JP2002308698A - SiC単結晶の製造方法 - Google Patents
SiC単結晶の製造方法Info
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Abstract
られるようにし、速い成長速度においても結晶性の良好
な成長が行えるようにする。 【解決手段】 まず、第1工程として、排気機構を用い
て石英反応管6内を減圧し、6.65×103〜1.3
3×104Paにして、SiC種結晶2の表面に単結晶
を0.5mm/h以下の成長速度で成長させる。これに
より、転位密度1×105個/cm2以下で単結晶が成長
する。その後、第2工程として、単結晶の成長が安定化
した時点で、成長結晶表面の温度が第1工程の時よりも
100℃以上高い2500℃以上まで上昇させ、SiC
粉末原料3の温度を成長結晶表面の温度よりも200℃
以上高温にする。このように、成長初期においては、第
1工程によって良好な単結晶を成長させ、その後は、第
2工程によって速い成長速度で単結晶を成長させるよう
にする。
Description
発光ダイオードなどの素材に利用することができるSi
C単結晶の製造方法に関する。
して、昇華法が広く用いられている。この昇華再結晶法
は、黒鉛製るつぼ内に配置した黒鉛台座に種結晶を接合
すると共に、るつぼ底部に配したSiC原料粉末を加
熱、昇華させ、その昇華させたガスを種結晶上で再結晶
化させるというものである。
て、品質を良好に保つようにSiC単結晶を成長させた
場合、成長速度が数百μm/hと遅く、逆に成長速度を
数mm/hと早くした場合、結晶性が劣化して多結晶に
なるという問題が生じている。例えば、Materials Sci
ence and Engineering B46(1997)296−2
99において成長速度とマイクロパイプ密度の関係が示
されており、0.7mm/hの成長速度で数百個/cm
2であったマイクロパイプ密度が、1.4mm/hの成
長速度では数千個/cm2となっていることが報告され
ている。
は、種結晶温度を2200〜2400℃、原材料温度を
2300〜2500℃、圧力を1.33×102〜1.
33×103Pa(1〜10Torr)とし、黒鉛から
なる集中手段によって昇華ガスを絞り種結晶表面上へ集
中して導くことで、上記問題の解決を試みている。そし
て、1〜2mm/hの成長速度で結晶性の良好な結晶が
得られたということが報告されている。
ようにするためには、ガスの供給が十分に行われること
と、供給されたガスが適切に成長表面で反応することが
必要とされる。これに対し、上記従来公報に示される方
法では、ガスの供給による工夫は行われているが、供給
されたガスを適切に成長表面で反応させる工夫は成され
ていないため、結局、SiC単結晶の結晶性が劣化し、
多結晶化してしまう。
れたガスが適切に成長表面で反応させられるようにし、
速い成長速度においても結晶性の良好な成長が行えるS
iC単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
点(成長速度の上昇により結晶性の劣化)が2次元核の
生成、2次元核の成長、2次元核の衝突の3ステップに
よって発生していると推定し、2次元核の生成を抑制す
るための手法について検討を行った。
は、吸着原子(分子)が表面マイグレーションによって
キンクの位置に到達し、そこで結晶に取り込まれる必要
がある。そして、このように吸着原子(分子)が結晶に
取り込まれるようにするためには、2つの方策がある。
1つ目は、表面マイグレーションの抵抗となる結晶欠陥
を低減し、吸着原子(分子)の自由行程を大きくするこ
とである。このことにより吸着原子(分子)はキンクの
位置に到達でき、良好に結晶成長できる。2つ目は、成
長表面の温度を高温化することで活性化し、マイグレー
ション速度を高速化することである。このことにより、
雰囲気中の吸着原子(分子)がすばやくキンクの位置に
移動でき、原子(分子)が次々結晶表面に吸着しても良
好に結晶成長できる。
長させた場合、高温化のため初期成長における揺らぎが
大きくなって欠陥密度が増加するため、吸着原子の自由
行程が短くなり結晶性が劣化する。逆に、成長中におい
