JP2002308185A - 船外機の駆動装置 - Google Patents

船外機の駆動装置

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JP2002308185A
JP2002308185A JP2001118565A JP2001118565A JP2002308185A JP 2002308185 A JP2002308185 A JP 2002308185A JP 2001118565 A JP2001118565 A JP 2001118565A JP 2001118565 A JP2001118565 A JP 2001118565A JP 2002308185 A JP2002308185 A JP 2002308185A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カウンターローテーション時におけるベアリン
グや各ギヤの寿命の延命を図った船外機の駆動装置を提
供するにある。 【解決手段】プロペラシャフト15R上に設けられたフ
ォワードおよびリバースギヤ28R,29Rと、エンジ
ンの出力軸12に設けられ、フォワードおよびリバース
ギヤ28R,29Rに常時噛合うドライブピニオンギヤ
30Rとを有し、フォワードおよびリバースギヤ28
R,29R間のプロペラシャフト15R上に設けられた
クラッチドッグ26をクラッチ機構20Rの操作によっ
てフォワードおよびリバースギヤ28R,29Rのいず
れか一方に噛合わせることによりプロペラシャフト15
Rを正転または逆転させる駆動装置14Rを備え、前進
時にプロペラシャフト15Rを逆転させて用いるカウン
ターローテーション仕様の船外機において、前進時にか
かるプロペラシャフト15Rへのスラスト力をスラスト
ベアリング51で受けると共に、ラジアル方向にかかる
プロペラシャフト15への力をラジアルベアリング59
で受けるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機にはクランクシャフトに連結され
たドライブシャフトの回転力をプロペラシャフトに伝達
する駆動装置を備えている。駆動装置は、プロペラシャ
フト上に回転自在に設けられたフォワード(前進)およ
びリバース(後進)ギヤと、ドライブシャフトに設けら
れ、フォワードおよびリバースギヤに常時噛合うドライ
ブピニオンギヤとを有し、フォワードおよびリバースギ
ヤ間のプロペラシャフト上に設けられたクラッチドッグ
をクラッチ機構の遠隔操作によってフォワードおよびリ
バースギヤのいずれか一方に噛合わせることによりプロ
ペラシャフトを正転または逆転させている。また、クラ
ッチドッグをいずれのギヤにも噛合わせないニュートラ
ル位置も選択可能となっている。
【0003】ところで、船舶には一機の船外機を備えた
ものが多いが、外洋航海時などには二機以上の船外機を
備える場合もある。二機の船外機を備える場合、両方の
プロペラの回転方向が同一であるとそのトルクによって
船体に傾きが生じ、直進安定性が低下するので、両方の
プロペラの回転方向を互いに逆にすることにより上記ト
ルクを打ち消して直進安定性を維持するようにしてい
る。
【0004】プロペラの回転方向を逆にする一般的な方
法は、シフト装置の構造を変更して従来のリバースギヤ
をフォワードギヤとして用いることであり、このような
方法を一般にカウンターローテーションと呼んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来リ
バースギヤの使用時にはエンジンの回転数に制限を設け
ていたため、単純にリバースギヤをフォワードギヤとし
て用いて例えば高速走行を行うと、プロペラシャフトや
各ギヤのベアリングに通常とは異なる負担がかかり、フ
ォワードおよびリバースギヤとドライブピニオンギヤと
の歯当たりに悪影響を及ぼす。その結果、ベアリングや
各ギヤの寿命が短くなる。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、カウンターローテーション時におけるベアリン
グや各ギヤの寿命の延命を図った船外機の駆動装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の駆
動装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、プロペラシャフト上に設けられたフォ
ワードおよびリバースギヤと、エンジンの出力軸に設け
