JP2002308654A - ガラス筒体 - Google Patents
ガラス筒体Info
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- E04—BUILDING
- E04C—STRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
- E04C3/00—Structural elongated elements designed for load-supporting
- E04C3/02—Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces
- E04C3/28—Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of materials not covered by groups E04C3/04 - E04C3/20
- E04C3/285—Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of materials not covered by groups E04C3/04 - E04C3/20 of glass
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- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
ラス筒体を接着する施工期間を短くすることができるガ
ラス筒体を提供する。 【解決手段】 ガラス筒体55は、重力作用では変形す
ることのない硬さを有するとともに接着性を有する定形
シーリング材54で、2個の溝型ガラス51,51同士
を接着したものである。また、この定形シーリング材5
4は、0℃以下で保存し、常温で経時的に硬化するとと
もに接着性を増す性質の冷凍保存・常温硬化型ポリマー
である。
Description
ラスを2個組合せて形成したガラス筒体に関する。
方法として、特公昭51−20810号公報「壁体とし
て用いる溝型ガラスの取付方法」が知られている。ここ
で、溝型ガラスはウエブの両端からフランジを延ばすこ
とにより、断面略コ字形に形成したガラスである。この
溝型ガラスは「プロフィリット」とも言われ、ウエブは
「面」、フランジは「そで」とも言われるが、ここでは
溝型ガラス、ウエブ、フランジの用語を採用する。
備えたガラス壁構造の説明図であり、それぞれ上記公報
の第2図,第3図を再掲したものであるが、符号は振り
直した。ガラス壁100をガラス筒体101・・・(・・・は
複数を示す)で製造する際には、先ず一対の溝型ガラス
103,103を互にウエブ104,104を向い合せ
た状態でそれぞれのフランジ105・・・の端部をガスケ
ット(断面H型ガスケット)106の溝106a,10
6aに嵌め込むことによりガラス筒体101を形成す
る。
態でならべ、上下端に断面コ字形の弾性部材107,1
08を取付け、それぞれの弾性部材107,108を建
物の溝(図示しない)で保持することにより、大きなガ
ラス壁100を形成する。このガラス筒体101は、一
対の溝型ガラス103,103をガスケット106でシ
ールするので、ガスケット106の張出部106bがガ
ラス筒体101の外側に張出した状態になる。このた
め、ガスケット106の幅W1が目地幅となり、目地幅
を小さくすることができない。
それぞれのフランジ105・・・をガスケット106の溝
106a,106aに嵌め込むだけでは、フランジ10
5・・・とガスケットとの間の隙間を水密性を保つように
確実にシールすることは難しい。
のそれぞれのフランジ105・・・をガスケット106の
溝106a,106aに嵌め込むだけなので、ガラス筒
体101の搬送中にフランジ105・・・からガスケット
106が外れてしまう虞れがある。
図に示すガラス筒体が考えられる。図8は従来の別のガ
ラス筒体の断面図であり、ガラス筒体110は、一対の
溝型ガラス111,111のフランジ112・・・の端部
112a・・・を一定の隙間を開けて配置し、隙間の裏側
をバックアップ材114,114で塞ぎ、表側から隙間
にシリコーンシーラント115を充填することにより、
一対の溝型ガラス111,111のフランジ112・・・
同士をシリコーンシーラント(シーリング材)115で
接着したものである。
ンシーラント115を充填することにより、目地幅W2
をフランジ112,112の隙間に抑えることができ
る。このため、ガラス筒体110の目地幅W2を小さく
することができる。また、一対の溝型ガラス111,1
11のフランジ112・・・をシリコーンシーラント11
5で接着することができるので、フランジ112,11