ては結晶表面を高温化した方が、表面マイグレーション
速度が高速化するため結晶性が良好になる。
個/cm2で成長速度2.5mm/hで成長したものは
新たな欠陥を発生させず良好(転位密度一定)に結晶成
長しているのに対し、初期成長時の転位密度1×106
個/cm2で成長速度2.5mm/hで成長したものは
結晶品質が成長とともに劣化し、多結晶化したという結
果が得られている。
(1)内にSiC種結晶(2)を配置すると共に、Si
C種結晶の表面に原料ガスを供給することで、該SiC
種結晶の表面にSiC単結晶を成長させるSiC単結晶
の製造方法において、SiC種結晶の表面に、SiC単
結晶の転位密度が1×105個/cm2以下となるように
成長させる第1工程と、第1工程の後で、第1工程より
速い成長速度でSiC単結晶を成長させる第2工程とを
有することを特徴とする。このように、第1工程で転位
密度が低くなる成長を行っておき、第1工程と第2工程
とでSiC単結晶の成長速度を変えることで効率良く良
好なSiC単結晶が得られる。
表面に、SiC単結晶の転位密度が1×105個/cm2
以下となるようにして成長させる第1工程と、第1工程
の後で、該第1工程より成長結晶表面温度を高くしてS
iC単結晶を成長させる第2工程とを有することを特徴
とする。このように、第1工程で転位密度が低くなる成
長を行っておき、第1工程と第2工程とでSiC単結晶
の成長温度を変えることで効率良く良好なSiC単結晶
が得られる。
でも行うことが可能であるが、請求項3に示すように、
第1工程を成長初期に行うことにより、効率良く良好な
SiC単結晶が得られる。
min以上行うことを特徴とする。このようにすること
で、第1工程を安定化させることができ、第1工程によ
って欠陥の発生を抑制してから第2工程を行うことがで
きる。また、請求項5記載の発明では、第1工程によ
り、SiC単結晶を少なくとも100μm以上を成長さ
せることを特徴とする。このようにすることで、第1工
程を安定化させることができ、第1工程によって欠陥の
発生を抑制してから第2工程を行うことができる。
成長速度を0.5mm/h以下で成長させることによ
り、SiC単結晶の成長初期時の転位密度が1×105
個/mm2以下となるようにすることを特徴とする。こ
のように、第1工程において、成長速度を0.5mm/
h以下にすることで初期成長時に発生する欠陥を低減し
高品質にSiC単結晶を成長させることができる。
る成長速度を第1工程の成長速度の5倍以上とすること
を特徴とする。このようにすれば、成長初期にはゆっく
り高品質にSiC単結晶を成長させられ、その後成長速
度を速くすることで、効率良く良好なSiC単結晶を得
ることができる。
るSiC単結晶表面の温度を2500℃以上とすること
を特徴とする。これにより、第2工程における表面マイ
グレーション速度を速くすることができ、良好なSiC
単結晶を成長させることができる。
るSiC単結晶表面の温度を第1工程におけるSiC単
結晶表面の温度より100℃以上高温とすることを特徴
とする。これにより、初期成長は制御性の良い低温で良
好にSiC単結晶を成長させられ、その後高温で成長速
度を速くすることで、良好なSiC単結晶を効率よく得
ることができる。
けるSiC単結晶の転位密度が1×105個/cm2以下
となるようにすることを特徴とする。これにより、成長
中に新たに欠陥が発生しない条件を満たしたままSiC
単結晶を成長させられ、高品質なSiC単結晶を安定し
て成長させることができる。
の表面に原料ガスを供給する方法として、SiC粉末原
料を加熱昇華させる昇華法を用い、第2工程におけるS
iC粉末原料の温度を2600℃以上とすることを特徴
とする。このようにすることで、原料ガスを高速でSi
C種結晶の表面に供給でき、高速かつ良好にSiC単結
晶を成長させることができる。
けるSiC粉末原料とSiC単結晶表面との間の温度差
を100℃以内とし、第2工程におけるSiC粉末原料
とSiC単結晶表面との間の温度差を200℃以上とす
ることを特徴とする。これにより、第1工程では成長初
期に起こり易い揺らぎを低減して良好なSiC単結晶を
成長させることができ、また、第2工程では初期成長の
品質を保ったまま成長速度を速くしてSiC単結晶を成
