JP2002309557A - ワイヤ式起伏ゲートの起伏装置 - Google Patents

ワイヤ式起伏ゲートの起伏装置

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JP2002309557A JP2001118230A JP2001118230A JP2002309557A JP 2002309557 A JP2002309557 A JP 2002309557A JP 2001118230 A JP2001118230 A JP 2001118230A JP 2001118230 A JP2001118230 A JP 2001118230A JP 2002309557 A JP2002309557 A JP 2002309557A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1度の倒伏操作で設定された倒伏位置にゲート
を固定設置することができるように構成した起伏装置の
提供。 【解決手段】ゲート2の起伏のためワイヤロープ6を巻
き上げるドラム8を有し、フロート体9の動きでこのド
ラム回転のブレーキ23開閉を行う起伏装置7におい
て、前記ゲート2の倒伏動作に伴ってドラム8の回転に
連動して駆動機構54を動作させ、この駆動機構54に
よって前記ゲート2の倒伏位置を自動的に設定するため
のコマ63を移動させ、所定位置に設定量に応じて移動
した前記コマ63によってカム機構65を動作させ、前
記ゲート2を設定位置に固定させるため前記カム機構6
5を介してドラム8の回転を第2のブレーキ40によっ
て停止させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路に設けられる
ワイヤ式起伏ゲートの起伏装置に関する。さらに詳しく
は、ワイヤ式起伏ゲートの自動倒伏時の倒伏停止位置を
任意位置に設定可能な装置を有するワイヤ式起伏ゲート
の起伏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲート構成は、実公平4−219
0号公報等に示されるように、河床に軸受けを固定しそ
の軸受けとゲート下部の軸受け部とを支点にゲートを起
伏自在に支持している。また、ゲートの上部をワイヤロ
ープの一端により保持し、他端を起伏装置の巻き取りド
ラムに固定する。ワイヤロープ巻き取りドラムには、ブ
レーキ装置が設けられる。このブレーキ装置を緩めるこ
とにより、扉体を倒伏させる構成のものである。水路
(河川)等を横断して設けられる起伏ゲート(堰)は、
ゲートの起立により水路を閉めきり貯水し、水かさを上
げ水田などに水を引き込むために利用されている。
【0003】しかし、降雨などにより水路の水が増す
と、水路の堤防を越流する危険があるために、降雨時な
どに倒伏水位に達したら水位を検出して自動倒伏装置に
より、起伏ゲートを自動的に倒伏させている。自動倒伏
装置は、水路の水位が上昇すると、それに伴い自動倒伏
用のフロートが上昇する。それに伴い今までブレーキを
締めていたブレーキバンドが緩み、巻き取りドラムが開
放され、ゲートは倒伏する。ゲートが倒伏する量は、通
常フロートが倒伏水位より水位が下がった位置までであ
る。そのため、上流よりの水量が多ければ多く倒れて、
上流の水量が少なければ少しの倒れとなる。
【0004】起伏ゲートは、降雨時等に倒伏水位に達し
たら水位を検出して自動倒伏装置により、自動的に倒伏
させている。しかし、急流などの水路においては、1度
水路底の近辺までゲートを倒伏させてしまうと、他へ水
を配水するため水を確保するためゲートを起立させても
貯水までに時間がかかり、水の有効利用や作業能率の面
から問題であった。そこで、ゲートを水路底近辺まで倒
伏させずに、1回の倒伏を最低の所定位置の倒伏ですま
せるようにする必要があり、その調整ができる起伏ゲー
トの起伏装置の開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述のような
背景のもとに創案されたもので、以下の目的を達する。
【0006】本発明の目的は、水路を横断して設けられ
る起伏ゲートの起伏をワイヤロープの巻き取り、開放で
行うワイヤ式起伏ゲートの自動倒伏装置に関して、一回
の倒伏で倒伏量を制限してゲートを所定位置まで自動的
に倒伏させ、水を流下させることができるワイヤ式起伏
ゲートの起伏装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により前記課題を解決する。即ち、本発明のワ
