JP2002306715A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002306715A
JP2002306715A JP2001116462A JP2001116462A JP2002306715A JP 2002306715 A JP2002306715 A JP 2002306715A JP 2001116462 A JP2001116462 A JP 2001116462A JP 2001116462 A JP2001116462 A JP 2001116462A JP 2002306715 A JP2002306715 A JP 2002306715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1ラウンドの遊技中に規定された個数を越える
賞球の払い出しを防止することが可能なパチンコ機を提
供する。 【解決手段】1ラウンドの遊技を実行中に計数値Kが所
定個数Ktに達した場合には、開閉部材42の板状部4
2aを直立させて大入賞口41を閉口させると共に、一
般領域45の上端開口部を塞ぐように流下禁止部材46
を突出させた状態で、流路変更部材47上に遊技球Pb
を係止保持させ、この遊技球Pbを現在のラウンドが終
了した後の次のラウンドの遊技まで流路変更部材47に
保持させて持ち越させる。尚、計数値Kは、大入賞口4
1に入賞した遊技球の数であり、特定領域44を通過し
た遊技球の数と、一般領域45を通過した遊技球の数と
の合計である。そして、最終ラウンドの遊技を実行中に
計数値Kが所定個数Ktに達した場合には、大入賞口4
1を閉口させるだけで流路変更部材47には遊技球Pb
を係止保持させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に係り、詳し
くはパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、扉式の変動入賞装置を備えた
従来の第1種パチンコ機600の正面図である。第1種
パチンコ機600では、遊技盤502に発射された遊技
球が、第1種始動口504に入賞すると、特別図柄表示
装置506が図柄の組み合わせを変動表示した後に停止
図柄を表示し、その停止図柄が大当り停止図柄(例え
ば、「777」)の場合に大当り遊技状態が発生する。
すると、変動入賞装置610に設けられた扉式の開閉部
材612が開かれ、大入賞口614が開口されて、大入
賞口614への多数の遊技球の入賞が可能になる。
【0003】そして、大入賞口614が開口してから所
定時間経過するか、または、大入賞口614に所定個数
(例えば、10個)の遊技球が入賞すると、開閉部材6
12が閉じて大入賞口614が閉口され、大入賞口61
4への遊技球の入賞が不可能になる。このとき、大入賞
口614の内部に設けられた特定領域(図示略)を遊技
球が通過すると、開閉部材612が連続して開かれ、大
入賞口614が連続して開口される。このように、大入
賞口614が開口してから閉口するまでを1ラウンドの
遊技とし、特定領域を遊技球が通過することを条件とし
てラウンドが進行し、予め設定された最大ラウンド数
(例えば、16ラウンド)を終えると大当り遊技状態が
終了される。
【0004】図12は、大入賞口614に入賞した遊技
球Pの流下経路を説明するための説明図である。大入賞
口614に入賞した遊技球Pは、遊技盤502に貫通形
成された通路516から遊技盤502の裏面に流出し、
流下通路518を経て検出スイッチ520により検出さ
れ、集合樋(図示略)に排出される。また、第1種パチ
ンコ機500の制御装置に設けられたCPU522は、
検出スイッチ520からの検出信号に基づいて、大入賞
口614に入賞した遊技球の個数を計数し、その計数値
に対応した個数の賞球を払い出すように制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1種パチンコ
機600では、大入賞口614の近傍に検出スイッチ5
20を取り付けることが構造上難しく、大入賞口614
から検出スイッチ520に至るまでの距離が長くなる。
そのため、CPU522が検出スイッチ520からの検
出信号に基づいて大入賞口614に入賞した遊技球の個
数を計数し、その個数が所定個数に達した時点で開閉部
材612を閉じて大入賞口614を閉口したときには、
既に数個の遊技球Pが大入賞口614から入賞してお
り、その遊技球Pが流下通路518を流下していること
がある。このようにして大入賞口614から入賞した遊
技球Pに対しても、その計数値に対応した個数の賞球が
払い出されることになる。
【0006】ちなみに、前記所定個数(1ラウンド中に
大入賞口614に入賞可能な遊技球の個数)は規則によ
り決められており、その所定個数に対応して、1ラウン
ド中に払出可能な賞球数も規定されている。しかし、上
記のように、1ラウンド中に前記所定個数より数個多い
遊技球が大入賞口614に入賞することがあり、1ラウ
ンド中に規定された賞球数より多くの賞球が払い出され
ることがある。
【0007】ところで、上記のように第1種パチンコ機
では大入賞口が開口してから閉口するまでを1ラウンド
の遊技としているが、第2種パチンコ機では大入賞口の
開閉が所定回数繰り返されるまでを1ラウンドの遊技と
している。そして、第2種パチンコ機においても、1ラ
ウンド中に大入賞口に入賞可能な遊技球の個数(所定個
数)は決められており、その所定個数に対応して、1ラ
ウンド中に払出可能な賞球数が規定されている。この第
2種パチンコ機でも、上記の第1種パチンコ機600と
同様に、大入賞口から検出スイッチに至るまでの距離が
長くなると、1ラウンド中に所定個数より数個多い遊技
球が大入賞口に入賞することがあり、1ラウンド中に規
定された賞球数より多くの賞球が払い出されることがあ
る。また、パチンコ機では、予め設定された最大ラウン
ド数分の遊技を実行する前に、ラウンドの進行が停止し
て次のラウンドに移行しなくなる状況が起こることがあ
るが(一般に、「パンク」と呼ばれる)、このような状
況が起こるのを確実に防止する必要がある。
【0008】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、1ラウンドの遊技中に規
定された個数を越える賞球の払い出しを防止すると共
に、予め設定された最大ラウンド数分の遊技を実行する
前にラウンドの進行が停止するのを防止することが可能
な遊技機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の発
明は、遊技球を受け入れる受入口が開口してから閉口す
るまでを1ラウンドの遊技とし、前記受入口内に設けら
れた特定領域を遊技球が通過することを条件としてラウ
ンドが進行し、予め設定された最大ラウンド数分の遊技
を実行可能な遊技機において、遊技球を受け入れる受入
口を開閉する受入口開閉手段と、前記受入口に受け入れ
られた遊技球を検出する検出手段と、この検出手段によ
り検出された遊技球の個数を計数する計数手段と、遊技
球を前記検出手段の検出位置に到達させないように遊技
球を係止して保持する係止保持手段と、遊技球を前記特
定領域へ案内して通過させる遊技球案内手段と、前記計
数手段の計数した計数値に基づいて、前記受入口開閉手
段と前記係止保持手段と前記遊技球案内手段の動作を制
御する制御手段とを備え、その制御手段は、1ラウンド
