JP2005221161A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯蔵容積を拡大するとともに脱臭効果や除菌効果の高い冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 冷蔵室11の背後に冷気通路28が配され、冷気通路28内に活性炭を含むシート状の空気清浄シート48、49が対向して設けられる。空気清浄シート48の活性炭はアンモニアやトリメチルアミン等の塩基性ガスを吸着する特性が高く、空気清浄シート49の活性炭は硫化水素や二酸化硫黄等の硫黄系ガスを吸着する特性が高い。冷気通路28を流通する冷気に含まれる塩基性ガスは空気清浄シート48により吸着して除去され、硫黄系ガスは空気清浄シート49により吸着して除去される。これにより、複数の種類の有臭ガスを除去して脱臭効果が向上される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、貯蔵室内の貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵庫に関し、特に貯蔵室内の冷気を脱臭または殺菌する冷蔵庫に関する。
特許文献1には貯蔵室内の冷気を脱臭及び殺菌する冷蔵庫が開示されている。この冷蔵庫は貯蔵室内に脱臭除菌フィルタが設けられる。脱臭除菌フィルタは有臭ガスを吸着して脱臭作用を有する活性炭等の脱臭剤と殺菌作用を有する銀化合物等との殺菌剤を通気性素材で被覆してシート状に成形されている。脱臭除菌フィルタを貯蔵室の壁面や棚に取り付け、ファンの駆動によって貯蔵室内を循環する冷気の一部が脱臭除菌フィルタを通過することにより貯蔵室内の空気の脱臭及び除菌が行われるようになっている。
特開2002−147936号公報(第3頁−第4頁、第1図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、脱臭除菌フィルタが貯蔵室内に設けられるため貯蔵室の貯蔵容積が減少する。更に、貯蔵室内の空気には塩基性ガスや硫黄系ガス等の複数の種類の有臭ガスが含まれる。また、貯蔵室内の空気にはカビ菌や病原菌等の複数の種類の浮遊菌が含まれる。このため、複数の有臭ガスや複数の浮遊菌に対して高い脱臭効果や除菌効果を得ることが困難な問題があった。
本発明は、貯蔵容積を拡大するとともに脱臭効果や除菌効果の高い冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室に送出する冷気を生成する冷却器と、前記冷却器を配して該冷気を前記貯蔵室に導く冷気通路と、前記冷気通路に設置されるとともに異なる脱臭特性または異なる殺菌特性を有して前記冷気通路を流通する空気を清浄化する第1、第2空気清浄部材とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、冷却器により生成された冷気は冷気通路を通って貯蔵室に吐出され、貯蔵室内が冷却される。冷気通路には第1、第2空気清浄部材が配され、冷気が第1、第2空気清浄部材と接触することにより複数の種類の有臭ガスや複数の浮遊菌が除去される。第1、第2空気清浄部材が通気性を有するとより望ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1、第2空気清浄部材はシート状に形成されるとともに前記冷気通路の壁面に沿って設置されることを特徴としている。この構成によると、第1、第2空気清浄部材は冷気通路の内部に臨み、冷気通路を流通する冷気に曝される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1空気清浄部材を前記冷気通路の一の壁面に設置するとともに、第2空気清浄部材を一の壁面に対向する前記冷気通路の他の壁面に設置したことを特徴としている。この構成によると、第1空気清浄部材と第2空気清浄部材とが対向配置される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1、第2空気清浄部材を前記冷気通路の一の壁面に所定間隔で交互に設置したことを特徴としている。この構成によると、冷気通路の同じ壁面に第1、第2空気清浄部材が交互に配される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷気通路に臨む第1、第2空気清浄部材の面積を異なる面積にしたことを特徴としている。この構成によると、冷気に曝される第1、第2空気清浄部材の面積が異なる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1空気清浄部材は第2空気清浄部材よりも塩基性ガスを吸着する特性が高く、第2空気清浄部材は第1空気清浄部材よりも硫黄系ガスを吸着する特性が高いことを特徴としている。