JP2004131221A - プリンタの用紙検出機構及びこれを備えたプリンタ - Google Patents

プリンタの用紙検出機構及びこれを備えたプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタの用紙検出機構において、印刷外乱光の影響による誤検出を抑えると共に、専用の検出レバーを不要にして部品点数の削減および構造の簡略化を図る。
【解決手段】回動可能に支持され、その回動軸を挟んで、一方の端部に印刷用紙50の先端と係合可能な係止部11とガイド部13を有し、他方の端部に検出器のスイッチ動作を行う検出板24を有するフォームストッパ10と、フォームストッパ10を、係止部11及びガイド部13が搬送路20内に突出した第1の位置と搬送路20から退避した第2の位置とに移動可能に支持する支持部材31と、印刷用紙50の挿入待機時には第1の位置に、印刷用紙50の搬送時には第2の位置に移動させるようフォームストッパ10を回動させる切換機構14と、検出板24の位置を検出する検出器25とを備える用紙検出機構により上記課題を達成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、単票紙等の印刷用紙に印刷を行うプリンタの用紙検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタは、一般に、所定の搬送路に沿って印刷用紙を搬送しながら、印刷ヘッドによりその印刷用紙上に印刷を行なっている。例えば、挿入口から挿入される単票紙等の印刷用紙に印刷を行うプリンタ(スリッププリンタ)では、搬送路に対して進退(出没)可能に設けられた位置決めストッパ(フォームストッパ)を備え、当該フォームストッパにより印刷用紙の挿入位置を規定しているものがある。フォームストッパは、印刷用紙の先端と当接可能な係止端部を備え、プリンタは、この係止端部を搬送路内に突出させた状態で印刷用紙の挿入を待機する。オペレータは、印刷用紙の先端がこの係止端部に当接するまで挿入することにより、印刷用紙を所定の基準位置にセットすることができる。印刷用紙の挿入はTOF検出器(用紙先端検出器)およびBOF検出器(用紙後端検出器)によって検出され、搬送ローラによって印刷用紙を搬送しながら印刷が行われる。印刷終了後は、印刷用紙を排出するため当該印刷用紙を搬送ローラから外れる位置まで搬送する。この時点においても、プリンタは、排紙検出器によって印刷用紙が搬送路内に有ることを認識しており、オペレータによって印刷用紙が取り除かれた時点で搬送路内に印刷用紙が無いことを認識する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のプリンタには、印刷中の搬送路内の印刷用紙の有無は、TOF検出器およびBOF検出器によって検出し、印刷終了後の印刷用紙の搬送路内からの取り除きの有無は、排紙検出器によって検出しているものがある。排紙検出器には、反射型光検出器を備え、(印刷用紙からの)反射光のレベルに基づいて印刷用紙の有無を判別する例、あるいは透過型光検出器を備え、印刷用紙の有無に応じて移動する検出レバーの位置を検出して印刷用紙の有無を判別する例がある。
【0004】
反射型光検出器を備える排紙検出器の場合には、プリンタの排出口近傍に反射型光検出器が配置されると外乱光の影響を受けやすく誤検出の恐れがある。また、透過型光検出器と検出レバーを備える排紙検出器の場合には、検出レバー及び当該レバーを移動可能に支持する機構部品が必要なためコストアップとなる。
【0005】
本発明は、このような従来技術による問題点に鑑みてなされたもので、外乱光の影響による誤検出を抑えると共に、専用の検出レバーを不要にして部品点数の削減および構造の簡略化を図ることができる印刷用紙の検出機構及びこれを備えたプリンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、搬送路内における印刷用紙の有無を検出する用紙検出機構において、回動可能に支持され、その回動軸を挟んで、一方の端部に前記印刷用紙の先端部と係合可能な係止部とガイド部を有し、他方の端部に検出器のスイッチ動作を行う検出板を有するフォームストッパと、前記フォームストッパを、前記係止部及び前記ガイドが前記搬送路内に突出した第1の位置と前記搬送路から退避した第2の位置とに移動可能に支持する支持部材と、前記印刷用紙の挿入待機時には前記第1の位置に、前記印刷用紙の搬送時には前記第2の位置に移動させるよう前記フォームストッパを回動させる切換機構と、前記検出板の位置を検出する検出器とを備えることを特徴とする。
【0007】
