JP2002309144A - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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JP2002309144A
JP2002309144A JP2002025665A JP2002025665A JP2002309144A JP 2002309144 A JP2002309144 A JP 2002309144A JP 2002025665 A JP2002025665 A JP 2002025665A JP 2002025665 A JP2002025665 A JP 2002025665A JP 2002309144 A JP2002309144 A JP 2002309144A
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och
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JP2002025665A
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John Wei-Ping Lin
ウェイ−ピン リン ジョン
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Original Assignee
Xerox Corp
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    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥が速く、色間にじみの減少した改良イン
ク組成物を提供する。 【解決手段】 この発明にかかるインク組成物は、水
と、着色剤と、線状ASBS′A′ブロック共重合体と
を含み、AおよびA′はそれぞれ、互いに独立に、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシドまたはエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドのランダムまたは交互混合物
の1以上の繰り返しモノマーユニットを含むブロックで
あり、Bはアルキルシロキサン、ジアルキルシロキサ
ン、アルキルアリールシロキサン、またはジアリールシ
ロキサン、またはこれらの混合物の1以上の繰り返しモ
ノマーユニットを含むブロックであり、SはAとBブロ
ックとの間の必要に応じて用いられるスペーサ基であ
り、S′はBとA′ブロックとの間の必要に応じて用い
られるスペーサ基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインクジェットイ
ンク組成物およびインクジェット印刷プロセスに関す
る。より詳細には、この発明は印刷基板上で高品質イメ
ージを作成するのに特に適した水溶性インク組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の組成物およびプロセスはその意図
する目的には適しているが、相変わらず改良インク組成
物が必要である。さらに、インクジェット印刷プロセス
において使用するのに適した改良インク組成物が必要で
ある。さらに、色間にじみ(ブリード:bleed)が
減少した多色イメージを作成することができるインクジ
ェット印刷用のインクセットが必要である。さらに、印
刷品質を改良することができるインク組成物が必要であ
る。乾燥時間が短いインク組成物も必要である。さら
に、水を蒸発させた後のしみ(スミア:smear)が
減少したイメージを作成するインク組成物が必要であ
る。さらに、印刷基板を均一に濡らし、斑点(モトル:
mottle)の無い均一なインクジェットイメージを
提供するインク組成物が必要である。さらに、ノズルの
詰まりが無くプリントヘッド中で効果的に機能し、これ
によりエラー強さのある(ロバスト:robust)印
刷動作を可能とする改良インク組成物が必要である。高
解像度、高速多色インクジェットプリンタにおいて使用
するのに適したインク組成物も必要である。さらに、イ
ンクジェットプリンタにおいて使用する場合、均一なべ
た領域イメージを有するイメージを作成するインク組成
物が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾燥が速く、色間にじ
みの減少した改良インク組成物を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるインク
組成物は、水と、着色剤と、線状(直鎖)ASBS′
A′ブロック共重合体とを含み、AおよびA′はそれぞ
れ、互いに独立に、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シドまたはエチレンオキシドとプロピレンオキシドのラ
ンダムまたは交互混合物の1以上の繰り返しモノマーユ
ニットを含むブロックであり、Bはアルキルシロキサ
ン、ジアルキルシロキサン、アルキルアリールシロキサ
ン、またはジアリールシロキサン、またはこれらの混合
物の1以上の繰り返しモノマーユニットを含むブロック
であり、SはAとBブロックとの間の必要に応じて用い
られるスペーサ基であり、S′はBとA′ブロックとの
間の必要に応じて用いられるスペーサ基である。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明は水と、着色剤と、線状
ASBS′A′ブロック共重合体とを含むインク組成物
に関する。ここで、AおよびA′はそれぞれ、互いに独
立に、エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはエ
チレンオキシドとプロピレンオキシドのランダムまたは
交互混合物の1以上の繰り返しモノマーユニットを含む
ブロックであり、Bはアルキルシロキサン、ジアルキル
シロキサン、アルキルアリールシロキサン、またはジア
リールシロキサン、またはこれらの混合物の1以上の繰
り返しモノマーユニットを含むブロックであり、SはA
とBブロックとの間の必要に応じて用いられるスペーサ
基であり、S′はBとA′ブロックとの間の必要に応じ
て用いられるスペーサ基である。この発明の他の実施の
形態はインクジェットプリンタにおいて多色イメージを
印刷するための1組のインクに関する。このインクセッ
トは(1)第1の色を有し、水と第1の着色剤とを含む
第1のインクと、(2)第1の色とは異なる第2の色を
有し、水と、第2の着色剤と、線状ASBS′A′ブロ
ック共重合体とを含む第2のインクとを含む。この場
合、AおよびA′はそれぞれ、互いに独立に、エチレン
オキシド、プロピレンオキシドまたはエチレンオキシド
とプロピレンオキシドのランダムまたは交互混合物の1
以上の繰り返しモノマーユニットを含むブロックであ
り、Bはアルキルシロキサン、ジアルキルシロキサン、
アルキルアリールシロキサン、またはジアリールシロキ
サン、またはこれらの混合物の1以上の繰り返しモノマ
ーユニットを含むブロックであり、SはAとBブロック
との間の必要に応じて用いられるスペーサ基であり、
S′はBとA′ブロックとの間の必要に応じて用いられ
るスペーサ基である。ここで、ブロック共重合体を含む
インクの乾燥時間は減少し、および/または第1のイン
クと第2のインクとの間の色間にじみは、第2のインク
がプリント基板上の第1のインクに隣接し、その上に、
あるいはその下に印刷される場合減少する。この発明の
さらに他の実施の形態は、(1)インクジェットプリン
タ中に第1の色を有し、水と第1の着色剤を含む第1の
インクを組み込む工程と、(2)インクジェットプリン
タ中に、第1の色とは異なる第2の色を有し、水と、第
2の着色剤と、線状ASBS′A′ブロック共重合体
(ここで、AおよびA′はそれぞれ、互いに独立に、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシドまたはエチレンオ
キシドとプロピレンオキシドのランダムまたは交互混合
物の1以上の繰り返しモノマーユニットを含むブロック
であり、Bはアルキルシロキサン、ジアルキルシロキサ
ン、アルキルアリールシロキサン、またはジアリールシ
ロキサン、またはこれらの混合物の1以上の繰り返しモ
ノマーユニットを含むブロックであり、SはAとBブロ
ックとの間の必要に応じて用いられるスペーサ基であ
り、S′はBとA′ブロックとの間の必要に応じて用い
られるスペーサ基である)とを含む第2のインクを組み
込む工程と、(3)第1のインクの液滴を基板上にイメ
ージに関するパターンで噴射させる工程と、(4)第2
のインクの液滴を前記基板上にイメージに関するパター
ンで噴射させる工程とを含み、ブロック共重合体を含む
インクの乾燥時間が減少し、および/または第1のイン
クと第2のインクとの間の色間リード(色間にじみ)
は、第2のインクがプリント基板上の第1のインクに隣
接し、その上に、あるいはその下に印刷される場合減少
する、多色インクジェット印刷プロセスに関する。
【0006】本発明のインク組成物は水溶性液体媒質
と、着色剤と、ABA′またはASBS′A′ブロック
共重合体とを含む。水溶性液体媒質は、水のみから構成
することができ、あるいはまた水溶性の、または水と混
和する有機成分、例えば湿潤剤および共溶媒などを含む
ことができる。多くの有効な周知の湿潤剤および/また
は共溶媒が本発明のインクにおいて使用するのに適して
いる。いくつかの適した湿潤剤および共溶媒としては、
グリコール誘導体、例えばエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリ(エチレン−コ−プロピレン)グリコ
ールなど、およびエチレンオキシドおよびプロピレンオ
キシドを含むアルキレンオキシドとの反応生成物;グリ
コール誘導体のアルキルエーテル類、例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレン−コ−