長させることができる。
おけるSiC単結晶の成長速度を2.5mm/h以上と
することを特徴とする。これにより、結晶性を良好に保
った上で、効率的にSiC単結晶を成長させられる。
第2工程への移行に際し、SiC単結晶表面の温度を第
1工程の条件から第2工程の条件に移行させるタイミン
グが、原料ガスの供給条件を第1工程の条件から第2工
程の条件に移行させるタイミングよりも早くなるように
することを特徴とする。これにより、表面マイグレーシ
ョン速度に余裕を持たせたまま、第1工程から第2工程
への移行が可能となり、第1工程から第2工程への過渡
期に発生する欠陥を抑制できる。
ら第2工程への移行に際し、第1工程の成長条件から第
2工程の成長条件への移行を連続的に30min以上の
時間をかけて行うことを特徴とする。これにより、第1
工程から第2工程への移行の過渡期に発生する欠陥を抑
制できる。
は、雰囲気ガスとして使用されるガス種の分圧を原料ガ
スの分圧より大きくし、第2工程では、雰囲気ガスとし
て使用されるガス種の分圧を原料ガスの分圧よりも小さ
くすることを特徴とする。このように、第1工程では、
雰囲気中に雰囲気ガスを原料ガスよりも多量に存在させ
ることにより、雰囲気ガスによる原料ガスの散乱の増大
を利用し、原料ガスがSiC単結晶表面に到達する速度
を遅くすることができる。このため、過飽和度を抑制で
き良好にSiC単結晶を成長させられる。また、第2工
程では、雰囲気ガスを少なく、原料ガスを多くすること
により、原料ガスの散乱を少なくし、SiC単結晶表面
に多量の原料ガスを供給することができる。このため、
高速にSiC単結晶を成長させられる。
は、雰囲気ガスとして水素、酸素及び塩素のうちの少な
くとも一つの気体を導入することを特徴とする。これに
より、SiC単結晶成長中に生成される2次元核を選択
的にエッチングでき、2次元核を抑制した良好なSiC
単結晶を得ることが可能となる。
た面を種結晶とすることを特徴とする。これにより、S
iC単結晶の成長面に現れるステップの密度を増すこと
ができ、さらに高速で良好なSiC単結晶を成長させる
ことが可能となる。
SiC単結晶表面の温度を2400℃以下とすること
で、SiC単結晶を4H−SiCとすることを特徴とす
る。このように単結晶表面の温度を2400℃以下とす
ることで、4H−SiCを形成され易くすることがで
き、良好な4H−SiCを作製した後、第2工程におい
て良好な4H−SiCの成長速度を速くし、成長させる
ことにより、効率よく良好な4H−SiCを得ることが
できる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
の第1実施形態で用いられた単結晶製造装置の断面構成
を示す。以下、図1に基づいて単結晶製造装置の構成に
ついての説明を行う。
容器本体1aと蓋体1bとによって構成されたグラファ
イト製の成長容器1が備えられている。この成長容器1
内には、蓋体1bの裏面に貼り付けられるようにSiC
種結晶2が配置され、このSiC種結晶2の表面にSi
C単結晶が成長するようになっている。また、成長容器
1のうち容器本体1aの底部には、昇華ガスの供給源と
なるSiC粉末原料3が配置されている。
配置されており、断熱材4を含む容器全体が石英反応管
5に取り囲まれている。この石英反応管5の外周には高
周波の誘導コイル6が配置されており、これに高周波の
電流を流すことにより、成長容器1を加熱できるように
なっている。そして、石英反応管5内に雰囲気ガスとな
るArガス等の不活性ガスを導入できるように不活性ガ
ス導入管7が設けられている。
空ポンプ等の排気機構も接続されており、この排気機構
によって石英反応管5における排気も行えるようになっ
ている。また、ここでは、原料としてSiC粉末原料3
を配置した例を示しているが、これに限るものではな
く、例えばSi含有ガス及びC含有ガスを外部から導入
するものであっても良い。また、加熱装置も同様に高周
波加熱装置に限るものではなく、例えば抵抗加熱装置を
用いても良い。ただし、高周波加熱装置を用いれば容器
を直接加熱できるため、本発明の特徴の一つである高温
を達成するためには高周波加熱装置を用いることが望ま
しい。
iC単結晶の製造工程について説明する。
