JP2002304033A - 像担持体の駆動装置及びこれに用いるタイミングベルトの製造方法 - Google Patents

像担持体の駆動装置及びこれに用いるタイミングベルトの製造方法

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JP2002304033A
JP2002304033A JP2001284367A JP2001284367A JP2002304033A JP 2002304033 A JP2002304033 A JP 2002304033A JP 2001284367 A JP2001284367 A JP 2001284367A JP 2001284367 A JP2001284367 A JP 2001284367A JP 2002304033 A JP2002304033 A JP 2002304033A
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belt
image
pulley
image carrier
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JP2001284367A
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English (en)
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Yasumasa Takanishi
泰正 高西
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】構成が簡単であって、しかも、複数の像担
持体の回転挙動を均一に保ち、濃度むらや色ずれの少な
い高品位な画像を得ることが可能な像担持体の駆動装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 複数の像担持体をタイミングベルトを用
いて回転駆動する像担持体の駆動装置において、前記タ
イミングベルトにテンションを付与するベルトテンショ
ン緊張手段を複数設けるように構成して課題を解決し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式を
適用した複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の
画像形成装置に使用される像担持体の駆動装置、及びこ
れに用いるタイミングベルトの製造方法に関し、特に複
数の像担持体を駆動ベルトを用いて駆動する所謂タンデ
ム型の画像形成装置に適用される像担持体の駆動装置及
びこれに用いるタイミングベルトの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式を適用した複写
機やプリンタ等の画像形成装置としては、黒(K)、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の各単
色トナー像を形成する4つの画像形成ユニットを、互い
に並列的に配置し、これらの各画像形成ユニットで順次
形成される黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各単色トナー像を、中間転写ベ
ルト上に一旦多重に転写した後、この中間転写ベルトか
ら記録用紙上に一括して転写し、記録用紙上にトナー像
を定着することによって、カラー画像を形成するように
構成した所謂フルカラータンデム機が、種々提案されて
おり、実際に製品化されてきてもいる。
【0003】上記所謂フルカラータンデム機において、
1つの駆動源と歯付きのタイミングベルトを用いて、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色に対応した4つの感光体ドラムを駆動する
場合には、通常、図21に示すような構成が採用され
る。つまり、各感光体ドラムには、当該感光体ドラムと
同軸上に、歯付きの従動プーリー101K、101Y、
101M、101Cが装着され、これらの4つの従動プ
ーリー101K、101Y、101M、101Cと歯付
きのタイミングベルト102との噛み合いにより駆動力
を伝達するように構成される。上記タイミングベルト1
02は、図示しない駆動モータによって回転駆動される
歯付きの駆動プーリー103によって循環移動するよう
に駆動されるとともに、当該タイミングベルト102
は、テンションプーリー104を介して、各感光体ドラ
ムと同軸上に装着された従動プーリー101K、101
Y、101M、101Cと、従動プーリー101K、1
01Y、101M、101Cの間に配設されたアイドラ
プーリー106とに、上下に交互に巻き掛けられてい
る。なお、上記テンションプーリー104は、テンショ
ンプーリー支持部材107に回転自在に取り付けられて
おり、当該テンションプーリー支持部材107は、引張
バネ108によって付勢されて、タイミングベルト10
2によって所定のテンションを付与するように構成され
ている。
【0004】また、上記所謂フルカラータンデム機にお
いて、1つの駆動源と歯付きのタイミングベルトを用い
て、黒、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した
4つの感光体ドラムを駆動する技術としては、特開平9
−114171号公報、特開平7−92761号公報や
特開平10−192761号公報などに開示されたもの
が、既に提案されている。
【0005】上記特開平9−114171号公報に係る
カラー画像形成装置は、タンデム式像担持体駆動系を備
えたカラー画像形成装置において、像担持体を精度良く
回転駆動することにより、画像のズレや色ズレを防止
し、高品位画像を得るため、図22に示すように、像担
持体駆動プーリー101K、101Y、101M、10
1Cの直径を像担持体110K、110Y、110M、
110Cの直径より大きく設定することにより、像担持
体110K、110Y、110M、110Cの回転速度
変動を低くして、画像のズレや色ズレを防止する旨のこ
とが記載されている。なお、図14中、111は駆動モ
ータを示すものである。
【0006】また、上記特開平7−92761号公報に
係る画像形成装置は、列設された複数の像担持体を回転
させるための第1駆動プーリと、上記複数の像担持体と
同軸で回転するように設けられ、上記第1駆動プーリに
従動する複数の第1従動プーリと、第1駆動プーリと第
1従動プーリの各々との間に懸架されて、第1駆動プー
リからの駆動力を各々の第1従動プーリに伝達する複数
の第1ベルト部材と、上記複数の像担持体から独立した
像担持体を駆動するための第2駆動プーリと、この独立
した像担持体と同軸で回転するように設けられ、上記第
2駆動プーリに従動する第2従動プーリと、第2駆動プ
ーリと第2従動プーリとの間に懸架されて、第2駆動プ
ーリからの駆動力を第2従動プーリに伝達する第2ベル
ト部材と、上記複数の第1プーリの少なくとも1つに設
けられた、上記複数の像担持体の位相を検知する第1検
知手段と、上記第2プーリに設けられた、上記独立した
像担持体の位相を検知する第2検知手段と、第1及び第
2検知手段の検知結果に基づいて複数の像担持体及び独
立した像担持体の位相が等しくなるように上記第1駆動
プーリ及び上記第2駆動プーリの回転を調整する調整手
段を有するように構成されている。
【0007】さらに、上記特開平10−111586号
公報に係る画像形成装置は、複数の像担持体を駆動する
駆動手段が、駆動力を発生するモータと、前記像担持体
の端部に設けられた被駆動部表面に接して移動すること
により前記モータの駆動力を前記像担持体に伝達する無
端の駆動力伝達部材とを備えるように構成したものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、特開平9−114171号公報に係るカラー画
像形成装置の場合には、像担持体としての感光体ドラム
と同軸上に装着される従動プーリの直径を、感光体ドラ
ムの直径より大きく設定することにより、感光体ドラム
の回転速度変動を低減するように構成したものである。
このように、4つの感光体ドラム110K、110Y、
110M、110Cを一本のタイミングベルト102に
て駆動する系においては、図21に示すように、通常、
ベルト張力を一定に保つ目的で、感光体ドラムを挟んで
駆動モータで回転駆動される駆動プーリー103とは逆
側に、タイミングベルト102にテンションを与えるテ
ンションプーリ104等からなるテンショナーが設置さ
れている。
【0009】しかし、かかる駆動装置の場合には、駆動
モータによる駆動力と、テンショナーによる引張力と、
各感光体ドラムの負荷とのバランスによって、駆動モー
タの回転中に、各感光体ドラムの回転軸前後のベルトテ
ンションは、図5の従来例に示すように、一定にならな
い。上記ベルトテンションは、通常、駆動モータに近い
側が高く、テンショナー側が最も低い状態になる。この
状態では、4つの感光体ドラムの回転挙動を同じに保つ
ことができず、濃度むらや色ずれを防止することができ
ないという問題点を有している。特に、4つの感光体ド
ラムのうち、内側に配置された2つの感光体ドラムの速
度変動は大きいため, 両端の2つの感光体ドラムとは、
画像の形成位置であるレジストレーションが合わず、濃
度むらや色ずれが発生する。
【0010】また、上記特開平7−92761号公報に
係る画像形成装置の場合には、列設された複数の像担持
体を回転させるための第1駆動プーリと、上記複数の像
担持体と同軸で回転するように設けられ、上記第1駆動
プーリに従動する複数の第1従動プーリと、第1駆動プ