プロプレン)グリコール、などのアルキルエーテル類
(アルキル基は約1から25の炭素原子を含む);約3
から約40の炭素原子を含むトリオール誘導体、例えば
グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3,5−ペ
ンタントリオール、1,2,6−ヘキサントリオールな
ど、およびその、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド及びそれらの混合物を含むアルキレンオキシド類との
反応生成物;約2から約40の炭素原子を含むジオール
類、例えば、1,3−ペンタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,4−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,5−ヘ
キサンジオール、2,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール(2,2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオール)など、およびその、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド含むアルキレンオキシド類との望ましい
モル比の、広範囲にわたる様々な分子量の物質を形成す
る反応生成物;約2から約40の炭素原子を含むスルホ
キシド誘導体、例えばジメチルスルホキシド、メチルエ
チルスルホキシドなどのジアルキルスルホキシド類(対
称および非対称スルホキシド類)、アルキルフェニルス
ルホキシド類など;約2から約40の炭素原子を含むス
ルホン誘導体(対称および非対称スルホン類)、例えば
ジメチルスルホン、メチルエチルスルホン、ジエチルス
ルホン、エチルプロピルスルホン、ジプロピルスルホ
ン、プロピルブチルスルホン、ジブチルスルホン、スル
ホラン(テトラメチレンスルホン、環状スルホン)、メ
チルスルホラン、ジメチルスルホラン、などのジアルキ
ルスルホン類、メチルフェニルスルホン、エチルフェニ
ルスルホンなどのアルキルフェニルスルホン類;約2か
ら約40の炭素原子を含むアミド類、例えばN−アルキ
ルアミド類、N,N−ジアルキルアミド類、N,N−ア
ルキルフェニルアミド類、2−ピロリジノン(環状アミ
ド)、N−メチルピロリジノン(環状アミド)、N−シ
クロヘキシルピロリジノン、N,N−ジメチル−p−ト
ルアミド(芳香族)、N,N−ジメチル−o−トルアミ
ド、N,N−ジエチル−m−トルアミド、など;エーテ
ル類、例えば、様々なアルコール類のアルキルエーテル
誘導体、トリオール類およびジオール類のエーテル誘導
体、例えば、ブチルカルビトール、ヘキシルカルビトー
ル、トリオールエーテル類、ポリエチレングリコール類
のアルキルエーテル類、ポリプロピレングリコール類の
アルキルエーテル類、ポリエチレングリコール類のフェ
ニルエーテル類、ポリプロピレングリコール類のフェニ
ルエーテル類、フェニルポリエチレングリコール類のア
ルキルエーテル類、フェニルポリプロピレングリコール
類のアルキルエーテル類、など;尿素および尿素誘導
体;ベタインなどの内部塩類;上記物質(湿潤剤)のチ
オ(硫黄)誘導体(あるいは異性体)、例えばチオエチ
レングリコール、チオジエチレングリコール、トリチオ
−またはジチオ−ジエチレングリコール、など;ヒドロ
キシアミド誘導体、例えばアセチルエタノールアミン、
アセチルプロパノールアミン、プロピルカルボキシエタ
ノールアミン、プロピルカルボキシプロパノールアミ
ン、など;上記物質(湿潤剤)とアルキレンオキシドと
の反応生成物;およびそれらの混合物などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0007】この発明のインク組成物はさらに着色剤を
含む。着色剤は、顔料、染料またはそれらの混合物とす
ることができる。
【0008】この発明のインク組成物はまたABA′ブ
ロック共重合体を含み、AおよびA′ブロックはそれぞ
れ、エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはエチ
レンオキシドとプロピレンオキシドのランダムまたは交
互混合物の1以上の繰り返しモノマーユニットを含み、
Bブロックはジアルキルシロキサン、アルキルアリール
シロキサン、またはジアリールシロキサンの1以上の繰
り返しモノマーユニットを含む。必要に応じて、Aブロ
ックとBブロックはスペーサ基Sにより分離することが
できる。必要に応じてBブロックとA′ブロックはスペ
ーサ基S′により分離することができる。したがって、
この発明のブロック共重合体はまたASBS′A′ブロ
ック共重合体として表すことができ、SおよびS′は必
要に応じて用いるスペーサ基である。
【0009】本発明のインクに適したASBS′A′ブ
ロック共重合体は線状構造(線状重合体バックボーン)
を有し、グラフトまたは分岐ジメチルシロキサン共重合
体とは区別される。
【0010】AおよびA′はそれぞれ、互いに独立に、
エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはエチレン
オキシドとプロピレンオキシドのランダムまたは交互混
合物の1以上の繰り返しモノマーユニットを含むブロッ
クであり、その組み合わせおよび長さはどのようなもの
でもよい。AおよびA′ブロックは組成(全てのエチレ
ンオキシド、全てのプロピレンオキシド、異なる比率の
エチレンオキシドとプロピレンオキシドユニットの交互
のまたはランダムな混合物、など)および鎖長という点
では互いに同じであっても、異なっていても良い。Aお
よびA′は好ましくは、ABA′ブロック共重合体中で
AおよびA′がそれぞれ、互いに独立に1から約15,
000の繰り返しエチレンオキシドおよび/またはプロ
ピレンオキシドユニットを有するすようにそれぞれ選択
されるが、繰り返しアルキレンオキシドユニットの数は
この範囲外とすることができる。
【0011】Bはアルキルシロキサン、ジアルキルシロ
キサン、アルキルアリールシロキサン、ジアリールシロ
キサン、またはそれらの混合物の1以上の繰り返しモノ
マーユニットを含むブロックである。アルキルシロキサ
ン、ジアルキルシロキサン、アルキルアリールシロキサ
ンおよび/またはジアリールシロキサン繰り返しモノマ
ーユニット上のアルキルまたはアリール基は典型的には
1から10の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこの
範囲外とすることができる。Bブロックに対する特に好
ましい繰り返しモノマーとしては、ジメチルシロキサ
ン、メチルエチルシロキサン、ジエチルシロキサン、メ
チルフェニルシロキサン、ジフェニルシロキサンなどが
挙げられる。Bは好ましくは、ABA′またはASB
S′A′ブロック共重合体中の繰り返しアルキルシロキ
サン、ジアルキルシロキサン、アルキルアリールシロキ
サンおよび/またはジアリールシロキサンユニットの数
が1から約15,000までとなるように選択される
が、繰り返しシロキサンユニットの数はこの範囲外とす
ることができる。
【0012】SはAブロックとBブロックの間の必要に
応じて用いられるスペーサ基であり、S′はBブロック
とA′ブロックの間の必要に応じて用いられるスペーサ
基である。Sが無いとAブロックは直接Bブロックに結
合される。S′が無いとBブロックが直接A′ブロック
に結合される。必要に応じて用いられるSおよびS′ス
ペーサ基が両方共、同時に存在しないと、ASBS′
A′ブロック共重合体はABA′ブロック共重合体とな
る。SおよびS′はそれぞれ互いに独立に、アルキレン
基、アルキレンオキシド基、アルキルシリル基、ジアル
キルシリル基、アルキルアリールシリル基、ジアリール
シリル基、プロピレニルアルキルシリル基、プロピレニ
ルジアルキルシリル基、プロピレニルアルキルアリール
シリル基、プロピレニルジアリールシリル基、アルキル
シロキシ基、ジアルキルシロキシ基、アルキルアリール
シロキシ基、ジアリールシロキシ基、プロピレンオキシ
アルキルシリル基、プロピレニルアルキルシロキシ基、
プロピレンオキシジアルキルシリル基、プロピレニルジ
アルキルシロキシ基、プロピレンオキシアルキルアリー
ルシリル基、プロピレニルアルキルアリールシロキシ
基、プロピレンオキシジアリールシリル基、プロピレニ
ルジアリールシロキシ基、へテロ原子またはこれらの混
合物とすることができる(が、それに限定されるもので
はない)。適したアルキレンSおよびS′基の例として
は直鎖、分岐、環状アルキレン基などの1から約10の
炭素原子を含むものが挙げられ、例えば、メチレン(−
CH2−)、エチレン(−CH2CH2−)、n−プロピ
レン(−CH2CH2CH2−)、イソプロピレン(−C
2CH(CH3)CH2−)、シクロプロピレン(−C3
5−)、シクロブチレン(−C47−)、シクロペン
チレン(−C59−)、シクロヘキシレン(−C611
−)、などである。適したアルキレンオキシドSおよび
S′基の例としては直鎖、分岐、環状アルキレンオキシ
ド基をなどの1から約10の炭素原子を含むものが挙げ
られ、例えば、メチレンオキシド(−CH2O−または
−OCH2−)、エチレンオキシド(−CH2CH2O−
または−OCH2CH2−)、n−プロピレンオキシド
(−CH2CH2CH2O−または−OCH2CH2CH
2−)、イソプロピレンオキシド(−CH2CH(C
3)CH2O−または−OCH2CH(CH3)CH
2−)、シクロプロピレンオキシド(−C35O−また
は−OC35−)、シクロブチレンオキシド(−C47
O−または−OC47−)、シクロペンチレンオキシド
(−C59O−または−OC59−)、シクロヘキシレ
ンオキシド(−C611O−または−OC611−)、な
どである。適したアルキルシリルSおよびS′基、ジア