この態様によると、係止部、ガイド部および検出板が一つのフォームストッパとして一体的に構成されているので、フォームストッパの回動により、係止部、ガイド部および検出板のすべてを同時に移動させることができる。そのため、係止部の位置に連動して、ガイド部の位置を適正位置に移動させ、かつ検出板を検出器の設置位置に対して適正位置に移動させることが可能となる。
【0008】
本発明の他の態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、前記支持部材が、前記印刷用紙を搬送する搬送ロ―ラの回転中心を回動支点として前記フォームストッパを回動可能に支持することを特徴とする。この態様によると、搬送ローラの回転軸とフォームストッパの回動軸を同一位置に設定できるので構造の簡略化及び配置スペースの有効活用を図ることができる。特に、搬送ローラの回転軸又は回転軸の軸受けにフォームストッパを回動自在に取付けることにより、部品点数の削減及び取付け構造の簡略化を図ることができる。
【0009】
本発明の他の態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、前記切換機構は、前記係止部が前記第1の位置に位置するように前記フォームストッパを付勢する弾性部材を備え、前記印刷用紙の搬送に伴って前記印刷用紙の先端部が前記係止部を前記印刷用紙の搬送方向に押圧することにより、前記係止部が前記第2の位置に移動して前記フォームストッパを回動させることを特徴とする。この態様では、搬送ローラの駆動力を利用してフォームストッパを回動させるため、特別な駆動機構が不要となり、プリンタの小型化や低価格化を図ることができる。
【0010】
本発明の他の態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、前記ガイドは、前記搬送ローラの中心位置より下流側に配置され、前記印刷用紙の搬送によりその後端部が前記搬送ローラの中心位置を越えて位置する場合に、前記ガイドが前記印刷用紙に支持されることによって、前記フォームストッパは前記第2の位置を維持することを特徴とする。この態様では、用紙が搬送ローラから排出された状態でも、フォームストッパのガイド端部は用紙に支持された状態のため、即座にフォームストッパは第1の位置に戻らず、用紙が除去されるまで、フォームストッパが第2の状態を維持する。このため、用紙の搬送経路からの除去の有無を検出することができる。
【0011】
本発明の他の態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、前記検出器は透過型光検出器であって、前記検出板は、前記フォームストッパの位置に応じて前記透過型光検出器の光軸を遮蔽してスイッチ動作を行うことを特徴とする。この態様では、フォームストッパの検出板を透過型光検出器の光軸を遮蔽可能形状にすることで、容易に用紙の有無を検出できる。
【0012】
本発明の他の態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、前記検出器はメカ検出器であって、前記検出板は、前記フォームストッパの位置に応じて前記メカ検出器のアクチュエータを動作させてスイッチ動作を行うことを特徴とする。この態様では、フォームストッパの検出板をメカ検出器のアクチュエータを操作可能な形状にすることで、容易に用紙の有無を検出できる。
【0013】
本発明の他の態様にかかるプリンタの用紙検出機構は、前記フォームストッパが、前記ガイドを複数備えていることを特徴とする。この態様によれば、用紙が搬送ローラから排出された状態において、ガイド部の用紙にかける圧力がさげられるため、薄い紙においても安定してフォームストッパのガイド部を支持することが可能となり、誤検出を防止することが出来る。また排出後の用紙が倒れて、フォームストッパのガイド部から外れても、複数あることで、一つでもガイド部に紙が支持されていれば、フォームストッパの第2の位置を維持することが可能なため、用紙の倒れによる誤検出を防止できる。
【0014】
本発明の他の態様は、前述の用紙ガイド機構を備えることを特徴とするプリンタである。
【0015】