ーリと第1従動プーリの各々との間に懸架されて、第1
駆動プーリからの駆動力を各々の第1従動プーリに伝達
する複数の第1ベルト部材とを備えているため、第1駆
動プーリによって複数の第1ベルト部材を介して、複数
の像担持体を回転させる構成となり、第1ベルト部材が
複数本必要であって、構成が複雑となるという問題点を
有している。
【0011】さらに、上記特開平10−111586号
公報に係る画像形成装置の場合には、図21に示す駆動
装置と同様の構成を採用しているため、上述した特開平
9−114171号公報における問題点と同様の問題点
を有している。
【0012】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、構成が簡単であって、しかも、複数の像担
持体の回転挙動を均一に保ち、濃度むらや色ずれの少な
い高品位な画像を得ることが可能な像担持体の駆動装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、複数の像担持体をタ
イミングベルトを用いて回転駆動する像担持体の駆動装
置において、前記タイミングベルトにテンションを付与
するベルトテンション緊張手段を複数設けたことを特徴
とする像担持体の駆動装置である。
【0014】また、請求項2に記載された発明は、複数
の像担持体をタイミングベルトを用いて回転駆動する像
担持体の駆動装置において、前記複数の像担持体を所定
の間隔を隔てて並列的に配置し、1つのベルトテンショ
ン緊張手段を、前記複数の像担持体の中央部に近い位置
に配置するとともに、他の1つのベルトテンション緊張
手段を、駆動源側からみて複数の像担持体の最後部に配
置したことを特徴とする像担持体の駆動装置である。
【0015】さらに、請求項3に記載された発明は、複
数の像担持体をタイミングベルトを用いて回転駆動する
像担持体の駆動装置において、前記複数の像担持体を2
つ以下の像担持体からなる組に分け、各組の像担持体を
1本のタイミングベルトで駆動するように構成したこと
を特徴とする像担持体の駆動装置である。
【0016】また更に、請求項4に記載された発明は、
複数の像担持体をタイミングベルトを用いて回転駆動す
る像担持体の駆動装置において、前記各像担持体の端部
に、当該各像担持体を回転駆動するための従動プーリを
取り付け、前記従動プーリの偏芯量の大小に基づいて、
当該従動プーリを取り付ける像担持体の位置を決定する
ように構成したことを特徴とする像担持体の駆動装置で
ある。
【0017】さらに、請求項5に記載された発明は、複
数の像担持体をタイミングベルトを用いて回転駆動する
像担持体の駆動装置において、前記複数の像担持体を所
定の間隔を隔てて並列的に配置し、偏芯量の大きい従動
プーリを、内側に位置する像担持体に装着し、偏芯量の
小さい従動プーリを、外側に位置する像担持体に装着す
るように構成したことを特徴とする請求項4記載の像担
持体の駆動装置である。
【0018】又、請求項6に記載された発明は、ベルト
状部材の一方の表面に、歯付きプーリと噛み合う歯部を
一定のピッチで設けたタイミングベルトの製造方法にお
いて、前記タイミングベルトの歯部と反対側の背面を研
磨する際に、前記タイミングベルトを当該タイミングベ
ルトの歯部と噛み合う歯を備えた歯付きの治具プーリに
巻き掛けた状態で、タイミングベルトの背面を研磨する
ことを特徴とするタイミングベルトの製造方法である。
【0019】更に、請求項7に記載された発明は、ベル
ト状部材の一方の表面に、歯付きプーリと噛み合う歯部
を一定のピッチで設けたタイミングベルトの製造方法に
おいて、前記タイミングベルトの芯線部材を、タイミン
グベルト製造用の歯付きの型に巻き付けた後、当該芯線
部材が巻き付けられた型の外周にタイミングベルトを形
成する未硬化状態のシート状部材を巻き付ける際に、前
記シート状部材の周方向の端部が重ならないように、当
該未硬化状態のシート状部材をタイミングベルト製造用
の歯付き型に巻き付けることを特徴とするタイミングベ
ルトの製造方法である。
【0020】ここで、上記のごとき製造方法で製造され
たタイミングベルトは、例えば、駆動源によって回転駆
動される駆動プーリと、被駆動部材の回転軸に取り付け
れた従動プーリと、前記駆動プーリの回転駆動力を従動
プーリに伝達する歯付きのタイミングベルトと、前記駆
動プーリと従動プーリとの間に配置され、前記タイミン
グベルトの背面が接触するアイドラープーリとを備えた
駆動装置に使用される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0022】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る像担持体の駆動装
置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のカラー
画像形成装置を示すものである。
【0023】すなわち、上記タンデム型のカラー画像形
成装置では、図2に示すように、黒(K)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4つの画像形
成ユニット1K、1Y、1M、1Cが、水平方向に一定
の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0024】これらの4つの画像形成ユニット1K、1
Y、1M、1Cは、すべて同様に構成されており、大別
して、図2及び図3に示すように、所定の速度で回転駆
動される像担持体としての感光体ドラム2と、この感光
体ドラム2の表面を一様に帯電する接触帯電方式の帯電
装置3と、当該感光体ドラム2の表面に所定の色に対応
した画像を露光して静電潜像を形成するレーザ光源とミ
ラーよりなる露光光学系4(図3参照)と、感光体ドラ
ム2上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像
する現像器5と、感光体ドラム2の表面に残留した転写
残りトナーを除去するためのクリーニングユニット6と
から構成されている。これらの感光体ドラム2の周辺に
配置される画像形成部材は、感光体ドラム2と共に一体
的にユニット化されており、当該画像形成ユニット1
は、画像形成装置本体に対して着脱自在に装着可能とな
っている。
【0025】上記黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット1K、
1Y、1M、1Cに設けられた露光光学系4には、図示
しない画像処理装置から各色の画像データが順次入力さ
れ、この露光光学系4から画像データに応じて出射され
るレーザ光は、対応する感光体ドラム2の表面に走査露
光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム2上
に形成された静電潜像は、現像器5K、5Y、5M、5
Cによって、それぞれ黒(K)、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像として現像
される。
【0026】上記各画像形成ユニット1K、1Y、1
M、1Cの感光体ドラム2上に、順次形成された黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット1K、
1Y、1M、1Cの下方にわたって配置された転写ユニ
ット7の中間転写ベルト(ベルト状の中間転写体)8上
に、4つの一次転写ロール9K、9Y、9M、9Cによ
って順次多重に転写される。これらの一次転写ロール9
K、9Y、9M、9Cは、各画像形成ユニット1K、1
Y、1M、1Cの感光体ドラム2に対応した中間転写ベ
ルト8の裏面側に配設されている。そして、一次転写ロ
ール9K、9Y、9M、9Cには、転写バイアス電源
(図示しない)が接続されており、所定のトナー極性と
は逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが
所定のタイミングで印加されるようになっている。
【0027】また、上記中間転写ベルト8は、図2に示
すように、ドライブロール10と、テンションロール1
1と、バックアップロール12との間に一定のテンショ
ンで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用
の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール
10により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるよ
うになっている。
【0028】上記中間転写ベルト8上に多重に転写され
た黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色のトナー像は、図2に示すように、当該中
間転写ベルト8の下方に配置されたバックアップロール
12に圧接する二次転写ロール13によって、圧接力及
び静電気力で記録媒体としての記録用紙14上に二次転
写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙
14は、用紙搬送ベルト15によって定着器17へと搬
送される。上記二次転写ロール13は、バックアップロ
ール12の下方に圧接しており、水平方向の側方から搬
送される記録用紙14上に、各色のトナー像を二次転写
するようになっている。そして、上記各色のトナー像が
転写された記録用紙14は、定着ローラ16を内設した
定着器17によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、
装置本体の外部に設けられた図示しない排出トレイ上に
排出される。
【0029】なお、クリーニングユニット6には、図3