2間の隙間を水密性を保つように確実にシールすること
ができる。
のフランジ112・・・をシリコーンシーラント115で
接着することができるので、ガラス筒体110の搬送中
にフランジ112,112同士の接着部が外れることを
防ぐことができる。
ラス111,111のフランジ112・・・間の隙間にシ
リコーンシーラント115を充填するためには、シリコ
ーンシーラント115を隙間から流出させないように、
隙間の裏側をバックアップ材114で塞ぐ必要がある。
このバックアップ材114がガラス筒体110の外側か
ら透けて見えてしまうので、ガラス筒体110の外観性
を高める妨げになっていた。
クアップ材114を配置する手間がかかる。加えて、シ
リコーンシーラント115を充填する際に、フランジ1
12の外面にシリコーンシーラント115が付着するこ
とを防ぐためにマスキングテープを貼り付ける手間もか
かる。このように、バックアップ材114を配置する手
間や、マスキングテープを貼り付ける手間がかかるため
に、一対の溝型ガラス111,111を接着する施工期
間を短くする妨げになっていた。
観性を高めることができ、ガラス筒体を接着する施工期
間を短くすることができるガラス筒体を提供することに
ある。
に本発明の請求項1は、断面コ字形の溝型ガラスを2個
組合せてなるガラス筒体において、重力作用では変形す
ることのない硬さを有するとともに接着性を有する定形
シーリング材で、前記溝型ガラス同士を接着したことを
特徴とする。
する定形シーリング材で、2個の溝型ガラスを接着する
ように構成した。よって、シーリング材の流出を抑える
ためのバックアップ材や、シーリング材のフランジ外面
へのはみ出しを防止するためのマスキングテープを不要
にすることができる。このため、バックアップ材を配置
する手間や、マスキングテープを貼り付ける手間を省く
ことができる。加えて、シーリング材の流出を抑えるバ
ックアップ材を不要にすることで、ガラス筒体の外側か
らバックアップ材を見えないようにすることができる。
以下で保存し、常温で経時的に硬化するとともに接着性
を増す性質の冷凍保存・常温硬化型ポリマーであること
を特徴とする。
て熱硬化材や紫外線硬化材が考えられるが、熱硬化材や
紫外線硬化材を使用する場合には、加熱設備や紫外線照
射設備が必要になる。そこで、請求項2では、常温で経
時的に硬化するシーリング材を使用することで、シーリ
ング材を硬化させる設備を不要にでき、一対の溝型ガラ
スを比較的簡単に接着することができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るガラス筒体を備えたガ
ラス壁構造の断面図である。ガラス壁構造10は、建屋
柱(図示しない)などの固定部材11・・・(2個のみを
図示する)に支持部材15・・・(2個のみを図示する)
を連結し、支持部材15にそれぞれレール部材20・・・
(2個のみを図示する)を取付けることによりレール部
材20,20を上下に所定間隔をおいて配置し、これら
上下のレール部材20,20間に溝型ガラス51,51
(図3に示す)を組合せたガラス筒体55(図3も参
照)を複数個配置し、複数個のガラス筒体55・・・のう
ちのそれぞれの上端56・・・を上側のレール部材20で
支えるととも、複数個のガラス筒体55のうちのそれぞ
れの下端57を下側のレール部材20で支えるように構
成したものである。
体55の上端開口56aを上プラグ60で塞ぐとともに
上プラグ60に吊りボルト65を取付け、この吊りボル
ト65を上側のレール部材20に係止することによりガ
ラス筒体55を上側のレール部材20で吊り下げ、ガラ
ス筒体55の下端開口57aを下プラグ70で塞ぐとと
もに下プラグ70に保持ボルト72を取付け、この保持
ボルト72を下側のレール部材20に係止することによ
りガラス筒体55を鉛直状態に保持するものである。
材20の上方にも同様にガラス筒体55・・・を取付ける
ことができ、下側のレール部材20の下方にも同様にガ
ラス筒体55・・・を取付けることができる。
内側、室外側を外側として説明する。固定部材11は、
一例として建屋柱(図示しない)に固定した部材であ
り、先端11aに支持部材15の基端15bを当接さ
せ、ボルト13a及びナット13bで支持部材15を締
め付けたものである。なお、基端15bの周囲にはシー
リング材12が充填されている。基端15bの周囲にシ
ーリング材12を充填することにより大気中の水分がボ
ルト13aの位置まで侵入することを防ぐことができ、
かつボルト13aを大気から保護することができる。加
えて、ナット13bをキャップ14で覆うことにより、
大気中の水分がキャップ14内に侵入することを防ぐこ
とができ、かつナット13bを大気から保護することが
できる。