また、本発明のプリンタは、挿入口から挿入された単票紙を排出口に向けて案内する搬送路と、前記搬送路に沿って配置され、その回転に応じて前記単票紙を搬送する第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラの下流側に配置され、当該第1搬送ローラと共に前記印刷用紙を搬送する第2搬送ローラと、前記搬送路に沿って前記第2搬送ローラの下流側に配置され、前記単票紙に印刷を行う印刷ヘッドと、前記第1搬送ローラの回転軸を支点として回動可能に設けられ、前記回転軸を挟んで、その下流側の端部に係止部及びガイド部を、その上流側の端部に検出部を備え、前記係止部が前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラの間に位置し、前記ガイド部が前記第2搬送ローラの下流側に位置するように形成された位置決めストッパであって、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路内に突出する第1の位置と、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路から退避する第2の位置とに変位可能なものと、前記係止部及び前記ガイド部に連動して変位する前記検出部の位置を検出する検出器とを有し、前記検出器により前記位置決めストッパが前記第2の位置から前記第1の位置に変位したことを検出した場合に、前記搬送路内から前記単票紙が取り除かれたと判断することを特徴とする。
【0016】
この場合において、前記位置決めストッパを前記第1の位置に付勢する付勢部材を更に有し、前記位置決めストッパは、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路内に挿入された前記単票紙と当接することにより、前記付勢力に逆らって前記第2の位置に位置することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る用紙検出機構を説明するための図であり、フォームストッパ10が第1の位置にある状態を示している。プリンタ内部には、単票紙50を手差しで挿入するための挿入口から印刷後の単票紙50を排出するための排出口に至る搬送路20が、下ガイド部材21とフォームストッパ10等により形成されている。搬送路20上には、挿入口側から順に、第1用紙検出器33、第1搬送ローラ対30、32、第2用紙検出器22、フォームストッパ10、第2搬送ローラ対26、27および印刷ヘッド35が配置される。第1および第2用紙検出器33、22は、例えば透過型もしくは反射型のフォトセンサで構成され、搬送路20の各位置で単票紙50の有無を検出する。第1搬送ローラ対30、32は、搬送路20を挟んで対向する第1駆動ローラ30と第1押えローラ32とを備えて構成され、単票紙50を挟持搬送する。第1駆動ローラ30は、モータ(図示せず)からの動力が伝達されて正逆双方向に回転可能な回転軸31に固定され、第1押えローラ32は、第1駆動ローラ30に対して進退自在であって、第1駆動ローラ30に単票紙50を押し付ける姿勢と、第1駆動ローラ30から退避して単票紙50の通過を許容する姿勢とに切り換え動作される。
【0018】
フォームストッパ10は、印刷ヘッド35側の端部に形成された係止端部11と、挿入口側の端部に形成された案内板12とを備えて構成され、第1駆動ローラ30の回転軸31を支点として回動可能に設けられる。係止端部11は、挿入口から手差しで挿入された単票紙50を位置決めするもので、搬送路20内に突出して単票紙50の先端を係止する姿勢と、搬送路20から退避して単票紙50の通過を許容する姿勢とに切り換え動作される。また、案内板12は、単票紙50の挿入及び搬送を円滑に行わせるためのもので、搬送路20から退避して挿入口から挿入される単票紙50を案内する姿勢と、下ガイド部材21に近接して搬送される単票紙50を案内する姿勢とに切り換え動作される。フォームストッパ10は、図1に示すように、弾性部材14の付勢力を受けて、係止端部11が搬送路20内に突出し、案内板12が搬送路20から退避した位置で、単票紙50が挿入されるのを待機する。これにより、案内板12が位置する付近の紙経路20が広く開放され単票紙50の挿入が容易になると共に、単票紙50の先端が係止端部11に係止され単票紙50の位置決めが成される。フォームストッパ10は更にガイド端部13および検出板24を備えている。ガイド端部13は係止端部11に連続して形成されており、係止端部11と共に切り換え動作される。検出板24はガイド端部13に連動して、透過型のフォトセンサ25の光軸を遮蔽する姿勢と、センサ25から退避する姿勢とに切り換え動作される。これらのガイド端部13、検出板24およびセンサ25は、後述するように、印刷後の単票紙50が排出口から取り除かれたことを検出する排紙検出器として機能する。尤も、センサ25はマイクロスイッチ等のメカセンサであってもよく、このときは、フォームストッパ10の検出板24をメカセンサのアクチュエータを操作することのできる形状とすればよい。
