JP2002307785A - プリンタ装置、印刷システムおよび印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理実行者が設定した終了時刻にあわせて印
刷を自動的に開始し、終了時刻に印刷処理を完了させる
ことができるプリンタ装置を提供する。 【解決手段】 印刷データに終了時刻設定データが含ま
れているかどうかを判断する（ステップＳ４０１）。終
了時刻設定データが含まれている場合は、その終了時刻
設定データを開始時刻設定ブロックに出力する（ステッ
プＳ４０２）。ステップＳ４０３において印刷データを
解析して、ぺ一ジ単位またはライン単位でビットマップ
データに変換する（ステップＳ４０５）。エンジンスピ
ードや印刷枚数、生成されたビットマップデータのデー
タサイズなどから印刷開始時刻を逆算し、印刷可能かど
うかを現在の時刻（タイマ値）などから判断する（ステ
ップＳ４０６）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システムおよ
び印刷方法に関し、より詳細には、印刷データを提供す
る上位外部装置、及び、ハードディスク等の大容量記憶
装置を備えたプリンタ装置がネットワークで接続された
印刷システムおよびその印刷方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、印刷データを提供する上位外
部装置、及び、ハードディスク等の大容量記憶装置を備
えたプリンタ装置がＬＡＮやイントラネット等のネット
ワークで接続された印刷システムが知られている。この
ようなシステムでは、上位外部装置の利用者が、アプリ
ケーションソフト等を使用して印刷データを作成し、そ
の印刷処理を実行すると、印刷データがネットワークを
経由してプリンタ装置へ送信される。

【０００３】プリンタ装置は、他の印刷ジョブを処理し
ていなければ、印刷データを受け取り次第、受け取った
印刷データの印刷処理が実行する。一方、他の印刷ジョ
ブを処理している場合は、その印刷データは外部記憶装
置に記憶され、処理中のジョブが終了次第、記憶された
データに基づく印刷処理が実行される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の印刷システムでは、プリンタ装置がネッ
トワーク経由などで印刷データを受け取り次第印刷処理
を実行するものである。このため、例えば印刷処理の実
行者が特定の時刻に印刷処理を完了させたい場合でも．
プリンタ装置の処理状況によっては、印刷処理が希望の
終了時刻に完了しない場合があるという不具合があっ
た。

【０００５】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、処理実行者の
希望する時刻に印刷を終了させるために、処理実行者が
設定した終了時刻にあわせて印刷を自動的に開始し、終
了時刻に印刷処理を完了させることができる印刷システ
ムおよび印刷方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、請求項１に記載の発明は、印刷デー
タに付加された印刷終了時刻の情報に基づいて印刷処理
を実行するプリンタ装置であって、印刷終了時刻が付加
された印刷データを受け取る外部Ｉ／Ｆブロックと、前
記受け取った印刷データを、実際に印刷されるビットマ
ップデータに展開する描画ブロックと、前記展開された
ビットマップデータと前記受け取った印刷終了時刻とに
基づいて印刷開始時刻を設定する開始時刻設定ブロック
と、前記展開されたビットマップデータを記憶装置に格
納し、前記設定された印刷開始時刻に前記格納されたビ
ットマップデータの印刷を開始する印刷制御ブロックと
を備えたことを特徴とする。

【０００７】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載のプリンタ装置において、前記印刷データは、ア
プリケーションソフトを使用して作成されたコードデー
タであることを特徴とする。

【０００８】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
または２に記載のプリンタ装置において、前記開始時刻
設定ブロックは、プリンタエンジンのエンジンスピード
および／または印刷枚数から前記印刷開始時刻を求める
ことを特徴とする。

【０００９】また、請求項４に記載の発明は、請求項１
〜３のいずれかに記載のプリンタ装置において、前記印
刷制御ブロックは、前記設定された開始時刻の有効性に
応じて前記展開されたビットマップデータを記憶装置に
格納することを特徴とする。

【００１０】また、請求項５に記載の発明は、請求項１
〜４のいずれかに記載のプリンタ装置において、前記記
憶装置はハードディスクであることを特徴とする。

【００１１】また、請求項６に記載の発明は、アプリケ
ーションソフトを使用して作成したデータを前記印刷デ
ータに変換して、請求項１〜５のいずれかに記載のプリ
ンタ装置に送信するプリンタドライバを備えた上位外部
装置であって、前記プリンタドライバは、設定された印
刷終了時刻を前記変換された印刷データに付加する終了
時刻設定部を有することを特徴とする。