られ、上記フォワードおよびリバースギヤに常時噛合う
ドライブピニオンギヤとを有し、上記フォワードおよび
リバースギヤ間の上記プロペラシャフト上に設けられた
クラッチドッグをクラッチ機構の操作によって上記フォ
ワードおよびリバースギヤのいずれか一方に噛合わせる
ことにより上記プロペラシャフトを正転または逆転させ
る駆動装置を備え、前進時に上記プロペラシャフトを逆
転させて用いるカウンターローテーション仕様の船外機
において、前進時にかかる上記プロペラシャフトへのス
ラスト力をスラストベアリングで受けると共に、ラジア
ル方向にかかる上記プロペラシャフトへの力をラジアル
ベアリングで受けるように構成したものである。
【0008】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記プロペラシャフト端にス
ペーサを配置し、このスペーサに隣接してリテーナを配
置すると共に、前進時にかかる上記プロペラシャフトへ
のスラスト力を上記スペーサを介して上記リテーナに伝
達し、上記リテーナに伝達されるスラスト力を上記スラ
ストベアリングで受けるように構成したものである。
【0009】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記プロペラシャフトに段
部を一体に形成し、後進時にかかる上記プロペラシャフ
トへのスラスト力を、上記段部からスラストベアリング
を介して上記プロペラシャフトを支持するプロペラシャ
フトベアリングハウジングで受けるように構成したもの
である。
【0010】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記クラッチ機構を構
成するシフトカムを収容するシフトカムハウジングと上
記リテーナ保持用のベアリングハウジングとを一体化し
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は、この発明を適用した船外機の実施
形態を示す左側面図である。図1に示すように、この船
外機1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホルダ
2の上方に4サイクルエンジン3が設置される。なお、
このエンジン3はその内部にクランクシャフト4を略垂
直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
【0013】エンジンホルダ2の下方には潤滑オイルを
貯留するオイルパン5が配置されると共に、例えば船外
機1にはブラケット装置6が取付けられ、このブラケッ
ト装置6を介して船外機1が船舶7のトランサム7aに
装着される。
【0014】1のエンジン3、エンジンホルダ2および
オイルパン5の周囲はエンジンカバー8によって覆われ
る。エンジンカバー8は、エンジン3下部、エンジンホ
ルダ2およびオイルパン5の周囲を覆うロアカバー9
と、エンジン3上部を覆うアッパーカバー10とに大き
く二分割されて構成される。
【0015】オイルパン5の下部にはドライブシャフト
ハウジング11が設置される。エンジンホルダ2、オイ
ルパン5およびドライブシャフトハウジング11内には
エンジン3の出力軸であるドライブシャフト12が略垂
直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の下端
部に連結される。ドライブシャフト12はドライブシャ
フトハウジング11内を下方に向かって延び、ドライブ
シャフトハウジング11の下部に設けられたギヤケース
13内の駆動装置14を介してプロペラシャフト15お
よびこのプロペラシャフト15に取り付けられたプロペ
ラ16を駆動するように構成される。
【0016】図2は、この船舶7の後面図である。図2
に示すように、この船舶7はその幅方向に二台の船外機
を並設したものであり、船舶7の進行方向に向かって左
側にはプロペラが時計回りに正転する通常仕様の船外機
1Lが、向かって右側にはプロペラが反時計回りに逆転
するカウンターローテーション仕様の船外機1Rが配置
される。なお、通常仕様の船外機1Lには正回転用プロ
ペラ16Lが、カウンターローテーション仕様の船外機
1Rには逆回転用プロペラ16Rがそれぞれ用いられ
る。
【0017】図3は、プロペラ16Lが正転する船外機
1Lのギヤケース13Lの拡大縦断面図である。図3に
示すように、ギヤケース13L内には駆動装置14Lを
収納する収納部17が形成される。この収納部17内に
