JP4792987B2 - 枠体付きガラスパネル - Google Patents

枠体付きガラスパネル Download PDF

Info

Publication number
JP4792987B2
JP4792987B2 JP2006010764A JP2006010764A JP4792987B2 JP 4792987 B2 JP4792987 B2 JP 4792987B2 JP 2006010764 A JP2006010764 A JP 2006010764A JP 2006010764 A JP2006010764 A JP 2006010764A JP 4792987 B2 JP4792987 B2 JP 4792987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
glass plate
glass
silicone rubber
metal frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006010764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007191910A (ja
Inventor
健一 新井
雅貴 田原
宏幸 多門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2006010764A priority Critical patent/JP4792987B2/ja
Publication of JP2007191910A publication Critical patent/JP2007191910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4792987B2 publication Critical patent/JP4792987B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、枠体付きガラスパネルに関する。
ガラス板と金属部材の接着方法には、大きく分けて2種類の方法がある。
一つは接着面積をごく少なくして接着力が強い接着剤を用いる接着方法であり、もう一つは、接着部を帯状に細長くして接着面積を確保し弾力性のある接着剤を用いる接着方法である。
前者は、例えば、接着部位でガラス板を吊る、またはガラス扉を有する家具のガラス扉のジョイント金具をポイント接着する際に用いる接着方法であり、エポキシ樹脂系接着剤またはアクリル樹脂系接着剤等の接着力が強いものを使用する。これら接着剤は硬化後の硬度が高い。後者は、例えば、窓ガラスにおいて、サッシ溝とガラス板の間にウェザーシール材を充填する際等に用いられ、シリコーン系接着剤等、柔軟で弾性のある接着剤を使用することが多い。
これら接着剤の両方の長所を併せ持つ接着力があり且つ柔軟性のある接着剤として、特許文献1〜3に加熱硬化型の熱硬化性シリコーンゴム接着剤組成物、即ち、熱硬化性シリコーンゴム接着剤が開示されている。これら熱硬化性シリコーンゴム接着剤組成物は、特許文献1、2に形状がシート状もしくはテープ状であると記載され、更に、特許文献3に、熱硬化性シリコーンゴム接着剤組成物形状がシート状もしくはテープ状である成型したシリコーン材とガラス板をした建築用窓ガラス構造体が開示されている。
一方、ガラス板と金属部材を帯状の接着剤で接着してガラス壁面やガラス構築物を構成する工法に、例えばリブガラス工法、SG工法等がある。リブガラス工法は複数のフェイスガラス板を突合させ、その突合せ部で直角方向にリブガラスをシリコーンシーラント等で固定し、フェイスガラスにかかる風荷重をリブガラスで支え大型のリブガラススクリーンを建設する工法である。SG工法は工場等でガラス板の支持辺に金属枠としてのアルミ枠等を予め接着加工し枠体付きガラスパネルとし、該枠体付きガラスパネルの枠体を、建設現場において、柱材や方立材に固定する工法である。簡単に言えば、リブガラス工法は金属枠を使わずガラス板同士を直接シリコーンシーラント等で突合せて接着し、シリコーンシーラントの接着強度とリブガラスの面内剛性によりリブガラススクリーンを建設するもの、SG工法はガラス板と金属部材の接着により、ガラススクリーンを建設するものである。尚、特許文献3はSG工法のアルミ枠等の代わりにシリコーン定型ガスケットを用いたものである。
リブガラス工法、SG工法はともにガラス板同士もしくはガラス板と金属枠を接着しているものの、工法の制約や接着剤の接着強度および硬さの不足があり、ガラス板自体の有する剛性を生かしてガラス板自身を構造物として用いるものではない。SG工法においては、ガラス板は風荷重に耐えるのみであり、地震等の際はガラス板に力が加わらない様に、アルミ枠とガラスの接着部がその力を吸収するようにしている。