22の外側面22aを当接させ、ボルト18a・・・、四
角ナット18b・・・(奥側のボルト・ナットは図示しな
い)でレール部材20を取付け、支持部材15の先端1
5aに備えたバックアップ材16とレール部材20との
間(すなわち、先端15aの周囲)にシーリング材17
を充填したものである。ボルト18a・・・をキャップ1
9で覆うことにより、大気中の水分がキャップ19内に
侵入することを防ぐことができ、かつボルト18a・・・
を大気から保護することができる。
5aにレール本体22の外側面22aを当接し、この状
態でレール本体22を支持部材15にボルト18a・・・
及び18b・・・で取付け、レール本体22の内側下面2
2bに断面略L形の係止部材40を取付け、この係止部
材40に吊りボルト65の頭部66を係止させ、レール
本体22の内側上面22cに保持部材42を取付け、こ
の保持部材42の軸受に保持ボルト72を差込み、レー
ル本体22の内側面22dに化粧プレート45を取付
け、レール本体22の外側下面22eに下側バックアッ
プ材47を取付けたものである。
口56aに差し込み、ガラス筒体55との間の隙間にゴ
ム製の緩衝材61を取付けるとともにシーリング材62
を充填することによりガラス筒体55の上端開口56a
を塞いだものである。この上プラグ60は、中央に吊り
ボルト65をねじ込むためのねじ孔63を形成し、この
ねじ孔63の室内側及び室外側にそれぞれ支えロッド7
5,75を取付けるための取付孔64,64を形成した
ものである。
じ込み、ナット67でロックすることにより、吊りボル
ト65を上プラグ60に固定することができる。この吊
りボルト65は、頭部66を拡径状に形成し、この頭部
66を係止部材40に係止することにより、ガラス筒体
55をレール部材20に吊下げることができる。
であり、ガラス筒体55の下端開口57aに差し込み、
ガラス筒体55との間の隙間にゴム製の緩衝材61を取
付けるとともにシーリング材62を充填することにより
ガラス筒体55の下端開口57aを塞いだものである。
下プラグ70のねじ孔63に保持ボルト72をねじ込む
ことにより、保持ボルト72を下プラグ70に固定す
る。この保持ボルト72の下端を保持部材42の軸受に
差込むことにより、ガラス筒体55を垂直状態に保持す
ることができる。
付孔64,64(図2も参照)に支えロッド75,75
の上端をそれぞれ差込み、差込んだ上端をナット76,
76で締め付けるとともに、下プラグ70に形成した取
付孔64,64にそれぞれ支えロッド75,75の下端
をそれぞれ差込み、差込んだ下端をナット76,76で
締め付ける。これにより、上下のプラグ60,70をガ
ラス筒体55の上下端56,57に保持することができ
る。
取付孔64・・・のそれぞれの拡径部にシーリング材77・
・・(図2も参照)を外側から充填することで、ガラス筒
体55の内部に大気中の水分が侵入することを防ぐこと
ができ、かつ支えロッド75・・・及びナット76・・・を大
気から保護することができる。
図である。溝型ガラス51をウエブ52の両端から各々
フランジ53,53を延ばして断面コ字形に形成し、2
個の溝型ガラス51,51を組合せてガラス筒体55を
形成する。すなわち、ガラス筒体55は、断面コ字形の
溝型ガラス51,51を2個対向させて配置し、それぞ
れの溝型ガラス51,51のフランジ53・・・の端部同
士を定形シーリング材54,54で接着することにより
形成したものである。なお、定形シーリング材54は、
図4〜図6で詳しく説明する。
口56aを上プラグ60で塞ぐとともに下端開口57a
(図2に示す)を下プラグ70で塞ぎ、上下のプラグ6
0,70の取付孔64・・・に支えロッド75,75の上
下端を差し込み、差し込んだ支えロッド75,75の上
下端にナット76・・・を締め付ける。
出片68・・・がガラス筒体55の上下の縁55a,55
bを薄いシーリング材(図示しない)を介して押圧する
ことにより、ガラス筒体55の上下端56,57にそれ
ぞれ上下のプラグ60,70を固定することができる。
〜図5に基づいて説明する。図4(a),(b)は本発
明に係るガラス筒体を組付ける第1組付け工程図であ
る。(a)において、先ず溝型ガラス51の内側を上向
きにした状態で平置きする。次に、上プラグ60の外周
に緩衝材61を嵌め込むとともに、下プラグ70の外周
に緩衝材61を嵌め込み、上下のプラグ60,70を一
対の支えロッド75,75で仮組みして矢印の如く溝
型ガラス51に載せる。次いで、溝型ガラス51の一対
のフランジ53,53の端部53a,53aにシーリン
グ材(定形シーリング材)54,54を矢印の如く載
せる。
らもう一方の溝型ガラス51を矢印の如く被せること
により、もう一方の溝型ガラス51のフランジ53,5