ルキルシリルSおよびS′基、アルキルアリールシリル
SおよびS′基、ジアリールシリルSおよびS′基、プ
ロピレニルアルキルシリル、プロピレニルジアルキルシ
リル、プロピレニルジアリールシリルおよびプロピレニ
ルアルキルアリールシリルSおよびS′基の例としては
アルキル部分が1から約10の炭素原子を有し、アリー
ル部分が6から約20の炭素原子を有するものが挙げら
れ、例えば、ジメチルシリル(−Si(CH 32−)、
メチルエチルシリル(−Si(CH3)(C25
−)、メチルフェニルシリル(−Si(CH3)(C6
5)−)、ジフェニルシリル(−Si(C652−)、
プロピレニルジメチルシリル(−C36−Si(C
32−または−Si(CH32−C36−)、などで
ある。適したアルキルシロキシSおよびS′基、ジアル
キルシロキシSおよびS′基、アルキルアリールシロキ
シSおよびS′基、ジアリールシロキシSおよびS′
基、プロピレンオキシアルキルシリルSおよびS′基、
プロピレニルアルキルシロキシSおよびS′基、プロピ
レンオキシジアルキルシリルSおよびS′基、プロピレ
ニルジアルキルシロキシSおよびS′基、プロピレニル
アルキルアリールシロキシSおよびS′基、プロピレン
オキシアルキルアリールシリルSおよびS′基、プロピ
レニルジアリールシロキシSおよびS′基およびプロピ
レンオキシジアリールシリルSおよびS′基の例として
は、アルキル部分が1から約10の炭素原子を有し、ア
リール部分が6から約20の炭素原子を有するものが挙
げられ、例えば、ジメチルシロキシ(−Si(CH32
O−)、メチルエチルシロキシ(−Si(CH3)(C2
5)O−)、メチルフェニルシロキシ(−Si(C
3)(C65)O−)、ジフェニルシロキシ(−Si
(C652O−)、プロピレニルジメチルシロキシ
(−C36−Si(CH32O−または−Si(C
32−C36O−または−OC3 6−Si(CH32
−または−OSi(CH32−C36−)、などであ
る。適したSおよびS′ヘテロ原子の例としては、酸
素、窒素、燐、硫黄、珪素など、およびそれらの混合物
が挙げられる。上記適したSおよびS′基のうちの2以
上を組み合わせて1つのスペーサ基とすることもでき
る。例えば、単一のスペーサ基SおよびS′は、アルキ
レン基とジアルキルシリル基を含むことができ、たとえ
ば、−(CH2a−Si(CH32−または−Si(C
32−(CH2b−であり、式においてaおよびbは
それぞれ、互いに独立に、1から約10までの整数であ
る。
【0013】ブロック共重合体の末端基はAおよびA′
ブロックに結合され、典型的には水素原子、ヒドロキシ
ル基、アルキル基(直鎖、分岐、環状アルキル基を含
む)、ヒドロキシル置換アルキル基(ヒドロキシル置換
の直鎖、分岐、環状アルキル基を含む)、またはアルコ
キシ基(直鎖、分岐、環状アルキル部分を含むアルコキ
シ基を含む)、アリール基、ヒドロキシル置換アリール
基、アリールオキシ基、または複素環式基(ここで、へ
テロ原子は酸素、窒素、燐、珪素、硫黄などとすること
ができるが、これらに限定されるものではない)であ
り、アルキル、ヒドロキシル置換アルキル、アルコキ
シ、アリール、ヒドロキシル置換アリール、アリールオ
キシおよび複素環式基は典型的には1から約30の炭素
原子を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とすることが
でき、他の末端基を選択することもできる。好ましく
は、末端基は過酸化(ペルオキソ)結合を避けるように
選択される。したがって、末端基に直接結合されたAま
たはA′ブロックの原子が酸素原子である場合、ヒドロ
キシ基またはアルコキシ基などの末端基は、ペルオキソ
結合を避けるために好ましくは選択されない。
【0014】本発明のインクに適したABA′またはA
SBS′A′ブロック共重合体(必要に応じて用いるス
ペーサ基も示す)としては、化学式
【化6】 で表されるものが挙げられるが、これに限定されるもの
ではない。式において、nは2または3であり、ポリマ
ー内でnは約2から約3の平均値を有し、R′1および
R′2はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、アルキル
基(直鎖、分岐および環状アルキル基を含む)(典型的
には1から約30の炭素原子を含むが、炭素原子の数は
この範囲外とすることができる)、ヒドロキシアルキル
基(直鎖、分岐および環状ヒドロキシアルキル基を含
む)(典型的には1から約30の炭素原子を含むが、炭
素原子の数はこの範囲外とすることができる)、アリー
ル基(典型的には6から約30の炭素原子を含むが、炭
素原子の数はこの範囲外とすることができる)、ヒドロ
キシアリール基(典型的には6から約30の炭素原子を
含むが、炭素原子の数はこの範囲外とすることができ
る)あるいは複素環式基(へテロ原子は窒素、酸素、硫
黄、珪素、燐などとすることができるが、これらに限定
されるものではなく、典型的には4から約30の炭素原
子を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とすることがで
きる)、R′3およびR′4はそれぞれ、互いに独立に、
水素原子、アルキル基(典型的には1から約10の炭素
原子を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とすることが
できる)、またはアリール基(典型的には6から約20
の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とする
ことができる)であり、x′、y′およびz′はそれぞ
れ繰り返しモノマーユニットの数を表す整数であり、
x′およびz′はそれぞれ互いに独立に、典型的には1
から約15,000であるが、x′およびz′の値はこ
の範囲外とすることができ、y′は典型的には1から約
15,000であり、好ましくは1から約10,000
であるが、y′の値はこの範囲外とすることができ、S
およびS′は必要に応じて用いるスペーサ基であり、そ
れぞれ、互いに独立に、アルキレン基、アルキレンオキ
シド基、ジアルキルシリル基、アルキルアリールシリル
基、ジアリールシリル基、プロピレニルジアルキルシリ
ル基、ジアルキルシロキシ基、アルキルアリールシロキ
シ基、ジアリールシロキシ基、プロピレニルジメチルシ
ロキシ基、プロピレンオキシジメチルシリル基、プロピ
レニルジアルキルシロキシ基、プロピレンオキシジアル
キルシリル基、プロピレンオキシジアリールシリル基、
プロピレンオキシアルキルアリールシリル基、プロピレ
ニルアルキルアリールシロキシ基、へテロ原子またはこ
れらの混合物とすることができる。
【0015】nが3である場合、繰り返しプロピレンオ
キシドユニットは化学式
【化7】−(CH2CH2CH2O)−または−(OCH2
CH2CH2)− のn−プロピレンオキシド基、または化学式
【化8】 のイソプロピレンオキシド基とすることができる。
【0016】本発明のインク用のブロック共重合体中の
AおよびA′ブロックは全てのエチレンオキシド繰り返
しユニット、全てのプロピレンオキシド繰り返しユニッ
ト、あるいはエチレンオキシドとプロピレンオキシド繰
り返しユニットのランダムまたは交互混合物を含むこと
ができる。
【0017】説明のために、さらに、この発明のインク
用に適したASBS′A′ブロック共重合体の例につい
て取り上げる。I型ブロック共重合体(化学式Iおよび
化学式IIのもの)は1以上のジアルキルシロキサン繰
り返しモノマーユニットを有するBブロックを含み、こ
こでジアルキルシロキサンのアルキル基はそれぞれ、互
いに独立に、1から約10の炭素原子を含む。I型物質
としては以下の化学式のものが挙げられるが、これに限
定されるものではない。
【0018】
【化9】 式において、RおよびR′はそれぞれ、互いに独立に、
水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基(直鎖、分岐お
よび環状アルキル基を含む)、ヒドロキシル置換アルキ
ル基(ヒドロキシル置換の直鎖、分岐および環状アルキ
ル基を含む)、アルコキシ基(直鎖、分岐および環状ア
ルキル部分を有するアルコキシ基を含む)、アリール
基、ヒドロキシル置換アリール基、アリールオキシ基、
または複素環式基(へテロ原子は酸素、窒素、燐、珪
素、硫黄などとすることができるが、これらに限定され
るものではない)とすることができ、アルキル、ヒドロ
キシル置換アルキル、アルコキシ、アリール、ヒドロキ
シル置換アリール、アリールオキシおよび複素環式基は
典型的には1から約30の炭素原子を含むが、炭素原子
の数はこの範囲外とすることができ、R1およびR3はそ
れぞれ、互いに独立に、水素原子またはアルキル基(直
鎖、分岐および環状アルキル基を含む)(典型的には1
から約10の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこの範
囲外とすることができる)であり、R2およびR4はそれ
ぞれ、互いに独立に、(OCn2n)または(Cn
2nO)であり、R2およびR4のそれぞれにおいてnは2
から3の平均値を有し、uおよびzはそれぞれ、互いに
独立に、1から約15,000の整数であり、yは1か
ら約15,000の整数である。化学式Iのブロック共
重合体では、1つのスペーサ基はジアルキルシロキシ基
であり、1つのスペーサ基はジアルキルシリル基であ
る。ジアルキルシリルまたはジアルキルシロキシ基とア
ルキレンオキシド基との間では以下の型の結合が可能で
ある。
【0019】
【化10】 (式においてnは2または3である) I型物質としてはさらに以下の化学式のものが挙げられ
るが、これに限定されるものではない。
【0020】
【化11】 式において、RおよびR′はそれぞれ、互いに独立に、
水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基(直鎖、分岐お
よび環状アルキル基を含む)、ヒドロキシル置換アルキ