また、特許文献4において、建物の一部に粘弾性体よりなる制振部材を介して非構造部材である板材を設けたことを特徴とする制振壁構造が開示されている。具体的には、ガラス板材の周囲に金属部材を配した構造物である枠体付きガラスパネルにおいて、ガラス板材と金属部材とを粘弾性体を介して接着し、ガラス板材と金属部材との間に配した制振部材としての該粘弾性体がガラス板にかかる外力を減衰させることで、通常は非耐震壁である枠体付きガラスパネルを制振壁構造としたものである。
特開2002−294202号公報 特開2002−294203号公報 特開2002−294910号公報 特開2002−309798号公報
このように従来のリブガラス工法、SG工法等におけるシーリング材、例えば、シリコーンシーラント等による、ガラス同士またはガラス板と金属部材との接合は、シーリング材が柔軟性であるため、ガラス板同士またはガラス板と金属部材を構造状完全に一体化したものではなく、言い換えれば枠体付きガラスパネルを、大きな荷重を受ける1個の構造物として利用される程に完全に接着一体化するものではなく、ガラス板自体の有する剛性を生かしてガラス板自身を構造物として用いるものではないという問題があった。
一方、エポキシ樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤は強力な接着力を有するが、接着する際に極めて硬くなり柔軟性に欠けるため、ガラス板と金属枠とを帯状の大きな接着面積となるように接着し枠体付きガラスパネルを作製すると、温度変化によるガラス板と金属枠の膨張差により接着部に亀裂が入る等して接着力が低下する、かといって多数のスポットで接着すると接着力に欠け、ガラス板と金属枠を構造状完全に一体化したものではなく、ガラス板自体の有する剛性を生かしてガラス板自身を構造物として用いるものではないという問題があった。
また、ガラス板材の周囲に金属部材を配した構造物である枠体付きガラスパネルにおいて、ガラス板材と金属部材とを粘弾性体を介して接着し、ガラス板材と金属部材との間に配した制振部材としての該粘弾性体がガラス板にかかる外力を減衰させることで、通常は非耐震壁である枠体付きガラスパネルを制振壁構造とすることは、外力の減衰には有効であるが、接着剤の変形を許す構造としており、ガラス板と金属枠を構造状完全に接着一体化するものではなく、ガラス板の自体の有する剛性を生かした構造物ではないという問題があった。
本発明は、前記の問題を解決し、ガラス板と金属枠を構造状完全に接着一体化する強力な接着力を有する接着剤により、ガラス板自体の有する剛性を生かした構造物として用いられる枠体付きガラスパネルを提供するものである。
本発明は、特許文献1〜3に記載の加熱硬化型の熱硬化性シリコーンゴム接着剤を用い、ガラス板と金属枠の接着部位が帯状になるように接着し完全にガラスと金属枠を一体化させた枠体付きガラスパネルを提供するものである。ガラス板と金属枠を構造状一体化したことで、ガラス板自体の持つ剛性を十分に生かし、ガラス板の端部への荷重の一点集中を避け、枠体付きガラスパネルを大きな荷重に耐える構造物とした。本発明の枠体付きガラスパネルは、他の部材との接合させる大きな荷重に耐える構造物として多目的な用途に使用される。
更に、本発明において、接着する部位の形状を具体化し、ガラスと金属の熱膨張係数の違いを考慮した接着面の幅、長さを考慮し優れた枠体付きガラスパネルを得た。
本来、ガラス板は構造物として使用するに可能な面内剛性を有しているが、実際には、ガラススクリーン等のガラス壁パネルに枠体付きガラスパネルを構造物として使用すると、荷重として面内に向く外力がガラス板の端部の一点に集中して作用し、そこを起点にひび割れ等の破壊が起こり易い。このように端部の一点に外力を集中させることに対し、ガラス板は脆弱である。よって、従来の工法において、枠体付きガラスパネルを大きな荷重に耐える構造物として利用することは避けており、ガラスを納めるサッシ枠等はガラス板の端部が地震力等の面内方向の外力からフリーになる構造になっている。
従って、枠体付きガラスパネルを大きな荷重に耐える構造物とするには、ガラス板の端部の限られた部位に荷重を集中して作用させないように、自重および外力等の荷重を均一に分散させてガラス板に伝えることが重要なポイントとなる。
即ち、本発明は、ガラス板の全周または部分周に金属枠が帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤により接着されてなる建築用枠体付きガラスパネルであって、前記ガラス板の側面のみを接着し、前記ガラス板の端面側は、前記金属枠に対して間隔を空けフリーな構造とし、前記熱硬化性シリコーンゴム接着剤の接着強度と接着後のせん断剛性により、前記ガラス板と前記金属枠と構造上接着一体化させ、前記ガラス板自体の有する剛性を生かし、前記ガラス板自体を構造材として用いることを特徴とする建築用枠体付きガラスパネルである。