この構成によると、第1空気清浄部材により主にアンモニアやトリメチルアミン等の塩基性ガスが吸着され、第2空気清浄部材により主に硫化水素や二酸化硫黄等の硫黄系ガスが吸着される。第1、第2空気清浄部材の脱臭剤として脱臭特性の異なる活性炭等を用いることができる。活性炭等により吸着された有臭ガスを分解する人工酵素を含むとより望ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1空気清浄部材は第2空気清浄部材よりもカビ菌を殺菌する特性が高く、第2空気清浄部材は第1空気清浄部材よりも病原菌を殺菌する特性が高いことを特徴としている。この構成によると、第1空気清浄部材により主にカビ菌が殺菌され、第2空気清浄部材により主に細菌やウイルス等の病原菌が殺菌される。第1空気清浄部材の殺菌剤として複素環化合物やスルフォン化合物等の有機化合物を用いることができる。第2空気清浄部材の殺菌剤として銀化合物を用いることができる。
本発明によると、異なる脱臭特性または異なる殺菌特性を有する第1、第2空気清浄部材を冷気通路に設けたので、貯蔵室の容積を増加できるとともに複数の有臭ガスの除去による脱臭効果の向上や複数の浮遊菌の殺菌による除菌効果の向上を図ることができる。
また本発明によると、第1、第2空気清浄部材が通気性を有するので、冷気通路の流通面積を減少させることなく貯蔵室の容積を増加できる。
また本発明によると、第1、第2空気清浄部材をシート状に形成して冷気通路の壁面に沿って設置したので、冷気通路の通気抵抗の増加を防止することができるとともに、曲面へ容易に第1、第2空気清浄部材を取り付けることができる。
また本発明によると、第1空気清浄部材と第2空気清浄部材とを冷気通路の壁面に対向配置したので、第1、第2空気清浄部材を容易に取り付けることができる。
また本発明によると、第1、第2空気清浄部材を冷気通路の一の壁面に所定間隔で交互に設置したので、冷気通路の壁面に沿って流通する冷気が第1、第2空気清浄部材と接触して均一に脱臭または殺菌され、脱臭効果または除菌効果を向上することができる。
また本発明によると、冷気通路に臨む第1、第2空気清浄部材の面積を異なる面積にしたので、貯蔵室内の空気に含まれる複数の有臭ガスの量に応じて脱臭力を可変することや複数の浮遊菌の量に応じて殺菌力を可変することができ、最適な脱臭または除菌を行うことができる。
また本発明によると、第1空気清浄部材は第2空気清浄部材よりも塩基性ガスを吸着する特性が高く、第2空気清浄部材は第1空気清浄部材よりも硫黄系ガスを吸着する特性が高いので、硫化水素や二酸化硫黄等の硫黄系ガスと、アンモニアやトリメチルアミン等の塩基性ガスとを除去して効果的に脱臭することができる。
また本発明によると、脱臭特性の異なる活性炭によって容易に第1、第2空気清浄部材を形成することができる。
また本発明によると、第1、第2空気清浄部材は活性炭により吸着した有臭ガスを分解する人工酵素を有するので、吸着された有臭ガスを人工酵素により分解して活性炭の吸着力が半永久的に飽和しない。従って、交換が困難な冷気通路内に設置された第1、第2空気清浄部材の交換を不要にすることができる。
また本発明によると、第1空気清浄部材は第2空気清浄部材よりもカビ菌を殺菌する特性が高く、第2空気清浄部材は第1空気清浄部材よりも病原菌を殺菌する特性が高いので、カビ菌と細菌やウイルス等の病原菌とを効果的に除菌することができる。
また本発明によると、第1空気清浄部材が複素環化合物やスルフォン化合物等の有機化合物から成り、第2空気清浄部材が銀化合物から成るので、殺菌特性の異なる第1、第2空気清浄部材を容易に形成することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図である。冷蔵庫1は外部を覆う外箱2aの内側に内箱2bが配され、外箱2aと内箱2bとの隙間には発泡ポリウレタン等の断熱材2cが充填されている。冷蔵庫1の内部は上から冷蔵室11、野菜室12、冷凍室13の順に区分けされている。
野菜室12と冷凍室13は断熱部材から成る仕切枠17及び断熱部材から成る仕切板19に仕切られており、冷凍室13は更に断熱部材から成る仕切枠18により上部と下部に仕切られている。冷蔵室11と野菜室12は断熱部材から成る仕切枠16及び樹脂成形品から成る仕切板31、32によって仕切られている。仕切板32には貫通口32aが設けられている。
冷蔵室11の下部には仕切板46で仕切られた隔離室から成る氷温室14が設けられている。冷蔵室11には複数の棚45が設けられている。冷蔵室11の前面は回動式の断熱扉3により開閉可能になっている。野菜室12、冷凍室13の上部及び冷凍室13の下部は前面がスライド式の断熱扉4、5、6により夫々開閉可能になっており、収納容器54、55、56を引出せるようになっている。
冷凍室13の後部には圧縮機20が配されている。圧縮機20には吐出パイプ20aを介して凝縮器(不図示)が連結されており、吸込パイプ20bを介して冷却器21、25が直列に連結されている。凝縮器と冷却器25は第1キャピラリーチューブ(不図示)を介して連結されている。冷却器21、25の間には第2キャピラリーチューブ(不図示)が配されている。
これにより冷凍サイクルが構成され、冷凍サイクル運転が行われると冷却器21、25が冷却されるようになっている。冷却器21、25の下方には冷却器21、25の除霜を行う除霜ヒータ61、62が設けられている。63、64はドレン受け部材である。
また、凝縮器と第1キャピラリーチューブとの間には切換手段が設けられ、切換手段と冷却器21とが第3キャピラリーチューブ(不図示)を介して連結されている。そして、切換手段を切り替えることにより、冷却器21のみの冷却が可能になっている。
冷気通路27の上部は氷温室14の背面板35に固着される断熱部材36と内箱2bとにより形成されている。断熱部材36には開口部36aが設けられている。冷蔵室11の正面図を図2に示すと、背面板35には開口部36aと同じ位置に開口部35aが設けられている。開口部35a、36aにより氷温室14は冷気通路27と連通している。
冷気通路27の上端には送風機29が配されている。送風機29の前面には冷蔵室11に臨む送風機カバー41が取り付けられている。送風機カバー41には複数の開口部41aが形成されている。送風機29の上方には冷気通路28が設けられている。
送風機29部分の詳細図を図3に示すと、冷気通路28は送風機29により開口部41aを介して冷蔵室11から取入れられる空気と、送風機26により冷気通路27を流通する冷気とが混流するようになっている。
冷蔵室11の背面部分の冷気通路28は冷蔵室11の内壁を形成する熱伝導部材42と内箱2bとにより形成されている。熱伝導部材42は熱伝導性を有する材料から成り、図5に示すように両端を折曲し、水平方向に延びた複数の段部42jが形成されている。熱伝導部材42に生じる結露を段部42jで保持して冷蔵室11内を加湿できるようになっている。熱伝導部材42として加工性が良く防錆効果の高いアルミニウム合金やステンレス等を用いることができる。
熱伝導部材42は熱伝導性を有するので蓄冷及び冷熱の放出が可能になっている。尚、熱伝導部材42の厚みが厚い場合は蓄冷能力が上がり、強度も増加する。厚みが薄い場合は冷熱の放出効率が上がり、軽量化にも有利である。このため、目的に応じて薄板材や厚板材を適時適所に選び設ければよい。
冷蔵室11の天井部分の冷気通路28は樹脂成形品から成る上面板43と内箱2bより形成されている。熱伝導部材42及び上面板43には開口部42a、43a(図2参照)が設けられている。また、冷蔵室11の天面中央部には透明な照明カバー53で覆われてる照明灯51が設けられている。
図4は冷蔵室11の上面断面図を示している。熱伝導部材42は上下に延びて内箱2bに形成される突起部28aにより背面を支持されている。これにより、前面からの押圧力に対する熱伝導部材42の屈曲を防止するとともに、冷気通路28内を通る冷気を整流して消音と送風効率の向上が図られている。
冷気通路28の壁面には空気清浄シート48、49(第1、第2空気清浄部材)が対向して設けられている。空気清浄シート48、49は活性炭を含むシート状の活性炭混抄紙に人工酵素が塗布されている。これにより、空気清浄シート48、49は通気性を有し、冷気通路28の流通面積を減少させないようになっている。
図6は冷気通路28内を示す背面斜視図である。空気清浄シート48は熱伝導部材42の背面に貼着され、空気清浄シート49は内箱2b(図4参照)の前面に貼着されている。これにより、冷気通路28が空気清浄シート48、49で塞がれず、冷気通路28の通気抵抗の増加を抑制することができる。また、冷蔵庫1の組立時に空気清浄シート48、49を容易に取り付けることができる。
空気清浄シート48、49に含まれる活性炭は異なる脱臭特性を有している。空気清浄シート48の活性炭は、アンモニアやトリメチルアミン等の塩基性ガスを吸着する特性が空気清浄シート49よりも高くなっている。空気清浄シート49の活性炭は、硫化水素や二酸化硫黄等の硫黄系ガスを吸着する特性が空気清浄シート49よりも高くなっている。
従って、冷気通路28を流通する冷気に含まれる塩基性ガス及び硫黄系ガスは空気清浄シート48、49との接触により吸着され、冷気が脱臭される。脱臭特性の異なる活性炭は市販されており、容易に空気清浄シート48、49を構成することができる。
また、活性炭混抄紙から成る空気清浄シート48、49に塗布される人工酵素は、それぞれ活性炭により吸着された塩基性ガス及び硫黄系ガスを分解・消臭する特性を有している。これにより、吸着された有臭ガスを人工酵素により分解して活性炭の吸着力が半永久的に飽和しない。従って、交換が困難な冷気通路28内に設置された空気清浄シート48、49の交換を不要にすることができる。
上記構成の冷蔵庫1において、送風機22が駆動されると、冷凍室13内の空気は流出口13bから冷気通路23に導かれる。該空気は冷却器21と熱交換して冷却され、流入口13aから冷凍室13に流入する。これにより冷凍室13内が冷却される。
送風機26、送風機29が駆動されると、野菜室12内の空気は流出口12bから冷気通路27に導かれる。該空気は冷却器25と熱交換して冷却され、開口部41aから冷気通路28に導かれる冷蔵室11内の空気と混流して冷気通路28内を流通する。冷気通路28内を流通する空気に含まれた塩基性ガス及び硫黄系ガス等の有臭ガスは空気清浄シート48、49との接触によって吸着される。そして、有臭ガスを除去された空気が開口部42a、43aから冷蔵室11内に流入する。
また、冷気通路28内を流通する冷気による冷熱は熱伝導部材42に伝えられる。この時、空気清浄シート48が通気性を有するため、冷気が熱伝導部材42の背面に容易に接触して冷熱を伝えることができる。そして、熱伝導部材42から冷蔵室11内に冷熱として放出される。これにより、熱伝導部材42から放出される冷熱と開口部42a、43aから吐出される冷気とで冷蔵室11内が効率良く均一に冷却される。
冷蔵室11内の空気は棚45の間や棚45の前面を通り氷温室14の下方から開口部32aを介して冷気通路30を流通し、野菜室12内の前方に流入する。更に収納容器54の前面から下方を通り、野菜室12内が冷却される。そして、流出口12bから冷却器25の下部に導かれて冷気が循環する。
温度センサー(不図示)の検知結果に基づいて圧縮機20及び送風機26が運転及び停止され、冷蔵室11及び野菜室12の温度を例えば3℃に維持するようになっている。尚、冷気通路27内を流通する一部の冷気は開口部35a、36aから氷温室14に流入する。これにより氷温室14内をより低温に冷却できるようになっている。
本実施形態によると、空気清浄シート48、49を冷気通路28内に設けたので、冷蔵室11の容積を広く確保して脱臭を行うことができる。また、空気清浄シート48、49が異なる脱臭特性を有するので、塩基性ガス及び硫黄系ガスを効果的に除去して脱臭効果を向上することができる。尚、活性炭に替えて他の脱臭剤を用いてもよい。また、空気清浄シート48、49に加えて、アセトアルデヒド等の他の有臭ガスを吸着する特性の高い脱臭剤を含む空気清浄シートを冷気通路28に設けてもよい。
尚、対向配置される空気清浄シート48、49の設置面積を同じにしているが、冷気通路28を流通する有臭ガスの量に応じて空気清浄シート48、49を異なる設置面積にするとより効果的に脱臭することができる。例えば、冷蔵室11や野菜室12に通常収納される食品によって塩基性ガスが多く排出される場合は、空気清浄シート48の設置面積を空気清浄シート49の設置面積よりも大きくするとよい。
次に、図7は第2実施形態の冷蔵庫1の冷気通路28内を示す斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は、冷気通路28を形成する熱伝導部材42の背面と内箱2bの前面に所定間隔で空気清浄シート48、49を交互に設けている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に冷蔵室11の容積を広く確保できるとともに塩基性ガス及び硫黄系ガスを効果的に除去して脱臭効果を向上することができる。更に、冷気通路28の壁面に沿って流通する冷気を空気清浄シート48、49に接触させることができる。従って、均一に脱臭してより脱臭効果を向上することができる。尚、上記と同様に、空気清浄シート48、49を異なる設置面積にしてもよい。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態の空気清浄シート48、49は脱臭特性に替えて浮遊菌を殺菌する殺菌特性を有している。その他の部分は第1実施形態と同一である。空気清浄シート48、49は殺菌剤を通気性の素材で被覆したシート状に形成されている。
空気清浄シート48、49に含まれる殺菌剤は異なる脱臭特性を有している。空気清浄シート48の殺菌剤は、カビ菌を殺菌する特性が空気清浄シート49よりも高くなっている。空気清浄シート49の殺菌剤は、細菌やウイルス等の病原菌を殺菌する特性が空気清浄シート49よりも高くなっている。
従って、冷気通路28を流通する冷気に含まれるカビ菌や病原菌は空気清浄シート48、49との接触により殺菌され、冷気が除菌される。カビ菌を殺菌する効果の高い殺菌剤として、複素環化合物やスルフォン化合物等の有機化合物を用いることができる。病原菌を殺菌する効果の高い殺菌剤として、銀化合物を用いることができる。
尚、カビ菌や病原菌以外の浮遊菌を殺菌する特性の高い空気清浄シートを冷気通路28に設けてもよい。また、第2実施形態と同様に、殺菌特性の異なる空気清浄シート48、49を冷気通路28の壁面に所定間隔で交互に設けてもよい。また、空気清浄シート48、49を異なる設置面積にしてもよい。
第1〜第3実施形態の冷蔵庫1において、冷蔵室11及び野菜室を冷却する冷却器25と、冷凍室13を冷却する冷却器21とを有しているが、冷蔵室11、野菜室12、冷凍室13を1つの冷却器により冷却する冷蔵庫においても同様の構成により同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫の側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷蔵室の正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の要部詳細図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の上面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の熱伝導部材を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷気通路内を示す背面斜視図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の冷気通路内を示す背面斜視図
符号の説明
1 冷蔵庫
2a 外箱
2b 内箱
2c 断熱材
3、4、5、6 断熱扉
11 冷蔵室
12 野菜室
13 冷凍室
14 氷温室
16、17、18 仕切枠
19、31、32 仕切板
20 圧縮機
21、25 冷却器
22、26、29 送風機
23、27、28、30 冷気通路
28a 突起部
32a 貫通孔
35 背面板
36 断熱材
36a、42a、43a 開口部
42 熱伝導部材
43 上面板
48、49 空気清浄シート
51 照明灯
53 照明カバー
54、55、56 収納容器
61、62 除霜ヒータ
63、64 ドレン受け部材
65 ダンパー

Claims (11)

  1. 貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室に送出する冷気を生成する冷却器と、前記冷却器を配して該冷気を前記貯蔵室に導く冷気通路と、前記冷気通路に設置されるとともに異なる脱臭特性または異なる殺菌特性を有して前記冷気通路を流通する空気を清浄化する第1、第2空気清浄部材とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 第1、第2空気清浄部材が通気性を有することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 第1、第2空気清浄部材はシート状に形成されるとともに前記冷気通路の壁面に沿って設置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 第1空気清浄部材を前記冷気通路の一の壁面に設置するとともに、第2空気清浄部材を一の壁面に対向する前記冷気通路の他の壁面に設置したことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 第1、第2空気清浄部材を前記冷気通路の一の壁面に所定間隔で交互に設置したことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷気通路に臨む第1、第2空気清浄部材の面積を異なる面積にしたことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 第1空気清浄部材は第2空気清浄部材よりも塩基性ガスを吸着する特性が高く、第2空気清浄部材は第1空気清浄部材よりも硫黄系ガスを吸着する特性が高いことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 第1、第2空気清浄部材は活性炭を有することを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 第1、第2空気清浄部材は有臭ガスを分解する人工酵素を有することを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
  10. 第1空気清浄部材は第2空気清浄部材よりもカビ菌を殺菌する特性が高く、第2空気清浄部材は第1空気清浄部材よりも病原菌を殺菌する特性が高いことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
  11. 第1空気清浄部材は有機化合物を有し、第2空気清浄部材は銀化合物を有することを特徴とする請求項10に記載の冷蔵庫。
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