にあって
は、ICで構成される判定回路には2つの入力端子が必
要となるため、判定回路をICで構成した場合に2つの
入力端子が判定回路112のICサイズを増大させる原
因となり、コストアップにつながるという問題点もあっ
た。
は、ICで構成される判定回路には2つの入力端子が必
要となるため、判定回路をICで構成した場合に2つの
入力端子が判定回路112のICサイズを増大させる原
因となり、コストアップにつながるという問題点もあっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、検出する回転
と同期して回転する回転軸と、前記回転軸の回転により
回転し、第1接点ばね部及び前記第1接点ばね部と長さ
の異なる第2接点ばね部を有する接点ばねと、前記接点
ばねと前記回転軸とを固定する接点ばね押さえと、前記
第1接点ばね部と接触する第1の検出パターン及び第2
の検出パターンと、前記第2の接点ばね部と接触する電
源パターンとを有し、前記第1の検出パターンと第2の
検出パターンを隣接させて配置した回路基板と、を有す
る回転位置検出装置である。
と同期して回転する回転軸と、前記回転軸の回転により
回転し、第1接点ばね部及び前記第1接点ばね部と長さ
の異なる第2接点ばね部を有する接点ばねと、前記接点
ばねと前記回転軸とを固定する接点ばね押さえと、前記
第1接点ばね部と接触する第1の検出パターン及び第2
の検出パターンと、前記第2の接点ばね部と接触する電
源パターンとを有し、前記第1の検出パターンと第2の
検出パターンを隣接させて配置した回路基板と、を有す
る回転位置検出装置である。
【0006】また、本発明は、検出信号を入力する1つ
の入力端子を有し、前記入力端子から入力された信号に
より回転状態を判定する判定回路を有し、前記入力端子
は、前記第1の検出パターンと接続し、かつ、第2の検
出パターンと抵抗を介して接続する回転位置検出装置で
ある。
の入力端子を有し、前記入力端子から入力された信号に
より回転状態を判定する判定回路を有し、前記入力端子
は、前記第1の検出パターンと接続し、かつ、第2の検
出パターンと抵抗を介して接続する回転位置検出装置で
ある。
【0007】さらに、本発明は、回路基板と接触する接
点ばねが回転し、前記接点ばねの回転角度に応じて、前
記回路基板に設けた検出パターンがハイレベル信号、ロ
ーレベル信号及び前記ハイレベル信号よりも小さくかつ
前記ローレベル信号よりも大きいレベルの中間レベル信
号を出力するステップと、前記出力するステップにより
出力された信号を入力し、ハイレベル信号から中間レベ
ル信号に変化したときは正転と、中間レベルからハイレ
ベル信号に変化したときは逆転と判断するステップと、
を有する回転位置検出方法である。
点ばねが回転し、前記接点ばねの回転角度に応じて、前
記回路基板に設けた検出パターンがハイレベル信号、ロ
ーレベル信号及び前記ハイレベル信号よりも小さくかつ
前記ローレベル信号よりも大きいレベルの中間レベル信
号を出力するステップと、前記出力するステップにより
出力された信号を入力し、ハイレベル信号から中間レベ
ル信号に変化したときは正転と、中間レベルからハイレ
ベル信号に変化したときは逆転と判断するステップと、
を有する回転位置検出方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0009】<実施の形態1>図1は、本発明の第1の
実施の形態を示した概略図である。本発明における回転
位置検出装置は回転軸114、回転軸114を中心に回
転する接点ばね101、接点ばね101の回転中心の上
部から接点ばね101を押さえる接点ばね押さえ10
2、接点ばね101と接触して導通用のパターンをする
回路基板113、判定回路112並びに回路基板113
と判定回路112間に設けた抵抗器106で構成され
る。回路基板113は第1の検出パターン103、第2
の検出パターン104およびVDDパターン105を有
し、判定回路112は回転位置検出の信号を入力するた
めの入力端子107および正転位置検出出力109およ
び逆転位置検出出力110を有する。接点ばね101
は、歯車を介して回転を伝えるなどして、回転位置検出
の対象となる回転軸114と同期して回転するように構
成するのが望ましい。
実施の形態を示した概略図である。本発明における回転
位置検出装置は回転軸114、回転軸114を中心に回
転する接点ばね101、接点ばね101の回転中心の上
部から接点ばね101を押さえる接点ばね押さえ10
2、接点ばね101と接触して導通用のパターンをする
回路基板113、判定回路112並びに回路基板113
と判定回路112間に設けた抵抗器106で構成され
る。回路基板113は第1の検出パターン103、第2
の検出パターン104およびVDDパターン105を有
し、判定回路112は回転位置検出の信号を入力するた
めの入力端子107および正転位置検出出力109およ
び逆転位置検出出力110を有する。接点ばね101
は、歯車を介して回転を伝えるなどして、回転位置検出
の対象となる回転軸114と同期して回転するように構
成するのが望ましい。
【0010】接点ばね101は、第1接点ばね部101
a並び前記第1接点ばね部101aより長い第2接点ば
ね部101bを有する。第1接点ばね部101aはその
先端に第1の先端ポンチ形状部101cを、第2接点ば
ね部101bはその先端に第2の先端ポンチ形状部10
1dをそれぞれ設ける。検出パターン103、104お
よびVDDパターン105は、接点ばね101の2つの
端子接点部に接触可能に配置されている。すなわち、2
つの接点ばね端子の先端部の回転する軌跡に沿った円周
部分の一部分に対応して、検出パターン103、104
およびVDDパターン105が設けられている。VDD
