JP3075697B2 - 自動開放水門 - Google Patents

自動開放水門

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JP3075697B2
JP3075697B2 JP08315485A JP31548596A JP3075697B2 JP 3075697 B2 JP3075697 B2 JP 3075697B2 JP 08315485 A JP08315485 A JP 08315485A JP 31548596 A JP31548596 A JP 31548596A JP 3075697 B2 JP3075697 B2 JP 3075697B2
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誠一 西
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誠一 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、用水路等に
設けて、水の流れを自動的に調節する水門に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の水門は、水路に直交して平坦な板
体で水流の調節をしている。そして水門本体は平坦な板
体であり、補強のため枠体や桟等が取り付けられ、重量
もかなり重いものとなっている。したがって、水門本体
の昇降は手動では大変な力を必要とし、電動式によるも
のが多くなっている。しかし、電動式のものは設備費や
維持費がかかる欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記点より本発明は、
軽量で設備費や維持費も安価で済み、一定の水位になる
と自動的に水門を開放可能とした自動開放水門を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明自動開放水門は、略U字形状の細巾板体より成る
水門本体であり、該水門本体は中央の湾曲部を下流側に
向けて配置され、前記水門本体の両側部付近の外側下方
に一端が護岸側に軸支され、他端がこの軸支部より湾曲
部寄りの水門本体に枢着された連結杆が設けられ、該連
結杆の上方で水門本体の外側に連結杆に係合するストッ
パーが突設され、前記水門本体の湾曲部寄りの上部に開
閉用ロープの一端が取り付けられると共に、この開閉用
ロープの他端が水門本体より上流位置で河川間に回動可
能に渡設したシャフトに固定された巻取り体に取り付け
られ、前記シャフトの護岸側の箇所に水位感応ウインチ
のロープの端部が取り付けられた巻取り体、及び一端を
錘に取り付けた錘昇降用ロープの他端が取り付けられた
巻取り体が夫々固定されていることを特徴とするもので
ある。
【0005】上記構成を有する本発明は、水門本体は略
U字形状の細巾板体に形成されているため、湾曲部で水
流を受け流圧に対しても丈夫であるから、補強枠や桟等
を付設する必要がなく、又水門本体の両側端部に支点を
設けることにより、軽く開閉可能となる。
【0006】そして、水門本体が降ろされ閉門している
場合は、水位感応ウインチのロープが巻かれて、錘が上
昇して水位感応ウインチのロープはロックされている
(図2)。次に、一定水位以上に水位が上昇した場合、
水位感応ウインチのロックが自動的に外れ、ロープがゆ
るむから錘が下降し、シャフトが回動して水門本体の開
閉用ロープが巻取り体に巻かれ、水門本体は軸支部を支
点として回動し開門する(図3)。
【0007】そして、水位が一定の水位まで下がり水を
必要とする場合は、水位感応ウインチのロープを手動で
巻いてシャフトを回動し、これと共に錘昇降用ロープが
巻取り体に巻かれて錘が上昇し、これに連動して水門本
体の開閉用ロープがゆるみ、軸支部を支点として回動
し、水門本体が閉じる。
【0008】次に、水門本体を降ろした時、水門本体の
底部と河底との間に異物が挾まっても、連結杆の存在に
より水門本体の軸支部(支点)に無理な力が加わらない
よう水門本体が浮き上がるように形成されている(図
4)。そして、水門本体をロープで引き上げる場合は、
連結杆の上方のストッパーに連結杆が係合し、支点を軸
に水門本体を引き上げることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は本発明自動開放水門の一実
施の形態を示す平面図、図2は水門の下降した状態を示
す側面図、図3は水門の上昇した状態を示す側面図、図
4は水門下端と河底との間に異物が挾まった場合を示す
部分側面図である。
【0010】而して、図中1は水門本体であり、水門本
体1は金属製の細巾板体が略U字形状に湾曲され、両端
が外方へ90°屈曲形成されている。そして、略U字形
状の板体の中央の湾曲部1Aが河川2の下流側に向けら
れている(図1)。
【0011】図1乃至図4に示す水門本体1は護岸3側
への取り付けは、水門本体1の両側端部付近の外側下方
に連結杆5が横設され、この連結杆5の水門本体1の端
部寄りの一端が護岸3側に回動可能に軸支4Aされ、連