は駆動装置14Lを構成するプロペラシャフト15Lが
ドライブシャフト12と直交して配置される。収納部1
7の後方(図3における右側)は開口され、この開口を
塞ぐ蓋体を兼ねたプロペラシャフトベアリングハウジン
グ18Lによってプロペラシャフト15Lが例えばニー
ドルベアリング19を介して回動自在に支持される。
【0018】一方、ギヤケース13L内には遠隔操作に
よってプロペラシャフト15Lの回転方向を正・逆(フ
ォワード・リバース)または中立状態(ニュートラル)
に切り換えるクラッチ機構20Lが設けられる。
【0019】クラッチ機構20Lは主にクラッチロッド
21、シフトロッド22、アシスト装置23、シフトカ
ム24、プッシュロッド25およびクラッチドッグ26
等から構成される。クラッチロッド21は例えばエンジ
ンカバー8内のエンジン3近傍からドライブシャフトハ
ウジング11内をギヤケース13(13L)に向かって
延び(図1参照)、ドライブシャフトハウジング11と
ギヤケース13Lとの接合部のギヤケース13L側に配
置されるアシスト装置23を介してシフトロッド22に
連結されるものであって、操船者が操作する例えばシフ
トレバー(図示せず)の動きを回動力に変換してシフト
ロッド22に伝達する回動式のものである。
【0020】シフトロッド22の下端部にはシフトカム
24が水平方向に回動一体に設けられる。シフトカム2
4は、ギヤケース13L内のプロペラシャフト15L前
部に固着されたシフトカムハウジング27L内に収容さ
れる。一方、プロペラシャフト15Lの内部にはプッシ
ュロッド25がプロペラシャフト15Lの軸方向に進退
自在に内装される。
【0021】プロペラシャフト15Lの外周部には駆動
装置14Lを構成するフォワード(前進)およびリバー
ス(後進)ギヤ28L,29Lが回動自在に遊嵌され、
これらのギヤ28L,29Lはドライブシャフト12下
端に設けられた他の駆動装置14を構成するドライブピ
ニオンギヤLに常時作動連結する。フォワードギヤ28
Lは進行方向前側(図3における左側)、リバースギヤ
29Lは進行方向後側(図3における右側)にそれぞれ
配置され、左右のギヤ28L,29L間にクラッチドッ
グ26が配置される。
【0022】クラッチドッグ26はフォワードギヤ28
Lまたはリバースギヤ29Lのいずれか一方をプロペラ
シャフト15Lに連結および断続させるものであって、
プロペラシャフト15L上をプロペラシャフト15Lの
軸方向に摺動自在、且つプロペラシャフト15Lと回動
一体にスプライン結合される。そして、クラッチドッグ
26は上記クラッチ機構20Lの操作によるプッシュロ
ッド25の進退によってフォワードギヤ28Lおよびリ
バースギヤ29Lに連結/断続操作されてドライブシャ
フト12の回転駆動力をプロペラシャフト15Lに伝達
する。なお、クラッチドッグ26はいずれのギヤ28
L,29Lもプロペラシャフト15Lから断続された状
態(ニュートラル)でも維持可能である。
【0023】フォワードギヤ28Lおよびリバースギヤ
29LはそれぞれプロペラシャフLトに遊嵌されるスリ
ーブ部31L,32Lと、このスリーブ部31L,32
Lから径方向に延びるギヤ部33L,34Lとから構成
され、フォワードギヤ28Lのスリーブ部31Lはギヤ
ケース13Lに嵌合されたリテーナ35Lにラジアルベ
アリング36を介して回動自在に支持されると共に、フ
ォワードギヤ28Lのギヤ部33Lとその直前のリテー
ナ35Lとの間にはワッシャ37を介してスラストベア
リング38が配置される。
【0024】一方、リバースギヤ29Lはそのスリーブ
部32Lがプロペラシャフト15Lを保持するプロペラ
シャフトベアリングハウジング18Lにボールベアリン
グ39を介して回動自在に支持される。
【0025】ここで、例えばクラッチ機構20Lが前進
位置にシフト操作されると、クラッチドッグ26が図3
における左方に移動してその噛合い爪40がフォワード
ギヤ28Lの噛合い爪41と噛合い、プロペラシャフト
15Lを正回転(時計回り)させる。このとき、プロペ
ラ16Lはプロペラシャフト15Lに前進方向(図3に
おける右方)のスラスト力を与えると共に、ドライブピ
ニオンギヤ30Lとフォワードギヤ28Lとの噛合いに
よってプロペラシャフト15Lの軸方向(スラスト方
向)とラジアル方向との力を生じる。そして、スラスト
方向の力はフォワードギヤ28Lのギヤ部33L直前に
配置されたスラストベアリング38によって、また、ラ
ジアル方向の力はフォワードギヤ28Lのスリーブ部3