【００１２】また、請求項７に記載の発明は、印刷シス
テムであって、請求項１〜５のいずれかに記載のプリン
タ装置と、請求項６に記載の上位外部装置とがネットワ
ークに接続されたことを特徴とする。

【００１３】また、請求項８に記載の発明は、印刷デー
タに付加された印刷終了時刻の情報に基づいて印刷処理
を実行するプリンタ装置を用いて行う印刷方法であっ
て、前記プリンタ装置は、印刷終了時刻が付加された印
刷データを受け取り、前記受け取った印刷データを、実
際に印刷されるビットマップデータに展開し、前記展開
されたビットマップデータと前記受け取った印刷終了時
刻とに基づいて印刷開始時刻を設定し、前記展開された
ビットマップデータを記憶装置に格納し、前記設定され
た印刷開始時刻に前記格納されたビットマップデータの
印刷を開始することを特徴とする。

【００１４】また、請求項９に記載の発明は、印刷デー
タに付加された印刷終了時刻の情報に基づいて印刷処理
を実行するプログラムを記憶したコンピュータ読取可能
な記憶媒体であって、前記プログラムは、コンピュータ
に対して、印刷終了時刻が付加された印刷データを受け
取らせ、前記受け取った印刷データを、実際に印刷され
るビットマップデータに展開させ、前記展開されたビッ
トマップデータと前記受け取った印刷終了時刻とに基づ
いて印刷開始時刻を設定させ、前記展開されたビットマ
ップデータを記憶装置に格納し、前記設定された印刷開
始時刻に前記格納されたビットマップデータの印刷を開
始させることを特徴とする。

【００１５】また、請求項１０に記載の発明は、請求項
９に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体として、コ
ンピュータが読むことができるプログラムを格納したフ
ロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、光磁
気ディスク、光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭを用いるこ
とを特徴とする。

【００１６】また、請求項１１に記載の発明は、請求項
９または１０に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体
は、コンピュータに着脱可能であることを特徴とする。

【００１７】さらに、請求項１２に記載の発明は、印刷
データに付加された印刷終了時刻の情報に基づいて印刷
処理を実行するためのコンピュータ・プログラムであっ
て、コンピュータに対して、印刷終了時刻が付加された
印刷データを受け取らせ、前記受け取った印刷データ
を、実際に印刷されるビットマップデータに展開させ、
前記展開されたビットマップデータと前記受け取った印
刷終了時刻とに基づいて印刷開始時刻を設定させ、前記
展開されたビットマップデータを記憶装置に格納し、前
記設定された印刷開始時刻に前記格納されたビットマッ
プデータの印刷を開始させることを特徴とする。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。

【００１９】図１は、本実施形態におけるプリンタ装置
のコントローラ部のハードウェア構成を示すブロック図
で、本発明に関わる部分のみを概略的に示している。印
刷システムは、位外部装置１０１及びプリンタ装置１０
２が不図示のネットワークで接続されている。

【００２０】中央処理装置（ＣＰＵ）１０７は、プリン
タ装置１０２全体の制御を行う。読み取り専用メモリ１
０３（ＲＯＭ）には、プリンタ装置本体の作業手順（制
御プログラム）が記憶されており、ＣＰＵ１０７はＲＯ
Ｍ１０３からこの制御プログラムを順次読み取り、実行
する。また、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１０４
は、入力データの記億や作業用記億領域等として用いる
主記憶装置である。ハードディスク（ＨＤ）１０５は、
印刷データや描画イメージデータなどの、種々の用途で
使用されるデータを格納する大容量記憶装置である。

【００２１】ＡＳＩＣ（Application Specific IC）１
０６は、上位外部装置１０１で作成された印刷データを
受け取り、それに基づいてビデオ信号をプリンタエンジ
ンに出力するための特定用途向けＩＣである。

【００２２】上位外部装置１０１は、プリンタ装置１０
２に印刷データを提供する装置であり、後述するように
印刷処理を実行するためのアプリケーションソフトが導
入されている。

【００２３】図２は、本実施形態における印刷システム
の機能ブロック図である。上位外部装置１０１は、アプ
リケーションソフト２０１が生成したデータ２０２を印
刷データ２０４に変換するプリンタドライバ２０３を備
えている。以下、この２つのプログラムの動作について
説明する。