イヤ式起伏ゲートの起伏装置は、水路を横断して設けら
れるゲートの起伏のため前記ゲートに連結したワイヤロ
ープを巻き上げるドラムを有し、水位検出手段の動作で
前記ドラム回転のブレーキを開放させ前記ゲートが倒伏
するときに前記ブレーキを閉じるゲート開閉機構を有す
るゲート起伏装置において、前記ゲートの倒伏動作によ
る前記ドラムの回転に連動して動作する駆動機構と、こ
の駆動機構からの駆動により移動が可能で前記ゲートの
倒伏位置を自動的に設定するための設定手段と、所定位
置に設定量に応じて移動する前記設定手段によって動作
する動作機構と、前記ゲートを設定位置に固定させるた
め前記動作機構を介して前記ドラム回転を停止させるブ
レーキ手段とからなっている。
【0008】また、前記駆動機構はスプロケットホイー
ルとチェーンによる伝達手段を含む構成であってもよ
く、構成がシンプルとなる。さらに、前記設定手段は、
前記駆動機構に連動して回転するねじ体に螺合して移動
する移動体であってもよく、確実な動作で位置設定が正
確に行える。さらに、前記動作機構は、前記設定手段の
当接により動作するカム部材を有し、このカム部材の動
きでレバーを介してブレーキバンドを締める構成になっ
ていてもよく、簡素な構成となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明のワイヤ式起伏ゲー
トの全体を示す正面図である。図2は、ワイヤ式起伏ゲ
ートの起伏装置の起伏構成を示す正面図であり、図1の
裏側を示している。図3は、ワイヤ式起伏ゲートの起伏
装置の側面図で、図2のA−A断面を示す。図4は、ワ
イヤ式起伏ゲートの起伏装置の自動倒伏量設定構成を示
す平面図で、図2のB−B断面図である。図5は、図4
のC−C断面図である。
【0010】水路1に扉体2(ゲート)が水路1幅に亘
って横断するように配置されいる。この扉体2の下端
は、水路底部4に配置された支持軸3に揺動自在に支持
されている。扉体2は、この支持軸3を支点に水路底部
4と堰上部5の間を扉体2は起伏自在に揺動する。この
扉体2の他端には、ワイヤロープ6の一端が連結され、
他端は水路1の堰上部5に設けられた起伏装置7の巻き
取りドラム8に巻き掛けられている。また、この水路1
には、フロート体9(水位検出手段)が昇降方向に起伏
装置7から垂下されている。
【0011】このフロート体9の昇降位置は、扉体2を
起伏させるワイヤロープ6の動作と関連をもっている。
また、水路1の両壁には扉体2の揺動範囲に亘って摺動
板10が設けられている。扉体2は、この摺動板10に
摺接しながら水密状態を維持して起伏する。貯水をする
ときは、扉体2を起立させ水路1を閉めることになる。
水は、図1の左側から右側に流れ、扉体2の起伏高さ、
即ち扉体2の最低水位の保持高さ、及び上下流の水路状
態によって倒伏水位が定まる。フロート体9は、水路1
の水位の上昇、低下に伴って上昇、又は下降する。
【0012】フロート体9の上部に連結レバー11の一
端が吊り下げ部12を介して連結している(図2参
照)。この連結レバー11の他端は、起伏装置7の壁面
に支持され装置内に張り出して固定されているステイ1
3に支軸14を介して連結されている。この支軸14に
は第2連結レバー15の一端(下端)が固定されてお
り、連結レバー11と第2連結レバー15は一体に動作
する。この連結レバー11と第2連結レバー15は、一
体をなすL字形状の部材であってもよい。
【0013】第2連結レバー15の他端には長溝16が
形成されており、この長溝16に第3連結レバー17の
一端(下端)に固定されたピン部材18が挿入されてい
る。第3連結レバー17の他端部は、起伏装置7の壁面
に固定され装置内に張り出しているステイ19に支軸2
0を介して連結されている。また、この第3連結レバー
17の先端は、ブレーキバンド用連結具21を回動自在
に支持している。このブレーキバンド用連結具21にブ
レーキバンド22の一端が連結し、ブレーキバンド22
はクラッチブレーキ体23の外周に巻き掛けられ、ブレ
ーキバンド22の他端は支軸20に連結されている。
【0014】クラッチブレーキ体23は、起伏装置7の
壁面に跨って設けられ2つの軸受け24a、24bによ
って回転自在に支持された入力軸25に取り付けられて
いる。このクラッチブレーキ体23は公知のワンウェイ
クラッチ構成になっており、入力軸25との関係におい
ては、一方向の回転のみの伝達が可能である。従って、
