JP2002308526A - 枚葉印刷機の排紙不良検知装置 - Google Patents

枚葉印刷機の排紙不良検知装置

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JP2002308526A
JP2002308526A JP2001120562A JP2001120562A JP2002308526A JP 2002308526 A JP2002308526 A JP 2002308526A JP 2001120562 A JP2001120562 A JP 2001120562A JP 2001120562 A JP2001120562 A JP 2001120562A JP 2002308526 A JP2002308526 A JP 2002308526A
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Shigeo Fujiwara
茂生 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉紙を積載する排紙台周辺の広範囲におい
て不良排紙を検知することが可能であって、検知片等の
構成要素の破損を防ぐことができる枚葉印刷機の排紙不
良検知装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、排紙台に載置された枚葉紙の
上方で前記排紙台に略平行して突出するガイド手段に対
し、一端が回転自在に支持された第一検知片と、枚葉紙
を搬送させる搬送手段の周回経路を遮る方向にあって、
回転自在に支持された第二検知片と、第一および第二検
知片の回転状態を検知可能な検知器とを備え、第一およ
び第二検知片の回転方向が、枚葉紙を搬送させる搬送手
段の周回経路から離れる方向であるべく構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉印刷機の排紙
不良検知装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来技術に係る枚葉印刷機の排
紙装置の概略図を示したものである。この図3に示すよ
うに、従来技術に係る枚葉印刷機の排紙装置において
は、搬送手段を成す排紙グリッパ11を用いて、印刷さ
れた枚葉紙Xの前端部を掴んで圧胴から排紙台12まで
枚葉紙を搬送している。
【0003】より具体的には、この従来技術に係る排紙
装置においては、排紙スプロケット13に巻装された搬
送チェーン14に排紙グリッパ11が取り付けられてお
り、この排紙グリッパ11が、搬送チェーン14の移動
に伴って、枚葉紙Xの前端部を掴んで圧胴から枚葉紙X
を受け取り、掴んだ状態を維持しながら排紙台12の上
方位置まで枚葉紙Xを搬送する。そして、排紙グリッパ
11は、この排紙台12の上方にて掴んでいる枚葉紙X
を放して、排紙台12(あるいはこの排紙台12上に載
置された紙)の上に順次枚葉紙Xを落下・積載してい
く。
【0004】以上のように構成された排紙装置において
は、排紙グリッパ11にて搬送された枚葉紙Xが、排紙
台12上に適切に落下・積載されない場合がある。この
ような不良排紙X1をそのまま放置すると、排紙スプロ
ケット13に沿って周回する排紙グリッパ11と不良排
紙X1とが接触して不良排紙X1を巻き上げ、多くの損
紙が発生するおそれがある。そこで、従来は、このよう
な不良排紙X1を検知して、装置を停止させるために、
図3に示すように、排紙不良検知装置を構成する検知手
段110が設けられている。
【0005】図3に示すように検知手段110は、排紙
スプロケット13に沿って駆動する排紙グリッパ11の
周回経路途中にあって、この排紙グリッパ11に干渉し
ない位置に揺動自在に取り付けられた検知片111と、
検知軸26およびこの検知軸26に取り付けられている
キッカー(図示省略)等を介して、検知片111の揺動
により作動する検知器たるリミットスイッチ112とを
用いて構成されている。そして、従来技術においては、
不良排紙X1が検知片111に接触してこれを揺動させ
ることによって、検知軸26等を介してリミットスイッ
チ112が作動し、装置を停止させるように構成されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、次のような問題があった。通常、排
紙グリッパ11にて搬送された印刷済みの枚葉紙Xは、
紙ガイド15の下方側に落下・積載されるか、あるい
は、紙ガイド15の上方側に乗り上げて検知片111に
接触してリミットスイッチ112を作動させる。ところ