結杆5のこの軸支4A部より湾曲部1A寄りの他端が水
門本体1に枢着6されている。そして、連結杆5の上方
で水門本体1の外側に、連結杆5に係合するストッパー
7が突設されている。
【0012】又、水門本体1は上面部が両端部が高く、
両端部より中央の湾曲部1Aに向け徐々に低く形成さ
れ、水門本体1が下降している場合、河川2の中央部よ
り水が流れるようになっている。
【0013】8は河川等の両側の護岸3上に対向して立
設した一対の支柱であり、両支柱8、8間にシャフト9
が回動可能に取り付けられている。10は一端が水門本
体1の湾曲部1Aの上部に止着され、他端が前記シャフ
ト9に固定したドラム等の巻取り体11に止着された水
門本体1の開閉用ロープであり、水門本体1の両側に設
けられている。
【0014】12は一端が錘13に止着され、他端がシ
ャフト9に固定したドラム等の巻取り体14に止着され
た錘昇降用ロープであり、この錘昇降用ロープ12は護
岸3上に立設した支柱15に設けた滑車16に係合し、
錘13を吊り下げている。17は護岸3上より垂直に地
中に掘設した穴であり、この穴17の下部より護岸3の
側面の下部に連通孔18が穿設され、河川2の水を穴1
7に導入し、河川2の水位と穴17内の水位を同じ水位
としている。
【0015】19は穴17内に設けたフロートであり、
フロート19は護岸3上に設けた水位感応ウインチ20
より吊り下げられている。21は水位感応ウインチ20
のロープであり、先端は前記シャフト9に固定したドラ
ム等の巻取り体22に止着されている。
【0016】そして、水位が一定の高さ以下であれば、
水位感応ウインチ20はロープ21を巻いて錘13を吊
り上げた状態で水門本体1も閉じているが(図2)、水
位が一定の高さを越えるとフロート19の上昇で水位感
応ウインチ20が作動し、ロックが外れ、ロープ21は
緩み、錘13は下降し、開閉用ロープ10が巻取り体1
1に巻かれ、水門本体1は開放される(図3)。尚、図
中23は異物である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、水門本体は略U字形状
で、湾曲部で水流を受けるため、流圧に対しても強く、
平板状の水門のような補強枠や桟等を付設する必要がな
く、軽量となる。又、水門本体も両側端部に支点を設け
て回動により開閉するため、全体を上昇させる従来の水
門に比べ、軽く開放できる。そして、水門本体は増水時
に一定の水位に達すると自動的に開門し、水を流下さ
せ、逆に一定の水位まで下がり水を必要とする場合は手
動で閉門し、その水門本体の開閉は水位を感知する水位
感応ウインチの作動とそれによる錘の昇降により行われ
るものであるから、設備費や維持費も安価で済み経済的
である。又、水門本体を降ろした時、水門本体の底部と
河底との間に異物が挾まっても、連結杆により水門本体
が浮き上がるため、支点に無理な力が加わらず破損が防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動開放水門の一実施の形態を示す平面
図である。
【図2】本発明自動開放水門の閉門時の形態を示す側面
図である。
【図3】本発明自動開放水門の開門時の側面図である。
【図4】本発明自動開放水門の閉門時、異物が挾まった
場合の部分側面図である。
【符号の説明】
1 水門本体 1A 湾曲部 2 河川 3 護岸 4A 軸支 5 連結杆 6 枢着 7 ストッパー 9 シャフト 10 開閉用ロープ 11 巻取り体 12 錘昇降用ロープ 13 錘 14 巻取り体 20 水位感応ウインチ 21 ロープ 22 巻取り体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略U字形状の細巾板体より成る水門本体
    であり、該水門本体は中央の湾曲部を下流側に向けて配
    置され、前記水門本体の両側部付近の外側下方に一端が
    護岸側に軸支され、他端がこの軸支部より湾曲部寄りの
    水門本体に枢着された連結杆が設けられ、該連結杆の上
    方で水門本体の外側に連結杆に係合するストッパーが突
    設され、前記水門本体の湾曲部寄りの上部に開閉用ロー
    プの一端が取り付けられると共に、この開閉用ロープの
    他端が水門本体より上流位置で河川間に回動可能に渡設
    したシャフトに固定された巻取り体に取り付けられ、前
    記シャフトの護岸側の箇所に水位感応ウインチのロープ
    の端部が取り付けられた巻取り体、及び一端を錘に取り
    付けた錘昇降用ロープの他端が取り付けられた巻取り体
    が夫々固定されていることを特徴とする自動開放水門。
JP08315485A 1996-11-11 1996-11-11 自動開放水門 Expired - Lifetime JP3075697B2 (ja)

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JPH10140542A JPH10140542A (ja) 1998-05-26
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