パターン105は電源のプラス(VDD)に直接接続し
てもよいし、判定回路112に接続され、この判定回路
112の中で電源のプラス(VDD)に接続してもよ
い。
a並び前記第1接点ばね部101aより長い第2接点ば
ね部101bを有する。第1接点ばね部101aはその
先端に第1の先端ポンチ形状部101cを、第2接点ば
ね部101bはその先端に第2の先端ポンチ形状部10
1dをそれぞれ設ける。検出パターン103、104お
よびVDDパターン105は、接点ばね101の2つの
端子接点部に接触可能に配置されている。すなわち、2
つの接点ばね端子の先端部の回転する軌跡に沿った円周
部分の一部分に対応して、検出パターン103、104
およびVDDパターン105が設けられている。VDD
パターン105は電源のプラス(VDD)に直接接続し
てもよいし、判定回路112に接続され、この判定回路
112の中で電源のプラス(VDD)に接続してもよ
い。
【0011】第1の検出パターン103は判定回路11
2の入力端子107に直接接続する。第2の検出パター
ン104は抵抗106を介して、第1の判定回路112
の入力端子107に接続されている。また、判定回路1
12の入力端子107は、判定回路112の内部におい
てプルダウンされており、信号が何も入力されないOP
ENの状態ではVSSの電位を持つ。
2の入力端子107に直接接続する。第2の検出パター
ン104は抵抗106を介して、第1の判定回路112
の入力端子107に接続されている。また、判定回路1
12の入力端子107は、判定回路112の内部におい
てプルダウンされており、信号が何も入力されないOP
ENの状態ではVSSの電位を持つ。
【0012】第1の検出パターン103が電源のプラス
(VDD)に導通されたとき、判定回路112の入力端
子107に「1」、すなわち、「HIGH」が入力され
る。この場合を第1の検出状態とする。第2の検出パタ
ーン104が電源のプラス(VDD)に導通されたとき
は、抵抗106により電圧降下が生じるため、判定回路
112の入力端子107に「1」と「0」の間の中間電
位が入力される。この場合を第2の検出状態とする。第
2の検出状態において、入力端子107に入力される信
号の電位は、抵抗106と判定回路112の内部におけ
る入力端子のプルダウン抵抗との比によって決定され
る。
(VDD)に導通されたとき、判定回路112の入力端
子107に「1」、すなわち、「HIGH」が入力され
る。この場合を第1の検出状態とする。第2の検出パタ
ーン104が電源のプラス(VDD)に導通されたとき
は、抵抗106により電圧降下が生じるため、判定回路
112の入力端子107に「1」と「0」の間の中間電
位が入力される。この場合を第2の検出状態とする。第
2の検出状態において、入力端子107に入力される信
号の電位は、抵抗106と判定回路112の内部におけ
る入力端子のプルダウン抵抗との比によって決定され
る。
【0013】上記のように、回路基板113の表面に
は、接点ばね101の回転中心を中心として、円周方向
に時計回り方向に順に、第1の検出パターン103、第
2の検出パターン104及び内側にVDDパターン10
5が設けられている。接点ばね101が回転すると、2
つの端子接点部101c、101dはそれぞれ、第1の
検出パターン103、第2の検出パターン104及びV
DDパターン105に接触するように構成されている。
は、接点ばね101の回転中心を中心として、円周方向
に時計回り方向に順に、第1の検出パターン103、第
2の検出パターン104及び内側にVDDパターン10
5が設けられている。接点ばね101が回転すると、2
つの端子接点部101c、101dはそれぞれ、第1の
検出パターン103、第2の検出パターン104及びV
DDパターン105に接触するように構成されている。
【0014】第1の検出パターン103の一方の端部
は、第2の検出パターン104の一方の端部と隙間を開
けて隣接する。第1の検出パターン103と第2の検出
パターン104の間の隙間は、接点ばね101の先端ポ
ンチ形状部101dと回路基板113との接触面積より
も狭くなるように構成されている。そのため、接点ばね
101の先端ポンチ形状部101dが、第1の検出パタ
ーン103と第2の検出パターン104の両方に接触す
る場合がある。 図2は接点ばね周辺の構造を示す側面
図である。図2において、回転軸114は太い軸とその
上方に細い軸を有する段つきの軸である。回路基板11
3の中心には回転軸114が通る穴をあける。接点ばね
101は、回路基板113の上面であって、回転軸11
4の段部の上面に配置する。接点ばね101は、回転軸
114の細い軸が通る穴と第1の接点ばね案内ピン10
2aと第2の接点ばね案内ピン102bが通る穴を有す
る。接点ばね押さえ102は、中心に回転軸114の細
い軸が通る穴と第1の接点ばね案内ピン102aと第2
の接点ばね案内ピン102bを有し、接点ばね101の
上面に配置される。
は、第2の検出パターン104の一方の端部と隙間を開
けて隣接する。第1の検出パターン103と第2の検出
パターン104の間の隙間は、接点ばね101の先端ポ
ンチ形状部101dと回路基板113との接触面積より
も狭くなるように構成されている。そのため、接点ばね
101の先端ポンチ形状部101dが、第1の検出パタ
ーン103と第2の検出パターン104の両方に接触す
る場合がある。 図2は接点ばね周辺の構造を示す側面
図である。図2において、回転軸114は太い軸とその
上方に細い軸を有する段つきの軸である。回路基板11
3の中心には回転軸114が通る穴をあける。接点ばね
101は、回路基板113の上面であって、回転軸11
4の段部の上面に配置する。接点ばね101は、回転軸
114の細い軸が通る穴と第1の接点ばね案内ピン10
