JP2002305622A - 画像入出力制御装置、画像処理装置、画像入出力制御装置における画像処理方法、及び画像処理装置における画像処理方法 - Google Patents

画像入出力制御装置、画像処理装置、画像入出力制御装置における画像処理方法、及び画像処理装置における画像処理方法

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JP2002305622A
JP2002305622A JP2001394081A JP2001394081A JP2002305622A JP 2002305622 A JP2002305622 A JP 2002305622A JP 2001394081 A JP2001394081 A JP 2001394081A JP 2001394081 A JP2001394081 A JP 2001394081A JP 2002305622 A JP2002305622 A JP 2002305622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に装置構成を変更することが可能とする
とともに、バス制御等のための部品点数を増やすことな
く、バスの競合による処理速度の低下を少なくする。 【解決手段】 スキャナー2070やプリンター209
5等、外部装置との間で行われる画像データの入出力動
作を制御するシステム制御部2150と、画像データに
対して所定の画像処理を行う画像処理部1及び2と、画
像処理部1、画像処理部2、及びシステム制御部215
0の間を画像リング2008でリング状に接続してデー
タ転送を行うようにし、さらに、画像処理部1及び2と
システム制御部2150をそれぞれ異なるユニット上に
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに対し
て所定の画像処理を施す画像入出力制御装置、画像処理
装置、画像入出力制御装置における画像処理方法、及び
画像処理装置における画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ機能、プリンタ機能、複写機
能、ネットワーク機能といった様々な機能を兼備えるデ
ジタル複合機が知られている。デジタル複合機における
機能動作は、通常、コントローラと呼ばれる画像入出力
制御装置により制御されている。
【0003】近年、デジタル複合機の高性能化に伴い、
大量のデータを効率よく処理することが可能な画像入出
力制御装置が望まれており、特開平11−45225号公報に
示すような、単一半導体基板上に構成された複合機器の
コントローラが提案されている。またPCIバスに代表
される単一の共有バスに複数の画像処理部を接続した、
複合機器のコントローラも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理能
力が不足した場合に、処理機能の追加や変更を行おうと
しても、上述の複合機器のコントローラは、画像処理部
及びシステム制御部等を単一半導体基板上に備えている
ため、容易に構成を変更出来ないという問題が生じる。
【0005】またPCIバスを有するコントローラであ
っても、画像データが共有バスを通過する構成となるの
で、処理能力増強のために処理ユニットの数を追加して
も、単一のバスがシステムの性能を制限してしまうとい
う問題がある。
【0006】また、システムの性能が制限されないよう
に、高度なバス制御機能を備えさせればよいが、この場
合、構成部品点数が多くなり、機器の価格が高くなって
しまうという問題が生じる。
【0007】また、例えば、スキャン動作とプリント動
作とを同時に行う場合、装置が複数の画像処理部を有し
ていたとしても、1つの画像処理部に処理が集中し画像
処理部の競合が生じてしまうことがあるという問題が生
じる。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するための
ものであり、外部装置との間で行われる画像データの入
出力動作を制御する制御手段と、画像データに対して所
定の画像処理を行う複数の画像処理手段の各画像処理手
段の間をリング状に接続しデータ転送を行うようにし、
さらに、制御手段及び各画像処理手段をそれぞれ異なる
ユニット上に構成することにより、容易に装置構成を変
更することが可能であるとともに、バス制御等のための
部品点数を増やすことなく、バスの競合による処理速度
の低下を少なくすることができる画像入出力制御装置を
提供することを目的とする。
【0009】また、複数の画像処理部における処理設定
を行うための処理情報を含むコマンドデータに、複数の
画像処理部のうちどの画像処理部の処理設定を行うかを
識別するための識別情報を含むヘッダを付加したコマン
ドパケットを生成し、複数の画像処理部の各画像処理部
間でパケットを転送し、複数の画像処理部においては、
転送されたコマンドパケットのヘッダを解析し、ヘッダ
に記載された識別情報に基づき、転送されたコマンドパ
ケットに関する処理を制御することにより、平行処理等
を行う場合においても、複数の画像処理部における画像
処理を容易に制御できる画像処理装置及び画像処理装置
における画像処理方法を提供することを目的とする。
【0010】また、画像データを記憶する記憶装置に接
続され外部装置との間で行われる画像データの入出力動
作を制御する制御部と第1の画像処理部との間、第1の
画像処理部と第2の画像処理部との間、第2の画像処理
部と制御部の間をリング状に接続し、処理設定情報及び
画像データの転送を単方向に行い、第2の画像処理部に
おいては、制御部から送信される処理設定情報に基づ
き、画像入力装置により入力される画像データに所定の
画像処理を施し、第1の画像処理部においては、制御部
から送信される処理設定情報に基づき、画像出力装置に
より出力するための画像データに所定の画像処理を施す
ことにより、画像処理部及びバスの競合を生じさせるこ
となく画像メモリを用いた画像入出力動作を実行するこ
とができる画像入出力制御装置及び画像入出力制御装置
における画像処理方法を提供することを目的とする。
【0011】また、画像データを記憶する記憶装置に接
続され外部装置との間で行われる画像データの入出力動
作を制御する制御部と第1の画像処理部との間、第2の
画像処理部と第3の画像処理部との間、第3の画像処理
部と制御部の間をリング状に接続し、処理設定情報及び
画像データを単方向に転送し、第2の画像処理部におい
ては、制御部から送信される処理設定情報に基づき、画
像入力装置により入力される画像データに所定の画像処
理を施し、第3の画像処理部においては、制御部から送
信される処理設定情報に基づき、入力される画像データ
に所定の変換処理を施し、第1の画像処理部において
は、制御部から送信される処理設定情報に基づき、画像
出力装置により出力するための画像データに所定の画像
処理を施すことにより、画像処理部及びバスの競合を生
じさせることなく画像メモリを用いた画像入出力動作及
び画像変換を実行することができる画像入出力制御装置
及び画像入出力制御装置における画像処理方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像入出力装置は、外部装置との間で画像
データの入出力を行う画像入出力制御装置であって、外
部装置との間で行われる画像データの入出力動作を制御
する制御手段と、画像データに対して所定の画像処理を
行う複数の画像処理手段と、前記複数の画像処理手段の
各画像処理手段、及び前記制御手段の間をリング状に接
続しデータ転送を行う複数のデータ転送手段とを有し、
前記複数の画像処理手段の各画像処理手段と前記制御手
段とが、それぞれ異なるユニット上に構成されているこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明の画像処理装置は、画像デー
タに対して所定の画像処理を行う複数の画像処理手段
と、前記複数の画像処理手段における処理設定を行うた
めの処理情報を含むコマンドデータに、複数の画像処理
手段のうちどの画像処理手段の処理設定を行うかを識別
するための識別情報を含むヘッダを付加したコマンドパ
ケットを生成する第1の生成手段と、前記複数の画像処
理手段の各画像処理手段、及び前記第1の生成手段の間
を接続しパケット転送を行うパケット転送手段とを有
し、前記複数の画像処理手段は、入力したコマンドパケ
ットのヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別情報に
基づき、入力したコマンドパケットに関する処理を制御
することを特徴とする。
【0014】また、本発明の画像入出力制御装置は、画
像データを記憶する記憶装置に接続され、外部装置との
間で行われる画像データの入出力動作を制御する制御手
段と、画像出力装置に接続され、前記制御手段から送信
される処理設定情報に基づき、前記画像出力装置により
出力するための画像データに所定の画像処理を施す第1
の画像処理手段と、画像入力装置に接続され、前記制御
手段から送信される処理設定情報に基づき、前記画像入
力装置により入力される画像データに所定の画像処理を
施す第2の画像処理手段と、前記制御手段と前記第1の
画像処理手段、前記第1の画像処理手段と前記第2の画
像処理手段、及び前記第2の画像処理手段と前記制御手
段の間をリング状に接続し、前記処理設定情報及び画像
データの転送を単方向に行うデータ転送手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明の画像入出力制御装置は、画
像データを記憶する記憶装置に接続され、外部装置との
間で行われる画像データの入出力動作を制御する制御手
段と、画像出力装置に接続され、前記制御手段から送信
される処理設定情報に基づき、前記画像出力装置により
出力するための画像データに所定の画像処理を施す第1
の画像処理手段と、画像入力装置に接続され、前記制御
手段から送信される処理設定情報に基づき、前記画像入
力装置により入力される画像データに所定の画像処理を
施す第2の画像処理手段と、前記制御手段から送信され
る処理設定情報に基づき、入力される画像データに所定
の変換処理を施す第3の画像処理手段と、前記制御手段
と前記第1の画像処理手段、前記第1の画像処理手段と
前記第2の画像処理手段、前記第2の画像処理手段と前
記第3の画像処理手段、及び前記第3の画像処理手段と
前記制御手段の間をリング状に接続し、前記処理設定情
報及び画像データの転送を単方向に行うデータ転送手段
と、を有することを特徴とする。
【0016】また、本発明の画像処理装置における画像
処理方法は、画像データに対して所定の画像処理を行う
複数の画像処理部を有する画像処理装置における画像処
理方法であって、前記複数の画像処理部における処理設
定を行うための処理情報を含むコマンドデータに、複数
の画像処理部のうちどの画像処理部の処理設定を行うか
を識別するための識別情報を含むヘッダを付加したコマ
ンドパケットを生成する第1の生成工程と、前記複数の
画像処理部の各画像処理部間でパケットを転送するパケ
ット転送工程と、前記複数の画像処理部において、前記
パケット転送工程により転送されたコマンドパケットの
ヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別情報に基づ
き、転送されたコマンドパケットに関する処理を制御す
る第1の制御工程とを有することを特徴とする。
【0017】また、本発明の画像入出力制御装置におけ
る画像処理方法は、画像データを記憶する記憶装置に接
続され、外部装置との間で行われる画像データの入出力
動作を制御する制御部と、画像出力装置に接続される第
1の画像処理部と、画像入力装置に接続される第2の画
像処理部とを有する画像入出力制御装置における画像処
理方法であって、前記制御部と前記第1の画像処理部、
前記第1の画像処理部と前記第2の画像処理部、及び前
記第2の画像処理部と前記制御部の間をリング状に接続
し、処理設定情報及び画像データの転送を単方向に行う
データ転送工程と、前記第2の画像処理部において、前
記制御部から送信される処理設定情報に基づき、前記画
像入力装置により入力される画像データに所定の画像処
理を施す入力画像処理工程と、前記第1の画像処理部に
おいて、前記制御部から送信される処理設定情報に基づ
き、前記画像出力装置により出力するための画像データ
に所定の画像処理を施す出力画像処理工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0018】また、本発明の画像入出力制御装置におけ
る画像処理方法は、画像データを記憶する記憶装置に接
続され、外部装置との間で行われる画像データの入出力
動作を制御する制御部と、画像出力装置に接続される第
1の画像処理部と、画像入力装置に接続される第2の画
像処理部と、第3の画像処理部とを有する画像入出力制
御装置における画像処理方法であって、前記制御部と前
記第1の画像処理部、前記第1の画像処理部と前記第2
の画像処理部、前記第2の画像処理部と前記第3の画像
処理部、及び前記第3の画像処理部と前記制御部の間を
リング状に接続し、処理設定情報及び画像データの転送
を単方向に行うデータ転送工程と、前記第2の画像処理
部において、前記制御部から送信される処理設定情報に
基づき、前記画像入力装置により入力される画像データ
に所定の画像処理を施す入力画像処理工程と、前記第3
の画像処理部において、前記制御部から送信される処理
設定情報に基づき、入力される画像データに所定の変換
処理を施す変換処理工程と、前記第1の画像処理部にお
いて、前記制御部から送信される処理設定情報に基づ
き、前記画像出力装置により出力するための画像データ
に所定の画像処理を施す出力画像処理工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0020】(第1の実施形態)第1の実施の形態にお
けるデジタル複合機を図1に示す。2000は、本発明
の本発明の画像入出力制御装置及び画像処理装置を適用
可能なコントローラ(Controller Unit)である。
【0021】ここで、2150はデジタル複合機全体を
制御するシステム制御部である。2149及び2151
は入力した画像データに対して所定の画像処理を行う画
像処理部であり、その詳細については後述する。200
8は画像リングであり、システム処理部2150と画像
処理部2149、及び画像処理部2151をリング状に
接続する。
【0022】2012は各種設定や動作指示操作を行う
ための操作部である。2002はRAMであり、200
3はROMである。2143は汎用PCIバスであり、
2004は外部記憶装置、2144は、ディスクコント
ローラである。2050は、公衆回線と接続するための
モデム、2146はPHY/PMDであり、LAN20
11と接続しており、デジタル複合機はモデム2050
及びPHY/PMDを介して外部機器と通信可能であ
る。画像処理部1(2149)には、プリンタ209
5、画像メモリ1及び2(2123)が接続されてい
る。画像処理部2(2151)には、スキャナ207
0、第2の画像メモリ1及び2が接続される。
【0023】ここで、ハードウェアとしての観点から見
た、コントローラ2000の構成について説明する。
【0024】従来から、デジタル複写機等画像入出力装
置におけるコントローラは、システムLSIとして半導
体基板上に構成されている。特に近年、本実施の形態に
対応させると、システム制御部2150及び画像処理部
1(2149)及び画像処理部2(2151)等の機能
を実現するための回路を、1つの半導体基板上に構成し
たコントローラが提案されている。
【0025】しかし、従来とは異なり、本実施の形態で
は装置の機能変更等に対応できるように、各機能を実現
するための回路をそれぞれ異なるユニット、すなわち半
導体基板上に構成する。
【0026】具体的に説明すると、システム制御部21
50を1つの半導体基板上に構成し、画像処理部1(2
149)及び画像処理部2(2151)を、それぞれ1
つの半導体基板上に構成している。
【0027】また、ここで述べる半導体基板は、ICチ
ップと言い換えることできる。すなわち、本実施形態で
は、コントローラ2000が1つのプリント基板であ
り、このプリント基板上に、システム制御部2150、
画像処理部1(2149)、画像処理部2(2151)
がICチップとして実装されている。
【0028】なお、本発明はこれに限るものではなく、
例えば、システム制御部2150、画像処理部1(21
49)、画像処理部2(2151)が、それぞれ別々の
プリント基板上にICチップとして実装されていてもよ
い。
【0029】次に、システム制御部2150及び画像処
理部1(2149)の内部構成を説明するための詳細な
全体構成を図2に示す。なお、図2では、画像処理部1
(2149)の内部構成のみを示しているが、画像処理
部2(2151)は、画像処理部1(2149)と同一
の構成を有するものとし、以下、特に断らない限り、同
一の符号を用いて説明する。
【0030】コントローラ2000は、画像入力デバイ
スであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプ
リンタ2095と接続し、一方ではLAN2011や公
衆回線WAN2051と接続することで、画像情報やデ
バイス情報の入出力、PDLデータのイメージ展開を行
う為のコントローラである。
【0031】CPU2001はシステム全体を制御する
プロセッサである。本実施の形態では2つのCPUを用
いた例を示す。これら二つのCPUは、共通のCPUバ
ス2126に接続され、さらに、システムバスブリッジ
2007に接続される。
【0032】システムバスブリッジ2007は、バスス
イッチであり、CPUバス2126、RAMコントロー
ラ2124、ROMコントローラ2125、IOバス1
(2127)、IOバス2(2129)、画像リングイ
ンターフェース1(2147)、画像リングインターフ
ェース2(2148)が接続される。
【0033】RAM2002は、CPU2001が動作
するためのシステムワークメモリであり、画像データを
一時記憶するための画像メモリでもある。RAM200
2は、RAMコントローラ2124により制御される。
【0034】ROM2003はブートROMであり、シ
ステムのブートプログラムが格納されている。ROMコ
ントローラ2125により制御される。
【0035】IOバス1(2127)は、内部IOバス
の一種であり、標準バスであるUSBバスのコントロー
ラ、USBインターフェース2138、汎用シリアルポ
ート2139、インタラプトコントローラ2140、G
PIOインターフェース2141が接続される。IOバ
ス1(2127)には、バスアービタ(図示せず)が含
まれる。
【0036】操作部I/F2006は操作部UI201
2とのインターフェース部で、操作部2016に表示す
る画像データを操作部2012に対して出力する。ま
た、操作部2012から本システム使用者が入力した情
報を、CPU2001に伝える役割をする。
【0037】IOバス2(2129)は内部IOバスの
一種であり、汎用バスインターフェース1及び2(21
42)と、LANコントローラ2010が接続される。
IOバス2(2142)にはバスアービタ(図示せず)
が含まれる。
【0038】汎用バスインターフェース1と2(214
2)は、2つの同一のバスインターフェースから成り、
標準IOバスをサポートするバスブリッジである。本実
施の形態では、PCIバス(2143)を採用した例を
示した。
【0039】HDD2004はハードディスクドライブ
で、システムソフトウェア、画像データを格納する。デ
ィスクコントローラ2144を介して一方のPCIバス
2143に接続される。
【0040】LANコントローラ2010は、MAC回
路2145、PHY/PMD回路2146を介しLAN
2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2
050は公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行
う。
【0041】パケット転送手段である画像リングインタ
ーフェース1(2147)及び画像リングインターフェ
ース2(2148)は、システムバスブリッジ2007
と画像データを高速で転送する画像リング2008を接
続し、タイル化されたデータをRAM2002と画像処
理部2149間で転送するDMAコントローラである。
【0042】同じくパケット転送手段である画像リング
2008は、一連の単方向接続経路の組み合わせにより
構成される。画像リング2008は、画像処理部1(2
149)内で、画像リングインターフェース3(210
1)、及び画像リングインターフェース4(2102)
を介し、コマンド処理部2104、ステータス処理部2
105、タイルバス2127に接続される。
【0043】コマンド処理部2104は、画像リングイ
ンターフェースへの接続に加え、レジスタ設定バス21
09に接続され、画像リングを介して入力したCPU2
001より発行されたレジスタ設定要求を、レジスタ設
定バス2109に接続される該当ブロックへ書き込む。
また、CPU2001より発行されたレジスタ読み出し
要求に基づき、レジスタ設定バスを介して該当レジスタ
より情報を読み出し、画像リングインターフェース4
(2102)に転送する。
【0044】ステータス処理部2105は各画像処理部
の情報を監視し、CPU2001に対してインタラプト
を発行するためのインタラプトバケットを生成し、画像
リングインターフェース4(2102)に出力する。
【0045】タイルバス2107には上記ブロックに加
え、画像入力インターフェース2112、画像出力イン
ターフェース2113、複数の矩形画像処理部2116
〜2119、2030等の機能ブロックが接続される。
【0046】本実施の形態では、矩形画像処理部とし
て、多値化部2119、2値化部2118、色空間変換
部2117、画像回転部2030、解像度変換部211
6を実装している。
【0047】なお、図1においては画像処理部2(21
51)にあるべきスキャナ2070を、図面を簡単化す
るために、ここでは画像処理部1(2149)に接続し
た構成で説明している。
【0048】画像処理部2(2151)内の、画像入力
インターフェース2112は、後述するスキャナ217
0により補正画像処理されたラスタイメージデータを入
力とし、レジスタ設定バスを介して設定された、所定の
方法により矩形データへの構造変換とクロックの同期化
を行い、タイルバス2107に対し出力を行う。
【0049】画像処理部1(2149)内の画像出力イ
ンターフェース(2113)は、タイルバス2107か
らの矩形データを入力とし、ラスター画像への構造変換
及び、クロックレートの変更を行い、ラスター画像をプ
リンタ2095へ出力する。
【0050】画像処理部1(2149)の画像入力イン
ターフェース、画像処理部2(2151)の画像出力イ
ンターフェースは本実施の形態では使用しない。
【0051】画像回転部2030は画像データの回転を
行う。解像度変換部2116は画像の解像度の変更を行
う。色空間変換部2117はカラー及びグレースケール
画像の色空間の変換を行う。2値化部2118は、多値
カラー、グレースケール画像を2値化する。多値化部2
119は2値画像を多値データへ変換する。
【0052】メモリ制御部2122は、メモリバス21
08に接続され、各画像処理部の要求に従い、あらかじ
め設定されたアドレス分割により、画像メモリ1及び画
像メモリ2(2123)に対して、画像データの書き込
み、読み出し、必要に応じてリフレッシュ等の動作を行
う。本実施の形態では、画像メモリにSDRAMを用い
るものとする。
【0053】次に、本実施の形態におけるデジタル複合
機を含むネットワークシステム全体の構成図を図3に示
す。
【0054】1001は上述した本実施の形態における
デジタル複合機であり、本発明の画像出力制御装置及び
画像処理装置を適用可能なコントローラにより制御され
ている。
【0055】デジタル複合機1001は、スキャナとプ
リンタから構成され、スキャナから読み込んだ画像をロ
ーカルエリアネットワーク1010(以下LAN)に流
したり、LANから受信した画像をプリンタによりプリ
ントアウトできる。
【0056】また、スキャナから読んだ画像を図示しな
いFAX送信手段により、PSTNまたはISDN10
30に送信したり、PSTNまたはISDNから受信し
た画像をプリンタによりプリントアウトできる。100
2は、データベースサーバで、デジタル複合機1001
により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベース
として管理する。
【0057】1003は、データベースサーバ1002
のデータベースクライアントで、データベース1002
に保存されている画像データの閲覧/検索等ができる。
【0058】1004は、電子メールサーバで、デジタ
ル複合機1001により読み取った画像を電子メールの
添付として受け取ることができる。1005は、電子メ
ールのクライアントで、電子メールサーバ1004の受
け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信
したりすることが可能である。
【0059】1006がHTML文書をLANに提供す
るWWWサーバで、デジタル複合機1001によりWW
Wサーバで提供されるHTML文書をプリントアウトで
きる。
【0060】1011は、ルータでLAN1010をイ
ンターネット/イントラネット1012と連結する。イ
ンターネット/イントラネットに、前述したデータベー
スサーバ1002、WWWサーバ1006、電子メール
サーバ1004、デジタル複合機1001と同様の装置
が、それぞれ1020,1021,1022,1023
として連結している。一方、デジタル複合機1001
は、PSTNまたはISDN1030を介して、FAX
装置1031と送受信可能になっている。
【0061】また、LAN上にプリンタ1040も連結
されており、デジタル複合機1001により読み取った
画像をプリントアウト可能なように構成されている。
【0062】次に、本発明の画像入出力制御装置及び画
像処理装置を適用可能なコントローラ2000内で処理
されるパケットデータのパケットフォーマットについて
説明する。
【0063】本実施の形態におけるコントローラ200
0内では、画像データ、CPU2001によるコマン
ド、各ブロックより発行される割り込み情報等を、パケ
ット化された形式で転送する。本実施の形態では、図4
に示すデータパケット、図6に示すコマンドパケット、
図7に示すインタラプトパケットの3種の異なる種類の
パケットが使用される。
【0064】まず、図4を用いてデータパケットについ
て説明する。本実施の形態では画像データを32pixel x
32pixelのタイル(Tile)単位の画像データ(ImageData
+padding)3002に分割して取り扱う例を示した。
【0065】このタイル単位の画像に、必要なヘッダ情
報(header)3001及び画像付加情報等(Zdata+padd
ing)3003を付加してデータパケット(DataPacke
t)とする。以下にヘッダ情報3001に含まれる情報
について説明を行う。
【0066】パケットのタイプはヘッダ情報3001内
のパケットタイプ(PcktType)3004で区別される。
チップID(ChipID)3005はパケットを送信するタ
ーゲットとなるチップのIDを示す。データタイプ(Da
taType)3006ではデータのタイプを示す。ページI
D(PageID)3007はページを示しており、ジョブI
D(JobID)3008はソフトウェアで管理するための
IDを格納する。
【0067】タイルの番号はY方向のタイル座標300
9とX方向のタイル座標3010の組み合わせで、Yn
Xnで表される。データパケットは画像データが圧縮さ
れている場合と非圧縮の場合がある。本実施形態では非
圧縮の場合を示した。圧縮されている場合と非圧縮の場
合との区別は圧縮フラグ(CompressFlag)3017で示
される。
【0068】プロセスインストラクション(Process In
struction)3011は左詰で処理順に設定し、各処理
ユニット(上述の矩形画像処理部等)は、処理後プロセ
スインストラクション3011を左に8ビットシフトす
る。プロセスインストラクション3011はユニットI
D(UnitID)3019とモード(Mode)3020の組が
8組格納されている。ユニットID3019は各処理ユ
ニットを指定し、モード3020は各処理ユニットでの
動作モードを指定する。これにより、1つのパケットは
8つのユニットで連続して処理することができる。
【0069】パケット長(PacketByteLength)3012
はパケットのトータルバイト数を示す。画像データ長
(ImageDataByteLengh)3015は画像データのバイト
数、Zデータ長(ZdataByteLength)3016は画像付
加情報のバイト数を表し、画像データオフセット(Imag
eDataOffset)3013、Zデータオフセット(ZdataOf
fset)3014は、それぞれのデータのパケットの先頭
からのオフセットを表している。
【0070】次に、図5を用いてパケットテーブル(Pa
cket Table)について説明する。各パケットはパケット
テーブル6001によって管理する。パケットテーブル
6001の構成要素は次の通りで、それぞれテーブルの
値に0を5bit付加すると、パケットの先頭アドレス
(PacketAddressPointer)6002、パケット長(Byte
Length)6005となる。またここで、Packet Addres
s Pointer 27bit + 5b00000 = パケット先頭アドレス、
Packet Length 11bit + 5b00000 = パケット長の関係が
成り立つ。パケットテーブル6001とチェーンテーブ
ル(ChainTable)6010は分割されないものとする。
【0071】パケットテーブル6001は常に走査方向
に並んでおり、Yn/Xn=000/000, 000/001,000/002,....
という順で並んでいる。このパケットテーブル6001
のEエントリは一意にひとつのタイルを示す。また、Yn/
Xmaxの次のエントリはYn+1/X0となる。
【0072】パケットがひとつ前のパケットとまったく
同じ データである場合は、そのパケットはメモリ上に
は書かず、パケットテーブルのエントリに1つめのエン
トリと同じ先頭アドレス(PacketAddressPointer)、パ
ケット長(PacketLength)を格納する。1つのパケット
データを2つのテーブルエントリが指すようなかたちに
なる。この場合、2つめのテーブルエントリのリピート
フラグ(RepeatFlag)6003がセットされる。
【0073】パケットがチェーンDMAにより複数に分
断された場合は、分割フラグ(DivideFlag)6004を
セットし、そのパケットの先頭部分が入っているチェー
ンブロックのチェーンテーブル番号(ChainTableNo)6
006をセットする。
【0074】チェーンテーブル6010のエントリはチ
ェーンブロックアドレス(ChainBlockAddress)601
1とチェーンブロック長(ChainBlockLength)6012
からなっており、テーブルの最後のエントリにはアドレ
ス、データ長共に0を格納しておく。
【0075】次に、図6を用いてコマンドパケット(Co
mmand Packet)について説明する。
【0076】コマンドパケットはレジスタ設定バス21
09へのアクセスを行うためのものである。コマンドパ
ケットを用いることにより、CPU2001より画像メ
モリ2123へのアクセスも可能である。
【0077】チップID(ChipID)4004にはコマン
ドパケットの送信先となる画像処理部を表すIDが格納
される。ページID(PageID)4007、ジョブID
(JobID)4008はソフトウェアで管理するためのペ
ージIDとジョブIDを格納する。
【0078】パケットID(PacketID)4009は1次
元で表される。従って、データパケット(Data Packe
t)のX座標(X-coordinate)4009のみを使用す
る。パケット長(PacketByteLength)4010は128
Byte固定である。
【0079】パケットデータ部(Command)4002に
は、アドレス(Address)4011とデータ(Data)4
012の組を1つのコマンドとして、最大12個のコマ
ンドを格納することが可能である。ライトかリードかの
コマンドのタイプは、コマンドタイプ(CmdType)40
05で示され、コマンドの数はコマンド数(Cmdnum)4
006で示される。
【0080】最後に、図7を用いてインタラプトパケッ
ト(Interrupt Packet)について説明する。
【0081】インタラプトパケットは画像処理部からC
PU2001への割り込みを通知するためのものであ
る。ステータス処理部2105はインタラプトパケット
を送信すると、次に送信の許可がされるまではインタラ
プトパケットを送信してはならない。
【0082】パケット長(PacketByteLength)5006
は128Byte固定である。パケットデータ部(IntD
ata)5002には、画像処理部の各内部モジュール
(各矩形画像処理部、入出力インターフェイス等)のス
テータス情報(ModuleStatus)5007が格納されてい
る。ステータス処理部2105は画像処理部内の各モジ
ュールのステータス情報を集め、一括してシステム制御
部2150に送ることができる。
【0083】チップID(ChipID)5004にはインタ
ラプトパケットの送信先となるシステム制御部2150
を表すIDが、また、インタラプトチップID(IntChi
pID)5005にはインタラプトの送信元となる画像処
理部を表すIDが格納される。
【0084】以下、コントローラ2000が行う典型的
な処理として、ユーザーが操作部2012よりコピージ
ョブの指示を行った場合の処理を、図8、図9に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0085】まず、コントローラ2000がコピージョ
ブを受け、スキャナ2070を用いたスキャン動作を開
始し終了するまでの処理を図8を用いて説明する。
【0086】CPU2001は、操作部インターフェー
ス2006より情報の伝達を受け、紙サイズ等の情報よ
り、画像リングインターフェース2(2148)に、転
送パケット数、RAM2002上での画像格納アドレス
等の必要情報をプログラムする(S801)。
【0087】CPU2001はレジスタアクセスリング
2137を介し、画像リングインターフェース1(21
47)内部にあるコマンドパケット生成レジスタをプロ
グラミングし、画像入力インターフェース2112へ、
紙サイズ、色空間情報等、必要情報を設定するための、
コマンドパケットを生成する。この場合、コマンドパケ
ットのチップID4004を画像処理部2(2151)
を示す“2”に設定する(S802)。
【0088】その後、画像リングインターフェイス1
(2147)は、コマンドパケットを画像リング200
8を介して画像処理部1(2149)へ転送する(S8
03)。
【0089】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、コマンドパケットの
チップIDを検査する。ここで、チップIDは、自チッ
プのIDである“1”ではないので、画像リングインタ
ーフェース4(2102)にコマンドパケットを転送す
る(S804)。
【0090】画像リングインターフェース4(210
2)は、再び、画像リング2008を介し、コマンドパ
ケットを画像処理部2(2151)に転送する(S80
5)。
【0091】画像処理部2(2151)に到達したコマ
ンドパケットは、画像処理部2内の画像リングインター
フェース3(2101)において、コマンドパケットの
チップIDが検査される。ここで、コマンドパケットの
チップIDと、自チップのIDが“2”で一致する。こ
の場合、コマンド処理部(2104)はコマンドパケッ
トのコマンドデータ及びヘッダの情報に基づき、レジス
タ設定バス(2109)を介し画像入力インターフェー
ス2112をプログラムする(S806)。
【0092】続いて、同様に、CPU2001はコマン
ドパケットを用い、画像入力インターフェース2112
内部のスキャナ通信インターフェースをプログラミング
し、スキャナ2070に対し、スキャンの開始を指示す
る(S807)。
【0093】スキャナ2070より入力された画像情報
は画像入力インターフェース2112、及びメモリバス
2108を介し、メモリ制御部2122により制御され
る画像メモリ2123に一旦格納される(S808)。
【0094】格納された画像データは、再び画像入力イ
ンターフェース2112により、32×32画素ごとに
読み出され、パケットタイプ(PcktType)3004、チ
ップID(ChipID)3005、データタイプ(DataTyp
e)3006、ページID(PageID)3007、ジョブ
ID(Job ID)3008、Y方向のタイル座標(Packet
IDYcoordinate)3009、X方向のタイル座標(Packe
tIDXcoordinate)3010、圧縮フラグ(CompressFla
g)3017、プロセスインストラクション(Process I
nstruction)3011、パケットのデータ長(PacketBy
teLength)3012等のヘッダ情報を画像データに付加
してデータパケットを生成し、生成したデータパケット
をタイルバス2107に出力する(S809)。
【0095】上記データパケットは順次作成され、コマ
ンドパケットと同様に、チップIDに基づき画像リング
インターフェース4(2102)、画像リング200
8、画像リングインターフェース2(2148)を介し
画像リングインターフェース2(2148)に転送され
る。そして画像リングインターフェース2(2148)
にプログラミングされた情報に基づき、RAM2002
に順次格納される。画像リングインターフェース2(2
148)は同時に、パケットテーブル6001をRAM
2002上に作成する(S810)。
【0096】1ページのスキャン動作が終了すると、ス
キャナ通信手段を用い、画像入力インターフェースに終
了が伝達される。画像入力インターフェース2112
は、割り込み信号(図示せず)を用い、ステータス処理
部2105に割り込みを通知する(S811)。
【0097】画像処理部2(2151)内のステータス
処理部2105はインタラプトパケット(図7)を作成
し、画像リングインタフェース2(2148)へ転送す
る(S812)。
【0098】画像リングインターフェース2148はイ
ンタラプトパケットを解釈し、インタラプト信号(図示
せず)により、インタラプトをインタラプトコントロー
ラ2140へ伝達する。インタラプトは、インタラプト
コントローラ2140より、CPU2001に伝達さ
れ、CPU2001はスキャン動作の終了を検出する
(S813)。
【0099】スキャン動作を終了すると、プリンタ20
95を用いたプリント動作を開始する。プリント動作に
おけるコントローラ2000の処理について図9を用い
て説明する。
【0100】CPU2001はレジスタアクセスリング
2137を介し、チップID“1”を有するコマンドパ
ケットを作成する(S901)。
【0101】そして、作成したコマンドパケットを画像
リングインターフェース1(2147)より、画像リン
グ2008を介して画像処理部1(2149)に転送す
る(S902)。
【0102】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、入力したコマンドパ
ケットを検査する。ここで、チップIDが“1”である
ので、コマンドパケットのコマンドデータに基づき、コ
マンド処理部2104、レジスタ設定バス2109を介
し、画像処理部1(2149)内の画像出力インターフ
ェース(2113)へ画像出力処理のための必要情報の
設定を行う(S903)。
【0103】CPU2001は同様に、コマンドパケッ
トを使用し、画像処理部1内の画像出力インターフェー
ス2113に備えられたプリンタ通信手段により、プリ
ンタ2095に印字待機を指示する(S904)。
【0104】続いて、CPU2001は画像リングイン
ターフェース1(2147)内に備えられたDMA手段
に、パケットテーブルの存在するメモリアドレス等をプ
ログラムする(S905)。
【0105】画像リングインターフェース1(214
7)内のDMAは、プログラムされた情報に基づき、R
AM2002内より、データパケットを読み出しチップ
ID“1”をヘッダに付加したデータパケットを生成す
る(S906)。
【0106】そして、画像リングインターフェース1
(2147)内のDMAは、生成したデータパケットを
画像リング2008を介し、画像処理部1(2149)
に転送する(S907)。
【0107】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、入力したデータパケ
ットを検査する。ここで、チップIDが“1”であるの
で、画像リングインターフェース3(2101)、タイ
ルバス(2107)を介し、順次画像出力インターフェ
ース2113へ転送する(S908)。
【0108】画像出力インターフェース2113は、受
け取ったデータパケットより、画像部分を抽出し、画像
データを画像メモリ2123へ格納する(S909)。
【0109】必要画素分画像データが画像メモリ212
3に蓄積された時点で、画像出力インターフェース21
13は画像データを画像メモリ2123より順次読み出
し、プリンタ2095に出力する(S910)。
【0110】結果、ユーザーは、コピー結果である画像
プリントを得る。画像出力が必要画素数終了した時点
で、スキャン動作の場合と同様に、インタラプトパケッ
トにより、終了割り込みがCPU2001に伝達される
(S911)。
【0111】以上、スキャナ2070及び画像処理部2
(2151)を用いたスキャン動作、プリンタ2095
と画像処理部1(2095)を用いたプリント動作を組
み合わせたコピー動作を説明した。
【0112】この説明から明らかなように、複数ページ
コピーの場合には、プリント動作とスキャン動作が同時
に発生するが、画像リング2008はスキャンデータパ
ケットとプリントデータパケットが同一のバスを通過す
ることはない。
【0113】そして、画像リング2008は、単方向接
続経路の組み合わせにより構成されており、バスの競合
等による処理速度の低下を起こすことなく、低コストな
転送手段を構成することができる。
【0114】また、解像度変換部2116、画像回転2
030等の矩形画像処理部は、スキャン動作とプリント
動作で用いられ、スキャン等動作における画像データの
処理と、プリント動作における画像データの処理が競合
してしまうことがある。
【0115】しかし、本実施の形態におけるコントロー
ラの構成をとることで、競合した場合も画像処理部1、
画像処理部2のそれぞれの解像度変換部、画像回転部が
利用でき、競合による速度低下が起こらない。
【0116】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、デジタル複合機のコントローラにおいて、シス
テム制御部を構成する半導体基板と、画像処理部1を構
成する半導体基板と、画像処理部2を構成する半導体基
板とを、それぞれ別々の基板とし、それぞれの間は画像
リングにより接続し、パケットデータによるデータ転送
を行うようにした。
【0117】これにより、機能の変更や追加等が生じた
場合においても、容易にコントローラの構成を変更する
ことができる。また、画像リングによる単方向のデータ
転送を行うので、にバス制御等のための部品点数を増や
すことなく、バスの競合による処理速度の低下を少なく
することができる。
【0118】また、上述のリング状に接続されたシステ
ム制御部と各画像処理部との間でのコマンドのやり取り
に、各画像処理部における画像処理や画像入出力処理、
接続された外部装置の動作処理設定等を行うためのコマ
ンドデータに、どの画像処理部において処理設定を行う
かを識別するためのチップIDを含むヘッダを付加した
コマンドパケットを用いた。
【0119】これにより、システム制御部は各画像処理
部に対して別々の処理設定を容易に行うことができるの
で、システム制御部の負荷を増加させることなく、平行
処理等における画像処理部の競合を回避することができ
る。
【0120】また、画像処理部2において、コマンドパ
ケットによる設定に基づき、スキャナにより入力した画
像データをシステム制御部に送信し、システム制御部に
おいて、画像処理部2から受信した画像データをRAM
に記憶し、1ページ分の画像データをRAMに記憶した
後、RAMの画像データを画像処理部1に送信し、画像
処理部1において、コマンドパケットによる設定に基づ
き、システム制御部から受信した画像データをプリンタ
に出力するようにした。
【0121】このデータ転送処理を単方向バスである画
像リングを用いて行うことで、画像処理部やバスの競合
等による処理速度の低下を起こすことなく、コピー処理
を行うことができる。
【0122】同様に、上述のリング状に接続されたシス
テム制御部と各画像処理部との間での画像データのやり
取りに、所定の大きさを持つ矩形単位に分割された画像
データにどの画像処理部において処理設定を行うかを識
別するためのチップIDを含むヘッダを付加したコマン
ドパケットを用いた。
【0123】これにより、矩形画像データ単位で画像処
理を行う画像処理部を指定することができ、複数機能動
作を行う際に画像処理部内の矩形画像処理部を用いた画
像処理の競合が起こることを避けることができる。
【0124】(第2の実施形態)本実施形態では、第1
の実施形態で説明したコントローラに、さらにもう1つ
画像処理部を追加する。本実施形態におけるデジタル複
合機を図10に示す。
【0125】図10に示されるように、本実施形態で
は、画像処理部3(2152)が新しく追加されてい
る。ここで、第1の実施形態と同様に、システム制御部
2150を1つの半導体基板上に構成し、画像処理部1
(2149)、画像処理部2(2151)、及び画像処
理部3(2152)を、それぞれ1つの半導体基板上に
構成している。
【0126】図10のデジタル複合機において、200
0は、本発明の本発明の画像入出力制御装置及び画像処
理装置を適用可能なコントローラ(Controller Unit)
である。ここで、2150はデジタル複合機全体を制御
するシステム制御部である。
【0127】2149,2151及び2152は入力し
た画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理部
であり、その詳細については後述する。2008は画像
リングであり、システム処理部2150と画像処理部2
149,2151及び2152をリング状に接続する。
【0128】次に、画像処理部1(2149)の内部構
成を説明するための詳細な全体構成を図11に示す。
【0129】パケット転送手段である画像リング200
8は、一連の単方向接続経路の組み合わせにより構成さ
れる。画像リング2008は、画像処理部2149内
で、画像リングインターフェース3(2101)、及び
画像リングインターフェース4(2102)を介し、コ
マンド処理部2104、ステータス処理部2105、タ
イルバス2107に接続される。
【0130】タイルバス2107には上記ブロックに加
え、画像出力インターフェース2113が接続される。
【0131】画像処理部1(2149)内の画像出力イ
ンターフェース2113は、タイルバス2107からの
矩形データを入力とし、ラスター画像への構造変換及
び、クロックレートの変更を行い、ラスター画像をプリ
ンタ2195へ出力する。
【0132】メモリ制御部2122は、メモリバス21
08に接続され、画像出力インターフェース2113の
要求に従い、画像メモリ1(2113)に対して、画像
データの書き込み、読み出し、必要に応じてリフレッシ
ュ等の動作を行う。本実施の形態では、画像メモリにS
DRAMを用いた例を示した。
【0133】次に、画像処理部2(2151)の内部構
成を説明するための詳細な全体構成を図12に示す。
【0134】パケット転送手段である画像リング200
8は、一連の単方向接続経路の組み合わせにより構成さ
れる。画像リング2008は、画像処理部2(215
1)内で、画像リングインターフェース3(210
1)、及び画像リングインターフェース4(2102)
を介し、コマンド処理部2104、ステータス処理部2
105、タイルバス2107に接続される。この構成
は、画像処理部1(2149)と同等である。
【0135】タイルバス2107には上記ブロックに加
え、画像入力インターフェース2112が接続される。
【0136】画像処理部2(2151)内の画像入力イ
ンターフェース2112は、スキャナ2070からのラ
スタデータを入力とし、矩形画像への構造変換及び、ク
ロックレートの変更を行い、矩形画像をタイルバス21
07へ出力する。
【0137】メモリ制御部2122は、メモリバス21
08に接続され、画像入力インターフェース2112の
要求に従い、画像メモリ1(2123)に対して、画像
データの書き込み、読み出し、必要に応じてリフレッシ
ュ等の動作を行う。本実施の形態では、画像メモリにS
DRAMを用いた例を示した。
【0138】次に、画像処理部3(2152)の内部構
成を説明するための詳細な全体構成を図13に示す。
【0139】パケット転送手段である画像リング200
8は、一連の単方向接続経路の組み合わせにより構成さ
れる。画像リング2008は、画像処理部3(215
2)内で、画像リングインターフェース3(210
1)、及び画像リングインターフェース4(2102)
を介し、コマンド処理部2104、ステータス処理部2
105、タイルバス2107に接続される。この構成
は、画像処理部1,2と同等である。
【0140】タイルバス2107には上記ブロックに加
え、解像度変換部2116が接続される。
【0141】解像度変換部2116は、画像リング20
08から入力された画像パケットデータをタイルバス2
107を介し受け取り、メモリバス2108を介し画像
メモリ2123を用いて矩形データをラスタデータに変
換した後に、解像度変換を行い、生成された画像データ
を再びメモリバス2108、画像メモリ2123を用い
て、矩形データに変換する。その後、タイルバス210
7を介し矩形データを画像リングインターフェース4
(2102)に出力する。画像リングインターフェース
4(2102)は、矩形データを画像パケットデータと
して画像リング2008に送出する。
【0142】以下、コントローラ2000が行う典型的
な処理として、ユーザーが操作部2012より変倍コピ
ージョブの指示を行った場合の処理を例に図14,1
5,及び16に示すフローチャートを用いて説明する。
【0143】まず、コントローラ2000がコピージョ
ブを受け、スキャナ2070を用いたスキャン動作を開
始し、スキャン画像の解像度を変換し、解像度変換され
たスキャン画像をRAM2002に格納し終るまでの処
理を図13、14を用いて説明する。
【0144】CPU2001は、操作部インターフェー
ス2006より情報の伝達を受け、紙サイズ等の情報よ
り、画像リングインターフェース2(2148)に、転
送パケット数、RAM2002上での画像格納アドレス
等の必要情報をプログラムする(S1401)。
【0145】CPU2001はレジスタアクセスリング
2137を介し、画像リングインターフェース1(21
47)内部にあるコマンドパケット生成レジスタをプロ
グラミングし、画像入力インターフェース2112にお
ける、紙サイズ、色空間情報等、必要情報を設定するた
めの、コマンドパケットを生成する。この場合、コマン
ドパケットのチップID4004を画像処理部2(21
51)を示す“2”に設定する(S1402)。
【0146】その後、画像リングインターフェース1
(2147)は、コマンドパケットを画像リング200
8を介して画像処理部1(2149)へ転送する(S1
403)。
【0147】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、コマンドパケットの
チップIDを検査し、自チップのIDである“1”では
ないので、画像リングインターフェース4(2102)
にコマンドパケットを転送する(S1404)。
【0148】画像リングインターフェース4(210
2)においてもチップIDが異なるので、再び、画像リ
ングインターフェース4(2102)は、画像リング2
008を介し、コマンドパケットを画像処理部2(21
51)に転送する(S1405)。
【0149】画像処理部2(2151)に到達したコマ
ンドパケットは、画像処理部2内の画像リングインター
フェース3(2101)において、コマンドパケットの
チップIDが検査される。ここで、コマンドパケットの
チップIDと、自チップのIDが“2”で一致する。こ
の場合、コマンド処理部2104はコマンドパケットの
コマンドデータ及びヘッダの情報に基づき、レジスタ設
定バス2109を介し画像入力インターフェース211
2をプログラムする(S1406)。
【0150】続いてCPU2001は、操作部インター
フェース2006より情報の伝達を受け、変倍の解像度
を算出し、画像リングインターフェース2(2148)
に、変換解像度等、解像度変換情報をプログラムする
(S1407)。
【0151】CPU2001はレジスタアクセスリング
2137を介し、画像リングインターフェース1(21
47)内部にあるコマンドパケット生成レジスタをプロ
グラミングし、画像処理部3(2151)の解像度変換
部2116における変換解像度を設定するための、コマ
ンドパケットを生成する。この場合、コマンドパケット
のチップID4004を画像処理部3(2151)を示
す“3”に設定する(S1408)。
【0152】その後、画像リングインターフェース1
(2147)は、コマンドパケットを画像リング200
8を介して画像処理部1(2149)へ転送する(S1
409)。
【0153】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、コマンドパケットの
チップIDを検査し、自チップのIDである“1”では
ないので、画像リングインターフェース4(2102)
にコマンドパケットを転送する(S1410)。
【0154】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース4(2102)においてもチップIDが
異なるので、再び、画像リングインターフェース4(2
102)は、画像リング2008を介し、コマンドパケ
ットを画像処理部2(2151)に転送する(S141
1)。
【0155】画像処理部2(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、コマンドパケットの
チップIDを検査し、自チップのIDである“2”では
ないので、画像リングインターフェース4(2102)
にコマンドパケットを転送する(S1412)。
【0156】画像処理部2(2151)の画像リングイ
ンターフェース4(2102)においてもチップIDが
異なるので、再び、画像リングインターフェース4(2
102)は、画像リング2008を介し、コマンドパケ
ットを画像処理部3(2152)に転送する(S141
3)。
【0157】画像処理部3(2152)に到達したコマ
ンドパケットは、画像処理部3内の画像リングインター
フェース3(2101)において、コマンドパケットの
チップIDが検査される。ここで、コマンドパケットの
チップIDと、自チップのIDが“3”で一致する。こ
の場合、コマンド処理部(2104)はコマンドパケッ
トのコマンドデータ及びヘッダの情報に基づき、レジス
タ設定バス(2109)を介し解像度変換部2116を
プログラムする(S1414)。
【0158】続いて、同様に、CPU2001はコマン
ドパケットを用い、画像入力インターフェース2112
内部のスキャナ通信インターフェースをプログラミング
し、スキャナ2070に対し、スキャンの開始を指示す
る(S1415)。
【0159】スキャナ2070より入力された画像情報
は画像入力インターフェース2112、及びメモリバス
2108を介し、メモリ制御部2122により制御され
る画像メモリ2123に一旦格納される(S141
6)。
【0160】格納された画像データは、再び画像入力イ
ンターフェース2112により、32×32画素ごとに
読み出され、パケットタイプ(PcktType)3004、チ
ップID(ChipID)3005、データタイプ(DataTyp
e)3006、ページID(PageID)3007、ジョブ
ID(Job ID)3008、Y方向のタイル座標(Packet
IDYcoordinate)3009、X方向のタイル座標(Packe
tIDXcoordinate)3010、圧縮フラグ(CompressFla
g)3017、プロセスインストラクション(Process I
nstruction)3011、パケットのデータ長(PacketBy
teLength)3012等のヘッダ情報を画像データに付加
してパケットデータを生成し、生成したパケットデータ
をタイルバス2017に出力する(S1417)。この
際チップIDは“3”に設定され、プロセスインストラク
ションは解像度変換を示す値が設定される。
【0161】上記パケットデータは順次作成され、コマ
ンドパケットと同様に、チップIDに基づき画像リング
インターフェース4(2102)、画像リング2008
を介して、画像処理部3の画像リングインターフェース
3(2101)へ転送される。
【0162】画像処理部3の画像リングインターフェー
ス3(2101)では、パケットのヘッダ検査し、チッ
プIDが“3”であり、プロセスインストラクションが
解像度変換を示すので、パケットデータは画像処理部3
内の、解像度変換部2116に転送される。解像度変換
部2116では、上記したように、入力されるパケット
を順次画像メモリに格納し、ラスタ画像に変換した後
に、公知の方法にて、解像度の変換を行い、生成された
新しい解像度の画像を矩形に切り出し、再度パケットデ
ータとして、画像リングに送出する(S1418)。
【0163】そして画像リングインターフェース2(2
148)にプログラミングされた情報に基づき、RAM
2002に順次格納される。画像リングインターフェー
ス2(2148)は同時に、パケットテーブル6001
をRAM2002上に作成する(S1419)。
【0164】1ページのスキャン動作が終了すると、ス
キャナ通信手段を用い、画像入力インターフェースに終
了が伝達される。画像処理部2(2151)の画像入力
インターフェース2112は、割り込み信号(図示せ
ず)を用い、画像処理部2(2151)のステータス処
理部2105に割り込みを通知する(S1420)。
【0165】画像処理部2(2151)内のステータス
処理部2105はインタラプトパケット(図5000)
を作成し、画像リングインターフェース2(2148)
へ転送する(S1421)。
【0166】画像リングインターフェース2(214
8)はインタラプトパケットを解釈し、インタラプト信
号(図示せず)により、インタラプトをインタラプトコ
ントローラ2140へ伝達する。インタラプトは、イン
タラプトコントローラ2140より、CPU2001に
伝達され、CPU2001はスキャン動作の終了を検出
する(S1422)。
【0167】スキャン動作を終了すると、プリンタ20
95を用いたプリント動作を開始する。プリント動作に
おけるコントローラ2000の処理について図16を用
いて説明する。
【0168】CPU2001はレジスタアクセスリング
2137を介し、チップID“1”を有するコマンドパ
ケットを作成する(S1601)。
【0169】そして、作成したコマンドパケットを画像
リングインターフェース1(2147)より、画像リン
グ2008を介して画像処理部1(2149)に転送す
る(S1602)。
【0170】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、入力したコマンドパ
ケットを検査する。ここで、チップIDが“1”である
ので、コマンドパケットのコマンドデータに基づき、コ
マンド処理部2104、レジスタ設定バス2109を介
し、画像処理部1(2149)内の画像出力インターフ
ェース2113へ画像出力処理のための必要情報の設定
を行う(S1603)。
【0171】CPU2001は同様に、コマンドパケッ
トを使用し、画像処理部1(2149)内の画像出力イ
ンターフェース2113に備えられたプリンタ通信手段
により、プリンタ2095に印字待機を指示する(S1
604)。
【0172】続いて、CPU2001は画像リングイン
ターフェース1(2147)内に備えられたDMA手段
に、パケットテーブルの存在するメモリアドレス等をプ
ログラムする(S1605)。
【0173】画像リングインターフェース1(214
7)内のDMAは、プログラムされた情報に基づき、R
AM2002内より、データパケットを読み出しチップ
ID“1”をヘッダに付加したデータパケットを生成す
る(S1606)。
【0174】そして、画像リングインターフェース1
(2147)内のDMAは、生成したデータパケットを
画像リング2008を介し、画像処理部1(2149)
に転送する(S1607)。
【0175】画像処理部1(2149)の画像リングイ
ンターフェース3(2101)は、入力したデータパケ
ットを検査する。ここで、チップIDが“1”であるの
で、画像リングインターフェース3(2101)、タイ
ルバス2107を介し、順次画像出力インターフェース
2113へ転送する(S1608)。
【0176】画像出力インターフェース2113は、受
け取ったデータパケットより、画像部分を抽出し、画像
データを画像メモリ2123へ格納する(S160
9)。
【0177】必要画素分画像データが画像メモリ212
3に蓄積された時点で、画像出力インターフェース21
13は画像データを画像メモリ2133より順次読み出
し、プリンタ2095に出力する(S1610)。
【0178】結果、ユーザーは、コピー結果である画像
プリントを得る。画像出力が必要画素数終了した時点
で、スキャン動作の場合と同様に、インタラプトパケッ
トにより、終了割り込みがCPU2001に伝達される
(S1611)。
【0179】以上、本実施形態では、システム制御部と
画像処理部1、画像処理部1と画像処理部2、画像処理
部2と画像処理部3、及び画像処理部3とシステム制御
部の間を画像リング2008で接続し、コマンドパケッ
トやデータパケット等の転送を単方向に行うようにし
た。
【0180】そして、画像処理部2において、コマンド
パケットによる設定情報に基づき、スキャナにより入力
した画像データを画像処理部3に送信し、画像処理部3
において、コマンドパケットによる設定情報に基づき、
画像処理部2から受信した画像データに解像度変換処理
を施し、解像度変換処理を施した画像データをシステム
制御部に送信し、システム制御部において、画像処理部
3から受信した画像データをRAMに記憶する変倍スキ
ャン動作を行なった。
【0181】そして、システム制御部において、1ペー
ジの画像データをRAMに記憶した後、RAMの画像デ
ータを画像処理部1に送信し、画像処理部1は、コマン
ドパケットによる設定情報に基づき、システム制御部か
ら受信した画像データをプリンタに出力するプリント動
作を行なった。この変倍スキャン動作とプリント動作の
組み合わせで、変倍コピー処理を実現した。
【0182】このデータ転送処理を単方向バスである画
像リングを用いて行うことで、第1の実施形態と同様
に、画像処理部やバスの競合等による処理速度の低下を
起こすことなく、変倍コピー処理を行うことができる。
【0183】また、システム制御部と各画像処理部とを
それぞれ別々の半導体基板に構成し、さらに、画像変換
処理のための画像処理部3を独立に備えているので、画
像変換機能のみの変更や追加等が生じた場合において
も、容易にコントローラの構成を変更することができ
る。
【0184】例えば、画像処理部3の解像度変換部を、
回転処理部、画像合成部等に変更する場合においても、
容易に構成を変更することができる。また、プリンタを
もう1台接続する場合においても、画像処理部1と画像
処理部2の間に画像処理部1と同じ構成の画像処理部を
接続するだけでよいので、プリンタの仕様に応じた画像
処理部を低コストで供給することができる。
【0185】(第3の実施形態)本実施形態におけるコ
ントローラ2000を図17に示す。本実施形態のコン
トローラ2000において、画像処理部は画像処理部1
(2149)のみであり、画像処理部1(2149)の
画像リングインターフェース4(2101)が、システ
ム制御部2150の画像リングインターフェース2に接
続されている。そして、画像処理部1(2149)にプ
リンタ2095とスキャナ2070の両方が接続されて
いる。
【0186】また、画像処理部1(2149)におい
て、タイル伸張部2103とタイル圧縮部2106が追
加されている。すなわち、画像リング2008は、画像
処理部2149内で、画像リングインターフェース3
(2101)、及び画像リングインターフェース4(2
102)を介し、コマンド処理部2104、ステータス
処理部2105、タイル伸張部(2103)、タイル圧
縮部(2106)に接続される。
【0187】タイル伸張部(2103)は、画像リング
インターフェースへの接続に加え、タイルバス(210
7)に接続され、画像リングより入力された圧縮後の画
像データを伸張し、タイルバス(2107)へ転送する
バスブリッジである。本実施形態では、多値データには
JPEG、2値データにはパックビッツを伸張アルゴリ
ズムとして採用した例を示す。
【0188】タイル圧縮部(2106)は、画像リング
インターフェースへの接続に加え、タイルバス(210
7)に接続され、タイルバスより入力された圧縮前の画
像データを圧縮し、画像リング(2008)へ転送する
バスブリッジである。本実施形態では、多値データには
JPEG、2値データにはパックビッツを圧縮アルゴリ
ズムとして採用した例を示す。
【0189】このように、画像処理部1(2149)
が、データパケットを圧縮及び伸張する機能を備えるこ
とにより、画像データを記憶する際に必要なRAM20
02のデータ容量を削減することができる。
【0190】圧縮したデータパケットを画像処理部1
(2149)からシステム制御部2150へ送信する際
には、タイル圧縮部2106において、圧縮後の画像デ
ータ長の情報をヘッダに記載し、画像リングインターフ
ェース4(2102)は、ヘッダに画像データ長の情報
を含んだデータパケットの送信を行うことになる。
【0191】しかし、データパケットを圧縮してから送
信をする場合、圧縮が終了しないと画像データ長は確定
しないため、画像リングインターフェース4(210
2)は、圧縮が終了してからパケットを送信しなければ
ならない。すなわち、タイル圧縮部2106等において
送信前のデータパケットを保持しておくためのバッファ
が必要になる。
【0192】一般に圧縮は圧縮後のデータ容量を予測す
ることは難しく、データによっては元データよりも大き
くなってしまう可能性もある。そうなるとバッファの容
量は余裕を持たせて確保しておかなければならず、デー
タパケットの最大容量が大きいようなパケットの場合は
非常に大きなバッファ容量が必要になってしまうことが
ある。
【0193】本実施形態では、圧縮後のパケット画像デ
ータを一時保持しておくための大きなバッファが必要で
なくなるようにしたコントローラ2000について説明
する。
【0194】まず、図18に、本実施形態におけるタイ
ル画像データを示す。なお、このタイル画像データは、
第1及び第2の実施形態におけるタイル画像データとし
ても用いることができる。
【0195】図18に示すように、ラスター画像データ
としてスキャナ2070等から入力された1ページの原
稿1800が、複数の矩形領域(Tile)に分割され
る。各矩形領域は縦32画素、横32画素の大きさを有
しており、各領域毎にタイル画像データが生成される。
ここで、A4サイズの原稿をスキャナ2070により6
00×600dpiの解像度で読み取ったとし、32×
32画素のタイルで分割したとすると、A4サイズの原
稿から34320個のタイル画像データが生成される。
【0196】タイル画像生成においては、読み取り解像
度や画像処理の都合に応じた設定を行うことで、タイル
画像を扱い易い形状や画素数にすることができる。
【0197】タイルの単位は32×32画素でなくても
良く、例えば64×64画素でも良いし、さらには正方
形でなく、矩形などでも良い。画像データを圧縮する際
は、1ページ分のデータをまとめて圧縮するのではな
く、タイル(パケット)毎に画像データだけを圧縮す
る。
【0198】図19は本発明における処理に関連するブ
ロックを、図17に示すシステムから抽出した図であ
る。図19を用いて、本実施形態における画像データの
流れを説明する。
【0199】タイルバス2107から非圧縮のデータパ
ケットが入力されると、タイル圧縮部2106はパケッ
トの画像データを圧縮し、圧縮したデータパケットを画
像リングインターフェース4(2102)に送る。さら
に、画像リングインターフェース4(2102)は、チ
ップID3005を“0”とし、データパケットを画像
リング2008に出力する。
【0200】画像リングインターフェイス2(214
8)は、画像リング2008から入力したデータパケッ
トのチップID3005を検査する。ここで、チップI
Dが、“0”であるので、画像リングインターフェース
2(2148)は、システムバスブリッジ2007、R
AMコントローラ2124を介してデータパケットをR
AM2002に格納する。
【0201】RAM2002に格納されたデータパケッ
トを出力する時は、画像リングインターフェース1(2
147)がシステムバスブリッジ2007を介してRA
M2002からデータパケットを読み出す。画像リング
インターフェース1(2147)は読み出したデータパ
ケットのチップID3005を“1”とし、データパケ
ットを画像リング2008に出力する。
【0202】画像リングインターフェース3(210
3)は、画像リング2008から入力したデータパケッ
トのチップID3005を検査する。ここで、チップI
Dが、“1”であるので、画像リングインターフェース
2(2148)は、データパケットをタイル伸張部21
03に送る。タイル伸張部2103は圧縮されているデ
ータパケットの画像データを解凍し、タイルバス210
7へ解凍したデータパケットを送り出す。
【0203】以上説明した処理において、タイル圧縮部
2106がデータパケットのタイル画像データを圧縮
し、画像リングインターフェース4(2102)が、圧
縮したデータパケットを、画像リング2008を介し
て、画像リングインターフェース2に送る部分について
詳細に説明する。
【0204】また、ここで、本発明の説明を明確にする
ために、本実施形態におけるデータパケットのフォーマ
ットは、図4に示すデータパケットにおいて、Zデータ
3003を除いたものであるとする。
【0205】図20はタイル圧縮部2106の内部のブ
ロック図である。2201はパケット入力インターフェ
ースで、入力されたデータパケットを受け取り、受け取
ったデータパケットを、ヘッダ3001と画像データ3
002に分ける。そして、パケット入力インターフェー
ス2201は、ヘッダ3001を403のパケット出力
インターフェースヘ送り、その一方で、画像データ30
02を圧縮部2202ヘ送る。
【0206】圧縮部2202は、入力された画像データ
3002を圧縮し、圧縮された画像データ3002を順
次パケット出力インターフェース2203ヘ送る。
【0207】パケット出力インターフェース2203
は、パケット入力インターフェース2201から受け取
ったヘッダ3001と、圧縮部2202から受け取った
画像データ3002を再び合わせてデータパケットを構
成し、画像リングインターフェース4(2102)へ送
信する。
【0208】図21に、画像リングインターフェース4
(2102)から画像リングインターフェース2(21
48)ヘデータパケットを送信する際の信号波形を示
す。
【0209】paketdata[31:0]は、画像
リング2008において、パケットのデータが送られる
信号で、ヘッダ3001、および画像データ3002の
両方がこの信号を使って送られる。
【0210】信号clk、dataen、sop、eo
d、eopは、画像リングインターフェース4(210
2)により発せられる信号である。
【0211】dataen信号はパケットを送信するサ
イクルでアサートされ、そのアサートされているサイク
ルにおいてパケットが送信される。
【0212】sop信号はデータパケット送信の開始を
示す。sop信号がアサートされているサイクルのpa
ketdata[31:0]にヘッダ3001が含まれ
る。
【0213】画像リングインターフェース4(210
2)は、まず、ヘッダ3001を送信する。この時、ヘ
ッダ3001に含まれるパケット長(PacketByteLengt
h)3012及び画像データ長(ImageDataByteLengh)
3015は、圧縮がすべて終了するまで確定しないの
で、未確定のままでよい。例えば0レングスとして送信
しても良い。このヘッダ情報は後でフッタによって書き
換えられる。
【0214】次に、画像リングインターフェース4(2
102)は、圧縮された画像データ3002をタイル圧
縮部2106から受け取り、送信準備が出来次第、順
次、画像データ3002を送信していく。図21では、
1つの画像データ3002を、5つのデータブロックに
分割して送信する例を示している。
【0215】最後の画像データ3002を送信する際に
はeod信号をアサートして、送信を行う。これによ
り、画像データ3002の最後を画像リングインターフ
ェース2(2148)に通知する。その後、画像リング
インターフェース4(2102)は、eop信号をアサ
ートして、確定したパケット長(PacketByteLength)3
012及び画像データ長(ImageDataByteLengh)301
5を含んだヘッダ3001をフッタとして送信する。
【0216】画像リングインターフェース2(214
8)は、画像リング2008を介して受け取ったデータ
パケットをRAM2002のあらかじめ設定されたアド
レスヘ格納していく。この時、ヘッダ3001を格納し
たアドレスを内部レジスタなどに保存しておく。この時
点では、ヘッダ3001のパケット長(PacketByteLeng
th)3012及び画像データ長(ImageDataByteLengh)
3015には未確定な値が書き込まれている。
【0217】データパケットの最後にフッタを受け取っ
た場合は、ヘッダ3001を格納したアドレスに対して
フッタの内容を上書きする。こうすることによりRAM
2002上には図4に示したパケットフォーマットに従
ったパケット長(PacketByteLength)3012及び画像
データ長(ImageDataByteLengh)3015の確定したパ
ケットが作成される。
【0218】次に、画像データ3002を圧縮しないで
RAM2002にデータパケットを格納する場合を考え
る。
【0219】タイル圧縮部2106には、圧縮を行うモ
ードと行わないモードの2種類のモードが用意されてい
る。これはCPU2001などからあらかじめモード設
定が行なわれる。
【0220】圧縮を行うモードを設定した場合は、上述
したように、画像リングインターフェース4(210
2)は、前記受信側であるシステム制御部2150に対
して、フッタを送信する情報を転送し、データパケット
を送信後、システム制御部2150へ転送されたヘッダ
の情報を更新するための情報を含むフッタを転送する。
【0221】圧縮を行わない場合は、パケット入力イン
ターフェース2201は受け取ったデータパケットを圧
縮部2202へ送らずに、直接、パケット出力インター
フェース2203に送り、さらに、パケット出力インタ
ーフェース2203は、画像リングインターフェース4
(2102)へ、データパケットを送信する。
【0222】画像リングインターフェース4(210
2)は、ヘッダ3001と画像データ3002を、その
まま画像リング2008を介し、画像リングインターフ
ェース2(2148)へ送信する。この時、圧縮は行な
われないので、パケット長(PacketByteLength)301
2及び画像データ長(ImageDataByteLengh)3015
は、オリジナルのまま変化しない。
【0223】ヘッダ3001のパケット長(PacketByte
Length)3012及び画像データ長(ImageDataByteLen
gh)3015はその時点で確定しており、画像リングイ
ンターフェース2(2148)へ送信することができ
る。
【0224】この場合の画像リングインターフェース4
(2102)から画像リングインターフェース2(21
48)ヘデータパケットを送信する際の信号波形を図2
2に示す。ヘッダ3001の送信、画像データ3002
の送信は、最後の画像データ3002を送信するまでは
圧縮を行う場合と同じである。
【0225】圧縮を行わない場合は、最後の画像データ
3002を送信する時、sod信号とsop信号の両方
をアサートし、フッタの送信は行わない。画像リングイ
ンターフェイス2(2148)はsod信号をsop信
号の両方がアサートされることにより、フッタが送信さ
れないことを知り、ヘッダ3001の更新は行わない。
この場合でも結果的に、RAM2002上には図4に示
したパケットフォーマットに従った、データパケットが
作成される。
【0226】圧縮が完了しないと確定しないパラメータ
はレングスの他にもいくつか存在する。例えば、画像デ
ータ3002の平均値を示すDC成分、これはサムネイ
ルを作成する時に使用すると便利である。また、複数の
画像データを含む場合にはオフセット等も該当する。こ
れらのパラメータがパケットヘッダに含まれている場合
も本発明と同様な手法で取り扱うことができる。本実施
形態の場合、図4のパケットフォーマットにおいて、D
C成分のパラメータをthumbnailData3018、オフセ
ットに関する情報をImageDataOffset3013として送
信すればよい。
【0227】以上説明してきたように、本実施形態で
は、画像リングインターフェース4は、データパケット
を画像リングインターフェース2に送信後、送信したデ
ータパケットのヘッダと同じ情報を含むフッタを送信
し、画像リングインターフェース2は、受信したフッタ
に基づき、ヘッダの情報を更新するようにした。
【0228】したがって、ヘッダに含まれる情報の中
に、パケット画像データの圧縮が終了するまで確定して
いない情報があっても、まずヘッダを送信し、パケット
画像データも順次送信することができる。これにより、
パケット画像データの圧縮が終了するまでヘッダの送信
を待つ必要がなく、圧縮後のパケット画像データを一時
保持しておくための大きなバッファの必要をなくすこと
ができる。
【0229】また、データパケットの符号化が終了する
までヘッダの送信を待つ必要がなく、タイル圧縮部にお
ける圧縮処理と画像リングインターフェース2によるR
AMへの記憶制御の平行処理が可能となるので、コント
ローラ全体における処理の効率化及び高速化をはかるこ
とができる。
【0230】(他の実施形態)上記実施形態において
は、本発明をデジタル複合機に適用した場合を説明した
が、本発明を適用可能な装置はこれに限るものではな
い。例えば、デジタル複合機の外部コントローラとし
て、コントローラユニット2000を構成してもよい。
【0231】また、第1の実施形態では2つの画像処理
部を有するコントローラ、第2の実施形態では3つの画
像処理部を有するコントローラ、第3の実施の形態では
1つの画像処理部を有するコントローラを例に本発明を
説明した。しかし、画像処理部の数に関して制限するも
のではなく、画像処理部を3つ以上にした場合において
も、本発明を適用可能であることは言うまでもない。
【0232】また、第1、第2の実施形態においては、
コピー処理を例に、本発明を説明したが、本発明を適用
可能な処理はこれに限るものではない。例えば、スキャ
ナで読み取った画像データを外部記憶装置に記憶する電
子ファイリング等他の画像入力処理や、公衆回線を介し
て入力したファクシミリデータをプリンタ出力するFA
X出力等他の画像出力処理にも適用可能である。このと
き、画像入力処理に関しては、図8、または図14及び
図15等と同様の処理により実現でき、画像出力処理に
関しては、図9、または図16と同様の処理により実現
できる。
【0233】また、第3の実施形態では図17に示すコ
ントローラおいて、本発明に係るフッタ送信について述
べたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、画
像処理部1の機能を有する送信側のデジタル複合機、シ
ステム制御部の機能を有する受信側のデジタル複合機を
それぞれ設け、ネットワーク等を介してデータパケット
を転送するようにしてもよい。
【0234】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、外部装置との間で行われる画像デー
タの入出力動作を制御する制御手段と、画像データに対
して所定の画像処理を行う複数の画像処理手段の各画像
処理手段の間をリング状に接続しデータ転送を行うよう
にし、さらに、制御手段及び各画像処理手段をそれぞれ
異なるユニット上に構成することにより、容易に装置構
成を変更することが可能であるとともに、バス制御等の
ための部品点数を増やすことなく、バスの競合による処
理速度の低下を少なくすることができるという効果が得
られる。
【0235】請求項6及び23に記載の発明によれば、
複数の画像処理部における処理設定を行うための処理情
報を含むコマンドデータに、複数の画像処理部のうちど
の画像処理部の処理設定を行うかを識別するための識別
情報を含むヘッダを付加したコマンドパケットを生成
し、複数の画像処理部の各画像処理部間でパケットを転
送し、複数の画像処理部においては、転送されたコマン
ドパケットのヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別
情報に基づき、転送されたコマンドパケットに関する処
理を制御することにより、平行処理等を行う場合におい
ても、複数の画像処理部における画像処理を容易に制御
できるという効果が得られる。
【0236】請求項13及び29に記載の発明によれ
ば、画像データを記憶する記憶装置に接続され外部装置
との間で行われる画像データの入出力動作を制御する制
御部と第1の画像処理部との間、第1の画像処理部と第
2の画像処理部との間、第2の画像処理部と制御部の間
をリング状に接続し、処理設定情報及び画像データの転
送を単方向に行い、第2の画像処理部においては、制御
部から送信される処理設定情報に基づき、画像入力装置
により入力される画像データに所定の画像処理を施し、
第1の画像処理部においては、制御部から送信される処
理設定情報に基づき、画像出力装置により出力するため
の画像データに所定の画像処理を施すことにより、画像
処理部及びバスの競合を生じさせることなく画像メモリ
を用いた画像入出力動作を実行することができるという
効果が得られる。
【0237】請求項18及び34に記載の発明によれ
ば、画像データを記憶する記憶装置に接続され外部装置
との間で行われる画像データの入出力動作を制御する制
御部と第1の画像処理部との間、第2の画像処理部と第
3の画像処理部との間、第3の画像処理部と制御部の間
をリング状に接続し、処理設定情報及び画像データを単
方向に転送し、第2の画像処理部においては、制御部か
ら送信される処理設定情報に基づき、画像入力装置によ
り入力される画像データに所定の画像処理を施し、第3
の画像処理部においては、制御部から送信される処理設
定情報に基づき、入力される画像データに所定の変換処
理を施し、第1の画像処理部においては、制御部から送
信される処理設定情報に基づき、画像出力装置により出
力するための画像データに所定の画像処理を施すことに
より、画像処理部及びバスの競合を生じさせることなく
画像メモリを用いた画像入出力動作及び画像変換を実行
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるデジタル複合機を説明
する図である。
【図2】第1の実施形態におけるシステム制御部215
0及び画像処理部1(2149)の内部構成を説明する
ための詳細な全体構成図である。
【図3】第1の実施形態におけるデジタル複合機を含む
ネットワークシステム全体の構成図である。
【図4】コントローラ2000において用いられるデー
タパケットについて説明する図である。
【図5】コントローラ2000において用いられるパケ
ットテーブルについて説明する図である。
【図6】コントローラ2000において用いられるコマ
ンドパケットについて説明する図である。
【図7】コントローラ2000において用いられるイン
タラプトパケットについて説明する図である。
【図8】第1の実施形態のデジタル複合機においてコピ
ージョブの指示を行った場合のスキャン動作について説
明する図である。
【図9】第1の実施形態のデジタル複合機においてコピ
ージョブの指示を行った場合のプリント動作について説
明する図である。
【図10】第2の実施の形態におけるデジタル複合機を
説明する図である。
【図11】第2の実施の形態における画像処理部1の内
部構成を説明するための詳細な全体構成を示す図であ
る。
【図12】第2の実施の形態における画像処理部2の内
部構成を説明するための詳細な全体構成を示す図であ
る。
【図13】第2の実施の形態における画像処理部3の内
部構成を説明するための詳細な全体構成を示す図であ
る。
【図14】第2の実施形態のデジタル複合機においてコ
ピージョブの指示を行った場合のスキャン動作について
説明する図である。
【図15】第2の実施形態のデジタル複合機においてコ
ピージョブの指示を行った場合のスキャン動作について
説明する図である。
【図16】第2の実施形態のデジタル複合機においてコ
ピージョブの指示を行った場合のプリント動作について
説明する図である。
【図17】第3の実施形態におけるシステム制御部21
50及び画像処理部1(2149)の内部構成を説明す
るための詳細な全体構成図である。
【図18】第3の実施形態におけるタイル画像データを
示す図である。
【図19】本発明における処理に関連するブロックを、
図17に示すシステムから抽出した図である。
【図20】タイル圧縮部の内部のブロック図である。
【図21】データパケットを送信する際の信号波形を示
す図である。
【図22】圧縮を行わずにデータパケットを送信する際
の信号波形を示す図である。
【符号の説明】
2000 コントローラ 2001 CPU 2008 画像リング 2070 スキャナ 2095 プリンタ 2101 画像リングインターフェース3 2102 画像リングインターフェース4 2147 画像リングインターフェース1 2148 画像リングインターフェース2 2149 画像処理部1 2150 システム制御部 2151 画像処理部2 2152 画像処理部3 2103 タイル伸張部 2106 タイル圧縮部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA09 BA01 BA02 BA03 BB10 BD05 BD24 BD31 BD40 BD42 5C062 AA02 AA05 AB40 AB41 AB42 AC02 AC03 AC48 BA00

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置との間で画像データの入出力を
    行う画像入出力制御装置であって、 外部装置との間で行われる画像データの入出力動作を制
    御する制御手段と、 画像データに対して所定の画像処理を行う複数の画像処
    理手段と、 前記複数の画像処理手段の各画像処理手段、及び前記制
    御手段の間をリング状に接続しデータ転送を行う複数の
    データ転送手段とを有し、 前記複数の画像処理手段の各画像処理手段と前記制御手
    段とが、それぞれ異なるユニット上に構成されているこ
    とを特徴とする画像入出力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記複数の画像処理手段
    における処理設定を前記データ転送手段を介して行い、
    前記複数の画像処理手段は前記処理設定に基づく処理を
    行うことを特徴とする請求項1記載の画像入出力制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の画像処理手段は外部装置と接
    続しており、前記制御手段による処理設定に基づき前記
    外部装置との間で画像入出力を行うことを特徴とする請
    求項2記載の画像入出力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記複数の画像処理手
    段における処理設定を行うための処理情報を含むコマン
    ドデータに、複数の画像処理手段のうちどの画像処理手
    段の処理設定を行うかを識別するための識別情報を含む
    ヘッダを付加したコマンドパケットを生成する第1の生
    成手段を有し、 前記複数の画像処理手段は、入力したコマンドパケット
    のヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別情報に基づ
    き、入力したコマンドパケットに関する処理を制御する
    第1のパケット制御手段を有し、 前記データ転送手段は前記コマンドパケットの転送を行
    うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画
    像入出力制御装置。
  5. 【請求項5】 所定の大きさを有する矩形画像データ
    に、複数の画像処理手段のうちどの画像処理手段で処理
    を行うかを識別するための識別情報を含むヘッダを付加
    したデータパケットを生成する第2の生成手段と、 入力したデータパケットのヘッダを解析し、ヘッダに記
    載された識別情報に基づき、入力したデータパケットに
    関する処理を制御する第2のパケット制御手段を有し、 前記データ転送手段は前記データパケットの転送を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像入出力制御装
    置。
  6. 【請求項6】 画像データに対して所定の画像処理を行
    う複数の画像処理手段と、 前記複数の画像処理手段における処理設定を行うための
    処理情報を含むコマンドデータに、複数の画像処理手段
    のうちどの画像処理手段の処理設定を行うかを識別する
    ための識別情報を含むヘッダを付加したコマンドパケッ
    トを生成する第1の生成手段と、 前記複数の画像処理手段の各画像処理手段、及び前記第
    1の生成手段の間を接続しパケット転送を行うパケット
    転送手段とを有し、 前記複数の画像処理手段は、入力したコマンドパケット
    のヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別情報に基づ
    き、入力したコマンドパケットに関する処理を制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の画像処理手段は、前記コマン
    ドパケットの識別情報が自らの識別情報と一致しない場
    合、前記コマンドパケットを出力するように制御し、前
    記コマンドパケットの識別情報が自らの識別情報と一致
    する場合、前記コマンドパケットのコマンドデータに従
    い内部処理設定を行うように制御することを特徴とする
    請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 所定の大きさ有する矩形画像データに、
    複数の画像処理手段のうちどの画像処理手段で処理を行
    うかを識別するための識別情報を含むヘッダを付加した
    データパケットを生成する第2の生成手段をさらに有
    し、 前記パケット転送手段は、各画像処理手段及び前記第2
    の生成手段の間で前記データパケットを転送し、 前記複数の画像処理手段は、入力したデータパケットの
    ヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別情報に基づ
    き、入力したデータパケットに関する処理を制御するこ
    とを特徴とする請求項6〜7のいずれかに記載の画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の画像処理手段は、前記データ
    パケットの識別情報が自らの識別情報と一致しない場
    合、前記データパケットを出力するように制御し、前記
    データパケットの識別情報が自らの識別情報と一致する
    場合、前記データパケットの矩形画像データに基づく内
    部処理を行うように制御することを特徴とする請求項8
    記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記パケット転送手段は、前記複数の
    画像処理手段の各画像処理手段、及び前記第1の生成手
    段及び前記第2の生成手段の間をリング状に接続するこ
    とを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の画像処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の画像処理手段の各画像処理
    手段と、前記第1の生成手段とが、それぞれ異なるユニ
    ット上に構成されていることを特徴とする請求項10記
    載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の画像処理手段は外部装置と
    接続しており、前記コマンドパケットによる処理設定に
    基づき前記外部装置との間で画像入出力を行うことを特
    徴とする請求項6〜11のいずれか記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 画像データを記憶する記憶装置に接続
    され、外部装置との間で行われる画像データの入出力動
    作を制御する制御手段と、 画像出力装置に接続され、前記制御手段から送信される
    処理設定情報に基づき、前記画像出力装置により出力す
    るための画像データに所定の画像処理を施す第1の画像
    処理手段と、 画像入力装置に接続され、前記制御手段から送信される
    処理設定情報に基づき、前記画像入力装置により入力さ
    れる画像データに所定の画像処理を施す第2の画像処理
    手段と、 前記制御手段と前記第1の画像処理手段、前記第1の画
    像処理手段と前記第2の画像処理手段、及び前記第2の
    画像処理手段と前記制御手段の間をリング状に接続し、
    前記処理設定情報及び画像データの転送を単方向に行う
    データ転送手段と、 を有することを特徴とする画像入出力制御装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の画像処理手段は、前記処理
    設定情報に基づき、前記画像入力装置により入力した画
    像データを前記制御手段に送信し、 前記制御手段は、前記第2の画像処理手段から受信した
    画像データを前記記憶装置に記憶し、所定量の画像デー
    タを前記記憶装置に記憶した後、前記記憶装置の画像デ
    ータを前記第1の画像処理手段に送信し、 前記第1の画像処理手段は、前記処理設定情報に基づ
    き、前記制御手段から受信した画像データを前記画像出
    力装置に出力することを特徴とする請求項13に記載の
    画像入出力制御装置。
  15. 【請求項15】 前記画像入力装置は原稿画像を読み取
    ることにより画像データを入力するスキャナ装置であ
    り、 前記画像出力装置は画像データに基づき所定のシート上
    に画像を印刷するプリンタであり、 前記処理設定情報は、前記スキャナ装置及び前記プリン
    タ装置を用いたコピー処理のための設定情報であること
    を特徴とする請求項14に記載の画像入出力制御装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段、前記第1の画像処理手
    段、前記第2の画像処理手段は、それぞれ異なる半導体
    基板上に構成されることを特徴とする請求項13〜15
    のいずれかに記載の画像入出力制御装置。
  17. 【請求項17】 前記データ転送手段は、前記所定の大
    きさ有する矩形画像データ単位で、画像データの転送を
    行うことを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記
    載の画像入出力制御装置。
  18. 【請求項18】 画像データを記憶する記憶装置に接続
    され、外部装置との間で行われる画像データの入出力動