ル基(ヒドロキシル置換の直鎖、分岐および環状アルキ
ル基を含む)、アルコキシ基(直鎖、分岐および環状ア
ルキル部分を有するアルコキシ基を含む)、アリール
基、ヒドロキシル置換アリール基、アリールオキシ基、
または複素環式基(へテロ原子は酸素、窒素、燐、珪
素、硫黄などとすることができるが、これらに限定され
るものではない)とすることができ、アルキル、ヒドロ
キシル置換アルキル、アルコキシ、アリール、ヒドロキ
シル置換アリール、アリールオキシおよび複素環式基は
典型的には1から約30の炭素原子を含むが、炭素原子
の数はこの範囲外とすることができ、R1およびR3はそ
れぞれ、互いに独立に、水素原子またはアルキル基(直
鎖、分岐および環状アルキル基を含む)(典型的には1
から約10の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこの範
囲外とすることができる)であり、R2およびR4はそれ
ぞれ、互いに独立に、(OCn2n)または(Cn
2nO)であり、R2およびR4のそれぞれにおいてnは2
から3の平均値を有し、uおよびzはそれぞれ、互いに
独立に、1から約15,000の整数であり、yは1か
ら約15,000の整数であり、aおよびbはそれぞ
れ、互いに独立に、0から約10までの整数であり、a
+bの和≧2である。化学式IIのブロック共重合体で
は、1つのスペーサ基はアルキレン基とジアルキルシロ
キシ基との結合体(コンビネーション:combina
tion)であり、1つのスペーサ基はアルキレン基と
ジアルキルシリル基との結合体である。スペーサ基とア
ルキレンオキシド基との間では以下の型の結合が可能で
ある。
【0021】
【化12】 II型ブロック共重合体(化学式IIIおよび化学式I
Vのもの)は1以上のアルキルアリールシロキサン繰り
返しモノマーユニットを有するBブロックを含み、ここ
でアルキルアリールシロキサンのアルキル基は1から約
10の炭素原子を含み、アルキルアリールシロキサンの
アリール基は6から約20の炭素原子を含む。II型物
質としては以下の化学式のものが挙げられるが、これに
限定されるものではない。
【0022】
【化13】 式において、RおよびR′はそれぞれ、互いに独立に、
水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基(直鎖、分岐お
よび環状アルキル基を含む)、ヒドロキシル置換アルキ
ル基(ヒドロキシル置換の直鎖、分岐および環状アルキ
ル基を含む)、アルコキシ基(直鎖、分岐および環状ア
ルキル部分を有するアルコキシ基を含む)、アリール
基、ヒドロキシル置換アリール基、アリールオキシ基、
または複素環式基(へテロ原子は酸素、窒素、燐、珪
素、硫黄などとすることができるが、これらに限定され
るものではない)とすることができ、アルキル、ヒドロ
キシル置換アルキル、アルコキシ、アリール、ヒドロキ
シル置換アリール、アリールオキシおよび複素環式基は
典型的には1から約30の炭素原子を含むが、炭素原子
の数はこの範囲外とすることができ、R5はアルキル基
(直鎖、分岐および環状アルキル基を含む)(典型的に
は1から約10の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこ
の範囲外とすることができる)であり、R6はアリール
基(たとえば、フェニル(φ)など)(典型的には6か
ら約20の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこの範囲
外とすることができる)であり、R2およびR4はそれぞ
れ、互いに独立に、(OCn2n)または(Cn2nO)
であり、R2およびR4のそれぞれにおいてnは2から3
の平均値を有し、uおよびzはそれぞれ、互いに独立
に、1から約15,000の整数であり、xは1から約
15,000の整数である。
【0023】化学式IIIのブロック共重合体では、1
つのスペーサ基はアルキルアリールシロキシ基であり、
1つのスペーサ基はアルキルアリールシリル基である。
アルキルアリールシリルまたはアルキルアリールシロキ
シ基とアルキレンオキシド基との間では以下の型の結合
が可能である。
【0024】
【化14】 II型物質としてはまた、以下の化学式のものも挙げら
れるが、これに限定されるものではない。
【0025】
【化15】 式において、RおよびR′はそれぞれ、互いに独立に、
水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基(直鎖、分岐お
よび環状アルキル基を含む)、ヒドロキシル置換アルキ
ル基(ヒドロキシル置換の直鎖、分岐および環状アルキ
ル基を含む)、アルコキシ基(直鎖、分岐および環状ア
ルキル部分を有するアルコキシ基を含む)、アリール基
(例えば、フェニル(φ)など)、ヒドロキシル置換ア
リール基、アリールオキシ基、または複素環式基(へテ
ロ原子は酸素、窒素、燐、珪素、硫黄などとすることが
できるが、これらに限定されるものではない)とするこ
とができ、アルキル、ヒドロキシル置換アルキル、アル
コキシ、アリール、ヒドロキシル置換アリール、アリー
ルオキシおよび複素環式基は典型的には1から約30の
炭素原子を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とするこ
とができ、R5はアルキル基(直鎖、分岐および環状ア
ルキル基を含む)(典型的には1から約10の炭素原子
を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とすることができ
る)であり、R6はアリール基(典型的には6から約2
0の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこの範囲外とす
ることができる)であり、R2およびR4はそれぞれ、互
いに独立に、(OCn2n)または(Cn2nO)であ
り、R2およびR4のそれぞれにおいてnは2から3の平
均値を有し、uおよびzはそれぞれ、互いに独立に、1
から約15,000の整数であり、xは1から約15,
000の整数であり、aおよびbはそれぞれ、互いに独
立に、0から約10までの整数であり、a+bの和≧2
である。化学式IVのブロック共重合体では、1つのス
ペーサ基はアルキレン基とアルキルアリールシロキシ基
との結合体であり、1つのスペーサ基はアルキレン基と
アルキルアリールシリル基との結合体である。スペーサ
基とアルキレンオキシド基との間では以下の型の結合が
可能である。
【0026】
【化16】 化学式IVにおいて、aおよびbがそれぞれ3である場
合、必要に応じて用いるスペーサSおよびS′基はそれ
ぞれ、プロピレニルメチルフェニルシロキシ(プロピレ
ニルアルキルアリールシロキシの一例)およびプロピレ
ニルメチルフェニルシリル(プロピレニルアルキルアリ
ールシリルの一例)基から選択することができる。
【0027】この発明のインク用に適するアルキレンオ
キシド/シロキサン共重合体は、例えばダウコーニング
社、ミシガン州ミッドランド所在(Dow Corni
ngCo. Midland、MI)およびアルドリッ
チケミカル社、ウイスコンシン州ミルウォーキー所在
(Aldrich Chemical Co.、Mil
waukee、WI)から市販されている。
【0028】さらに、この発明のインク用に適するアル
キレンオキシド/シロキサン共重合体は、水素化物末端
ポリジアルキルシロキサン(例えば、ポリジメチルシロ
キサン、H−Si(CH32−O−(Si(CH32
O)y−Si(CH32H)を、ポリエチレンオキシド
ユニット、ポリプロピレンオキシドユニット、あるいは
それらの混合物を含むポリオール類(−OH含有基)と
共に金属触媒(例えば、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、オクタン
酸亜鉛(zinc octoate)、塩化鉄、酢酸
鉄、オクタン酸鉄、塩化スズ、酢酸スズ、オクタン酸ス
ズ、白金錯体、ジラウリン酸ジブチルスズ、酸化トリブ
チルスズ、ジブチルアセトキシスズ、Pd/C、など)
の存在下で反応させることにより得ることができる。
【0029】さらに、この発明のインク用に適したアル
キレンオキシド/シロキサン共重合体は、水素化物末端
ポリジアルキルシロキサン(例えば、ポリジメチルシロ
キサン、H−Si(CH32−O−(Si(CH32
O)y−Si(CH32H)をポリオール類のビニルま
たはアリルエーテル類(1つの−OH基または1つのエ
ーテル基を含む)、例えばポリエチレンオキシドユニッ
ト、ポリプロピレンオキシドユニット、またはそれらの
混合物を含むそれらの材料と、金属触媒(例えば、塩化
亜鉛、酢酸亜鉛、オクタン酸亜鉛、塩化鉄、酢酸鉄、オ
クタン酸鉄、塩化スズ、酢酸スズ、オクタン酸スズ、白
金錯体、ジラウリン酸ジブチルスズ、酸化トリブチルス
ズ、ジブチルアセトキシスズ、Pd/C、など)の存在
下で反応させることにより得ることができる。
【0030】ヒドロポリシロキサン誘導体(≡SiH基
を含む)とヒドロキシ活性物質(HOR)、例えばポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
エチレングリコールとポリプロピレングリコールの混合
物、ポリエチレングリコールのアルキルエーテル類、ポ
リプロピレングリコールのアルキルエーテル類、ポリエ
チレングリコールとポリプロピレングリコール混合物の
アルキルエーテル類、などとの、触媒の存在下でのカッ
プリング反応は可能である。2つの活性末端≡SiH基
を含むポリジメチルシロキサン誘導体と不飽和物質(二
重結合、例えばビニルまたはアリル基を有する、例えば
ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、また
はそれらの混合物)との、金属触媒の存在下でのカップ
リング反応もまた周知である。この発明のインク用のA
SBS′A′ブロック共重合体を調製する他の合成方法