2aと第2の接点ばね案内ピン102bが通る穴を有す
る。接点ばね押さえ102は、中心に回転軸114の細
い軸が通る穴と第1の接点ばね案内ピン102aと第2
の接点ばね案内ピン102bを有し、接点ばね101の
上面に配置される。
【0015】次に、本発明の回転位置検出装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0016】図3は、図4のタイミングチャートの開始
時点における接点ばね101の初期の状態を示す。図4
は正転タイミングチャートである。図3に示す状態1で
は、接点ばね101の先端ポンチ形状部101cがVD
Dパターン105に接触しているが、もう1つの接点ば
ね101の先端ポンチ形状部101dはどこにも接続さ
れていないパターンに接触している。この状態を状態1
とする。この状態1では、第1の検出パターン103と
第2の検出パターン104は、いずれもOPENの状態
となり、判定回路112の入力端子107に検出信号は
入力されない。つまり、判定回路112の入力端子10
7は「0」、すなわち「LOW」である。
時点における接点ばね101の初期の状態を示す。図4
は正転タイミングチャートである。図3に示す状態1で
は、接点ばね101の先端ポンチ形状部101cがVD
Dパターン105に接触しているが、もう1つの接点ば
ね101の先端ポンチ形状部101dはどこにも接続さ
れていないパターンに接触している。この状態を状態1
とする。この状態1では、第1の検出パターン103と
第2の検出パターン104は、いずれもOPENの状態
となり、判定回路112の入力端子107に検出信号は
入力されない。つまり、判定回路112の入力端子10
7は「0」、すなわち「LOW」である。
【0017】図4は、図7に示す判定回路における各信
号の時系列的変化を表している。図4に従って、接点ば
ね101が時計回りの方向に回転するとき、すなわち、
正転したときの回転方向の検出と、回転開始状態の検出
の作動について説明する。
号の時系列的変化を表している。図4に従って、接点ば
ね101が時計回りの方向に回転するとき、すなわち、
正転したときの回転方向の検出と、回転開始状態の検出
の作動について説明する。
【0018】図4の信号aは、接点ばね101が回転し
てVDDパターン105及び検出用パターンに接触して
生成された入力信号である。信号aは状態1から状態2
となり、状態2から状態3になり、状態3から状態1に
なり、そして前記3つの状態を繰り返す。
てVDDパターン105及び検出用パターンに接触して
生成された入力信号である。信号aは状態1から状態2
となり、状態2から状態3になり、状態3から状態1に
なり、そして前記3つの状態を繰り返す。
【0019】次に、接点ばね101がスタート位置から
時計回り方向に回転して、接点ばね101の先端ポンチ
形状部101dが第1の検出パターン103に接触す
る。kの状態を状態2とする。この状態2では、もう一
方の接点ばね101の先端ポンチ形状部101cはVD
Dパターン105に接触しているので、第1の検出パタ
ーン103がVDDの電位を持ち、第2の検出パターン
104はOPENの状態となる。第1の検出パターン1
03と判定回路112の入力端子107は直接接続され
ているので、判定回路112の入力端子107は
「1」、すなわち「HIGH」になる。次に、接点ばね
101がさらに時計回り方向に回転して、接点ばね10
1の先端ポンチ形状部101dが第1の検出パターン1
03と第2の検出パターン104の両方に接触する。第
1の検出パターン103と第2の検出パターン104の
間の隙間が、接点ばね101の先端ポンチ形状部101
dの接触面積よりも狭いために起こりうる。ここでは、
第1の検出パターン103と第2の検出パターン104
の両方がVDDになっているが、判定回路112の入力
端子107は第1の検出パターン103を通してVDD
に直接接続されているので、判定回路112の入力端子
107は「1」、すなわち「HIGH」のままである。
時計回り方向に回転して、接点ばね101の先端ポンチ
形状部101dが第1の検出パターン103に接触す
る。kの状態を状態2とする。この状態2では、もう一
方の接点ばね101の先端ポンチ形状部101cはVD
Dパターン105に接触しているので、第1の検出パタ
ーン103がVDDの電位を持ち、第2の検出パターン
104はOPENの状態となる。第1の検出パターン1
03と判定回路112の入力端子107は直接接続され
ているので、判定回路112の入力端子107は
「1」、すなわち「HIGH」になる。次に、接点ばね
101がさらに時計回り方向に回転して、接点ばね10
1の先端ポンチ形状部101dが第1の検出パターン1
03と第2の検出パターン104の両方に接触する。第
1の検出パターン103と第2の検出パターン104の
間の隙間が、接点ばね101の先端ポンチ形状部101
dの接触面積よりも狭いために起こりうる。ここでは、
第1の検出パターン103と第2の検出パターン104
の両方がVDDになっているが、判定回路112の入力
端子107は第1の検出パターン103を通してVDD
に直接接続されているので、判定回路112の入力端子
107は「1」、すなわち「HIGH」のままである。
【0020】次に、接点ばね101がさらに時計回り方
向に回転して、接点ばね101の先端ポンチ形状部10
1dが第1の検出パターン103から放れ、第2の検出
パターン104のみに接触する。この状態を状態3とす
る。判定回路112の入力端子107が抵抗106を介
してVDDと接続されることになるので、この状態3で
は、判定回路112の入力端子107は「0」と「1」
の間の中間電位になる。このときの中間電位の値は、抵
抗106とプルダウン抵抗1の抵抗値の比で決まる。
