JP2002303527A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

Info

Publication number
JP2002303527A
JP2002303527A JP2001106532A JP2001106532A JP2002303527A JP 2002303527 A JP2002303527 A JP 2002303527A JP 2001106532 A JP2001106532 A JP 2001106532A JP 2001106532 A JP2001106532 A JP 2001106532A JP 2002303527 A JP2002303527 A JP 2002303527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guidance
weather information
information
weather
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001106532A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Hakozaki
克己 箱崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2001106532A priority Critical patent/JP2002303527A/ja
Publication of JP2002303527A publication Critical patent/JP2002303527A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気象情報に対応して利用者に適切な案内を行
うことができる車両用ナビゲーション装置とする。 【解決手段】 車両用ナビゲーション装置においては特
に気象関連情報入力部20を備え、ここではインターネ
ット30から気象情報32を取り込み、また外気温度セ
ンサ33等の車両センサ情報36の取り込みを行う。気
象情報対応案内設定部37においては、誘導経路演算部
17で得られた誘導経路に沿った地点についての気象情
報に基づき、例えばトンネル出口で強風が吹いている情
報を得たときには、車両がトンネルの出口に近づいたと
きには「トンネル出口横風注意」の案内を行い、同様に
トンネルを出ると路面が積雪している可能性がある時は
「トンネル出口路面積雪注意」等の案内を行う。また路
面が濡れ、あるいは凍結している気象条件のときには、
右左折交差点の案内時期を早める等の制御も行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載するナ
ビゲーション装置に関し、特に目的地への誘導経路を設
定するに際して、天候の情報を加味して誘導経路を決定
することができるようにした車両用ナビゲーション装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ナビゲーション装置においては、
地図を描画するための地図データ及び施設等を検索する
ための施設情報データを記録したCD−ROM、DVD
−ROM等の地図・情報記憶媒体と、この地図・情報記
憶媒体のデータを読み取る再生装置と、地図等を表示す
るディスプレイ装置と、距離センサやジャイロ等の自立
航法装置及びGPS受信機等により車両の現在位置及び
進行方向の方位を検出する車両位置検出装置を有し、車
両の現在位置を含む地図データを地図・情報記憶媒体か
ら読出し、この地図データに基づいて車両位置の周囲の
地図画像をディスプレイ装置の画面に描画すると共に、
車両位置マークをディスプレイ画面に重ね合わせて表示
し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表示した
り、地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させ
たりして、車両が現在どこを走行しているのかを一目で
分かるようにしている。
【0003】CD−ROMやDVD−ROM等の地図・
情報記憶装置に記憶されている地図データは、各種の縮
尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区
切られており、道路等は経度及び緯度で表現されたノー
ドの座標集合として記憶されている。道路は2以上のノ
ードの連結からなり、地図データは、道路リスト、ノー
ドテーブル及び交差点構成ノードリスト等からなる道路
レイヤ、及び地図画面上に道路、建築物、施設、公園及
び河川等を表示するための背景レイヤ等の地図データ
と、市町村名などの行政区画名、道路名、交差点名及び
施設の名前等の、文字や地図記号等を表示するための情
報データなどから構成される。
【0004】また、このナビゲーション装置において
は、利用者が所望の目的地に向けて道路を間違うことな
く容易に走行できるようにするための経路誘導機能を備
えている。この経路誘導機能によれば、地図情報を用い
て出発地から目的地まで、また必要に応じて経由地を指
定すると、これらの地点を結ぶ経路の内、時間、距離、
料金等の条件を加味して最も適切な経路を自動探索し、
その探索した経路を誘導経路として記憶しておき、走行
中、地図画像上に誘導経路を他の経路とは色を変えて太
く描画して画面表示したり、車両が誘導経路上の進路を