1Lを保持するラジアルベアリング36によってそれぞ
れ受けられる。
【0026】また、例えばクラッチ機構20Lが後進位
置にシフト操作されると、クラッチドッグ26が図3に
おける右方に移動してその噛合い爪40がリバースギヤ
29Lの噛合い爪42と噛合い、プロペラシャフト15
Lを逆回転(反時計回り)させる。このとき、プロペラ
16Lはプロペラシャフト15Lに後進方向(図3にお
ける左方)のスラスト力を与えると共に、ドライブピニ
オンギヤ30Lとリバースギヤ29Lとの噛合いによっ
てプロペラシャフト15Lの軸方向(スラスト方向)と
ラジアル方向との力を生じる。
【0027】しかしながら、リバースギヤ29Lの使用
時にはエンジン3の回転数に制限が設けられるため、前
進時に比べて発生する力が小さく、ボールベアリング3
9のみで力を受けることが可能である。
【0028】図4は、プロペラRが逆転するカウンター
ローテーション仕様が施された船外機1Rのギヤケース
13Rの第一実施形態を示す拡大縦断面図である。図4
に示すように、ギヤケース13R内には駆動装置14R
を収納する収納部17が形成される。この収納部17内
には駆動装置14Rを構成するプロペラシャフト15R
がドライブシャフト12と直交して配置される。収納部
17の後方(図4における右側)は開口され、この開口
を塞ぐ蓋体を兼ねたプロペラシャフトベアリングハウジ
ング18Rによってプロペラシャフト15Rが例えばニ
ードルベアリング19を介して回動自在に支持される。
【0029】一方、ギヤケース13R内には遠隔操作に
よってプロペラシャフト15Rの回転方向を正・逆(フ
ォワード・リバース)または中立状態(ニュートラル)
に切り換えるクラッチ機構20Rが設けられる。このク
ラッチ機構20Rはプロペラ16Lが正転する船外機1
Lのものとほぼ同一の構造および機能を有するため、同
一の構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】プロペラシャフト15Rの外周部には駆動
装置14Rを構成するフォワード(前進)およびリバー
ス(後進)ギヤ28R,29Rが回動自在に遊嵌され、
これらのギヤ28R,29Rはドライブシャフト12下
端に設けられた他の駆動装置14Rを構成するドライブ
ピニオンギヤ30Rに常時作動連結する。フォワードギ
ヤ28Rは進行方向後側(図4における右側)、リバー
スギヤ29Rは進行方向前側(図4における左側)にそ
れぞれ配置され、左右のギヤ28R,29R間にクラッ
チドッグ26が配置される。なお、クラッチドッグ26
の作用もプロペラ16Lが正転する船外機1Lのものと
同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】フォワードギヤ28Rおよびリバースギヤ
29Rはそれぞれプロペラシャフト15Rに遊嵌される
スリーブ部31R,32Rと、このスリーブ部31R,
32Rから径方向に延びるギヤ部33R,34Rとから
構成され、フォワードギヤ28Rのスリーブ部31Rは
ギヤケース13Rに固着されたプロペラシャフトベアリ
ングハウジング18Rにラジアルベアリング43を介し
て回動自在に支持されると共に、フォワードギヤ28R
のギヤ部33Rとその直後のプロペラシャフトベアリン
グハウジング18Rとの間にはワッシャ44を介してス
ラストベアリング45が配置される。
【0032】一方、リバースギヤ29Rはそのスリーブ
部32Rがプロペラシャフト15Rの先端に設けられた
リテーナ35Rにボールベアリング46を介して回動自
在に支持される。また、リテーナ35Rはプロペラシャ
フト15Rに取り付けられるスリーブ部47Rと、この
スリーブ部47Rから径方向に延びるフランジ部48と
から構成され、スリーブ部47Rはシフトカム24を収
容したシフトカムハウジング27Rに一体化されたベア
リングハウジング49にラジアルベアリング59を介し
て回動自在に支持されると共に、フランジ部48とその
直前のシフトカムハウジング27Rとの間にはワッシャ
50を介してスラストベアリング51が配置される。
【0033】さらに、リバースギヤ29R付近のプロペ
ラシャフト15R前端外周面には段部52が一体に形成
され、この段部52とリテーナ35Rとの間には筒状の
スペーサ53が配置される。また、フォワードギヤ28
R付近のプロペラシャフト15R外周面にも段部54が
一体に形成され、この段部54とプロペラシャフトベア
リングハウジング18Rとの間にはワッシャ55を介し