向に回転して、接点ばね101の先端ポンチ形状部10
1dが第1の検出パターン103から放れ、第2の検出
パターン104のみに接触する。この状態を状態3とす
る。判定回路112の入力端子107が抵抗106を介
してVDDと接続されることになるので、この状態3で
は、判定回路112の入力端子107は「0」と「1」
の間の中間電位になる。このときの中間電位の値は、抵
抗106とプルダウン抵抗1の抵抗値の比で決まる。
【0021】そして、接点ばね101がさらに時計回り
方向に回転して、第2の検出パターン104に接触して
いた接点ばね101の先端ポンチ形状部101dが、検
出パターンから放れる。第1の検出パターン103と第
2の検出パターン104は、いずれもOPENの状態と
なり、判定回路112の入力端子107に検出信号は入
力されない。したがって判定回路112の入力端子10
7は、「0」、すなわち「LOW」になる。
方向に回転して、第2の検出パターン104に接触して
いた接点ばね101の先端ポンチ形状部101dが、検
出パターンから放れる。第1の検出パターン103と第
2の検出パターン104は、いずれもOPENの状態と
なり、判定回路112の入力端子107に検出信号は入
力されない。したがって判定回路112の入力端子10
7は、「0」、すなわち「LOW」になる。
【0022】接点ばね101がさらに時計回り方向に回
転していくと、この状態1のままでスタート状態、すな
わち図3の接点ばねの位置まで戻る。
転していくと、この状態1のままでスタート状態、すな
わち図3の接点ばねの位置まで戻る。
【0023】信号bは、シュミットトリガーによってチ
ャタリングを除去し、信号aを反転した信号である。状
態1の「LOW」は「HIGH」になり、状態2の「H
IGH」は「LOW」となる。中間電位はシュミットト
リガーで「LOW」と判定される電位になっており、シ
ュミットトリガーで反転され「HIGH」になる。
ャタリングを除去し、信号aを反転した信号である。状
態1の「LOW」は「HIGH」になり、状態2の「H
IGH」は「LOW」となる。中間電位はシュミットト
リガーで「LOW」と判定される電位になっており、シ
ュミットトリガーで反転され「HIGH」になる。
【0024】信号cは信号bをインバータで反転した信
号である。状態1と状態3の「HIGH」は「LOW」
になり、状態2の「LOW」は「HIGH」となる。
号である。状態1と状態3の「HIGH」は「LOW」
になり、状態2の「LOW」は「HIGH」となる。
【0025】信号dは、中間電位以上を「HIGH」に
なるように抵抗2と抵抗3の分圧比を決めてあるので、
中間電位及び「HIGH」とも「HIGH」となる。状
態1の「LOW」は「LOW」のままである。状態2の
「HIGH」は「HIGH」のままである。状態3の
「中間電位」は「HIGH」となる。
なるように抵抗2と抵抗3の分圧比を決めてあるので、
中間電位及び「HIGH」とも「HIGH」となる。状
態1の「LOW」は「LOW」のままである。状態2の
「HIGH」は「HIGH」のままである。状態3の
「中間電位」は「HIGH」となる。
【0026】信号eは、信号dをインバータで反転した
信号である。状態1の「LOW」は「HIGH」にな
り、状態2と状態3の「HIGH」は「LOW」とな
る。
信号である。状態1の「LOW」は「HIGH」にな
り、状態2と状態3の「HIGH」は「LOW」とな
る。
【0027】信号fはClock信号であり、状態2と
状態3の周期よりも短い周期でなければならない。信号
gは、Dタイプ・フリップフロップによって信号eが信
号fの1パルス分遅延した信号となる。信号hは、信号
eと信号gをORゲートで合成したものである。信号e
と信号gがどちらも「LOW」の時だけ「LOW」とな
る。
状態3の周期よりも短い周期でなければならない。信号
gは、Dタイプ・フリップフロップによって信号eが信
号fの1パルス分遅延した信号となる。信号hは、信号
eと信号gをORゲートで合成したものである。信号e
と信号gがどちらも「LOW」の時だけ「LOW」とな
る。
【0028】正転位置検出出力は、信号hがリセット信
号となるため、信号hが「LOW」で信号bが立ち上が
り時に「LOW」から「HIGH」になる。そして、信
号hが「LOW」から「HIGH」になるまで、正転位
置検出出力は「HIGH」を維持する。信号aの状態2
と状態3の切替りに同期した信号が出力される。逆転位
置検出出力は、信号cが立ち上がり時には、信号hが
「HIGH」になっている。つまりREST状態のた
め、逆転位置検出出力は「LOW」のままとなり、何も
出力されない。
号となるため、信号hが「LOW」で信号bが立ち上が
り時に「LOW」から「HIGH」になる。そして、信
号hが「LOW」から「HIGH」になるまで、正転位
置検出出力は「HIGH」を維持する。信号aの状態2
と状態3の切替りに同期した信号が出力される。逆転位
置検出出力は、信号cが立ち上がり時には、信号hが
「HIGH」になっている。つまりREST状態のた
め、逆転位置検出出力は「LOW」のままとなり、何も
出力されない。
【0029】この構成では、接点ばね101が1回転す
るときに、1回だけ、判定回路112の入力端子107
に入力される検出信号が「HIGH」から「中間電位」
に切り替わる。つまり、信号aが状態2から状態3に切
り替わる。この状態2から状態3への切替りを検出し
て、判定回路112の正転位置検出出力が「LOW」か
ら「HIGH」に切り替わる。その事により、接点ばね
101の周方向の位置を検出することができる。そし
て、この「HIGH」から「中間電位」という検出信号
の順番により、判定回路112の正転位置検出出力側か
らだけパルスが出力される。この正転位置検出出力から