の遊技を実行中に前記計数手段の計数値が所定個数に達
した場合に、前記受入口開閉手段に前記受入口を閉口さ
せると共に、前記係止保持手段に遊技球を係止させ、そ
の遊技球を現在のラウンドが終了した後の次のラウンド
の遊技まで前記係止保持手段に保持させて持ち越させ、
次のラウンドの遊技が開始されたとき、前記係止保持手
段に係止保持させていた遊技球を遊技球案内手段により
前記特定領域へ案内して通過させることをその要旨とす
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、遊技球を
受け入れる受入口の開閉が所定回数繰り返されるまでを
1ラウンドの遊技とし、前記受入口内に設けられた特定
領域を遊技球が通過することを条件としてラウンドが進
行し、予め設定された最大ラウンド数分の遊技を実行可
能な遊技機において、遊技球を受け入れる受入口を開閉
する受入口開閉手段と、前記受入口に受け入れられた遊
技球を検出する検出手段と、この検出手段により検出さ
れた遊技球を計数する計数手段と、遊技球を前記検出手
段の検出位置に到達させないように遊技球を係止して保
持する係止保持手段と、遊技球を前記特定領域へ案内し
て通過させる遊技球案内手段と、前記計数手段の計数し
た計数値に基づいて、前記受入口開閉手段と前記係止保
持手段と前記遊技球案内手段の動作を制御する制御手段
とを備え、その制御手段は、1ラウンドの遊技を実行中
に前記計数手段の計数値が所定個数に達した場合に、前
記受入口開閉手段に前記受入口を閉口させると共に、前
記係止保持手段に遊技球を係止させ、その遊技球を現在
のラウンドが終了した後の次のラウンドの遊技まで前記
係止保持手段に保持させて持ち越させ、次のラウンドの
遊技が開始されたとき、前記係止保持手段に係止保持さ
せていた遊技球を遊技球案内手段により前記特定領域へ
案内して通過させることをその要旨とする。
【0011】従って、請求項1または請求項2に記載の
発明によれば、受入口から検出手段に至るまでの距離が
長い場合でも、1ラウンドで所定個数を越える遊技球が
検出手段に検出されて計数手段に計数されるのを防止す
ることが可能になり、その所定個数に対応して規定され
た1ラウンド中に払出可能な賞球数を越える個数の賞球
の払い出しを防ぐことができる。また、請求項1または
請求項2に記載の発明によれば、次のラウンドの遊技が
開始されたとき、係止保持手段に係止保持させていた遊
技球が遊技球案内手段により特定領域へ案内されて特定
領域を通過するため、その次の次のラウンドの遊技に確
実に移行することができる。従って、予め設定された最
大ラウンド数分の遊技を実行する前に、ラウンドの進行
が停止して次のラウンドの遊技に移行しなくなる状況
(パンク)が起こるのを確実に防止することができる。
尚、遊技機としてパチンコ機に具体化した場合、請求項
1に記載の発明は第1種パチンコ機に相当し、請求項2
は第2種パチンコ機に相当する。
【0012】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の遊技機において、前記制御手段
は、最終のラウンドの遊技を実行中に前記計数手段の計
数値が所定個数に達した場合には、前記受入口開閉手段
に前記受入口を閉口させるだけで、前記係止保持手段に
遊技球を係止保持させないことをその要旨とする。従っ
て、請求項3に記載の発明によれば、最終ラウンドの遊
技が終わると、受入口内には遊技球が残らず、その後の
遊技に影響を与えることがない。
【0013】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記係止
保持手段に係止保持された遊技球を遊技者が視認可能な
ことをその要旨とする。従って、請求項4に記載の発明
によれば、遊技者は、現在のラウンドが終了した後の次
のラウンドの遊技まで持ち越される遊技球を視認し、そ
の視認結果から、次のラウンドで検出手段に検出されて
計数手段に計数される遊技球が分かるため、遊技の興趣
を高めることができる。尚、係止保持手段に係止保持さ
れた遊技球を遊技者が視認可能にするには、例えば、受
入口開閉手段にて受入口を開閉する開閉部材を透明材料
を用いて形成すればよい。
【0014】尚、上述した[特許請求の範囲]および
[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載
した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載
した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「受入口」は、大入賞口41に該当する。「受入口開閉
手段」は、開閉部材42および開閉部材ソレノイド42
cに該当する。「検出手段」は、特定領域スイッチ44
aおよび一般領域スイッチ45aに該当する。「計数手
段」は、主基板100のメインCPU112におけるS
524の処理に該当する。「係止保持手段」は、流下禁
止部材46および流下禁止ソレノイド46aと流路変更
部材47および流路変更ソレノイド47aとに該当す
る。「遊技球案内手段」は、流路変更部材47および流
路変更ソレノイド47aに該当する。「制御手段」は、
主基板100のメインCPU112におけるS500
(S502〜S542)の大入賞口処理に該当する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施形態について図面を参照して説明する。尚、本実施形
態では、本発明に係る遊技機として、いわゆる第1種パ
チンコ機を例に挙げて説明する。 [全体の主要構成]図1は、本実施形態の第1種パチン
コ機10の正面図である。第1種パチンコ機(遊技機)
10には、前枠11が開閉可能に備えられており、その
前枠11には、金枠12が開閉可能に取り付けられてお
り、さらに金枠12には、ガラス枠13aが開閉可能に
取り付けられている。ガラス枠13aには、第1種パチ
ンコ機10の前面ガラス板13が嵌め込まれている。ガ
ラス枠13aおよび前面ガラス板13の内部には遊技盤
14が配設され、前面ガラス板13と遊技盤14とは平
行に配置されている。
【0016】前枠11の右下には発射ハンドル15aが
回動可能に取り付けられている。発射ハンドル15aが
操作されると、発射ハンドル15aに配設された発射ス
イッチ(図示略)のオンオフ(ON/OFF)が切り替
えられ、発射スイッチがオン(ON)すると発射モータ
(図示略)が駆動されて遊技球(遊技媒体)が遊技盤1
4へ発射され、発射スイッチがOFFすると発射モータ
が停止されて遊技球の発射も停止される。遊技盤14の
左方には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するガイ
ドレール16が配設されている。前枠11の右側には、
ガラス枠13aの開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備え
た鍵穴飾り17が配設されている。前枠11の上方に
は、枠ランプ18aが配設されている。
【0017】ガラス枠13aの下には、前面板19が配
設されている。前面板19の左側上部には、賞球(賞媒
体)や貸球が供給される賞球・貸球供給口20aが形成
されており、この賞球・貸球供給口20aの供給側に
は、その賞球・貸球供給口20aから供給された賞球や
貸球を溜めておくための上受け皿20が取り付けられて
いる。上受け皿20の下方には、上受け皿20の収容可