フロート体9が下方に降下するときは、連結レバー11
が下がってクラッチブレーキ体23は締められる。扉体
2を起立させるときは、入力軸25は回転できるので、
巻き取りドラム8は回転可能であり扉体2を起立させる
ことができる。
【0015】この入力軸25には、後述する第2クラッ
チブレーキ体40が並列して取り付けられており、ま
た、2連のスプロケットホイール26が固定されてい
る。この2連のスプロケットホイール26の第1スプロ
ケットホイール26aにはチェーン27が巻き掛けられ
ていて、このチェーン27は、起伏装置7の壁面に固定
されている減速機28の回転軸29に取り付けられた第
2スプロケットホイール30に巻き掛けられている。
【0016】この減速機28には、起伏装置7の外に張
り出して巻き取りドラム8が設けられている。この巻き
取りドラム8に前述のワイヤロープ6が巻き付けられて
いる。また、入力軸25の一端には、起伏装置7の外に
張り出して入力ジョイント31が固定され、別置きのハ
ンドル32が係合するようになっている。入力軸25の
他端には、起伏装置7の外壁に取り付けられた公知の遠
心ブレーキ33が結合している。一方、連結レバー11
の中間部にはピン34が固定され、このピン34が手動
倒伏用ロッド35の下端部に設けられた長溝35aに係
合している。手動倒伏用ロッド35の他端は、連結アー
ム36に係合している(図4参照)。
【0017】また、起伏装置7の壁面にはパイプ状の支
持体37が支持固定されており、この支持体37に軸体
38が回動自在に支持されている。連結アーム36は、
この軸体38に固定されている。更に、この軸体38の
起伏装置7の外に張り出した部分に倒伏レバー39が固
定されている。
【0018】[作 動]次に動作関係を説明する。水路
1の水位が上昇すると、それに伴いフロート体9が上昇
する。フロート体9の上昇により連結レバー11が支軸
14を支点に持ち上げ方向に傾斜する(図2の鎖線位
置)。この連結レバー11の傾斜に伴い第2連結レバー
15が同様に支軸14を支点に揺動傾斜し、第2連結レ
バー15の長溝16は矢印の方向に移動する。この移動
に伴って第3連結レバー17も支軸20を支点に揺動す
る。
【0019】この揺動動作により、支軸20の外側即ち
第3連結レバー15の先端部に位置するブレーキバンド
連結具21をブレーキバンド22を緩める方向に移動し
ブレーキを開放する。一方、入力軸25の端部に設けら
れた入力ジョイント31にハンドル32を差込むと、入
力軸25を手動で回転させることが可能である。この入
力軸25の回転に伴い第1スプロケットホイール26
a、チェーン27、第2スプロケットホイール30を介
して減速機28の回転軸29を回転させ、減速機構を介
して巻き取りドラム8を回転させることが可能である。
【0020】他方、倒伏レバー39を矢印の方向に倒伏
させると、連結アーム36の回動を介して手動倒伏用ロ
ッド35を持ち上げる。この手動倒伏用ロッド35の持
ち上げ動作によって連結レバー11も持ち上げられ、吊
り下げ部12を介してフロート体9を強制的に持ち上げ
ることが可能である。
【0021】[主要部の構成]次に本発明の主要部をな
す構成について説明する。入力軸25には、第2クラッ
チブレーキ40(ブレーキ手段)がクラッチブレーキ2
3に並列して設けられていて、この第2クラッチブレー
キ40の外周に第2ブレーキバンド41が巻き付けられ
ている。この第2ブレーキバンド41の一端は、ステイ
42に設けられた軸体43に取り付けられている。この
ステイ42は、起伏装置7の壁面に固定され第2クラッ
チブレーキ40側に張り出している。
【0022】このステイ42の軸体43にはクラッチブ
レーキレバー44の先端部が回動自在に設けられてお
り、他端の先端にはピン45が設けられている。クラッ
チブレーキレバー44の中間部軸体寄りに第2ブレーキ
バンド41に連結している第2ブレーキバンド連結具4
6が設けられている。また、クラッチブレーキレバー4
4の中間部ピン寄りに支軸47が設けられ、開放レバー
調整部材48が長溝49を介して係合している。
【0023】この開放レバー調整部材48の下方に錘5
0が取り付けられ、上方にロッド51が連結し起伏装置
7外に張り出している。このロッド51の先端に開放レ
バー52が固定されている。一方、入力軸25の回転に
より、この入力軸25に設けられた2連のスプロケット
ホイール26の第3スプロケットホイール26bによっ
