JP2002306360A - 洗浄用泡立て具 - Google Patents
洗浄用泡立て具Info
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Abstract
泡を無駄無く容易にまとめ取ることの出来る泡立て具を
提供すること。 【解決手段】ネット部分を2重で外側のネットが内側の
ネットを包み込むようにし、ネットの最外層内部に、洗
顔に必要な量の泡を保持することの出来る空間を存在さ
せた構成とした。
Description
を簡単にクリーミーに泡立てられ、生成した泡を容易に
まとめることの出来る、洗浄用泡立て具に関するもので
ある。
と共に含浸させ、手指で揉むことにより容易にきめ細か
な泡を得ることができる器具として、スポンジ塊あるい
はネットを幾重かに重ねたボール状の片手で泡立てるタ
イプのもの、あるいはネットを袋状にした両手で擦り合
わせ泡立てるタイプの物等が知られている。しかし、片
手で器具を揉み泡立てるタイプのものは、生成した泡を
反対の手で何度も掬い取らなければならず面倒であり、
さらに最初に掬い取った泡は洗顔剤の濃い泡であるため
に、全体の生成泡量が減少してしまう傾向があった。ま
た、両手で泡立てるタイプの物は、両手の平で泡立て具
を擦り合せて泡立てるため、泡立ての最中には生成した
泡をまとまった状態で保持しておくことが出来ず、泡が
手の横や甲の部分に広がったり、手からこぼれ落ちたり
してしまった。つまりこれらの物はどれも、泡をまとめ
る作業に手間がかかり、それが煩わしく感じられ、また
泡量も減少してしまうという問題を持っていた。
問題に鑑み、簡単にきめ細かな泡を作ることができ、出
来た泡を無駄無く容易にまとめることのできる泡立て具
を提供することを課題としている。
記課題を解決する為、泡立て具の形態を、外ネット部材
が内ネット部材を内包し、該ネット部材の両端を絞り留
めた袋状で、二つのネットの間には洗顔に使用するのに
必要な量の泡を保持することの出来る程度の空間を有す
るものとした。
ば洗顔用石鹸や洗顔フォームを水又は温湯と共に含浸さ
せ、一方の前記絞り部分を指間に挟み、反対の手でもう
一方の絞り部分を持ち内ネット部材を擦りあわせるよう
に動かすことで泡立てるのだが、この時、内外ネット部
材間に袋状空間が存在するために、生成した泡がこの空
間に溜まり、泡が広がることも飛び散ることもなく泡立
てることが出来、それを親指と人差し指を用いて搾り取
ることで無駄無く容易にきめ細かなまとまった泡を得る
ことが出来た。
組織間隙が、0.05〜2.0ミリメートル程度の柔軟
性に優れた布帛にしたことで、泡立て時に生成した泡が
内外ネット部材間の空間に貯溜し易くすることが出来、
更に組織間隙を小さくするほどよりきめ細かな泡を得る
事が出来た。また内ネット部材を、水に浸けて揉んだと
きにもとの形状に戻る事の出来る程度の弾力性と固さを
有する物にしたことで、ネット同士を擦りあわせること
がより容易になり、空気も入り易くなった為、泡立ちが
早く、泡の生成量もより増加させることが出来た。
は内ネット部材が袋状の場合その内部に、ネット又はス
ポンジを有する構成にした為、泡の通り抜ける間隙が多
くなり、ネット同士もより擦れやすく、含浸性も増した
為、より泡立ちが早く、生成する泡を増加させることが
出来た。また、ネットやスポンジを入れることで、泡立
て具全体の形状も保ちやすくなり、弾力性も増す為、使
用性が良くなり、より泡立て易くなった。
を用いてする。図1は、請求項1乃至請求項2の各発明
を併せた実施例1であり、図2は図1に示される泡立て
具のA−A線断面図である。
の泡立て具1は、外ネット部材2、と内ネット部材3、
絞り部4、5を形成する絞り部材6、7からなり、8は
生成した泡が保持される空間である。
ナイロン、ポリエステル等に代表される化学繊維及び天
然繊維のいずれを用いても良く、また生地の織り方に限
定されることはない。
組織間隙は特に限定されないが、0.05〜2.0ミリ
メートルが好ましい。この範囲において、より泡立ちや
すく、生成した泡を外ネット部内側の空間8に貯留しや
すく、かつ生成した泡を搾り取りやすい。又外ネット部
材の糸間組織間隙が小さいほど、通過時に泡がより小さ
く分散され、よりきめ細かな泡を得る事が出来る。0.
