JP2002302039A - 電子連動システム - Google Patents

電子連動システム

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JP2002302039A JP2001107342A JP2001107342A JP2002302039A JP 2002302039 A JP2002302039 A JP 2002302039A JP 2001107342 A JP2001107342 A JP 2001107342A JP 2001107342 A JP2001107342 A JP 2001107342A JP 2002302039 A JP2002302039 A JP 2002302039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子連動装置と端末装置のプログラムの変更
作業を短時間で行うことができる電子連動システムを提
供する。 【解決手段】 連動論理演算部11は、連動論理演算プ
ログラムで定義された演算を行い、その演算結果として
鉄道保安設備に対する制御出力を出力する。複数のプロ
グラム記憶部31〜3nは、それぞれ異なる連動論理演
算プログラムを格納し、プログラム切換部15には、複
数のプログラム記憶部31〜3nに格納されている連動
論理演算プログラムのうちの一つを特定するプログラム
特定情報が格納され、連動論理演算部11は、プログラ
ム切換部15に格納されている情報により指定される連
動論理演算プログラムを実行することで、プログラム切
換部15に格納するプログラム特定情報を切り換えるこ
とにより、連動論理演算部11で実行される連動論理演
算プログラムの切換を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子連動装置を有
する電子連動システムに関し、詳しくは、鉄道の駅に設
置され、鉄道保安設備の制御を行う電子連動装置を有す
る電子連動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】連動装置は、鉄道の駅に設置され、たと
えば端末装置や列車集中制御装置(以下CTC装置と称
する)による指示に基づき、転てつ器や軌道回路などの
状態を考慮しつつ、進路設定、転てつ器制御、信号制
御、保守作業管理などを行う鉄道保安設備の制御を実施
するものである。
【0003】このような連動装置を有する電子連動シス
テムは、連動装置および端末装置が電子計算機で構成さ
れ、連動装置では、内部状態情報(軌道回路や転てつ器
などの予約情報や状態情報)や制御出力などを決定する
連動論理演算を定義する連動論理演算プログラムが動作
している。
【0004】また、端末装置では、連動装置の動作状態
を表示したり、操作員の入力を連動装置に送信するため
の演算を定義する端末用プログラムが動作している。
【0005】連動論理演算プログラムや端末用プログラ
ムに仕様変更や不具合が発生すると、これらのプログラ
ムを変更する必要が生じるが、プログラムを変更する際
には機器の動作を停止させなければならないため、列車
を営業運転している時間帯にはプログラムの変更作業は
行えず、営業運転を行っていない夜間に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、夜間には様々
な保守作業が実施されており、それらの保守作業時に電
子連動システムが稼動していることが必要であったり、
保守作業により電子連動システムのプログラム変更後の
動作確認が可能となる時間が短縮されたりすることがあ
り、電子連動システムのプログラム変更およびその後の
動作確認の所要時間を短くすることが強く求められてい
る。
【0007】また、電子連動装置と複数の端末装置のプ
ログラムを同時に変更する際には、全ての機器に正しい
プログラムを確実に実装する必要がある。さらに、プロ
グラム変更後の動作確認および確認後の通常運転への移
行を安全、確実に行うことも要求される。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、電子連動装置、端末装置のプログラ
ムの変更作業を短時間で行う機能、電子連動装置、端末
装置のプログラムを一括して変更し、プログラムが一致
していない装置がある場合はプログラムの変更を抑止し
たり、一致させてからプログラムを変更する機能、プロ
グラム変更後の動作確認時の機能の制限や動作モードの