は、例えば、ユナイテッドケミカルテクノロジー社(U
nited Chemical Technologi
es、Inc.)(以前はHuls America、
Inc.あるいはPtrarch Systems,I
nc.、Bartram Road、Bristol,
PA19007)により出版された珪素化合物:記録と
再考(Silicon Compounds:Regi
ster and Review)(第5版)において
開示されている。
【0031】本発明のインク中に存在するABA′また
はASBS′A′アルキレンオキシド/シロキサンブロ
ック共重合体の量は望ましいあるいは有効な量であり、
典型的には少なくともインクの約0.01重量%、好ま
しくは少なくともインクの約0.02重量%、および典
型的にはせいぜいインクの約8重量%、好ましくはせい
ぜいインクの約6重量%、より好ましくはせいぜいイン
クの約5重量%であるが、これらの範囲外の量とするこ
ともできる。
【0032】この発明のインクは必要に応じてポリエチ
レンオキシドなどの噴射補助剤(jetting ai
d)(その量は典型的には約5重量%未満である)、あ
るいは少量(典型的には約0.2重量%未満)の安定化
した顔料粒子を含むことができる。好ましいポリエチレ
ンオキシドは、平均分子量が約18,500のものであ
りるが、噴射補助剤の分子量は異なっていてもよい。好
ましいポリエチレンオキシドを含むインクの例が、例え
ば米国特許第5,207,825号において開示されて
いる。この特許の開示内容については全体を参照により
明細書に組み込むものとする。噴射補助剤により滑らか
な噴射あるいはジター(jitter)の無い噴射が提供され
る。
【0033】他の望ましい添加剤、例えば水溶性ポリマ
ー類、pH緩衝剤、殺生物剤、キレート剤(EDTAな
ど)、カール防止剤、にじみ防止剤、および他の周知の
インク添加剤もまた必要に応じて、この発明のインクに
おいて使用することができる。そのような添加剤は一般
に、その周知の目的に合わせて周知の量でインクに添加
することができる。
【0034】界面活性剤(あるいは湿潤剤)、カール防
止剤、色間にじみ防止剤、詰まり防止剤などの添加剤も
また本発明のインクに添加することができる。これらの
界面活性剤のいくつかはアニオン、カチオン、あるい非
イオン型とすることができる。適した界面活性剤および
湿潤剤としては、タモール(Tamol)SN(登録商
標)、タモールLG(登録商標)、およびトリトン(T
riton、登録商標)シリーズ(ロームアンドハース
社(Rohm and Haas Co.);マラスパ
ース(Marasperse、登録商標)シリーズ;イ
ゲパル(Igepal、登録商標)シリーズ(ローン−
ポウレンク社(Rhone−Poulenc C
o.)、以前はGAF Co.から);テルジトール
(Tergitol、登録商標)シリーズ;デュポノー
ル(Duponol、登録商標)シリーズ(E.I.デ
ュポンドヌムール社(Du Pont de Nemo
urs &Co.);サーフィノールシリーズ(Sur
fynol Series)(エアプロダクツ社(Ai
r Products Inc.));イコノール(I
conol、登録商標)(BASF Co.);ブリジ
ュ(Brij、登録商標)シリーズ(ICIアメリカ
社);プルロニック(Pluronic、登録商標)シ
リーズ(BASF Co.);エミュルフォア(Emu
lphor、登録商標)ON870およびON877
(GAF)、および他の市販の界面活性剤が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらの界面活
性剤(あるいは分散剤)および湿潤剤はインク中に有効
量、一般にインクの0から約15重量%、好ましくは約
0.001から約10重量%、およびより好ましくはイ
ンクの約0.01から約5重量%、存在することができ
るが、その量はこれらの範囲外とすることも可能であ
る。
【0035】本発明のインクには高分子添加剤もまた添
加することができ、インクの粘度または汚れ耐性を向上
させることができる。適した高分子添加剤としては、ア
ラビアゴムなどの水溶性ポリマーおよびランダム共重合
体、塩、ポリビニルアルコール類、ポリビニルスルホン
酸塩、ポリヒドロキシプロピルセルロース、ポリヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリジノン、ポリ
ビニルエーテル、デンプン、多糖類、カルボキシメチル
セルロース塩、エチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシドを用いて誘導されたポリエチレンイミン
類、例えばディスコール(Discole、登録商標)
(DKSインターナショナル);ジェファミン(Jef
famine、登録商標)シリーズ(テキサコ(Tex
aco))など、およびそれらの混合物が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。インク中の高分
子添加剤の量はインクの0から約10重量%、好ましく
はインクの約0.001から約8重量%、より好ましく
はインクの約0.01から約5重量%までとすることが
できるが、これらの範囲外の量とすることも可能であ
る。
【0036】他の必要に応じて用いる添加剤としては、
殺生物剤、例えばダウシル(Dowicil、登録商
標)150,200,75、安息香酸塩、ソルビン酸
塩、プロキセル(Proxcel、登録商標)(ICI
から入手可能)、などが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。そのような殺生物剤を使用する場
合、その量は一般にインクの0から約10重量%まで、
好ましくはインクの約0.001から約8重量%まで、
より好ましくはインクの約0.01から約4.0重量%
までであるが、これらの範囲外の量とすることも可能で
ある。本発明のインクはまたpH調整(緩衝)剤を含む
ことができる。適したpH調整剤または緩衝剤として
は、酸、塩基、燐酸塩、炭酸塩、亜硫酸塩、硫酸塩、ア
ミン塩、などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。そのようなpH調整剤(緩衝剤)の量は一般
にインクの0から約10重量%、好ましくはインクの約
0.001から約7.5重量%、およびより好ましくは
インクの約0.01から約5重量%であるが、これらの
範囲外の量とすることも可能である。
【0037】インク組成物の粘度は望ましいまたは適し
たものとすることができる。熱インクジェット印刷適用
では、例えば、粘度は約25℃で約25センチポイズ
(約2.5cPas)まで、好ましくは約25℃で約1
0センチポイズ(約1cPas)未満、より好ましくは
約25℃で約5センチポイズ(約0.5cPas)未満
とすることができるが、特に音響インクジェット印刷な
ど熱インクジェット印刷以外の適用では、これらの範囲
外の粘度とすることも可能である。
【0038】本発明のインクは乾燥速度が速く、色間に
じみが低く、しみ(スミアリング:smearing)
が減少している。特別な理論に限定されるものではない
が、本発明のインクは互いに隣接して印刷された2つの
異なるインク間の境界領域付近に疎水性層を提供するこ
とができ、これにより色間にじみが防止される。また、
本発明のインクは印刷基板上でより速く乾燥することが
でき(おそらく、表面張力が減少するため)、印刷基板
表面上にインクが残らない。インクが残ると、隣接する
インクとの色間にじみが生じることがある。さらに、本
発明のインクは着色剤を含む多くの周知のインクジェッ
ト成分とは反応しないので、単一の仕切られたプリント
ヘッド中で多くの他のインク組成物と共に使用すること
ができ、望ましくないインクの混合、着色剤の析出、あ
るいはプリントヘッドの詰まりが生じない。
【0039】この発明はまた、本発明のインク組成物を
インクジェット印刷装置中に組み込む工程と、インク組
成物の液滴を印刷基板上にイメージに関するパターンで
噴射する工程とを含むプロセスに関する。1つの特に好
ましい実施の形態では、印刷装置は熱インクジェットプ
ロセスを採用し、この場合ノズル中のインクは、デジタ
ル信号に従いイメージに関するパターンで選択的に加熱
され、これによりインクの液滴が印刷基板上にイメージ
に関するパターンで噴射される。他の実施の形態では、
印刷装置は音響インクジェットプロセスを採用し、この
場合インクの液滴は音響ビーム(波)により印刷基板上
にイメージに関するパターンで噴射される。本発明のイ
ンクは多色インクジェットプリンタにおいて、他のイン
クジェットインクと共に所望の印刷配列で、あるいは印
刷順序で印刷することができ、その順序は例えば(a)
黄色、藍色(シアン)、赤紫色(マジェンタ)、黒色、
(b)黄色、赤紫色、藍色、黒色、(c)藍色、黄色、
赤紫色、黒色、(d)赤紫色、黄色、藍色、黒色、
(e)黒色、藍色、赤紫色、黄色、(f)黒色、赤紫
色、藍色、黄色などである。特に、ASBS′A′ブロ
ック共重合体を含むインクはASBS′A′ブロック共
重合体を含まないインクの前後のいずれかで印刷するこ
とができる。
【0040】使用される印刷基板は水溶性インクと化学
反応を起こさない基板とすることができる。適した基板
としては、織物;普通紙、例えばゼロックス(Xero
x、登録商標)シリーズ10、ゼロックス(登録商標)
4024、ゼロックス(登録商標)デジタルペーパー、
ゼロックス(登録商標)イメージシリーズLXペーパ
ー、ヒューレット−パッカード(Hewlett−Pa
ckard、登録商標)ブライトホワイトインクジェッ
ト普通紙、ジョージアパシフィック(Georgia
Paciffic、登録商標)マイクロプリントインク
ジェット紙24lb、ゼロックス(登録商標)4200
DP紙、ランク(Rank)ゼロックス(登録商標)プ
レインペーパー、ジャパニーズ北越(Japanese
Hokuetsu)Lプレインペーパー、富士ゼロッ