空にし、高周波コイル6にて成長容器1内を所定温度に
する。その後、不活性ガス導入管7を通じて不活性ガ
ス、例えばArガスを流入させる。そして、石英反応管
5の内部を所定圧に保ちつつ、SiC種結晶2の成長面
の温度及びSiC粉末原料3の温度を目標温度まで上昇
させる。例えば、成長結晶を4H−SiCとする場合、
成長結晶表面の温度を2200〜2400℃とし、Si
C粉末原料3の温度を成長結晶表面の温度よりも10〜
100℃程度高くする。このとき、SiC粉末原料3に
対して成長結晶表面を高くする温度が100℃以下とな
るようにすれば、成長初期に起こり易い揺らぎを低減
し、良好な結晶成長が行える。
て石英反応管6内を減圧し、6.65×103〜1.3
3×104Pa(50〜100Torr)にして、Si
C種結晶2の表面に単結晶を例えば0.5mm/h以
下、好ましくは0.4mm/h前後の成長速度で成長さ
せる。これにより、転位密度1×105個/cm2以下で
単結晶が成長する。
性ガスを原料ガスよりも多量に存在させておけば、不活
性ガスによる原料ガスの散乱を増大させられ、原料ガス
が結晶表面に到達する速度を遅くすることができ、過飽
和度を抑制できて、より良好な単結晶を成長させること
ができる。
安定化した時点、例えば第1工程を10min以上行っ
た時点又は単結晶が100μm以上成長した時点で、成
長結晶表面の温度が第1工程の時よりも100℃以上高
い2500℃以上、例えば2500〜2600℃まで上
昇させ、SiC粉末原料3の温度を成長結晶表面の温度
よりも200℃以上高温、例えば2600℃以上にす
る。またこのとき、圧力を1.33×102〜4×103
Pa(1〜30Torr)に減圧し、単結晶の成長速度
を2.5〜3mm/hとして成長させる。これにより、
第1工程よりも速い成長速度、例えば第1工程の5倍程
度の成長速度で単結晶が成長するが、第1工程の際に形
成された結晶性を保ったまま、良好な単結晶が成長す
る。
性ガスを少なくし、原料ガスを多くすることで、原料ガ
スの散乱を少なくできるため、成長結晶表面に多量の原
料ガスを供給することができ、より速い成長速度で単結
晶を成長させることができる。
程によって良好な単結晶を成長させ、その後は、第2工
程によって速い成長速度で単結晶を成長させるようにし
ている。このため、第1工程において予め良好な単結晶
を成長させられ、第2工程で成長速度を速くしても良好
な単結晶を成長させることができる。また、第2工程に
おいて、第1工程よりも成長結晶表面の温度を高くして
いるため、成長速度が速くても良好な単結晶を成長させ
ることができる。実験によれば、第2工程における成長
速度が2.5mm/h以上となっても結晶性を良好に保
ったまま効率的に単結晶をさせられることが確認されて
いる。
際し、成長結晶表面の温度を移行するタイミングを原料
供給(例えば、原料温度、原料供給量など)を制御する
タイミングよりも速くすれば、表面マイグレーション速
度に余裕を持たせたまま、第1工程から第2工程への移
行が可能となり、第1工程から第2工程への過渡期に発
生する欠陥を抑制することができる。
施形態で用いる単結晶製造装置の断面構成を示す。ここ
では、第1実施形態と異なるところについて説明する。
第2実施形態では、原料ガス及び雰囲気ガスの導入口と
して、ガス導入管9を取り付け、第1実施形態において
使用していたSiC粉末原料3(図1参照)を使用せ
ず、原料ガスとしてSiH4及びC3H8を用いる。ま
た、雰囲気ガスとして不活性ガスであるArに加え、H
2を用いる。
iC単結晶の製造工程について説明する。
空にし、高周波コイル6にて成長容器1内を所定温度に
する。その後、ガス導入管9を通じてH2ガスまたはA
rガスを導入し、SiC種結晶2の成長面の温度を目標
温度まで上昇させる。例えば、Ar流量を2SLMと
し、石英反応管5内の圧力が500Torrになるよう
にする。このとき、例えば、成長結晶を4H−SiC
(000−1)とする場合、成長結晶表面の温度を22
00〜2400℃とする。
して、ガス導入管9から原料ガスとなるSiH4を25
0sccm、C3H8を68sccm導入し、成長結晶を
0.4mm/h前後の成長速度で成長させる。
工程として、成長結晶表面温度を2500〜2600℃