表示を実施する機能を有する電子連動システムを提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記課題を解決するため、端末装置と、当該端末装
置および/または列車集中制御装置による指示に基づき
鉄道保安設備を制御する電子連動装置とを有する電子連
動システムにおいて、前記電子連動装置が、連動論理演
算を実施する連動論理演算手段と、前記連動論理演算手
段において実行される連動論理演算プログラムを格納す
る複数のプログラム記憶手段と、前記連動論理演算手段
が実行する連動論理演算プログラムとして、前記複数の
プログラム記憶手段に格納されている連動論理演算プロ
グラムのうち、いずれか一つを特定するプログラム特定
情報を格納したプログラム切換手段と、を有することを
要旨とする電子連動システムである。
【0010】この発明においては、連動論理演算手段
は、連動論理演算プログラムで定義された演算を行い、
その演算結果として鉄道保安設備に対する制御出力を出
力する。複数のプログラム記憶手段は、それぞれ異なる
連動論理演算プログラムを格納し、プログラム切換手段
には、複数のプログラム記憶手段に格納されている連動
論理演算プログラムのうちの一つを特定するプログラム
特定情報が格納され、連動論理演算手段は、プログラム
切換手段に格納されている情報により指定される連動論
理演算プログラムを実行する。また、連動論理演算手段
はプログラム切換指示を受けると動作を停止し、プログ
ラム切換手段に格納されている情報によって指定される
新しいプログラムを実行して動作を再開する。これによ
り、プログラム切換手段に格納するプログラム特定情報
を切り換えることにより、連動論理演算手段で実行され
る連動論理演算プログラムの切換を可能とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電子連動システムにおいて、前記プログラム切換手段
は、前記端末装置からの指令により、前記プログラム特
定情報が格納されることを要旨とする。
【0012】この発明においては、請求項1に記載の発
明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0013】プログラム切換手段は、端末装置からプロ
グラム切換指示を受けることで、プログラム記憶手段に
格納されているプログラムのうち、切り換え指示に該当
する連動論理演算プログラムを指定するプログラム特定
情報を格納する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の電子連動システムにおいて、前記電子連動装
置は、前記端末装置との間で連動論理演算プログラムの
送受信を行うプログラム送受信手段を備え、前記プログ
ラム記憶手段は、前記プログラム送受信手段が前記端末
装置から受信した連動論理演算プログラムが格納される
ことを要旨とする。
【0015】この発明においては、請求項1または2に
記載の発明における動作に加え、以下の動作が行われ
る。
【0016】電子連動装置に備えられたプログラム送受
信手段が端末装置から送信された連動論理演算プログラ
ムのプログラムデータを受信し、指定されたプログラム
記憶手段にこのプログラムデータを格納する。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の電子連動システムにおいて、前記電子連動装置は、前
記プログラム送受信手段が、前記端末装置から連動論理
演算プログラムを受信した場合に、前記複数のプログラ
ム記憶手段のうち実行中の連動論理演算プログラムが格
納されている前記プログラム記憶手段を除いた前記プロ
グラム記憶手段に、当該受信した連動論理演算プログラ
ムを格納することを要旨とする。
【0018】この発明においては、請求項3に記載の発
明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0019】電子連動装置が連動論理演算プログラムを
実行している間に、プログラム送受信手段が端末装置か
ら送付された連動論理演算プログラムのプログラムデー
タを受信した場合は、実行中の連動論理演算プログラム
が格納されているプログラム記憶手段以外のプログラム
記憶手段のいずれかに、受信した連動論理演算プログラ
ムを格納する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の電子連動システムにおいて、前記
プログラム切換手段は、連動論理演算プログラムの切り
換えを実行する際に、前記端末装置において実行される
端末用プログラムを当該切り換え後のプログラムに適合
する端末用プログラムに切り換える指示を前記端末装置
へ送信し、前記端末装置には、当該端末用プログラムの
切り換え指示により実行する端末用プログラムを切り換
える端末用プログラム切換手段を有することを要旨とす
る。
【0021】この発明においては、請求項1〜4のいず
れか一つに記載の発明における動作に加え、以下の動作
が行われる。
【0022】電子連動装置のプログラム切換手段は、プ
ログラム特定情報を格納する際に、各端末装置に対して
も連動論理演算プログラムと適合する端末用プログラム
に切り換えるよう、プログラム切り換え指示を送信す
る。各端末装置に設けられた端末用プログラム切換手段
は、連動装置からのプログラム切り換え指示を受信する
と、切り換え指示に従い、端末用プログラムの切り換え
を行って動作を再開する。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の電子連動システムにおいて、前記プログラム切換手段
は、連動論理演算プログラムの切り換えを実行する際
に、複数の前記端末装置のなかに、切り換えようとして
いる連動論理演算プログラムに適合する端末用プログラ
ムを備えていない端末装置が存在していることを示す情
報を受け取った場合に、連動論理演算プログラムの切り
換えを中止することを要旨とする。
【0024】この発明においては、請求項5に記載の発
明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0025】電子連動装置のプログラム切換手段は、こ
れから連動論理演算プログラムの切り換えを実行する際
に、複数の端末装置のいずれかから、これから切り換え
ようとしている連動論理演算プログラムに適合する端末
用プログラムを備えていないことを示す情報を受け取っ
た場合に、連動論理演算プログラムの切り換えを中止す
る。これにはたとえば、端末装置に設けられた端末用プ
ログラム切換手段が、電子連動装置からのプログラム切
り換え指示を受信した際に、端末装置内にあらかじめ格
納されている端末用プログラムをチェックし、切り換え
指示に該当するプログラムが存在しない場合は、端末用
プログラムの切り換えを行わず、切り替えを中止した旨
の信号を電子連動装置や他の端末装置のプログラム切換
手段に送信する。そして、その信号を受信した電子連動
装置や端末装置のプログラム切換手段が自装置のプログ
ラムの切り換え作業を中止する。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の電子連動システムにおいて、前記プログラム切換手段
は、連動論理演算プログラムの切り換えを実行する際
に、複数の前記端末装置のなかに、切り換えようとして
いる連動論理演算プログラムに適合する端末用プログラ
ムを備えている端末装置が少なくとも1台存在している
ことを示す情報を受け取った場合に、連動論理演算プロ
グラムの切り換えることを要旨とする。
【0027】この発明においては、請求項5に記載の発
明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0028】プログラム切換手段は、連動論理演算プロ
グラムの切り換えを実行する際に、複数の端末装置のな
かに、切り換えようとしている連動論理演算プログラム
に適合する端末用プログラムを備えている端末装置が1
台でも存在していることを示す情報を受け取った場合
に、連動論理演算プログラムの切り換えを実施する。こ
れにはたとえば、端末装置に設けられた端末用プログラ
ム切換手段が、連動装置からのプログラム切り換え指示
を受信した際に、保有しているプログラムをチェック
し、切り換え指示に該当するプログラムが存在しない場
合は、端末用プログラムの切り換えを行わず、切り換え
指示に該当するプログラムが存在した場合は、そのプロ
グラムを指定する情報を端末用プログラム切換手段に格
納し、切り換え対象の端末用プログラムが存在した旨の
信号を電子連動装置や他の端末装置のプログラム切換手
段に送信する。これにより、1台以上の端末装置からそ
の信号を受信した電子連動装置のプログラム切換手段は
自装置のプログラムの切り換え作業を実施し、どの端末
装置からもその信号を受信しなかった場合は、自装置の
プログラムの切り換え作業を中止する。
【0029】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の電子連動システムにおいて、前記プログラム切換手段
は、連動論理演算プログラムの切り換えを実行する際
に、複数の前記端末装置のなかに、切り換えようとして
いる連動論理演算プログラムに適合する端末用プログラ
ムを備えていない端末装置が存在していることを示す情
報を受け取った場合に、前記電子連動装置または他の端
末装置から当該切り換えようとする連動論理演算プログ
ラムに適合する端末用プログラムを前記適合する端末用
プログラムを備えていない端末装置に送信することを要
旨とする。
【0030】この発明においては、請求項5に記載の発
明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0031】端末装置に設けられた端末用プログラム切
換手段は、連動装置からのプログラム切り換え指示を受
信した際に、自己が保有する端末用プログラムをチェッ
クし、切り換え指示に該当するプログラムが存在した場
合は、そのプログラムを指定する情報を端末用プログラ
ム切換手段に格納し、切り換え指示に該当するプログラ
ムが存在しない場合は、端末用プログラムの切り換えを
行わず、切り替えを中止した旨の信号(不一致信号)を
電子連動装置や他の端末装置のプログラム切換手段に送
信する。不一致信号を受信した電子連動装置、端末装置
のプログラム切換手段は、プログラム送受信手段に自装
置のプログラム記憶手段に格納している端末用プログラ
ムを送信する指令を出力する。その指令を受けたプログ
ラム送受信手段は、不一致信号を送信した端末装置に対
し、プログラム切り換え指示に適合する端末用プログラ
ムのプログラムデータを送信する。不一致信号を送信し
た端末装置は、送付された端末用プログラムのプログラ
ムデータを受信し、プログラムデータを格納すると共
に、格納されたプログラムデータを指定する情報を端末
用プログラム切換手段に格納する。そして、プログラム
切換指示にしたがって、受信した端末用プログラムを実
行し、動作を再開する。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項5〜8の
いずれか一つに記載の電子連動システムにおいて、前記
端末装置は、起動した際に、実行する端末用プログラム
を、前記電子連動装置において現在実行中の連動論理演
算プログラムに適合する端末用プログラムに切り換える
端末用プログラム切換手段を有することを要旨とする。
【0033】この発明においては、請求項5〜8のいず
れか一つに記載の発明における動作に加え、以下の動作
が行われる。
【0034】端末装置の電源を投入した際に、この端末
装置の端末用プログラム切換手段が電子連動装置に対し
て動作中の連動論理演算プログラムを問う信号を出力
し、電子連動装置のプログラム切換手段がこの信号に対
して動作中の連動論理演算プログラムの情報を返信す
る。これを受けて、端末装置の端末用プログラム切換手
段は、動作中の連動論理演算プログラムに適合する端末
用プログラムを指定する情報を端末用プログラム切換手
段内に格納する。端末装置では、端末用プログラム切換
手段に格納された情報により指定される端末用プログラ
ムにより動作を開始する。
【0035】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の電子連動システムにおいて、前記端末用プログラム
切換手段は、前記電子連動装置において現在実行中の連
動論理演算プログラムに適合する端末用プログラムが自
己に存在しない場合に、前記電子連動装置および/また
は他の端末装置から当該適合する端末用プログラムを取
得して設定することを要旨とする。
【0036】この発明においては、請求項9に記載の発
明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0037】端末装置の電源を投入した際に、この端末
装置の端末用プログラム切換手段が電子連動装置に対し
て動作中の連動論理演算プログラムを問う信号を出力
し、電子連動装置のプログラム切換手段がこの信号に対
して動作中の連動論理演算プログラムの情報を返信す
る。これを受けて、端末装置の端末用プログラム切換手
段は、動作中の連動論理演算プログラムに適合する端末
用プログラムが端末用プログラム記憶手段に格納されて
いるかどうかをチェックし、適合する端末用プログラム
が存在しない場合は、その旨の信号(不一致信号)を電
子連動装置や他の端末装置のプログラム切換手段に送信
する。不一致信号を受信した電子連動装置および/また
は端末装置のプログラム切換手段は、プログラム送受信
手段に自装置内に存在する端末用プログラムを送信する
指令を出力する。その指令を受けたプログラム送受信手