てスラストベアリング56が配置される。
【0034】ここで、例えばクラッチ機構20Lが前進
位置にシフト操作されると、クラッチドッグ26が図4
における右方に移動してその噛合い爪40がフォワード
ギヤ28Rの噛合い爪41と噛合い、プロペラシャフト
15Rを逆回転(反時計回り)させる。このとき、逆回
転用プロペラRはプロペラシャフト15Rに前進方向
(図4における右方)のスラスト力を与えると共に、ド
ライブピニオンギヤRとフォワードギヤ28とRの噛合
いによってプロペラシャフト15Rの軸方向(反スラス
ト方向)とラジアル方向との力を生じる。
【0035】そして、フォワードギヤ28Rにかかる反
スラスト方向の力はフォワードギヤ28Rのギヤ部33
R直後に配置されたスラストベアリング45によって、
また、ラジアル方向の力はフォワードギヤ28Rのスリ
ーブ部31Rを保持するラジアルベアリング43によっ
てそれぞれ受けられると共に、プロペラシャフト15R
にかかるスラスト力はスペーサ53を介してリテーナ3
5Rに伝えられ、このリテーナ35Rにかかる力はフラ
ンジ部48R直前に配置されたスラストベアリング51
を介してシフトカムハウジング27Rに伝えられて最終
的にはギヤケース13Rによって受けられる。
【0036】一方、例えばクラッチ機構20Lが後進位
置にシフト操作されると、クラッチドッグ26が図4に
おける左方に移動してその噛合い爪40がリバースギヤ
29Rの噛合い爪42と噛合い、プロペラシャフト15
Rを正回転(時計回り)させる。このとき、逆回転用プ
ロペラRはプロペラシャフト15Rに後進方向(図3に
おける左方)のスラスト力を与えると共に、ドライブピ
ニオンギヤRとリバースギヤ29Rとの噛合いによって
プロペラシャフト15Rの軸方向(反スラスト方向)と
ラジアル方向との力を生じる。
【0037】しかしながら、リバースギヤ29Rの使用
時にはエンジン3の回転数に制限が設けられるため、前
進時に比べて発生する力が小さく、ボールベアリング4
6のみで力を受けることが可能である。一方、プロペラ
シャフト15Rにかかるスラスト力は段部54からスラ
ストベアリング56を介してプロペラシャフトベアリン
グハウジング18Rによって受けられる。
【0038】ところで、上述した実施形態においてはシ
フトカム24が水平方向に回動する回動式のクラッチ機
構20Rをカウンターローテーション仕様の船外機1R
に用いた例を示したが、例えばシフトカム60が上下方
向に移動する上下式のクラッチ機構57をカウンターロ
ーテーション仕様の船外機1Rに用いることができる。
【0039】図5は、上下式のクラッチ機構57を用い
たカウンターローテーション仕様が施された船外機1R
のギヤケース13Rの第二実施形態を示す拡大縦断面図
である。なお、この第二実施形態に示すギヤケース13
Rは第1実施形態に示すものとクラッチ機構以外は同一
の構造を有するため、同一の構成部材には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0040】クラッチ機構57は主には主にクラッチロ
ッド(図示せず)、シフトロッド58、シフトカム6
0、プッシュロッド25およびクラッチドッグ26等か
ら構成され、シフトカム60を上下にスライドさせるも
のである。
【0041】シフトロッド58の下端部にはシフトカム
60がスライド一体に設けられる。シフトカム60は、
ギヤケース13R内のプロペラシャフト15R前部に固
着された、前記リテーナ35Rを保持するベアリングハ
ウジング61を兼ねたシフトカムハウジング27R内に
収容される。そして、シフトカム60はその後面(図5
における右側)にそれぞれ深さが異なる三つの連続した
窪み形状からなるカムプロフィール62を備え、プッシ
ュロッド25の前端部が上下にスライドするシフトカム
60のいずれか一つのカムプロフィール62に係合する
ことによりプッシュロッド25が軸方向に進退して各シ
フト位置が設定される。
【0042】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0043】クラッチ機構のシフト操作によってシフト
位置を例えば前進からニュートラル、そして後進と変化
させると、プロペラシャフトにかかるスラスト力の方向
も変化する。すなわち、前進時には進行方向側にかかっ
ていたスラスト力がニュートラル時には一旦無くなり、
後進時には前進時の逆方向にかかる。
【0044】プロペラシャフトにかかるスラスト力が無
くなったり逆方向になったりすることによりプロペラシ