【００２４】上位外部装置１０１は、文章や図形の作成
または編集行う装置であり、具体的にはアプリケーショ
ンソフト２０１が駆動するパーソナルコンピュータやワ
ークステーションとして構成される。アプリケーション
ソフト２０１を用いて作成し編集した文章や図形は、上
位外部装置１０１で動作するプリンタドライバ２０３に
よってプリンタ装置のＡＳＩＣ内の描画ブロック２０７
が解析可能な印刷データ（コードデータ）２０４に変換
され、ネットワ一ク等を介してプリンタ装置に出力され
る。

【００２５】また、プリンタドライバ２０３は、生成し
た印刷データ２０４に終了時刻設定データを付加するこ
とが可能な終了時刻設定部を備えている。ここで、印刷
終了時刻設定データとは、印刷処理の実行者が希望する
印刷終了時刻の設定値を示すデータをいう。

【００２６】ＡＳＩＣ１０６は、上位外部装置１０１か
らの印刷データ２０４を取り込む外部インタフェース
（Ｉ／Ｆ）ブロック２０５を備えている。この外部Ｉ／
Ｆブロック２０５は、取りこまれた印刷データ２０４に
終了時刻設定データが付加されている場合、その終了時
刻設定データを開始時刻設定ブロック２０６に出力し、
その他の印字データをＤＲＡＭ１０４に格納する。

【００２７】描画ブロック２０７は、ＤＲＡＭ１０４に
格納された印字データを解析して、描画イメージデータ
に展開する。描画イメージデータ展開時に必要なフォン
トデータは、図示しないフォント記億手段から供給され
る。フォントデータがアウトラインフォントの場合は、
フォントの展開処理を行った上で印字データに記載され
た書式に基づいて描画イメージデータを生成する。フォ
ントデータがビットマップフォントの場合は当該ビット
マップデータを書式にあわせて描画イメージデータ（ビ
ットマップデータ）の生成を行う。

【００２８】また、描画ブロック２０７は、展開した描
画イメージデータをぺ一ジ単位またはライン単位でビッ
トマップデータに変換する。開始時刻設定ブロック２０
６は、外部Ｉ／Ｆブロック２０５から入力された終了時
刻設定データを解析し、プリンタエンジン２１０のエン
ジンスピードや印刷枚数、描画ブロック２０７で生成さ
れたビットマップデータのデータサイズなどから印刷開
始時刻を逆算し、その印刷開始時刻を制御ブロック２０
８に出力する。

【００２９】制御ブロック２０８は、現在の時刻（タイ
マ値）を内部に保有しており、開始時刻設定ブロック２
０６で設定された印刷開始時刻の有効性、すなわちその
開始時刻に印刷可能か否かをタイマ値などから判断し、
可能であれば描画ブロック２０７で生成されたぺ一ジ単
位またはライン単位のビットマップデータをハードディ
スク１０５に格納する。ビットマップデータを格納後、
現在のタイマ値と設定された印刷開始時刻とを一定時間
ごとに比較し、一致した場合にハードディスク１０５に
格納されているビットマップデータを読み込んで、ビデ
オＩ／Ｆブロック２０９に送信する。

【００３０】ビデオＩ／Ｆブロック２０９は、制御ブロ
ック２０８からビットマップデータを受け取ると、その
ビットマップデータをビデオ信号に変換して、プリンタ
エンジン２１０に送出する。プリンタ装置は、プリンタ
エンジン２１０の構成によって、レーザビームプリン
タ、インクジェットプリンタ、感熱式プリンタやドット
インパクトプリンタなどに分類されるが、本発明におい
てプリンタエンジン２１０は、どの様な構成であっても
よい。

【００３１】次に、図３および図４のフローチャートを
参照し、本実施形態における印刷システムの動作につい
て説明する。図３は、プリンタドライバ２０３の動作を
示すフローチャートである。まず、アプリケーションソ
フト２０１は、文章データ又は図形データを印刷実行指
令と共にプリンタドライバ２０３に出力する。プリンタ
ドライバ２０３は、まずこれらのデータを描画ブロック
２０７が解析可能な印字データに変換する（ステップＳ
３０１）。そして、印刷処理の実行者によって印刷終了
時刻が設定されているかどうかを判断する（ステップＳ
３０２）。

【００３２】印刷終了時刻が設定されている場合には、
前に生成された印刷データに終了時刻設定データを付加
し、印刷データ２０４としてネットワーク等を介してプ
リンタ装置１０２に出力する（ステップＳ３０３）。

【００３３】図４は、印刷データを受け取ったプリンタ
装置２１０の動作を示すフローチャートである。上位外
部装置１０１から送信された印刷データ２０４は、外部
Ｉ／Ｆブロック２０５で受信する。この外部Ｉ／Ｆブロ
ック２０５で、印刷データ２０４に終了時刻設定データ
が含まれているかどうかを判断する（ステップＳ４０
１）。終了時刻設定データが含まれている場合は、その
終了時刻設定データを開始時刻設定ブロック２０６に出
力する（ステップＳ４０２）。その他の印字データは、
ＤＲＡＭ１０４に格納する（ステップＳ４０３）。な
お、判断の結果、終了時刻が設定されてなかった場合に
は通常の印刷処理を行う（ステップＳ４０４）。

【００３４】次に、ステップＳ４０３においてＤＲＡＭ
１０４に格納された印字データを描画ブロック２０７で
解析して、ぺ一ジ単位またはライン単位でビットマップ
データに変換する（ステップＳ４０５）。次に、開始時
刻設定ブロック２０６で、エンジンスピードや印刷枚
数、描画ブロック２０７で生成されたビットマップデー
タのデータサイズなどから印刷開始時刻を逆算し、制御
ブロック２０８において、印刷可能かどうかを現在の時
刻（タイマ値）などから判断する（ステップＳ４０
６）。判断の結果、印刷可能であれば、描画ブロック２
０７で生成されたぺ一ジ単位またはライン単位のビット
マップデータをハードディスク１０５に格納する（ステ
ップＳ４０７）。なお、印刷開始時刻が有効でなければ
通常の印刷処理を行う（ステップＳ４０４）。

【００３５】ビットマップデータをハードディスク１０
５に格納した後は、ある一定時間ごとに現在のタイマ値
と設定された印刷開始時刻との比較処理を行う（ステッ
プＳ４０８）。そして、比較の結果一致した場合にのみ
ハードディスク１０５に格納されているビットマップデ
ータを読み込み、ビデオＩ／Ｆブロック２０９に送信す
る（ステップＳ４０９）。

【００３６】上述したように、本発明によると、印刷処
理の実行者が設定した終了時刻にあわせて印刷を自動的
に開始し、終了時刻に印刷処理を完了させるという印刷
システムを提供することができる。

【００３７】なお、本発明は、前述した各実施の形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵや
ＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
み出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。

【００３８】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【００３９】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光磁気ディスク、光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、Ｃ
Ｄ−Ｒ、磁気テープ不揮発性のメモリカード、ＲＯＭな
どを用いることができる。

【００４０】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することによって、前述した実施の形態
の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前
述した実施の形態の機能が実現され得る。

【００４１】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実
現され得る。

【００４２】本発明は、前述した実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶
媒体からそのプログラムをパソコン通信など通信ライン
を介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適
用できることは言うまでもない。

【００４３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理実行者の希望する時刻に印刷を終了させる為に、処
理実行者が設定した終了時刻にあわせて印刷を自動的に
開始し、終了時刻には印刷処理を完了させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施形態に係るプリンタ装置のコントロ
ーラ部のハードウェア構成を示すブロック図である。

【図２】本発明実施形態に係る印刷システムの機能ブロ
ック図である。

【図３】本発明実施形態に係るプリンタドライバの動作
を示すフローチャートである。

【図４】本発明実施形態に係るプリンタ装置の動作を示
すフローチャートである。

【符号の説明】

１０１ 上位外部装置 １０２ プリンタ装置 １０３ ＲＯＭ １０４ ＤＲＡＭ １０５ ハードディスク（ＨＤ） １０６ ＡＳＩＣ １０７ ＣＰＵ ２０１ アプリケーションソフト ２０２ アプリケーション生成データ ２０３ プリンタドライバ ２０４ 印刷データ（コードデータ） ２０５ 外部Ｉ／Ｆブロック ２０６ 開始時刻設定ブロック ２０７ 描画ブロック ２０８ 制御ブロック ２０９ ビデオＩ／Ｆブロック ２１０ プリンタエンジン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C061 AP01 AQ01 AQ04 AQ05 AQ06 HJ06 HK11 HK15 HK19 HN06 HN15 5B021 AA01 CC05

