JP2002306940A - ビーズミル - Google Patents

ビーズミル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未分散顔料による目詰まりや分散メジアによ
る摩耗を生じることなく、微小粒径の分散メジアが使用
可能な顔料分散用ビーズミルを提供する。 【解決手段】 分散されるべきペーストを供給する供給
口2及び分散された分散ペーストを排出する排出口3a
を有するベセル3と、ベセル3内壁との間に分散を行う
ための環状隙間Xを形成するようにベセル3内に配置し
た外周面が円筒状のローター4とを有し、環状隙間Xか
らローター4の内部を通り排出口3aに至る流路6が形
成され、ローター4内の流路6の途中に、分散メジアを
分散ペーストから遠心分離するための遠心分離装置7を
設け、遠心分離した分散メジアを環状隙間Xに送り出す
ための循環用開口部9をローター4に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状のローター
を有するアニュラー型のビーズミルに係り、特に、水系
塗料又は有機溶剤系塗料の分散工程において分散される
べきペーストに配合されている顔料、すなわち二次粒子
からなる顔料の凝集体を一次粒子に分散して顔料が均一
に分散された分散ペーストを得るためのビーズミルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のビーズミルにおいては、顔料を分
散処理した分散ペーストと分散メジア(いわゆるビー
ズ)とを分離する機構として、ギャップセパレータ或い
は分離スクリーンが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
より微細な分散への要求が高まるなか、微小粒径の分散
メジアが使用可能なビーズミルが要望されているが、ス
クリーン或いはギャップセパレータでは限界がある。
【0004】即ち、ローターとベセルに固定されたステ
ーターとのクリアランスによって分散ペーストと分散メ
ジアとを分離するギャップセパレータでは、ローターの
回転軸が熱膨張により伸縮するため、クリアランスは
0.1mmが限界であり、従って、直径0.3mm〜
0.5mmの分散メジアが使用できる限界である。しか
も、粘度の比較的高い塗料、インキ等の分散ペーストで
はギャップセパレータのローターとステーターとの間の
クリアランを小さくすると圧力損失が大きくなるため直
径0.5mmのメジアが使用限界である。
【0005】また、スクリーンは、ギャップセパレータ
に比べて開口面積(総面積)が大きく採れるが、液の流
動がギャップセパレータに比べて悪いため、クリアラン
スは0.1mm程度が限界であり、直径0.3mmの分
散メジアが限界である。特に、構造粘性の大きい分散ペ
ーストでは圧力損失が大きくなる欠点がある。さらに、
分散顔料による目詰まり、分散メジアによる摩耗等の問
題も生じ易い。
【0006】そこで、本発明は、未分散顔料による目詰
まりや分散メジアによる摩耗を生じることなく、微小粒
径の分散メジアが使用可能な顔料分散用ビーズミルを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、分
散されるべきペーストを供給する供給口及び分散された
分散ペーストを排出する排出口を有するベセル、及び該
ベセル内壁との間に分散を行うための環状隙間を形成す
るように前記ベセル内に配置した外周面が円筒状のロー
ターを有するアニュラー型のビーズミルであって、 前
記環状隙間から前記ローターの内部を通り前記排出口に
至る流路が形成され、前記ローター内の前記流路の途中
に、分散メジアを分散ペーストから遠心分離するための
遠心分離装置を設け、遠心分離した分散メジアを前記環
状隙間に送り出すための循環用開口部が前記ローターに
形成されていることを特徴とするビーズミルにより達成
される。
【0008】前記遠心分離装置が、分散メジアの遠心分
離を行う回転体を有し、該回転体が羽根車であることが
好ましい。
【0009】前記回転体は、前記羽根車に代えて、回転
ディスクとしても良い。
【0010】前記ローターの回転駆動軸を中空軸とされ
るとともに、該中空軸に前記排出口に通じる排出開口部
を形成することが好ましい。
【0011】前記供給口が前記ベセルの一端側に配置さ
れ、前記ベセルの他端側であって、前記ローターの内側
に配置された略円筒状のステーターを更に有し、該ステ
ーターと前記ローターとの間に、前記流路の一部を構成
する隙間を形成することが好ましい。
【0012】前記ローターの中空軸内に、前記遠心分離
装置の回転体の回転駆動軸を挿入し、前記ローターの前
記中空軸内周壁と前記回転体の回転駆動軸との間に前記
排出開口部に至る流路を構成する隙間を形成することが
好ましい。
【0013】前記ローターの回転駆動軸と前記回転体の
回転駆動軸とを同心状に配置することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るビーズミルの好まし