ャフトを保持するベアリングへの負荷も変化し、フォワ
ードおよびリバースギヤとドライブピニオンギヤとの歯
当たりに影響をもたらす。
【0045】従来、前進時のプロペラシャフトにかかる
スラスト力をテーパーベアリングを用いて受けるものが
あったが、テーパーベアリングはその構造上ニュートラ
ル時のように負荷がかかっていないとリバースギヤを所
定の位置に固定することができないといった問題点があ
った。その結果、リバースギヤが傾いてリバースギヤ2
9とドライブピニオンギヤとの歯当たりが変化して両ギ
ヤやベアリングの寿命に影響していた。
【0046】また、後進時のプロペラシャフトにかかる
スラスト力をフォワードギヤの前側で受けようとする場
合、フォワードギヤにスラストベアリングの外径より大
きい穴加工をしなければならず、フォワードギヤの噛合
い爪の面積が減少して耐久性を低下させることになる。
あるいはプロペラシャフトを前後に分割する手段もある
が、部品点数が増加し、組付けも複雑になる。
【0047】そこで、本願発明で提案するように、カウ
ンターローテーション仕様の船外機1Rにおいて、前進
時に進行方向に向かってかかるプロペラシャフト15R
へのスラスト力をプロペラシャフト15R前端に配置し
た筒状のスペーサ53を介してリテーナ35Rに伝達
し、リテーナ35Rに伝達されるスラスト力をスラスト
ベアリング51で受けてシフトカムハウジング27Rに
伝え、最終的にギヤケース13Rによって受けるように
構成すると共に、ラジアル方向にかかる力は別途に設け
られたラジアルベアリング59で受けるように構成した
ことにより、プロペラシャフト15Rにかかるスラスト
力が無くなったり逆方向になったりしてもリバースギヤ
29Rを正規の位置で常時維持することが可能となり、
リバースギヤ29Rとドライブピニオンギヤ30との歯
当たりの変化も無くなって両ギヤ29,30Rの寿命を
延命することができる。
【0048】また、プロペラシャフト15Rの先端にス
ペーサ53を別体で設けることによりリバースギヤ29
Rの噛合い爪42を大きくすることが可能となり、強度
が大きくなる一方、後進時に進行方向とは逆に向かって
かかるプロペラシャフト15Rへのスラスト力を、プロ
ペラシャフト15Rに一体に形成した段部54からスラ
ストベアリング56を介してプロペラシャフトベアリン
グハウジング49で受けるようにしたことにより、フォ
ワードギヤ28Rにはプロペラシャフト15Rが挿通さ
れる最小径の穴加工を施すだけでよく、その結果フォワ
ードギヤ28Rに設けられる噛合い爪41の強度が高く
なる。
【0049】また、プロペラシャフト15Rに段部54
を一体形成してスラスト力をプロペラシャフトベアリン
グハウジング18Rに伝えるようにしたのでプロペラシ
ャフトを分割する必要が無く、部品点数が増えず、組付
けも容易になる。
【0050】そして、リテーナ35R保持用のベアリン
グハウジング49を、シフトカム24を収容するシフト
カムハウジング27Rと一体化したことにより、回動式
および上下式の両方のクラッチ機構20R,57に対応
することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の駆動装置によれば、プロペラシャフト上に設けられ
たフォワードおよびリバースギヤと、エンジンの出力軸
に設けられ、上記フォワードおよびリバースギヤに常時
噛合うドライブピニオンギヤとを有し、上記フォワード
およびリバースギヤ間の上記プロペラシャフト上に設け
られたクラッチドッグをクラッチ機構の操作によって上
記フォワードおよびリバースギヤのいずれか一方に噛合
わせることにより上記プロペラシャフトを正転または逆
転させる駆動装置を備え、前進時に上記プロペラシャフ
トを逆転させて用いるカウンターローテーション仕様の
船外機において、前進時にかかる上記プロペラシャフト
へのスラスト力をスラストベアリングで受けると共に、
ラジアル方向にかかる上記プロペラシャフトへの力をラ
ジアルベアリングで受けるように構成したため、リバー
スギヤとドライブピニオンギヤとの歯当たりの変化が無
くなってこれらのギヤ寿命の延命が図れる。
【0052】また、上記プロペラシャフト端にスペーサ
を配置し、このスペーサに隣接してリテーナを配置する
と共に、前進時にかかる上記プロペラシャフトへのスラ
スト力を上記スペーサを介して上記リテーナに伝達し、
上記リテーナに伝達されるスラスト力を上記スラストベ
アリングで受けるように構成したため、クラッチドッグ