が、従来技術においては、図3に示すように、不良排紙
X1が紙ガイド15上に落下して、且つ検知片111ま
で到達しない場合がある。
【0007】このように、検知片111にまで到達しな
い不良排紙X1が発生すると、リミットスイッチ112
は作動しないため、装置(排紙グリッパ11等)は停止
しない。そうすると、後続の用紙は、最初の不良排紙X
1の上へ次々と積層することとなり、ついには、この積
層された不良排紙が排紙グリッパ11で巻き上げられて
しまうという問題があった。
【0008】また、上記紙ガイド15上に落下した不良
排紙X1を検知する排紙不良検知装置の他の構成とし
て、図3の紙ガイド15を設けた位置に、紙ガイド15
の代わりに舌状の検知片を設けた構成も知られている。
具体的には、この他の構成に係る排紙不良検知装置は、
排紙スプロケットに沿って周回する排紙グリッパの周回
経路端部に先端を臨ませ、積載された排紙の前端近傍に
基端部を回動自在に支持して先端を上下に揺動自在にし
た舌状検知片と、この検知片の上下の揺動を検知する検
知器とを有している。このように構成された他の排紙不
良検知装置によれば、検知片の上方からの不良排紙に対
しては略対応可能であるが、検知片の下側から突き上げ
る方向で不良排紙が発生した場合、検知器からの停止信
号がでても装置は瞬時に停止するということができない
ため、後続の排紙グリッパと下側から押し上げられた検
知片とが衝突して破損してしまうという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、上記従来技術の問題を
解決するためになされたものであって、枚葉紙を積載す
る排紙台周辺の広範囲において不良排紙を検知すること
が可能であって、検知片等の構成要素の破損を防ぐこと
ができる枚葉印刷機の排紙不良検知装置を提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するためになされたもので、本発明に係る
枚葉印刷機の排紙不良検知装置は、排紙台に載置された
枚葉紙の上方で前記排紙台に略平行して突出するガイド
手段に対し、一端が回転自在に支持された第一検知片
と、前記第一検知片の回転状態を検知可能な検知器とを
備え、前記第一検知片の回転方向が、前記枚葉紙を搬送
させる搬送手段の周回経路から離れる方向であることを
特徴としている。
【0011】このように構成された排紙不良検知装置に
よれば、枚葉紙を前記排紙台に適切に分離・収容するガ
イド手段に前記第一検知片が回転自在に取り付けられて
いるため、従来検知不能であったガイド手段近傍に不良
排紙が生じた場合であっても、不良排紙によって前記第
一検知片が回転し、この回転状態を前記検知器が適切に
検知する。したがって、このような構成によれば、枚葉
紙を積載する排紙台周辺において適切に不良排紙を検知
することが可能となり、前記検知器からの検知信号等に
基づいて装置の停止制御等を行うことによって、不良排
紙の検知遅れを防ぐことができる。また、このような構
成によれば、不良排紙の検知の際に、前記第一検知片
が、搬送手段の周回経路から離れる方向に回転するた
め、不良排紙の検知処理において、前記第一検知片が前
記搬送手段側に近づくことがない。したがって、このよ
うな構成によれば、仮に装置の停止等が瞬時に行われず
遅れた場合であっても、検知片等の構成要素の破損を防
止することが可能となる。さらに、このような構成によ
れば、前記排紙台に載置された枚葉紙の上方に前記ガイ
ド手段が設けられているため、前記排紙台に積層された
枚葉紙が下側から突き上げるように作用したとしても、
固定された前記ガイド手段によってその突き上げが適切
に緩和・吸収される。したがって、下方からの枚葉紙の
突き上げによって前記第一検知片が変形、変動等しない
ため、この突き上げに起因する前記第一検知片と前記搬
送手段との接触は皆無となり、前記第一検知片等の構成
要素の破損を防止することができる。
【0012】また、本発明に係る枚葉印刷機の排紙不良
検知装置においては、前記搬送手段の周回経路を遮る方
向にあって、回転自在に支持された第二検知片を有し、
前記第一検知片および前記第二検知片の回転状態が前記
検知器にて検知可能であって、前記第二検知片の回転方
向が、前記搬送手段の周回経路から離れる方向であるべ
く構成されることが好ましい。
【0013】このような好ましい構成によれば、前記ガ
イド手段近傍に加えて、従来設けられていた前記搬送手
段の周回経路付近にも前記第二検知片が設けられている
ため、より広範囲において、不良排紙を検知することが
可能となる。また、前記第一および第二検知片共に、一
の前記検知器にてその回転状態を検知すべく構成されて