【0019】
第2搬送ローラ対26、27は、搬送路20を挟んで対向する第2駆動ローラ26と第2押えローラ27とを備えて構成され、第1駆動ローラ30と連動して回転する第2駆動ローラ26の駆動に応じて単票紙50を挟持搬送する。印刷ヘッド35は、例えばインクジェット方式であり、第1および第2搬送ローラ対によって挟持搬送される単票紙50に対して印刷を行う。
【0020】
図2は、フォームストッパ10が第2の位置にある状態を示す図である。フォームストッパ10は、第2の位置において、係止端部11及びガイド端部13は搬送路20から退避し、単票紙50の通過を許容する。このとき、フォームストッパ10の検出板24は、センサ25の光軸を遮蔽する状態となる。
【0021】
図3は、フォームストッパ10が第1の位置から第2の位置さらに第1の位置に移動する状態を示す図である。また、図3に示すフォームストッパ10の各状態における各々のセンサ22、25、33の出力状態と単票紙50の有無の関係を表1に示す。本実施形態では、単票紙50の挿入待機時においては、センサ22、33の出力状態が共にHIGHレベル、その後の動作においては、センサ22、25、33の何れかの出力状態がHIGHレベルである場合に、単票紙50が搬送路20内に位置している(用紙有り)と判断している。
【0022】
[表1]センサの出力状態と用紙有無の関係
Figure 2004131221
【0023】
フォームストッパ10は第1の位置で単票紙50の挿入を待機し、単票紙50はその先端が係止端部11に当接する位置まで手差しにより挿入される(図3(a) )。この状態では、センサ22、33の出力は共にHIGH、センサ25の出力はLOWとなり、プリンタはセンサ22、23の出力に基づいて単票紙50が挿入された(用紙有り)と判断する。単票紙50の挿入が検出されると、第1押えローラ32を閉状態に切り換えて第1駆動ローラ30との間で単票紙50を挟み込み、第1駆動ローラ30が正転駆動されて、単票用紙50は印刷ヘッド35方向に搬送される(図3(b))。この単票紙50の搬送動作に伴って、フォームストッパ10は第1の位置から第2の位置に移動し搬送路20が開かれる。つまり、単票紙50の先端部が、紙の腰及び搬送力により、弾性部材14の付勢力に逆らってフォームストッパ10の係止端部11を没入側に回動させる。図3(b)に示すように、フォームストッパ10が一定量以上回転すると、センサ25の光軸が検出板24によって遮蔽され、その出力状態はHIGHとなる。そして、第1および第2搬送ローラ対によって単票紙50をさらに搬送しながら、印刷ヘッド35により印刷を実行する(図3(c))。
【0024】
印刷処理が終了すると、単票紙50の搬送路20からの排出動作を行う。排出動作は、第1および第2駆動ローラ30、26を正転あるいは逆転駆動させることにより、単票紙50を排出口側あるいは挿入口側から排出する。図3(d) は単票紙50の排出口側からの排出状態を示す図であり、単票紙50はその後端が第2搬送ローラ対からはずれる位置まで搬送され、オペレータによる除去待ちの状態となる。このとき、センサ25のみがHIGHを出力する。図に示すように、フォームストッパ10のガイド端部13は、第2駆動ローラ26の中心より下流側(印字ヘッド35側)に位置しているので、単票紙50の後端が第2搬送ローラ対から外れた後もガイド端部13は単票紙50に支えられ、これによりフォームストッパ10は第2の位置を維持している。なお、弾性部材14に付勢されてフォームストッパ10が第1の位置に戻ろうとする力を、単票紙50により受け止めているため、単票紙50の厚みが薄いほど単票紙50は撓む傾向に有り、フォームストッパ10の第2の状態を安定して維持することが困難となる。そのため、フォームストッパ10をそのガイド端部13を複数備えて構成することにより、単票紙50にかかる圧力を低減させている。さらに、ガイド端部13を複数備えることにより、単票紙50の紙幅方向に対し、安定して紙浮きを抑える効果もある。単票紙50が除去されると、フォームストッパ10は、弾性部材14により第1の位置へ戻され、これによりセンサ25の出力はLOWとなり単票紙50が取り除かれたことを検出する(図3(e))。
【0025】
