JP2002303481A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002303481A
JP2002303481A JP2001105324A JP2001105324A JP2002303481A JP 2002303481 A JP2002303481 A JP 2002303481A JP 2001105324 A JP2001105324 A JP 2001105324A JP 2001105324 A JP2001105324 A JP 2001105324A JP 2002303481 A JP2002303481 A JP 2002303481A
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良く浮遊菌を殺菌できる冷蔵庫を提供す
る。 【解決手段】 冷蔵室2の背後に設けられたイオン発生
室45に冷蔵室2内の冷気が冷気戻り口10から取り込
まれ、イオン発生室45の上部に配された針状電極11
aに電圧を印加してコロナ放電によりプラスイオンとマ
イナスイオンとを矢印B2方向に流通する冷気と略平行
に放出することにより、壁面との衝突によるイオンの消
失を低減するとともに、広い範囲にイオンが到達するこ
とにより冷気とイオンとの接触期間を長くして殺菌能力
を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室内の冷気中
の浮遊菌を殺菌する殺菌手段を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の殺菌手段を備えた冷蔵庫は、特開
平8−145545号公報に開示されている。同公報に
よると、冷蔵庫内にマイナスイオンを発生するイオン発
生装置が設けられている。イオン発生装置は電荷を発生
する針状電極と電荷を吸引する対向電極とが対向配置さ
れ、針状電極に負の直流高電圧を印加してマイナスイオ
ンを発生する。
【0003】針状電極と対向電極との間を通る冷気は、
マイナスイオンにより浮遊菌が殺菌される。また、該冷
気によりマイナスイオンが搬送されて貯蔵室内に送出さ
れる。これにより、貯蔵室内の浮遊菌の増殖を抑制して
食品の鮮度を保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の冷蔵庫によると、イオンは針状電極と対向電極の
間との狭い領域に針状電極から対向電極に向けて放出さ
れる。このため、濃度の高いイオンの存在領域が狭く、
冷気と接触するイオンの量及び冷気により搬送されるイ
オンの量が少ない。従って、殺菌の効率が悪い問題があ
った。
【0005】また、針状電極から放出されたイオンは対
向電極に吸引されるため、殺菌に必要な所望量のイオン
を室内に送出するためには送風能力の高い大型の送風機
が必要となる。このため、対向電極及び大型の送風機に
よりイオン発生装置が複雑化及び大型化する問題もあ
る。
【0006】更に、マイナスイオンを選択的に多量に発
生させるために針状電極に負電圧を帯電させると、電気
回路に正電荷が帯電する。このため、帯電による回路の
不具合や、正電荷の帯電によるマイナスイオンの発生量
低下が生じる。これらを回避するためには、正電荷を逃
がすために直接大地と繋ぐアースをとる必要があり、家
庭用の冷蔵庫おいては建築事情等から全ての世帯で大地
へのアースをとることが困難な問題もある。
【0007】本発明は、効率良く浮遊菌を殺菌できる冷
蔵庫を提供することを目的とする。また、本発明は、大
地とのアースが不要で家庭内に簡単に設置することがで
きるとともに、装置を複雑化することなくイオンを簡単
に浮遊菌と接触させて殺菌効率を向上させることのでき
る冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、冷気の流れに対して略平行に殺菌用物質を
放出して冷気中の浮遊菌の殺菌を行う殺菌手段を備えた
ことを特徴としている。この構成によると、冷気の循環
により貯蔵室内が冷却され、殺菌手段により冷気の流れ
に略平行に放出された殺菌用物質が流通経路内に広く分
布し、殺菌用物質に冷気が接触して冷気内の浮遊菌が殺
菌される。或いは、冷気に殺菌用物質が搬送されて冷蔵
庫内が殺菌される。ここで、殺菌用物質には化学薬品等
の有体物だけでなく、イオン、熱、紫外線等の無体物が
含まれる。
【0009】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記殺菌手段は、前記殺菌用物質としてイオンを放
出するイオン発生装置から成ることを特徴としている。
この構成によると、イオン発生装置によりイオンが発生
し、イオンと冷気とが接触して浮遊菌が殺菌される。
【0010】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記イオン発生装置によりプラスイオンとマイナス
イオンとを放出したことを特徴としている。この構成に
よると、冷気の流れに沿ってプラスイオンとマイナスイ
オンとが放出され、冷気内の浮遊菌の表面で凝集し、衝
突によりH22(過酸化水素)や[・OH](水酸基ラ