変更すべき交差点に一定距離以内に近づいたときに、交
差点を拡大表示し、進路を変更すべき方向を示す矢印等
を描画して画面表示したり、音声で右左折の誘導を行う
ことで、利用者を目的地まで案内することができるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなナビゲー
ション装置においては、経路誘導機能によって目的地ま
で確実に車を誘導することができるものの、その誘導の
ための案内は必ずしも充分とはいえず、例えば路面が凍
結しているようなときも交差点の右左折の案内は常に予
め設定された、例えばその交差点の150m手前で案内
を開始する等の態様で行っている。そのため、利用者が
この案内に対応して車線変更を行う等の行動をとる際
に、路面が凍結しているときは乾燥しているときよりも
慎重に車の操縦を行わなければならないため、これに対
応する時間が足りない、ということもある。
【0006】また、風の強い気象条件の時に郊外の高速
道路を走行している場合は、トンネル内を走行している
ときの無風状態から、このトンネルを出るときに突然の
強い横風が吹き付けたときはこの横風にあおられ、特に
トンネル内の無風状態でハンドルを軽く握っていた場合
等においては、隣の車線に入ってしまうことや、ガード
レールあるいは中央分離帯にぶつかり、あるいはぶつか
りそうになることがある。
【0007】また、特にトンネルを走行しているときに
は、そのトンネルが山脈を貫通するトンネルであるよう
な場合に、トンネルの手前側の気象条件、また長いトン
ネルの中で慣れた路面状態から、トンネルを出た後の気
象条件や路面状態が大きく異なることがある。このと
き、例えばトンネルに入る手前側は晴天であっても、ト
ンネルから出ると雨であったり、あるいは雪のこともあ
る。このような大きな気象条件の変化、路面状態の変化
が生じるにも関わらず、従来のナビゲーション装置にお
いてはこれを考慮することなく案内を行っており、必ず
しも利用者に対して満足のいく案内を行っていたとは云
えなかった。
【0008】したがって、本発明は誘導経路に沿った案
内を行う際に、気象条件を考慮して案内を行うことがで
きるようにしたナビゲーション装置を提供することを主
たる目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用ナビ
ゲーション装置は、上記課題を解決するため、予め設定
した誘導経路に沿って走行を行うように案内出力を行う
車両用ナビゲーション装置において、気象に関連した情
報を入力する気象情報入力手段と、誘導経路に沿った地
点における前記入力した気象情報に対応した案内を設定
する気象情報対応案内設定手段と、前記気象情報対応案
内設定手段で設定した案内を出力する案内出力手段とを
備えたものである。
【0010】また、本発明に係る他の車両用ナビゲーシ
ョン装置は、前記気象情報対応案内設定手段では、誘導
経路に沿った地点における気象情報に対応した案内内容
を設定するようにしたものである。
【0011】また、本発明に係る他の車両用ナビゲーシ
ョン装置は、前記誘導経路に沿った地点における気象情
報に対応した案内内容は、トンネルの出口近傍の注意案
内としたものである。
【0012】また、本発明に係る他の車両用ナビゲーシ
ョン装置は、前記気象情報対応案内設定手段では、交差
点における案内の開始時期を気象情報に対応して変化す
るように設定したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図1は本発明が適用されるナビゲーション
装置の機能ブロック図である。このナビゲーション装置
においては、システム制御部10の駆動制御信号によっ
て、これに接続されたデータ記録媒体再生装置11を駆
動し、これに装填される地図を描画するための地図デー
タ、及び施設等を検索するための施設情報データを記録
したCD−ROM、DVD−ROM等の地図・情報記憶
媒体12から、地図情報、あるいは各種施設情報等の任
意のデータを読み取っている。
【0014】また、GPS信号を受信するGPS受信機
13を備えると共に、車両の距離センサや角度センサ等
からなる自立航法センサ14を備え、システム制御部1
0ではこの信号により車両位置信号発生部15で車両の
現在位置及び進行方向の信号を出力している。この現在
位置信号により、車両の現在位置近傍の地図データを地
図・情報記憶媒体12から読み出し、この地図データに
基づいて地図描画部16で所定の地図を形成し、車両位
置の周囲の地図画像を画像表示装置22の画面に描画し
ている。また、車両位置マークを地図画像に重ね合わせ
て表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表
示し、あるいは地図画像を画面に固定し車両位置マーク
を移動させる等によって、車両が現在どこを走行してい
るのかを一目で分かるようにしている。
【0015】地図・情報記憶媒体12に記憶されている
地図データは、前記従来のものと同様に、各種の縮尺レ
ベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切ら
れており、道路等は経度及び緯度で表現されたノードの
座標集合として記憶されている。道路は2以上のノード
の連結からなり、地図データは、道路リスト、ノードテ
ーブル及び交差点構成ノードリスト等からなる道路レイ
ヤ、及び地図画面上に道路、建築物、施設、公園及び河
川等を表示するための背景レイヤ等の地図データと、市
町村名などの行政区画名、道路名、交差点名及び施設の
名前等の、文字や地図記号等を表示するための情報デー
タなどから構成される。
【0016】また、ナビゲーション装置においてはユー
ザが所望の目的地に向けて道路を間違うことなく容易に
走行できるようにするため、誘導経路演算部17で誘導
経路を求めている。この経路誘導機能により、地図情報
を用いて出発地から目的地まで、また必要に応じて入力
された経由地を経る経路の内、時間、距離、料金等の条
件を加味して最も適切な経路を自動探索する。また、そ
の探索した経路を誘導経路として記憶しておき、走行
中、地図画像上に誘導経路を他の経路とは色を変えて太
く描画して画面表示する。また、交差点案内作成部18
を備え、車両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に
一定距離以内に近づいたときに、交差点を拡大表示し、
進路を変更すべき方向を示す矢印等を描画して画面表示
したり、音声出力装置23から音声で右左折の誘導を行
うことで、ユーザを目的地まで案内することができるよ
うにしている。
【0017】更に光ビーコンや電波ビーコンからの特定
域VICS情報を受信するビーコン受信器24を備え、
また、FM多重放送を受信するFM多重受信機25から
広域VICS情報と共に、これらの情報を交通情報入力
部19から入力し、これを画像表示装置22に表示する
と共に、渋滞の状況等に応じて新たな誘導経路にについ
て適宜演算を行うこともできるようになっている。ま
た、これらの各種の機能を利用者の意図に沿って行うた
めに操作信号入力部21を備え、ここには例えば画像表
示装置22部分のタッチパネル26、操作スイッチ2
7、リモコン28、及び近年広範に普及している利用者
の音声を認識する音声認識装置29等によって、利用者
の種々の操作信号を入力することができるようになって
おり、これをシステム制御部10に出力している。ま
た、音声出力装置23からは前記のような交差点案内の
他、車両の誘導に関する各種案内を行うことができるよ
うにしている。
【0018】本発明においては特に気象関連情報入力部
20を備え、例えばこのナビゲーション装置に接続した
携帯電話31を介してインターネット30に接続し、気
象協会を初めとする現在でも多数存在する気象情報を提
供するホームページにアクセスし、ここから気象情報3
2を取り入れることができるようにしている。更にこの
実施例においては、例えばエアコンの制御等に用いられ
る外気温度センサ33、ワイパー制御等のために用いら
れる雨滴センサ34、アンチスキッド制御等のために用
いられるスリップセンサ35等の車両に付属しているセ
ンサからの車両センサ情報32を、気象に関連する車両
センサ情報36として各種情報入力部20に取り入れる
ことができるようにしている。
【0019】また、気象情報対応案内設定部37では、
前記気象関連情報入力部20に入力した気象に関連する
情報を元に、例えば強風気象条件下でのトンネル出口で
の横風注意の案内、路面凍結の危険性のある気象条件下
での右左折交差点の案内開始を早める処理等、案内地
点、案内内容、案内時期等に関する後述するような種々
の気象状態に対応した案内の設定を行う。この設定に基
づいて、システム制御部10は画像表示装置22への特
定の画像出力を行い、また音声出力装置23への案内出
力の制御を行う。
【0020】上記のような各種機能部からなる本発明の
ナビゲーション装置においては、例えば図2に示す作動
フローによって前記のような課題を解決するための気象
に対応した走行案内を行うことができる。以下前記図1
のブロック図を参照しつつ説明する。
【0021】本発明による気象情報対応走行案内出力処
理において、最初利用者によって目的地の入力を行い、
その際に必要に応じて経由地の入力も行う(ステップS
1)。この入力に際しては操作信号入力部21従来から
行われている地図スクロール、住所、電話番号入力等の
各種の手法によって目的地や経由地を入力することがで
きる。また、このとき必要に応じて現在地の入力も行わ
れるが、GPS受信機13からのGPS信号等により車
両の現在存在する地点を得ることができる場合にはその
必要がない。
【0022】次いでナビゲーション装置は前記現在地か
ら経由地を経て目的地までの誘導経路を演算し、誘導経
路の決定を行う(ステップS2)。その際必要に応じて
利用者からの高速道路・一般道路優先の選択指示が行わ
れ、またナビゲーション装置が演算した得て複数の誘導
経路の内から任意のものを選択する指示が行われ、それ
により誘導経路を決定する。
【0023】その後、上記のようにして得られた誘導経
路データに基づき、その誘導経路上の気象情報を取り込
むこととなるが、この実施例においてはその前に先の気
象情報の取り込みから所定時間が経過したか否かを判別
し(ステップS3)、先に取り込んでから例えば1時間
等の間は次の取り込みを行わないようにし、後述するよ
うに例えばインターネットから気象情報を取り込むよう
な場合に、無駄なインターネットへのアクセスを防止し
ている。そのため、後述するようなステップS7あるい
はステップS9の作動から戻って次のステップS4の作
動を行う前にこの判別を行い、例えば1時間等の時間が
経過していないときにはステップS7に進むようにして
いる。
【0024】ステップS3において先の気象情報の取り
込みから所定時間が経過したと判別されたときには、誘
導経路上の地点の気象情報の取り込みを行う(ステップ