05ミリメートル以下では生成した泡が通り抜け難く、
空気も入り難いため泡立ちも悪い事がある。また2.0
ミリメートル以上では、生成した泡を包み止めておくこ
とが難しい場合もある。
間組織間隙においては特に限定されず、任意のものを選
定することが出来るが、請求項2に示したように、水に
浸けて揉んだときにもとの形状に戻る事の出来る程度の
弾力性と固さを有している場合が泡立て易くなる為好ま
しい。また内ネット部材3の形状は特に限定されず、例
えば帯状、袋状、ひだ付き袋状、帯状のものが束ねられ
た形状のもの等を用いることが出来る。
したように絞り部材6、7を持ちいて形成しても良い
し、例えば糸で縫ったり結んだりするだけでも、熱融着
によって形成しても良い。絞り部材6、7の材質は限定
されること無く、プラスチック等の合成樹脂、金属、
木、ガラス、ゴム、糸、等、任意の材質を選定すること
ができ、形状、大きさ、構造のいずれも限定されること
無く任意のものを選定することが出来る。絞り留める方
法も縛る、縫う、挟む、結ぶ、捻じる、摘まむ、固める
等限定されること無く任意のものを選定することが出来
る。
は、洗顔時に必要な量の泡を保持することが出来る広さ
であれば特に限定はされないが、好ましくは20〜50
0立方センチメートル程度であることが望ましい。20
立方センチメートル以下では空間が小さすぎて、生成し
た泡が収まりきらない。500立方センチメートル以上
では空間が大きすぎて使用性が良くない場合がある。
されない。図1に示されるように、実施例1に係る泡立
て具1は、ネット部が略球状のものに形成されている
が、例えば図3に示すようにネット部が略円錐状であっ
ても良い。また大きさも限定されないが、例えば図1に
示されるような略球状の場合は、好ましくはネット部の
直径を、5センチメートル〜20センチメートル程度に
するのが望ましい。
の使用例を示す。図5、図6は実施例1に係る泡立て具
の好適な使用状態を示した図である。まず、ネット部を
水又は温湯で浸し、石鹸または洗顔フォームをつける。
洗浄剤の付いたネット部を2、3回もんだ後、図5に示
されるように絞り部4を親指と人差し指の付け根付近で
はさむように持ち、反対の手でもう一方の絞り部5を指
で摘まむようにして持ち、ネット部を十分に擦る。この
動作によりきめ細かな泡が素早く立ち、ネット部最外層
内側の空間8に泡が溜まる。そして図6に示されるよう
に絞り部4を持っていた方の手の親指と人差し指を用い
て泡を搾り取ることで、まとまった泡が容易に手の平上
に得る事が出来る。
する。図3は本発明の実施例2に係る泡立て具9の側面
図であり、図4は図3に示される泡立てネットのB−B
線断面図である。
11及びスポンジ12は請求項3に示される物であり、
これらが存在することで含浸性が増し、泡の通る間隙も
増すため、泡立ちが早く、生成する泡も増加することが
出来る。これらのネット部材10、11及びスポンジ1
2においても材質、形状、大きさにおいて特に限定され
ない。
施例1の泡立て具1と同様の方法にて用いることが出来
る。
ったり、飛散したりすること無く素早く簡単にまとまっ
た状態で泡を得ることが出来る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】ネット部材が2重で、外ネット部材が内ネ
ット部材を内包し、該ネット部材の両端を絞り留めた袋
状の構成から成り、二つのネットの間には洗顔に使用す
るのに必要な量の泡を保持することの出来る程度の空間
を有することを特徴とした洗浄用泡立て具。 - 【請求項2】外ネット部材糸間の組織間隙が0.05〜
2.0ミリメートル程度の柔軟性に優れた布帛であり、
内ネット部材の固さと弾力性が、水に浸け揉んだときに
もとの形状に戻る事の出来る程度であることを特徴とし
た請求項1の洗浄用泡立て具。 - 【請求項3】内外ネット部材間又は内ネット部が袋状の
場合その内部に、ネット又はスポンジを有することを特
徴とした請求項1又は請求項2の洗浄用泡立て具。
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- 2001-04-16 JP JP2001116360A patent/JP4705263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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