に示すように、筐体18の感光体ドラム2の表面と対向
する開口部に、ウレタンゴム製のクリーニングブレード
19が、感光体ドラム2の表面に、当該感光体ドラム2
の回転方向に対しカウンタ方向に向け、所定のオーバー
ラップ量をもって圧接するように配設されている。ま
た、筐体18の内部には、開口部から一部の外周面が突
出して感光体ドラム2の表面に接するクリーニングブラ
シ20と、オーガ21がともに回転可能に配設されてい
る。本実施の形態では、クリーニングブラシ20が感光
体ドラム2の表面と接触しながら、感光体ドラム2の表
面の移動速度の1.2倍〜3倍の回転速度で感光体ドラ
ム2の回転方向Aと順方向に回転する。図示しないフリ
ッカーバーは、クリーニングブラシ20の表面に付着し
たトナーその他をフリッキングする。
【0030】また、上記中間転写ベルト8の周囲には、
図2に示すように、上述した如く、当該中間転写ベルト
8上に一次転写されたトナー像を、記録用紙14に二次
転写するための二次転写ロール13が、バックアップロ
ーラ12に対向して圧接されている。二次転写した後に
中間転写ベルト8上に残留したトナーは、中間転写体ク
リーニング装置22によって除去回収される。
【0031】ところで、この実施の形態では、複数の像
担持体をタイミングベルトを用いて回転駆動する像担持
体の駆動装置において、前記タイミングベルトにテンシ
ョンを付与するベルトテンション緊張手段を複数設ける
ように構成されている。
【0032】また、この実施の形態では、複数の像担持
体をタイミングベルトを用いて回転駆動する像担持体の
駆動装置において、前記複数の像担持体を所定の間隔を
隔てて並列的に配置し、1つのベルトテンション緊張手
段を、前記複数の像担持体の中央部に近い位置に配置す
るとともに、他の1つのベルトテンション緊張手段を、
駆動源側からみて複数の像担持体の最後部に配置するよ
うに構成されている。
【0033】上記黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各感光体ドラム2K、2Y、2
M、2Cを備えた画像形成ユニット1K、1Y、1M、
1Cは、図4に示すように、互いに一定の間隔をおいて
並列的に配列されている。上記各感光体ドラム2K、2
Y、2M、2Cの回転軸30には、カップリング31を
介して回転シャフト32が連結されており、当該回転シ
ャフト32には、従動プーリ33が取り付けられてい
る。また、上記回転シャフト32は、画像形成装置本体
のリアフレーム34に軸受35を介して回転自在に軸支
されている。
【0034】また、画像形成装置本体側には、図1に示
すように、図示しない駆動モータによって回転駆動され
る駆動プーリ36が設けられており、この駆動プーリ3
6には、各感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの従動
プーリ33に巻き掛けられるとともに、複数のベルトテ
ンション緊張手段37、38によって、所定のテンショ
ンが付与される1本のタイミングベルト39が巻き掛け
られるように構成されている。さらに、上記各感光体ド
ラム2K、2Y、2M、2Cの従動プーリ33の間に
は、それぞれアイドラプーリ40が配設されており、こ
れらのアイドラプーリ40にも、タイミングベルト39
が巻き掛けられている。
【0035】上記駆動装置には、図1に示すように、1
つのベルトテンション緊張手段37が、複数の感光体ド
ラム2K、2Y、2M、2Cの中央部であるイエロー
(Y)の感光体ドラム2Yとマゼンタ(M)の感光体ド
ラム2Mとの間に配置されており、もう1つのベルトテ
ンション緊張手段38が、駆動プーリ36と黒(K)の
感光体ドラム2Kとの間に配置されている。そして、上
記タイミングベルト39には、駆動プーリ36と黒
(K)の感光体ドラム2Kとの間に配置されたベルトテ
ンション緊張手段38によって、テンションが付与され
るとともに、イエロー(Y)の感光体ドラム2Yとマゼ
ンタ(M)の感光体ドラム2Mとの間に配置されたベル
トテンション緊張手段37によっても、テンションが付
与されるように構成されている。
【0036】上記ベルトテンション緊張手段37は、テ
ンションプーリとして作用するアイドラプーリ40が回
転自在に取り付けられたテンションプーリ支持部材41
を備えており、このテンションプーリ支持部材41は、
上下に移動自在に装置本体のリアフレーム34に取り付
けられている。また、上記テンションプーリ支持部材4
1は、引張バネ42によって下方に付勢されており、当
該テンションプーリ支持部材41に取り付けられたアイ
ドラプーリ40を介して、タイミングベルト39に所定
のテンションを付与するようになっている。
【0037】他方のベルトテンション緊張手段38は、
テンションプーリ43が回転自在に取り付けられたテン
ションプーリ支持部材44を備えており、このテンショ
ンプーリ支持部材44は、支点45を中心にして回動自
在に装置本体のリアフレーム34に取り付けられてい
る。また、上記テンションプーリ支持部材44は、引張
バネ46によって時計周り方向に付勢されており、当該
テンションプーリ支持部材44に取り付けられたテンシ
ョンプーリ43を介して、タイミングベルト39に所定
のテンションを付与するようになっている。
【0038】以上の構成において、この実施の形態に係
る像担持体の駆動装置の場合には、次のようにして、構
成が簡単で、しかも、複数の像担持体の回転挙動を均一
に保ち、濃度むらや色ずれの少ない高品位な画像を得る
ことが可能となっている。
【0039】すなわち、この実施の形態1では、図1に
示すように、駆動プーリ36と黒(K)の感光体ドラム
2Kとの間に配置されたベルトテンション緊張手段38
以外に、イエロー(Y)の感光体ドラム2Yとマゼンタ
(M)の感光体ドラム2Mとの間に配置されたベルトテ
ンション緊張手段37によっても、タイミングベルト3
9にテンションが付与されるように構成されている。
【0040】ところで、イエロー(Y)の感光体ドラム
2Yとマゼンタ(M)の感光体ドラム2Mとの間に配置
されたベルトテンション緊張手段37が無い場合には、
タイミングベルト39のテンションが、図5に示すよう
に、駆動モータによって回転駆動される駆動プーリ36
側が最も高くなり、シアン(C)の感光体ドラム2Cか
ら黒(K)の感光体ドラム2Kまでの間のテンション
は、徐々に低い値となる。その結果、4つの感光体ドラ
ム2K、2Y、2M、2Cのうち、内側に配置された2
つの感光体ドラム2Y、2Mの回転速度変動は大きくな
り、両端の2つの感光体ドラム2K、2Cとはレジスト
レーションが合わなくなり、濃度むらや色ずれが発生す
る。
【0041】そこで、この発明の実施の形態1では、図
1に示すように、イエロー(Y)の感光体ドラム2Yと
マゼンタ(M)の感光体ドラム2Mとの間に、ベルトテ
ンション緊張手段37を設けることにより、各感光体ド
ラム2Y、2Mの回転シャフトにかかるタイミングベル
ト39のテンション差を低減することができる。その結
果、4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転
速度変動差を低減でき、カラーレジストレーションを改
善することができ、構成が簡単で、しかも、4つの感光
体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転挙動を均一に保
ち、濃度むらや色ずれの少ない高品位な画像を得ること
が可能となっている。
【0042】また、上記特開平7−92761号公報に
係る画像形成装置のように、複数本のタイミングベルト
や複数の駆動源、複数の検知手段、調整手段を必要とし
ないため、低コスト化が可能となる。
【0043】実施の形態2 図6はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、複数の像担持体を1本
のタイミングベルトによって駆動するのではなく、複数
の像担持体を2つ以下の像担持体からなる組に分け、各
組の像担持体をそれぞれ1本のタイミングベルトで駆動
するように構成されている。
【0044】すなわち、この実施の形態2では、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン
(C)の4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、2C
を、互いに2つの感光体ドラムからなる、黒(K)とイ
エロー(Y)の感光体ドラム2K、2Yと、マゼンタ
(M)、サイアン(C)の感光体ドラム2M、2Cとの
2つの組に分け、各組の感光体ドラム2K、2Yと感光
体ドラム2M、2Cをそれぞれ1本のタイミングベルト
50、51で駆動するように構成されている。
【0045】上記黒(K)とイエロー(Y)の組の感光
体ドラム2K、2Yは、図6に示すように、当該各感光
体ドラム2K、2Yの従動プーリ33に、駆動プーリ3
6に巻き掛けられた第1のタイミングベルト50が、第
1のベルトテンション緊張手段52を介して巻き掛けら
れている。また、上記感光体ドラム2K、2Yの従動プ
ーリ33の間に位置するアイドラープーリ40にも、第
1のタイミングベルト50が巻き掛けられている。
【0046】一方、上記マゼンタ(M)、サイアン
(C)の感光体ドラム2M、2Cは、図6に示すよう
に、当該各感光体ドラム2M、2Cの従動プーリ33
に、駆動プーリ36に巻き掛けられた第2のタイミング
ベルト51が、第2のベルトテンション緊張手段53を
介して巻き掛けられている。また、上記感光体ドラム2
M、2Cの従動プーリ33の間に位置するアイドラープ
ーリ40にも、第2のタイミングベルト53が巻き掛け
られている。
【0047】この場合には、第2のタイミングベルト5