能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー20
bの操作により上受け皿20から排出された遊技球など
を排出する排出口21aが形成されている。排出口21
aの排出側には、その排出口21aから排出された遊技
球を収容しておくための下受け皿21が配設されてい
る。前枠11の左側には、プリペイドカードを挿入する
スリット22aを有するプリペイドカードユニットなど
の遊技機外装置部分22が配設されている。第1種パチ
ンコ機10は、現金ではなくプリペイドカードを使用し
て遊技を行う、いわゆるCR機である。
【0018】[遊技盤14の主要構成]図2は、第1種
パチンコ機10から取り外した遊技盤14を表側から見
た正面図である。遊技盤14の略中央上寄りには、セン
ターケース30が備えられている。センターケース30
には、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、
この普通図柄表示装置34の作動される回数を表示する
4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED35と、
矩形状の表示器(例えば、LCD、プラスマディスプレ
イ、CRTなど)32aに複数の図柄の組み合わせを変
動表示する特別図柄表示装置32と、この特別図柄表示
装置32の作動される回数を表示する4個のLEDから
なる特別図柄記憶表示LED36とが備えられている。
また、センターケース30には天入賞口31が備えられ
ている。
【0019】センターケース30の左右には、普通図柄
表示装置34を作動させるための普通図柄作動ゲート2
6a,26bが配設されている。センターケース30の
下方には、特別図柄表示装置32を作動させる機能を備
えた第1種始動口27が配設されている。第1種始動口
27には普通電動役物28が取り付けられている。普通
電動役物28は、左右対称の可動翼片(一般に、「チュ
ーリップ」と呼ばれる)を備え、通常は直立状態にある
両可動翼片がそれぞれの支軸を中心として左右に回転し
て開くようになっている。そして、普通電動役物28
は、普通図柄表示装置34が当り停止図柄を表示した場
合に両可動翼片を開くようになっている。尚、両可動翼
片が開いた普通電動役物28は、第1種始動口27と同
様に、特別図柄表示装置32を作動開始させる機能を備
えている。第1種始動口27の下方には、特別図柄表示
装置32が大当り停止図柄(例えば、「777」)を表
示した場合に作動する変動入賞装置40が配設されてい
る。変動入賞装置40には、大当り遊技状態の発生時に
大入賞口41を開口する開閉部材42が開閉可能に取り
付けられている。
【0020】変動入賞装置40の左側には左下入賞口2
9aが配設され、変動入賞装置40の右側には右下入賞
口29bが配設されている。左下入賞口29aの左側上
方には、左袖入賞口24aが配設されている。右下入賞
口29bの右側上方には、右袖入賞口24bが配設され
ている。そして、遊技盤14には、風車23a〜23d
と、LEDが点灯する装飾風車25a,25bと、コー
ナー飾りランプ18b,18cと、サイド飾りランプ1
8d,18eと、入賞しなかった遊技球をアウト球とし
て回収するアウト口90とが配設されている。また、遊
技盤14には、多くの釘(図示略)が打ち込まれてお
り、遊技盤14に発射された遊技球は、釘の間を乱舞し
ながら遊技盤14面を流下(落下)する。
【0021】[変動入賞装置40の主要構成]図3〜図
5は、変動入賞装置40の一部分解斜視図である。図6
は、変動入賞装置40における裏機構40bの要部正面
図である。変動入賞装置40は、遊技盤14の表面に取
り付けられた表機構40aと、遊技盤14の裏面に取り
付けられた裏機構40bとから構成されている。尚、図
3〜図5では、表機構40aから裏機構40bを取り外
した状態を示し、各構成部材を見易くするため遊技盤1
4の図示を省略してある。表機構40aは、横長形状の
装飾ブラケット43を備えている。装飾ブラケット43
の四隅には、螺子(図示略)により遊技盤14の表面に
取り付けるための螺子孔43aが計8箇所に貫通形成さ
れている。また、装飾ブラケット43の左右には、各下
入賞口29a,29bが配設されている。装飾ブラケッ
ト43の中央上部寄りには、横長矩形状の開口部43b
が前後方向に貫通形成されており、その開口部43bを
開閉するように開閉部材42が取り付けられてる。
【0022】開閉部材42は、横長略平板状の板状部4
2aと、その両側に立設された側板部42bとから構成
され、各部42a,42bは透明材料(例えば、各種合
成樹脂、強化ガラスなど)を用いて一体形成されてい
る。開閉部材42は、開閉部材ソレノイド42cのプラ
ンジャ(図示略)に取り付けられている。そして、開閉
部材ソレノイド42cがオン状態になってプランジャが
伸長すると、開閉部材42の板状部42aが前側に倒さ
れることにより開口部43bが開かれ、この状態で、両
側板部42bと板状部42aの裏面側と開口部43bと
に囲まれた空間に大入賞口41が開口形成される。ま
た、開閉部材ソレノイド42cがオフ状態になってプラ
ンジャが退縮すると、開閉部材42の板状部42aが直
立されて開口部43bが閉じられることにより、大入賞
口41が閉口される。
【0023】大入賞口41に遊技球Pが入賞するとは、
大入賞口41が開口形成されたとき、板状部42aの裏
面側に流下した遊技球Pがその裏面側を滑り落ちて開口
部43bから裏機構40b側に流下することをいう。装
飾ブラケット43における開閉部材42の下側には、上
向きに湾曲した形状の振分け部材43cが配設されてい
る。振分け部材43c上に流下した遊技球Pは、振分け
部材43cにより左右に振り分けられて変動入賞装置4
0から流下する。
【0024】裏機構40bにおいて、表機構40aの装
飾ブラケット43の開口部43bの左端部に対応する位
置には、特定領域44が配設されている。特定領域44
は、裏機構40bの前後方向において、遊技球Pが1個
のみ通過可能な大きさに貫通形成された透孔からなる。
特定領域44の内部には、特定領域44を通過(入賞)
した遊技球を検出する特定領域スイッチ44aが配設さ
れている。
【0025】裏機構40bにおいて、表機構40aの装
飾ブラケット43の開口部43bの右端部に対応する位
置には、一般領域45が配設されている。一般領域45
は、裏機構40bの上下方向において、遊技球Pが1個
のみ通過可能な大きさに形成された通路からなる。一般
領域45の上端開口部には、一般領域45を開閉する流
下禁止部材(流下禁止片)46が配設されている。流下
禁止部材46は、流下禁止ソレノイド46aのプランジ
ャ46bに取り付けられている。そして、流下禁止ソレ
ノイド46aがオン状態になってプランジャ46bが伸
長すると、流下禁止部材46が一般領域45の上端開口
部を塞ぐように突出し、遊技球Pが一般領域45を通過
することが不可能になる。また、流下禁止ソレノイド4
6aがオフ状態になってプランジャ46bが退縮する
と、流下禁止部材46が裏機構40b内に引き込まれて
一般領域45の上端開口部が開放され、遊技球Pが一般
領域45を通過することが可能になる。一般領域45に
おける流下禁止部材46の下方には、一般領域45を通
過(入賞)した遊技球を検出する一般領域スイッチ45
aが配設されている。
【0026】特定領域44と一般領域45との間には、