だけパルスが出力される事により、「正転」であると判
別することができる。
るときに、1回だけ、判定回路112の入力端子107
に入力される検出信号が「HIGH」から「中間電位」
に切り替わる。つまり、信号aが状態2から状態3に切
り替わる。この状態2から状態3への切替りを検出し
て、判定回路112の正転位置検出出力が「LOW」か
ら「HIGH」に切り替わる。その事により、接点ばね
101の周方向の位置を検出することができる。そし
て、この「HIGH」から「中間電位」という検出信号
の順番により、判定回路112の正転位置検出出力側か
らだけパルスが出力される。この正転位置検出出力から
だけパルスが出力される事により、「正転」であると判
別することができる。
【0030】図5は、図6のタイミングチャートの開始
時点における接点ばね101の初期の状態を示す。図6
は逆転タイミングチャートを示したものである。図5に
示す状態1では、接点ばね101の先端ポンチ形状部1
01cがVDDパターン105に接触しているが、もう
1つの接点ばね101の先端ポンチ形状部101dはど
こにも接続されていないパターンに接触している。この
状態1では、第1の検出パターン103と第2の検出パ
ターン104は、いずれもOPENの状態となり、判定
回路112の入力端子107に検出信号は入力されな
い。判定回路112の入力端子107は「0」、すなわ
ち「LOW」である。 次に、図6は図7に示した判定
回路における各信号の逆転時の時系列的変化を表してい
る。図6に従って、接点ばね101が反時計回りの方向
に回転するとき、すなわち、逆転したときの回転方向の
検出と、回転開始状態の検出の作動について説明する。
時点における接点ばね101の初期の状態を示す。図6
は逆転タイミングチャートを示したものである。図5に
示す状態1では、接点ばね101の先端ポンチ形状部1
01cがVDDパターン105に接触しているが、もう
1つの接点ばね101の先端ポンチ形状部101dはど
こにも接続されていないパターンに接触している。この
状態1では、第1の検出パターン103と第2の検出パ
ターン104は、いずれもOPENの状態となり、判定
回路112の入力端子107に検出信号は入力されな
い。判定回路112の入力端子107は「0」、すなわ
ち「LOW」である。 次に、図6は図7に示した判定
回路における各信号の逆転時の時系列的変化を表してい
る。図6に従って、接点ばね101が反時計回りの方向
に回転するとき、すなわち、逆転したときの回転方向の
検出と、回転開始状態の検出の作動について説明する。
【0031】図6の信号aは、接点ばね101が回転し
てVDDパターン105及び検出用パターンに接触して
生成された入力信号である。信号aは状態1から状態2
となり、状態2から状態3になり、状態3から状態1に
なり、そして前記3つの状態を繰り返す。
てVDDパターン105及び検出用パターンに接触して
生成された入力信号である。信号aは状態1から状態2
となり、状態2から状態3になり、状態3から状態1に
なり、そして前記3つの状態を繰り返す。
【0032】次に、接点ばね101がスタート位置から
反時計回り方向に回転して、接点ばね101の先端ポン
チ形状部101dが第2の検出パターン104に接触す
る。この作動状態2では、もう一方の接点ばね101の
先端ポンチ形状部101cはVDDパターン105に接
触しているので、第2の検出パターン104がVDDの
電位を持ち、第1の検出パターン103はOPENの状
態となる。従って、判定回路112の入力端子107が
抵抗106を介してVDDと接続されることになるの
で、判定回路112の入力端子107は「0」と「1」
の間の中間電位になる。このときの中間電位の値は、抵
抗106とプルダウン抵抗1の抵抗値の比で決まる。
反時計回り方向に回転して、接点ばね101の先端ポン
チ形状部101dが第2の検出パターン104に接触す
る。この作動状態2では、もう一方の接点ばね101の
先端ポンチ形状部101cはVDDパターン105に接
触しているので、第2の検出パターン104がVDDの
電位を持ち、第1の検出パターン103はOPENの状
態となる。従って、判定回路112の入力端子107が
抵抗106を介してVDDと接続されることになるの
で、判定回路112の入力端子107は「0」と「1」
の間の中間電位になる。このときの中間電位の値は、抵
抗106とプルダウン抵抗1の抵抗値の比で決まる。
【0033】次に、接点ばね101がさらに反時計回り
方向に回転して、接点ばね101の先端ポンチ形状部1
01dが第1の検出パターン103と第2の検出パター
ン104の両方に接触する。第1の検出パターン103
と第2の検出パターン104の間の隙間が、接点ばね1
01の接触面積よりも狭いために起こりうる。ここで
は、第1の検出パターン103と第2の検出パターン1
04の両方がVDDになっているが、判定回路112の
入力端子107は第1の検出パターン103を通してV
DDに直接接続されているので、判定回路112の入力
端子107は「1」、すなわち「HIGH」になる。
方向に回転して、接点ばね101の先端ポンチ形状部1
01dが第1の検出パターン103と第2の検出パター
ン104の両方に接触する。第1の検出パターン103
と第2の検出パターン104の間の隙間が、接点ばね1
01の接触面積よりも狭いために起こりうる。ここで
は、第1の検出パターン103と第2の検出パターン1
04の両方がVDDになっているが、判定回路112の
入力端子107は第1の検出パターン103を通してV
DDに直接接続されているので、判定回路112の入力
端子107は「1」、すなわち「HIGH」になる。
【0034】次に、接点ばね101がさらに反時計回り
方向に回転して、両方の検出パターンに接触していた接