クス(登録商標)カクサク(Kakusaku)L紙、
様々な日本製普通紙、ストラスモア(Strathmo
re、登録商標)レガシィ(Legacy)紙、アムパ
ッド(Ampad、登録商標)プレミアムグレード紙、
ハマーミル(Hammermill、登録商標)ジェッ
トプリント紙、ハマーミル(登録商標)チダル(Tid
al)DP紙、GPマイクロプリント紙、ウエヤハエウ
サ(Weyerhaeuser、登録商標)Jet−X
tra紙、ボイズ(Boise、登録商標)カスケード
紙、ユニオンキャンプ(Union Camp、登録商
標)ホワイトリサイクル紙、ユニオンキャンプ(登録商
標)トップガンインクジェット紙、チャンピオン(Ch
ampion、登録商標)紙、市販のボンド紙、など;
コート紙(またはフォトリアリスティックインクジェッ
ト紙など特別なインクジェット紙)、例えば、ヒューレ
ットパッカード、キャノン(Canon)、イーストマ
ンコダック(Eastman Kodak)、王子製
紙、3M、三菱、ポラロイド(Polaroid)、レ
クスマーク(Lexmark)、エプソン、およびゼロ
ックスから入手可能なもの;水溶性インクまたはインク
ジェット印刷プロセスに適したインクジェットトランス
ペアレンシー、例えばアークライト(Arkwrigh
t)、ヒューレッドパッカード、キャノン、アサヒ(A
sahi)、レクスマーク、エプソン、イーストマンコ
ダック、ポラロイド、およびゼロックス製のもの、な
ど、および他の商業上の供給源からの材料、例えば織物
が挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0041】本発明の他の実施の形態は、インクジェッ
トプリンタで多色イメージを印刷するための1組のイン
クに関する。そのようなインクセットは(1)第1の色
を有し、水と第1の着色剤とを含む第1のインクと、
(2)第1の色とは異なる第2の色を有し、水と、第2
の着色剤と、線状ABA′またはASBS′A′ブロッ
ク共重合体とを含む第2のインクとを含む。この場合、
AおよびA′ブロックはそれぞれ、互いに独立に、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシドまたはエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドの混合物のポリマーであり、
Bブロックはジアルキルシロキサン、アルキルアリール
シロキサン、またはジアリールシロキサンのポリマーで
あり、SはAとBブロックとの間の必要に応じて用いら
れるスペーサ基であり、S′はBブロックとA′ブロッ
クとの間の必要に応じて用いられるスペーサ基である。
ここで、ブロック共重合体を含むインクの乾燥時間は減
少し、および/またはプリント基板上で第1のインクに
隣接して、第1のインクの上または下に第2のインクを
印刷する場合、第1のインクと第2のインクとの間の色
間にじみは減少する。この発明のさらに他の実施の形態
は、(1)インクジェットプリンタ中に第1の色を有
し、水と第1の着色剤を含む第1のインクを組み込む工
程と、(2)インクジェットプリンタ中に、第1の色と
は異なる第2の色を有し、水と、第2の着色剤と、線状
ABA′またはASBS′A′ブロック共重合体(ここ
で、AおよびA′ブロックはそれぞれ、互いに独立に、
エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはエチレン
オキシドとプロピレンオキシドの混合物のポリマーであ
り、Bブロックはジアルキルシロキサン、アルキルアリ
ールシロキサン、またはジアリールシロキサンのポリマ
ーであり、SはAとBブロックとの間の必要に応じて用
いられるスペーサ基であり、S′はBとA′ブロックと
の間の必要に応じて用いられるスペーサ基である)とを
含む第2のインクを組み込む工程と、(3)第1のイン
クの液滴を基板上にイメージに関するパターンで噴射さ
せる工程と、(4)第2のインクの液滴を前記基板上に
イメージに関するパターンで噴射させる工程とを含み、
ブロック共重合体を含むインクの乾燥時間が減少し、お
よび/またはプリント基板上で第1のインクに隣接し
て、第1のインクの上または下に第2のインクを印刷す
る場合、第1のインクと第2のインクとの間の色間にじ
みは減少する、多色インクジェット印刷プロセスに関す
る。これらの実施の形態において、第1のインクはま
た、追加の成分、例えば湿潤剤、共溶媒、あるいは上述
したような他の水溶性または水混和性有機化合物、およ
び上述したような必要に応じて用いる他の成分を含むこ
とができる。第1のインク用の着色剤は染料、顔料(顔
料粒子上に水によりイオン化可能な(waterion
izable)官能基を付着させて修飾した表面を有す
る、あるいは有しない)、またはそれらの混合物とする
ことができ、上述したような着色剤安定化剤または分散
剤を含むことができる。
【0042】前記多色インクジェット印刷プロセスで
は、第1のインクの乾燥時間は、とりわけその第1のイ
ンクを第2のインクの上に印刷すると減少させることが
できる。第2のインクは表面張力が低く、第1のインク
の基板中への浸透を促進する。本発明のインク(第2の
インク)中のブロック共重合体は乾燥時間を減少させる
ことができ、印刷基板上の第2のインクのイメージ均一
性(斑点がない)を改善することができる。
【0043】本発明の上記多色インクジェット印刷プロ
セスの全てにおいて、必要に応じて、印刷基板を加熱す
ることができ、その加熱は、インクジェット印刷プロセ
スのどの段階でも行うことができ、例えば印刷中、印刷
前、印刷後、およびそれらの組み合わせとすることがで
き、望ましいあるいは効果的などの加熱方法も使用する
ことができ、例えば放射加熱、加熱プレート、加熱ベル
ト、加熱ローラー、加熱ドラム、マイクロ波装置、熱空
気、などが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0044】
【実施例】実施例1.黒色インクジェットインク組成物
(本発明の多色インクジェット印刷プロセスにおける
「第1のインク」)を、29.8重量部のスルホラン
(フィリップペトロリアム社(Phillips Pe
troleum Co.)から入手)と、6重量部の2
−ピロリジノン(アルドリッチケミカル社から入手)
と、0.05重量部の平均分子量約18,500のポリ
エチレンオキシド(ポリサイエンス(Polyscie
nces)から入手)と、水とを混合することにより調
製した。成分を約5から10分間攪拌し、一様な混合物
を得た。1重量%のポリシロキサン−ポリエーテル共重
合体テゴプレン(Tegopren)5884(溶液中
に33.5重量%のポリシロキサン−ポリエーテル共重
合体を含む;ゴールドシュミット(Goldschmi
dt)から入手)を前記混合物に添加し、約10分間攪
拌し一様な混合物を得た。
【0045】23.6重量%のメタクリル酸と、55.
4重量%のベンジルメタクリレートと、21重量%のポ
リエチレングリコールメタクリレート(Mw=246)
と、3重量%のドデカンチオールと、1重量%の四臭化
炭素とから、樹脂を含むアクリル樹脂エマルジョンを誘
導した。機械式攪拌器を備えた1リットルケトルに24
0gの水と、1.8gのドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム(ロダカル(Rhodacal)Ds−10と
してローン−ポウレンク(Rhone−Poulen
c)から入手)と、2gのトリトン(Triton)X
−100(アルキルフェノキシポリエタノール、アルド
リッチケミカル社から入手)とを充填し、得られた混合
物を2時間、約100rpmで攪拌した。その後、この
溶液に1.8gの過硫酸アンモニウムを添加し、続いて
28.3gのメタクリル酸と、66.5gのベンジルメ
タクリレートと、25.2gのポリエチレングリコール
メタクリレート(Mw=246)と、3.6gのドデカ
ンチオールと、1.2gの四臭化炭素とを含む混合物を
添加した。混合物を80℃で6時間加熱した。その後、
樹脂エマルジョンを室温まで冷却し、サンプル(約10
g)を凍結乾燥し、GPCにより分析した。樹脂の数平
均分子量は約20,580であり、重量平均分子量は約
8,193であり、多分散性は2.5であった。
【0046】上記一様な混合物に、約1.86重量%の
アクリル樹脂エマルジョン(35重量%のラテックス固
体を含む)を含む溶液を一滴ずつ添加し、0.65重量
部のラテックスの液体ビヒクルを添加したものとし、得
られた混合物を約5分間攪拌した。カボジェット(Ca
bojet、登録商標)300カーボンブラック分散物
(IJX 164、カボットコーポレーション(Cab
ot Corporation)から入手)を含む溶液
を上記混合物にゆっくり添加し、3.3重量部の顔料を
含むインク組成物とした。インク混合物を5から約10
分間攪拌し、その後1μmガラスファイバフィルタを通
して濾過した。最終インクは3.3重量部のカーボンブ
ラックと、29.8重量部のスルホランと、6重量部の
2−ピロリジノンと、0.65重量部のアクリル樹脂ラ
テックスと、1重量部のテゴプレン(Tegopre
n、登録商標)5884と、0.05重量部のポリエチ
レンオキシドと、約59.2重量部の水(残り、全体と
して100重量部とする)とを含有した。
【0047】実施例2.黄色インクジェットインク組成
物(本発明の多色インクジェット印刷プロセスにおける
「第2のインク」;以下の実施例4の表ではインクAと
呼ぶ)を以下の成分を単純に混合することにより調製し
た。
【0048】
【表1】 黄色インクは、使用する前に0.8μmナイロンメンブ
ランフィルタを通して濾過した。この黄色インクは表面
張力が実施例3の黄色インクより低く、ASBS′A′
ブロック共重合体を有さない実施例3の黄色インクより
も速く乾燥した。
【0049】実施例3.比較のために、ASBS′A′
ブロック共重合体を含まず(水と置換)、水の量を0.