本実施形態例のように、フォームストッパ10を用いて、用紙の有無を検出することで、特別な検出レバーやその回動軸を備える必要がなく、部品点数を削減できると共にスペースを効率的に使用できる。また、センサ25のレイアウトにも自由度があり、空いている空間や外乱光の影響を考慮して配置することが可能となる。また、第2駆動ローラ26と印刷ヘッド35との間にセンサを設置しなくて済むので、第2駆動ローラ26を印刷ヘッド35の直近に配置することが可能となり、延いてはボトムマージンを短縮することができる。また、単票紙50の移動によりフォームストッパ10を回動させる構造とすることにより、フォームストッパ10を回動させるための特別な駆動機構が不要となり、プリンタの小型化や低価格化を図ることができる。尤も、フォームストッパ10の回動動作をより確実に行わせるため、電磁マグネット等を用いた駆動機構を設けて構成してもよい。
【0026】
さらに、フォームストッパ10の回動中心は、係止端部11及びガイド端部13が上述のような機能を果たす位置であれば自由に設定可能であるが、本実施形態のように第1駆動ローラ30の回転軸31を回動中心とするよう構成することが好ましい。回転軸31を共用することにより、構造の簡略化及びスペースの有効活用を図ることができる。特に、後述するように第1駆動ローラ30の回転軸31又は回転軸31の軸受けにフォームストッパ10を回動自在に取付けることにより、部品点数の削減及び取付け構造の簡略化を図ることができる。また、係止端部11の近くに第1搬送ローラ対30、32を設けることができ、これにより単票紙50が搬送ローラ対30、32により挟持駆動される部分と、単票紙50の先端との距離が短くなるので、フォームストッパ10の回動をより確実なものとすることが可能となる。また、フォームストッパ10の取付けに第1駆動ローラ30との干渉を考慮する必要がなくなるため、フォームストッパ10の全体形状を簡単にすることができる。
【0027】
尚、図1〜図3の実施形態においては、弾性部材14としてコイルスプリングを図示しているが、トーションスプリング、板バネ、ラバーその他の弾性材料を用いてもよい。
【0028】
図4、図5は、本発明の一実施例に係るフォームストッパ10を示す斜視図であり、フォームストッパ10の一端には、2つの係止端部11a、11bと3つのガイド端部13a、13b、13cが設けられ、他端には、案内板12と検出板24が設けられている。3つのガイド端部のうち2つのガイド端部13a、13bは、図4に示すように係止端部11a、11bから延出するように一体形成されている。尤も、係止端部11とガイド端部13をそれぞれ独立して形成することもできる。フォームストッパ10は2つの回動支持部15を備え、その回動支持部15が回転軸31の軸受け(図示せず)に回動可能に軸止される。
【0029】
以上の説明では、スリッププリンタのフォームストッパを用いて本発明の用紙検出機構を説明したが、搬送路の途中で印刷用紙の搬送を一時停止し、所定のトリガにより搬送を開始するようなプリンタにおいても、本発明を適用することが可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、フォームストッパが排紙検出器としての機能を備えることにより、印刷外乱光の影響による誤検出を抑えると共に、専用の検出レバーを不要にして部品点数の削減および構造の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォームストッパが第1の位置にある状態を示す本発明の一実施形態に係る用紙検出機構の模式図である。
【図2】フォームストッパが第2の位置にある状態を示す本発明の一実施形態に係る用紙検出機構の模式図である。
【図3】本発明に係るフォームストッパの停止端部が移動する状態を説明する模式図である。
【図4】本発明の一実施例に係るフォームストッパを搬送路側から見た斜視図である。
【図5】図4の反対側から見たフォームストッパの斜視図である。
【符号の説明】
10 フォームストッパ
11 係止端部
12 案内板
13 ガイド端部
14 弾性部材
15 回動支持部
20 搬送路
21 下ガイド
22 センサ
24 検出板
25 センサ
26 第2駆動ローラ
27 第2押えローラ
30 第1駆動ローラ
31 回転軸
32 第1押えローラ
33 センサ
35 印刷ヘッド
50 印刷用紙

Claims (10)

  1. 搬送路内における印刷用紙の有無を検出する用紙検出機構において、
    回動可能に支持され、その回動軸を挟んで、一方の端部に前記印刷用紙の先端部と係合可能な係止部とガイド部を有し、他方の端部に検出器のスイッチ動作を行う検出板を有するフォームストッパと、
    前記フォームストッパを、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路内に突出した第1の位置と前記搬送路から退避した第2の位置とに移動可能に支持する支持部材と、