細長平板状の流路変更部材47が差し渡されるように配
設されている。つまり、流路変更部材47は、表機構4
0aの装飾ブラケット43の開口部43bの左右端部間
に対応する位置に差し渡されている。そして、大入賞口
41に入賞した遊技球Pは、表機構40aから裏機構4
0bの流路変更部材47上に送られる。流路変更部材4
7は、流路変更ソレノイド47aのプランジャ(図示
略)に取り付けられている。そして、流路変更ソレノイ
ド47aがオン状態になってプランジャが伸長すると、
流路変更部材47が特定領域44側に傾斜し、大入賞口
41に入賞した遊技球Pは、流路変更部材47上を滑り
落ちて特定領域44に導かれ、特定領域44に入賞す
る。また、流路変更ソレノイド47aがオフ状態になっ
てプランジャが退縮すると、流路変更部材47が一般領
域45側に傾斜し、大入賞口41に入賞した遊技球P
は、流路変更部材47上を滑り落ちて一般領域45に導
かれる。ところで、特定領域44または一般領域45に
入賞した遊技球Pは、遊技盤14の裏面下方に配設され
ている集合樋(図示略)に排出される。
【0027】尚、図3は、開閉部材42が開かれて大入
賞口41が開口され、流下禁止部材46が突出して一般
領域45の上端開口部が塞がれ、流路変更部材47が特
定領域44側に傾斜し、大入賞口41に入賞した遊技球
Pが、一般領域45には入賞不能で、特定領域44には
入賞可能になっている状態を示すものである。図6
(C)は、図3に示す状態における一般領域45の近傍
を示すものである。流路変更部材47上に係止保持され
ていた遊技球Pbは、矢印方向に示すように、流路変更
部材47上を特定領域44側(図6では図示略)へ滑り
落ちる。
【0028】また、図4は、開閉部材42が開かれて大
入賞口41が開口され、流路変更部材47が一般領域4
5側に傾斜し、流下禁止部材46が引き込まれて一般領
域45の上端開口部が開放されることにより、大入賞口
41に入賞した遊技球Pが、特定領域44には入賞不能
で、一般領域45には入賞可能になっている状態を示す
ものである。図6(A)は、図4に示す状態における一
般領域45の近傍を示すものである。流路変更部材47
上に係止保持されていた遊技球Pa,Pbは、一般領域
45に入賞する。
【0029】また、図5は、開閉部材42が閉じられて
大入賞口41が閉口され、流路変更部材47が一般領域
45側に傾斜し、流下禁止部材46が突出して一般領域
45の上端開口部が塞がれることにより、大入賞口41
に入賞した遊技球Pbは流路変更部材47上に係止保持
され、この遊技球Pbが特定領域44および一般領域4
5の両方に入賞不能になっている状態を示すものであ
る。図6(B)は、図5に示す状態における一般領域4
5の近傍を示すものである。この状態において、開閉部
材42は透明材料によって形成されているため、流路変
更部材47上に係止保持されている遊技球Pbを、遊技
盤14の前方に座っている遊技者は開閉部材42を透か
して視認可能である。
【0030】[第1種パチンコ機10の電気的構成]図
7は、本実施形態の第1種パチンコ機10の電気的構成
を示すブロック回路図である。第1種パチンコ機10に
は、主基板(電子制御装置)100が設けられており、
この主基板100には、マイクロコンピュータ(マイク
ロプロセッサ)110が搭載されている。マイクロコン
ピュータ110には、遊技の制御を実行するメインCP
U112と、このメインCPU112が各種制御を実行
するための各種制御プログラムが記憶されたROM11
4と、メインCPU112が各種制御プログラムを実行
する際にROM114から読み出された制御プログラム
や遊技中に発生する当りに関するデータなどの各種デー
タを一時的に格納するRAM116とが搭載されてい
る。また、RAM116は、停電などの電源遮断時にお
ける遊技状態を電源復帰後に再現するために、電源遮断
時においてメインCPU112が処理したデータや各装
置および各基板へ送り出したコマンドなどをバックアッ
プする。
【0031】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球(賞媒体)
の払い出しなどを制御する払出制御基板200、特別図
柄表示装置32、遊技盤14に設けられたランプ類を制
御するランプ制御装置75、遊技中の効果音などを再生
する音声再生装置(図示略)を制御する音声制御装置7
9、第1種始動口27への遊技球の入賞を検出するため
の第1種始動口スイッチ27a(尚、図7ではスイッチ
を「SW」と表記する)、遊技盤情報(入賞、当り、遊
技停止など)をパチンコホール(遊技店)の管理室など
に設けられたコンピュータ(以下、ホールコンピュータ
と称する。図示略)へ送り出すための遊技枠情報端子基
板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53であ
る。
【0032】払出制御基板200には、主基板100か
ら送り出される制御コマンドを入力して動作するマイク
ロコンピュータ(マイクロプロセッサ)210が搭載さ
れており、マイクロコンピュータ210には、賞球の払
い出しなどを制御するサブCPU212と、このサブC
PU212が賞球の払い出しなどの制御を実行するため
の各種制御プログラムが記憶されたROM214と、サ
ブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にR
OM214から読み出された制御プログラムや遊技中に
発生する賞球数などの各種データを一時的に格納するR
AM216とが搭載されている。また、払出制御基板2
00には、電源基板80、CR接続基板56、発射モー
タ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52、払出中継
基板55が電気的に接続されている。
【0033】発射モータ駆動基板15cには、発射モー
タ15eおよび発射スイッチ15dが電気的に接続され
ている。発射ハンドル15aが操作されて発射スイッチ
15dがONされると、その発射スイッチ15dの検出
信号は発射モータ駆動基板15cを介してサブCPU2
12へ送り出され、サブCPU212から発射モータ駆
動基板15cを介して発射モータ15eに駆動信号が出
力され、発射モータ15eはその駆動信号に従って遊技
球を発射する。また、発射ハンドル15aが操作されて
発射スイッチ15dがOFFされると、その発射スイッ
チ15dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介し
てサブCPU212へ送り出され、サブCPU212か
ら発射モータ駆動基板15cを介して発射モータ15e
に駆動停止信号が出力され、発射モータ15eはその駆
動停止信号に従って遊技球の発射を停止する。
【0034】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が
賞球で満杯になったことを検出するための満杯検出スイ
ッチ21bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続さ
れている。センサ中継基板54には、賞球ユニット62
に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出
中継基板55が電気的に接続されている。
【0035】賞球ユニット62は、賞球払出センサ62
a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球