ジカル)から成る活性種を微生物等の表面上で生成して
浮遊菌の殺菌が行われる。
【0011】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記イオン発生装置は、電圧の印加によりイオンを
発生する複数の電極を有することを特徴としている。
【0012】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、少なくとも一部の前記電極から冷気の流れに逆行し
てイオンを放出したことを特徴としている。この構成に
よると、冷気の流れに逆行して放出されるイオンが、流
通する冷気と衝突して、より広い範囲にイオンが拡散す
る。
【0013】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、一の前記電極はマイナスイオンよりもプラスイオン
を多く発生するとともに、他の前記電極はプラスイオン
よりもマイナスイオンを多く発生することを特徴として
いる。この構成によると、プラスイオンとマイナスイオ
ンとが均一に分布し、浮遊菌の表面で効率良く凝集す
る。
【0014】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、隣接する前記電極の一方によりプラスイオンを発生
するとともに、他方によりマイナスイオンを発生したこ
とを特徴としている。この構成によると、プラスイオン
とマイナスイオンとが均一に分布し、浮遊菌の表面で効
率良く凝集する。
【0015】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、隣接する前記電極の一方と他方とに交互に電圧を印
加したことを特徴としている。この構成によると、プラ
スイオンとマイナスイオンとの発生直後の衝突による消
滅を抑制し、殺菌用のイオンの量が増加する。
【0016】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、少なくとも一部の前記電極への電圧の印加を停止で
きるようにしたことを特徴としている。この構成による
と、一部の電極への電圧の印加を停止してイオンの発生
量を可変することができる。
【0017】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、貯蔵室内の冷気を吸込口から取り入れて流通させる
冷気通路を有し、前記イオン発生装置を前記冷気通路内
の前記吸込口の近傍に配置したことを特徴としている。
【0018】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記イオン発生装置は、電荷を吸引する対向電極を
持たない電極に電圧を印加してコロナ放電してイオンを
発生することを特徴としている。この構成によると、電
極に電圧を印加することによって電極がコロナ放電し、
+(H2O)nから成るプラスイオンと、O2 -(H2O)n
ら成るマイナスイオンとが発生する。これらのイオンは
吸引される対向電極がないために冷気の流通経路上の広
い範囲に放出される。そして、流通する冷気内に含まれ
る微生物等の浮遊菌の表面で凝集し、衝突によりH22
や[・OH]から成る活性種を微生物等の表面上で生成
して浮遊菌の殺菌が行われる。
【0019】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、冷気の流れに逆行して前記殺菌用物質を放出したこ
とを特徴としている。この構成によると、殺菌用物質が
流通する冷気と衝突して、より広い範囲に拡散する。
【0020】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、冷気の流通経路上に浮遊菌を捕集する捕集手段を設
け、前記殺菌用物質を前記捕集手段に向けて放出したこ
とを特徴としている。この構成によると、殺菌用物質が
捕集手段まで容易に到達し、捕集手段に捕集された浮遊
菌が殺菌用物質により殺菌される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫を示す
側面断面図である。冷蔵庫本体1は上方から冷蔵室2、
冷凍室3、野菜室4が設けられ、仕切部6a、6bによ
り仕切られている。冷蔵室2の下部には隔離室5が設け
られ、前後方向に移動可能なケース7が収納されてい
る。また、冷蔵室2には食品等を載置する載置棚8a〜
8dが設けられ、載置棚8dにより隔離室5の天井部が
形成されている。
【0022】冷蔵室2は前面に枢支された冷蔵室扉19
により開閉可能になっている。冷蔵室扉19の背面側に
はドアポケット21a〜21dが設けられている。冷凍
室3は引き出し式の冷凍室扉22により開閉可能になっ
ている。冷凍ケース23は冷凍室扉22に着脱自在に取
り付けられており、冷凍室扉22と一体に引き出される
ようになっている。冷凍ケース23の上方に配される冷
凍ケース24は冷凍室扉22と独立して引き出し可能に
設けられている。
【0023】野菜室4は引き出し式の野菜室扉25によ
り開閉可能になっている。野菜ケース26は野菜室扉2