いるため、簡単な構成にて二つの検知片を設けることが
できる。さらに、前記第二検知片も前記第一検知片と同
様に、不良排紙を検知する際には、前記搬送手段の周回
経路から離れる方向に回転するため、仮に装置の停止等
が瞬時に行われず遅れた場合であっても、検知片等の構
成要素の破損を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に
係る排紙不良検知装置を備えた枚葉印刷機の排紙装置の
概略図を示したものである。また、図2は、図1に示さ
れた排紙不良検知装置およびその周辺の概略平面図を示
したものである。
【0015】図に示すように、本実施形態に係る排紙装
置は、枚葉紙Xを搬送する搬送手段として、排紙グリッ
パ11(本発明の「搬送手段」に相当)を所定間隔毎に
備えた無端状の搬送チェーン14を有し、この搬送チェ
ーン14は、圧胴に隣接したスプロケット(図示省略)
と、印刷済の枚葉紙Xの排紙場所である排紙台12の上
方に配置された排紙スプロケット13との間に巻装され
ている。
【0016】排紙グリッパ11は、圧胴で印刷された枚
葉紙Xを排紙台12に搬送する。具体的には、排紙グリ
ッパ11は、搬送チェーン14の移動に伴って、枚葉紙
Xの前端部を掴んで圧胴から枚葉紙Xを受け取り、掴ん
だ状態を維持しながら排紙台12の上方位置まで枚葉紙
Xを搬送し、掴んでいる枚葉紙Xを放して排紙台12に
順次枚葉紙Xを積載していく。
【0017】また、この排紙グリッパ11においては、
排紙スプロケット13の同軸上に設けられたカム16に
接することによって、枚葉紙Xの解放が行われている。
具体的には、枚葉紙Xを掴んだ状態で搬送チェーン14
によって走行される排紙グリッパ11のカムフォロア1
1aがカム16の下側のカム面16aに接することによ
って、排紙グリッパ11の爪部11bが開き、排紙グリ
ッパ11における枚葉紙Xの挟持状態が解除され、枚葉
紙Xが排紙台12の上に解放され排紙される。
【0018】枚葉紙Xを落下・積載させる排紙台12
は、昇降チェーン17にて昇降可能に構成されており、
排紙される枚葉紙Xの数量に応じて、適宜昇降される。
そして、この排紙台12の前方上部には、落下して積載
される枚葉紙Xの前端を当接させて揃えるためのフロン
トガイド18が設けられている。このフロントガイド1
8は、枚葉紙Xの前方部の各端部近傍に一つずつ設けら
れている(図2参照)。
【0019】排紙台12およびフロントガイド18の上
部には、排紙台12に積載される枚葉紙Xと略平行とな
るべく、突出した紙ガイド15(本発明の「ガイド手
段」に相当)が設けられている。この紙ガイド15は、
排紙グリッパ11にて搬送・落下される枚葉紙Xを適切
に排紙台12に送ると共に、排紙台12に送られた枚葉
紙Xが排紙グリッパ11の周回経路に飛び出さないよう
に、積載された枚葉紙Xと略平行して、これらの枚葉紙
X上に水平に突出して設けられている。また、この紙ガ
イド15は、枚葉紙Xの大きさ等に合わせて、枚葉紙X
の左右端部近傍に一つずつ設けられている(図2参
照)。
【0020】以上のように、紙ガイド15を有する排紙
装置であっても、排紙グリッパ11における枚葉紙Xの
解放タイミングのずれ等によって、枚葉紙Xが排紙台1
2に適切に収容されずに、紙ガイド15上に枚葉紙Xが
落下して不良排紙X1(図1参照)が生ずる場合があ
る。このような不良排紙X1が生ずると、先に説明した
ように、種々の不具合が発生する可能性がある。そこ
で、本実施形態においては、以下のような排紙不良検知
装置を設けている。
【0021】本実施形態に係る排紙不良検知装置20
は、図1および図2に示すように、第一検知片21、第
二検知片22、およびリミットスイッチ23(本発明の
「検知器」に相当)等を用いて構成されている。
【0022】第一検知片21は、その一端21aが、ピ
ン24を用いて紙ガイド15に回転自在に取り付けられ
ており、その他端21bが、リミットスイッチ23に対
して第一検知片21の回転状態を伝える連動部25に連
接されている。具体的には、図2に示すように、この連
動部25は検知軸26に取り付けられ、この検知軸26
の一端は装置のフレーム30を貫通して設けられてい
る。この貫通した検知軸26の先端にはキッカー41が
取り付けられており、検知軸26が回転すれば、キッカ
ー41も一体となって回動する。このキッカー41に
は、検出器であるリミットスイッチ23の作動バー42
が接している。この作動バー42の一端はリミットスイ
ッチ23内に位置しており、この一端はリミットスイッ
チ23に内蔵されているスイッチ突起23aに接触すべ
く構成されている。すなわち、このリミットスイッチ2