点ばね101の先端ポンチ形状部101dが第2の検出
パターン104から放れ、第1の検出パターン103の
みに接触する。第1の検出パターン103と判定回路1
12の入力端子107は直接接続されているので、判定
回路112の入力端子107は「1」、すなわち「HI
GH」のままである。
方向に回転して、両方の検出パターンに接触していた接
点ばね101の先端ポンチ形状部101dが第2の検出
パターン104から放れ、第1の検出パターン103の
みに接触する。第1の検出パターン103と判定回路1
12の入力端子107は直接接続されているので、判定
回路112の入力端子107は「1」、すなわち「HI
GH」のままである。
【0035】次に、接点ばね101がさらに反時計回り
方向に回転して、第1の検出パターン103に接触して
いた接点ばね101の先端ポンチ形状部101dが、検
出パターンから放れる。第1の検出パターン103と第
2の検出パターン104は、いずれもOPENの状態と
なり、判定回路112の入力端子107に検出信号は入
力されない。判定回路112の入力端子107は、
「0」、すなわち「LOW」になる。
方向に回転して、第1の検出パターン103に接触して
いた接点ばね101の先端ポンチ形状部101dが、検
出パターンから放れる。第1の検出パターン103と第
2の検出パターン104は、いずれもOPENの状態と
なり、判定回路112の入力端子107に検出信号は入
力されない。判定回路112の入力端子107は、
「0」、すなわち「LOW」になる。
【0036】接点ばね101がさらに反時計回り方向に
回転していくと、この状態1のままでスタート状態、す
なわち図5の接点ばねの位置まで戻る。
回転していくと、この状態1のままでスタート状態、す
なわち図5の接点ばねの位置まで戻る。
【0037】信号bは、シュミットトリガーによってチ
ャタリングを除去し、信号aを反転した信号である。状
態1の「LOW」は反転され「HIGH」になり、状態
2の「中間電位」はシュミットトリガーの入力で「LO
W」と判定される電位になっており、シュミットトリガ
ーで反転され「HIGH」になる。状態3の「HIG
H」は反転され「LOW」になる。
ャタリングを除去し、信号aを反転した信号である。状
態1の「LOW」は反転され「HIGH」になり、状態
2の「中間電位」はシュミットトリガーの入力で「LO
W」と判定される電位になっており、シュミットトリガ
ーで反転され「HIGH」になる。状態3の「HIG
H」は反転され「LOW」になる。
【0038】信号cは信号bをインバータで反転した信
号である。状態1と状態2の「HIGH」は「LOW」
になり、状態3の「LOW」は「HIGH」となる。信
号dは中間電位以上を「HIGH」になるように抵抗2
と抵抗3の分圧比を決めてあるので、中間電位及び「H
IGH」とも「HIGH」となる。状態1の「LOW」
は「LOW」のままである。状態2の「中間電位」は
「HIGH」となる。状態3の「HIGH」は「HIG
H」のままである。信号eは信号dをインバータで反転
した信号である。状態1の「LOW」は「HIGH」に
なり、状態2と状態3の「HIGH」は「LOW」とな
る。信号fはClock信号で状態2と状態3の周期よ
りも短い周期でなければならない。信号gはDタイプ・
フリップフロップによって信号eが信号fの1パルス分
遅延した信号となる。信号hは信号eと信号gをORゲ
ートで合成したものである。信号eと信号gがどちらも
「LOW」の時だけ「LOW」となる。
号である。状態1と状態2の「HIGH」は「LOW」
になり、状態3の「LOW」は「HIGH」となる。信
号dは中間電位以上を「HIGH」になるように抵抗2
と抵抗3の分圧比を決めてあるので、中間電位及び「H
IGH」とも「HIGH」となる。状態1の「LOW」
は「LOW」のままである。状態2の「中間電位」は
「HIGH」となる。状態3の「HIGH」は「HIG
H」のままである。信号eは信号dをインバータで反転
した信号である。状態1の「LOW」は「HIGH」に
なり、状態2と状態3の「HIGH」は「LOW」とな
る。信号fはClock信号で状態2と状態3の周期よ
りも短い周期でなければならない。信号gはDタイプ・
フリップフロップによって信号eが信号fの1パルス分
遅延した信号となる。信号hは信号eと信号gをORゲ
ートで合成したものである。信号eと信号gがどちらも
「LOW」の時だけ「LOW」となる。
【0039】正転位置検出出力は、信号bが立ち上がり
時に、信号hが「HIGH」になっている。つまりRE
SET状態のため、正転位置検出出力は「LOW」のま
まとなり、何も出力されない。逆転位置検出出力は、信
号hがリセット信号となるため、信号hが「LOW」で
信号cが立ち上がり時に「LOW」から「HIGH」に
なる。そして、信号hが「LOW」から「HIGH」に
なるまで、逆転位置検出出力はHIGHを維持する。信
号aの状態2と状態3の切替りに同期した信号が出力さ
れる。
時に、信号hが「HIGH」になっている。つまりRE
SET状態のため、正転位置検出出力は「LOW」のま
まとなり、何も出力されない。逆転位置検出出力は、信
号hがリセット信号となるため、信号hが「LOW」で
信号cが立ち上がり時に「LOW」から「HIGH」に
なる。そして、信号hが「LOW」から「HIGH」に
なるまで、逆転位置検出出力はHIGHを維持する。信
号aの状態2と状態3の切替りに同期した信号が出力さ
れる。
【0040】この構成では、接点ばね101が1回転す
るときに、1回だけ、判定回路112の入力端子107
に入力される検出信号が「中間電位」から「HIGH」
に切り替わる。つまり、信号aが状態2から状態3に切
り替わる。この状態2から状態3への切替りを検出し