まで上昇させ、SiH4を2SLM、C3H8を0.56
SLMと導入量を増加させると共に、Arを1SLMと
導入量を減少させ、成長結晶を2.5〜3mm/hの成
長速度で成長させる。
C3H8を用い、雰囲気ガスとして不活性ガスであるAr
に加えてH2を用いるようにしても、第1実施形態と同
様の効果が得られ、第1実施形態と同様に結晶性の良好
なSiC単結晶を得ることができる。
ては、成長中の雰囲気ガスをArとしているが、これに
微量の水素、酸素もしくは塩素ガスを混合しても良い。
また、第2実施形態においても、微量の酸素もしくは塩
素ガスを混合しても良い。これらのガスを導入すること
により、表面が多く露出している2次元核を選択的にエ
ッチングできるため、2次元核生成が抑制され、より良
好な成長結晶が得られる。
晶面方位としてc面から傾いたoff基板を用いても良
い。このようなoff基板を用いることにより、成長結
晶表面のステップ密度を増すことができるため、良好な
結晶成長が可能となる。
を成長初期としたが、転位密度が1×105個/cm2以
上の状態から、成長中に転位密度を減少させて1×10
5個/cm2以下とした後、第1工程を行っても良い。
するために、上記図1に示した装置を用い、上述した方
法に従ってSiC単結晶を成長させた。
単結晶(000−1)を使用し、第1工程を1時間、第
2工程を5時間行った。そして、第1工程から第2工程
への移行時間を40minかけて行った。また、SiC
種結晶2の表面とSiC粉末原料3の表面との距離は3
0mmとした。
空にし、900℃まで昇温した後、不活性ガス導入管7
からArを導入しながら石英反応管5内の圧力を6.6
5×104Pa(500Torr)に保ち、初期の結晶
成長表面である種結晶2の表面温度が2250℃、Si
C粉末原料3の温度が2300℃となるまで昇温した。
を緩やかに減圧し、雰囲気圧力を1.33×104Pa
(100Torr)に設定し、SiC粉末原料3から原
料ガスを昇華させ、1時間成長させた。なお、これと同
じ条件で別の実験を行い、第1工程のみによってSiC
単結晶を成長させた場合、成長速度が0.28mm/
h、転位密度が4×104個/cm2であった。
度を2500℃まで上昇させ、SiC粉末原料3の温度
を2700℃、圧力を4×103Pa(30Torr)
として、成長を行った。そして、第1工程から第2工程
の成長条件への移行タイミングは、移行開始からそれぞ
れ、成長結晶表面の温度を直後から20minの間、S
iC粉末原料3の温度は5〜30minの間、圧力を2
0〜40m1nの間とし、徐々に各条件を移行させた。
上昇しているため、表面マイグレーション速度が上昇
し、より多くの結晶の取り込みが可能となる。それから
SiC粉末原料3の温度を400℃上昇させ、より多く
の原料を供給する。また、温度が安定化したところで圧
力を減圧することにより、更に多くの原料ガスが供給を
可能となる。
3×104Pa(100Torr)とし、SiC粉末原
料3(2300℃)の分圧の4×102Pa(3Tor
r)以上としているため、SiC粉末原料3から昇華し
た原料ガスの拡散を制御でき、初期成長を安定化させる
ことができる。
03Pa(30Torr)としているのに対し、SiC
粉末原料3の2700℃での分圧が2.66×104P
a(220Torr)と大きいため、SiC粉末原料3
から昇華した原料ガスは雰囲気ガスにほとんど散乱され
ることなく自由に成長結晶表面上まで到達することにな
り、原料の供給速度が速くなる。
を経て得られた成長結晶は、17mmの長尺量となって
いた。このことから、第2工程の成長速度が約3mm/
hであることが分かった。また、得られた成長結晶に対
し、成長方向において数枚、c面に平行に成長結晶を切
り出し、KOHエッチングを行ったあとに転位密度を求
めた結果、転位密度は成長初期から成長後期まで一定値
で6×104個/cm2であった。このことから、成長速
度が3mm/hの条件においても、転位密度が1×10
5個/cm2以下の高品質な結晶を成長できたと言える。
認するために、上記図2に示した装置を用い、上述した
方法に従ってSiC単結晶の成長を行った。
種結晶2を用い、基本的には実施例1と同様の条件でS