い実施形態について以下に図面を参照して説明する。図
1はビーズミルの縦断面図、図2は図1のA−A視断面
図である。なお、全図を通し、同様の構成部分には同符
号を付した。
【0015】図1,2に示すように、ビーズミル1は、
供給口2が形成されたベセル3内に、外周面が円筒状の
ローター4が内装されている。ベセル3の内壁とロータ
ー4の外周壁との間には、顔料の分散を行うための環状
隙間Xが形成されている。
【0016】ローター4の回転駆動軸4aは中空軸とな
っており、該中空軸に排出開口部5が形成されている。
回転駆動軸4aの中空部4xからローター4の内部を通
りローター4の底方に開口する流路6が形成されてい
る。
【0017】ローター4内部には、流路6を流れてくる
分散メジアを分散ペーストから遠心分離するための遠心
分離装置7が配置されている。図示の例では、遠心分離
装置7は、流路6を横切るようにして配置された羽根車
8を採用している。遠心分離した分散メジアを環状隙間
Xに送り出すため、羽根車8の周囲空間と環状隙間Xと
を連通する循環用開口部9がローター4に形成されてい
る。
【0018】羽根車8は、平羽根、矢羽根、捻り羽根等
の種々の羽根を採用することができ、羽根の中心部にお
いて吸い上げ、周方向に押し出す作用、即ち遠心ポンプ
としての作用を有する。羽根車8の回転駆動軸8aは、
ローター4の中空部4x内に挿入されており、ローター
4の回転駆動軸4aから突出している。なお、図中1
0、11、12は、シール部材である。
【0019】それぞれの回転駆動軸4a、8aは、図示
例では伝動機構15を介して共通の駆動源Mに接続され
ているが、回転駆動軸4a、8aの駆動源は、別々の駆
動源に接続しても良い。伝動機構15は、図示の例では
プーリー15a〜15dとプーリー15a〜dに巻回さ
れたプーリーベルト15e、15fの組合せによる伝動
機構であるが、歯車伝動機構等その他の公知の伝動機構
を採用することができる。
【0020】流路6は、ローター4の底部から羽根車8
の中心部、即ち羽根車8の吸い上げ作用を行う部分に通
じている。環状隙間X、流路6、及び循環用開口部9に
よって、環状隙間Xから羽根車8の中心部に通じ且つ羽
根車8の外周部を経て再び環状隙間Xに至る循環経路が
構成されている。
【0021】ベセル3の内底部略中央にステーター20
を固定することができ、ステーター20とローター4と
の間に形成された隙間によって流路が形成されている。
ステータ20は、羽根車8の回転による吸い込み作用の
最も強い中心部に流路を形成するような形状とされ、そ
れによって前記循環経路における分散メディア及び分散
ペーストの循環をさらに強める働きがある。ステーター
20は、ローター4の内側とステーター20の外壁との
間の隙間によって速度差を与え、ローター4の外周と同
様に分散を行う役割も果たす。ステーター20は、図示
の例では、上部が切頭円錐の円柱体で形成されている
が、円錐形等の種々の形状のものを採用することができ
る。
【0022】ベセル3及びステーター20の外周部に
は、ジャケット30、31が形成され、それぞれのジャ
ケット30、31内に図外の給水口より冷却水が導入さ
れ、図外の排水口より排水され、ベセル3内の温度上昇
を防止するようになっている。
【0023】上記ビーズミル1の幾何学的寸法比は、ベ
セル3の内径を1とすれば、 ベセル3の内空の高さH1は、1.0〜2.0 ステーター20の外径L1は、0.5〜0.7 ローター4の外径L2は、0.95〜0.98 環状隙間Xの幅X1は、0.02〜0.05 ローター4とステーター20との隙間X2は、0.02
〜0.05 羽根車8に連通する部位の流路6の直径L3は、0.1
〜0.3 羽根車8の直径L4は、0.6〜0.8 羽根車8の幅H2は、0.2〜0.3 ローター4の回転駆動軸4aの内径L5は、0.3〜
0.4 循環用開口部9の高さH3は、0.25〜0.35 循環用開口部9の幅L6は、0.05〜0.1 の範囲にあることが好ましい。
【0024】また、羽根車8の回転数は、ローター4の
回転数の1.5〜2.0倍の範囲が好適である。
【0025】上記構成を有するビーズミルの作用効果に
ついて以下に説明する。
【0026】分散されるべき前練りペースト(顔料、ワ
ニス、溶剤の予備混合物)は、図外のポンプ作用で供給
口2よりベセル3内に圧送される。分散メジア(図示せ
ず)は、予めベセル3内に収容されている。前練りペー
ストを供給口2に圧送する送り量は、遠心分離装置を構
成する羽根車8の遠心分離能力を大幅に上回らない範囲
で適切に制御される。
【0027】ベセル3に圧送された前練りペーストは、
分散メジアと共にローター4により攪拌されながら、ベ
セル3内壁とローター4外壁との環状隙間Xを下方に送
られ、ローター4底部とベセル3底部の隙間を通って、
ローター4内壁とステーター20外壁との隙間を上昇す
る。そして、ローター4内部に配置された羽根車8の遠
心ポンプ作用によりローター4の中心部から羽根車8に