3の端部53a,53aを定形シーリング材54,54
に載せる。
のシリコーンであって、断面矩形とすることでフランジ
53の端部53aに接触する接触面54a,54aを平
坦にすることができる。よって、フランジ53の端部5
3aに定形シーリング材54を載せやすく、かつ接触面
54aにフランジ53の端部53aを載せ易くすること
ができる。さらに、定形シーリング材54は可撓性を備
えているので、定形シーリング材54の取扱いが容易に
なり、定形シーリング材54をフランジ53の端部53
aに載せる作業を簡単におこなうことができる。
用では変形することのない硬さを有するとともに接着性
を有する接着材である。よって、従来技術のようにシー
リング材の流出を抑えるバックアップ材や、フランジ外
面へのシーリング材のはみ出しを防止するマスキングテ
ープを不要にすることができる。上述したように、定形
シーリング材54は取扱いが容易で、バックアップ材を
配置する手間や、マスキングテープを貼り付ける手間を
省くことができるので、ガラス筒体を接着する施工期間
を短くできる。
で保存し、常温で経時的に硬化するとともに接着性を増
す性質の冷凍保存・常温硬化型ポリマーである。例え
ば、シーリング材としては、熱硬化材や紫外線硬化材が
考えられるが、熱硬化材や紫外線硬化材を使用する場合
には、加熱設備や紫外線照射設備が必要になる。
する定形シーリング材54を使用することで、シーリン
グ材を硬化させる設備を不要にすることができる。よっ
て、一対の溝型ガラス51,51を比較的簡単に接着す
ることができるので、ガラス筒体55を接着する施工期
間をより短くできる。
接着性を増す性質であり、0℃以下で保存状態では接着
性は伴わない。このため、定形シーリング材54に接着
性が発現する前に接着を行うことで、定形シーリング材
54による接着工程をより時間をかけないで行うことが
できる。
200〜400に設定した。ここで、可塑度とは、定形
シーリング材54で2グラム球を形成し、この2グラム
球を5kgの荷重で平行平板で3分間圧縮し、3分後の
2グラム球の厚さ(単位:mm)を測定し、この測定値
を100倍した値である。
ング材54が柔らかくなり過ぎて、定形シーリング材5
4に手がふれるだけで定形シーリング材54が簡単に潰
れてしまうことが考えられる。定形シーリング材54が
潰れると、潰れた部分とフランジ53の端面(接触面)
に隙間が発生する虞れがある。
形シーリング材54に溝型ガラス51の自重をかけた際
に、定形シーリング材54が潰れ過ぎて定形シーリング
材54がフランジ53の端面(接触面)からはみ出して
しまう虞れがある。そこで、フランジ53との接触面に
隙間が発生することを防ぎ、さらに定形シーリング材5
4のはみ出しを防止するために、定形シーリング材54
の可塑度を200以上に設定した。
ーリング材54の柔軟性を確保することが難しく、一対
の溝型ガラス51でガラス筒体55を組付ける際に、溝
型ガラス51の自重だけでフランジ53の端面(接触
面)に密着させることができない虞れがある。そこで、
定形シーリング材54の可塑度を400以下になるよう
に設定した。
第2組付け工程図である。もう一方の溝型ガラス51の
フランジ53,53の端部53a,53aを定形シーリ
ング材54,54に載せた後、もう一方の溝型ガラス5
1を矢印の如く押圧する。一対の溝型ガラス51,5
1のフランジ53・・・に定形シーリング材54を圧着さ
せてガラス筒体55を形成する。このように、一対の溝
型ガラス51,51のフランジ53・・・に定形シーリン
グ材54を、例えば溝型ガラス51の自重で圧着するだ
けで、一対の溝型ガラス51,51を接着することがで
きる。よって、ガラス筒体55を簡単に組付けることが
できる。
材充填具80で上プラグ60の周囲に沿ってシーリング
材62を充填することにより、ガラス筒体55の上端開
口56a(図2に示す)を塞ぐとともに、下プラグ70
の周囲に沿ってシーリング材62を充填することによ
り、ガラス筒体55の下端開口57a(図2に示す)を
塞ぐ。
ラグ60,70の取付孔64・・・のナット67・・・を締め
付けることにより、支えロッド75,75を張って、支
えロッド75,75に適度な張力をかける。支えロッド
75,75を張った後、取付孔64,64をシーリング
材77(図2に示す)で塞ぐ。
ボルト65(図1に示す)を取付けるとともに、下プラ
グ70のねじ孔63に保持ボルト72(図1に示す)を
取付ける。図1に示すように吊りボルト65を上側のレ
ール部材20に係止することによりガラス筒体55を上
側のレール部材20で吊り下げ、保持ボルト72を下側
のレール部材20に係止することによりガラス筒体55
を鉛直状態に保持する。
吊りボルト65及び保持ボルト72を取付ける手順は、
