JP2002308061A - ワイパピボット - Google Patents

ワイパピボット

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JP2002308061A
JP2002308061A JP2002051907A JP2002051907A JP2002308061A JP 2002308061 A JP2002308061 A JP 2002308061A JP 2002051907 A JP2002051907 A JP 2002051907A JP 2002051907 A JP2002051907 A JP 2002051907A JP 2002308061 A JP2002308061 A JP 2002308061A
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JP
Japan
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pipe frame
pivot
wiper
cylindrical
outsert
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Pending
Application number
JP2002051907A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Iwata
彰久 岩田
Yoshio Yamaguchi
義夫 山口
Koji Ito
浩二 伊藤
Takahiro Furuya
貴広 古屋
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトサート成形時にパイプフレームの一端
側と圧潰平坦部との境部分の潰れ進行を確実に防止する
ことができるワイパピボットを提供する。 【解決手段】 金属製で円筒状のパイプフレーム11の
一端部を平坦状に圧潰して、パイプフレーム11の円筒
部11fに続がる圧潰平坦部11aを形成し、この圧潰
平坦部11aにピボットシャフト貫通用の丸孔11bを
形成すると共に、該圧潰平坦部11aを含めてパイプフ
レーム11の一端部にアウトサート成形により樹脂製の
ピボットホルダ12を一体成形したワイパピボット10
において、円筒状のパイプフレーム11の円筒部11f
と圧潰平坦部11aとの境部分11dを丸孔11bに向
ってその頂部が突出する凸状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に取り付けら
れて所定角度揺動されるワイパアーム(ワイパブレー
ド)を支持するワイパピボットに関し、特に、金属製で
円筒状のパイプフレームの一端に樹脂製のピボットホル
ダをアウトサート成形してなるワイパピボットに係わ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のワイパピボットを用いたワイパ
駆動装置として、図8に示すものがある。図8に示すワ
イパ駆動装置1は、減速ギヤが収納されたアルミニウム
製のギヤケース2と、このギヤケース2に取り付けられ
たワイパモータ3と、ギヤケース2に一体形成された円
柱部2aの両端に相対向する各他端部が加締め接合され
てフレームを成す金属製で円筒状の一対のパイプフレー
ム11,11と、この各パイプフレーム11の一端部に
アウトサート成形された合成樹脂製の各ピボットホルダ
12と、この各ピボットホルダ12に揺動自在に支持さ
れ、図示しないワイパアームを取り付けるピボットシャ
フト13と、この一対のピボットシャフト13,13の
下端に固定された各ピボットアーム14,14間に各ボ
ールジョイント5を介して揺動自在に支持された長尺の
リンクコンロッド6と、ワイパモータ3のクランクアー
ム4と一方のピボットシャフト13のピボットアーム1
4間に各ボールジョイント7を介して揺動自在に支持さ
れた短尺のリンクコンロッド8と、一対のピボットホル
ダ12,12の各吊り下げ部12aにマウントされ、車
体に取り付けられて衝撃や振動等を吸収する防振材9と
で構成されている。
【0003】そして、図9に示すアウトサート成形型2
0の上,下型21,22によって各パイプフレーム11
の一端部に合成樹脂製のピボットホルダ12をアウトサ
ート成形することにより、図11に示すワイパピボット
10′が製造されるようになっている。
【0004】このアウトサート成形の際に、図9〜図1
1に示すように、金属製で円筒状の各パイプフレーム1
1の一端部を平坦状に二枚重ねに圧潰して圧潰平坦部1
1aを形成しておくと共に、この圧潰平坦部11aにピ
ボットシャフト貫通用の丸孔11bを形成しておく。ま
た、円筒状の各パイプフレーム11の円筒部11fと圧
潰平坦部11aとの間の境部分11c,11cは断面凹
状に谷形に形成されている。
【0005】そして、図9に示すように、アウトサート
成形型20の上,下型21,22間で形成されるキャビ
ティ23内に、金属製で円筒状の各パイプフレーム11
の一端部をセットし、上型21の溶融樹脂注入口24よ
り溶融樹脂Qを注入することにより、圧潰平坦部11a
を含めた金属製で円筒状の各パイプフレーム11の一端
部にピボットホルダ12をアウトサート成形することに
