JPH0423945Y2 - - Google Patents

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JPH0423945Y2
JPH0423945Y2 JP20373786U JP20373786U JPH0423945Y2 JP H0423945 Y2 JPH0423945 Y2 JP H0423945Y2 JP 20373786 U JP20373786 U JP 20373786U JP 20373786 U JP20373786 U JP 20373786U JP H0423945 Y2 JPH0423945 Y2 JP H0423945Y2
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handle
weir
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shaft
manual shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、倒伏堰の巻上機、特にその安全装置
に関するものである。
(従来の技術) 従来の倒伏堰の巻上機は、倒伏自在の堰に連結
したワイヤを巻きつけたドラムを回転するため
に、ハンドルまたはラチエツトレバーを駆動軸に
対して着脱自在に設けてなり、堰を起立させると
きは、ハンドルまたはラチエツトレバーを係合し
てから操作し、堰を起立させた後は、ハンドルを
取りはずしている。そして洪水水位になると、フ
ロートまたはフロートと重錘等の組合せの作用に
よりラチエツト爪を外して堰を倒伏するようにな
つている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の構成の巻上機は、そのためハンドルを装
着して、堰の起立操作を行つた後、ハンドルをは
ずし忘れると、人為的にフロートを操作して堰を
倒伏したとき、ハンドルが逆回転して危険であ
る。
本考案は、ハンドルを取外したときでないと巻
上機が機能しないように設け、これによつてハン
ドルによる事故を防止するようにした倒伏堰巻上
機の安全装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、倒伏堰
1と巻上げドラム8とをワイヤー9で連結し、前
記巻上げドラム8の軸の回転を、フロート20の
上昇量により自由化するように設けてなる倒伏堰
巻上機において、 前記巻上げドラム8を巻上げるための手動軸1
2に摺動自在にハンドル40を取付け、前記ハン
ドル40を後退させて手動軸12から取外したと
き、ハンドル40の動きに連繋してストツパ57
をフロート20の上昇を阻害しない位置に後退す
るように設け、また、前記ハンドル40を前記手
動軸12に取付けたとき、前記ハンドル40の動
きに連繋して前記ストツパ57をフロート20の
上昇を阻害する位置に前進するように設けたこと
を特徴とする。
(作用) 上記構成からなるものであるから、ハンドル4
0を手動軸12に沿って取外せば、レバー47,
51はピン49,54を中心として回動し、スト
ツパ57をフロート20を担持したアーム19の
上方から後退するように移動させ、フロート20
の自由な上昇を許容し、ハンドル40を手動軸1
2に取付ければ、上記と反対の動きをしてストツ
パ57をアーム19の上方に移動し、フロート2
0の上昇を阻害する状態となる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第2図において、1は倒伏堰であつて、
その下端は水路に固設したブラケツト2にピン3
で回転自在に取付けられている。倒伏堰1の上部
に取付けたアーム4のピン5には、堰6上に設置
した巻上機7に設けたドラム8に巻回したワイヤ
9の一端が連結されている。第2図、第3図によ
つて、巻上機7について説明する。巻上機のケー
ス37には、主軸11と、手動軸12と、バンド
ブレーキ軸13が軸支されている。主軸11のま
わりには、ドラム8を備えた減速歯車装置10と
スプロケツト14が取付けられており、手動軸1
2にはスプロケツト15,16とケーシング37
の外において後述のハンドル36が取付けられて
おり、スプロケツト14とスプロケツト15には
チエン38が渡架されている。バンドブレーキ軸
13にはスプロケツト17と、後述の一方クラツ
チ22を内臓したブレーキドラム18が取付けら
れており、スプロケツト17とスプロケツト16
にはチエン39が渡架されている。また、バンド
ブレーキ軸13には、遠心ブレーキ21が連結さ
れている。
第4図、第5図に良く示されているように、ケ
ーシング37の底部には軸受24が固定されてお
り、軸受24にはピン25によつてアーム19が
上下方向に回動自在に取付けられている。アーム
19の自由端には、フロート20を垂下すると共
にケーシング37の上部に上方に摺動自在に取付
けた操作桿42から垂下したワイヤ43の下縁が
接続されている。ブレーキドラム18の一部を取
巻いたバンド23の両端は夫々アーム19のピン
25と27に夫々取付けられている。
第6図に示されるように、巻上機7のアーム1
9から吊下げられたフロート20は水路側方の側
壁内部に設けられたフロート室28内に収納され
ている。フロート室28は中央が仕切壁29によ
り二分され、二分された室28a,28bに亘つ
てサイフオン30が設けられ、且つ両室は所定の
高さに位置する欠口部31により互に連通してい
る。一方の室28aには、堰上流の水路の開口す
る流入口32が設けられ、また他方の室28bに
は堰下流の水路に開口する流出口33が設けられ
ている。
第1図は、ハンドル40附近の構造を詳述する
ものである。ケーシング37には手動軸12が回
転自在に軸架され、手動軸12の一端はケーシン
グ37から外方に突出しており、その一端部に周
方向の環状溝12aと角柱状の係合端部12bを
有する。ハンドル40はアーム40aとステム部
40bとを有し、ステム部40bには、手動軸1
2の端部を挿入するための孔41と、孔41の中
に、手動軸12の係合端部12bと係合する角形
孔状の係合壁(図示略)とを備えている。また、
ステム部の外周から軸心方向にばね付勢された鋼
球42が設けられている。ハンドル40を手動軸
12に取付けた状態では、前記係合壁と係合端部
12bとは嵌合し、鋼球42は環状溝12aに係
合する。43はスプリング、44は止めねじであ
る。
ケーシング37とハンドル40のステム部40