iC単結晶を成長させているが、以下の点について条件
を変えている。この異なる部分について説明する。
空にし、その後、H2ガスを1SLM導入しながら成長
結晶表面を1400℃まで上昇させる。その後、H2ガ
スの導入を止め、Arガスを2SLM導入しながら更に
成長結晶表面を2250℃まで昇温させる。そして、成
長結晶表面の温度が安定化したところで、第1工程とし
て、原料ガスとなるSiH4を250sccm、C3H8
を68sccm徐々に導入し、1時間成長させた。
度を2500℃まで上昇させ、SiH4を2SLM、C3
H8を0.56SLMと導入量を増加させると共に、A
rを1SLMと導入量を減少させて成長を行った。そし
て、第1工程から第2工程の成長条件への移行タイミン
グは、移行開始からそれぞれ、成長結晶表面の温度を直
後から20minの間、SiH4及びC3H8の導入を5
〜30minの間、Arの導入の減少を20〜40mi
nの間とし、徐々に各条件を移行させた。
るArの流量が2SLMであり、原料ガスに対して多
く、また分圧も高くなる。このため、成長結晶表面に到
達する原料ガスが制御されると共に、パーティクルが発
生しないように、未反応ガスの成長結晶表面での停滞が
防止され、欠陥の発生が抑制される。一方、第2工程で
は、原料ガスを増加し、雰囲気ガスを減少させているた
め、原料の供給速度が速くなる。
たところ、第2工程の成長速度が約3mm/hであるこ
とが確認された。また、転位密度は成長初期から成長後
期まで一定値で2×104個/cm2であった。従って、
原料供給をガスで直接行うようにしても、実施例1と同
様の成長を行うことができると言える。
の断面構成を示す図である。
の断面構成を示す図である。
料、4…断熱材、5…石英反応管、6…誘導コイル、7
…Ar導入管、9…ガス導入管。
Claims (19)
- 【請求項1】 容器(1)内にSiC種結晶(2)を配
置すると共に、前記SiC種結晶の表面に原料ガスを供
給することで、該SiC種結晶の表面にSiC単結晶を
成長させるSiC単結晶の製造方法において、 前記SiC種結晶の表面に、前記SiC単結晶の転位密
度が1×105個/cm2以下となるように成長させる第
1工程と、 前記第1工程の後で、第1工程より速い成長速度で前記
SiC単結晶を成長させる第2工程とを有することを特
徴とするSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項2】 容器(1)内でSiC種結晶(2)を配
置すると共に、前記SiC種結晶の表面に原料ガスを供
給することで、該SiC種結晶の表面にSiC単結晶を
成長させるSiC単結晶の製造方法において、 前記SiC種結晶の表面に、前記SiC単結晶の転位密
度が1×105個/cm2以下となるように成長させる第
1工程と、 前記第1工程の後で、該第1工程より成長結晶表面温度
を高くして前記SiC単結晶を成長させる第2工程とを
有することを特徴とするSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項3】 前記第1工程を前記SiC単結晶の成長
初期に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のS
iC単結晶の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1工程を10min以上行うこと
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のS
iC単結晶の製造方法。 - 【請求項5】 前記第1工程により、前記SiC単結晶
を少なくとも100μm以上を成長させることを特徴と
する請求項1乃至4のいずれか1つに記載のSiC単結
晶の製造方法。 - 【請求項6】 前記第1工程では、成長速度を0.5m
m/h以下で成長させることにより、前記SiC単結晶
の成長初期時の転位密度が1×105個/mm2以下とな
るようにすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
か1つに記載のSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項7】 前記第2工程における成長速度を前記第