てチェーン53を介し第4スプロケットホイール54
(駆動機構)が回転する。
【0024】この第4スプロケットホイール54は、起
伏装置7内の横軸55に設けられており、第4スプロケ
ットホイール54の回転に伴い横軸55が回転する。こ
の横軸55の中間部に傘歯車56が設けられ、横軸55
に直交して立設された立軸57の先端に取り付けられた
傘歯車58に噛み合っている。
【0025】この立軸57の一端は起伏装置7の上壁に
設けられた軸受59に支持され、他端側は、起伏装置7
壁面に固定され内部に張り出しているステイ60の受け
部61に、回転自在に支持されている。軸受59と受け
部61間の立軸57はねじ62になっており、コマ63
(設定手段)が螺合している。また、ステイ60には、
回り止め部材64が立設されており、コマ63の上部に
取り付けられた係合部材63aが係合して、コマ63の
回り止めを行っている。
【0026】従って、立軸57が回転するとこのコマ6
3は、連れ回りすることなく上下方向に移動する。ま
た、このコマ63は一端に突き出し部63bが設けら
れ、コマ63が移動の際、後述するカムフック65(動
作機構)に突き当て可能である。さらに、このコマ63
は立軸57の長さに沿って任意の位置にセットすること
が可能である。この設定は、自動的に扉体2を倒伏させ
るための倒伏量を設定することになる。立軸57はクラ
ッチブレーキレバー44に対し略直角方向に位置してい
る。
【0027】立軸57とクラッチブレーキレバー44と
の間に、カムフック65が起伏装置7の側壁に固定され
た支軸体66に支持され、この支軸体66を支点に回動
自在である。このカムフック65は略L字構成をなし、
一端にローラー65aが回転自在に取り付けられてい
て、前述のようにコマ63と当接可能である。他端は凹
み部65bを有し、クラッチブレーキレバー44が持ち
上げられたとき先端のピン45がこの凹み部65bに係
合可能である。
【0028】[作 動]次に動作関係を説明する。開放
レバー52を持ち上げて強制的にクラッチブレーキレバ
ー44を持ち上げ、先端のピン45をカムフック65の
凹み部65bに係合させる。このとき第2ブレーキバン
ド41は緩み、第2クラッチブレーキ40は開放の状態
となっている。この状態で水位の上昇に伴いフロート体
9が上昇すると、前述のように、連結レバー11を介し
てクラッチブレーキバンドが緩み、入力軸25が回転可
能な状態となり、扉体2が自重で倒伏するに従って巻き
取りドラム8は回転する。
【0029】この巻き取りドラム8の回転に伴い、減速
機28を介して第2スプロケットホイール30が回転
し、この第2スプロケットホイール30からチェーン2
7,第1スプロケットホイール26a、第3スプロケッ
トホイール26b、チェーン53、第4スプロケットホ
イール54を介して横軸55が回転する。
【0030】この横軸55から傘歯車56,58を介し
て立軸57が回転する。この立軸57の回転に伴って、
螺合しているコマ63が上下方向に移動する。このコマ
63の突き当て部63bが上方に移動してカムフック6
5のローラー65aに当接すると、カムフック65は矢
印の方向に回動し、それに伴い凹み部65bが第2クラ
ッチブレーキレバー44のピン45から外れ、第2クラ
ッチブレーキレバー44は錘50によって下方向に落下
する。
【0031】この動作で第2ブレーキバンド連結具46
が下方向に移動し、第2ブレーキバンド41が締まり第
2クラッチブレーキ40は固定保持される。このため入
力軸25はロックされた状態となり、巻き取りドラムは
扉体2の倒伏方向に応じて回転はしないので、この結
果、扉体2はこれ以降倒伏することなく所定位置を固定
的に維持する。
【0032】(実施の形態2)前述の第2クラッチブレ
ーキ40は、クラッチ部分を外したブレーキドラムの形
態であっても、本発明の機能上の不具合はない。図6
は、クラッチ部分のないクラッチブレーキをブレーキド
ラム70としての実施形態を示したものである。ブレー
キドラム70は、車輪に類似した構成で、軸心部が入力
軸25に取り付けられ、外周にブレーキバンドのための
周面を設けただけの簡素な形状のものである。この実施
形態の場合は、扉体2の起立操作の前に必ず開放レバー
52を持ち上げてクラッチブレーキレバー44を介し第
2ブレーキバンド41を開放の状態にしておく必要があ
る。この実施の形態の場合は、クラッチを有する特別な
ブレーキは必要ないので、実施の形態1に比べ低コスト
に製作することが可能であり、メンテナンスもさらに容
