JP2002302799A - 電気めっき方法および電気めっき方法で用いる遮へい板 - Google Patents

電気めっき方法および電気めっき方法で用いる遮へい板

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JP2002302799A
JP2002302799A JP2001106844A JP2001106844A JP2002302799A JP 2002302799 A JP2002302799 A JP 2002302799A JP 2001106844 A JP2001106844 A JP 2001106844A JP 2001106844 A JP2001106844 A JP 2001106844A JP 2002302799 A JP2002302799 A JP 2002302799A
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JP
Japan
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shielding plate
plating thickness
plating
electroplating
electroplating method
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Application number
JP2001106844A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kasai
一雄 河西
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】希望のめっき厚やめっき厚分布を容易に得るこ
とができる電気めっき方法および電気めっき方法で用い
る遮へい板を提供する。 【構成】電気めっき方法において、被めっき物と陽極と
の間に複数個の通電孔を持つ遮へい板を配置し、めっき
皮膜の所望のめっき厚またはめっき厚分布をえるように
通電孔を選択的に塞ぐ。また、電気めっき方法で用いる
遮へい板において、めっき皮膜の膜厚を制御するための
複数個の通電孔を持ち,必要に応じて通電孔を塞いで希
望するめっき厚およびめっき厚分布を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気めっき方法お
よび電気めっき方法で用いる遮へい板に関する。
【0002】
【従来の技術】電気めっきでめっき皮膜の膜厚を制御す
る方法として、過剰電流を吸収するためのダミーを配置
し希望するめっき厚を得る方法と、電流の流れを抑制す
るため通電孔を設けた遮へい板を用い希望するめっき厚
を得る方法がある。一般的には、それぞれ単独で用いて
めっきを行う場合と両者を組み合わせて用いめっきを行
う場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】どちらの場合も希望す
るめっき厚を得るための最適条件を見いだすためには、
何度もダミーや通電孔の大きさや配置を試験して決めな
ければならず、その都度ダミーや遮へい板を加工したり
しなければならず、希望のめっき厚やめっき厚分布を得
ることは容易でない。
【0004】したがって、本発明の目的は、希望のめっき厚
やめっき厚分布を容易に得ることができる電気めっき方
法および電気めっき方法で用いる遮へい板を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気めっき方法において、被めっき物と
陽極との間に複数個の通電孔を持つ遮へい板を配置し、
めっき皮膜の所望のめっき厚またはめっき厚分布をえる
ように通電孔を選択的に塞ぐことを特徴とする電気めっ
き方法を採用するものである。
【0006】また、本発明は、電気めっき方法で用いる遮へ
い板において、めっき皮膜の膜厚を制御するための複数
個の通電孔を持ち,必要に応じて通電孔を塞いで希望す
るめっき厚およびめっき厚分布を得ることを特徴とする
遮へい板を採用するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、電気めっきにおいてめ
っき皮膜の膜厚を制御するための通電孔を複数個持った
遮へい板を必要に応じて通電孔を塞いで使用し,希望す
るめっき厚およびめっき厚分布を得るものである。
【0008】具体的には、遮へい板のめっきエリアに対応す
る部分に幾何学的またはランダムに通電孔を配置する。
通電孔の形状は、加工のしやすさから丸形が一般的であ
るが角、楕円等の形でよい。大きさ、数、間隔について
は、希望するめっき厚およびめっき厚の精度に応じて細
かく制御したい場合は小さい孔を数多く間隔を密に空
け、大まかな制御をしたい場合は大きな孔で間隔を疎に
配置して空ければよい。また、大小混在した通電孔を配
置してもよい。そして、めっき厚を薄くしたい部分のみ
マスキングテープ等で塞いでめっきを行えばよい。
【0009】(実施例)次に、本発明の遮へい板の実施例を
説明する。図1は本発明で用いた電気めっき槽を示す図
であり、そのうち、図1aは平面図であり、図1bは正
面図であり、図1cは側面図である。電気めっき槽10
の内部には、被めっき物の陰極12と陽極14が設けら
れており、これらの間に遮へい物16が配置されてい
る。なお、フィルタポンプ18が電気めっき槽10の外
部に設けられている。
【0010】図2は、被めっき物を示す図である。本発明の