段は、不一致信号を送信した端末装置に対し、プログラ
ム切り換え指示に適合する端末用プログラムのプログラ
ムデータを送信する。不一致信号を送信した端末装置
は、送付された端末用プログラムのプログラムデータを
受信し、格納すると共に、そのプログラムを指定する情
報を端末用プログラム切換手段に格納する。端末装置
は、端末用プログラム切換手段に格納された情報により
指定される端末用プログラムにより動作を開始する。
【0038】請求項11に記載の発明は、請求項5〜1
0のいずれか一つに記載の電子連動システムにおいて、
前記電子連動装置は、さらに、現在実行中の連動論理演
算プログラムに適合しない端末用プログラムが動作して
いる前記端末装置から送信された指示入力を受け付けな
いようにする受信データ解析手段を有することを要旨と
する。
【0039】この発明においては、請求項5〜10のい
ずれか一つに記載の発明における動作に加え、以下の動
作が行われる。
【0040】端末装置から制御指示を送信する際に、送
信データに端末用プログラムの情報を付加して送信す
る。電子連動装置に設けられた受信データ解析手段が、
端末装置から受信した制御指示入力について付加されて
いる端末用プログラムの情報をチェックし、動作中の連
動論理演算プログラムに適合する場合に限り、当該指示
入力を受付、その逆に、動作中の連動論理演算プログラ
ムに適合しない場合には、当該指示入力を受け付けな
い。
【0041】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の電子連動システムにおいて、前記端末装置は、送
信した信号が電子連動装置に受け付けられなかったこと
を示す表示手段を有することを要旨とする。
【0042】この発明においては、請求項11に記載の
発明における動作に加え、以下の動作が行われる。
【0043】電子連動装置から端末装置へ、当該端末装
置からの制御指示入力を受け付けているか否かを示す情
報を送信する。端末装置では、自装置からの制御指示入
力が電子連動装置に受け付けられていないならば、自装
置がプログラムの不一致により使用不可能となっている
旨の表示データを表示手段により表示する。
【0044】請求項13に記載の発明は、請求項11に
記載の電子連動システムにおいて、前記電子連動装置
は、さらに、連動論理演算プログラムの切り換え以前に
行われた保守作業の設定を記憶する保守データ記憶手段
を有することを要旨とする。
【0045】この発明においては、請求項1〜12のい
ずれか一つに記載の発明における動作に加え、以下の動
作が行われる。
【0046】保守作業が設定される都度、その設定情報
が電子連動装置の保守データ格納手段に格納され、保守
作業が解除される都度、保守データ格納手段に格納され
た当該保守作業の設定情報が消去される。電子連動装置
の電源再投入や連動論理演算プログラムの切換後の再起
動の際には、保守データ格納手段に格納されていた保守
作業の設定情報が連動論理演算手段に読み込まれること
で、連動論理演算手段においてそれらの保守作業の設定
データを復元することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0048】図1は、本発明を適用した電子連動システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【0049】この電子連動システム1は、電子連動装置
3と端末装置101〜10nよりなり、CTC装置10
3や、進路設定、転てつ器制御、信号制御、保守作業管
理などを行う現場機器(鉄道保安設備)151に接続さ
れている。
【0050】電子連動装置3内には、端末装置101〜
10nおよびCTC装置103から受信した制御指示に
基づき、現場機器151から入力された状態情報を考慮
し、進路設定、転てつ器制御、信号制御、保守作業管理
などの鉄道保安設備の制御動作を実現するために必要な
内部状態情報(軌道回路や転てつ器などの予約情報や状
態情報)や、制御出力などの演算(連動論理演算)を行
う連動論理演算部11と、連動論理演算部11の演算動
作を定義するプログラム(連動論理演算プログラム)を
格納する複数のプログラム記憶部31〜3nと、複数の
プログラム記憶部31〜3nに格納されている連動論理
演算プログラムのうち、連動論理演算部11が実行する
連動論理演算プログラムを指定するためのプログラム特
定情報を格納したプログラム切換部15と、プログラム
の送受信を行うプログラム送受信部17とを備える。
【0051】一方、端末装置101〜10nにも、図2