て、判定回路112の逆転位置検出出力が「LOW」か
ら「HIGH」に切り替わる。その事により、接点ばね
101の周方向の位置を検出することができる。
るときに、1回だけ、判定回路112の入力端子107
に入力される検出信号が「中間電位」から「HIGH」
に切り替わる。つまり、信号aが状態2から状態3に切
り替わる。この状態2から状態3への切替りを検出し
て、判定回路112の逆転位置検出出力が「LOW」か
ら「HIGH」に切り替わる。その事により、接点ばね
101の周方向の位置を検出することができる。
【0041】そして、この「中間電位」から「HIG
H」という検出信号の順番により、判定回路112の逆
転位置検出出力側からだけパルスが出力される。この逆
転位置検出出力側からだけパルスが出力される事により
「逆転」であると判別することができる。 <実施の形態2>第1の実施の形態は、判定回路112
をロジック回路で構成したが、CPUでも実現可能であ
る。本実施の形態は、判定回路112をCPUで構成し
たものである。図8は、本実施の形態におけるフローチ
ャートである。まず、正転する場合について説明する。
入力が「HIGH」から「中間電位」に変化したかを判
断する(ステップ801)。判定回路112の入力端子
107が、「HIGH」から「中間電位」に変化したか
どうかを検出する。変化を検出した場合には,ステップ
803に進む(ステップ801で分岐の「YES」の
方)。正転位置検出出力端子を「HIGH」にする(ス
テップ803)。正転位置検出出力端子109に「HI
GH」を出力する。
H」という検出信号の順番により、判定回路112の逆
転位置検出出力側からだけパルスが出力される。この逆
転位置検出出力側からだけパルスが出力される事により
「逆転」であると判別することができる。 <実施の形態2>第1の実施の形態は、判定回路112
をロジック回路で構成したが、CPUでも実現可能であ
る。本実施の形態は、判定回路112をCPUで構成し
たものである。図8は、本実施の形態におけるフローチ
ャートである。まず、正転する場合について説明する。
入力が「HIGH」から「中間電位」に変化したかを判
断する(ステップ801)。判定回路112の入力端子
107が、「HIGH」から「中間電位」に変化したか
どうかを検出する。変化を検出した場合には,ステップ
803に進む(ステップ801で分岐の「YES」の
方)。正転位置検出出力端子を「HIGH」にする(ス
テップ803)。正転位置検出出力端子109に「HI
GH」を出力する。
【0042】入力が「LOW」になったか否かを判断す
る(ステップ804)。そして、入力が「LOW」にな
るまでループで回り続ける。入力端子107が「LO
W」になったら、正転位置検出出力端子を「LOW」に
する(ステップ805)。
る(ステップ804)。そして、入力が「LOW」にな
るまでループで回り続ける。入力端子107が「LO
W」になったら、正転位置検出出力端子を「LOW」に
する(ステップ805)。
【0043】次に、逆転する場合について説明する。
【0044】入力が「HIGH」から「中間電位」に変
化したか否かを判断する(ステップ801)。逆転の場
合は、判定回路112の入力端子107が「HIGH」
から「中間電位」に変化する事はないので、必ずステッ
プ801の分岐で「NO」の方に進む。入力が「中間電
位」から「HIGH」に変化したかを判断する(ステッ
プ802)。
化したか否かを判断する(ステップ801)。逆転の場
合は、判定回路112の入力端子107が「HIGH」
から「中間電位」に変化する事はないので、必ずステッ
プ801の分岐で「NO」の方に進む。入力が「中間電
位」から「HIGH」に変化したかを判断する(ステッ
プ802)。
【0045】判定回路112の入力端子107が「中間
電位」から「HIGH」に変化したかどうかループを描
いて監視する。入力端子が「中間電位」から「HIG
H」に変化したら、ステップ802の分岐で「YES」
の方に進む。
電位」から「HIGH」に変化したかどうかループを描
いて監視する。入力端子が「中間電位」から「HIG
H」に変化したら、ステップ802の分岐で「YES」
の方に進む。
【0046】逆転位置検出出力端子110に「HIG
H」を出力する(ステップ803)。入力が「LOW」
になったか否かを判断する(ステップ804)。入力が
LOWになるまでループで回り続ける。入力が「HIG
H」になると、逆転位置検出出力端子を「LOW」にす
る(ステップ805)。入力端子107が「LOW」に
なったら、逆転位置検出出力端子を「LOW」にする。
H」を出力する(ステップ803)。入力が「LOW」
になったか否かを判断する(ステップ804)。入力が
LOWになるまでループで回り続ける。入力が「HIG
H」になると、逆転位置検出出力端子を「LOW」にす
る(ステップ805)。入力端子107が「LOW」に
なったら、逆転位置検出出力端子を「LOW」にする。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、上記の
ような構成とした回転位置検出装置において、以下に記
載する効果を有する。
ような構成とした回転位置検出装置において、以下に記
載する効果を有する。
【0048】本発明の回転位置検出装置は、回転体の回
転方向に沿った位置を正確に検出することを、2つの接
点を有している接点ばねで実現することにより、接点が
安定して接触することができる。接点が安定して接触で
きるので、接点の耐久性向上につながる。
転方向に沿った位置を正確に検出することを、2つの接
点を有している接点ばねで実現することにより、接点が
安定して接触することができる。接点が安定して接触で
きるので、接点の耐久性向上につながる。
【0049】また、判定回路112の入力端子を1つす