易になる。
【0033】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明の対象はこれに限定されるものではない。例え
ば、公知の減速機は遊星歯車を使用したものが一般的で
あるが、どうしても高価になるので、それより低価格の
平歯車の組み合わせのもの、あるいはスプロケットホイ
ールとチェーンの組み合わせのもの等の減速装置であっ
てもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、水路に設置された
扉体の倒伏に際し、1度の倒伏操作で設定された倒伏位
置に扉体を固定的に設置することができるようになった
ので、水路の水を無駄なく配水ができ、作業能率がよ
く、効率のよい水路管理ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のワイヤ式起伏ゲートの起伏装
置によるゲートの起伏状態の全体構成を示す正面図であ
る。
【図2】図2は、フロートの昇降動作によるゲートの起
伏構成を示すワイヤ式起伏ゲートの起伏装置の正面図で
ある。
【図3】図3は、図2のA−A展開断面図である。
【図4】図4は、図2のB−B展開断面図である。
【図5】図5は、図4のC−C断面図である。
【図6】図6は、実施の形態2の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…水路 2…扉体(ゲート) 6…ワイヤロープ 7…起伏装置 8…巻き取りドラム 9…フロート体(水位検出手段) 11…連結レバー 23…クラッチブレーキ体 25…入力軸 26…スプロケットホイール 28…減速機 40…第2クラッチブレーキ(ブレーキ手段) 54…第4スプロケットホイール(駆動機構) 55…横軸 57…立軸 58…傘歯車 59…軸受 63…コマ(設定手段) 65…カムフック(動作機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D019 AA43 AA59 CA01 CA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路を横断して設けられるゲートの起伏の
    ため前記ゲートに連結したワイヤロープを巻き上げるド
    ラムを有し、水位検出手段の動作で前記ドラム回転のブ
    レーキを開放させ前記ゲートが倒伏するときに前記ブレ
    ーキを閉じるゲート開閉機構を有するゲート起伏装置に
    おいて、 前記ゲートの倒伏動作による前記ドラムの回転に連動し
    て動作する駆動機構と、 この駆動機構からの駆動により移動が可能で前記ゲート
    の倒伏位置を自動的に設定するための設定手段と、 所定位置に設定量に応じて移動する前記設定手段によっ
    て動作する動作機構と、 前記ゲートを設定位置に固定させるため前記動作機構を
    介して前記ドラム回転を停止させるブレーキ手段とから
    なるワイヤ式起伏ゲートの起伏装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のワイヤ式起伏ゲートの起
    伏装置において、 前記駆動機構は、スプロケットホイールとチェーンによ
    る伝達手段を含む構成であることを特徴とするワイヤ式
    起伏ゲートの起伏装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のワイヤ式起伏ゲートの起
    伏装置において、 前記設定手段は、前記駆動機構に連動して回転するねじ
    体によって移動する移動体であることを特徴とするワイ
    ヤ式起伏ゲートの起伏装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のワイヤ式起伏ゲートの起
    伏装置において、 前記動作機構は、前記設定手段の当接により動作するカ
    ム部材を有し、このカム部材の動きでレバーを介してブ
    レーキバンドを締める構成になっていることを特徴とす
    るワイヤ式起伏ゲートの起伏装置。
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KR100826292B1 (ko) 2007-03-08 2008-04-30 광 훈 전 전도수문용 전도장치
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