JP2002309661A - 水路部材 - Google Patents

水路部材

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JP2002309661A
JP2002309661A JP2001114130A JP2001114130A JP2002309661A JP 2002309661 A JP2002309661 A JP 2002309661A JP 2001114130 A JP2001114130 A JP 2001114130A JP 2001114130 A JP2001114130 A JP 2001114130A JP 2002309661 A JP2002309661 A JP 2002309661A
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JP
Japan
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passage
groove
side wall
lower side
notch
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Application number
JP2001114130A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Kazushiro Hayashi
和志郎 林
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
Kanako Hayashi
加奈子 林
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小動物に対して良好な生物環境を提供でき
る。 【解決手段】 上方に開口した溝11を有する本体3
と、溝11を形成する側壁5に沿って斜め上方に形成さ
れた通路20とを備え、通路20の下側は溝11の下側
に通じる。さらに、通路の下端22から延在する位置に
設けられた凹み24を備え、この凹み24は溝の底13
位置より下に形成される。そして、通路20の下側は側
壁の一端7下部に形成された切欠き15を覆い、通路2
0の上側は側壁の上端9位置に開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路や水の流れる
溝を構築する水路部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水路部材としては、たとえば道路
の片側または両側に設けられる側溝に使用されるU字状
の溝部材、すなわちU字溝が知られている。このU字溝
は複数長手方向に連結し、道路の縁に沿って水勾配をつ
けて設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
U字溝は、その内側壁面が垂直(略垂直な場合も含む)
であり、内側表面が比較的滑らかであるので、地面を這
う昆虫やその他の動物が側溝の中に落下した場合、その
小動物がその壁面を這い上がることができず、U字溝か
ら脱出することは困難であった。さらに、雨が降った直
後は側溝に水が流れるが、常に水が流れているとは限ら
ず、たとえば鳥などが水を飲もうとしても飲めない場合
がある。したがって、従来のU字溝は小動物にとって住
み易い環境を提供しているとは言い難い。
【0004】本発明は、小動物に対して良好な生物環境
を提供できることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、一方の向きに開口した溝を有する本体と、前
記溝を形成する側壁に沿って斜め上方に形成された通路
とを備え、該通路の下側は前記溝の下側に通じてなるこ
とを特徴とする。
【0006】このようにすることにより、通路の下側は
溝の下側に通じているので、本体の溝に侵入ないし落下
した小動物は通路の下側内に入ることができる。通路は
側壁に沿って斜め上方に形成されているので、通路の下
側内に入った小動物は、この斜め上方に形成された通路
を這い上がることができる。
【0007】さらに、前記通路の下端から延在する位置
に設けられた凹みを備え、該凹みは前記溝の底位置より
下に形成されると良い。こうすると、凹みは溝の底より
下に位置するので水路を流れる水は凹みに溜まる。凹み
に水が溜まるので小動物は通路を伝わって凹みまで降
り、この溜まった水を飲むことができる。したがって、
水路部材は水飲み場を提供することができる。
【0008】さらに、前記通路は前記壁の外面に設けら
れ、該通路の下側は前記側壁の一端下部に形成された切
欠きを覆い、該通路の上側は前記側壁の上端位置に開口
すると良い。こうすると、通路の下側は切欠きを介して
溝と連通するので、溝に侵入ないし落下した小動物は切
欠きを通って側壁の外面に設けられた通路の下側に入る
ことができる。通路の下側に入った小動物は傾斜した通
路を這い上がり側壁の上端位置に開口した通路の端から
本体の外側に出ることができる。
【0009】また、切欠きの設けられた二つの水路部材
を、その端同士を突き合わすことにより一つの切欠きの
倍の大きさの切欠き孔が形成され、一つの切欠きを潜れ
ない大きな動物であっても溝から通路側に移動すること
ができる。さらに、水路の上にいる小動物はこの通路内
を伝わって凹みに達し、あるいは溝に入ることができ
る。このように、本発明の水路部材を使用して水路を構
築すれば小動物は地中ないし地面と水路部材の溝との間
を自由に行き来することができ、小動物に対して良好な
生物環境を提供する。
【0010】次に本発明を構成する各要件についてさら
に詳しく説明する。水路部材は道路の側溝や排水路ある
いは水路などを構築する際に使用されるものである。小
動物は、たとえば、うさぎ、りす、とかげ、昆虫、ある
いは小鳥などである。本体または溝の形状は水を流せる
ものであれば特に限定されないが、断面がU字状、コの
字状、半円形状、その他の異形状でも良い。水路部材の
材質は、コンクリートなどの無機材料、ポリプロピレ
ン、塩化ビニールなどの合成樹脂、合成樹脂と繊維の複
合材、金属材料あるいは無機または有機の発泡材料など
である。
【0011】通路は、本体の側壁に沿って形成される
が、側壁の外側面に限らず、側壁の内側面に沿って斜め
上方向に設けられても良い。通路の傾斜角度は特に限定
されないが、小動物が這い上がれる角度とし、水路部材
の使用目的、使用環境などを考慮して決められる。さら
に、通路はトンネル状の閉断面が好ましいが、一部が開
口した開断面でも設けることができる。さらに、通路の
下側は溝の下側、特に底に通じると良い。そして、通路
の下側は、側壁に形成された切欠きを介して通じても良