の払出機構は、賞球の払い出しを効率良く行うために2
カ所に設けられており、各払出機構は賞球払出モータ6
2cによって駆動される。また、賞球払出センサ62a
は一方の払出機構に設けられており、賞球払出センサ6
2bは他方の払出機構に設けられている。各賞球払出セ
ンサ62a,62bの検出信号は、センサ中継基板54
から遊技枠中継基板53を介して主基板100へ送り出
され、その信号に基づいてメインCPU112は、払い
出された賞球数をカウントする。
【0036】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出するための貸球切れスイッチ61、賞球払出
モータ62c、貸球を供給する貸球ユニット63が電気
的に接続されている。盤面中継基板51には、次に記載
するものが電気的に接続されている。普通電動役物28
の両可動翼片を開閉させる普通電動役物ソレノイド28
a(尚、図7ではソレノイドを「SL」と表記する)、
普通図柄表示装置34、各普通図柄作動ゲート26a,
26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出するた
めのゲートスイッチ26c、各袖入賞口24a,24b
のいずれかへの遊技球の入賞を検出するための袖入賞口
スイッチ24c、各下入賞口29a,29bのいずれか
への遊技球の入賞を検出するための下入賞口スイッチ2
9c、天入賞口31への遊技球の入賞を検出するための
天入賞口スイッチ31a、大入賞口中継基板50であ
る。
【0037】大入賞口中継基板50には、特定領域スイ
ッチ44a、一般領域スイッチ45a、開閉部材ソレノ
イド42c、流下禁止ソレノイド46a、流路変更ソレ
ノイド47aが電気的に接続されている。CR接続基板
56には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度
数表示基板やプリペイドカードを読み取る装置などを備
える遊技機外装置部分22が電気的に接続されている。
【0038】電源基板80は、主電源70から交流(A
C)24V(50Hz/60Hz)の電源供給を受け、
その交流電源をCR接続基板56へ供給すると共に、各
種電圧の直流電源を生成し、その直流電源を各基板10
0,200および各装置32,75,79へ供給する。
そして、主基板100のメインCPU112には、第1
種始動口スイッチ27aの検出信号が入力されると共
に、盤面中継基板51を介して各スイッチ24c,26
c,29c,31aの検出信号が入力され、大入賞口中
継基板50から盤面中継基板51を介して特定領域スイ
ッチ44aおよび一般領域スイッチ45aの検出信号が
入力される。
【0039】[メインCPU112が実行する主な処
理]図8は、本実施形態においてメインCPU112が
実行する主な処理の流れを示すフローチャートである。
メインCPU112は、ROM114に記録(記憶)さ
れているプログラムに従い、コンピュータによる各種演
算処理によって、以下の各ステップ(以下、「S」と記
載する)の処理を実行する。尚、前記プログラムをコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体(半導体メモリ(メ
モリスティックなど)、ハードディスク、フロッピー
(登録商標)ディスク、データカード(ICカード,磁
気カードなど)、光ディスク(CD−ROM,CD−
R,CD−RW,DVDなど)、光磁気ディスク(MO
など)、相変化ディスク、磁気テープなど)を備えた外
部記録装置(外部記憶装置)に記録(記憶)しておき、
当該プログラムを必要に応じて外部記録装置からメイン
CPU112にロードして起動することにより用いるよ
うにしてもよい。
【0040】メインCPU112は、まず、主電源70
の投入時か否かを判定し(S10)、主電源70の投入
時(S10:Yes)には第1種パチンコ機10の各装
置および各基板の初期設定を行い(S20)、最初のル
ーチンを終了してS10の処理へ戻る。2回目以降のル
ーチンにおいては、主電源70の投入時ではないため
(S10:No)、メインCPU112は、以下のS1
00〜S700の処理を順次実行した後に、再びS10
の処理に戻り、S10〜S700の処理を繰り返し実行
する。
【0041】入賞処理(S100)において、メインC
PU112は、各スイッチ24c,26c,27a,2
9c,31a,44a,45aの検出信号に基づいて賞
球払出コマンドを生成し、その賞球払出コマンドを払出
制御基板200のサブCPU212へ送り出す。する
と、サブCPU212は、賞球払出コマンドに基づいて
賞球払出命令を生成し、その賞球払出命令を払出中継基
板55を介して賞球ユニット62へ送り出し、賞球ユニ
ット62により所定個数の賞球を払い出させる。
【0042】普通図柄処理(S200)において、メイ
ンCPU112は、ゲートスイッチ26cの検出信号に
基づいて各普通図柄作動ゲート26a,26bのいずれ
かを遊技球が通過したことを検出し、その検出結果とR
AM116に記憶されている普通図柄作動記憶数FUと
に基づいて普通図柄制御コマンドを生成し、その普通図
柄制御コマンドを盤面中継基板51を介して普通図柄表
示装置34へ送り出す。すると、普通図柄表示装置34
は、普通図柄制御コマンドに基づいて、図柄の変動表示
を行った後に当り停止図柄またはハズレ停止図柄を表示
する。例えば、普通図柄表示装置34を構成する3個の
LEDが点滅することにより図柄が変動表示され、両端
部の2個のLEDが点灯することにより当り停止図柄が
表示され、いずれか1個のLEDのみが点灯することに
よりハズレ停止図柄が表示される。
【0043】ここで、普通図柄作動記憶数FUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。つま
り、普通図柄表示装置34が図柄の変動表示中または当
り停止図柄を表示中に、各普通図柄作動ゲート26a,
26bのいずれかを遊技球が通過すると、その通過した
遊技球の最初の4個までがRAM116に記憶され、そ
のRAM116に記憶された遊技球の個数は普通図柄記
憶表示LED35の点灯数によって表示される。このR
AM116に記憶された遊技球の個数(普通図柄記憶表
示LED35の点灯数)が、普通図柄作動記憶数FUで
ある。
【0044】そして、普通図柄表示装置34における図
柄の変動表示が確定して停止図柄が表示されたとき、普
通図柄作動記憶数FUが「1」以上であれば、普通図柄
表示装置34は再び図柄の変動表示を行うと共に、普通
図柄記憶表示LED35の点灯数を1つ減らす。例え
ば、普通図柄作動記憶数FUが「3」の場合には、普通
図柄表示装置34の図柄の変動表示が3回繰り返され、
その図柄の変動表示が繰り返される度に普通図柄記憶表
示LED35の点灯数が1つずつ減らされ、図柄の変動
表示が3回繰り返されると普通図柄記憶表示LED35
は全て消灯される。
【0045】普通電動役物処理(S300)において、
メインCPU112は、S200の処理結果に基づい
て、普通電動役物ソレノイド28aを駆動制御するため
の制御信号を生成し、その制御信号を盤面中継基板51
を介して普通電動役物ソレノイド28aへ送り出す。す
ると、普通電動役物ソレノイド28aは当該制御信号に
従って動作し、普通電動役物28の両可動翼片を開閉さ
せる。すなわち、メインCPU112は、S200の処