1によって駆動される感光体ドラム2M、2Cが、駆動
プーリ36の下流側に位置するので、当該駆動プーリ3
6の駆動力を確実に感光体ドラム2M、2Cに伝達する
ためには、駆動プーリ36に対する第2のタイミングベ
ルト51のラップアングルが大きくなるように、テンシ
ョンプーリ43を上方に配置するのが望ましい。
【0048】図7は実施の形態2の変形例を示すもので
あり、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サ
イアン(C)の4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、
2Cのうち、黒(K)の感光体ドラム2Kからなる組
と、イエロー(Y)とマゼンタ(M)の感光体ドラム2
Y、2Mの組と、サイアン(C)の感光体ドラム2Cか
らなる組とに分け、黒(K)の感光体ドラム2Kを第1
のタイミングベルト60で、イエロー(Y)とマゼンタ
(M)の感光体ドラム2Y、2Mを第2のタイミングベ
ルト61で、サイアン(C)の感光体ドラム2Cを第3
のタイミングベルト62で、それぞれ駆動するように構
成されている。
【0049】上記黒(K)の感光体ドラム2Kは、図7
に示すように、当該感光体ドラム2Kの従動プーリ33
に、第1の駆動プーリ64に巻き掛けられた第1のタイ
ミングベルト60が、第1のベルトテンション緊張手段
65を介して巻き掛けられている。
【0050】また、上記イエロー(Y)とマゼンタ
(M)の感光体ドラム2Y、2Mは、図7に示すよう
に、当該各感光体ドラム2Y、2Mの従動プーリ33
に、第2の駆動プーリ66に巻き掛けられた第2のタイ
ミングベルト61が、第2のベルトテンション緊張手段
67を介して巻き掛けられている。また、上記感光体ド
ラム2Y、2Mの従動プーリ33の間に位置するアイド
ラープーリ40にも、第2のタイミングベルト61が巻
き掛けられている。
【0051】さらに、サイアン(C)の感光体ドラム2
Cは、図7に示すように、当該感光体ドラム2Cの従動
プーリ33に、第2の駆動プーリ66に巻き掛けられた
第3のタイミングベルト62が、第3のベルトテンショ
ン緊張手段68を介して巻き掛けられている。
【0052】なお、この実施の形態では、アイドラープ
ーリは、イエロー(Y)とマゼンタ(M)の感光体ドラ
ム2Y、2Mの間に1つのみ設けられている。
【0053】ところで、この実施の形態では、白黒の画
像を形成する場合、黒(K)の感光体ドラム2Kのみを
回転駆動することが可能となる。ただし、黒(K)の感
光体ドラム2Kと、イエロー(Y)とマゼンタ(M)の
感光体ドラム2Y、2M及びサイアン(C)の感光体ド
ラム2Cは、駆動プーリ64、66等からなる駆動系が
異なる。そのため、第1駆動系の感光体ドラム2Kの位
相を検知する第1検知手段(図示せず)と、第2駆動系
の感光体ドラム2Y、2M、2Cの位相を検知する第2
検知手段(図示せず)と、第1及び第2の検知手段の検
知結果に基づいて両方の駆動系の感光体ドラムの位相が
等しくなるように、第1駆動プーリと第2駆動プーリの
回転を調整する調整手段(図示せず)を有している。
【0054】図8は実施の形態2の他の変形例を示すも
のであり、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、サイアン(C)の4つの感光体ドラム2K、2
Y、2M、2Cのうち、黒(K)とイエロー(Y)の感
光体ドラム2K、2Yからなる組と、マゼンタ(M)と
サイアン(C)の感光体ドラム2M、2Cからなる組と
に分け、黒(K)とイエロー(Y)の感光体ドラムを第
1のタイミングベルト70で、マゼンタ(M)とサイア
ン(C)の感光体ドラム2M、2Cを第2のタイミング
ベルト71で、それぞれ駆動するように構成されてい
る。
【0055】上記黒(K)とイエロー(Y)の組の感光
体ドラム2K、2Yは、図8に示すように、当該各感光
体ドラム2K、2Yの従動プーリ33に、第1の駆動プ
ーリ72に巻き掛けられた第1のタイミングベルト70
が、第1のベルトテンション緊張手段73を介して巻き
掛けられている。また、上記感光体ドラム2K、2Yの
従動プーリ33の間に位置するアイドラープーリ40に
も、第1のタイミングベルト70が巻き掛けられてい
る。
【0056】一方、上記マゼンタ(M)、サイアン
(C)の感光体ドラム2M、2Cは、図8に示すよう
に、当該各感光体ドラム2M、2Cの従動プーリ33
に、第2の駆動プーリ74に巻き掛けられた第2のタイ
ミングベルト71が、第2のベルトテンション緊張手段
75を介して巻き掛けられている。また、上記感光体ド
ラム2M、2Cの従動プーリ33の間に位置するアイド
ラープーリ40にも、第2のタイミングベルト71が巻
き掛けられている。
【0057】ただし、この実施の形態でも、図7に示す
実施の形態と同様に、黒(K)とイエロー(Y)の感光
体ドラム2K、2Yと、イエロー(Y)とマゼンタ
(M)の感光体ドラム2Y、2Mは、駆動プーリ等から
なる駆動系が異なる。そのため、第1駆動系の感光体ド
ラムの位相を検知する第1検知手段と、第2駆動系の感
光体ドラムの位相を検知する第2検知手段と、第1及び
第2の検知手段の検知結果に基づいて両方の駆動系の感
光体ドラムの位相が等しくなるように、第1駆動プーリ
と第2駆動プーリの回転を調整する調整手段を有してい
る。
【0058】以上の構成において、この実施の形態2に
係る像担持体の駆動装置の場合には、次のようにして、
構成が簡単で、しかも、複数の像担持体の回転挙動を均
一に保ち、濃度むらや色ずれの少ない高品位な画像を得
ることが可能となっている。
【0059】すなわち、この実施の形態2では、図6乃
至図8に示すように、複数の感光体ドラムを1本のタイ
ミングベルトによって駆動するのではなく、複数の感光
体ドラムを2つ以下の感光体ドラムからなる組に分け、
各組の感光体ドラムをそれぞれ1本のタイミングベルト
で駆動するように構成されている。
【0060】ところで、4つの感光体ドラム2Yを1本
のタイミングベルトで駆動しようとすると、従来技術で
述べたごとく、4つの感光体ドラム2Yのうち、内側の
2本の感光体ドラムの回転変動が大きくなってしまう。
【0061】そこで、この実施の形態2では、図6乃至
図8に示すように、複数の感光体ドラム2K、2Y、2
M、2Cを2つ以下の感光体ドラムからなる組に分け、
各組の感光体ドラムをそれぞれ1本のタイミングベルト
50及びタイミングベルト51と、タイミングベルト6
0乃至タイミングベルト62と、タイミングベルト70
及びタイミングベルト71で駆動するように構成して、
4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転速度
変動の差を低減でき、カラーレジストレーションを改善
することができ、構成が簡単で、しかも、複数の像担持
体の回転挙動を均一に保ち、濃度むらや色ずれの少ない
高品位な画像を得ることが可能となっている。
【0062】実施の形態3 図9はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態3では、複数の像担持体を、当
該各像担持体に取り付けた従動プーリと、前記従動プー
リに巻き掛けられたタイミングベルトとを用いて駆動す
る場合、各従動プーリには、必然的に偏心が生じるた
め、この従動プーリの偏心量の大小を利用して、複数の
像担持体を適宜配置することにより、複数の像担持体間
の回転速度変動の差を低減するように構成されている。
【0063】すなわち、この実施の形態3に係る駆動装
置では、図9に示すように、各感光体ドラム2K、2
Y、2M、2Cに取り付けられる従動プーリ33の偏心
量を、回転シャフト32に実装した状態で予め測定し、
偏心量の大きい従動プーリ33が実装された回転シャフ
ト32を、4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、2C
のうち、内側2つの感光体ドラム2Y、2Mに対向する
位置に配置し、偏心量の小さい従動プーリ33が実装さ
れた回転シャフト32を、両端部に配置するように構成
したものである。
【0064】上記各感光体ドラム2K、2Y、2M、2
Cを回転駆動する従動プーリ33は、図10に示すよう
に、当該各感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転
軸30にカップリング31を介して連結される回転シャ
フト32に、固定用のネジ80によって取り付けられる
が、その際、各感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cを
回転駆動する従動プーリ33には、必然的に偏心が生
じ、当該偏心量の大小は、各従動プーリ33によって異
なる。
【0065】ところで、4つの感光体ドラム2を1本の
タイミングベルトで駆動しようとすると、4つの感光体
ドラム2のうち、内側の2本の感光体ドラムの回転変動
(軸芯変動)が大きくなり、偏芯量の大きい部分がタイ
ミングベルト39にかかり始めると、タイミングベルト
39と噛み合っている側と反対側に軸芯が徐々に変動
し、結果的にレジストレーション上の振幅幅は、図11
に示すように、小さくなってしまう。
【0066】そこで、この発明の実施の形態3では、内
側2つの感光体ドラム2Y、2Mに駆動伝達する従動プ
ーリ33に、偏芯量の大きいものを配置することによ
り、レジストレーション上の振幅幅が大きくなり、逆に
両端の2つの感光体ドラム2K、2Cに駆動伝達する従
動プーリ33に、偏芯量の小さいものを配置することに
より、レジストレーション上の振幅幅が小さくなる。
【0067】このように、図9に示すごとく、内側2つ
の感光体ドラム2Y、2Mに駆動伝達する従動プーリ3
3に、偏芯量の大きいものを配置し、逆に両端の2つの
感光体ドラム2K、2Cに駆動伝達する従動プーリ33
に、偏芯量の小さいものを配置することにより、その結
果、図12に示すように、内側2つの感光体ドラム2
Y、2Mのレジストレーション上の振幅幅が大きくな
り、全体的に各感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの
レジストレーション上の振幅幅を略等しくすることがで
き、カラーレジストレーションが良好となる。
【0068】実施の形態4 図23はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態4では、複数の像担持体を回
転駆動する駆動装置において、複数の像担持体の回転軸
にかかる負荷を異ならせるように構成されている。
【0069】すなわち、この実施の形態4に係る駆動装
置では、図23に示すように、4つの感光体ドラム2
K、2Y、2M、2Cのうち、内側の2つの感光体ドラ
ム2Y、2Mの回転軸32に、ブレーキを掛ける負荷付
与手段としてのパウダーブレーキを設け、4つの感光体
ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転挙動を均一に保つ
ことにより、濃度むらや色ずれの少ない高品位な画像を
得るものである。
【0070】実施の形態5 図13はこの発明の実施の形態5を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態5では、複数の像担持体を回
転駆動するタイミングベルトの精度を向上させることに
より、各像担持体に生じる回転変動を抑制するように構
成したものである。
【0071】すなわち、4つの感光体ドラム2K、2
Y、2M、2Cを1本のタイミングベルト39にて駆動
する駆動装置においては、通常、図13に示すように、
感光体ドラム2K、2Y、2M、2C各軸の従動プーリ
33の間にアイドラープーリ40を設けることにより、
従動プーリ33への巻き付け角を大きくし、タイミング
ベルト39による駆動を可能にするように構成されてい
る。なお、図13では、両端側の感光体ドラム2K、2
Cの外側及び駆動プーリ36の両端にも、アイドラープ
ーリ40が設けられており、両端側の感光体ドラム2
K、2Cの従動プーリ33に対するタイミングベルト3
9の巻き付け角を、他の感光体ドラム2Y、2Mと等し
くするとともに、駆動プーリ36へのタイミングベルト
39の巻き付け角を大きく設定するように構成されてい
る。
【0072】ところで、上記タイミングベルト39は、
図14に示すように、長手方向に沿って複数本のグラス
ファイバー製の芯線を埋設した状態で、クロロプレンゴ
ム等のゴム材料で形成されるとともに、歯面の表面にナ
イロン等の合成樹脂が被覆されて、所定の歯型、歯のピ
ッチ及びPLD(芯線の中心から歯底までの寸法)を有
するように製造される。しかしながら、上記タイミング
ベルト39は、製造時の誤差等によって、当該タイミン
グベルト39の歯型、歯のピッチ及びPLD(芯線の中
心から歯底までの寸法)等にバラツキがある、また、従
動プーリ33にも、歯型や径のバラツキがある。
【0073】そこで、上記上記タイミングベルト39の
歯型、歯のピッチ及びPLD(芯線の中心から歯底まで
の寸法)と従動プーリ33の歯型や径のバラツキを小さ
くすることができれば、従動プーリ33を通過したとき
の回転速度変動はほぼ発生しない。
【0074】しかし、タイミングベルト39の歯底から
背面までの寸法(図15参照)のバラツキが大きいと、
図13に示すように、ベルト背面の厚い部分が、感光体
ドラム2K、2Y間のアイドラープーリ40を通過した
時に、感光体ドラム2Kの回転シャフトに変動が発生
し、同様に、感光体ドラム2Y、2M間のアイドラープ
ーリ40を通過した時に、感光体ドラム2K、2Yの回
転シャフトに変動が発生し、感光体ドラム2M、2C間
のアイドラープーリ40を通過した時に、感光体ドラム
2K、2Y、2Mの回転シャフトに変動が発生し、感光
体ドラム2Cの外側のアイドラープーリ40を通過した
時に、図16に示すように、すべての感光体ドラム2
K、2Y、2M、2Cの回転シャフトに変動が発生して
しまう。この状態では、4つの感光体ドラム2K、2
Y、2M、2Cの回転挙動を同じに保つことができず、
濃度むらや色ずれを防止することができない。
【0075】なお、図16のグラフ上、各感光体ドラム
2K、2Y、2M、2C軸の最後の変動分(山の幅)が
大きいのは、最終段のアイドラープーリ40の巻き付け
角が大きいためである。
【0076】そこで、本発明者は、鋭意検討した結果、
タイミングベルト39の歯底から背面までの寸法のバラ
ツキを、±0.05mm以下に抑えることにより、濃度
むらや色ずれを大幅に抑制することができることを明ら
かにした。
【0077】図17は上記タイミングベルト39の歯底
から背面までの寸法のバラツキを、0.04mmとした
ときの黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サ
イアン(C)の各感光体ドラム2K、2Y、2M、2C
の変動を示したグラフである。
【0078】このグラフから明らかなように、タイミン
グベルト39の歯底から背面までの寸法のバラツキを、
±0.05mm以下に抑えることにより、濃度むらや色
ずれを大幅に抑制することができる。
【0079】なお、上記タイミングベルト39の歯底か
ら背面までの寸法のバラツキを、±0.05mm以下に
抑えるためには、例えば、タイミングベルト39の背面
を研磨する際の精度を向上させるように構成すれば良
い。
【0080】また、タイミングベルト39の1周におい
て、グラスファイバー製の芯線から歯底までの寸法(P
LD)のバラツキが大きいと、当該PLDの大きい部分
が駆動プーリ36及び従動プーリ33を通過する際に、
図19に示すような速度変動を引き起こすことがわかっ
た。
【0081】そこで、本発明者は、鋭意検討した結果、
図18に示すように、ベルト製造時におけるゴムシート
のラップ部分において、芯線から歯底までの寸法(PL
D)の大きい部分が発生することがわかった。ゴムシー
トのラップ部分では、他の部分に比べてゴム厚が厚いた
めに、加圧・加硫の際に溶けたゴムが芯線を歯面側から
押し上げ、PLDが大きくなってしまうものと考えられ
る。そして、このPLDの大きい部分が駆動プーリ36
と従動プーリ33を通過する際に、図19に示すよう
に、感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転速度変
動が発生する。
【0082】よって、この発明の実施の形態では、タイ
ミングベルト39の芯線から歯底までの寸法(PLD)
のバラツキを小さくするように構成したものである。
【0083】具体的には、ベルト製造時におけるゴムシ
ートのラップ部分を無くして、円筒形状の金型内におけ
るゴムシートの両端部を互いに突き当てるように構成し
て、加圧・加硫を行うことにより、PLDの過大な部分
がなくなり、タイミングベルト39が駆動プーリ36と
従動プーリ33を通過する際に、図20に示すように、
感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転速度変動を
低減することが可能となる。
【0084】実施の形態6 図24はこの発明の実施の形態6を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態6では、ベルト状部材の一方
の表面に、歯付きプーリと噛み合う歯部を一定のピッチ
で設けたタイミングベルトの製造方法において、前記タ
イミングベルトの歯部と反対側の背面を研磨する際に、
前記タイミングベルトを当該タイミングベルトの歯部と
噛み合う歯を備えた歯付きの治具プーリに巻き掛けた状
態で、タイミングベルトの背面を研磨するように構成し
たものである。
【0085】すなわち、この実施の形態6では、図24
に示すように、実施の形態5でも説明した如く、タイミ
ングベルト39の歯底から背面までの寸法(図15参
照)のバラツキが大きいと、ベルト背面の厚い部分が、
感光体ドラム2K、2Y間のアイドラープーリ40bを
通過した時に、感光体ドラム2Kの回転シャフトに変動
が発生し、同様に、感光体ドラム2Y、2M間のアイド
ラープーリ40cを通過した時に、感光体ドラム2K、
2Yの回転シャフトに変動が発生し、感光体ドラム2
M、2C間のアイドラープーリ40dを通過した時に、
感光体ドラム2K、2Y、2Mの回転シャフトに変動が
発生し、感光体ドラム2Cの外側のアイドラープーリ4
0eを通過した時に、図16に示すように、すべての感
光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転シャフトに速
度変動が発生してしまう。
【0086】ここで、上記の如く、4つの感光体ドラム
2K、2Y、2M、2Cが、各々ブラック、イエロー、
マゼンタ、シアンに対応していると、実際に、これらの
4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cから図示し
ない中間転写ベルト上に転写される画像は、次のように
なる。感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの軸間の距
離は、各感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの周長と
等しく設定されているため、不具合箇所がブラックとイ
エローの感光体ドラム2K、2Y間のアイドラープーリ
40bを通過した時に、ブラックのレジずれを起こした
部分は、イエロー、マゼンタ、シアンでも同様にレジず