更に、本発明は、金属枠が断面コの字型もしくは断面L字型の長尺状でガラス板の周辺を包みこむように、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤により金属枠とガラス板の側面とが接着されてなることを特徴とする上記の枠体付きガラスパネルである。
更に、本発明は、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤によりガラス板に接着された金属部材がステンレス鋼SUS304製であり、辺長方向に400mm以上、600mm以下毎に区切られて連結されており、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤の幅が5mm以上、30mm以下であることを特徴とする上記の枠体付きガラスパネルである。
加熱硬化型の熱硬化性シリコーンゴム接着剤を用い、ガラス板と金属枠の接着部位が帯状になるように接着し完全にガラスと金属枠を一体化させた本発明の枠体付きガラスパネルにより、ガラス板と金属枠を構造状一体化させて、ガラス板自体の持つ剛性を十分に生かしガラス板の端部への荷重の一点集中を避けた、大きな荷重に耐え得る構造物としての枠体付きガラスパネルが得られた。本発明の枠体付きガラスパネルは、大きな荷重に耐える他の部材との接合させえる構造物して多目的な用途に使用される。
本発明において、熱硬化性シリコーンゴム接着剤は、ガラス板の端部と金属枠との間に構造物としての仲介を担っており、その接着強度と適度な剛性によりガラス板の端部に荷重を集中させることなく、金属枠から伝わる外力をガラス板面内に均一に分散して伝える。このような熱硬化性シリコーンゴム接着剤が特許文献1〜3に開示され、東レ・ダウコーニングシリコーンより、商品名、SOTEFAとして市販されており、本発明の枠体付きガラスパネルに好適に使用される。
本発明の枠体付きガラスパネルに使用する熱硬化性シリコーンゴム接着剤の接着強度は被着体の界面で剥離離脱しない強度である必要があり、一方、せん断剛性は、従来のSG工法で使用されている接着剤、超高モジュラスシリコーンの3倍以上、5倍以下、即ち、1.5MPa以上、2.5MPa以下の範囲のものが好適に使用される。せん断剛性が1.5MPa未満であると、せん断剛性が低すぎて枠体付きガラスパネルを大きな荷重に耐える他の部材と接合させ得る構造物して使用し得ない。せん断剛性が2.5MPaより大きいと、剛性が高すぎて、温度変化によるガラス板と金属枠の膨張差により接着部に亀裂が入る等して接着力が低下する。また、ガラス板の端部に荷重を集中させることなく、金属枠から伝わる外力をガラス板面内に均一に分散して伝えることが困難になる。
また、本発明の枠体付きガラスパネルに使用する帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤の厚みは接着部位に働くせん断力に耐えるために、0.5mm以上、1.5mm以下の厚みで使用する。0.5mmより薄いと、自重および金属枠から伝わる外力等の荷重をガラス板面内に均一に分散して伝えることが困難になる。1.5mmより厚くなると、接着部が剥がれやすくなる。
本発明の枠体付きパネルにおけるガラス板と金属枠を帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤を介在させて接着させる手順を図面により説明する。
図1および図2は、本発明の枠体付きガラスパネルの一例における接着部位を示す断面図である。
本発明の枠体付きガラスパネルにおいて、ガラス板Gと金属枠1の接着部の断面における金属枠1の形状は、ガラス板Gに対して対称な図1に示すようなコの字型、または図2に示すようなLの字型とし、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤2により、ガラス板Gの側面を金属枠1の長手方向に接着する。設計荷重に対して必要な接着面積を、熱硬化性シリコーンゴム接着剤2の接着強度から算出し、接着部位の接着幅と長さ寸法を決める。
尚、図1および図2に示すように、ガラス板Gの端部に荷重を集中させることなく、金属枠1から伝わる外力をガラス板G面内に均一に分散して伝えるように、特に地震等における面内方向へ強力な外力に対してガラス板Gが容易に割れることなきよう、ガラス板Gの側面のみを接着し、端面側は金属枠1に対して間隔をあけフリーな構造にすることが望ましい。
図1、図2の接着部を持ついずれの枠体付きガラスパネルにおいても、ガラス板Gと金属枠1の間に熱硬化性シリコーンゴム接着剤2を介在させ圧着後に加熱硬化させる。この加熱硬化は、加圧加熱器であるオートクレーブを用いた加圧下で加熱温度100〜180℃にて行う、また加熱硬化前に予めローラー等で圧着した後、バッチ式加熱炉または連続加熱炉で加圧を行わず加熱のみで接着を行う方法がある。