理で普通図柄表示装置34に当り停止図柄を表示させる
ための普通図柄表示コマンドを生成したことに基づいて
(普通図柄表示装置34が当り停止図柄(所定図柄)を
表示したことに基づいて)、普通電動役物ソレノイド2
8aを制御して普通電動役物28の両可動翼片を開放さ
せ、第1種始動口27の入口を開き又は拡大して遊技球
を入賞し易くさせる。
【0046】特別図柄処理(S400)において、メイ
ンCPU112は、第1種始動口スイッチ27aの検出
信号に基づいて第1種始動口27に遊技球が入賞したこ
とを検出し、その検出結果とRAM116に記憶されて
いる特別図柄作動記憶数TUとに基づいて特別図柄制御
コマンドを生成し、その特別図柄制御コマンドを特別図
柄表示装置32へ送り出す。すると、特別図柄表示装置
32は、特別図柄制御コマンドに基づいて、図柄の変動
表示を行った後に大当り停止図柄またはハズレ停止図柄
を表示する。例えば、表示器32aの横方向における複
数箇所(例えば、3箇所)で複数の特別図柄(例えば、
「0」〜「9」などの数字)を上下方向にスクロール表
示することにより図柄が変動表示され、表示器32aの
複数箇所の全部で所定種類の同じ図柄(例えば、「77
7」)を停止表示することにより大当り停止図柄が表示
され、表示器32aの複数箇所の少なくとも1箇所の停
止図柄のみが異なることによりハズレ停止図柄が表示さ
れる。
【0047】ここで、特別図柄作動記憶数TUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。つま
り、特別図柄表示装置32が図柄の変動表示中または大
当り停止図柄を表示中あるいは普通電動役物28の両可
動翼片が開いているときに、遊技球が第1種始動口27
に入賞すると、その入賞した遊技球の最初の4個までが
RAM116に記憶され、そのRAM116に記憶され
た遊技球の個数は特別図柄記憶表示LED36の点灯数
によって表示される。このRAM116に記憶された遊
技球の個数(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)
が、特別図柄作動記憶数TUである。
【0048】そして、特別図柄表示装置32における図
柄の変動表示が確定して停止図柄が表示されたとき、特
別図柄作動記憶数TUが「1」以上であれば、特別図柄
表示装置32は再び図柄の変動表示を行うと共に、特別
図柄記憶表示LED36の点灯数を1つ減らす。例え
ば、特別図柄作動記憶数TUが「3」の場合には、特別
図柄表示装置32の図柄の変動表示が3回繰り返され、
その図柄の変動表示が繰り返される度に特別図柄記憶表
示LED36の点灯数が1つずつ減らされ、図柄の変動
表示が3回繰り返されると特別図柄記憶表示LED36
は全て消灯される。
【0049】大入賞口処理(S500)については後述
する。音声処理(S600)において、メインCPU1
12は、S100〜S500の処理結果に基づいて音声
制御コマンドを生成し、その音声制御コマンドを音声制
御装置79へ送り出す。すると、音声制御装置79は、
音声制御コマンドに基づいて音声再生装置を制御し、遊
技中の効果音などを再生させる。
【0050】ランプ処理(S700)において、メイン
CPU112は、S100〜S500の処理結果に基づ
いてランプ制御コマンドを生成し、そのランプ制御コマ
ンドをランプ制御装置75へ送り出す。すると、ランプ
制御装置75は、ランプ制御コマンドに基づいて遊技盤
14に設けられたランプ類(枠ランプ18a、コーナー
飾りランプ18b、サイド飾りランプ18c、装飾風車
25のLEDなど)の点灯を制御する。
【0051】[大入賞口処理]図9および図10は、大
入賞口処理(図8に示すS500)の流れを示すフロー
チャートである。図9に示すように、メインCPU11
2は、まず、特別図柄処理(図8に示すS400)にお
いて特別図柄表示装置32に大当り停止図柄を表示させ
るための特別図柄制御コマンドを生成したかどうか(特
別図柄表示装置32が大当り停止図柄を表示したかどう
か)を判定し(S502)、特別図柄表示装置32に大
当り停止図柄を表示させるための特別図柄制御コマンド
を生成した場合(特別図柄表示装置32が大当り停止図
柄を表示した場合)には(S502:Yes)、RAM
116に記憶されているラウンド数Rに「1」を加算す
る(S504)。
【0052】そして、メインCPU112は、大入賞口
41を開口させるために、開閉部材ソレノイド42cを
オン状態にするための制御信号を生成し、その制御信号
を盤面中継基板51から大入賞口中継基板50を介して
開閉部材ソレノイド42cへ送り出す(S506)。す
ると、開閉部材ソレノイド42cは当該制御信号に従っ
て作動し、開閉部材42を開くことにより大入賞口41
を開口させる。その結果、大入賞口41への多数の遊技
球の入賞が可能な大当り遊技状態が発生する。尚、最初
にこのルーチンに入った場合には、大当り遊技状態の第
1ラウンド(ラウンド数R=1)が開始される。続い
て、メインCPU112は、タイマによる時間計測をス
タートする(S508)。
【0053】次に、メインCPU112は、流路変更部
材47を特定領域44側に傾斜させるために、流路変更
ソレノイド47aをオン状態にするための制御信号を生
成し、その制御信号を盤面中継基板51から大入賞口中
継基板50を介して流路変更ソレノイド47aへ送り出
す(S510)。すると、流路変更ソレノイド47aは
当該制御信号に従って作動し、流路変更部材47を特定
領域44側に傾斜させる。ここで、メインCPU112
は、定常時には、流下禁止ソレノイド46aをオン状態
にさせており、一般領域45の上端開口部を塞ぐように
流下禁止部材46を突出させている。その結果、図3お
よび図6(C)に示す状態になり、大入賞口41に遊技
球Pが入賞した場合、その遊技球Pは、流路変更部材4
7上を滑り落ちて特定領域44に導かれ、特定領域44
に入賞する。
【0054】続いて、メインCPU112は、特定領域
スイッチ44aの検出信号に基づいて、特定領域44を
遊技球が通過(入賞)したかどうかを判定する(S51
2)。そして、メインCPU112は、特定領域44を
遊技球が通過したと判定した場合には(S512:Ye
s)、流路変更部材47を一般領域45側に傾斜させる
ために、流路変更ソレノイド47aをオフ状態にするた
めの制御信号を生成し、その制御信号を盤面中継基板5
1から大入賞口中継基板50を介して流路変更ソレノイ
ド47aへ送り出す(S514)。すると、流路変更ソ
レノイド47aは当該制御信号に従って作動し、流路変
更部材47を一般領域45側に傾斜させる。次に、メイ
ンCPU112は、流下禁止部材46を裏機構40b内
に引き込むために、流下禁止ソレノイド46aをオフ状
態にするための制御信号を生成し、その制御信号を盤面
中継基板51から大入賞口中継基板50を介して流下禁
止ソレノイド46aへ送り出す(S516)。すると、
流下禁止ソレノイド46aは当該制御信号に従って作動
し、流下禁止部材46を裏機構40b内に引き込む。そ
の結果、図4および図6(A)に示す状態になり、大入
賞口41に遊技球Pが入賞した場合、その遊技球Pは、
流路変更部材47上を滑り落ちて一般領域45に導か
れ、流下禁止部材46に阻止されることなく、一般領域
45に入賞する。
【0055】次に、図10に示すように、メインCPU
112は、タイマの計測時間が所定時間(例えば、約3
0秒)を経過するまで(S522:Yes)、特定領域