の噛合い爪を大きくすることが可能となる。
【0053】さらに、上記プロペラシャフトに段部を一
体に形成し、後進時にかかる上記プロペラシャフトへの
スラスト力を、上記段部からスラストベアリングを介し
て上記プロペラシャフトを支持するプロペラシャフトベ
アリングハウジングで受けるように構成したため、フォ
ワードギヤへの穴加工が最小径でよく、フォワードギヤ
に設けられるクラッチドッグの噛合い爪の強度が向上す
ると共に、部品点数の削減および組み付けの容易化が図
れる。
【0054】さらにまた、上記クラッチ機構を構成する
シフトカムを収容するシフトカムハウジングと上記リテ
ーナ保持用のベアリングハウジングとを一体化したた
め、異なる形式のクラッチ機構に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の駆動装置の一実施形態を
示す船外機の左側面図。
【図2】船舶の後面図。
【図3】プロペラが正転する船外機のギヤケースの拡大
縦断面図。
【図4】プロペラが逆転するカウンターローテーション
仕様が施された船外機のギヤケースの第一実施形態を示
す拡大縦断面図。
【図5】カウンターローテーション仕様が施された船外
機のギヤケースの第二実施形態を示す拡大縦断面図。
【符号の説明】
12 ドライブシャフト(エンジンの出力軸) 13L,13R ギヤケース 14L,14R 駆動装置 15L,15R プロペラシャフト 18L,18R プロペラシャフトベアリングハウジン
グ 1L 通常仕様の船外機 1R カウンターローテーション仕様の船外機 20L,20R,57 クラッチ機構 24,60 シフトカム 26 クラッチドッグ 27L,27R シフトカムハウジング 28L,28R フォワードギヤ 29L,29R リバースギヤ 30L,30R ドライブピニオンギヤ 35 リテーナ 36,43,59 ラジアルベアリング 38,45,51,56 スラストベアリング 49,61 リテーナ保持用のベアリングハウジング 52,54 段部 53 スペーサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラシャフト上に設けられたフォワ
    ードおよびリバースギヤと、エンジンの出力軸に設けら
    れ、上記フォワードおよびリバースギヤに常時噛合うド
    ライブピニオンギヤとを有し、上記フォワードおよびリ
    バースギヤ間の上記プロペラシャフト上に設けられたク
    ラッチドッグをクラッチ機構の操作によって上記フォワ
    ードおよびリバースギヤのいずれか一方に噛合わせるこ
    とにより上記プロペラシャフトを正転または逆転させる
    駆動装置を備え、前進時に上記プロペラシャフトを逆転
    させて用いるカウンターローテーション仕様の船外機に
    おいて、前進時にかかる上記プロペラシャフトへのスラ
    スト力をスラストベアリングで受けると共に、ラジアル
    方向にかかる上記プロペラシャフトへの力をラジアルベ
    アリングで受けるように構成したことを特徴とする船外
    機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記プロペラシャフト端にスペーサを配
    置し、このスペーサに隣接してリテーナを配置すると共
    に、前進時にかかる上記プロペラシャフトへのスラスト
    力を上記スペーサを介して上記リテーナに伝達し、上記
    リテーナに伝達されるスラスト力を上記スラストベアリ
    ングで受けるように構成した請求項1記載の船外機の駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 上記プロペラシャフトに段部を一体に形
    成し、後進時にかかる上記プロペラシャフトへのスラス
    ト力を、上記段部からスラストベアリングを介して上記
    プロペラシャフトを支持するプロペラシャフトベアリン
    グハウジングで受けるように構成した請求項1または2
    記載の船外機の駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記クラッチ機構を構成するシフトカム
    を収容するシフトカムハウジングと上記リテーナ保持用
    のベアリングハウジングとを一体化した請求項1、2ま
    たは3記載の船外機の駆動装置。
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