また、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤2を用いてガラス板Gと金属枠1を接着する際は、ガラスGと金属枠1の熱膨張係数差によって生ずる熱硬化性シリコーンゴム接着剤2自体の残留歪みを考慮する必要がある。
具体的には、該熱硬化性シリコーンゴム接着剤2は加熱硬化させる際、100℃以上、180℃以下に加温して、好ましくは120℃以上、150℃以下に加温して、一定時間、好ましくは、20分〜40分、該温度以上に保持し、加熱硬化させて接着を完了させる。加熱後に、枠体付きガラスパネルが室温に戻る際、接着部位の長さに比例して硬化した熱硬化性シリコーンゴム接着2による接着部位に残留歪みが残る。
図3は、本発明の枠体付きガラスの一例の斜視図である。
本発明の枠体付きパネルの金属枠1に、安価で建築用のステンレス鋼として一般的に用いられるSUS304を使用する場合は、熱硬化性シリコーンゴム接着剤2の残留歪みの影響を少なくするため、ガラススクリーンのガラス壁パネルとして用いる場合は、図3に示すように、SUS材を400mm以上、600mm以下の長さ毎に使用し、これらを突きつけて繋ぐように接着し金属枠1とする。このときのSUS材繋ぎ目3は1.0mm以上、2.0mm以下のクリアランスを設ければよい。建築用ステンレス鋼として一番汎用性のあるSUS304はガラスと比較して約2倍の熱膨張係数がある。SUS304はJIS規格(JIS G 4303)において、Crの含有率が18.0wt%〜20.0wt%、Niが8wt%〜10.5wt%,残部の主成分がFeと定められたオーステナイト系ステンレス鋼である。
本発明の枠体付きガラスパネルに使用するガラス板Gの種類は、フロート法で製造した後、強化等の処理を行っていないフロートガラス板、フロートガラス板を軟化点近辺に加熱後に空冷して表面圧縮応力を発生させ破壊強度を向上させた強化ガラス板等が挙げられる。ガラス板Gに孔をあけてボルトで固定しガラススクリーン等の建造物を建設する方式と比較し、本発明の枠体付きガラスパネルを用いると、強化ガラス板のみでなくフロートガラス板を使って丈夫なガラススクリーン等が形成できること、ボルト孔等の加工や強化加工が不要なこと、外力がボルト固定等のようにガラス孔等へ集中しないこと等が利点である。
更に、本発明の枠体付きガラスパネルにはガラス板Gが破損したときに破片が飛び散りにくい合わせガラスの使用も容易である。帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤2を用い、熱硬化性シリコーンゴム接着剤2の残留歪みの影響を少なくするため、ガラス板Gと辺長方向で400mm以上、600mm以下の長さ毎に区切られたSU304製の金属枠1が接着される。
尚、図3においては、区切られた金属枠1が通し材4にビス止めされることで構造的に一体となっている。
本発明の枠体付きガラスパネルは、その強度を生かして建築物としては、大型のガラススクリーンとその方立て材、ガラス庇・屋根材、ビルの入り口等に設置されるガラス風除室等の建築用パネル用途に使用される。
ガラス板GとSUS304製の金属枠1を帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤2で接着した枠体付きガラスパネルを用い、ビルの入り口等に設置される風除室を想定した実物大の試験体を作成して強度試験を行った。
具体的には、ガラス板Gには厚み、15mm、大きさ、2000mm×1000mmのフロートガラス板Gを用い、その周辺端部に500mm毎に区切った短冊状のステンレス鋼SUS304製の金属枠1を沿わせ、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤2(東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社製、商品名SOTEFA)を用い、加熱してフロートガラス板とステンレス鋼SUS304製金属枠を接着一体化した枠体付きガラスパネル4枚を用意した。
図4が本発明の枠体付きパネルを使用した試験体を下から見た平面図である。図5が本発明の枠体付きパネルを使用した試験体を側面から見た立面図である。
まず、図4に示すように、風除室の基礎床を想定したH鋼で組んだ正方形フレーム5をベースにして図示しないコンクリートスラブにアンカーボルトで固定した。その上に、図5に示すように、該4枚の枠体付きガラスパネルの四周を囲むように建て付け、下部足元はステンレス鋼SUS304製の金属枠1の下端とベースの正方形フレーム5とボルトで接合し、枠体付きガラスパネル同士はコーナー部分で突き合わせたステンレス鋼SUS304製の金属枠1の中間部を、アングルピースを仲介としてボルト接合した。さらに風除室の天井を想定したH鋼で組んだ正方形フレーム5´を該4枚の枠体付きガラスパネルの上部に水平に載せコーナー部ステンレス鋼SUS304製の金属枠1の上端部とボルト接合し固定し試験体を完成した。