5に取り付けられており、野菜室扉25と一体に引き出
される。野菜ケース26の上部には小物ケース27が配
されている。野菜ケース26の上面は野菜ケースカバー
28により覆われ、野菜ケース26および小物ケース2
7を所定の湿度に保つようになっている。
【0024】冷凍室3の後方には冷気通路38が設けら
れ、冷気通路38内には圧縮機46の駆動により冷気を
生成する冷却器29が配されている。冷却器29の下方
には冷却器29の除霜を行うヒータ33が配されてい
る。ヒータ33の除霜による除霜水はドレンパイプ37
を通って蒸発皿39に回収されるようになっている。
【0025】冷却器29の上方には冷気を冷蔵室2、冷
凍室3、野菜室4及び隔離室5に送出する送風機30が
配されている。送風機30の吐出側には圧力室32が設
けられ、圧力室32に連通したダクト31に設けられる
吐出口31a、31b、31cから冷凍室3内に冷気が
吐出される。冷凍室3内の冷気は冷気戻り口35を介し
て冷気通路38内の冷却器29に戻るようになってい
る。
【0026】また、圧力室32にはダンパ17aを介し
て冷気分配室17が連通している。冷気分配室17は冷
蔵室2の後方に配された冷気通路41に連通している。
冷気通路41は、前面側に断熱材42及び通路カバー4
3を有した通路組品40から成っている。
【0027】図2に冷蔵室2の正面図を示すと、冷気通
路41は冷蔵室2の略中央に配された上昇通路41a
と、上昇通路41aの外側に設けられた下降通路41b
とを有している。上昇通路41aと下降通路41bとは
上端で連通している。冷気通路41に導かれた冷気は吐
出口14から隔離室5内に一部吐出される。残りの冷気
は上昇通路41aを上昇し、下降通路41bを通って吐
出口15から冷蔵室2内に冷気を吐出するようになって
いる。
【0028】正面から見て冷蔵室2の右下部には、格子
状に複数の穴を有した冷気戻り口10が設けられ、冷蔵
室2内の冷気が流入するようになっている。尚、本図に
おいて便宜上、載置棚8a〜8dやケース7等の記載を
省略している。
【0029】図1において、冷気戻り口10の後方に
は、コロナ放電によりイオン(殺菌用物質)を発生する
イオン発生室45が設けられている。イオン発生室45
の下方には前後を断熱材16aで覆われた冷気通路16
が連通して設けられている。尚、同図において、便宜上
イオン発生室45と冷気通路38とを同一面内に記載し
ているが、実際には冷気通路16が冷気通路38と並設
され、冷気通路16とイオン発生室45とが略同一面内
に配されている。
【0030】冷気通路16の下端の吐出口13は野菜室
4内に臨んで配され、冷気通路16を通る冷気が野菜室
4内に吐出される。そして、野菜室4内の冷気は冷気戻
り口34を介して冷気通路38内の冷却器29に導かれ
るようになっている。
【0031】図3、図4はイオン発生室45を示す側面
断面図及び背面図である。イオン発生室45内には、針
状電極11aを有するイオン発生装置11(殺菌手段)
が設けられている。針状電極11aは平面部11bから
針状部11cを突設して形成され、絶縁被膜で覆われた
リード部11dを介して電源部11eに接続されてい
る。
【0032】リード部11dは冷気戻り口10を形成す
るグリル10bと一体成形された樹脂製の支持部10a
に支持され、針状電極11aがイオン発生室45の上部
から垂下している。電源部11eからリード部11dを
介して高電圧が印加されると針状電極11aの先端に電
界が集中し、冷気戻り口10から取り込まれた冷気が電
極先端で局所的に絶縁破壊してコロナ放電が発生する。
これにより、イオンが発生する。
【0033】支持部10aと針状電極11aとの距離L
が短いと、支持部10aに結露が生じた際等に支持部1
0aに高圧がかかるおそれがある。支持部10aが確実
に絶縁されるためには距離Lを3.5mm以上にして支
持部10aと針状電極11aとを離す必要がある。
【0034】一方、針状電極11aを支持部10aに接
近させて設置すると、イオン発生室45内の上面に近い
位置からイオンが放出され、イオンと冷気との接触期間
を長くして、後述するように殺菌能力を向上させること
ができる。従って、本実施形態では距離Lを5mmに
し、殺菌能力を確保するとともに、高電圧が針状電極1
1aに常に安定して加わり、コロナ放電が確実に行われ
て安定したイオンの放出ができるようになっている。
【0035】また、針状電極11aは冷蔵室2から隔離
されたイオン発生室45内に配され、冷気戻り口10か
ら後方へ所定距離(例えば、40mm以上)だけ離して
設けられている。従って、グリル10bと針状電極11
aとの絶縁距離を確保して、安全性を確保するための針
状電極11aを覆う絶縁ケースを省略し、イオン発生装
置11を安価に構成することができる。加えて、冷気戻
り口10に流入する冷気によってイオン発生時に発生す
るオゾンの冷蔵室2への侵入を抑制し、後述するように
冷気の通路内でオゾンを除去することで食品の酸化を防
止することができる。
【0036】針状電極11aの平面部11bは鉛直面に
対して平行に配置され、塵埃の堆積を低減するようにな
っている。また、グリル10bと平行に設置され、イオ