スイッチ44aおよび一般領域スイッチ45aの検出信
号に基づいて特定領域44および一般領域45を通過
(入賞)した遊技球の数(以下、「計数値」と呼ぶ)K
をカウントしてRAM116に記憶させ、その計数値K
が所定個数Ktと等しくなるまで(S524:Ye
s)、S522およびS524の処理を繰り返し実行す
る。ここで、計数値Kは、大入賞口41に入賞した遊技
球の数であり、特定領域44を通過(入賞)した遊技球
の数と、一般領域45を通過(入賞)した遊技球の数と
の合計である。
【0056】そして、メインCPU112は、タイマの
計測時間が所定時間を経過した場合(S522:Ye
s)または計数値Kが所定個数Ktと等しい場合(S5
24:Yes)には、RAM116に記憶されている計
数値Kを「0」に戻す(S526)。続いて、メインC
PU112は、大入賞口41を閉口させるために、開閉
部材ソレノイド42cをオフ状態にするための制御信号
を生成し、その制御信号を盤面中継基板51から大入賞
口中継基板50を介して開閉部材ソレノイド42cへ送
り出す(S528)。すると、開閉部材ソレノイド42
cは当該制御信号に従って作動し、開閉部材42を閉じ
ることにより大入賞口41を閉口させる。そして、メイ
ンCPU112は、タイマをリセットする(S53
0)。
【0057】次に、メインCPU112は、RAM11
6に記憶されているラウンド数Rが、予め設定された最
大ラウンド数Rt(例えば、16)と等しいかどうかを
判定する(S532)。そして、メインCPU112
は、ラウンド数Rが最大ラウンド数Rtと等しくないと
判定した場合(S532:No)、流下禁止部材46を
一般領域45に突出させるために、流下禁止ソレノイド
46aをオン状態にするための制御信号を生成し、その
制御信号を盤面中継基板51から大入賞口中継基板50
を介して流下禁止ソレノイド46aへ送り出す(S53
4)。すると、流下禁止ソレノイド46aは当該制御信
号に従って作動し、一般領域45の上端開口部を塞ぐよ
うに流下禁止部材46を突出させる。その結果、図5お
よび図6(B)に示す状態になり、一般領域45の上端
開口部を塞ぐように流下禁止部材46が突出された状態
で、大入賞口41に入賞した遊技球Pbは流路変更部材
47上に係止保持される。その後、メインCPU112
は、S504の処理に戻り、ラウンド数Rが最大ラウン
ド数RtになるまでS504〜S534の処理を繰り返
す。
【0058】ここで、図5および図6(B)に示す状態
(遊技球Pbが流路変更部材47上に係止保持された状
態)で第2ラウンド(ラウンド数R=2)以降になる
と、大入賞口41が開口し(S506)、流路変更部材
47が特定領域44側に傾斜し(S510)、流路変更
部材47上に係止保持されていた遊技球Pbが特定領域
44に入賞する(S512:Yes)。このとき、図3
(C)に示すように、一般領域45の上端開口部を塞ぐ
ように流下禁止部材46が突出されているため(S53
4)、流路変更部材47が特定領域44側に傾斜したと
き(S510)、流路変更部材47上の遊技球Pbが一
般領域45に入賞することはなく、その遊技球Pbは確
実に特定領域44に入賞することになる。そして、計数
値Kに遊技球Pb分の「1個」が加算される。そのた
め、このラウンドでは、(Ktー1)個の遊技球が大入
賞口41に入賞すると、計数値Kが所定個数Ktと等し
くなり(S524:Yes)、大入賞口41が閉口する
(S528)。
【0059】また、メインCPU112は、ラウンド数
Rが最大ラウンド数Rtと等しいと判定した場合には
(S532:Yes)、大当り遊技状態を終了させ、R
AM116に記憶されているラウンド数Rを「0」に戻
し(S542)、その後に音声処理(図8に示すS60
0)へ移行する。このように、ラウンド数Rが最大ラウ
ンド数Rtと等しくなる最終ラウンドでは、S516の
処理で流下禁止部材46を裏機構40b内に引き込んだ
まま、S528の処理で大入賞口41を閉口し、その後
に音声処理へ移行するため、流路変更部材47上に遊技
球が係止保持されることはなく、大入賞口41内には遊
技球が残らない。
【0060】また、メインCPU112は、特定領域4
4を遊技球が通過していないと判定した場合には(図9
に示すS512:No)、図10に示すように、タイマ
の計測時間が所定時間(例えば、約30秒)を経過する
まで(S536:Yes)、S512およびS536の
処理を繰り返し実行する。そして、メインCPU112
は、特定領域44を遊技球が通過していないと判定する
(S512:No)と共に、タイマの計測時間が所定時
間を経過した場合には(S536:Yes)、開閉部材
ソレノイド42cをオフ状態にするための制御信号を生
成して開閉部材ソレノイド42cへ送り出すことによ
り、大入賞口41を閉口させ(S538)、タイマをリ
セットし(S540)、RAM116に記憶されている
ラウンド数Rを「0」に戻し(S542)、その後に音
声処理(図8に示すS600)へ移行する。。ところ
で、メインCPU112は、特別図柄表示装置32にハ
ズレ停止図柄を表示させるための特別図柄制御コマンド
を生成した場合(特別図柄表示装置32がハズレ停止図
柄を表示した場合)にも(S502:No)、音声処理
へ移行する。
【0061】[実施形態の作用および効果]以上詳述し
たように、本実施形態によれば、以下の作用・効果を得
ることができる。 [1]1ラウンドの遊技を実行中に計数値Kが所定個数
Ktに達した場合には(S524:Yes)、大入賞口
41を閉口させる(S528)と共に、流路変更部材4
7上に遊技球Pbを係止保持させ、この遊技球Pbを現
在のラウンドが終了した後の次のラウンドの遊技まで流
路変更部材47に保持させて持ち越させる。従って、大
入賞口41から特定領域スイッチ44aおよび一般領域
スイッチ45aに至るまでの距離が長い場合でも、各ラ
ウンドで所定個数Ktを越える遊技球が特定領域44お
よび一般領域45に入賞するのを防止することが可能に
なり、その所定個数Ktに対応して規定された1ラウン
ド中に払出可能な賞球数を越える個数の賞球の払い出し
を防ぐことができる。
【0062】[2]最終ラウンドの遊技を実行中に計数
値Kが所定個数Ktに達した場合には、大入賞口41を
閉口させるだけで、流路変更部材47上には遊技球Pb
を係止保持させない。従って、最終ラウンドの遊技が終
わって大当り遊技状態が終了すると、大入賞口41内に
は遊技球が残らず、その後の遊技に影響を与えることが
ない。
【0063】[3]開閉部材42は透明材料によって形
成されているため、流路変更部材47上に係止保持され
ている遊技球を、遊技盤14の前方に座っている遊技者
は開閉部材42を透かして視認可能である。従って、遊
技者は、現在のラウンドが終了した後の次のラウンドの
遊技まで持ち越される遊技球Pbを視認し、その視認結
果から、次のラウンドでは遊技球Pbが特定領域44に
入賞することが分かるため、遊技の興趣を高めることが
できる。
【0064】[4]第2ラウンド(ラウンド数R=2)
以降になると、そのラウンド(例えば、第mラウンドと
する)の遊技が開始されたとき、その前のラウンド(第
(m−1)ラウンド)で一般領域45の上端開口部を塞
ぐように流下禁止部材46が突出された状態で(S53
4)、流路変更部材47が特定領域44側に傾斜するた
め(S510)、流路変更部材47上に係止保持されて
いた遊技球Pbが、一般領域45に入賞することなく、
確実に特定領域44に入賞する(S512:Yes)。
そのため、次のラウンド(第(m+1)ラウンド)に確
実に移行することが可能になり、上記と同様にして、ラ
ウンド数Rが最大ラウンド数RtになるまでS504〜
S534の処理を繰り返すことができる。従って、予め
設定された最大ラウンド数Rt分の遊技を実行する前
に、ラウンドの進行が停止して次のラウンドに移行しな
くなる状況(パンク)が起こるのを確実に防止すること
ができる。
【0065】[別の実施形態]ところで、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体
化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等もし
くはそれ以上の作用・効果を得ることができる。 (1)上記実施形態では、開閉部材42を構成する板状
部42aおよび側板部42bを透明材料を用いて一体形
成している。しかし、流路変更部材47上に係止保持さ
れている遊技球を遊技者が視認可能であれば、板状部4
2aのみを透明材料で形成し当該板状部42aに不透明
な側板部42bを取り付けることで各部42a,42b
を別体化したり、各部42a,42bを一体化または別
体化すると共に板状部42aの一部のみを透明にしても
よい。
【0066】(2)上記実施形態は第1種パチンコ機1
0に具体化したものであるが、第2種パチンコ機に具体
化してもよい。ちなみに、第1種パチンコ機10では大
入賞口41が開口してから閉口するまでを1ラウンドの
遊技とするが、第2種パチンコ機では大入賞口の開閉が
所定回数繰り返されるまでを1ラウンドの遊技とする。
このような第2種パチンコ機においても、上記[1]
[2]と同様の作用・効果を得ることができる。 (3)本発明は、第3種パチンコ機や、ピンボールマシ
ンなどの他の遊技機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の第1種パチン
コ機10の正面図。
【図2】一実施形態の第1種パチンコ機10から取り外
した遊技盤14の正面図。
【図3】遊技盤14に配設された変動入賞装置40の一
部分解斜視図。
【図4】遊技盤14に配設された変動入賞装置40の一
部分解斜視図。
【図5】遊技盤14に配設された変動入賞装置40の一
部分解斜視図。
【図6】遊技盤14に配設された変動入賞装置40にお
ける裏機構40bの要部正面図。
【図7】一実施形態のパチンコ機10の電気的構成を示
すブロック回路図。
【図8】一実施形態においてメインCPU112が実行
する主な処理の流れを示すフローチャート。
【図9】一実施形態においてメインCPU112が図8
のS500で実行する大入賞口処理の流れを示すフロー
チャート。
【図10】一実施形態においてメインCPU112が図
8のS500で実行する大入賞口処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図11】従来の第1種パチンコ機600の正面図。
【図12】従来の第1種パチンコ機600の大入賞口6
14に入賞した遊技球Pの流下経路を説明するための説
明図。
【符号の説明】
10…遊技機 32…特別図柄表示装置 40…変動入賞装置 41…大入賞口 42c…開閉部材ソレノイド 42…開閉部材 44…特定領域 44a…特定領域スイッチ 45…一般領域 45a…一般領域スイッチ 46…流下禁止部材 46a…流下禁止ソレノイド 46b…プランジャ 47…流路変更部材 47a…流路変更ソレノイド 100…主基板 112…メインCPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を受け入れる受入口が開口してか
    ら閉口するまでを1ラウンドの遊技とし、前記受入口内
    に設けられた特定領域を遊技球が通過することを条件と
    してラウンドが進行し、予め設定された最大ラウンド数
    分の遊技を実行可能な遊技機において、 遊技球を受け入れる受入口を開閉する受入口開閉手段
    と、 前記受入口に受け入れられた遊技球を検出する検出手段
    と、 この検出手段により検出された遊技球の個数を計数する
    計数手段と、 遊技球を前記検出手段の検出位置に到達させないように
    遊技球を係止して保持する係止保持手段と、 遊技球を前記特定領域へ案内して通過させる遊技球案内
    手段と、 前記計数手段の計数した計数値に基づいて、前記受入口
    開閉手段と前記係止保持手段と前記遊技球案内手段の動
    作を制御する制御手段とを備え、 その制御手段は、1ラウンドの遊技を実行中に前記計数
    手段の計数値が所定個数に達した場合に、前記受入口開
    閉手段に前記受入口を閉口させると共に、前記係止保持
    手段に遊技球を係止させ、その遊技球を現在のラウンド
    が終了した後の次のラウンドの遊技まで前記係止保持手
    段に保持させて持ち越させ、次のラウンドの遊技が開始
    されたとき、前記係止保持手段に係止保持させていた遊
    技球を遊技球案内手段により前記特定領域へ案内して通
    過させることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技球を受け入れる受入口の開閉が所定
    回数繰り返されるまでを1ラウンドの遊技とし、前記受
    入口内に設けられた特定領域を遊技球が通過することを
    条件としてラウンドが進行し、予め設定された最大ラウ
    ンド数分の遊技を実行可能な遊技機において、 遊技球を受け入れる受入口を開閉する受入口開閉手段
    と、 前記受入口に受け入れられた遊技球を検出する検出手段
    と、 この検出手段により検出された遊技球を計数する計数手
    段と、 遊技球を前記検出手段の検出位置に到達させないように
    遊技球を係止して保持する係止保持手段と、 遊技球を前記特定領域へ案内して通過させる遊技球案内
    手段と、 前記計数手段の計数した計数値に基づいて、前記受入口
    開閉手段と前記係止保持手段と前記遊技球案内手段の動
    作を制御する制御手段とを備え、 その制御手段は、1ラウンドの遊技を実行中に前記計数
    手段の計数値が所定個数に達した場合に、前記受入口開
    閉手段に前記受入口を閉口させると共に、前記係止保持
    手段に遊技球を係止させ、その遊技球を現在のラウンド
    が終了した後の次のラウンドの遊技まで前記係止保持手
    段に保持させて持ち越させ、次のラウンドの遊技が開始
    されたとき、前記係止保持手段に係止保持させていた遊
    技球を遊技球案内手段により前記特定領域へ案内して通
    過させることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記制御手段は、最終のラウンドの遊技を実行中に前記
    計数手段の計数値が所定個数に達した場合には、前記受
    入口開閉手段に前記受入口を閉口させるだけで、前記係
    止保持手段に遊技球を係止保持させないことを特徴とす
    る遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊
    技機において、 前記係止保持手段に係止保持された遊技球を遊技者が視
    認可能なことを特徴とする遊技機。
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