この試験体の上部正方形フレーム5´に想定した水平荷重を与えたところ、事前に金属枠1、ガラス板G、熱硬化性シリコーンゴム接着剤2の物性を入力し、それを前提に計算したFEM解析シミュレーション結果とほぼ合致する剛性を示し、この試験においてガラス板Gの面内剛性を生かすことを企図した本発明が実用に供し得ることを確認した。
本発明の枠体付きガラスパネルの一例における接着部位を示す断面図である。 本発明の枠体付きガラスパネルの一例における接着部位を示す断面図である。 本発明の枠体付きガラスの一例の斜視図である。 本発明の枠体付きパネルを使用した試験体を下から見た平面図である。 本発明の枠体付きパネルを使用した試験体を側面から見た立面図である。
符号の説明
G ガラス板
1 金属枠
2 熱硬化性シリコーンゴム接着剤
3 隙間
4 通し材
5、5´ 正方形フレーム

Claims (3)

  1. ガラス板の全周または部分周に金属枠が帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤により接着されてなる建築用枠体付きガラスパネルであって、
    前記ガラス板の側面のみを接着し、前記ガラス板の端面側は、前記金属枠に対して間隔を空けフリーな構造とし、
    前記熱硬化性シリコーンゴム接着剤の接着強度と接着後のせん断剛性により、前記ガラス板と前記金属枠と構造上接着一体化させ、
    前記ガラス板自体を構造材として用いることを特徴とする建築用枠体付きガラスパネル。
  2. 金属枠が断面コの字型もしくは断面L字型の長尺状でガラス板の周辺を包みこむように、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤により金属枠とガラス板の側面とが接着されてなることを特徴とする請求項に記載の枠体付きガラスパネル。
  3. 帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤によりガラス板に接着された金属部材がステンレス鋼SUS304製であり、辺長方向に400mm以上、600mm以下毎に区切られて連結されており、帯状の熱硬化性シリコーンゴム接着剤の幅が5mm以上、30mm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の枠体付きガラスパネル。
JP2006010764A 2006-01-19 2006-01-19 枠体付きガラスパネル Expired - Fee Related JP4792987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010764A JP4792987B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 枠体付きガラスパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010764A JP4792987B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 枠体付きガラスパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007191910A JP2007191910A (ja) 2007-08-02
JP4792987B2 true JP4792987B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38447825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006010764A Expired - Fee Related JP4792987B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 枠体付きガラスパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4792987B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5426048B1 (ja) * 2013-09-25 2014-02-26 孝典 佐藤 制震壁構造
JP5752844B1 (ja) * 2014-12-24 2015-07-22 アイディールブレーン株式会社 建築物の片持ち式制振壁構造

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2835447B2 (ja) * 1988-03-31 1998-12-14 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 加熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3249638B2 (ja) * 1993-05-19 2002-01-21 旭硝子株式会社 ガラスパネルの製造法
