JP2002303013A - 仕上げ壁 - Google Patents
仕上げ壁Info
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- JP2002303013A JP2002303013A JP2001107395A JP2001107395A JP2002303013A JP 2002303013 A JP2002303013 A JP 2002303013A JP 2001107395 A JP2001107395 A JP 2001107395A JP 2001107395 A JP2001107395 A JP 2001107395A JP 2002303013 A JP2002303013 A JP 2002303013A
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Abstract
つ、漏水の可能性を生じることなく形成する。 【解決手段】 建物2の躯体3の外周部を覆うように鉄
筋コンクリート造の壁体4を設置し、壁体4の外面に仕
上げ材6を設置する。そして、壁体4を、躯体3に対し
て、壁体4と平行な水平方向に変位可能に、なおかつ、
躯体3に対して、壁体4の法線方向の軸周りに回動可能
に接合する。
Description
れて、石貼り等の仕上げが行われた仕上げ壁に関するも
のである。
合、躯体の外周部に対して、PC版やALC版、あるい
は鉄骨の胴縁により下地を形成し、その上に仕上げ材を
設置することにより形成される。
メージや複雑な平面形状の下地を作成しようとすると、
以下のような問題点が生じる。 PC版を下地とすると、型枠パターンが多くなりす
ぎ、コストがアップする。 ALC版や鉄骨の胴縁を下地とすると、部材の接合箇
所が多いため、建物内部への漏水の可能性が高くなる。
は、多様なデザインの仕上げ壁を低コストで、かつ、漏
水の可能性を生じることなく形成することのできるよう
な技術を提供することを課題とする。
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の仕上げ壁は、建物の躯体の外周部を覆う
ように鉄筋コンクリート造の壁体が設置され、該壁体
は、前記躯体に対して、前記壁体と平行な水平方向に変
位可能に接合されるとともに、前記躯体に対して、前記
壁体の法線方向の軸周りに回動可能に接合され、前記壁
体の外面には仕上げ材が設置されていることを特徴とし
ている。
るのに、PC版やALC版、あるいは鉄骨の胴縁などの
下地が必要とならない。
の仕上げ壁であって、前記壁体は、前記建物の下層部に
設置されていることを特徴としている。
部に支持させることができる。
は2記載の仕上げ壁であって、前記壁体は、前記躯体に
対してファスナーを介して接合され、前記ファスナー
は、前記躯体の床スラブの端部に埋設されたアンカー筋
に対して固定された躯体側金物と、前記壁体のうち前記
躯体側金物に対向する位置に固定された壁体側金物と、
一端が前記壁体に埋設され他端が前記壁体から前記躯体
側に突出状態に配置されたアンカーボルトとを備え、前
記躯体側金物および壁体側金物は、前記壁体に平行な当
接面をもって互いに接するとともに、該当接面内に位置
させて、互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔が設けら
れた構成とされ、前記アンカーボルトの他端は、前記躯
体側金物の貫通孔および前記壁体側金物の貫通孔の双方
を挿通するように配置され、前記躯体側金物の貫通孔
は、前記水平方向がその長手方向となるようなルーズホ
ールとして形成されていることを特徴としている。
影響を及ぼすことなく、壁体を躯体側から支持すること
ができる。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態
を模式的に示す図であり、図中、符号1は仕上げ壁を示
す。この仕上げ壁1は、鉄骨造系の建物2の下層部にお
ける躯体3の外周部を覆うように設けられた鉄筋コンク
リート製の壁体4として形成されている。壁体4は、建
物2の基礎部に設けられた支持梁5によって支持される
とともに、壁体4の外面に化粧用の仕上げ材6が設置さ
れた構成となっている。
介して接合されている。ファスナー7およびその近傍の
構成を図2および図3に拡大して示す。図中に示すよう
に、ファスナー7は、躯体3側に固定された躯体側金物
9と、壁体4側に固定された壁体側金物10と、一端1
1aが壁体4に埋設固定されたアンカーボルト11とを
備えた構成となっている。
プレート23を介して、躯体3の床スラブ12の端部に
埋設されたアンカー筋13に対して固定され、これによ
り、躯体3側に固定されるようになっている。また躯体
側金物9は、壁体4と平行な立ち上がり壁部14を有す
る構成となっている。
体側金物9に対向する位置に固定された板体15からな
る構成となっている。また、板体15および躯体側金物
9の立ち上がり壁部14には、それぞれ、ステンレス材
からなる壁体側滑り材17および躯体側滑り材18が設
けられている。そして、これら壁体側滑り材17および
躯体側滑り材18を介して、板体15および立ち上がり
壁部14が、壁体4と平行な当接面19を介して接して
いる。
体側滑り材18、および壁体側滑り材17には、それぞ
れ互いに連通する貫通孔20が設けられている。これら
貫通孔20は、当接面19内に位置するとともに、当接
面19をその法線方向に貫通するように設けられてい
る。そして、これらの貫通孔20には、壁体4から躯体
3側に突出するように配置されたアンカーボルト11の
他端11bが挿通されている。これにより、ファスナー
7は、壁体4を、躯体3に対して、壁体4の法線方向
(図2中N方向)の軸周りに回動可能に接合するように
機能する。
よび躯体側滑り材18に形成された貫通孔20A(図3
参照)は、壁体4と平行な水平方向(図3中H方向)が
その長手方向となるようなルーズホールとして形成され
ている。これにより、ファスナー7は、壁体4を、躯体
3に対して、H方向に変位可能に接合することとなる。
の外周部を覆うように鉄筋コンクリート造の壁体4を構
築するとともに、この壁体4を、躯体3に対して、壁体
4と平行な水平方向(H方向)に変位可能に、なおか
つ、壁体4の法線方向(N方向)の軸周りに回動可能に
接合し、さらに、この壁体4の外面に仕上げ材6を設置
するようにしたために、従来と異なり、躯体3が鉄骨造
系のものであっても、PC版やALC版、あるいは、鉄
骨の胴縁などを用いて仕上げ材設置のための下地を形成
する必要がない。これにより、設置すべき仕上げ材6
が、多様な立体イメージや複雑な平面形状を表現するも
のであったとしても、PC版の下地を使用する場合と異
なり多数の型枠パターンを用意する必要が無く、また、
ALC版、鉄骨の胴縁等を下地とする場合と異なり、多
数の接合箇所が躯体3外周部に現れることもない。した
がって、従来に比較して、多様なデザインの仕上げ壁1
を低コストで、かつ、漏水発生等の懸念無く作成するこ
とができる。これにより、建物2の品質を低下させず
に、施工コストの削減を図ることができる。
部に設置されているため、建物2の水平変位が壁体4に
悪影響を及ぼす懸念が少ないとともに、壁体4を建物1
の基礎部に設けられた支持梁5によって支持させること
ができ、安定性がよい。
体4を躯体3に対して接合するためのファスナー7が、
躯体3の床スラブ12の端部に埋設されたアンカー筋1
3によって躯体3に固定された躯体側金物9と、壁体4
のうち躯体側金物9に対向する位置に固定された壁体側
金物10と、一端11aが壁体4に埋設され他端11b
が壁体4の躯体3側の壁面から突出状態とされたアンカ
ーボルト11とにより構成されるとともに、躯体側金物
9および壁体側金物10が、壁体4に平行な当接面19
をもって互いに接し、また、アンカーボルト11の他端
11bが、躯体側金物9および壁体側金物10の貫通孔
20の双方を挿通するように配置されており、なおか
つ、躯体側金物9の貫通孔20Aが、水平方向に長いル
ーズホールとして形成された構成となっている。このよ
うな構成により、壁体4を、躯体3に対して、壁体4と
平行な水平方向(H方向)に変位可能に、かつ、壁体4
の法線方向(N方向)の軸周りに回動可能に接合する構
造を良好に実現することができるとともに、建物2の柱
や梁に悪影響を及ぼすことなく、壁体4を躯体3側から
支持することができる。
における水平変位の小さな部分に対しても良好に適用す
ることができる。
上げ壁においては、従来に比較して、多様なデザインの
仕上げ壁を低コストで、かつ、漏水発生等の懸念無く作
成することができ、建物の品質を低下させずに、施工コ
ストの削減を図ることができる。
が、建物の下層部に設置されているため、建物の水平変
位が壁体に悪影響を及ぼす懸念が少ないとともに、壁体
を建物の基礎部から支持させることができ、安定性がよ
い。
1に係る発明を良好に実現することができるとともに、
鉄骨造系の建物の柱や梁に悪影響を及ぼすことなく、壁
体を躯体側から支持することができる。
あって、(a)仕上げ壁およびそれが適用された建物の
側断面図、(b)(a)におけるI−I線矢視断面図で
ある。
ナーの側断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の躯体の外周部を覆うように鉄筋コ
ンクリート造の壁体が設置され、該壁体は、前記躯体に
対して、前記壁体と平行な水平方向に変位可能に接合さ
れるとともに、前記躯体に対して、前記壁体の法線方向
の軸周りに回動可能に接合され、前記壁体の外面には仕
上げ材が設置されていることを特徴とする仕上げ壁。 - 【請求項2】 請求項1記載の仕上げ壁であって、 前記壁体は、前記建物の下層部に設置されていることを
特徴とする仕上げ壁。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の仕上げ壁であっ
て、 前記壁体は、前記躯体に対してファスナーを介して接合
され、 前記ファスナーは、前記躯体の床スラブの端部に埋設さ
れたアンカー筋に対して固定された躯体側金物と、前記
壁体のうち前記躯体側金物に対向する位置に固定された
壁体側金物と、一端が前記壁体に埋設され他端が前記壁
体から前記躯体側に突出状態に配置されたアンカーボル
トとを備え、 前記躯体側金物および壁体側金物は、前記壁体に平行な
当接面をもって互いに接するとともに、該当接面内に位
置させて、互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔が設け
られた構成とされ、 前記アンカーボルトの他端は、前記躯体側金物の貫通孔
および前記壁体側金物の貫通孔の双方を挿通するように
配置され、 前記躯体側金物の貫通孔は、前記水平方向がその長手方
向となるようなルーズホールとして形成されていること
を特徴とする仕上げ壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001107395A JP2002303013A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 仕上げ壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001107395A JP2002303013A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 仕上げ壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002303013A true JP2002303013A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18959725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001107395A Pending JP2002303013A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 仕上げ壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002303013A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011214281A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Taisei Corp | 外壁版取付け方法および外壁版取付け構造 |
-
2001
- 2001-04-05 JP JP2001107395A patent/JP2002303013A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011214281A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Taisei Corp | 外壁版取付け方法および外壁版取付け構造 |
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