れが発生する。次に、この部分から感光体ドラムの周長
分ずれた位置で、ブラック、イエロー、マゼンタの3色
のレジずれが発生する。さらに、この部分から感光体ド
ラムの周長分ずれた位置で、ブラック、イエローの2色
のレジずれが発生する。最後に、この部分から感光体ド
ラムの周長分ずれた位置で、ブラックのレジずれが発生
する。このようなメカニズムで図16及び図25に示す
ような特徴的な色ずれが発生する。
【0087】そこで、この実施の形態6では、タイミン
グベルト39の歯底から背面までの寸法のバラツキに起
因する色ずれ等を抑制するため、ベルト状部材の一方の
表面に、歯付きプーリと噛み合う歯部を一定のピッチで
設けたタイミングベルトの製造方法において、前記タイ
ミングベルトの歯部と反対側の背面を研磨する際に、前
記タイミングベルトを当該タイミングベルトの歯部と噛
み合う歯を備えた歯付きの治具プーリに巻き掛けた状態
で、タイミングベルトの背面を研磨するように構成され
ている。
【0088】即ち、この実施の形態6に係るタンデム型
のカラー画像形成装置は、図2に示すように、感光体ド
ラム2K、2Y、2M、2Cと、これらの感光体ドラム
2K、2Y、2M、2Cに像を形成する露光光学系4
(図3参照)や現像器5などからなる像形成手段と、感
光体ドラム2K、2Y、2M、2Cを帯電させる帯電装
置3を有し、感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回
転駆動を駆動装置本体側から伝達されるようにした画像
形成装置において、感光体ドラム2K、2Y、2M、2
Cの回転軸に従動プーリ33K、33Y、33M、33
Cを設け、また、駆動装置本体側に駆動プーリ36と、
この駆動プーリ36に巻き掛けた一本のタイミングベル
ト39を弾性的に張設してなるテンションプーリ43を
含むベルトテンション緊張手段38を設け、この駆動装
置のタイミングベルト39に、駆動装置本体内へ装着状
態の上記4本の感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの
従動プーリ33K、33Y、33M、33Cが巻き掛け
られるようにし、ベルトテンション緊張手段38にてタ
イミングベルト39に最適なテンションをかけるように
構成されている。尚、上記ベルトテンション緊張手段
は、前述した実施の形態1と同様に、4つの感光体ドラ
ム2K、2Y、2M、2Cの中間に更に設けるように構
成しても良い。
【0089】ところで、ここで用いるタイミングベルト
39の歯底から背面までの厚さのバラツキは、1周にお
いて±0.05mmの範囲となるように構成されてい
る。
【0090】一般に、高精度の回転性能が要求される駆
動部分に用いられるタイミングベルトの使用例としてイ
ンクジェットプリンターの印字ヘッドのスキャン部分が
挙げられる。この使用例では、スキャン幅によってタイ
ミングベルトの歯の使用範囲が限定され、しかもタイミ
ングベルト両端部にプーリを設け、タイミングベルトを
巻き掛けて使用する。タイミングベルトの背面を巻き掛
けるアイドラープーリが存在しないため、タイミングベ
ルト一周の歯底から背面までの厚さの精度が要求されな
い使用方法であった。
【0091】しかし、タイミングベルトの局部的に厚い
部分、或いは薄い部分(不具合箇所と呼ぶ)がアイドラ
プーリを通過する時に起こす速度変動のメカニズムは、
次の通りである。アイドラープーリ通過時のタイミング
ベルトの速度Vは、アイドラープーリの半径rと、ベル
ト芯線から背面までの厚みを合わせた値に角速度ωを掛
けた値で表わされる。タイミングベルトの不具合箇所が
アイドラープーリに係ると、芯線から背面までの厚みの
変動が大きいために、タイミングベルトの速度は大きく
変動してしまう。
【0092】ところが、タイミングベルト1周の歯底か
ら背面までの厚さのバラツキが±0.05の範囲にあれ
ば、図24においてタイミングベルト39の不具合部分
がアイドラープーリ40を通過しても、通常画質上問題
となる色ずれは発生しない。
【0093】通常、上記タイミングベルト39の製造工
程において、成型したタイミングベルト39の裏面研磨
は、丸軸に歯面側を巻き付けた状態にて研磨機を用いて
実施される。
【0094】これに対して、この実施の形態6に係るタ
イミングベルトの製造工程において、成型したタイミン
グベルト39の背面を研磨装置91によって研磨する工
程は、図26に示すように、当該タイミングベルト39
を、丸軸ではなく、歯90a付きの治具プーリ90に巻
き掛けて、タイミングベルト39の歯39aが治具プー
リ90の歯90aと歯底まで噛み合った状態にて研磨を
実施することにより、図27に示すように、タイムミン
グベルト39の1周の歯底から背面までの厚さのバラツ
キを、所定の範囲つまり±0.05mmの範囲に入れる
ことが可能となる。これに対して、図28に示す従来例
のように、タイミングベルト39を丸軸に巻き付けて背
面の研磨作業を行なうと、歯の先端から背面までの厚さ
hを一定にすることはできても、歯底から背面までの厚
さh1やh2を一定にすることはできない。
【0095】このように、丸軸ではなく、治具プーリ9
0とした理由は、タイミングベルト39の使用上重要な
寸法は、歯先から背面までの厚みではなく、ピッチ、P
LD、歯丈、歯底から背面までの寸法であるため、実際
の使用状態(プーリの歯とベルトの歯とが噛み合った状
態)で研磨を実施すれば、歯底から背面までの寸法をよ
り精度良く研磨することが可能になるからである。
【0096】従来の研磨方法では、歯先から背面での厚
みが抑えられるのみで、歯丈のバラツキにより歯底から
背面までの寸法はバラツキが大きくなるため、タイミン
グベルト39の背面をアイドラープーリ40に巻き掛け
て駆動すると、被駆動軸の大きな回転速度変動が発生す
る。
【0097】本発明者の実験によれば、改善前(図1
6)において、歯底から背面までの厚みのスペックの外
れ量が、0.4mmの箇所があった場合、感光体ドラム
のACカラーレジずれは、431μmであったが、改善
後(図29、図30)において、歯底から背面までの寸
法のバラツキが±0.04mmになると、感光体ドラム
のACカラーレジずれは、167μmとなり、264μ
mも改善できることがわかった。
【0098】なお、図31はこの実施の形態6を適用し
たタイミングベルトの背厚と、従来のタイミングベルト
の背厚とをそれぞれ示した図表である。
【0099】以上の通り、この実施の形態6では、タン
デム機の感光体ベルト駆動装置において、4本の感光体
ドラムの回転挙動を均一に保ち、濃度むらや色ずれの少
ない高品位画像を得ることができる。
【0100】また、タイミングベルトの歯底から背面ま
での厚みのバラツキに起因する速度変動を防ぐため、ア
イドラープーリを使用しないことを考えると、特開平7
−92761号公報の例のような複数のタイミングベル
ト、複数の駆動源、複数の駆動源、複数の検知手段、調
整手段が必要となるため、高価なものとなるが、この実
施の形態6では、アイドラープーリを使用することが可
能となり、駆動装置の低コスト化が図れる。
【0101】さらに、この実施の形態6では、タイミン
グベルトの背面の研磨方法を変えるだけであるので、単
品コストも上げずに、タイミングベルトの重要寸法部分
の厚みの高精度化が図れるため、タイミングベルトの用
途を増やすことが可能となる。
【0102】実施の形態7 図32はこの発明の実施の形態7を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態7では、ベルト状部材の一方
の表面に、歯付きプーリと噛み合う歯部を一定のピッチ
で設けたタイミングベルトの製造方法において、前記タ
イミングベルトの芯線部材を、タイミングベルト製造用
の歯付きの型に巻き付けた後、当該芯線部材が巻き付け
られた型の外周にタイミングベルトを形成する未硬化状
態のシート状部材を巻き付ける際に、前記シート状部材
の周方向の端部が重ならないように、当該未硬化状態の
シート状部材をタイミングベルト製造用の歯付き型に巻
き付けるように構成したものである。
【0103】すなわち、この実施の形態7では、図24
に示すように、上述した実施の形態5で説明したよう
に、タイミングベルト39の1周において、グラスファ
イバー製の芯線から歯底までの寸法(PLD)のバラツ
キが大きいと、当該PLDの大きい部分が駆動プーリ3
6、及び従動プーリ33を通過する時に感光体ドラムの
回転速度変動が発生してしまう。この状態では、4本の
感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転挙動を同等
に保つことが出来ず、濃度むらや色ずれが発生する。
【0104】次に、タイミングベルト39のPLDの大
きい部分が、駆動プーリ36及び従動プーリ33を通過
する時に発生する、感光体ドラムの回転速度変動につい
て以下に説明する。
【0105】タイミングベルト39のPLDのバラツキ
が大きくなる要因としては、上述した実施の形態5でも
説明したように、タイミングベルトの製造段階における
ゴムシートラップ部の加硫、成型が挙げられる。即ち、
図18に示すように、ゴムシートのラップ部では、他の
部分に比べてゴム厚が厚いために加硫の際に溶けたゴム
が、芯線の間をすり抜けて歯面側に流れ込む量が多くな
る。その結果、ゴムが芯線を歯面側から押し上げて局部
的にPLDが大きくなる。この部分が駆動装置の駆動プ
ーリ36と従動プーリ33を通過する際に、感光体ドラ
ムの回転速度変動が発生することがわかった。
【0106】さらに、図24において、感光体ドラムの
回転速度変動のメカニズムについて説明する。
【0107】タイミングベルト39のPLDが急激に変