JPH07269001A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Asahi Glass Co Ltd 構造シリコーン構法用パネル材支持構造体
JP4799750B2 (ja) * 2001-03-29 2011-10-26 東レ・ダウコーニング株式会社 家具用ガラスと家具用金具の接合方法
JP4778628B2 (ja) * 2001-04-17 2011-09-21 株式会社大林組 制振壁構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007191910A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ber et al. Experimental investigations of timber–glass composite wall panels
WO2014183610A1 (zh) 具有缓冲功能的透明防暴门窗结构及其安装方法
JP3714677B2 (ja) 建築物のガラス取り付けシステム
WO2014183603A1 (zh) 防暴玻璃幕墙的安装结构及安装幕墙玻璃的方法
Silvestru et al. Adhesively bonded glass-metal façade elements with composite structural behaviour under in-plane and out-of-plane loading
JP4792987B2 (ja) 枠体付きガラスパネル
KR101897509B1 (ko) 비노출형 커튼월의 지지구조
JP4000420B2 (ja) ガラスリブ構造
JP4770546B2 (ja) 建築用枠体付きパネルおよびその製造方法
Nardini et al. Performance-based concept for design of structural silicone joints in façades exposed to earthquake
Dias Development of adhesives constitutive material laws for the assessment of bonded steel to glass partial composite beams
Silvestru et al. Investigations on linear silicone joints for glass-metal elements with composite structural behavior
JP4779856B2 (ja) 板ガラスの接合構造
WO2014183609A1 (zh) 接待窗口透明防护屏障安装结构及安装的方法
JP5176648B2 (ja) リブガラススクリーンの耐震構造および耐震耐風圧構造
JP2009155857A (ja) 建築物の制振構造及び目地部材
JP4283175B2 (ja) リブ板ガラスを有するガラス壁面
Weller et al. Bonding of Glass—Latest Trends and Research
JP4251284B2 (ja) ガラスリブ構造およびガラススクリーン構造
KR101065192B1 (ko) 점 지지 유리 커튼 월 시스템
Volakos Embedded liquid-laminated connections for structural glass applications
Zikmundová et al. Influence of adhesive layer thickness and temperature on mechanical properties of two-part acrylate adhesive
JP2008214868A (ja) ガラスパネル支持構造
Silvestru et al. Numerical study on adhesively bonded glass‐metal facade elements under different loading scenarios
Machalická et al. 03.21: Structural glued connections with different metal substrates

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081015

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100325

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees