JP3176043U - 洗顔用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】肌にやさしい洗顔用具を提供する。
【解決手段】粉炭と樹脂をミキシングして高温、高圧で発泡させて製造してなる消臭機能を有する調湿材を含む発泡樹脂素材を粉砕して2〜5ミリくらいの弾力性を有する発泡樹脂砕片にしたものを、外側を綿製の細目生地、内側にガーゼなどの粗目の内張生地で構成される布生地袋に満杯状態に充填して密封状に縫製してなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、化粧落としや通常の洗顔に使用する洗顔用具に関するものである。
従来一般的に行われている方法として、手に石鹸を付けて直接洗顔するのは、洗顔料の泡立ちが悪く、かつ顔の細かい所は洗い残りが生ずる恐れがある。また、毛穴の奥を洗ったり、角質化した皮膚を落とすこともできない。そこで、洗顔用として、洗顔用ブラシ、洗顔用スポンジ及び洗顔用パフ等が提供されて使用されている。例えば、特許文献1に示されるような洗顔用パフが提案されている。
登録実用新案第3023028号公報
特許文献1のものは、長期間使用しても肌が黒ずむことのない素材(表面の布体をミルクタンパク繊維のループパイル加工生地)を使用し、しかも汗腺や毛穴を開いて垢などの表面の汚れから、毛穴の深部につまりニキビの原因になったり、美容に害のある脂肪分、老廃物を取り除くことができる洗顔用パフを提供することを目的とする有利性を有するものであるが、本考案では更に使用後の爽快感を更に向上せんとするものである。
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、洗顔を良好にしつつ、洗顔終了後の顔面の肌が非常につるつるとなって更に爽快感を向上せんとする洗顔用具を提供する点にある。そして、本考案の出願人は、外郭の生地の肌適正を確かめるために種々実験を試みた。化繊系の生地は肌が荒れると嫌われる人が多く、絹を用いたものやタオル生地のものは、意外にも肌との相性が良くないとの評判が多かったので、綿100%の生地で製作したところ肌の馴染みが良くて使いやすいとの評判を得た。
本考案は、前述の課題解決のために、第一に、粉炭と樹脂を高温、高圧で発泡させて製造してなる消臭機能を有する調湿材を含む発泡樹脂素材を粉砕して2〜5ミリくらいの弾力性を有する発泡樹脂砕片にしたものを、外側を綿製の細目生地、内側にガーゼなどの粗目の内張生地で構成される布生地袋に満杯状態に充填して密封状に縫製ししてなる洗顔用具。として、洗顔を良好にしつつ、洗顔終了後の顔面の肌が非常につるつるとなって更に爽快感を向上せんとするものが提供できた。
第二に、洗顔用具の一端に紐掛けを設けることによって、洗顔時の指かけとして使用したり、洗顔使用後の引っ掛け具して吊り下げ使用し乾燥を良好にできる。
請求項1の考案によれば、粉炭とゼオライト粉の持つ効果によって泡立ちが良くて洗顔した後肌がしっとりして艶がでる効果を奏するものを提供することができる。
使用時には、袋内に充填される発泡樹脂砕片の持つ弾力性でクッション効果が生じて肌当たりが柔らかくできて気持ちよく使用ができる。
また、請求項2の考案によれば、使用時の脱落を防ぐことができ、使用後の乾燥が良くて衛生的である効果を奏するものを提供することができる。
本考案の洗顔用具の斜視図である。 本考案の洗顔用具の平面図である。 本考案の洗顔用具を一部破断して示す側面図である。 本考案の要部断面説明図である。 本考案の作用説明図である。
以下、実施例に関する図面に基づいて本考案を詳細に説明する。
符号1は本考案の洗顔用具であり、該洗顔用具1は手のひらで握れるサイズのものに構成される。そして、綿100%の細目生地からなる柔軟性の上側殻体2と下側殻体3が内側のガーゼ生地やタオル生地などの粗目生地からなる内張生地Gと共にその外周を縫製4されて、小判型状の布生地袋で中空殻体に形成されている。該中空殻体の内部に弾力性を有する発泡樹脂砕片Sが満杯状態に充填されて密閉されている。この発泡樹脂砕片Sは、粉炭とゼオライト粉と樹脂をミキシングして高温、高圧で発泡させて製造してなる消臭機能を有する調湿材を含む発泡樹脂素材を、粉砕して2〜5ミリくらいの弾力性を有する発泡樹脂砕片Sにしたもので構成される。
5は洗顔用具1の一端に装着されるループ状の紐掛けであり、紐掛け5の存在により洗顔時の指かけとして使用したり、洗顔使用後の引っ掛け具として洗顔用具1を吊り下げ保管し乾燥を良好にできる。
次に本考案の使用法について説明する。
▲1▼洗顔用具1を、水又はぬるま湯に浸し、4〜5回くらい手Hで握ったり、離したり して馴染ませる。
▲2▼洗顔用具1に、洗顔フォム又は洗顔石鹸を付けて泡立たせる。
▲3▼洗顔用具1で、顔又は身体M等に泡を付けてやさしくマッサージする。
(使用時は、肌に優しくし、あまり強くこすらないことがポイントである。)
▲4▼その後、顔又は身体M等に付けた泡を水又はぬるま湯等で洗い落とす。
▲5▼使った後の洗顔用具1を、清浄な水で洗い、洗顔用具1内に含まれる石鹸分を洗い 落とす。
▲6▼洗顔用具1の紐掛けを、フック等に引っ掛けてぶら下げて干す。
このように本考案の洗顔用具1は使用されるもので、また、ぶら下げ保管することにより、使用開始時は乾燥状態で衛生的なものが使用できる。
そして、実験で使用された試験者からの意見を取り纏めてみると、洗顔用具1がぷっくらと膨張した形態に保たれて、内部の発泡樹脂砕片Sに湿潤保持された石鹸分が泡立ちして滲み出る感じとなると共に、細目の綿生地が滑らかに肌をマッサージするのでかさかさしていた肌がツルツルとうるおった肌になり、化粧の乗りも良くなるとの意見が多く寄せられている。
また、ひじ等のカサカサした所も、この洗顔用具1でマッサージすると、カサカサが無くなり、ツルツルしてきたとの声があった。
さらに、この洗顔用具1を泡立たせて使っていると、手がとても温かく感じるようである。と敏感に反応を示される方もあった。総論的に意見をみると、とにかく女性等の柔らかい肌には効果があると感じられた。
そして、使い終わった後に洗浄する際にも、ガーゼ生地などの粗目の内張生地Gにより、絞るのも楽にできて洗浄作業が迅速にできる。
本考案の洗顔用具は小判型状に形成したもので説明したが、試作した形状は球状形態のものや楕円球状や棒状形態など種々を試行しており、その外殻形態は特に限定しない。また、外周の縫い付けはかがり縫いやステッチ縫いなどを採用して丈夫に縫ってあるが、この縫製方法も特に限定するものではない。さらに、紐掛けもループ状であればフックに掛ける時には便利である利点もあるが要はストラップ状になっておれば良いものでループ形態に拘るものでもない。
なお、洗顔用具の内部に充填する発泡樹脂砕片は、粉炭と樹脂をミキシングして高温、高圧で発泡させたものであるが、粉炭とゼオライト粉と樹脂をミキシングして高温、高圧で発泡させて製造しても良く、ゼオライト粉を混入しておくと肌への馴染みがより一層高まる感じである。
1 洗顔用具
2 上側殻体
3 下側殻体
4 外周縫製部
5 紐掛け
G 内張生地
S 発泡樹脂砕片

Claims (2)

  1. 粉炭と樹脂をミキシングして高温、高圧で発泡させて製造してなる消臭機能を有する調湿材を含む発泡樹脂素材を粉砕して2〜5ミリくらいの弾力性を有する発泡樹脂砕片にしたものを、外側を綿製の細目生地、内側にガーゼなどの粗目の内張生地で構成される布生地袋に満杯状態に充填して密封状に縫製してなることを特徴とする洗顔用具。
  2. 洗顔用具の一端に紐掛けを設けることを特徴とする請求項1に記載の洗顔用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108903743A (zh) * 2018-07-27 2018-11-30 广东艾诗凯奇智能科技有限公司 便携式洁面仪

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