1工程の成長速度の5倍以上とすることを特徴とする請
求項1乃至6のいずれか1つに記載のSiC単結晶の製
造方法。 - 【請求項8】 前記第2工程における前記SiC単結晶
表面の温度を2500℃以上とすることを特徴とする請
求項1乃至7のいずれか1つに記載のSiC単結晶の製
造方法。 - 【請求項9】 前記第2工程における前記SiC単結晶
表面の温度を前記第1工程における前記SiC単結晶表
面の温度より100℃以上高温とすることを特徴とする
請求項1乃至8のいずれか1つに記載のSiC単結晶の
製造方法。 - 【請求項10】 前記第2工程における前記SiC単結
晶の転位密度が1×105個/cm2以下となるようにす
ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記
載のSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項11】 前記SiC種結晶の表面に前記原料ガ
スを供給する方法として、SiC粉末原料を加熱昇華さ
せる昇華法を用い、 前記第2工程における前記SiC粉末原料の温度を26
00℃以上とすることを特徴とする請求項1乃至10の
いずれか1つに記載のSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項12】 前記SiC種結晶の表面に前記原料ガ
スを供給する方法として、SiC粉末原料を加熱昇華さ
せる昇華法を用い、 前記第1工程における前記SiC粉末原料と前記SiC
単結晶表面との間の温度差を100℃以内とし、 前記第2工程における前記SiC粉末原料と前記SiC
単結晶表面との間の温度差を200℃以上とすることを
特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載のS
iC単結晶の製造方法。 - 【請求項13】 前記第2工程における前記SiC単結
晶の成長速度を2.5mm/h以上とすることを特徴と
する請求項1乃至12のいずれか1つに記載のSiC単
結晶の製造方法。 - 【請求項14】 前記第1工程から前記第2工程への移
行に際し、前記SiC単結晶表面の温度を前記第1工程
の条件から前記第2工程の条件に移行させるタイミング
が、前記原料ガスの供給条件を前記第1工程の条件から
前記第2工程の条件に移行させるタイミングよりも早く
なるようにすることを特徴とする請求項1乃至13のい
ずれか1つに記載のSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項15】 前記第1工程から前記第2工程への移
行に際し、前記第1工程の成長条件から前記第2工程の
成長条件への移行を30min以上の時間をかけて行う
ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1つに記
載のSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項16】 前記第1工程及び前記第2工程では、
前記原料ガスと共に雰囲気ガスを導入し、 前記第1工程では、雰囲気ガスとして使用されるガス種
の分圧を原料ガスの分圧より大きくし、前記第2工程で
は、雰囲気ガスとして使用されるガス種の分圧を原料ガ
スの分圧よりも小さくすることを特徴とする請求項1乃
至15のいずれか1つに記載のSiC単結晶の製造方
法。 - 【請求項17】 前記第2工程では、前記雰囲気ガスと
して水素、酸素及び塩素のうちの少なくとも一つの気体
を導入することを特徴とする請求項1乃至16のいずれ
か1つに記載のSiC単結晶の製造方法。 - 【請求項18】 前記SiC種結晶として、c面から傾
いた面を持つ結晶を用いることを特徴とする請求項1乃
至17のいずれか1つに記載のSiC単結晶の製造方
法。 - 【請求項19】 前記第1工程では前記SiC単結晶表
面の温度を2400℃以下とすることで、前記SiC単
結晶を4H−SiCとすることを特徴とする請求項1乃
至18のいずれか1つに記載のSiC単結晶の製造方
法。
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