ることにより、判定回路を小型にすることができる。特
に、判定回路にICを使用する場合、ICを小型にする
ことができるため、ICの製造コスト、ひいては回転位
置検出装置における製造コストを削減することもでき
る。
ることにより、判定回路を小型にすることができる。特
に、判定回路にICを使用する場合、ICを小型にする
ことができるため、ICの製造コスト、ひいては回転位
置検出装置における製造コストを削減することもでき
る。
【図1】本発明に係る回転位置検出装置の全体的な構造
を表す平面図である。
を表す平面図である。
【図2】本発明に係る回転位置検出装置の全体的な構造
を表す側面図である。
を表す側面図である。
【図3】本発明に係る回転位置検出装置の実施形態を表
す図であり、正転タイミングチャートの接点ばねの初期
位置を表す簡略的な平面図である。
す図であり、正転タイミングチャートの接点ばねの初期
位置を表す簡略的な平面図である。
【図4】本発明に係る回転位置検出装置の実施形態を表
す図であり、正転時における判定回路112の入力端子
から出力端子までの電位変化を表すタイミングチャート
である。
す図であり、正転時における判定回路112の入力端子
から出力端子までの電位変化を表すタイミングチャート
である。
【図5】本発明に係る回転位置検出装置の実施形態を表
す図であり、逆転タイミングチャートの接点ばねの初期
位置を表す簡略的な平面図である。
す図であり、逆転タイミングチャートの接点ばねの初期
位置を表す簡略的な平面図である。
【図6】本発明に係る回転位置検出装置の実施形態を表
す図であり、逆転時における判定回路112の入力端子
から出力端子までの電位変化を表すタイミングチャート
である。
す図であり、逆転時における判定回路112の入力端子
から出力端子までの電位変化を表すタイミングチャート
である。
【図7】本発明に係る回転位置検出装置の実施形態を表
す図であり、判定回路112の回路図である。
す図であり、判定回路112の回路図である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態回転位置検出装
置のを表す図であり、判定回路112のフローチャート
である。
置のを表す図であり、判定回路112のフローチャート
である。
101 接点ばね 102 接点ばね押さえ 103 第1の検出パターン 104 第2の検出パターン 105 VDDパターン 106 抵抗 107 判定回路の入力端子 108 判定回路のVSS端子 109 正転位置検出出力 110 逆転位置検出出力 112 判定回路 113 回路基板 114 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 BA02 BD16 CA34 CA40 DA05 FA08 2F077 AA37 CC02 EE09 TT35 VV01
Claims (3)
- 【請求項1】 検出する回転と同期して回転する回転軸
と、 前記回転軸の回転により回転し、第1接点ばね部及び前
記第1接点ばね部と長さの異なる第2接点ばね部を有す
る接点ばねと、 前記接点ばねと前記回転軸とを固定する接点ばね押さえ
と、 前記第1接点ばね部と接触する第1の検出パターン及び
第2の検出パターンと、前記第2の接点ばね部と接触す
る電源パターンとを有し、前記第1の検出パターンと第
2の検出パターンを隣接させて配置した回路基板と、 を有する回転位置検出装置。 - 【請求項2】 検出信号を入力する1つの入力端子を有
し、前記入力端子から入力された信号により回転状態を
判定する判定回路を有し、 前記入力端子は、前記第1の検出パターンと接続し、か
つ、第2の検出パターンと抵抗を介して接続する請求項
1記載の回転位置検出装置。 - 【請求項3】 回路基板と接触する接点ばねが回転し、
前記接点ばねの回転角度に応じて、前記回路基板に設け
た検出パターンがハイレベル信号、ローレベル信号及び
前記ハイレベル信号よりも小さくかつ前記ローレベル信
号よりも大きいレベルの中間レベル信号を出力するステ
ップと、 前記出力するステップにより出力された信号を入力し、
ハイレベル信号から中間レベル信号に変化したときは正
転と、中間レベルからハイレベル信号に変化したときは
逆転と判断するステップと、 を有する回転位置検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108507A JP2002310723A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 回転位置検出装置及び回転位置検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108507A JP2002310723A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 回転位置検出装置及び回転位置検出方法 |
Publications (1)
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CN101726018A (zh) * | 2008-10-20 | 2010-06-09 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 一种微波炉 |
CN108344576A (zh) * | 2017-01-24 | 2018-07-31 | 汽海马汽车有限公司 | 一种气门旋转状况的测量装置 |
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2001
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