ン発生室45の奥行を大きくすることなくグリル10b
と針状電極11aとの絶縁距離を確保してスペースを有
効使用するようになっている。
【0037】リード部11dの長さは放電効率の低下を
抑制するとともに容易に配線ができるように200mm
以下になっている。リード部11dの長さを100mm
以下にすると放電効率の低下をより抑制することができ
る。更に50mm以下にすると放電効率を殆ど低下させ
ることなく電極を接続することできるのでより望まし
い。
【0038】針状電極11aの電圧印加によるコロナ放
電によって、印加電圧が正電圧の場合は主としてH+(H
2O)nから成るプラスイオンが生成され、負電圧の場合
は主としてO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンが生成
される。H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mは微生物の表
面で凝集し、空気中の微生物等の浮遊菌を取り囲む。そ
して、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性
種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸
化水素)を微生物等の表面上で生成して浮遊菌の殺菌を
行う。
【0039】 H+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1) H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' → 2・OH+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(2) H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' → H22+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(3)
【0040】本実施形態では、プラスイオンとマイナス
イオンとによって冷気内の浮遊菌を殺菌することができ
るので、従来よりも貯蔵物の損傷を抑制することができ
る。また、針状電極11aに対向する対向電極や、プラ
スイオンを捕集する捕集電極を設けていないため、電位
差によりこれらの電極にイオンが吸引されることがな
く、強い送風がなくても冷気通路内に拡散される。この
ため、広い範囲で冷気内の浮遊菌を捉えて殺菌すること
ができるので、殺菌能力をより向上させることができる
ようになっている。
【0041】また、針状電極11aには正電圧と負電圧
とが印加されるため、接地電位がなくても電気回路が帯
電されない。このため、大地に繋ぐアースを必要とせず
に、家庭内に容易に冷蔵庫1を設置することができる。
【0042】式(1)〜(3)によると、活性種を生成
するためには等量のプラスイオンとマイナスイオンとが
必要になる。プラスイオンは単独で食品等に接触すると
細胞を老化させる働きがあるため、本実施形態ではプラ
スイオンの発生量をマイナスイオンの発生量よりも少な
くしている。これにより、プラスイオンとマイナスイオ
ンが微生物の表面で凝集し、活性種を形成して浮遊菌を
殺菌するとともに、余ったマイナスイオンにより浮遊菌
の増殖を防止し、浮遊菌の野菜室への流入を防止するこ
とができる。
【0043】この時、プラスイオンの発生量がマイナス
イオンの発生量の3%よりも少ないと、[・OH]の生成
量が少なくなって殺菌力低下を招く。このため、プラス
イオンの発生量をマイナスイオンの発生量の3%以上に
している。また、プラスイオンの発生量を1cm3当た
り5000個以上にすることにより、十分な殺菌能力を
得ることができる。それぞれのイオンの発生量は正電圧
と負電圧の印加時間を変えることにより可変することが
でき、電圧印加のオン、オフの時間を可変するデューテ
ィー制御を行ってもよい。
【0044】また、コロナ放電によって同時に発生する
オゾンは酸化力があるため、冷蔵室2や野菜室4に流入
すると高濃度の場合は食品を酸化して劣化させる。この
ため、針状電極11aに印加される電圧を低くしてコロ
ナ放電により発生するオゾンが極微量に抑制されてい
る。デューティー制御時に、短い時間間隔で印加電圧の
オンオフを繰り返すとオゾンの発生を抑制できるのでよ
り望ましい。
【0045】また、矢印B1の方向に冷気戻り口10か
らイオン室45に流入する冷気は矢印B2の方向に向き
を変えて冷気通路16に導かれる。針状電極11aから
放出されるイオンは、A部に示すように、針状電極11
aの先端から放射角度が約45゜の領域に高い密度で放
出される。針状電極11aはイオンの密度の高い領域
(A部)が冷気の流通方向(B2方向)に沿うように配
されている。
【0046】これにより、放出されたイオンと壁面との
衝突によるイオンの減少を抑制するとともに、冷気によ
りイオンが容易に搬送され、冷気の流通方向の広い範囲
でイオンと冷気とが接触する。従って、殺菌能力をより
向上させることができる。尚、針状電極11aの先端か
らは、放射角度が約45゜の領域の外側の領域にも密度