3は、スイッチ突起23aが作動バー42によって圧さ
れた場合に、不良排紙X1が発生した旨の信号を出力す
べく構成されている。
【0023】また、第二検知片22は、排紙グリッパ1
1の周回経路を遮る方向にあって、排紙グリッパ11に
干渉しない位置に突出して、回転自在に取り付けられて
いる。具体的には、図2に示すように、第二検知片22
の一方端部は検知軸26に取り付けられており、他方端
部(自由端)は、排紙スプロケット13の中心軸に向け
て突出されている。したがって、この第二検知片22に
おいても、第一検知片21と同様に、その回転が検知軸
26、キッカー41、および作動バー42を介してリミ
ットスイッチ23(のスイッチ突起23a)に伝わる。
よって、第二検知片22まで飛び出す不良排紙X1が発
生した場合にも、その旨の信号がリミットスイッチ23
から適切に出力される。
【0024】以上のように構成された排紙不良検知装置
20においては、第一検知片21および第二検知片22
のいずれも、矢印A方向(図1参照)に回転可能である
べく構成されている。したがって、例えば、図1に示す
ような不良排紙X1が生じた場合には、第一検知片21
および連動部25等は、不良排紙X1の重みによって、
仮想線(二点鎖線)にて示した位置に回転移動する。
【0025】次に、以上のように構成された枚葉印刷機
の排紙不良検知装置の動作について説明する。
【0026】印刷が終了した枚葉紙Xはそれぞれ排紙グ
リッパ11に挟持され、枚葉紙Xを挟持した排紙グリッ
パ11は、搬送チェーン14の走行に伴って枚葉紙Xを
搬送させる。そして、枚葉紙Xを挟持して搬送させる排
紙グリッパ11は、排紙台12の上方にてカムフォロア
11aがカム16外周のカム面16aに接することによ
って、爪部11bが開かれるため、通常、爪部11bに
挟持されていた枚葉紙Xは排紙台12に落下・積載され
る。
【0027】ところが、排紙グリッパ11の爪部11b
における枚葉紙Xの解放タイミングのずれ、あるいは解
放された後の枚葉紙Xを所定の位置に正しく落下、積載
させるための図示していないエアシャワー、シートブレ
ーキ等の調整不良等によって、枚葉紙Xが排紙台12
(あるいは排紙台12の枚葉紙X上)に、適切に収容さ
れない場合がある。このようにして収容されない枚葉紙
が、図1に示されている不良排紙X1である。
【0028】図1に示すような不良排紙X1が生ずる
と、この不良排紙X1の重さによって、第一検知片21
がピン24を中心として矢印A方向に回転する。そし
て、この第一検知片21の回転が連動部25、検知軸2
6、キッカー41、および作動バー42を介してリミッ
トスイッチ23に伝わり、リミットスイッチ23が作動
して排紙装置が停止する。具体的には、リミットスイッ
チ23が作動することによって、排紙グリッパ11およ
びこれを搬送させる搬送チェーン14等が停止すべく構
成されている。
【0029】また、本実施形態においては、誤って(例
えば、枚葉紙Xが排紙グリッパ11から解放されずに)
排紙グリッパ11の周回経路に枚葉紙Xが進入した際に
装置を停止させるべく、排紙グリッパ11の周回経路を
遮る方向にあって、その端部を排紙グリッパ11に干渉
しない位置に突出して、第二検知片22が設けられてい
る。つまり、本実施形態によれば、枚葉紙Xが仮に第一
検知片21を通過したとしても、排紙グリッパ11の周
回経路を通過する際に、枚葉紙Xの紙尻部が第二検知片
22を矢印A方向に回転させるため、この第二検知片2
2の回転により、検知軸26等を介してリミットスイッ
チ23が作動して、排紙グリッパ11およびこれを搬送
させる搬送チェーン14等が停止する。
【0030】本実施形態に係る排紙不良検知装置は、以
上のように構成されているため、紙ガイド15上に不良
排紙X1が発生した場合には第一検知片21が検知を行
い、この第一検知片21を越える領域にて不良排紙X1
が発生した場合には第二検知片22が検知を行うことと
なる。よって、本実施形態によれば、排紙台12、紙ガ
イド15周辺およびその後流側のより広い範囲におい
て、不良排紙X1を検知可能な枚葉印刷機の排紙不良検
知装置を得ることができる。
【0031】また、本実施形態に係る排紙不良検知装置
20は、不良排紙X1が接触することによって、第一検
知片21はピン24を中心として矢印A方向に回転し、
第二検知片22は検知軸26と連結された部分を中心と
して矢印A方向に回転するように構成されており、これ
らの検知片21,22の回転によって、検知軸26等を
介してリミットスイッチ23が作動する。つまり、本実
施形態に係る排紙不良検知装置20を構成するいずれの