吸入される。
【0028】羽根車8に吸入された分散ペーストと分散
メジアの混合物は、羽根車8及びその外側のローター4
の回転による遠心力の作用を受け、比重差により分散メ
ジアと分散ペーストとに分離される。比重の大きい分散
メジアは、外周部に吐出され、ローター4に複数個形成
された循環用開口部9より、ベセル3内壁とローター4
外壁との環状隙間Xに戻される。そして再び前練りペー
ストと混合され、ベセル3内壁とローター4外壁との間
の環状隙間Xを下降する。
【0029】このように、分散メジアは環状隙間Xから
ローター内部の流路6へ、分散ペーストの流動により移
動し、羽根車8により循環用開口部9を通じて元に戻る
循環を繰り返す。この間、ペースト中に配合された顔料
の凝集粒子体(二次粒子)は、ベセル3内壁とローター
4外壁との間の環状隙間Xにおいて分散メジアとの衝突
により生じる強力な剪断作用により一次粒子に分散され
る。
【0030】羽根車8により分散メジアと分離された分
散ペーストは、ローター4の回転駆動軸4aの中空部4
xと羽根車8の回転駆動軸8aとの間の隙間を上昇し、
ローター4の回転駆動軸4aに形成された排出開口部5
を通って、排出口3aより排出される。
【0031】このように、分散ペーストと分散メジアと
は、ローター4及びローター4に内蔵された羽根車8の
回転により生ずる強力な遠心力の作用により、分散メジ
アと分散ペーストの比重差により分離される。従って、
ギャップセパレーター或いはスクリーンのように分散メ
ジアの粒径の数分の一のクリアランスを必要とせず、よ
り小径の分散メジアが使用可能となる。
【0032】さらに、羽根車8のポンプ作用により、分
散メジアが前記循環経路を循環するため、分散メジアに
よる分散ペーストの流動抵抗が全く生じない。
【0033】上記した実施形態は、本発明に係るビーズ
ミルの一例であり、以下に説明するように種々の変更態
様が有り得る。
【0034】羽根車8は、上記実施形態では1段のみ示
したが2段以上設けてもよく、また、羽根車8の周囲に
静止案内羽根を設けてタービン翼としても良い。さら
に、遠心分離装置7として、羽根車8に代えて回転ディ
スク(図示せず)を採用することもできる。回転ディス
クの場合は、羽根車に比べて吸引ポンプとしての作用は
小さいが、分散メジアに遠心力を作用させる働きはあ
る。また、ディスク状に限らず、球体、楕円球体、笠状
体など、回転することによって分散メジアを遠心分離し
得る種々の形状をした回転体を採用することもできる。
【0035】なお、遠心分離装置として、ローター4内
に羽根車を固定或いは一体的に形成し、羽根車の回転駆
動軸を省くことも可能である。この場合は、羽根車の回
転数(回転速度)とローターの回転数が同じになり、遠
心分離作用が減少するが、部品点数を削減することがで
きる。
【0036】また、ローター4は、外周面に複数本のピ
ン等の突起を形成し、攪拌効果を高めることも可能であ
る。
【0037】さらに、羽根車8の回転駆動軸8aは、下
方に延ばしてベセル3の底から突き出すようにすること
も可能である。
【0038】また、ビーズミル1は、調合タンク、前練
り循環タンク等と組み合わせても良い。
【0039】
【実施例】図1に示したものと同等のビーズミル(実施
装置)を作成し、市販のビーズミル(従来装置)との比
較実験を行った。装置の概要は、以下の通りである。実施装置 ローター4: 外径140mm×高さ150mm 羽根車8: 外径75mm×高さ20mm ベセル3:内径150mm×高さ170mm 駆動モーターMの出力: 2.2kW ローター4の回転数: 1500rpm 羽根車8の回転数: 2500rpm 分散メジア: ジルコニア、直径0.1mm、比重
6.0従来装置 従来装置は、本発明実施装置と同等の大きさ及びモータ
ー出力を有する市販のアニュラー型ビーズミルを使用し
た。従来装置の分散メジアは、直径0.5mmで材質は
ジルコニアを使用している。
【0040】上記2種類のビーズミルに分散メジアを
1.5kg充填し、粘度0.5Pa・sの塗料用顔料ペ
ーストを分散した。図3に示すように、処理流量500
kg/hで攪拌機付きタンク50とビーズミル1とを配
管51及びポンプ52で連結し循環分散することによ
り、ビーズミル内の滞留時間と分散度(ヘイズ値)との
関係を求めた。ヘイズ値は、JIS K 7105に準
拠しヘイズメータで測定した。滞留時間は、分散ペース
トがビーズミルに供給されてから排出されるまでに要す
る時間であり、次式で表すことができる。
【0041】滞留時間={(ビーズミル空間容量)/
(処理流量)}×パス回数 ここで、ビーズミル空間容量は、ビーズミルの容積から
充填したビーズの体積を引いた値である。パス回数は、
分散ペーストがビーズミルを通過する回数であり、分散
ペーストの処理流量を測定することにより、1パス当た
りの滞留時間が求まる。分散ペーストを、複数回、ビー
ズミルを通過させる場合は、パス回数を積算して滞留時
間を算出する。
【0042】比較実験の結果、図4のグラフに示すよう
