JP2002306586A - 泡沫状エアゾール組成物、及びそれを用いた消臭方法 - Google Patents

泡沫状エアゾール組成物、及びそれを用いた消臭方法

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JP2002306586A
JP2002306586A JP2001120515A JP2001120515A JP2002306586A JP 2002306586 A JP2002306586 A JP 2002306586A JP 2001120515 A JP2001120515 A JP 2001120515A JP 2001120515 A JP2001120515 A JP 2001120515A JP 2002306586 A JP2002306586 A JP 2002306586A
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acid
alcohol
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deodorant
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Hiroshi Tejima
洋 手島
Kenzo Ito
建三 伊藤
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体中の悪臭を簡単な方法で効率よく消臭
し、持続的に悪臭の拡散を防止する組成物を提供する。 【解決手段】噴射装置と耐圧容器とからなるスプレー式
容器に充填することを特徴とし、(A)常温で固体であ
る脂肪酸及び脂肪族高級アルコールからなる群より選択
された1種又は2種以上、及び/又は増粘剤からなる群
より選択された1種又は2種以上と、ノニオン系界面活
性剤からなる群より選択された1種又は2種以上と、か
らなる泡基剤と、消臭成分と水と、を含有する噴射原液
と、(B)液化ガスからなる群より選択された1種又は
2種以上からなる噴射剤と、からなる泡沫状エアゾール
組成物、及びそれを用いた消臭方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は泡沫状エアゾール組
成物及びそれを用いた消臭方法、特に消臭効果、及びそ
の持続効果の改善に関する。
【従来の技術】
【0002】近年、都市及び近郊への人口の密集に伴
い、家庭及び産業から発生する塵芥の臭気の処理は必要
不可欠なものになりつつある。塵芥の集積所でもあるゴ
ミ処理場や下水処理場では、大量のゴミや排水から発生
する臭気をいかにして処理するかが問題となっている。
例えば大規模なゴミ処理場では、ゴミピットを閉鎖系に
して排気を燃焼し無臭化するという規模の大きな設備で
処理できるが、小規模なゴミ処理施設では、その設備を
設けることができず、ゴミピットから発生する臭気が外
部に流出するという問題が発生している。下水処理場に
おいても排水処理過程や汚泥処理過程の中で悪臭が発生
し、問題となっている。また、工場、事業所等から排出
される排水についても河川、海洋等の深刻な環境汚染に
伴い規制が強化され、排水から発生する臭気についても
規制されている。都市近郊で営農する畜産農家について
も臭気対策行政が整備されるにつれ、臭気をいかに除去
するかが営農を継続する上で大きな命題となっている。
【0003】このような様々な悪臭に対して効果的に消
臭する薬剤や消臭方法については従来より多くの研究が
なされてきた。例えば、活性炭若しくは処理活性炭に悪
臭物質を吸着させる活性炭処理方法があるが、この方法
は吸着量が飽和状態に達すると、新しい活性炭に交換す
るか再生処理する必要があり、交換作業が煩雑である、
再生費用が高いなどの問題があった。
【0004】他の方法として担体に保持した生物の充填
相を通過させ消臭する方法がある。しかし、この方法は
装置が大きくなる、生物の維持管理が難しいといった問
題があった。悪臭を土壌中に通気して消臭するという安
価で有効な方法もあるが、この方法は処理に広大なスペ
ースが必要である、土壌の乾燥を防ぐために水分量を維
持管理する必要があるといった問題があった。
【0005】また薬剤による方法としては、発生した臭
気に薬剤を分散噴霧する方法があり悪臭の除去が短時間
ででき効果的ではあるが、消臭効果を持続させるために
は、継続的に薬剤を分散噴霧しなければならない、消臭
成分の添加量が少量であると消臭を十分に行うことがで
きない、薬剤を繰り返し使用すると効果が消失してしま
う等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は、どれも
悪臭の除去が不十分、維持管理が煩雑、コストが高いな