上述した工程に限らないで適宜に決めることができる。
また、ガラス筒体55の組付け工程は、上述した工程に
限らないで、その他の組付け工程で組付けることも可能
である。
て説明する。図6(a),(b)は本発明に係るガラス
筒体の作用説明図であり、(a)は比較例を示し、
(b)は実施例を示す。(a)において、一対の溝型ガ
ラス111,111のフランジ112・・・間の隙間の裏
側をバックアップ材114,114で塞いで、シリコー
ンシーラント115,115が隙間から流出させないよ
うにする必要がある。例えば歩行者117がガラス筒体
110を外側から見たとき、ガラス筒体110にバック
アップ材114,114が透けて見えてしまうので、ガ
ラス筒体110の外観性を高める妨げになっていた。
ランジ112・・・間の隙間の裏側に配置する手間がかか
り、かつマスキングテープを貼り付ける手間もかかる。
このため、ガラス筒体110の接着作業期間を短くする
妨げになっていた。
51のフランジ53・・・を定形シーリング材54で接着
することにより、従来の接着剤のように流出をバックア
ップ材で防ぐ必要はない。例えば歩行者90がガラス筒
体55を外側から見たとき、バックアップ材が見えない
のでガラス筒体55の外観性を高めることができる。よ
って、ガラス筒体55・・・でガラス壁構造を構成する際
に、図1〜図3に示すように定形シーリング材54を人
目につきやすい位置に配置することも可能になる。
裏側に配置する手間や、マスキングテープを貼り付ける
手間を省くことができるので、ガラス筒体55の接着作
業期間を短くすることができる。
材54を断面矩形に形成した例について説明したが、定
形シーリング材54の形状は断面矩形に限るものではな
く、例えば楕円などのその他の断面形状にすることも可
能である。
の上下端にそれぞれ上下のプラグ60,70を介して吊
りボルト65及び保持ボルト72を取付け、これらのボ
ルト65,72でレール部材20に支えるガラス筒体5
5に本発明を適用した例を説明したが、その他の支持部
材(一例として、一般的なチャンネル状のサッシ)で上
下端を支えるガラス筒体にも同様に適用することができ
る。
ラス51,51でガラス筒体55を組付ける際に、溝型
ガラス51の自重で定形シーリング材54を圧着させて
一対の溝型ガラス51,51を接着させる例について説
明したが、これに限らないで、溝型ガラス51を、例え
ば押圧手段で押圧して定形シーリング材54を圧着する
ことも可能である。
する。請求項1は、重力作用では変形することのない硬
さを有する定形シーリング材で、2個の溝型ガラスを接
着するように構成した。このため、シーリング材の流出
を抑えるためのバックアップ材や、シーリング材のフラ
ンジ外面へのはみ出しを防止するためのマスキングテー
プを不要にすることができる。従って、バックアップ材
を配置する手間や、マスキングテープを貼り付ける手間
を省くことができるので、ガラス筒体を接着する施工期
間を短くすることができる。
クアップ材を不要にすることで、ガラス筒体の外側から
バックアップ材を見えないようにすることができる。従
って、ガラス筒体の外観性を高めることができる。さら
に、シーリング材を備えた表面を人目につく位置に積極
的に配置することも可能になり、設計の自由度を高める
こともできる。
リング材を使用することで、シーリング材を硬化させる
設備を不要にすることができる。従って、一対の溝型ガ
ラスを比較的簡単に接着することができるので、ガラス
筒体を接着する施工期間をより短くすることができる。
性を増すようにすることで、0℃以下の保存状態では接
着性を伴わないようにできる。従って、定形シーリング
材に接着力が発現する前に接着を行うことで、定形シー
リング材による接着工程をより時間をかけないで行うこ
とができる。
の断面図
工程図
工程図
図
ジ、54…シーリング材、55…ガラス筒体。
Claims (2)
- 【請求項1】 断面コ字形の溝型ガラスを2個組合せて
なるガラス筒体において、重力作用では変形することの
ない硬さを有するとともに接着性を有する定形シーリン
グ材で、前記溝型ガラス同士を接着したことを特徴とす
るガラス筒体。 - 【請求項2】 前記シーリング材は、0℃以下で保存
し、常温で経時的に硬化するとともに接着性を増す性質
の冷凍保存・常温硬化型ポリマーであることを特徴とす
る請求項1記載のガラス筒体。
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2001
- 2001-04-11 JP JP2001112825A patent/JP2002308654A/ja active Pending
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