の低いイオンが放出されている。
【0047】また、図4に示すように、針状電極11a
の針状部11cを複数形成した場合には、各針状部11
cの向きを異なる向きにすることにより、B2方向に最
も高いイオン密度を有しながら、広い角度範囲でイオン
の密度を大きくすることができる。また、イオン発生室
45内に限られず、冷気流のある場所であれば冷気流に
沿ってイオンを放出することにより同様に殺菌効果を向
上させることができる。
【0048】針状電極11aの下方(風下側)には臭気
物質を捕集する脱臭装置12(捕集手段)が配されてい
る。脱臭装置12は、図5に示すように、コルゲートハ
ニカム状に形成された部材に、低温脱臭触媒及び吸着剤
がコーティングされている。低温脱臭触媒及び吸着剤を
担持したフィルターや不織布により脱臭装置12を構成
してもよいが、ハニカム状に形成すると圧力損失を低く
できるのでより望ましい。尚、脱臭装置12に抗菌処理
を施してもよい。
【0049】また、低温脱臭触媒や吸着剤により脱臭装
置12には浮遊菌も捉えられる。針状電極11aの下方
(風下側)に脱臭装置12が設けられるためイオンは脱
臭装置12の上面全域に均一に照射される。従って、脱
臭装置12で捉えられた浮遊菌を確実に殺菌することが
でき、より殺菌能力を向上させることができる。
【0050】この時、脱臭装置12をイオン発生装置1
1に近接すると、脱臭装置12に捉えられた浮遊菌を大
量に殺菌することができるが、針状電極11aから冷気
の流れに沿ってイオンが放出されるため、脱臭装置12
をイオン発生装置11から離して配置すると、より殺菌
能力を向上できる。
【0051】即ち、イオンが冷気の流れに乗ってより遠
くまで到達でき、浮遊菌が長期間イオンと接触して脱臭
装置12に到達するまでに殺菌されて減少する。その後
に、浮遊菌が脱臭装置12に捉えられるため脱臭装置1
2を通過する浮遊菌が減少する。そして、脱臭装置12
に捕集された浮遊菌が脱臭装置12に到達したイオンに
より殺菌される。脱臭装置12に抗菌処理を施した場合
はより殺菌効果が向上する。
【0052】低温脱臭触媒は、銅−マンガン系酸化物か
ら成っており、アミン系やチオール系の揮発性物質、硫
化水素等の臭気物質を酸化分解する。更に、銅−マンガ
ン系酸化物はオゾン分解触媒としても機能してオゾンを
分解することができる。このため、別途オゾン除去装置
を設ける必要がなく冷蔵庫1のコストを削減することが
できるとともに、冷蔵室や野菜室のオゾン濃度を人体に
無害で無視できる程度まで低下させることができる。
【0053】また、加熱脱臭等の他の方法により脱臭効
果が得られる場合には、オゾン分解能力に優れたオゾン
分解触媒を脱臭装置12に担持してもよい。このような
オゾン分解触媒として、例えば、二酸化マンガン、白金
粉末、二酸化鉛、酸化銅(II)、ニッケル等を使用するこ
とができる。
【0054】吸着剤は臭気物質、オゾン及び浮遊菌を吸
着するために担持されており、例えば、シリカゲル、活
性炭、ゼオライト、セピオライト等を使用することがで
きる。粒状や粉状の吸着剤を別途設置してもよい。ま
た、脱臭装置12を着脱可能に設けると、交換や清掃が
可能となり冷蔵庫内を清潔に保つことができる。
【0055】イオン発生装置11により発生したイオン
は、脱臭装置12に照射されるため大部分のイオンが脱
臭装置12に捉えられた浮遊菌を殺菌して消失する。従
って、発生したイオンがイオン室45内で消失されるた
め、野菜室4内や冷気通路16がイオンにより劣化する
ことを防止できる。イオン室45の壁面にはイオン劣化
を防止する金属被膜処理や耐イオン物質コーティング等
を施してもよい。また、イオン発生室45の壁面を金属
板で覆ってもよい。
【0056】尚、脱臭装置12をイオン発生装置11の
風上に設けると、イオンが低温脱臭触媒や吸着剤と接触
しないためイオン性が喪失されず、イオンの存在領域を
広くして殺菌能力を向上させることができる。従って、
目的に応じて脱臭装置12を配置することができる。
【0057】上記構成の冷蔵庫において、冷却器29で
冷却された冷気は、送風機30により冷気通路38を通
って圧力室32に送られる。冷気は圧力室32からダク
ト31を通って吐出口31a、31b、31cから冷凍
室3に吐出される。これにより冷凍室3内が冷却され、
冷気は冷凍ケース23、24の前方から冷凍ケース23
の下方を通って冷気戻り口35から冷却器29に戻され
る。
【0058】冷蔵室2に設けられた温度感知部48(図
2参照)により冷蔵室2内の温度が所定の温度よりも高
くなったことを検知すると、冷気分配室17のダンパー
17aが開かれる。圧力室32内の冷気は冷気分配室1
7を通って冷気通路41へ導かれる。
【0059】冷気通路41を通る冷気の一部は、吐出口
14から隔離室5のケース7に送り込まれてケース7内
の貯蔵物を冷却し、ケース7の前方上端と載置棚8dと
の間から冷蔵室2へ流出する。尚、吐出口14からケー
ス7に送り込まれる冷気の量は、ケース7内の温度が冷
蔵室2より低い温度に保たれるように、吐出口14、1
5の開口面積等により調整されている。
【0060】冷気通路41を通る残りの冷気は、上昇通