5%増加させることを除き、上述したものと同一の第2
の黄色インク(以下の実施例4の表ではインクBと呼
ぶ)も調製した。この黄色インクもまた、使用する前に
0.8μmナイロンメンブランフィルタを通して濾過し
た。
【0050】実施例4.実施例1で調製した黒色インク
と実施例2で調製した黄色インク(インクA)をヒュー
レットパッカード(登録商標)855C熱インクジェッ
トプリンタ中に組み込み、それを使用してオート/ノー
マル(Auto/Normal)モードで様々な普通紙
上にイメージを印刷した。
【0051】比較のために、実施例1で調製した黒色イ
ンクと実施例3で調製した黄色インク(インクB)もヒ
ューレットパッカード(登録商標)855C熱インクジ
ェットプリンタ中に組み込み、それを使用してAuto
/Normalモードで様々な普通紙上にイメージを印
刷した。
【0052】色間にじみをMFLEN値として測定し
た。色間にじみ(ICB)は通常、境界領域付近の(互
いに隣接する、例えば黄色インクの隣の黒色インクなど
の)インクの望ましくない混合により起こり、線イメー
ジが歪み、輪郭が不規則でMFLEN値が大きくなる。
MFLEN数値がより小さいことが望ましい。色間にじ
みの減少したより鮮明な線イメージを示すからである。
インクを用いて作成したイメージの平均MFLEN(中
域振動数輪郭線ノイズ:Mid Frequency
Line Edge Noises、水平線)を以下の
表に示す。MFLEN数値はパーソナルコンピュータ
と、照射光源と、フィルタと、CCDセンサ(光セン
サ)を備えたイメージング顕微鏡と、を備える装置によ
り得た。この装置は標準イメージ(鮮明な輪郭および周
知の幅を有する線)を用いて較正した。フーリエ変換技
術を使用するソフトウエアを使用してMFLENデータ
およびライン幅を計算した。実施例1の黒色インクと実
施例2の黄色インク(インクA)を用いて作成したイメ
ージに対する色間にじみデータを第2の列に示し、実施
例1の黒色インクと実施例3の黄色インク(インクB、
対照標準)を用いて作成したイメージに対する色間にじ
みデータを第3の列に示す。
【0053】
【表2】 データに示されるように、ヒドロキシル末端エチレンオ
キシド/ジメチルシロキサン/エチレンオキシドブロッ
ク共重合体を含む実施例2のインク(インクA)では、
ヒドロキシル末端エチレンオキシド/ジメチルシロキサ
ン/エチレンオキシドブロック共重合体を含まないイン
ク(インクB)に比べ、すべての紙上で色間にじみが実
質的に減少した(ICB MFLEN数値がより低
い)。実施例2のインク(インクA)はまた均一なべた
領域イメージを提供し、インクB(対照標準)に比べ乾
燥時間が減少した。
【0054】実施例5.実施例1で説明した方法によ
り、3.0重量部のカーボンブラック(カブ−O−ジェ
ット:Cab−O−Jet IJX164)と、15重
量部のスルホランと、7重量部の2−ピロリジノンと、
実施例1で説明したように調製した0.25重量部のア
クリル樹脂ラテックス(固体量)と、0.5重量部のテ
ゴプレン(Tegopren、登録商標)5884と、
0.05重量部のポリエチレンオキシドと、水(残り、
100になるまで)とを含む黒色インクを調製した。こ
のように調製したインクを1μmガラスファイバフィル
タを用いて濾過した。
【0055】実施例6.20重量部のプロジェットイエ
ロー1G(Projet Yellow 1G)(水中
に7.5重量%の染料固体を含む水溶液;ゼネカカラー
ズ(Zeneca Colors)から入手)と、15
重量部のアシッドイエロー17(水中に10重量%の染
料固体を含む水溶液;トリコンカラーズ(Tricon
Colors)から入手)と、11重量部のドワノー
ル(Dowanol)TPM(トリプロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、ダウケミカル社から入手)と、
10重量部のジプロピレングリコールと、0.65重量
部のトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(アメリ
カンビオーガニクス(American Biorga
nics)から入手)と、0.30重量部のEDTA
(ダウケミカル社から入手)と、0.10重量部のドウ
シル(Dowicil、登録商標)150殺生物剤(ダ
ウケミカル社から入手)と、0.05重量部のポリエチ
レンオキシド(分子量18,500、ポリサイエンスか
ら入手)と、蒸留水(残り、100になるまで)と、を
含む黄色インクを調製した。このインクを0.8μmナ
イロンメンブレンフィルタを通して濾過し、対照標準と
して使用した(以下の実施例8の表でインクCと呼
ぶ)。
【0056】実施例7.20重量部のプロジェットイエ
ロー1G(水中に7.5重量%の染料固体を含む水溶
液;ゼネカカラーズ(Zeneca Colors)か
ら入手)と、15重量部のアシッドイエロー17(水中
に10重量%の染料固体を含む水溶液;トリコンカラー
ズから入手)と、11重量部のドワノールTPM(トリ
プロピレングリコールモノエチルエーテル、ダウケミカ
ル社から入手)と、10重量部のジプロピレングリコー
ルと、0.65重量部のトリス(ヒドロキシメチル)ア
ミノメタン(アメリカンバイオーガニクスから入手)
と、0.30重量部のEDTA(ダウケミカル社から入
手)と、0.10重量部のダウシル(Dowicil、
登録商標)150殺生物剤(ダウケミカル社から入手)
と、0.05重量部のポリエチレンオキシド(分子量1
8,500、ポリサイエンスから入手)と、0.5重量
部のダウコーニング(Dow Corning)29添
加剤(2つのヒドロキシル末端官能基を有するASB
S′A′ポリエチレンオキシド/ポリジメチルシロキサ
ン/ポリエチレンオキシドブロック共重合体)と、蒸留
水(残り、100になるまで)と、を含む黄色インクを
調製した。黄色インク(本発明にかかるインク、以下の
実施例8の表ではインクDと呼ぶ)を0.8μmナイロ
ンメンブレンフィルタを通して濾過した。
【0057】実施例8.実施例5のカーボンブラックイ
ンク(多色インクジェット印刷プロセスでは「第1のイ
ンク」)と実施例6の黄色インク(多色インクジェット
印刷プロセスでは「第2のインク」)を熱インクジェッ
トプリンタ(ゼロックス(登録商標)XJ6Cインクジ
ェットプリンタ)に組み込み、様々な普通紙上で印刷し
た。比較のために、実施例5のカーボンブラックインク
(多色インクジェット印刷プロセスでは「第1のイン
ク」)と実施例7の黄色インク(多色インクジェット印
刷プロセスでは「第2のインク」)もまた熱インクジェ
ットプリンタ(ゼロックス(登録商標)XJ6Cインク
ジェットプリンタ)に組み込み、同じ条件下、様々な普
通紙上で印刷した。
【0058】実施例5の黒色インクと実施例6(インク
C、対照標準インク)の黄色インクとの間の色間にじみ
データを求め、実施例5の黒色インクと実施例7の黄色
インク(インクD、ASBS′A′ブロック共重合体を
含む改良黄色インク)との間の色間にじみデータと比較
した。水平および垂直方向の色間にじみデータ(IC
B)を求めた。これらのインクの水平ICBデータを以
下の表に示す。
【0059】
【表3】 これらのインクに対する垂直ICBデータを以下の表に
示す。
【0060】
【表4】 色間にじみデータから、ASBS′A′ブロック共重合
体(ダウコーニング添加剤29)を含む改良黄色インク
(インクD,本発明にかかるインク)は、ASBS′
A′ブロック共重合体を含まないインク(インクC、対
照標準)に比べ水平および垂直両方向で、カーボンブラ
ックインクの隣に印刷されると色間にじみが減少する
(数値がより低い)ことが示された。ASBS′A′ブ
ロック共重合体を含むインクDはまた、斑点のない均一
なべた領域イメージを提供し、ASBS′A′ブロック
共重合体を含まないインクCに比べ乾燥時間が減少し
た。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 FC01 2H086 BA53 BA55 BA59 BA62 4J039 AC02 AD02 AD20 AE07 AE11 AF06 CA03 EA10 EA47 GA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と、着色剤と、線状ASBS′A′ブ
    ロック共重合体とを含むインク組成物であって、Aおよ
    びA′はそれぞれ、互いに独立に、エチレンオキシド、
    プロピレンオキシドまたはエチレンオキシドとプロピレ
    ンオキシドのランダムまたは交互混合物の1以上の繰り
    返しモノマーユニットを含むブロックであり、Bはアル
    キルシロキサン、ジアルキルシロキサン、アルキルアリ
    ールシロキサン、またはジアリールシロキサン、または
    これらの混合物の1以上の繰り返しモノマーユニットを
    含むブロックであり、SはAとBブロックとの間の必要
    に応じて用いられるスペーサ基であり、S′はBとA′
    ブロックとの間の必要に応じて用いられるスペーサ基で
    あるインク組成物。
  2. 【請求項2】 前記必要に応じて用いられるSおよび
    S′スペーサ基はそれぞれ、互いに独立に、アルキレン
    基、アルキレンオキシド基、アルキルシリル基、ジアル
    キルシリル基、アルキルアリールシリル基、ジアリール
    シリル基、プロピレニルアルキルシリル基、プロピレニ
    ルジアルキルシリル基、プロピレニルアルキルアリール
    シリル基、プロピレニルジアリールシリル基、アルキル
    シロキシ基、ジアルキルシロキシ基、アルキルアリール
    シロキシ基、ジアリールシロキシ基、プロピレンオキシ
    アルキルシリル基、プロピレニルアルキルシロキシ基、
    プロピレンオキシジアルキルシリル基、プロピレニルジ
    アルキルシロキシ基、プロピレンオキシアルキルアリー
    ルシリル基、プロピレニルアルキルアリールシロキシ
    基、プロピレンオキシジアリールシリル基、プロピレニ
    ルジアリールシロキシ基、へテロ原子またはこれらの混
    合物である請求項1記載のインク組成物。
  3. 【請求項3】 前記ブロック共重合体は、以下の化学式
    を有する請求項1記載のインク組成物。 【化1】 (式において、nは2または3であり、ブロック共重合
    体において、nは約2から約3の平均値を有し、R1
    またはR2′はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、ア
    ルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、ヒドロ
    キシアリール基、あるいは複素環式基であり、R3′ま
    たはR4′はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、アル
    キル基、またはアリール基であり、x′、y′および
    z′はそれぞれ繰り返しモノマーユニットの数を表す整
    数であり、SおよびS′は必要に応じて用いるスペーサ
    基である)
  4. 【請求項4】 前記ブロック共重合体は以下の化学式を
    有する請求項1記載のインク組成物。 【化2】 (式において、RおよびR′はそれぞれ、互いに独立
    に、水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基、ヒドロキ
    シル置換アルキル基、アルコキシ基、アリール基、ヒド
    ロキシル置換アリール基、アリールオキシ基あるいは複
    素環式基であり、R 1およびR3はそれぞれ、互いに独立
    に、水素原子またはアルキル基であり、R5は水素原子
    またはアルキル基であり、R6はアリール基であり、R2
    およびR4はそれぞれ、互いに独立に、(OCn2n)ま
    たは(Cn2nO)であり、R2およびR4のそれぞれに
    おいてnは2から3の平均値を有し、uおよびzはそれ
    ぞれ、互いに独立に、1から約15,000の整数であ
    り、yは1から約15,000の整数であり、xは1か
    ら約15,000の整数であり、aおよびbはそれぞ
    れ、互いに独立に、0から約10までの整数であり、a
    +bの和≧2である)
  5. 【請求項5】 前記ブロック共重合体は以下の化学式を
    有する請求項4記載のインク組成物。 【化3】
  6. 【請求項6】 前記ブロック共重合体は以下の化学式を
    有する請求項5記載のインク組成物。 【化4】R−(C36O)z−Si(CH32−O−
    (Si(CH32−O)y−Si(CH32−(OC3
    6u−R′ IA1 R−(C24O)z−(Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC24u
    R′ IA2 R−(OC36z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(OC36u−R′
    IA3 R−(OC24z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(OC24u−R′
    IA4 R−(OC36z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(C36O)u−R′
    IA5 R−(OC24z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(C24O)u−R′
    IA6 R−(C36O)z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(OC36u−R′ IIA1 R−(C24O)z−(CH2a−(Si(CH32
    −(Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC24u−R′ IIA2 R−(OC36z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(OC36u−R′ IIA3 R−(OC24z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(OC24u−R′ IIA4 R−(OC36z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(C36O)u−R′ IIA5 R−(OC24z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(C24O)u−R′ IIA6 R−(C36O)z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(O
    36u−R′ IIIA1 R−(C24O)z−(Si(CH3)(φ)−O−(S
    i(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−
    (OC24u−R′ IIIA2 R−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(O
    36u−R′ IIIA3 R−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(O
    24u−R′ IIIA4 R−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(C3
    6O)u−R′ IIIA5 R−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(C2