に、従来の市販ビーズミルに比べて約1/5の滞留時間
で分散できることが分かった。
【0043】このように本発明のビーズミルが従来のビ
ーズミルに比べて飛躍的に分散性能が高いのは、ロータ
ーに内蔵された羽根車(遠心分離装置)により、直径
0.1mmのジルコニアメジアが使用可能になったこ
と、及び羽根車(遠心分離装置)のポンプ作用により、
メジアがローターの外周部(環状隙間)と内周部との間
でよく循環され、メジアの運動が促進されるためと考え
られる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るビーズミルによれば、ローター外周とベセル内周
で形成される環状隙間からローターの内部を通りベセル
の排出口に至る流路を形成し、ローター内の前記流路の
途中に遠心分離装置を設けて分散メジアを分散ペースト
から遠心分離し、遠心分離した分散メジアをローターに
形成した循環用開口部から前記環状隙間に送り出す構成
としたので、未分散顔料による目詰まりや分散メジアに
よる摩耗を生じることなく、微小粒径の分散メジアを使
用することができ、その結果、分散性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビーズミルの好ましい実施形態を
示す縦断面図である。
【図2】図2は、図1のA−A視断面図である。
【図3】本発明に係るビーズミルと従来のビーズミルと
の比較実験に使用した実験装置を示す概念図である。
【図4】図3の実験装置による実験結果を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 ビーズミル 2 供給口 3 ベセル 4 ローター 5 排出開口部 6 流路 7 遠心分離装置 8 羽根車 9 循環用開口部 20 ステーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B04B 1/02 B04B 1/02 Fターム(参考) 4D057 AA07 AB01 AC01 AC06 AD01 AD06 AE02 AE18 AF01 BA01 BA11 BC05 BC11 4D063 FF14 FF35 GA10 GC16 GC23 4G035 AB48 4G078 AA13 AB05 BA05 BA07 DA16 DA23 EA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散されるべきペーストを供給する供給
    口及び分散された分散ペーストを排出する排出口を有す
    るベセルと、該ベセル内壁との間に分散を行うための環
    状隙間を形成するように前記ベセル内に配置した外周面
    が円筒状のローターとを有するアニュラー型のビーズミ
    ルであって、 前記環状隙間から前記ローターの内部を通り前記排出口
    に至る流路が形成され、 前記ローター内の前記流路の途中に、分散メジアを分散
    ペーストから遠心分離するための遠心分離装置を設け、 遠心分離した分散メジアを前記環状隙間に送り出すため
    の循環用開口部が前記ローターに形成されていることを
    特徴とするビーズミル。
  2. 【請求項2】 前記遠心分離装置が、分散メジアの遠心
    分離を行う回転体を有し、該回転体が羽根車であること
    を特徴とする請求項1記載のビーズミル。
  3. 【請求項3】 前記遠心分離装置が、分散メジアの遠心
    分離を行う回転体を有し、該回転体が回転ディスクであ
    ることを特徴とする請求項1記載のビーズミル。
  4. 【請求項4】 前記ローターの回転駆動軸が中空軸とさ
    れるとともに、該中空軸に前記排出口に通じる排出開口
    部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何
    れかに記載のビーズミル。
  5. 【請求項5】 前記供給口が前記ベセルの一端側に配置
    され、前記ベセルの他端側であって、前記ローターの内
    側に配置された略円筒状のステーターを更に有し、該ス
    テーターと前記ローターとの間に、前記流路の一部を構
    成する隙間が形成されていることを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載のビーズミル。
  6. 【請求項6】 前記ローターの前記中空軸内に、前記回
    転体の回転駆動軸が挿入され、前記ローターの前記中空
    軸内周壁と前記回転体の回転駆動軸との間に前記排出開
    口部に至る流路を構成する隙間が形成されていることを
    特徴とする請求項4又は5に記載のビーズミル。
  7. 【請求項7】 前記ローターの回転駆動軸と前記回転体
    の回転駆動軸とが同心状に配置されていることを特徴と
    する請求項6記載のビーズミル。
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