bとの間の手動軸12上にはスライダ45が摺動
自在に嵌挿されている。スライダ45には、レバ
ー47がピン46で回動自在に枢着されており、
レバ47の他端には他のレバー54が中央ピン5
0で回動自在に緩枢着されている。そして各レバ
ー47,54の中央部はケーシング37に固設さ
れた支承48,53に夫々ピン49,54によつ
て回動自在に枢着されている。中央ピン50に
は、ケーシング37内に固設されたピン61に一
端をフツクされたスプリング52の他端がフツク
され、各レバー47,54との枢着部を図面で左
方向に常時付勢するように設けられている。レバ
ー51の下端には桿状のストツパ57がピン55
で回動自在に枢着されており、ストツパ57はケ
ーシング37に固設したガイド56に嵌挿されて
いる。ストツパ57は摺動するとき、ガイド56
によつて、フロート20を担持したアーム19の
上方に出没するように配置されている。図中、6
1はレバー47の揺動範囲を規制するストツパで
ある。
以下、作用について説明する。
巻上機7の手動軸12の端部にハンドル40を
差込めば、第1図の状態となつているので、正転
すれば、スプロケツト15、チエン38、スプロ
ケツト14、減速歯車装置10、ドラム8へと回
転を伝え、ワイヤ9を介して堰が起立する。第2
図は起立状態を示す。
このとき、手動軸12に取付けられたスプロケ
ツト16、チエン39、スプロケツト17を介し
てバンドブレーキ軸13も回転する。しかし、ブ
レーキドラム18に取付けられた一方クラツチ2
2の内輪22aはバンドブレーキ軸13とキー4
1により連結されており、クラツチ22の外輪2
2bはキー41によりブレーキドラム18に連結
されており、またフロート20の自重によりバン
ド23がブレーキドラム18を締付けているの
で、ブレーキドラム18は回転しない。すなわ
ち、倒伏堰自重と水圧とによりワイヤ9を介して
逆回転しようとする力をバンド23の締付力でロ
ツクしており、ハンドル40による起立を途中で
停止しても逆回転しない。この状態でハンドル4
0を手動軸20から取外す。すると、スプリング
52のばね力でレバー47,51の連結部は左側
に移行するので、ストツパ57とスライダ45は
右側に移行する。この状態ではストツパ57の先
端はアーム19の上方にはなくアーム19の上昇
は可能状態となる。
倒伏堰1が起立し、通常は水位35を保つが、
洪水水位36に達すれば、フロート室38a内の
水位が水路に開口された流入口32より水が流入
して上昇する。洪水水位36と同じ高さに設定し
てあるサイフオン30の頂部に水位が上昇すれ
ば、サイフオンの作用により急激にフロート室2
8bへ水が流入する。流入された水は流出口33
より堰下流へ流出するが、その流量はサイフオン
の流入量より極めて小さく設定されているので、
急激にフロート室28bの水位が上昇し、同時に
フロート20が上昇する。フロート20が上昇す
ると、連結溝26によりアーム19の自由端が押
上げられ、同時にブレーキドラム18を締付けて
いるバンド23が緩み、ロツクが解除されて堰1
は自重と水圧とにより倒伏する。
なお、仕切板29の上部にある欠口部31は万
一サイフオンが作動しないときの非常用流入口で
ある。
堰1が倒伏し上流水位が下がれば、一方のフロ
ート室28aの水位も下がり、サイフオンが解除
されて他方のフロート室28bの水も徐々に流出
口33を通つて下流に流出し、フロート20も自
重によつて下がり、再びバンド23によりブレー
キドラム18が締付けられて起立操作可能な状態
に復帰する。この状態でハンドル40を手動軸1
2に装着すれば、第1図に示す状態となるので、
アーム19は作動しない状態となり安心してハン
ドル40を回動させることができる。なお、人為
的に堰1を倒伏するには、ケーシング37の上部
に上方に引上げ可能に取付けた操作桿42を引き
上げれば良い。操作桿42の引き上げによつてこ
れに取付けられたワイヤ43を介してアーム19
の自由端を上昇させることができ、これによつて
フロート20が引上げられブレーキドラム18の
ロツクが解除されるので堰1は倒伏する。
また、ブレーキドラムは手動軸または手動軸に
連動する増速ギヤまたはスプロケツト軸、その他
に取付けられることは勿論のことである。
(効果) 本考案は、上記構成からなるものであるからハ
ンドルによる事故を防止することができる。ま
た、操作も極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハンドル附近の縦断側面図、第2図
は、倒伏堰の構造を示す説明図、第3図は、巻上
機の横断平面図、第4図は、第3図A−A線に沿
う断面図、第5図は、ブレーキドラムとバンドと
の関係を示す拡大正面図、第6図は、フロート室
の縦断面図である。 1……堰、8……ドラム、12……手動軸、1
9……アーム、20……フロート、40……ハン
ドル、40a……ステム部、47,51……レバ
ー、57……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 倒伏堰と巻上げドラムとをワイヤーで連結し、
    前記巻上げドラムの軸の回転を、フロートの上昇
    量により自由化するように設けてなる倒伏堰巻上
    機において、 前記巻上げドラムを巻上げるための手動軸に摺
    動自在にハンドルを取付け、前記ハンドルを後退
    させて手動軸から取外したとき、ハンドルの動き
    に連繋してストツパをフロートの上昇を阻害しな
    い位置に後退するように設け、また、前記ハンド
    ルを前記手動軸に取付けたとき、前記ハンドルの
    動きに連繋して前記ストツパをフロートの上昇を
    阻害する位置に前進するように設けてなる倒伏堰
    巻上機の安全装置。
JP20373786U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0423945Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20373786U JPH0423945Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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JPS63176128U JPS63176128U (ja) 1988-11-15
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