    4O)u−R′ IIIA6 R−(C36O)z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(OC36u−R′ IV
    A1 R−(C24O)z−(CH2a−(Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC24u−R′IVA
    2 R−(OC36z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(OC36u−R′ IV
    A3 R−(OC24z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(OC24u−R′ IV
    A4 R−(OC36z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(C36O)u−R′ IV
    A5 または R−(OC24z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(C24O)u−R′ IV
    A6
  7. 【請求項7】 前記ブロック共重合体は以下の化学式を
    有する請求項6記載のインク組成物。 【化5】HO−(C36O)z−Si(CH32−O−
    (Si(CH32−O)y−Si(CH32−(OC3
    6u−OH IA1.1 H3CO−(C36O)z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC36u
    OCH3 IA1.2 HO−(C36O)z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC36u
    OCH3 IA1.3 HO−(C24O)z−(Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC24u
    OH IA2.1 H3CO−(C24O)z−(Si(CH32−O−(S
    i(CH32−O)y−Si(CH32−(OC24u
    −OCH3 IA2.2 HO−(C24O)z−(Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC24u
    OCH3 IA2.3 H−(OC36z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(OC36u−OH
    IA3.1 H3C−(OC36z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC36u
    OCH3 IA3.2 H3C−(OC36z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC36u
    OH IA3.3 H−(OC24z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(OC24u−OH
    IA4.1 H3C−(OC24z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(OC24u
    OCH3 IA4.2 H−(OC24z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(OC24u−OC
    3 IA4.3 H−(OC36z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(C36O)u−H
    IA5.1 H3C−(OC36z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(C36O)u
    CH3 IA5.2 H−(OC36z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(C36O)u−CH
    3 IA5.3 H−(OC24z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(C24O)u−H
    IA6.1 H3C−(OC24z−Si(CH32−O−(Si
    (CH32−O)y−Si(CH32−(C24O)u
    CH3 IA6.2 H−(OC24z−Si(CH32−O−(Si(C
    32−O)y−Si(CH32−(C24O)u−CH
    3 IA6.3 HO−(C36O)z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC36u−OH IIA1.1 H3CO−(C36O)z−(CH2a−Si(CH32
    O−(Si(CH32O)y−Si(CH32−(C
    2b−(OC36u−OCH3 IIA1.2 HO−(C36O)z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC36u−OCH3 IIA1.3 HO−(C24O)z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC24u−OH IIA2.1 H3CO−(C24O)z−(CH2a−Si(CH32
    O−(Si(CH32O)y−Si(CH32−(C
    2b−(OC24u−OCH3 IIA2.2 HO−(C24O)z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC24u−OCH3 IIA2.3 H−(OC36z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(OC36u−OH IIA3.1 H3C−(OC36z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O) y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC36u−OCH3 IIA3.2 H3C−(OC36z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O) y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC36u−OH IIA3.3 H−(OC24z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(OC24u−OH IIA4.1 H3C−(OC24z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O) y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC24u−OCH3 IIA4.2 H3C−(OC24z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O) y−Si(CH32−(CH2
    b−(OC24u−OH IIA4.3 H−(OC36z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(C36O)u−H IIA5.1 H3C−(OC36z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O) y−Si(CH32−(CH2
    b−(C36O)u−CH3 IIA5.2 H−(OC36z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(C36O)u−CH3 IIA5.3 H−(OC24z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(C24O)u−H IIA6.1 H3C−(OC24z−(CH2a−Si(CH32
    −(Si(CH32O) y−Si(CH32−(CH2
    b−(C24O)u−CH3 IIA6.2 H−(OC24z−(CH2a−Si(CH32O−
    (Si(CH32O)y−Si(CH32−(CH2b
    −(C24O)u−CH3 IIA6.3 HO−(C36O)z−Si(CH3)(φ)−O−(S
    i(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−
    (OC36u−OH IIIA1.1 H3CO−(C36O)z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(OC36u−OCH3 IIIA1.2 HO−(C36O)z−Si(CH3)(φ)−O−(S
    i(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−
    (OC36u−OCH3 IIIA1.3 HO−(C24O)z−Si(CH3)(φ)−O−(S
    i(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−
    (OC24u−OH IIIA2.1 H3CO−(C24O)z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(OC24u−OCH3 IIIA2.2 HO−(C24O)z−Si(CH3)(φ)−O−(S
    i(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−
    (OC24u−OCH3 IIIA2.3 H−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(O
    36u−OH IIIA3.1 H3C−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(OC36u−OCH3 IIIA3.2 H3C−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(OC36u−OH IIIA3.3 H−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(O
    24u−OH IIIA4.1 H3C−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(OC24u−OCH3 IIIA4.2 H−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(O
    24u−OCH3 IIIA4.3 H−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(C3
    6O)u−H IIIA5.1 H3C−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(C36O)u−CH3 IIIA5.2 H−(OC36z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(C3
    6O)u−CH3 IIIA5.3 H−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(C2
    4O)u−H IIIA6.1 H3C−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−
    (Si(CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)
    −(C24O)u−CH3 IIIA6.2 H−(OC24z−Si(CH3)(φ)−O−(Si
    (CH3)(φ)−O)x−Si(CH3)(φ)−(C2
    4O)u−CH3 IIIA6.3 HO−(C36O)z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC36u−OHIVA
    1.1 H3CO−(C36O)z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC36u−OCH3
    VA1.2 HO−(C36O)z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC36u−OCH3
    VA1.3 HO−(C24O)z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC24u−OHIVA
    2.1 H3CO−(C24O)z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC24u−OCH3
    VA2.2 HO−(C24O)z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC24u−OCH3
    VA2.3 H−(OC36z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(OC36u−OH IV
    A3.1 H3C−(OC36z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC36u−OCH3
    VA3.2 H3C−(OC36z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC36u−OHIVA
    3.3 H−(OC24z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(OC24u−OH IV
    A4.1 H3C−(OC24z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC24u−OCH3
    VA4.2 H3C−(OC24z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(OC24u−OHIVA
    4.3 H−(OC36z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(C36O)u−H IVA
    5.1 H3C−(OC36z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(C36O)u−CH3IV
    A5.2 H−(OC36z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(C36O)u−CH3 IV
    A5.3 H−(OC24z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(C24O)u−H IVA
    6.1 H3C−(OC24z−(CH2a−Si(CH3
    (φ)O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(C
    3)(φ)−(CH2b−(C24O)u−CH3IV
    A6.2 または H−(OC24z−(CH2a−Si(CH3)(φ)
    O−(Si(CH3)(φ)O)x−Si(CH3
    (φ)−(CH2b−(C24O)u−CH3 IV
    A6.3
  8. 【請求項8】 前記インク中に存在するブロック共重合
    体の量は、少なくともインクの約0.001重量%であ
    り、インクの約8重量%を超えない量である請求項1記
    載のインク組成物。
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