路41aを上昇し、下降通路41bを下降して吐出口1
5から冷蔵室2内に吐出される。該冷気は載置棚8a〜
8dやドアポケット21a〜21dに載置された貯蔵物
を冷却しながら降下する。そして、隔離室5から流出し
た冷気とともにケース7の底面と仕切部6aとの間を通
って冷気戻り口10からイオン発生室45に流入する。
【0061】尚、冷気戻り口10の前方に、冷気戻り口
10を覆ってケース7の下方で開口する案内部を設けて
もよい。このようにすると、吐出口14から冷気戻り口
10へのショートサーキットが防止され、ケース7の下
方の左右方向に広い範囲から冷気を吸引して均一な冷気
流が得られる。これにより、冷蔵室2内の冷却効率を向
上させることができる。
【0062】イオン発生室45に流入した冷気はイオン
発生装置11の針状電極11aから放出されるイオンと
接触する。針状電極11aからコロナ放電されて生じる
プラスイオン及びマイナスイオンは、凝集して冷気内に
浮遊する浮遊菌を取り囲む。そして、[・OH]やH2
2の活性種により浮遊菌の殺菌を行う。その後、脱臭
装置12により残った浮遊菌が捉えられて針状電極11
aから到達したイオンにより殺菌される。更に、隔離室
5や冷蔵室2の貯蔵物から発生した臭気物質及びコロナ
放電により極微量発生したオゾンが脱臭装置12により
分解または吸着されて除去される。
【0063】隔離室5及び冷蔵室2内を循環した冷気は
冷気戻り口10を通って針状電極11aの周辺及び脱臭
装置12を通過する。このため、隔離室5に入れられた
魚等の強い臭いを迅速に脱臭できるとともに、比較的室
温の高い冷蔵室2内の貯蔵物から発せられる多量の臭い
を発生源近くで効率よく脱臭できる。従って、隔離室5
や冷蔵室2の臭いを他に移りにくくすることができる。
また、脱臭装置12をケース7と仕切壁6bとの間に配
置してもよい。このようにすると、オゾン除去装置を別
途必要とするが、冷気の通過面積を広くすることができ
脱臭効果を向上させることができる。
【0064】脱臭装置12を通過した冷気は、冷気通路
16を通って吐出口13から野菜室4に冷気が吐出され
る。該冷気は冷蔵室2からの戻り冷気であるが、イオン
発生装置11及び脱臭装置12により脱臭されているた
め、野菜室4の貯蔵物には臭いが付着しない。
【0065】そして、該冷気は野菜室4内の野菜ケース
26の下方及び前面を通り、野菜ケースカバー28の上
面を通って冷気戻り口34を介して冷気通路38に流入
する。除霜用のヒータ33は脱臭触媒が担持された触媒
皮膜層で覆われており、ヒータ33により野菜室2内を
通った冷気内の臭気物質が除去された後、冷気が冷却器
29に戻される。
【0066】尚、プラスイオンとマイナスイオンとを冷
蔵室3や野菜室4に送出して室内に充満させてもよい。
このようにすることによって浮遊菌の殺菌効果を向上さ
せることができる。
【0067】次に、図6は第2実施形態の冷蔵庫のイオ
ン発生室を示す背面図である。説明の便宜上、前述の図
1〜図5に示す第1実施形態と同一の部分には同一の符
号を付している。本実施形態は、イオン発生装置11に
それぞれ電源部11eにより印加電圧を制御される4本
の針状電極11p、11q、11r、11sが設けられ
ている。その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0068】針状電極11p、11qは、第1実施形態
と同様に、イオン発生室45の上部から垂下されてい
る。針状電極11r、11sは、イオン発生室45の下
部から上方に向けてイオンを放出するように取付けられ
ている。また、針状電極11p、11sはプラスイオン
を発生し、針状電極11q、11rはマイナスイオンを
発生するようになっている。
【0069】針状電極11p、11qにより、矢印B2
の方向に流れる冷気に沿ってイオンが放出され、第1実
施形態と同様に冷気に含まれる浮遊菌が長い期間イオン
と接触して殺菌される。また、針状電極11r、11s
により、矢印B2方向の冷気の流れに逆行してイオンが
放出される。これにより、冷気と衝突するイオンはイオ
ン室45内に拡散され、より広い領域にイオンが分布し
て殺菌能力をより向上させることができる。
【0070】また、一つの針状電極11a(図4参照)
によりプラスイオンとマイナスイオンとを発生させる
と、発生初期に一部が相殺されて実質的なイオン発生量
が低下する。本実施形態では、プラスイオンを発生する
電極(11p、11s)とマイナスイオンを発生する電
極(11q、11r)とを区別しているため、実質的な
イオン発生量を増加させることができる。そして、プラ
スイオンの発生量とマイナスイオンの発生量を容易に可
変することができる。また、プラスイオンを発生する電
極とマイナスイオンを発生する電極とを隣接しているた
め、プラスイオンとマイナスイオンとが混合して均一に
分布し、凝集を容易にして十分な殺菌能力を確保でき
る。
【0071】更に、隣接する電極を少なくとも10mm
以上(例えば30mm)離して配置すると、それぞれの
電極からのプラスイオンとマイナスイオンとの相殺を殆
ど発生させず有効にイオンを殺菌のために利用すること