より、ワイパピボット10′が製造される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のワイパピボット10′では、円筒状のパイプフレー
ム11の一端部にピボットホルダ12をアウトサート成
形する際に、該パイプフレーム11の円筒部11fと圧
潰平坦部11aとの間の境部分11c,11cを断面凹
状に谷形に形成してあるので、図9,図10において破
線で示すように、樹脂成形圧力Pによりパイプフレーム
11の一端側と圧潰平坦部11aとの境部分11cの潰
し部が進行(その凹形状部が丸孔11bからより離れる
方向に徐々に変形)してしまい、この徐々に変形した境
部分11cの潰し部がアウトサート成形型20の上,下
型21,22の外側まで進行して溶融樹脂Qがアウトサ
ート成形型20の上,下型21,22間より外に溢れ出
したり、パイプフレーム11の一端側をアウトサート成
形型20の上,下型21,22間で適切に押さえること
ができず、適切な樹脂成形圧が得られなかった。これに
対処するに、円筒状のパイプフレーム11の肉厚を厚く
すると、ワイパピボット10′の全体がコスト高になる
と共に高重量になる。
【0007】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、アウトサート成形時にパイプ
フレームの一端側と圧潰平坦部との境部分の潰れ進行を
確実に防止することができて軽量かつ高品質で低コスト
のワイパピボットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
製で円筒状のパイプフレームの一端部を平坦状に圧潰し
て、該パイプフレームの円筒部に続がる圧潰平坦部を形
成し、この圧潰平坦部にピボットシャフト貫通用の丸孔
を形成すると共に、該圧潰平坦部を含めて前記パイプフ
レームに、アウトサート成形により樹脂製のピボットホ
ルダを一体成形したワイパピボットにおいて、前記円筒
状のパイプフレームの円筒部と前記圧潰平坦部との境部
分を前記丸孔に向ってその頂部が突出する断面凸状に形
成したことを特徴とする。
【0009】このワイパピボットでは、金属製で円筒状
のパイプフレームの円筒部と圧潰平坦部との境部分が丸
孔側にその頂部が突出する円弧凸状のため、パイプフレ
ームの一端側と圧潰平坦部との境部分の強度(耐圧力)
が外圧(樹脂成形圧)に対して強くなり、アウトサート
成形時にパイプフレームの境部分の潰れ進行が確実に防
止される。このように、樹脂成形圧に耐え得るパイプフ
レームの端末形状としたことにより、適切な樹脂成形圧
にて圧潰平坦部を含めた円筒状のパイプフレームの一端
側にピボットホルダがアウトサート成形され、軽量かつ
高品質のワイパピボットが低コストで製造される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は 本発明の一実施形態のアウトサー
ト成形されたワイパピボットを示す断面図、図2は同ア
ウトサート成形されたワイパピボットの平面図、図3は
同ワイパピボットに用いられるパイプフレームの平面
図、図4は同パイプフレームの断面図、図5は同パイプ
フレームにピボットホルダをアウトサート成形するアウ
トサート成形型の断面図、図6は同パイプフレームの一
端部にピボットホルダをアウトサート成形した状態を示
す正面図、図7は同パイプフレームの一端部にピボット
ホルダをアウトサート成形した状態を示す平面図であ
る。尚、図8に示すワイパ駆動装置は援用する。
【0012】図1及び図2に示すように、ワイパピボッ
ト10は、ワイパ駆動装置1のフレームを成す金属製で
円筒状のパイプフレーム11と、このパイプフレーム1
1の一端部にアウトサート成形される合成樹脂製のピボ
ットホルダ12と、このピボットホルダ12のシャフト
孔12bに揺動(回動)自在に支持された金属製で丸棒
状のピボットシャフト13とを備えている。このピボッ
トシャフト13の上部に形成されたセレーション部13
aにはワイパアーム15が嵌合されて雄ねじ部13bに
螺着されるナット16を介して固定されていると共に、
該ピボットシャフト13の下端部の加締め部13cには
ワイパモータ3の回転運動をピボットシャフト13の揺
動運動に変換するためのリンク機構の一部を成すピボッ
トアーム14が加締め固定されている。尚、ピボットシ
ャフト13の略中央には潤滑油充填用の環凹溝状の油溜
まり13dを形成してある。
【0013】図1〜図4に示すように、金属製で円筒状
のパイプフレーム11の一端部は平坦状に圧潰して二枚
重ねに形成してあり、この圧潰平坦部11aの略中央に
はピボットシャフト貫通用の大径の丸孔11bを形成し
てある。また、金属製で円筒状のパイプフレーム11の
円筒部11fと圧潰平坦部11aとの境部分11dは丸
孔11b側にその頂部Tが突出する凸状に形成してあ
る。尚、圧潰平坦部11aの先端の両側には小径の一対
の丸孔11e,11eを形成してある。
【0014】そして、上記金属製で円筒状のパイプフレ
ーム11の一端側にピボットホルダ12をアウトサート
成形するには、図5に示すように、アウトサート成形型
20の上,下型21,22間で形成されるキャビティ2
3内に、上記金属製で円筒状のパイプフレーム11の一
端部をセットする。次に、アウトサート成形型20の上
型21の溶融樹脂注入口24より溶融樹脂Qを注入する
ことにより、圧潰平坦部11aを含めた金属製で円筒状