S4)。なお、この作動フローを行う最初の作動に際し
ては、誘導経路が設定された後の最初の作動となるの
で、当然ここで最初の気象情報の取り込みを行う。この
誘導経路上の気象情報は種々の手段により取り込むこと
ができるが、図1に示すように例えば携帯電話31等を
用いてインターネット30と接続し、前記のように気象
協会を初めとする気象情報提供ホームページにアクセス
し、誘導経路に沿った地点のできるだけ詳しい気象情報
を取り込む。このとき、現在行われている自動車メーカ
ーやナビゲーション装置メーカー等の各社の車両用情報
提供システムに接続し、ここから特定地点の気象情報を
取り込むこともできる。
【0025】その際、必要に応じて図1に示すような外
気温度センサ33、雨滴センサ34、スリップセンサ3
5等の車両センサ情報も、現在地における気象情報とし
て取り込む。また、更に必要ならば、FM多重放送で送
信されている気象情報をFM多重受信機25で受信し、
この情報も利用することができ、必要に応じて更に各種
の手段から気象情報を取り込むことができる。
【0026】次いで、誘導経路上の気象情報に対応し
た、誘導経路上の案内地点、及びその地点での案内内容
を設定する(ステップS5)。このときの誘導経路上の
案内地点の設定に際しては、例えばトンネルの存在する
地点の気象情報から、その地点に強風注意報が出ている
ことがわかった場合には、トンネルから出たときに強風
にあおられて他車線への思わぬ侵入による事故、ガード
レールへの接触事故等が発生する恐れがあるため、その
地点を気象に対応した走行案内出力を行う地点に設定
し、その地点においては後で述べるように例えば「トン
ネルの出口での強風に注意して下さい。」等の内容の案
内を行うように設定する。
【0027】上記のような気象に対応した案内の他、
「トンネルを出ると道路が凍結している恐れがありま
す。」等の案内、橋の上や谷間を通る高速道路で横風に
あおられる恐れ等、図1の気象情報対応案内設定部では
予め考えられる種々の態様で案内地点を設定し、また、
そのときに案内する内容を設定する。なお、このように
強風の気象条件下で横風に注意を要する主要な地点につ
いては、前記のようなトンネル出口を初めとして特に高
速道路では予め知られているので、その情報を地図情報
・記録媒体12に入力しておくことにより、強風時には
このデータを読み込み、容易に前記案内の設定を行うこ
とが可能となる。
【0028】このように気象条件によって注意しなけれ
ばならない状態としては、前記のようなトンネルを出る
ときの気象の状態には特に注意する必要があり、冬季に
おける山脈を抜けるトンネルの出口からの積雪、あるい
は路面の凍結が生じている危険性のあるときにはその旨
の注意を行うように設定を行う。
【0029】図2に示す作動フローにおけるステップS
5で、前記のように誘導経路上の気象状況に対応した案
内地点及び案内内容の設定が行われた後、次いで誘導経
路上の気象情報に対応した案内開始時期の設定を行う
(ステップS6)。ここでは、例えば前記車両センサ情
報32から雨滴センサ34によって車外が雨であること
を検出した場合、あるいは気象情報により現在地点が雨
である情報を得ているときには、右左折交差点等におけ
る交差点案内において、例えば図3に示すように、晴天
時は例えば150m手前で「次の〇〇交差点を右折で
す。」のような案内を行うところ、雨天時にはスリップ
を考慮して200m手前でこの案内を行う。また気象情
報により路面凍結の注意情報があるとき、あるいは外気
温センサで0℃以下を検出し、かつ路面が凍結する危険
性のある気象条件下にある情報を得ているときには、特
にスリップの危険性が高いので前記のような案内を右左
折交差点の250m手前で行うことにより、運転者が余
裕をもって車線変更等の準備を行うことができるように
設定する。
【0030】上記のような設定が行われた後、案内開始
地点に至ったか否かを判別する(ステップS7)。案内
開始地点の判別に際しては、前記ステップS5において
設定された案内地点に至ったか否か、また、ステップS
6において設定された案内開始時期に至ったか否かによ
って判別を行う。この判別の結果、未だその地点に至っ
ていないと判別されたときにはステップS3に戻り、先
の気象情報の取り込みから所定時間経過したか否かを判
別し、所定時間を経過していないときは再びステップS
7に戻って同様の作動を繰り返し、案内開始地点に至る
のを待つ。
【0031】また、先の気象情報の取り込みから所定時
間経過したと判別したときには、再度誘導経路上の気象
情報を取り込み、気象情報が変更している地点について
新たな案内地点、案内内容、案内時期の設定変更を行
い、前記ステップS5及びステップS6において行う。
【0032】前記ステップS7において案内開始地点に
至ったと判別されたときには、ステップS5で設定した
気象情報に対応した特有の案内の出力、及びステップS
6における通常行っている案内内容についてその開始時
期を変更した案内を行う(ステップS8)。例えばステ
ップS5において特定地点におけるトンネル出口での横
風注意の案内の設定が行われたときには、例えば図4
(a)に示すような案内を行うことができる。
【0033】即ち同図においてはナビゲーション装置の
モニタ画面を左右に2分割し、左画面には現在の走行状
態を表示しており、図示の例においては現在東北自動車
道の田山トンネルを出ようとしている状態が示され、ト
ンネル出口から橋上を走行することも示されている。ま
た、右側の画面には通常は広域地図等が表示されている
状態において、トンネル出口に近づいたとき前記気象情
報の入力結果に基づき、この地域に強風注意報が発令さ
れている情報を得たとき、特にトンネル出口では横風が
危険であるため、図示の例では「トンネル出口 横風注
意 強風注意報発令中」と表示し、運転者に注意を促し
ている。また、このとき、同様の案内を音声出力装置2
3から出力する。
【0034】また、冬季における山脈を抜けるトンネル
の出口での路面積雪に対する注意の例を図4(b)に示
している。同図においては前記同図(a)に示されたも
のと同様のモニタ画面構成において、左画面には現在関
越自動車道の関越トンネルを出ようとしている状態が示
され、また右側の画面には「トンネル出口 路面積雪注
意 湯沢地方 雪」と表示し、トンネルを出た湯沢地方
は現在雪が降っており、例えばこのトンネルに入る表日
本側は快晴であっても、長いトンネルを抜けるとそこは
雪国のため、特にトンネル出口での気象の激変や路面状
態の激変に注意を促している。
【0035】ステップS8における案内出力は、上記の
ような気象情報に対応した特有の案内の他、ステップS
6において設定した従来の案内の開始時期を調節する設
定がなされているときには、これに対応した案内出力を
行う。その案内出力おいて右左折交差点に対する案内に
ついては前記図3に示したとおりであり、その他必要に
応じて任意の気象情報に対応した案内の開始時期調節を
行うことができる。
【0036】このような種々の気象情報に対応した案内
出力を行った後、目的地に到達したか否かを判別し(ス
テップS9)、未だ至っていないときには再びステップ
S3に戻り、気象情報の再取り込みの必要性チェック、
再取り込みが必要なときにはその取り込みと気象情報に
対応した案内地点、案内内容、更には案内開始時期の設
定変更を前期と同様に行い、同様の処理を繰り返す。ま
た、ステップS9において目的地に到達したと判別され
たときにはこの作動フローを終了する(ステップS1
0)。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る、予め設定した誘導経路に
沿って走行を行うように案内出力を行う車両用ナビゲー
ション装置において、気象に関連した情報を入力する気
象情報入力手段と、誘導経路に沿った地点における前記
入力した気象情報に対応した案内を設定する気象情報対
応案内設定手段と、前記気象情報対応案内設定手段で設
定した案内を出力する案内出力手段とを備えた車両用ナ
ビゲーション装置においては、誘導経路に沿った地点の
案内を行う際に、雨、風、雪、路面凍結等、種々の気象
条件に対応して適切な案内を行うことができ、安全で且
つ便利な車両用ナビゲーション装置とすることができ
る。
【0038】また、本発明に係る他の車両用ナビゲーシ
ョン装置は、前記気象情報対応案内設定手段では、誘導
経路に沿った地点における気象情報に対応した案内内容
を設定するようにしたので、従来の誘導経路における案
内の他に、気象情報に対応した案内を行うことができ、
車両の運転者に対して安全運転に関する情報等の各種の
情報を提供することができるため、安全で且つ便利な車
両用ナビゲーション装置とすることができる。
【0039】また、本発明に係る他の車両用ナビゲーシ
ョン装置は、前記誘導経路に沿った地点における気象情
報に対応した案内内容は、トンネルの出口近傍の注意案
内としたので、気象状態によっては車両の走行環境や路
面状態が激変する可能性があるトンネルの出口地点にお
いて、その地点の気象状態に応じた案内を行うことがで
き、車両の運転者に対して安全運転に関する適切な情報
を提供することができる。
【0040】また、本発明に係る他の車両用ナビゲーシ
ョン装置は、前記気象情報対応案内設定手段では、交差
点における案内の開始時期を気象情報に対応して変化す
るように設定したので、従来と同じ案内内容でも気象状
態によってその案内開始時期を変えることができ、例え
ば雨天時や路面凍結時には晴天時よりも案内開始時期を
早める等、適切な案内を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ナビゲーション装置の実施
例のブロック図である。
【図2】同実施例の作動フロー図である。
【図3】同実施例において気象情報に対応した右左折交
差点案内の開始時期設定変更の例を示す説明図である。
【図4】同実施例において気象情報に対応したトンネル
出口での画面表示案内例を示し、(a)は強風注意報の
情報によるトンネル出口での横風注意を行う例を示し、
(b)は降雪情報によるトンネル出口での積雪注意を行
う例を示している。
【符号の説明】
10 システム制御部 11 データ記録媒体再生装置 12 地図・情報記憶媒体 13 GPS受信機 14 自立航法センサ 15 車両位置信号発生部 16 地図描画部 17 誘導経路演算部 18 交差点案内作成部 19 交通情報入力部 20 気象関連情報入力部 21 操作信号入力部 22 画像表示装置 23 音声出力装置 24 ビーコン受信器 25 FM多重受信機 26 タッチパネル 27 操作スイッチ 28 リモコン 29 音声認識装置 30 インターネット 31 携帯電話 32 気象情報 33 外気温度センサ 34 雨滴センサ 35 スリップセンサ 36 車両センサ情報 37 気象情報対応案内設定部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB02 HB22 HB23 HB24 HB25 HC14 HC15 HC16 HC27 HD03 HD07 2F029 AA02 AB01 AB07 AB12 AB13 AC02 AC12 AC13 AC18 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 BB13 CC12 CC27 FF04 FF05 FF12 FF22 FF25 FF27 FF40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定した誘導経路に沿って走行を行
    うように案内出力を行う車両用ナビゲーション装置にお
    いて、 気象に関連した情報を入力する気象情報入力手段と、 誘導経路に沿った地点における前記入力した気象情報に
    対応した案内を設定する気象情報対応案内設定手段と、 前記気象情報対応案内設定手段で設定した案内を出力す
    る案内出力手段とを備えたことを特徴とする車両用ナビ
    ゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記気象情報対応案内設定手段では、誘
    導経路に沿った地点における気象情報に対応した案内内
    容を設定することを特徴とする請求項1記載の車両用ナ
    ビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記誘導経路に沿った地点における気象
    情報に対応した案内内容は、トンネルの出口近傍の注意
    案内であることを特徴とする請求項2記載の車両用ナビ
    ゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記気象情報対応案内設定手段では、交
    差点における案内の開始時期を気象情報に対応して変化
    するように設定することを特徴とする請求項1記載の車
    両用ナビゲーション装置。
JP2001106532A 2001-04-04 2001-04-04 車両用ナビゲーション装置 Withdrawn JP2002303527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106532A JP2002303527A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 車両用ナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106532A JP2002303527A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 車両用ナビゲーション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002303527A true JP2002303527A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18959013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001106532A Withdrawn JP2002303527A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 車両用ナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002303527A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004185504A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Denso Corp 運転支援装置
JP2007125922A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Denso Corp 走行支援システム
JP2007148964A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Nissan Motor Co Ltd 潜在的リスク度警報装置および潜在的リスク度警報方法
JP2008232952A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Denso Corp 車両用ナビゲーション装置
US7512491B2 (en) 2005-04-13 2009-03-31 Denso Corporation Navigation device for a vehicle
WO2010095197A1 (ja) * 2009-02-18 2010-08-26 三菱電機株式会社 地図情報処理装置
CN101825472A (zh) * 2009-03-04 2010-09-08 阿尔派株式会社 导航装置和导航方法
KR100992634B1 (ko) 2004-09-08 2010-11-05 기아자동차주식회사 엘피지 차량의 자동 시동오프 시스템 및 시동오프 방법
JP2011133427A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Honda Motor Co Ltd 車両のナビゲーション装置
JP2011238257A (ja) * 2005-01-14 2011-11-24 Weatherbank Inc 対話的助言システム
US8611927B2 (en) 2006-01-19 2013-12-17 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US8832121B2 (en) 2005-02-02 2014-09-09 Accuweather, Inc. Location-based data communications system and method
US8909679B2 (en) 2000-07-24 2014-12-09 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US10021514B2 (en) 2007-02-23 2018-07-10 Locator IP, L.P. Interactive advisory system for prioritizing content

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9661457B2 (en) 2000-07-24 2017-05-23 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US9998295B2 (en) 2000-07-24 2018-06-12 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US9554246B2 (en) 2000-07-24 2017-01-24 Locator Ip, Lp Interactive weather advisory system
US9197990B2 (en) 2000-07-24 2015-11-24 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US9191776B2 (en) 2000-07-24 2015-11-17 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US9204252B2 (en) 2000-07-24 2015-12-01 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US10411908B2 (en) 2000-07-24 2019-09-10 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US9560480B2 (en) 2000-07-24 2017-01-31 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US10021525B2 (en) 2000-07-24 2018-07-10 Locator IP, L.P. Interactive weather advisory system
US11108582B2 (en) 2000-07-24 2021-08-31 Locator IP, L.P. Interactive weather advisory system
US9668091B2 (en) 2000-07-24 2017-05-30 Locator IP, L.P. Interactive weather advisory system
US8909679B2 (en) 2000-07-24 2014-12-09 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
JP2004185504A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Denso Corp 運転支援装置
KR100992634B1 (ko) 2004-09-08 2010-11-05 기아자동차주식회사 엘피지 차량의 자동 시동오프 시스템 및 시동오프 방법
JP2014056582A (ja) * 2005-01-14 2014-03-27 Weatherbank Inc 対話的助言システム
JP2018026154A (ja) * 2005-01-14 2018-02-15 ウェザーバンク,インコーポレイテッド 対話的助言システム
JP2011238257A (ja) * 2005-01-14 2011-11-24 Weatherbank Inc 対話的助言システム
JP2016026358A (ja) * 2005-01-14 2016-02-12 ウェザーバンク,インコーポレイテッド 対話的助言システム
US11150378B2 (en) 2005-01-14 2021-10-19 Locator IP, L.P. Method of outputting weather/environmental information from weather/environmental sensors
US8832121B2 (en) 2005-02-02 2014-09-09 Accuweather, Inc. Location-based data communications system and method
CN1847794B (zh) * 2005-04-13 2011-07-27 株式会社电装 车辆导航设备
US7512491B2 (en) 2005-04-13 2009-03-31 Denso Corporation Navigation device for a vehicle
JP2007125922A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Denso Corp 走行支援システム
JP2007148964A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Nissan Motor Co Ltd 潜在的リスク度警報装置および潜在的リスク度警報方法
US10362435B2 (en) 2006-01-19 2019-07-23 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US9094798B2 (en) 2006-01-19 2015-07-28 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US8611927B2 (en) 2006-01-19 2013-12-17 Locator Ip, Lp Interactive advisory system
US9215554B2 (en) 2006-01-19 2015-12-15 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US9210541B2 (en) 2006-01-19 2015-12-08 Locator IP, L.P. Interactive advisory system
US10021514B2 (en) 2007-02-23 2018-07-10 Locator IP, L.P. Interactive advisory system for prioritizing content
US10616708B2 (en) 2007-02-23 2020-04-07 Locator Ip, Lp Interactive advisory system for prioritizing content
JP2008232952A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Denso Corp 車両用ナビゲーション装置
WO2010095197A1 (ja) * 2009-02-18 2010-08-26 三菱電機株式会社 地図情報処理装置
CN101825472A (zh) * 2009-03-04 2010-09-08 阿尔派株式会社 导航装置和导航方法
JP2011133427A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Honda Motor Co Ltd 車両のナビゲーション装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8180502B2 (en) Apparatus and program for navigation
US20160347327A1 (en) Autonomous vehicle driving assist system, method, and program
JP4811063B2 (ja) 交通データ算出システム
JPH1123299A (ja) 車両用ナビゲーション装置及び記録媒体
WO2007122927A1 (ja) 位置登録装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
JP2008157919A (ja) 天気情報報知装置、プログラム
CN101681557A (zh) 驾驶支援装置
JP4561722B2 (ja) 運転支援装置
JP2002303527A (ja) 車両用ナビゲーション装置
US7706966B2 (en) Navigation systems, methods, and programs
JP2006038558A (ja) カーナビゲーションシステム
JP4577197B2 (ja) ナビゲーション装置
WO2007105519A1 (ja) 位置登録装置、経路探索装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
JP2007127416A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2006275721A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JPH1151682A (ja) ナビゲーション装置
JP2785528B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP3396724B2 (ja) 車両用渋滞情報案内方法
JP4211505B2 (ja) ナビゲーションシステム及びプログラム
JP4468763B2 (ja) 車載用電子装置
JP3395929B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2010122200A (ja) ナビゲーション装置
JP2001050761A (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP4702221B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3177817B2 (ja) 車両用走行誘導装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701