実施例では、被めっき物の全体の大きさは660mm×
660mmであり、その中央の550mm×550mm
がめっきされる領域である。
【0011】図3は電気めっきで用いる本発明の遮へい板を
示す正面図である。この遮へい板は被めっき物にニッケ
ルめっきを施すときに用いたものである。図3に示すよ
うに、この実施例の遮へい板は縦、横の寸法がそれぞれ
660mmであり、縦に60mm、横に40mmの等間
隔で、50φの円形の通電孔が59個形成されたもので
ある。
【0012】(実施例1)図4はこの遮へい板を用い通電孔
をすべて開放した場合を示すものであり、このうち図4
aは遮へい板を示す正面図であり、図4bはめっき厚の
分布を示すグラフである。図1に示した電気めっき槽の
寸法、陽極と遮へい板との間の間隔、遮へい板と被めっ
き物の間の間隔で実施した。図4bから明らかなよう
に、被めっき物において、4隅のめっき厚が非常に厚
く、上下の端部もやや厚くなる。
【0013】(実施例2)図5はこの遮へい板の外側上下左
右の通電孔1列をマスキングテープで塞ぎめっきを行っ
た場合を示すものであり、このうち図5aは遮へい板を
示す正面図であり、図5bはめっき厚の分布を示すグラ
フである。図5bから明らかなように、4隅のめっき厚
が実施例1に比べて低下しており、やや中央部分が高く
なる。
【0014】(実施例3)図6はこの遮へい板の外側上下左
右の通電孔2列をマスキングテープで塞ぎめっきを行っ
た場合を示すものであり、このうち図6aは遮へい板を
示す正面図であり、図6bはめっき厚の分布を示すグラ
フである。図6bから明らかなように、中央部分が実施
例2よりさらに極端に高く盛りあがっためっき厚分布に
なる。
【0015】このような実施例を種々行うことにより、遮へ
い板の通電孔をマスキングテープで塞ぐ個所や個数とめ
っき厚やめっき厚分布との関連を予め見出しておき、希
望するめっき厚やめっき厚分布に合わせてマスキングを
施して希望するめっき厚やめっき厚分布を容易に得るこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,従
来非常に煩雑かつ困難であっためっき皮膜の膜厚調整お
よび膜厚分布調整が遮へい板の通電孔をマスキングテー
プ等で塞ぐことで容易に調整することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明で用いた電気めっき槽を示す図
である。
【図2】図2は被めっき物を示す図である。
【図3】図3は電気めっきで用いる本発明の遮へい板を
示す正面図である。
【図4】図4は遮へい板を用い通電孔をすべて開放した
場合のめっき厚分布を示す図である。
【図5】図5は遮へい板の外側上下左右の通電孔1列を
マスキングテープで塞ぎめっきを行った場合のめっき厚
分布を示す図である。
【図6】図6は遮へい板の外側上下左右の通電孔2列を
マスキングテープで塞ぎめっきを行った場合のめっき厚
分布を示す図である。
【符号の説明】
10 電気めっき槽 12 被めっき物 14 陽極 16 遮へい板 18 フィルタポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気めっき方法において、被めっき物と
    陽極との間に複数個の通電孔を持つ遮へい板を配置し、
    めっき皮膜の所望のめっき厚またはめっき厚分布をえる
    ように通電孔を選択的に塞ぐことを特徴とする電気めっ
    き方法。
  2. 【請求項2】 電気めっき方法で用いる遮へい板におい
    て、めっき皮膜の膜厚を制御するための複数個の通電孔
    を持ち,必要に応じて通電孔を塞いで希望するめっき厚
    およびめっき厚分布を得ることを特徴とする遮へい板。
JP2001106844A 2001-04-05 2001-04-05 電気めっき方法および電気めっき方法で用いる遮へい板 Pending JP2002302799A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138483A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 遮蔽板及び電解メッキ装置
KR20180076909A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 주식회사 필머티리얼즈 미세 금속 마스크 제조 장치
JP2018193608A (ja) * 2017-05-17 2018-12-06 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. めっき装置
KR20200026821A (ko) * 2017-07-11 2020-03-11 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 레귤레이션 플레이트, 애노드 홀더, 및 기판 홀더

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KR102551335B1 (ko) 2017-07-11 2023-07-05 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 레귤레이션 플레이트, 애노드 홀더, 및 기판 홀더

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