検知片21,22も、不良排紙X1との接触によって回
転する際には、排紙グリッパ11の周回経路から離れる
方向(ここでは、矢印A方向)に回転移動する。したが
って、本実施形態によれば、リミットスイッチ23から
の制御信号に基づいて、排紙グリッパ11等が瞬時に停
止しなかった場合であっても、各検知片21,22は、
この排紙グリッパ11の周回経路から離れるように回転
し、各検知片21,22と排紙グリッパ11等とが接触
することはないため、排紙グリッパ11および検知片2
1,22等の構成要素の破損を防止することができる。
【0032】さらに、本実施形態においては、排紙台1
2の上方部に紙ガイド15を設けた状態で、第一および
第二検知片21,22を用いて排紙不良検知装置20が
構成されている。つまり、本実施形態においては、排紙
台12に落ちかけた枚葉紙Xが下側から突き上げるよう
に作用したとしても、固定されている紙ガイド15によ
ってその突き上げが適切に吸収される。したがって、本
実施形態によれば、下方からの枚葉紙Xの突き上げによ
って検知片21,22が変形、変動等しないため、この
枚葉紙Xの下からの突き上げに起因する検知片21,2
2と排紙グリッパ11との接触は皆無となり、検知片2
1,22等の構成要素の破損を防止することができる。
【0033】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上
述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態においては、第一検知片を枚葉紙
の一側面近傍に一つだけ設けた場合について説明した
が、本発明はこの構成に限定されるものではなく、両側
面近傍にそれぞれ一つずつ設けてもよく、設ける個数等
は特に限定されない。また、各検知片の形状等も特に限
定されるものではない。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る枚葉印刷機
の排紙不良検知装置は、ガイド手段に回転自在に第一検
知片を設け、搬送手段の周回経路近傍に回転自在に第二
検知片を設け、これらの第一および第二検知片の回転状
態を一の検知器にて検知しているため、枚葉紙を積載す
る排紙台周辺の広範囲において不良排紙を検知すること
が可能となる。また、いずれの検知片も、枚葉紙を搬送
させる搬送手段の周回経路から離れる方向に回転すべく
構成されているため、仮に搬送手段の停止遅れ等が生じ
たとしても、検知片等の構成要素の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る排紙不良検知装置を備
えた枚葉印刷機の排紙装置の概略図
【図2】図1に示された排紙不良検知装置およびその周
辺の概略平面図
【図3】従来技術に係る排紙不良検知装置を備えた枚葉
印刷機の排紙装置の概略図
【符号の説明】
11…排紙グリッパ(搬送手段) 12…排紙台 15…紙ガイド(ガイド手段) 21…第一検知片 22…第二検知片 23…リミットスイッチ(検知器)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排紙台に載置された枚葉紙の上方で前記
    排紙台に略平行して突出するガイド手段に対し、一端が
    回転自在に支持された第一検知片と、 前記第一検知片の回転状態を検知可能な検知器とを備
    え、 前記第一検知片の回転方向が、前記枚葉紙を搬送させる
    搬送手段の周回経路から離れる方向であることを特徴と
    する枚葉印刷機の排紙不良検知装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段の周回経路を遮る方向にあ
    って、回転自在に支持された第二検知片を有し、前記第
    一検知片および前記第二検知片の回転状態が前記検知器
    にて検知可能であって、 前記第二検知片の回転方向が、前記搬送手段の周回経路
    から離れる方向である請求項1に記載の枚葉印刷機の排
    紙不良検知装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5073504U (ja) * 1973-11-06 1975-06-27
JPH01129174U (ja) * 1988-02-29 1989-09-04
JPH10120244A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Brother Ind Ltd プリンタ

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