    作を制御する制御手段と、 画像出力装置に接続され、前記制御手段から送信される
    処理設定情報に基づき、前記画像出力装置により出力す
    るための画像データに所定の画像処理を施す第1の画像
    処理手段と、 画像入力装置に接続され、前記制御手段から送信される
    処理設定情報に基づき、前記画像入力装置により入力さ
    れる画像データに所定の画像処理を施す第2の画像処理
    手段と、 前記制御手段から送信される処理設定情報に基づき、入
    力される画像データに所定の変換処理を施す第3の画像
    処理手段と、 前記制御手段と前記第1の画像処理手段、前記第1の画
    像処理手段と前記第2の画像処理手段、前記第2の画像
    処理手段と前記第3の画像処理手段、及び前記第3の画
    像処理手段と前記制御手段の間をリング状に接続し、前
    記処理設定情報及び画像データの転送を単方向に行うデ
    ータ転送手段と、 を有することを特徴とする画像入出力制御装置。
  19. 【請求項19】 前記第2の画像処理手段は、前記処理
    設定情報に基づき、前記画像入力装置により入力した画
    像データを前記第3の画像処理手段に送信し、 前記第3の画像処理手段は、前記処理設定情報に基づ
    き、前記第2の画像処理手段から受信した画像データに
    所定の変換処理を施し、前記変換処理を施した画像デー
    タを前記制御手段に送信し、 前記制御手段は、前記第3の画像処理手段から受信した
    画像データを前記記憶装置に記憶し、所定量の画像デー
    タを前記記憶装置に記憶した後、前記記憶装置の画像デ
    ータを前記第1の画像処理手段に送信し、 前記第1の画像処理手段は、前記処理設定情報に基づ
    き、前記制御手段から受信した画像データを前記画像出
    力装置に出力することを特徴とする請求項18に記載の
    画像入出力制御装置。
  20. 【請求項20】 前記画像入力装置は原稿画像を読み取
    ることにより画像データを入力するスキャナ装置であ
    り、 前記画像出力装置は画像データに基づき所定のシート上
    に画像を印刷するプリンタであり、 前記第3の画像処理手段における所定の変換処理は解像
    度変換処理であり、 前記処理設定情報は、前記スキャナ装置及び前記プリン
    タ装置を用いた変倍コピー処理のための設定情報である
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像入出力制御装
    置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段、前記第1の画像処理手
    段、前記第2の画像処理手段、前記第3の画像処理手段
    は、それぞれ異なる半導体基板上に構成されることを特
    徴とする請求項18〜20に記載の画像入出力制御装
    置。
  22. 【請求項22】 前記データ転送手段は、前記所定の大
    きさ有する矩形画像データ単位で、画像データの転送を
    行うことを特徴とする請求項18〜21に記載の画像入
    出力制御装置。
  23. 【請求項23】 画像データに対して所定の画像処理を
    行う複数の画像処理部を有する画像処理装置における画
    像処理方法であって、 前記複数の画像処理部における処理設定を行うための処
    理情報を含むコマンドデータに、複数の画像処理部のう
    ちどの画像処理部の処理設定を行うかを識別するための
    識別情報を含むヘッダを付加したコマンドパケットを生
    成する第1の生成工程と、 前記複数の画像処理部の各画像処理部間でパケットを転
    送するパケット転送工程と、 前記複数の画像処理部において、前記パケット転送工程
    により転送されたコマンドパケットのヘッダを解析し、
    ヘッダに記載された識別情報に基づき、転送されたコマ
    ンドパケットに関する処理を制御する第1の制御工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の制御工程は、前記コマンド
    パケットの識別情報が各画像処理部の識別情報と一致し
    ない場合、前記コマンドパケットを各画像処理部から出
    力するように制御し、前記コマンドパケットの識別情報
    が各画像処理部の識別情報と一致する場合、各画像処理
    部において前記コマンドパケットのコマンドデータに従
    い内部処理設定を行うように制御することを特徴とする
    請求項23記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 所定の大きさを有する矩形画像データ
    に、複数の画像処理部のうちどの画像処理部で処理を行
    うかを識別するための識別情報を含むヘッダを付加した
    データパケットを生成する第2の生成工程をさらに有
    し、 前記パケット転送工程は、各画像処理部の間で前記デー
    タパケットを転送し、前記複数の画像処理部において、
    前記パケット転送工程により転送されたデータパケット
    のヘッダを解析し、ヘッダに記載された識別情報に基づ
    き、入力したデータパケットに関する処理を制御する第
    2の制御工程とをさらに有することを特徴とする請求項
    23〜24のいずれかに記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記第2の制御工程は、前記データパ
    ケットの識別情報が各画像処理部の識別情報と一致しな
    い場合、各画像処理部から前記データパケットを出力す
    るように制御し、前記データパケットの識別情報が各画
    像処理部の識別情報と一致する場合、各画像処理部にお
    いて前記データパケットの矩形画像データに基づく内部
    処理を行うように制御することを特徴とする請求項25
    記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記複数の画像処理部の各画像処理部
    間はバスを介してリング状に接続されており、前記パケ
    ット転送工程は各画像処理部に対してリング状のバスに
    沿って順にパケット転送することを特徴とする請求項2
    3〜26のいずれかに記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記複数の画像処理手段は外部装置と
    接続しており、前記第1の制御工程よる処理設定に基づ
    き前記外部装置との間で画像入出力を行うことを特徴と
    する請求項23〜27記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 画像データを記憶する記憶装置に接続
    され、外部装置との間で行われる画像データの入出力動
    作を制御する制御部と、画像出力装置に接続される第1
    の画像処理部と、画像入力装置に接続される第2の画像
    処理部とを有する画像入出力制御装置における画像処理
    方法であって、 前記制御部と前記第1の画像処理部、前記第1の画像処
    理部と前記第2の画像処理部、及び前記第2の画像処理
    部と前記制御部の間をリング状に接続し、処理設定情報
    及び画像データの転送を単方向に行うデータ転送工程
    と、 前記第2の画像処理部において、前記制御部から送信さ
    れる処理設定情報に基づき、前記画像入力装置により入
    力される画像データに所定の画像処理を施す入力画像処
    理工程と、 前記第1の画像処理部において、前記制御部から送信さ
    れる処理設定情報に基づき、前記画像出力装置により出
    力するための画像データに所定の画像処理を施す出力画
    像処理工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記入力画像処理工程において、前記
    処理設定情報に基づき、前記画像入力装置により入力し
    た画像データを前記第2の画像処理部から前記制御部に
    送信し、 前記制御部において、前記第2の画像処理部から受信し
    た画像データを前記記憶装置に記憶し、所定量の画像デ
    ータを前記記憶装置に記憶した後、前記記憶装置の画像
    データを前記第1の画像処理部に送信し、 前記出力画像処理工程において、前記処理設定情報に基
    づき、前記制御部から受信した画像データを前記第1の
    画像処理部から前記画像出力装置に出力することを特徴
    とする請求項29に記載の画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記画像入力装置は原稿画像を読み取
    ることにより画像データを入力するスキャナ装置であ
    り、 前記画像出力装置は画像データに基づき所定のシート上
    に画像を印刷するプリンタであり、 前記処理設定情報は、前記スキャナ装置及び前記プリン
    タ装置を用いたコピー処理のための設定情報であること
    を特徴とする請求項30に記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記制御部、前記第1の画像処理部、
    前記第2の画像処理部は、それぞれ異なる半導体基板上
    に構成されることを特徴とする請求項29〜31のいず
    れかに記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記データ転送工程において、前記所
    定の大きさ有する矩形画像データ単位で、画像データの
    転送を行うことを特徴とする請求項29〜32のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  34. 【請求項34】 画像データを記憶する記憶装置に接続
    され、外部装置との間で行われる画像データの入出力動
    作を制御する制御部と、画像出力装置に接続される第1
    の画像処理部と、画像入力装置に接続される第2の画像
    処理部と、第3の画像処理部とを有する画像入出力制御
    装置における画像処理方法であって、 前記制御部と前記第1の画像処理部、前記第1の画像処
    理部と前記第2の画像処理部、前記第2の画像処理部と
    前記第3の画像処理部、及び前記第3の画像処理部と前
    記制御部の間をリング状に接続し、処理設定情報及び画
    像データの転送を単方向に行うデータ転送工程と、 前記第2の画像処理部において、前記制御部から送信さ
    れる処理設定情報に基づき、前記画像入力装置により入
    力される画像データに所定の画像処理を施す入力画像処
    理工程と、 前記第3の画像処理部において、前記制御部から送信さ
    れる処理設定情報に基づき、入力される画像データに所
    定の変換処理を施す変換処理工程と、 前記第1の画像処理部において、前記制御部から送信さ
    れる処理設定情報に基づき、前記画像出力装置により出
    力するための画像データに所定の画像処理を施す出力画
    像処理工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記入力画像処理工程において、前記
    処理設定情報に基づき、前記画像入力装置により入力し
    た画像データを前記第2の画像処理部から前記第3の画
    像処理部に送信し、 前記画像変換工程において、前記処理設定情報に基づ
    き、前記第2の画像処理部から受信した画像データに所
    定の変換処理を施し、前記変換処理を施した画像データ
    を前記第2の画像処理部から前記制御部に送信し、 前記制御部において、前記第3の画像処理部から受信し
    た画像データを前記記憶装置に記憶し、所定量の画像デ
    ータを前記記憶装置に記憶した後、前記記憶装置の画像
    データを前記第1の画像処理部に送信し、 前記出力画像処理工程において、前記処理設定情報に基
    づき、前記制御部から受信した画像データを前記第1の
    画像処理部から前記画像出力装置に出力することを特徴
    とする請求項34に記載の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 前記画像入力装置は原稿画像を読み取
    ることにより画像データを入力するスキャナ装置であ
    り、 前記画像出力装置は画像データに基づき所定のシート上
    に画像を印刷するプリンタであり、 前記第3の画像処理部における所定の変換処理は解像度
    変換処理であり、 前記処理設定情報は、前記スキャナ装置及び前記プリン
    タ装置を用いた変倍コピー処理のための設定情報である
    ことを特徴とする請求項35に記載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】 前記制御部、前記第1の画像処理部、
    前記第2の画像処理部、前記第3の画像処理部は、それ
    ぞれ異なる半導体基板上に構成されることを特徴とする
    請求項34〜36のいずれかに記載の画像処理方法。
  38. 【請求項38】 前記データ転送工程は、前記所定の大
    きさ有する矩形画像データ単位で、画像データの転送を
    行うことを特徴とする請求項34〜37のいずれかに記
    載の画像処理方法。
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