    前記印刷用紙の挿入待機時には前記第1の位置に、前記印刷用紙の搬送時には前記第2の位置に移動させるよう前記フォームストッパを回動させる切換機構と、
    前記検出板の位置を検出する検出器とを備えることを特徴とするプリンタの用紙検出機構。
  2. 前記支持部材は、前記印刷用紙を搬送する搬送ロ―ラの回転中心を回動支点として前記フォームストッパを回動可能に支持することを特徴とする請求項1記載の用紙検出機構。
  3. 前記切換機構は、前記係止部が前記第1の位置に位置するように前記フォームストッパを付勢する弾性部材を備え、前記印刷用紙の搬送に伴って前記印刷用紙の先端部が前記係止部を前記印刷用紙の搬送方向に押圧することにより、前記係止部が前記第2の位置に移動して前記フォームストッパを回動させることを特徴とする請求項1又は2記載の用紙検出機構。
  4. 前記ガイド部は、前記搬送ローラの中心位置より下流側に配置され、前記印刷用紙の搬送によりその後端部が前記搬送ローラの中心位置を越えて位置する場合に、前記ガイド部が前記印刷用紙に支持されることによって、前記フォームストッパは前記第2の位置を維持することを特徴とする請求項3に記載の用紙検出機構。
  5. 前記検出器は透過型光検出器であって、前記検出板は、前記フォームストッパの位置に応じて前記透過型光検出器の光軸を遮蔽してスイッチ動作を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の用紙検出機構。
  6. 前記検出器はメカ検出器であって、前記検出板は、前記フォームストッパの位置に応じて前記メカ検出器のアクチュエータを動作させてスイッチ動作を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の用紙検出機構。
  7. 前記フォームストッパは、前記ガイド部を複数備えていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の用紙検出機構。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の用紙検出機構を備えたことを特徴とするプリンタ。
  9. 挿入口から挿入された単票紙を排出口に向けて案内する搬送路と、
    前記搬送路に沿って配置され、その回転に応じて前記単票紙を搬送する第1搬送ローラと、
    前記第1搬送ローラの下流側に配置され、当該第1搬送ローラと共に前記印刷用紙を搬送する第2搬送ローラと、
    前記搬送路に沿って前記第2搬送ローラの下流側に配置され、前記単票紙に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記第1搬送ローラの回転軸を支点として回動可能に設けられ、前記回転軸を挟んで、その下流側の端部に係止部及びガイド部を、その上流側の端部に検出部を備え、前記係止部が前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラの間に位置し、前記ガイド部が前記第2搬送ローラの下流側に位置するように形成された位置決めストッパであって、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路内に突出する第1の位置と、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路から退避する第2の位置とに変位可能なものと、
    前記係止部及び前記ガイド部に連動して変位する前記検出部の位置を検出する検出器とを有し、
    前記検出器により前記位置決めストッパが前記第2の位置から前記第1の位置に変位したことを検出した場合に、前記搬送路内から前記単票紙が取り除かれたと判断することを特徴とするプリンタ。
  10. 前記位置決めストッパを前記第1の位置に付勢する付勢部材を更に有し、
    前記位置決めストッパは、前記係止部及び前記ガイド部が前記搬送路内に挿入された前記単票紙と当接することにより、前記付勢力に逆らって前記第2の位置に位置することを特徴とする請求項9記載のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9862559B2 (en) 2015-11-04 2018-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Sheet detection device, sheet conveyance device, and image forming apparatus

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