どの問題があり、維持管理が簡単で低コストであり、且
つ多くの悪臭物質に対して十分な消臭効果を発揮する組
成物及び消臭方法は開発されていないのが現状である。
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、媒体中
の悪臭を簡単な方法で効率よく消臭し、持続的に悪臭の
拡散を防止する組成物、及びそれを用いた消臭方法の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、泡沫形状を維持
する製剤と消臭成分を組み合わせた組成物は、悪臭源を
物理的に泡沫で被覆すると共に、消臭成分が消臭効果を
発現し、悪臭が効率的・持続的に除去できることを見出
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明の第一の主題は、噴射装
置と耐圧容器とからなるスプレー式容器に充填すること
を特徴とし、(A)常温で固体である脂肪酸及び脂肪族
高級アルコールからなる群より選択された1種又は2種
以上、及び/又は増粘剤からなる群より選択された1種
又は2種以上と、ノニオン系界面活性剤からなる群より
選択された1種又は2種以上と、からなる泡基剤と、消
臭成分と水と、を含有する噴射原液と、(B)液化ガス
からなる群より選択された1種又は2種以上からなる噴
射剤と、からなる泡沫状エアゾール組成物である。
【0009】前記組成物において、噴射原液の成分重量
比が、常温で固体である脂肪酸又は脂肪族高級アルコー
ル0.01〜10質量%、ノニオン系界面活性剤0.5
〜15質量%、消臭剤0.1〜50質量%、水50〜9
5質量%であることが好適である。前記組成物におい
て、噴射原液の成分重量比が、増粘剤0.01〜70質
量%、ノニオン系界面活性剤0.5〜15質量%、消臭
剤0.1〜50質量%、水50〜95質量%であること
が好適である。前記組成物において、噴射原液の成分重
量比が、常温で固体である脂肪酸又は脂肪族高級アルコ
ール0.01〜10質量%、増粘剤0.01〜10質量
%、ノニオン系界面活性剤0.5〜15質量%、消臭剤
0.1〜50質量%、水30〜95質量%であることが
好適である。
【0010】前記組成物において、常温で固体である脂
肪酸又は脂肪族高級アルコールがラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ラウ
リルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコ
ール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オクチルドデカノール、ベヘニルアルコールからな
る群より選択される1種又は2種以上であることが好適
である。前記組成物において、増粘剤がポリビニルアル
コール、ビニルピロリドン、メタクリル酸N,N-ジメチル
アミノエチルメタクリン酸共重合体ジエチル硫酸体、カ
ルボキシビニルポリマー、N-メタクリロイルオキシエチ
ルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベ
タイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、エチ
ルセルロース、ヒドロオキシエチルセルロース、ヒドロ
オキシエチルセルロース-2-ヒドロキシピロピルトリメ
チルアンモニウムクロライドエーテル、N-メタクリロイ
ルエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボ
キシベタイン・メタクリル酸エステル共重合体、キサン
タンガム、カラギーナン、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリメタクリル酸エステル、タマリンドガム、ジェ
ランガム、塩化ジメチルアリルアンモニウム・アクリル
アミド共重合体からなる群より選択される1種又は2種
以上であることが好適である。
【0011】前記組成物において、消臭成分がシクロデ
キストリン、シクロデキストリン誘導体、ジアルキルジ
メチル4級アンモニウム、グアニジン関連化合物、有機
酸、有機酸関連化合物からなる群より選択される1種又
は2種以上であることが好適である。
【0012】本発明の第二の主題は前記組成物を用いて
臭気を処理することを特徴とする消臭方法である。前記
消臭方法において、処理する臭気の媒体が、生ゴミ廃棄
物、廃水、ペット又は家畜の糞尿、スラッジ、スカム、
汚泥、又は洗浄装置の洗浄水であることが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の泡沫状エアゾール組
成物、及びそれを用いた消臭方法を具体的に説明する。
本発明において、「エアゾール」とは気体に液体又は固
体の微細粒子が分散している分散系(コロイド状態)を
意味し、噴射した時大気中に噴霧された状態を表したも
のである 本発明の組成物は、図1に示すように噴射装置10及び
耐圧容器20からなるスプレー式容器に充填することを
特徴とし、噴射原液30と噴射剤40とを封入し、噴射
剤40の生ずる圧力により噴射原液30を均一に噴射す
ることができる。
【0014】噴射原液 本発明における噴射原液は、常温で固体である脂肪酸又
は脂肪酸高級アルコール、又は/及び増粘剤と、ノニオ
ン系界面活性剤、消臭成分、水を含有する。
【0015】脂肪酸、脂肪族高級アルコール 本発明においては、泡沫の硬度を上げ崩壊しにくくする
ために、常温で固体をなす脂肪酸又は脂肪族高級アルコ
ールを配合することが好ましい。脂肪酸としてはラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、ベ
ヘニン酸が、脂肪族高級アルコールとしては、ラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オクチルドデカノール、ベヘニルアルコールが好適
に用いられる。これらは、単独で若しくは組み合わせて
用いることができる。脂肪酸又は脂肪族高級アルコール
の配合量は噴射原液全量中、0.01〜10質量%であ
ることが好適である。0.01質量%より少ないと泡沫
の硬度を上げる効果が不十分であり、10質量%を越え
ると製品構築上好ましくない。
【0016】増粘剤 本発明においては、泡沫形状を維持させるために、増粘
剤を配合することが好ましい。増粘剤としては、ポリビ
ニルアルコール、ビニルピロリドン、メタクリル酸N,N-
ジメチルアミノエチルメタクリン酸共重合体ジエチル硫
酸体、カルボキシビニルポリマー、N-メタクリロイルオ
キシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカル
ボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合
体、エチルセルロース、ヒドロオキシエチルセルロー
ス、ヒドロオキシエチルセルロース-2-ヒドロキシピロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライドエーテル、N-メ
タクリロイルエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メ
チルカルボキシベタイン・メタクリル酸エステル共重合
体、キサンタンガム、カラギーナン、カルボキシメチル
セルロース、ポリメタクリル酸エステル、タマリンドガ
ム、ジェランガム、塩化ジメチルアリルアンモニウム・
アクリルアミド共重合体が好適に用いられる。これら
は、単独で若しくは組み合わせて用いることができる。
増粘剤の配合量は噴射原液全量中、0.01〜70質量
%であることが好適である。0.01質量%より少ない
と泡沫形状を維持させる効果が不十分であり、70質量
%を越えると製品構築上好ましくない。なお、脂肪酸又
は脂肪族高級アルコールと共存させる場合は、増粘剤の
配合量は噴射原液全量中、0.01〜10質量%である
ことが好適である。
【0017】ノニオン系界面活性剤 本発明においては、起泡作用、乳化作用を持つ界面活性
剤を配合することが好ましい。ノニオン系界面活性剤は
イオンに解離しない水酸基やエーテル結合等を分子中に
持っている界面活性剤である。本発明では、高級脂肪族
アルコール、高級脂肪酸、アルキルフェノール、アルキ
ロールアミド、ソルビタン高級脂肪酸エステル等の疎水
基にエチレンオキシドを付加重合させたポリオキシエチ
レン型、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ソルビタン、ソルビトール、ショ糖等
の多価アルコールの水酸基の一部をアルキルエステル又
は/及びアルキルエステルにし、残余の水酸基を親水基
とする多価アルコール型、疎水基をポリプロピレングリ
コール、親水基をポリエチレングリコールとしたエチレ
ンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体型等
が好適に用いられる。これらは、単独で若しくは組み合
わせて用いることができる。ノニオン系界面活性剤の配
合量は噴射原液全量中、0.5〜15質量%であること
が好適である。0.5質量%より少ないと起泡作用、乳
化作用が不十分であり、15質量%を越えると製品構築
上好ましくない。
【0018】消臭成分 本発明における消臭成分としては、シクロデキストリ
ン、シクロデキストリン誘導体、ジアルキルジメチル4
級アンモニウム、グアニジン関連化合物、有機酸、有機
酸関連化合物が好適に用いられる。これらは、単独で若
しくは組み合わせて用いることができる。消臭成分の配
合量は噴射原液全量中、0.1〜50質量%であること
が好適である。0.1質量%より少ないと消臭効果が不
十分であり、50質量%を越えると製品構築上好ましく
ない。
【0019】本発明で消臭成分として使用されるシクロ
デキストリンは、d-グルコースがα-1,4-結合により環
状に結合したものであり、6個結合したものがα-シク
ロデキストリン、7個結合したものがβ-シクロデキス
トリン、8個結合したものがγ-シクロデキストリンで
ある。本発明ではα型、β型、γ型のいずれをも使用す
ることができる。経済性を考慮した場合、β-シクロデ
キストリンが好ましいが、β-シクロデキストリンの水
への溶解度は1.8g/100g水と低いため、処方の自由度
が狭く、安定性面でも不安がある。そこで、安定性面、
経済面、処方の自由度等を考慮するとシクロデキストリ
ン誘導体が望ましい。シクロデキストリン誘導体として
は、ヒドロキシメチルシクロデキストリン、ヒドロキシ
エチルシクロデキストリン、ヒドロキシプロピルシクロ
デキストリン、ヒドロキシブチルシクロデキストリン、
ジメチルシクロデキストリン、トリメチルシクロデキス
トリン、ジエチルシクロデキストリン、トリエチルシク
ロデキストリン、カルボキシメチルシクロデキストリ
ン、グルコシルシクロデキストリン、マルトシルシクロ
デキストリン、ジマルトシルシクロデキストリン、シク
ロデキストリンエピクロルヒドリンポリマー等が挙げら
れるが、中でもヒドロキシアルキルシクロデキストリン
に属するものが好ましい。
【0020】本発明で消臭成分として使用されるグアニ
ジン関連化合物は、式(I)に示される化合物及びその
酸との塩である。
【化1】
【0021】例えば、上述の塩は炭酸、硝酸、硫酸、塩
酸、ケイ酸、リン酸、ギ酸、及び/又は酢酸の塩であっ
てよい。また、下記一般式(II)で示されるビグアニジ
ンポリマーであってもよい。
【化2】 (式中、Rは炭素数20以下のアルキレン基であり、n
は20以下の正の数を意味する)
【0022】本発明で消臭成分として使用されるジアル
キルメチル4級アンモニウムは、式(III)又は(IV)
に示される化合物である。
【化3】 (式中、R及びRは、炭素原子数20以下の直鎖若
しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異なってい
てもよい)
【化4】 (式中、R及びRは、炭素原子数5〜16の直鎖若
しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異なってい
てもよい)
【0023】本発明で消臭成分として使用される有機
酸、有機酸関連化合物は、コハク酸、リンゴ酸、クエン
酸、サリチル酸、酒石酸、乳酸、安息香酸、L-グルタミ
ン酸、マロン酸、フタル酸、シュウ酸、アジピン酸、テ
レフタル酸、マレイン酸、アクリル酸、及びそれらの塩
等の化合物である。噴射原液としては、液体、固体、又
は液体に固体が分散したもの等、様々な形態の原液が使
用できる。
【0024】噴射剤 本発明において噴射剤としては、液化ガスが用いられ
る。液化ガスは臨界温度が高く、常温付近で加圧するこ
とにより液化される。大気中に噴出されると容積が20
0〜300倍の気相ガスとなるため、噴射剤としては代
表的なものである。3−クロロ−1−フルオロメタン、
2−クロロ−2−フルオロメタン、2−クロロ−4−フ
ルオロエタン等のフッ化炭化水素、プロパン、ブタン等
の低級炭化水素等が好適に用いられる。これらは、単独
で、あるいは組み合わせて用いることができる。
【0025】本発明の泡沫状エアゾール組成物は必要に
応じて、安定剤としてエチレンジアミン系、有機カルボ
ン酸系等のキレート剤を添加してもよい。また脂肪酸を
用いた場合、石鹸を形成させるためにアルカリ処理剤を
使用しても良い。
【0026】噴射装置 トップボタン、バルブ、スタンドパイプからなる装置で
高圧状態で作動するので、その堅牢性、精巧度は非常に
高い精度が要求される。バルブの開閉により噴射を調節
するようになっており、トップボタンを押す時間で噴射
量がコントロールされる形式のものと、一度ボタンを押
すと一定量を噴射する形式のものがあるが、本発明にお
いては、どちらの形式のものも用いることができる。材
質はトップボタンはプラスチック、バルブが真鍮又はス
テンレス、スタンドパイプは塩化ビニルが好適に用いら
れる。
【0027】耐圧容器 容器としては金属、ガラス、合成樹脂等の円筒容器が用
いられる。一般的には金属缶が用いられ、特にアルミニ
ウム缶、ブリキ缶が主流になっている。外見の美麗さの
点からガラス容器も利用されるが、金属缶と比較して弾
性がなく破壊する恐れがあるので、その外面あるいは内
面を合成樹脂等で被覆して用いられる。合成樹脂容器と
してはメラミン、ナイロン、ポリカーボネート及びジュ
ラゴン等が好適に用いられる。
【0028】本発明の泡沫状エアゾール組成物をスプレ
ー式容器に充填する方法には、加圧充填法及び冷却充填
法があり、現在主に用いられているのは加圧充填法であ
る。加圧充填法には、容器内に噴射原液を入れバルブを
取り付けた後、バルブの間からエアー抜きし、噴射剤を
充填しバルブを閉めるアンダーキャップ方式と、容器内
に噴射原液を入れエアー抜きしバルブを閉めた後、噴射
剤を加圧充填するスルーザステム方式がある。
【0029】本発明の泡沫状エアゾール組成物は、噴射
装置のトップボタンを押し、噴射原液が噴出されるのと
同時に、噴射剤が大気圧下で気化することで噴射原液を
膨らませて泡沫状になる。また、噴射原液には常温で固
体である脂肪酸及び脂肪族高級アルコール、及び/又は
増粘剤が配合されているので、硬度の高い泡沫が形成さ
れることとなり、形状が維持される。これにより、悪臭
源を物理的に泡沫で被覆すると共に消臭成分が消臭効果
を発現するので、効果的、且つ持続的に悪臭の拡散を防
止することができる。
【0030】本発明の消臭方法が対象とする臭気の媒体
は、家庭や事業所から出る塵芥、畜産事業者から出る糞
尿及びその処理廃水、一般排水又は工場等の廃水、洗浄
装置等に含まれる洗浄水、さらに下水、し尿又は工場廃
水を処理する際に発生する生汚泥、余剰汚泥、消化汚
泥、凝集汚泥等やそれらの混合物が含まれる。
【0031】
【実施例】つぎに本発明を実施例により具体的に説明す
る。ただし、本発明はこれら実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例中の%は、特に指定が無い
限り質量%とする。
【0032】(1)消臭効果及びその持続効果 硫化水素20mg/Lを含有するPH4.8の曝気槽中の
産業廃水100mLを直径50mm、高さ25cmの容器に入
れた。 表2に示す噴射原液を90質量%、噴射剤(LPGO.18M
pa/cm2)を10質量%用い、室温20℃においてエアゾ
ールを構成し、泡沫でに蓋をするように1秒間噴射添
加し、官能評価及びセンサー(双葉エレクトロニクス社
製)の指示値の経時変化の測定を行った。なお、官能評
価は表1に従い、n=4の平均値を示す。結果を表3に
示す。なお、何も噴霧しない例をブランクとした。
【0033】
【表1】 悪臭強度 評価基準 5 非常に強く感じる 4 強く感じる 3 明らかに感じる(何の臭いかわかる) 2 微かに感じる(臭いがあるのがわかる;閾値濃度) 1 感じない(無臭)
【0034】
【表2】 配合量 脂肪族高級アルコール 増粘剤 消臭成分 ノニオン系界面活性剤 水 ステアリルアルコール N-メタクリロイルオキシエチル 20%ク゛アニシ゛ン 硬化ヒマシ油 N,N-シ゛メチルアンモニウム 化合物 (POE60モル) α-N-メチルカルホ゛キシヘ゛タイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体 実施例1 5 0 1 2 too100 実施例2 0 30 1 2 too100 実施例3 5 30 1 2 too100 実施例4 5 0 10 2 too100 比較例1 5 0 0 2 too100 比較例2 0 30 0 2 too100比較例3 0 0 1 0 too100
【0035】
【表3】 測定値(直後) 測定値(1時間後) 測定値(1週間後) 官能値 センサー指示値 官能値 センサー指示値 官能値 センサー指示値 実施例1 1.5 350 1.4 310 1.5 330 実施例2 1.4 300 1.5 410 1.5 350 実施例3 1.5 350 1.5 360 1.4 320 実施例4 1.4 310 1.3 270 1.3 290 比較例1 1.5 340 2.7 550 4.8 1480 比較例2 1.5 370 3.2 610 4.2 950 比較例3 2.1 470 2.8 550 4.5 1150 ブランク 4.8 2010 4.8 2010 4.8 2010
【0036】表3の結果から、実施例1〜4は、サンプ
ル表面上に泡沫形成後速やかに著しい消臭効果が認めら
れ、また泡沫が固化するため1週間後まで効果の持続が
認められた。特に実施例4は消臭成分の配合量が多いた
め、消臭効果及びその持続効果について良好な結果が得
られた。これに対して、消臭成分を配合しない比較例
1,2については、泡沫形成直後は消臭効果が認められ
たが、時間の経過と共に消臭効果が薄れた。また、消臭
成分のみを配合したため、噴霧時に泡沫状にならなかっ
た比較例3については、噴霧直後においても時間経過後
においても消臭効果が低かった。以上より、本発明の組
成物は消臭成分を含有した泡沫が形態を維持したまま固
化するので、消臭効果及びその持続効果が認められるこ
とがわかった。
【0037】(2)泡沫形状の維持と消臭率 トリメチルアミン200ppmを含有するガス300mL
を直径50mm、高さ25cmの容器に入れた。 表4に示す噴射原液を90質量%、噴射剤(LPGO.18M
pa/cm2)を10質量%用い、室温20℃においてエアゾ
ールを構成し、に泡沫で蓋をするように1秒間噴射添
加し、泡沫形状の維持及び消臭率の経時変化を測定し
た。なお、泡沫形状の維持については、それぞれの時間
経過後の泡高を噴霧直後の泡高と比較して評価し、消臭
率は200ppmに対しての消臭率をガス検知管を用いた
定法にて計測した。結果を表5に示す。
【0038】
【表4】 実施例 比較例 1 5 6 7 8 9 4 脂肪族高級アルコール ステアリルアルコール 5 0 0 0 0 5 0 セトステアリルアルコール 0 5 0 0 0 0 0ヘ゛ヘニルアルコール 0 0 5 0 0 0 0 増粘剤 ホ゜リヒ゛ニルアルコール 0 0 0 5 0 0 0エチルセルロース 0 0 0 0 5 0 0 消臭成分 β-ヒト゛ロキシアルキル 0 0 0 0 0 1 1 シクロテ゛キストリン ク゛アニシ゛ン関連化合物 1 1 1 1 1 0 0 活性剤 硬化ヒマシ油(POE60モル) 2 2 2 2 2 2 2 水 too100
【0039】
【表5】 実施例 比較例 1 5 6 7 8 9 4 泡沫形状の維持(%) 1時間後 50 45 40 40 35 50 5 1日後 30 30 25 40 30 30 0 1週間後 15 10 10 25 20 20 0 消臭率(%) 1時間後 100 100 100 100 100 100 20 1日後 100 100 100 100 100 100 25 1週間後 100 100 100 100 100 100 20
【0040】表5の結果より、実施例1、5〜9につい
ては泡沫形状の維持が優れており、さらに何れの時間経
過後においても消臭率が高く、消臭効果の持続が確認さ
れた。これに対して、比較例4については、泡沫形状の
維持が悪く、また何れの時間経過後においても消臭率が
低かった。以上より、本発明の組成物は泡沫形状の維持
と消臭率及びその持続に優れていることが認められた。
【0041】以下に、本発明の泡沫状エアゾール組成物
の原液に好適な例を挙げるが、本発明の技術範囲はこれ
ら実施例により限定されるものではない。 実施例10 (処方) 質量% セトステアリルアルコール 2.0 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 4.0 ポリオキシエチレン(16)ステアリルエーテル 0.5 ビグアニジンポリマー0.8%水溶液 (化2) 1.5 (n=10〜14:平均12) イオン交換水 残余
【0042】
【発明の効果】本発明の泡沫状エアゾール組成物は、悪
臭源を物理的に泡沫で被覆すると共に、消臭成分が消臭
効果を発現するため、媒体中の悪臭を簡単な方法で効率
よく消臭し、持続的に悪臭の拡散を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるスプレー式容器に充填した泡沫
状エアゾール組成物の概略図である。
【符号の説明】
10 噴射装置 12 トップボタン 14 バルブ 16 スタンドパイプ 20 耐圧容器 30 噴射原液 40 噴射剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 建三 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB02 CC02 CC03 CC13 CC15 HH03 JJ01 KK06 LL03 MM14 MM15 NN18 NN24 NN26 NN28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射装置と耐圧容器とからなるスプレー
    式容器に充填することを特徴とし、(A)常温で固体で
    ある脂肪酸及び脂肪族高級アルコールからなる群より選
    択された1種又は2種以上、及び/又は増粘剤からなる
    群より選択された1種又は2種以上と、 ノニオン系界面活性剤からなる群より選択された1種又
    は2種以上と、からなる泡基剤と、 消臭成分と水と、を含有する噴射原液と、(B)液化ガ
    スからなる群より選択された1種又は2種以上からなる
    噴射剤と、からなる泡沫状エアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物において、噴射
    原液の成分重量比が、常温で固体である脂肪酸又は脂肪
    族高級アルコール0.01〜10質量%、ノニオン系界
    面活性剤0.5〜15質量%、消臭剤0.1〜50質量
    %、水50〜95質量%であることを特徴とする泡沫状
    エアゾール組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の組成物において、噴射
    原液の成分重量比が、増粘剤0.01〜70質量%、ノ
    ニオン系界面活性剤0.5〜15質量%、消臭剤0.1
    〜50質量%、水50〜95質量%であることを特徴と
    する泡沫状エアゾール組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の組成物において、噴射
    原液の成分重量比が、常温で固体である脂肪酸又は脂肪
    族高級アルコール0.01〜10質量%、増粘剤0.0
    1〜10質量%、ノニオン系界面活性剤0.5〜15質
    量%、消臭剤0.1〜50質量%、水30〜95質量%
    であることを特徴とする泡沫状エアゾール組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、4のいずれかに記載の組
    成物において、常温で固体である脂肪酸又は脂肪族高級
    アルコールがラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン
    酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ラウリルアルコール、
    ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステア
    リルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデ
    カノール、ベヘニルアルコールからなる群より選択され
    る1種又は2種以上であることを特徴とする泡沫状エア
    ゾール組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1、3、4のいずれかに記載の組
    成物において、増粘剤がポリビニルアルコール、ビニル
    ピロリドン、メタクリル酸N,N-ジメチルアミノエチルメ
    タクリン酸共重合体ジエチル硫酸体、カルボキシビニル
    ポリマー、N-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチル
    アンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタク
    リル酸アルキルエステル共重合体、エチルセルロース、
    ヒドロオキシエチルセルロース、ヒドロオキシエチルセ
    ルロース-2-ヒドロキシピロピルトリメチルアンモニウ
    ムクロライドエーテル、N-メタクリロイルエチルN,N-ジ
    メチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・
    メタクリル酸エステル共重合体、キサンタンガム、カラ
    ギーナン、カルボキシメチルセルロース、ポリメタクリ
    ル酸エステル、タマリンドガム、ジェランガム、塩化ジ
    メチルアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体か
    らなる群より選択される1種又は2種以上であることを
    特徴とする泡沫状エアゾール組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の組成物
    において、消臭成分がシクロデキストリン、シクロデキ
    ストリン誘導体、ジアルキルジメチル4級アンモニウ
    ム、グアニジン関連化合物、有機酸、有機酸関連化合物
    からなる群より選択される1種又は2種以上であること
    を特徴とする泡沫状エアゾール組成物。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の組成物を
    用いて臭気を処理することを特徴とする消臭方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の消臭方法において、処理する
    臭気の媒体が、生ゴミ廃棄物、廃水、ペット又は家畜の
    糞尿、スラッジ、スカム、汚泥、又は洗浄装置の洗浄水
    であることを特徴とする消臭方法。
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