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷データに付加された印刷終了時刻の
   情報に基づいて印刷処理を実行するプリンタ装置であっ
   て、 印刷終了時刻が付加された印刷データを受け取る外部Ｉ
   ／Ｆブロックと、 前記受け取った印刷データを、実際に印刷されるビット
   マップデータに展開する描画ブロックと、 前記展開されたビットマップデータと前記受け取った印
   刷終了時刻とに基づいて印刷開始時刻を設定する開始時
   刻設定ブロックと、 前記展開されたビットマップデータを記憶装置に格納
   し、前記設定された印刷開始時刻に前記格納されたビッ
   トマップデータの印刷を開始する印刷制御ブロックとを
   備えたことを特徴とするプリンタ装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のプリンタ装置におい
   て、前記印刷データは、アプリケーションソフトを使用
   して作成されたコードデータであることを特徴とするプ
   リンタ装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載のプリンタ装置
   において、前記開始時刻設定ブロックは、プリンタエン
   ジンのエンジンスピードおよび／または印刷枚数から前
   記印刷開始時刻を求めることを特徴とするプリンタ装
   置。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載のプリン
   タ装置において、前記印刷制御ブロックは、前記設定さ
   れた開始時刻の有効性に応じて前記展開されたビットマ
   ップデータを記憶装置に格納することを特徴とするプリ
   ンタ装置。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかに記載のプリン
   タ装置において、前記記憶装置はハードディスクである
   ことを特徴とするプリンタ装置。
6. 【請求項６】 アプリケーションソフトを使用して作成
   したデータを前記印刷データに変換して、請求項１〜５
   のいずれかに記載のプリンタ装置に送信するプリンタド
   ライバを備えた上位外部装置であって、前記プリンタド
   ライバは、設定された印刷終了時刻を前記変換された印
   刷データに付加する終了時刻設定部を有することを特徴
   とする上位外部装置。
7. 【請求項７】 請求項１〜５のいずれかに記載のプリン
   タ装置と、請求項６に記載の上位外部装置とがネットワ
   ークに接続されたことを特徴とする印刷システム。
8. 【請求項８】 印刷データに付加された印刷終了時刻の
   情報に基づいて印刷処理を実行するプリンタ装置を用い
   て行う印刷方法であって、前記プリンタ装置は、 印刷終了時刻が付加された印刷データを受け取り、 前記受け取った印刷データを、実際に印刷されるビット
   マップデータに展開し、 前記展開されたビットマップデータと前記受け取った印
   刷終了時刻とに基づいて印刷開始時刻を設定し、 前記展開されたビットマップデータを記憶装置に格納
   し、前記設定された印刷開始時刻に前記格納されたビッ
   トマップデータの印刷を開始することを特徴とする印刷
   方法。
9. 【請求項９】 印刷データに付加された印刷終了時刻の
   情報に基づいて印刷処理を実行するプログラムを記憶し
   たコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記プロ
   グラムは、コンピュータに対して、 印刷終了時刻が付加された印刷データを受け取らせ、 前記受け取った印刷データを、実際に印刷されるビット
   マップデータに展開させ、 前記展開されたビットマップデータと前記受け取った印
   刷終了時刻とに基づいて印刷開始時刻を設定させ、 前記展開されたビットマップデータを記憶装置に格納
   し、前記設定された印刷開始時刻に前記格納されたビッ
   トマップデータの印刷を開始させることを特徴とする記
   憶媒体。
10. 【請求項１０】 請求項９に記載の記憶媒体において、 前記記憶媒体として、コンピュータが読むことができる
    プログラムを格納したフロッピーディスク、ハードディ
    スク、光磁気ディスク、光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、Ｃ
    Ｄ−Ｒ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ
    を用いることを特徴とする記憶媒体。
11. 【請求項１１】 請求項９または１０に記載の記憶媒体
    において、 前記記憶媒体は、コンピュータに着脱可能であることを
    特徴とする記憶媒体。
12. 【請求項１２】 印刷データに付加された印刷終了時刻
    の情報に基づいて印刷処理を実行するためのコンピュー
    タ・プログラムであって、コンピュータに対して、 印刷終了時刻が付加された印刷データを受け取らせ、 前記受け取った印刷データを、実際に印刷されるビット
    マップデータに展開させ、 前記展開されたビットマップデータと前記受け取った印
    刷終了時刻とに基づいて印刷開始時刻を設定させ、 前記展開されたビットマップデータを記憶装置に格納
    し、前記設定された印刷開始時刻に前記格納されたビッ
    トマップデータの印刷を開始させることを特徴とするコ
    ンピュータ・プログラム。