ができる。また、針状電極11p、11sに電圧を印加
している際には針状電極11q、11rへの電圧の印加
を停止し、針状電極11q、11rに電圧を印加してい
る際には針状電極11p、11sへの電圧の印加を停止
することにより、プラスイオンとマイナスイオンとの相
殺を更に低減することができる。
【0072】加えて、例えば、針状電極11q、11p
に交互または同時に電圧を印加し、針状電極11r、1
1sへの電圧の印加を所定期間停止することによってイ
オンの発生量を容易に可変することができる。
【0073】尚、針状電極11p、11q、11r、1
1sによりそれぞれ一方のイオンのみを発生させてもよ
いが、それぞれからプラスイオンとマイナスイオンとを
異なる発生比で発生してもよい。例えば、針状電極11
p、11sによりプラスイオンを多く発生し、針状電極
11q、11rによりマイナスイオンを多く発生させ
る。このようにしても、プラスイオンを主に発生する電
極とマイナスイオンを主に発生する電極が区別されるの
で、イオンの相殺を低減して実質的なイオンの発生量を
増加させることができる。この時、回路構成、印加電
圧、電極形状、電極材質等を異なるようにすることによ
って容易にイオンの発生バランスを可変することができ
る。
【0074】第1、第2実施形態において、針状電極の
形状は、針状でなく他の形状であってもよい。例えば、
絶縁体を挟んで対向する電極間に電圧を印加してイオン
を発生してもよい。また、第1、第2実施形態による
と、イオン発生装置11により発生するイオンを針状電
極から放出して浮遊菌の殺菌を行っているが、他の殺菌
用物質を放出して殺菌を行ってもよい。殺菌用物質とし
て、例えば、化学薬品等の有体物や、物理的には物質で
はないが熱や紫外線等の無体物を用いることができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、冷気の流れに対して略
平行に殺菌用物質を放出して冷気中の浮遊菌の殺菌を行
うので、冷気により殺菌用物質が容易に搬送され、冷気
の流通方向の広い範囲で殺菌用物質と冷気とが接触す
る。従って、殺菌能力を向上させることができる。
【0076】また本発明によると、冷気の流れに対して
略平行にイオンを放出して冷気中の浮遊菌の殺菌を行う
ので、簡単に浮遊菌を殺菌する殺菌手段を実現すること
ができる。更に、放出されたイオンと壁面との衝突によ
るイオンの減少を抑制するとともに、冷気によりイオン
が容易に搬送され、冷気の流通方向の広い範囲でイオン
と冷気とが接触するため殺菌能力をより向上させること
ができる。
【0077】また本発明によると、プラスイオンとマイ
ナスイオンとを放出して活性種により浮遊菌を殺菌する
ので、殺菌能力をより向上することができる。
【0078】また本発明によると、複数の電極の一部か
ら冷気の流れに逆行してイオンを放出するので、冷気の
流れに逆行して放出されるイオンが流通する冷気と衝突
してイオンが拡散し、冷気の流れに順行する方向と逆行
する方向とのより広い範囲にイオンが分布して殺菌能力
が向上する。
【0079】また本発明によると、プラスイオンを主と
して発生する電極とマイナスイオンを主として発生する
電極とが区別されるので、イオン発生初期の相殺を低減
し、実質的なイオン発生量を増加させることができる。
【0080】また本発明によると、隣接する電極の一方
によりプラスイオンを発生するとともに、他方によりマ
イナスイオンを発生するので、プラスイオンとマイナス
イオンとが均一に分布し、浮遊菌の表面で効率良く凝集
する。
【0081】また本発明によると、隣接する電極の一方
と他方とに交互に電圧を印加するので、プラスイオンと
マイナスイオンとの発生直後の衝突による消滅を抑制
し、殺菌用のイオンの量を増加させることができる。
【0082】また本発明によると、イオン発生装置を冷
気通路内の吸込口の近傍に配置しているので、吸込口か
ら吸引される冷気が直ちにイオンと接触して効率良く殺
菌することができる。
【0083】また本発明によると、少なくとも一部の電
極への電圧の印加を停止できるので、一部の電極への電
圧印加を所定期間停止することによってイオンの発生量
を容易に可変することができる。
【0084】また本発明によると、イオン発生装置は、
電荷を吸引する対向電極を持たない電極に電圧を印加し
てコロナ放電してイオンを発生するので、容易にプラス
イオンとマイナスイオンとを発生させることができる。
更に、大地とのアースが不要で家庭内に簡単に設置する
ことができるとともに、装置を複雑化することなくイオ
ンを簡単に浮遊菌と接触させることができる
【0085】また本発明によると、冷気の流れに逆行し
て殺菌用物質を放出するので、殺菌用物質が流通する冷
気と衝突してより広い範囲に拡散し、殺菌能力が向上す
る。
【0086】また本発明によると、冷気の流通経路上に
浮遊菌を捕集する捕集手段を設け、殺菌用物質を捕集手
段に向けて放出しているので、殺菌用物質が冷気の流れ
に乗ってより遠くまで到達し、浮遊菌が捕集手段に到達
するまでに殺菌されて減少する。更に、浮遊菌が捕集手
段により捕集され、貯蔵室への流入が低減されるととも
に、捕集された浮遊菌が殺菌用物質により殺菌され、殺
菌能力をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す側面
断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷蔵室を
示す正面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のイオン発
生室を示す側面断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のイオン発
生室を示す背面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の脱臭装置
を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第2実施形態の冷蔵庫のイオン発
生室を示す背面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 3 冷凍室 4 野菜室 5 隔離室 10、34、35 冷気戻り口 10a 支持部 11 イオン発生装置 11a、11p、11q、11r、11s 針状電極 12 脱臭装置 13〜15、31a〜31c 吐出口 16、38、41 冷気通路 17 冷気分配室 17a ダンパ 29 冷却器 30 送風機 31 ダクト 45 イオン発生室 46 圧縮機

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷気の流れに対して略平行に殺菌用物質
    を放出して冷気中の浮遊菌の殺菌を行う殺菌手段を備え
    たことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記殺菌手段は、前記殺菌用物質として
    イオンを放出するイオン発生装置から成ることを特徴と
    する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記イオン発生装置によりプラスイオン
    とマイナスイオンとを放出したことを特徴とする請求項
    2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記イオン発生装置は、電圧の印加によ
    りイオンを発生する複数の電極を有することを特徴とす
    る請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 少なくとも一部の前記電極から冷気の流
    れに逆行してイオンを放出したことを特徴とする請求項
    4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 一の前記電極はマイナスイオンよりもプ
    ラスイオンを多く発生するとともに、他の前記電極はプ
    ラスイオンよりもマイナスイオンを多く発生することを
    特徴とする請求項4または請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 隣接する前記電極の一方によりプラスイ
    オンを発生するとともに、他方によりマイナスイオンを
    発生したことを特徴とする請求項4または請求項5に記
    載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 隣接する前記電極の一方と他方とに交互
    に電圧を印加したことを特徴とする請求項4〜請求項7
    のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 少なくとも一部の前記電極への電圧の印
    加を停止できるようにしたことを特徴とする請求項4〜
    請求項8のいずれかに記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 貯蔵室内の冷気を吸込口から取り入れ
    て流通させる冷気通路を有し、前記イオン発生装置を前
    記冷気通路内の前記吸込口の近傍に配置したことを特徴
    とする請求項2〜請求項9のいずれかに記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 前記イオン発生装置は、電荷を吸引す
    る対向電極を持たない電極に電圧を印加することにより
    コロナ放電してイオンを発生することを特徴とする請求
    項2〜請求項10のいずれかに記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 冷気の流れに逆行して前記殺菌用物質
    を放出したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 冷気の流通経路上に浮遊菌を捕集する
    捕集手段を設け、前記殺菌用物質を前記捕集手段に向け
    て放出したことを特徴とする請求項1〜請求項12のい
    ずれかに記載の冷蔵庫。
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