のパイプフレーム11の一端側にピボットホルダ12が
アウトサート成形され、図6及び図7に示すワイパピボ
ット10が製造される。
【0015】このワイパピボット10のアウトサート成
形の際、金属製で円筒状のパイプフレーム11の境部分
11dを丸孔11b側にその頂部Tが突出する凸状に形
成したことにより、パイプフレーム11の境部分11d
の強度(耐圧力)が樹脂成形圧に対して従来のパイプフ
レーム11の一端側と圧潰平坦部11aとの境部分11
cを丸孔11bに沿った円弧凹状に形成したものよりも
3倍以上強くなり、アウトサート成形型20によるピボ
ットホルダ12のアウトサート成形時に金属製で円筒状
のパイプフレーム11の境部分11dの潰れ進行を確実
に防止することができて、該パイプフレーム11の一端
部をアウトサート成形型20の上,下型21,22間で
確実に押さえることができる。
【0016】これにより、円筒状のパイプフレーム11
の一端部にピボットホルダ12をアウトサート成形する
際に、溶融樹脂Qが従来のようにアウトサート成形型2
0の上,下型21,22より外に溢れ出ることがなく、
適切な樹脂成形圧にて圧潰平坦部11aを含めた金属製
で円筒状のパイプフレーム11の一端側にピボットホル
ダ12を容易かつ確実にアウトサート成形することがで
きる。その結果、肉厚が比較的薄いパイプフレーム11
を使用することができ、軽量で高品質のワイパピボット
10を低コストで製造することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、金属製で円筒状のパイプフレームの円筒部と圧
潰平坦部との境部分を丸孔に向ってその頂部が突出する
凸状に形成したので、パイプフレームの一端側と圧潰平
坦部との境部分の強度が樹脂成形圧に対して強くなり、
アウトサート成形時にパイプフレームの円筒部と圧潰平
坦部との境部分の潰れ進行を確実に防止することができ
る。これにより、適切な樹脂成形圧にて圧潰平坦部を含
めた円筒状のパイプフレームの一端側にピボットホルダ
をアウトサート成形することができ、軽量かつ高品質の
ワイパピボットを低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のアウトサート成形された
ワイパピボットを示す断面図である。
【図2】上記アウトサート成形されたワイパピボットの
平面図である。
【図3】上記ワイパピボットに用いられるパイプフレー
ムの平面図である。
【図4】上記パイプフレームの断面図である。
【図5】上記パイプフレームにピボットホルダをアウト
サート成形するアウトサート成形型(金型)の断面図で
ある。
【図6】上記パイプフレームの一端部にピボットホルダ
をアウトサート成形した状態を示す正面図である。
【図7】上記パイプフレームの一端部にピボットホルダ
をアウトサート成形した状態を示す平面図である。
【図8】従来のワイパ駆動装置の斜視図である。
【図9】上記従来のワイパ駆動装置に用いられるパイプ
フレームにピボットホルダをアウトサート成形するアウ
トサート成形型の断面図である。
【図10】上記従来のアウトサート成形時のパイプフレ
ームの一端部の潰れ進行状態を示す平面図である。
【図11】上記従来のパイプフレームの一端部にピボッ
トホルダをアウトサート成形した状態を示す示す断面図
である。
【符号の説明】
10 ワイパピボット 11 パイプフレーム 11a 圧潰平坦部 11b 丸孔 11d 境部分 11f 円筒部 T 頂部 12 ピボットホルダ 13 ピボットシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 浩二 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (72)発明者 古屋 貴広 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 Fターム(参考) 3D025 AC01 AE03 AE21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製で円筒状のパイプフレームの一端
    部を平坦状に圧潰して、該パイプフレームの円筒部に続
    がる圧潰平坦部を形成し、この圧潰平坦部にピボットシ
    ャフト貫通用の丸孔を形成すると共に、該圧潰平坦部を
    含めて前記パイプフレームに、アウトサート成形により
    樹脂製のピボットホルダを一体成形したワイパピボット
    において、 前記円筒状のパイプフレームの円筒部と前記圧潰平坦部
    との境部分を前記丸孔に向ってその頂部が突出する凸状
    に形成したことを特徴とするワイパピボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120297566A1 (en) * 2010-03-04 2012-11-29 Asmo Co., Ltd Wiper device

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US8689390B2 (en) * 2010-03-04 2014-04-08 Asmo Co., Ltd. Wiper device

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