化する部分(以後、PLD不具合部分と呼ぶ)が、感光
体ドラムの従動プーリ33を通過する際に、各軸で1回
ずつ速度変動が発生する。さらに、不具合箇所が駆動プ
ーリ36を通過する際に感光体ドラム2K、2Y、2
M、2Cの全軸に同時に速度変動が発生する。ここで、
感光体2K、2Y、2M、2Cが各々ブラック、イエロ
ー、マゼンタ、シアンに対応している場合、これら感光
体2K、2Y、2M、2C上から実際に中間転写ベルト
上に転写される画像は、次のようになる。
【0108】感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cの軸
間の距離は、感光体ドラムの周長と等しく設定されてい
るため、PLDの不具合部分が感光体ドラムの軸を通過
する際にブラックのレジずれを起こした部分は、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの各感光体ドラム2Y、2M、2
Cを通過した時に、各々イエロー、マゼンタ、シアンで
も同様にレジずれが発生する。その結果、図19におい
て、大きな山の部分となって各色のレジはほぼ重なる。
【0109】次に、PLDの不具合箇所が駆動モータの
駆動プーリ36を通過した際の各色のレジずれは、図1
9上で重ならず、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの順番に画像上に大きなずれとなって表れる。
【0110】そこで、この実施の形態7では、ベルト状
部材の一方の表面に、歯付きプーリと噛み合う歯部を一
定のピッチで設けたタイミングベルトの製造方法におい
て、前記タイミングベルトの芯線部材を、タイミングベ
ルト製造用の歯付きの型に巻き付けた後、当該芯線部材
が巻き付けられた型の外周にタイミングベルトを形成す
る未硬化状態のシート状部材を巻き付ける際に、前記シ
ート状部材の周方向の端部が重ならないように、当該未
硬化状態のシート状部材をタイミングベルト製造用の歯
付き型に巻き付けるように構成されている。
【0111】即ち、この実施の形態7に係るタンデム型
のカラー画像形成装置は、前記実施の形態6と同様に、
図2に示すように、感光体ドラム2K、2Y、2M、2
Cと、これらの感光体ドラム2K、2Y、2M、2Cに
像を形成する露光光学系4(図3参照)や現像器5など
からなる像形成手段と、感光体ドラム2K、2Y、2
M、2Cを帯電させる帯電装置3を有し、感光体ドラム
2K、2Y、2M、2Cの回転駆動を駆動装置本体側か
ら伝達されるようにした画像形成装置において、感光体
ドラム2K、2Y、2M、2Cの回転軸に従動プーリ3
3K、33Y、33M、33Cを設け、また、駆動装置
本体側に駆動プーリ36と、この駆動プーリ36に巻き
掛けた一本のタイミングベルト39を弾性的に張設して
なるテンションプーリ43を含むベルトテンション緊張
手段38を設け、この駆動装置のタイミングベルト39
に、駆動装置本体内へ装着状態の上記4本の感光体ドラ
ム2K、2Y、2M、2Cの従動プーリ33K、33
Y、33M、33Cが巻き掛けられるようにし、ベルト
テンション緊張手段38にてタイミングベルト39に最
適なテンションをかけるように構成されている。尚、上
記ベルトテンション緊張手段は、前述した実施の形態1
と同様に、4つの感光体ドラム2K、2Y、2M、2C
の中間に更に設けるように構成しても良い。
【0112】ところで、ここで用いるタイミングベルト
39は、そのPLDのバラツキが1周において±0.0
2mmの範囲となるように設定されている。
【0113】一般に、高精度の回転性能が要求される駆
動部分に用いられるタイミングベルトの使用例としてイ
ンクジェットプリンターの印字ヘッドのスキャン部分が
挙げられる。この使用例では、スキャン幅によってタイ
ミングベルトの歯の使用範囲が限定され、しかもタイミ
ングベルト両端部にプーリを設けベルトを巻き掛けて使
用する。使用範囲が限定されているため、タイミングベ
ルトのPLDの不具合部分があっても、その部分を使用
範囲外に取り付ければ問題ない使用方法であった。
【0114】ここで、タイミングベルトのPLD不具合
部分(不具合箇所と呼ぶ)が感光体ドラムの軸を通過す
る時に起こす速度変動のメカニズムは、次の通りであ
る。タイミングベルトは、外観上、ベルト厚が均一に出
来ているように見えるが、芯線のタイミングベルト内で
の位置関係は、図35に示すようにばらついている。そ
の原因としては、芯線を巻き付けるテンション、芯線の
巻き付け密度等が考えられるが、図18に示すように、
タイミングベルト成型時のゴムシートのラップ部におい
てPLDが大きくなることが判った。タイミングベルト
は、ベルト緊張手段により適切なテンションが掛けられ
るため、ある量延びた状態で、芯線がピンと張った状態
で実装される。その結果、タイミングベルトのPLDが
大きい部分では、図36に示すように、歯型が変化し、
速度変動が発生する。
【0115】感光体ドラムの軸を通過した時のタイミン
グベルトの速度Vは、従動プーリの半径rと、PLDと
を合わせた値に角速度ωを掛けた値で表わされる。タイ
ミングベルトの不具合箇所が従動プーリに掛かると、P
LDの変動が大きいために、タイミングベルトの速度
は、図19(b)に示すように、大きく変動してしまう
ことになる。
【0116】そこで、本発明者の検討の結果、タイミン
グベルト1周のPLDのバラツキを±0.02mmの範
囲に抑えることができれば、通常画質上問題となる色ず
れの発生を防ぐことができることがわかった。
【0117】上記タイミングベルト39は、図32及び
図33に示すように、一般的に金型93に帆布94を被
せて、その上に芯線95を螺旋状に巻き付けて、さらに
その上にゴムシート96を巻きつけて、加硫、成型、背
面研磨して製造される。
【0118】この実施の形態7では、それらのタイミン
グベルト39の製造工程中のゴムシート96を巻き付け
る工程において、図32、図34に示すように、1周巻
き付けるゴムシート96の両端部を重ね合せずに、両端
縁が一致するように加硫、成型を実施するように構成さ
れている。
【0119】タイミングベルト39は、図32に示すよ
うに、ゴムシート96の両端部を重ね合わせないことに
より、局部的な厚肉部が出来ず、加硫、成型時に芯線9
5の間から歯面側に流れ込むゴム量をタイミングベルト
1周において均一にすることができる。その結果、タイ
ミングベルト39のPLDのばらつきを±0.02mm
の範囲に小さくすることができ、被駆動軸の回転速度変
動を低減することが可能になる。
【0120】従来の方法では、図18に示すように、ゴ
ムシートの両端部を重ね合わせて加硫、成型、背面研磨
した場合、歯先から背面までの厚みは抑えられる。その
ため、タイミングベルト内の芯線位置、すなわち、PL
Dは加硫、成型条件の結果でばらつく。このタイミング
ベルトを感光体ドラム軸の従動プーリに巻き掛けて駆動
すると、被駆動軸の大きな回転速度変動が発生する。
【0121】本発明者の実験によれば、タイミングベル
ト39のPLD改善前の感光体ドラムのACカラーレジ
ずれは、図3に示すように、205μmであったが、ゴ
ムシートのラップレスのタイミングベルトを用いた場合
のACカラーレジずれは、図5に示すように、132μ
mとなり、約70μm程度小さく改善することができる
ことがわかった。
【0122】なお、図39はこの実施の形態7を適用し
たタイミングベルトのPLDと、従来のタイミングベル
トのPLDのばらつきとをそれぞれ示した図表である。
【0123】以上説明したように、この実施の形態7に
よれば、タンデム機の感光体ドラムのベルト駆動装置に
おいて、4本の感光体ドラムの回転挙動を均一に保ち、
濃度むらや色ずれの少ない高品位画像を得ることができ
る。
【0124】また、この実施の形態7によれば、タイミ
ングベルトのPLDのバラツキに起因する速度変動を防
ぐため、ゴムシートの継ぎ目の無い短いベルトを使用す
ることを考えると、特開平7−92761号公報の例の
ような複数のタイミングベルト、複数の駆動源、複数の
検知手段、調整手段が必要となるため、高価なものとな
る。駆動装置の低コスト化が図れる。
【0125】さらに、この実施の形態7によれば、単品
コストも上げず、ベルト1周におけるPLDの高精度化
が図れるため、高精度を要する駆動部分等、タイミング
ベルトの用途を増やすことができる。
【0126】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
構成が簡単であって、しかも、複数の像担持体の回転挙
動を均一に保ち、濃度むらや色ずれの少ない高品位な画
像を得ることが可能な像担持体の駆動装置を提供するこ
とができる。
【0127】また、この発明によれば、画像形成装置に
おいて濃度むらや色ずれの少ない高品位な画像を得るこ
とが可能なタイミングベルトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る像担持
体の駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム
型フルカラープリンタの駆動装置を示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る像担持
体の駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム
型フルカラープリンタを示す全体構成図である。
【図3】 図3は各画像形成ユニットを示す構成図であ
る。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係る像担持
体の駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム
型フルカラープリンタの駆動装置を示す平面構成図であ
る。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係る像担持
体の駆動装置を適用したプリンタの各色の画像形成ユニ
ットにおけるベルトテンションを示すグラフである。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態2に係る像担持
体の駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム
型フルカラープリンタの駆動装置を示す構成図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態2に係る像担持
体の駆動装置の変形例を示す構成図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態2に係る像担持
体の駆動装置の他の変形例を示す構成図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態3に係る像担持
体の駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム
型フルカラープリンタの駆動装置を示す構成図である。
【図10】 図10はこの発明の実施の形態3に係る像
担持体の駆動装置の要部を示す構成図である。
【図11】 図11は各色の感光体ドラムのレジストレ
ーションの変動を示すグラフである。
【図12】 図12はこの発明の実施の形態3に係る像
担持体の駆動装置を適用した各色の感光体ドラムのレジ
ストレーションの変動を示すグラフである。
【図13】 図13はこの発明の実施の形態5に係る像
担持体の駆動装置を適用した画像形成装置としてのタン
デム型フルカラープリンタの駆動装置を示す構成図であ
る。
【図14】 図14はタイミングベルトを示す説明図で
ある。
【図15】 図15はタイミングベルトの寸法を示す説
明図である。
【図16】 図16はこの発明を適用する前の各色の感
光体ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグ
ラフである。
【図17】 図17はこの発明の実施の形態5に係る像
担持体の駆動装置を適用した各色の感光体ドラムにおけ
るレジストレーションの変動を示すグラフである。
【図18】 図18はタイミングベルトの製造方法を示
す説明図である。
【図19】 図19はこの発明を適用する前の各色の感
光体ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグ
ラフである。
【図20】 図20はこの発明の実施の形態5に係る像
担持体の駆動装置を適用した各色の感光体ドラムにおけ
るレジストレーションの変動を示すグラフである。
【図21】 図21は従来例における像担持体の駆動装
置を示す構成図である。
【図22】 図22は従来例における像担持体の駆動装
置を示す構成図である。
【図23】 図23この発明の実施の形態4に係る像担
持体の駆動装置を示す構成図である。
【図24】 図24はこの発明の実施の形態6に係るタ
イミングベルトの製造方法を適用した像担持体の駆動装
置を示す構成図である。
【図25】 図25はこの発明を適用する前の各色の感
光体ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグ
ラフである。
【図26】 図26はこの発明の実施の形態6に係るタ
イミングベルトの製造方法を示す説明図である。
【図27】 図27はタイミングベルトの各パラメータ
を示す説明図である。
【図28】 図28は従来のタイミングベルトのばらつ
きを示す説明図である。
【図29】 図29はこの発明の実施の形態6に係るタ
イミングベルトの製造方法を適用した後の各色の感光体
ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグラフ
である。
【図30】 図30はこの発明の実施の形態6に係るタ
イミングベルトの製造方法を適用した後の各色の感光体
ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグラフ
である。
【図31】 図31はタイミングベルトの各パラメータ
を示す図表である。
【図32】 図32はこの発明の実施の形態7に係るタ
イミングベルトの製造方法を示す説明図である。
【図33】 図33はこの発明の実施の形態7に係るタ
イミングベルトの製造方法を示す説明図である。
【図34】 図34は本願と従来のタイミングベルトの
製造方法を示す説明図である。
【図35】 図35はタイミングベルトのばらつきの発
生状態を示す説明図である。
【図36】 図36はタイミングベルトのばらつきの発
生状態を示す説明図である。
【図37】 図37はこの発明の実施の形態7に係るタ
イミングベルトの製造方法を適用した後の各色の感光体
ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグラフ
である。
【図38】 図38はこの発明の実施の形態7に係るタ
イミングベルトの製造方法を適用した後の各色の感光体
ドラムにおけるレジストレーションの変動を示すグラフ
である。
【図39】 図39はタイミングベルトの各パラメータ
を示す図表である。
【符号の説明】
2K、2Y、2M、2C:感光体ドラム、33:従動プ
ーリ、36:駆動プーリ、37、38:ベルトテンショ
ン緊張手段、39:タイミングベルト、40:アイドラ
プーリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 111 G03G 15/01 111A 21/00 350 21/00 350 Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 BB71 2H035 CA07 CG03 2H071 CA02 CA05 DA15 EA18 3J049 AA01 BB05 BB08 BB14 BB21 BH02 BH20 CA08 4F213 AG17 AH33 WA41 WA53 WA74 WF37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体をタイミングベルトを用
    いて回転駆動する像担持体の駆動装置において、前記タ
    イミングベルトにテンションを付与するベルトテンショ
    ン緊張手段を複数設けたことを特徴とする像担持体の駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 複数の像担持体をタイミングベルトを用
    いて回転駆動する像担持体の駆動装置において、前記複
    数の像担持体を所定の間隔を隔てて並列的に配置し、1
    つのベルトテンション緊張手段を、前記複数の像担持体
    の中央部に近い位置に配置するとともに、他の1つのベ
    ルトテンション緊張手段を、駆動源側からみて複数の像
    担持体の最後部に配置したことを特徴とする像担持体の
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 複数の像担持体をタイミングベルトを用
    いて回転駆動する像担持体の駆動装置において、前記複
    数の像担持体を2つ以下の像担持体からなる組に分け、
    各組の像担持体を1本のタイミングベルトで駆動するよ
    うに構成したことを特徴とする像担持体の駆動装置。
  4. 【請求項4】 複数の像担持体をタイミングベルトを用
    いて回転駆動する像担持体の駆動装置において、前記各
    像担持体の端部に、当該各像担持体を回転駆動するため
    の従動プーリを取り付け、前記従動プーリの偏芯量の大
    小に基づいて、当該従動プーリを取り付ける像担持体の
    位置を決定するように構成したことを特徴とする像担持
    体の駆動装置。
  5. 【請求項5】 複数の像担持体をタイミングベルトを用
    いて回転駆動する像担持体の駆動装置において、前記複
    数の像担持体を所定の間隔を隔てて並列的に配置し、偏
    芯量の大きい従動プーリを、内側に位置する像担持体に
    装着し、偏芯量の小さい従動プーリを、外側に位置する
    像担持体に装着するように構成したことを特徴とする請
    求項4記載の像担持体の駆動装置。
  6. 【請求項6】 ベルト状部材の一方の表面に、歯付きプ
    ーリと噛み合う歯部を一定のピッチで設けたタイミング
    ベルトの製造方法において、前記タイミングベルトの歯
    部と反対側の背面を研磨する際に、前記タイミングベル
    トを当該タイミングベルトの歯部と噛み合う歯を備えた
    歯付きの治具プーリに巻き掛けた状態で、タイミングベ
    ルトの背面を研磨することを特徴とするタイミングベル
    トの製造方法。
  7. 【請求項7】 ベルト状部材の一方の表面に、歯付きプ
    ーリと噛み合う歯部を一定のピッチで設けたタイミング
    ベルトの製造方法において、前記タイミングベルトの芯
    線部材を、タイミングベルト製造用の歯付きの型に巻き
    付けた後、当該芯線部材が巻き付けられた型の外周にタ
    イミングベルトを形成する未硬化状態のシート状部材を
    巻き付ける際に、前記シート状部材の周方向の端部が重
    ならないように、当該未硬化状態のシート状部材をタイ
    ミングベルト製造用の歯付き型に巻き付けることを特徴
    とするタイミングベルトの製造方法。
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