JP2002308847A - 過酸化物の取扱いシステム - Google Patents
過酸化物の取扱いシステムInfo
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- JP2002308847A JP2002308847A JP2001115088A JP2001115088A JP2002308847A JP 2002308847 A JP2002308847 A JP 2002308847A JP 2001115088 A JP2001115088 A JP 2001115088A JP 2001115088 A JP2001115088 A JP 2001115088A JP 2002308847 A JP2002308847 A JP 2002308847A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peroxide
- handling
- handling system
- reaction vessel
- peroxides
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 過酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を含む
システムであって、非常時における過酸化物の高温化に
よる急激な分解反応を防止することができるという、安
全の観点から優れた特徴を有する過酸化物の取扱いシス
テムを提供する。 【解決手段】 過酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を
含むシステムであって、自然通風式エアフィンクーラー
により過酸化物又は過酸化物含有液体を冷却することが
できる手段を有する過酸化物の取扱いシステム。
システムであって、非常時における過酸化物の高温化に
よる急激な分解反応を防止することができるという、安
全の観点から優れた特徴を有する過酸化物の取扱いシス
テムを提供する。 【解決手段】 過酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を
含むシステムであって、自然通風式エアフィンクーラー
により過酸化物又は過酸化物含有液体を冷却することが
できる手段を有する過酸化物の取扱いシステム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化物の取扱い
システムに関するものである。更に詳しくは、本発明
は、過酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を含むシステ
ムであって、非常時における過酸化物の高温化による急
激な分解反応を防止することができるという、安全の観
点から優れた特徴を有する過酸化物の取扱いシステムに
関するものである。
システムに関するものである。更に詳しくは、本発明
は、過酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を含むシステ
ムであって、非常時における過酸化物の高温化による急
激な分解反応を防止することができるという、安全の観
点から優れた特徴を有する過酸化物の取扱いシステムに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】過酸化物は高温化により激しい分解反応
を呈する。過酸化物又は過酸化物含有液体の高温化を防
止するため、常時流通状態を維持することにより安定な
温度領域に制御し、又は外部からのユーティリティーに
より作動する強制冷却装置により安定温度領域に制御さ
れているのが一般的な方法の一つである。ところが、こ
れらの方法によると、非常時に過酸化物又は過酸化物含
有液体の流通状態が保てなくなったり、強制冷却装置へ
ユーティリティーの供給が停止した場合には、過酸化物
の温度制御が利かなくなり、その結果、過酸化物の高温
化による急激な分解反応が発生するという問題が発生す
る可能性がある。
を呈する。過酸化物又は過酸化物含有液体の高温化を防
止するため、常時流通状態を維持することにより安定な
温度領域に制御し、又は外部からのユーティリティーに
より作動する強制冷却装置により安定温度領域に制御さ
れているのが一般的な方法の一つである。ところが、こ
れらの方法によると、非常時に過酸化物又は過酸化物含
有液体の流通状態が保てなくなったり、強制冷却装置へ
ユーティリティーの供給が停止した場合には、過酸化物
の温度制御が利かなくなり、その結果、過酸化物の高温
化による急激な分解反応が発生するという問題が発生す
る可能性がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状において、
本発明が解決しようとする課題は、過酸化物を取り扱う
反応容器又は貯槽を含むシステムであって、非常時にお
ける過酸化物の高温化による急激な分解反応を防止する
ことができるという、安全の観点から優れた特徴を有す
る過酸化物の取扱いシステムを提供する点に存するもの
である。
本発明が解決しようとする課題は、過酸化物を取り扱う
反応容器又は貯槽を含むシステムであって、非常時にお
ける過酸化物の高温化による急激な分解反応を防止する
ことができるという、安全の観点から優れた特徴を有す
る過酸化物の取扱いシステムを提供する点に存するもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、過
酸化物又は過酸化物含有液体のを取り扱う反応容器又は
貯槽を含むシステムであって、自然通風式エアフィンク
ーラーにより過酸化物を冷却することができる手段を有
する過酸化物の取扱いシステムに係るものである。
酸化物又は過酸化物含有液体のを取り扱う反応容器又は
貯槽を含むシステムであって、自然通風式エアフィンク
ーラーにより過酸化物を冷却することができる手段を有
する過酸化物の取扱いシステムに係るものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】過酸化物としては、有機過酸化物
及び無機過酸化物がある。過酸化物の具体例としては、
ｔ−ブチルヒドロペルオキシド、ｐ−メンタンヒドロペ
ルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、ジイソプロピ
ルベンゼンヒドロペルオキシド、エチルベンゼンヒドロ
ペルオキシド、過酸化ジ−ｔ−ブチル、過酸化ｔ−ブチ
ルクミル、過酸化ジクミル、過酢酸、過酸化アセチル、
過酸化デカノイル、過酸化ベンゾイル、過酸化ジ炭酸ジ
−２−エトキシエチル、過酢酸ｔ−ブチル、過安息香酸
ｔ−ブチル、エチルメチルケトンペルオキシド、過酸化
水素、過酢酸ナトリウム塩等をあげることができる。
及び無機過酸化物がある。過酸化物の具体例としては、
ｔ−ブチルヒドロペルオキシド、ｐ−メンタンヒドロペ
ルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、ジイソプロピ
ルベンゼンヒドロペルオキシド、エチルベンゼンヒドロ