いが、側壁に形成された貫通孔を介して通じても良い。
【0012】切欠きや貫通孔の下端は溝の底に接するか
底に近い位置に設けると良い。こうすると溝に侵入ない
し落下した小動物は、切欠きや貫通孔を通って通路側に
移動できる。通路の幅は水路部材の使用目的、使用環
境、小動物の種類などに応じ適宜の大きさとされる。凹
みは、水路を流れる水が流入するように設けられれば、
その形状、大きさについて、特に限定されないが、小動
物の種類などに応じ適宜の大きさとする。水路は、その
溝の開口に蓋部材を設けても良い。この場合、通路は側
壁の外側面に設けると良い。溝の開口に蓋部材を設けて
水路を蓋しても小動物は側壁の外側に設けた通路を介し
て自由に水路内とその外側との間を行き来できる。
【0013】また、通路は水路部材の一端側、または一
端側と他端側に設けられても良い。あるいは溝の両側壁
に設けられても良い。水路部材の使用目的、使用条件な
どを考慮して通路の位置と数を決めると良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水路部材の実
施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜
4において、同一または同等の構造、作用部分には同一
符号を付けて示す。
【0015】図1は、本発明に係る水路部材の一実施形
態を示す正面図である。図2は、図1の平面図である。
図3は、図1の側面図である。図1に示すように、水路
部材1は、道路の側溝を構築する際に使用され、上方
(一方の向き)に開口した溝11を有する本体3と、溝
11を形成する側壁5の外面に沿って斜め上方に形成さ
れた通路20とを備える。溝11は、二つの略垂直の側
壁5と、二つの側壁5の下端から水平方向に設けられ底
13を形成する底盤14とを有し、略コの字形状であ
る。
【0016】水路部材1の材質は、コンクリートまたは
ポリプロピレン、塩化ビニールなどの合成樹脂で、本体
の断面はU字状またはコの字状である。さらに、通路2
0の下側は溝11の下側に通じる。この場合、通路20
の下側は、側壁の一端7の下部に形成された切欠き15
を介して溝11に通じる。さらに、水路部材1は、通路
の下端22から延在する位置に設けられた凹み24を備
える。凹み24は溝の底13位置より下に形成される。
【0017】図2、3に示すように、通路20の下側は
側壁の一端7下部に形成された切欠き15を覆い、この
通路20の上側は側壁の上端9位置に開口する。さら
に、通路20は、側壁5の外側面に沿って斜め上方向に
設けられた半円形の閉断面(トンネル状)である。通路
20の傾斜角度は小動物が這い上がれる角度とされる。
凹み24は、水路を流れる水が流入するように設けら
れ、その形状、大きさは水路部材の使用目的、小動物の
種類などに応じ適宜の大きさとする。切欠き15は側壁
の一端7を切欠くように形成される。切欠き15の形
状、大きさについても凹み24と同様である。
【0018】以上の構造を有する本実施形態の水路部材
1は、次のように作用する。すなわち、図1に示すよう
に、溝11に侵入ないし落下した小動物は切欠き15を
通って通路20の下側に入ることができる。通路20は
側壁5の外面に沿って斜め上方に形成されているので、
通路20の下側に入った小動物は、この通路20の傾斜
面を這い上がることができる。通路の上端21位置は本
体の上端9位置と同じであるので、小動物はこの上端2
1開口から外に出ることができる。
【0019】さらに、凹み24は溝の底13位置より下
の位置に形成されるので水路を流れる水は凹み24に溜
まる。水路に水が無くなっても、凹み24には水が残っ
ているので小動物は通路20を伝わって凹み24の縁ま
で降り、この残った水を飲むことができる。
【0020】図4は、二つの水路部材1a、1bの端7
aと端7bとを突き合わせた状態の要部側面図である。
切欠き15の設けられた本体の端7a、7b同士を突き
合わすことにより二つの切欠き15は、一つの切欠き面
積の倍の面積を有する貫通孔を形成する。大きな貫通孔
が形成されることによって大きな動物も凹み24の縁に
近づくことができ、溝11内に入ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、小動物に対して良好な
生物環境を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水路部材の一実施形態を示す正面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】二つの水路部材の端を突き合わせた状態の要部
側面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 水路部材 3 本体 5 側壁 7、7a、7b 一端 9 上端 11 溝 13 底 15 切欠き 20 通路 22 下端 24 凹み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AA03 AC06 AF03 AG11 AG12 AG15 AG20 DA09 2D063 CA01 CA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の向きに開口した溝を有する本体
    と、前記溝を形成する側壁に沿って斜め上方に形成され
    た通路とを備え、該通路の下側は前記溝の下側に通じて
    なる水路部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記通路の下端から
    延在する位置に設けられた凹みを備え、該凹みは前記溝
    の底位置より下に形成されてなる水路部材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記通路は前記壁の
    外面に設けられ、該通路の下側は前記側壁の一端下部に
    形成された切欠きを覆い、該通路の上側は前記側壁の上
    端位置に開口してなる水路部材。
JP2001114130A 2001-04-12 2001-04-12 水路部材 Pending JP2002309661A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20240014281A (ko) * 2022-07-25 2024-02-01 임태승 생태보호 집수정

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20240014281A (ko) * 2022-07-25 2024-02-01 임태승 생태보호 집수정
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