ペルオキシド、過酸化ジ−ｔ−ブチル、過酸化ｔ−ブチ
ルクミル、過酸化ジクミル、過酢酸、過酸化アセチル、
過酸化デカノイル、過酸化ベンゾイル、過酸化ジ炭酸ジ
−２−エトキシエチル、過酢酸ｔ−ブチル、過安息香酸
ｔ−ブチル、エチルメチルケトンペルオキシド、過酸化
水素、過酢酸ナトリウム塩等をあげることができる。
【０００６】反応容器としては、アルキル芳香族炭化水
素の酸化によるヒドロペルオキシド類の製造等の反応に
供する容器をあげることができる。
素の酸化によるヒドロペルオキシド類の製造等の反応に
供する容器をあげることができる。
【０００７】貯槽とはドラムともいわれる容器である。
【０００８】本発明のシステムは、自然通風式エアフィ
ンクーラーにより過酸化物を冷却することができる手段
を有することを特徴とする。すなわち、図１に具体例を
示すように、容器の側部から循環ラインを設け、その中
間に自然通風式のエアフィンクーラーを設ける。又は、
図２に具体例を示すように、容器の底部から非常用電源
やエアリフトによって作動可能なポンプを有する循環ラ
インを設け、その中間に自然通風式のエアフィンクーラ
ーを設ける。自然通風式エアフィンクーラーとは、エア
フィン（空冷のための多数の鰓状の薄板）を外部に有す
るパイプ状のクーラーで、送風機等の強制送風装置を有
せず、自然通風により冷却するクーラーであり、公知の
ものである。本発明は、かかる自然通風式エアフィンク
ーラーにより過酸化物を冷却することができる手段を有
するため、強制送風機等のユーティリティーの供給を必
須とするクーラーが使用できない事態においても、冷却
作用を確保することができ、安全性を確保するという観
点から極めて好都合なのである。
ンクーラーにより過酸化物を冷却することができる手段
を有することを特徴とする。すなわち、図１に具体例を
示すように、容器の側部から循環ラインを設け、その中
間に自然通風式のエアフィンクーラーを設ける。又は、
図２に具体例を示すように、容器の底部から非常用電源
やエアリフトによって作動可能なポンプを有する循環ラ
インを設け、その中間に自然通風式のエアフィンクーラ
ーを設ける。自然通風式エアフィンクーラーとは、エア
フィン（空冷のための多数の鰓状の薄板）を外部に有す
るパイプ状のクーラーで、送風機等の強制送風装置を有
せず、自然通風により冷却するクーラーであり、公知の
ものである。本発明は、かかる自然通風式エアフィンク
ーラーにより過酸化物を冷却することができる手段を有
するため、強制送風機等のユーティリティーの供給を必
須とするクーラーが使用できない事態においても、冷却
作用を確保することができ、安全性を確保するという観
点から極めて好都合なのである。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、過
酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を含むシステムであ
って、非常時における過酸化物の高温化による急激な分
解反応を防止することができるという、安全の観点から
優れた特徴を有する過酸化物の取扱いシステムを提供す
ることができた。
酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を含むシステムであ
って、非常時における過酸化物の高温化による急激な分
解反応を防止することができるという、安全の観点から
優れた特徴を有する過酸化物の取扱いシステムを提供す
ることができた。
【図１】本発明による過酸化物の取扱いシステムの具体
例を示す図である。
例を示す図である。
【図２】本発明による過酸化物の取扱いシステムの具体
例を示す図である。
例を示す図である。
１ 反応容器又は貯槽 ２ 自然通風式エアフィンクーラー ３ 循環ライン ４ ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０７Ｃ 409/10 Ｃ０７Ｃ 409/10 409/16 409/16 409/26 409/26 409/34 409/34 409/38 409/38
Claims (1)
- 【請求項１】 過酸化物を取り扱う反応容器又は貯槽を
含むシステムであって、自然通風式エアフィンクーラー
により過酸化物又は過酸化物含有液体を冷却することが
できる手段を有する過酸化物の取扱いシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001115088A JP2002308847A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 過酸化物の取扱いシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001115088A JP2002308847A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 過酸化物の取扱いシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002308847A true JP2002308847A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18966046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001115088A Pending JP2002308847A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 過酸化物の取扱いシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002308847A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007500188A (ja) * | 2003-07-30 | 2007-01-11 | ケムチュア コーポレイション | 過酸化ジアルキル類からのジアルキルエーテル類の除去 |
| WO2022202128A1 (ja) * | 2021-03-24 | 2022-09-29 | 住友化学株式会社 | クメンハイドロパーオキサイドの製造設備及び製造方法 |
-
2001
- 2001-04-13 JP JP2001115088A patent/JP2002308847A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007500188A (ja) * | 2003-07-30 | 2007-01-11 | ケムチュア コーポレイション | 過酸化ジアルキル類からのジアルキルエーテル類の除去 |
| WO2022202128A1 (ja) * | 2021-03-24 | 2022-09-29 | 住友化学株式会社 | クメンハイドロパーオキサイドの製造設備及び製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20080128 |