に示すように、各端末装置において実行するプログラム
(端末用プログラム)を格納する複数の端末用プログラ
ム記憶部51〜5nを設け、電子連動装置3または他の
端末装置から送信された端末用プログラムを受信し、端
末用プログラム記憶部51〜5nに格納する端末用プロ
グラム送受信部19を備える。
【0052】また、端末装置101〜10nには、端末
用プログラムを実行する端末用プログラム演算部21、
操作員からの操作入力を取り込む操作入力取り込み部2
3、電子連動装置3や端末装置101〜10nの動作状
態を操作員に示す画面表示部25、および端末用プログ
ラム演算部21が実行する端末用プログラムを指定する
端末用プログラム切換部27を備える。
【0053】電子連動装置3にはさらに、図3に示すよ
うに、送信元の端末装置101〜10nで動作している
端末用プログラムのバージョンを解析し、その結果によ
り端末装置101〜10nから受信した指示入力につい
て、当該指示入力を受け付けるかどうかを決定する受信
データ解析部71を備える。
【0054】電子連動システムにおいては、端末装置1
01〜10nから制御指示を送信する際に、送信データ
に端末用プログラムのバージョン情報を付加して送信す
る。電子連動装置3に設けられた受信データ解析部71
は、端末装置101〜10nから受信した制御指示入力
について付加されている端末用プログラムのバージョン
情報をチェックし、動作中の連動論理演算プログラムに
適合するバージョンであった場合に限り、当該指示入力
を受け付ける(当該指示入力を連動論理演算部11に入
力する)。
【0055】電子連動装置3から各端末装置101〜1
0nに当該端末装置101〜10nからの制御指示入力
を受け付けているか否かを示す情報を送信する。
【0056】各端末装置101〜10nでは、自装置か
らの制御指示入力が電子連動装置3に受け付けられてい
ないならば、自装置がバージョン不一致により使用不可
能となっている旨の表示データを画面表示部25に入力
し、その旨を警告する画面表示を行う。
【0057】さらに、電子連動装置3には、図4に示す
ように、電子連動装置3に連動論理演算部11で算出さ
れた保守作業などの設定情報を格納する保守データ格納
部73を備える。
【0058】電子連動システムにおいては、保守作業が
設定される都度、その設定情報が電子連動装置3の保守
データ格納部73に格納され、保守作業が解除される都
度、保守データ格納部73に格納された当該保守作業の
設定情報が消去される。電子連動装置3の電源再投入や
連動論理演算プログラムの切換後の再起動の際には、保
守データ格納部73に格納されていた保守作業の設定情
報が連動論理演算部11に読み込まれ、連動論理演算部
11においてそれらの保守作業の設定データが復元され
る。
【0059】以下、本実施の形態における作用について
説明する。
【0060】図5は、この電子連動システム1におい
て、連動論理演算プログラムを変更する場合の動作を示
す図面である。
【0061】当初、図5(a)に示すように、第1プロ
グラム記憶部31に格納されているプログラム1を指定
する情報がプログラム切換部15に格納され、このプロ
グラムが現行プログラムとして実行されているものとす
る。
【0062】操作員が端末装置101〜10nを操作
し、電子連動装置3に対して、新しい連動論理演算プロ
グラムのプログラムデータを送信すると、プログラム送
受信部17がプログラムデータを受信し、図5(b)に
示すように、第2プログラム記憶部32に次回使用する
プログラム(改正プログラム)として格納する。
【0063】続いて端末装置よりプログラム切換指示を
送信すると、現行プログラムの実行を停止して、図5
(c)のように、プログラム切換部15に、第2プログ
ラム記憶部32に格納されたプログラム2を指定する情
報を格納した後、電子連動装置3を再起動すると、連動
論理演算部11はプログラム切換部15に格納されてい
る情報により指定され、第2プログラム記憶部23に格
納されているプログラムを実行する。
【0064】以上のように、現行プログラムがプログラ
ム1からプログラム2に変更される。
【0065】次に、端末装置の電源投入時の動作につい
て説明する。
【0066】端末用プログラム演算部21は、プログラ
ム切換指示を受けると動作を停止し、端末用プログラム
切換部27に新しい端末用プログラムを指定する情報が
格納された後に、そのプログラムにより動作を再開す
る。
【0067】また、端末装置101〜10nの電源を投
入した際に、この端末装置101〜10nの端末用プロ
グラム切換部27が電子連動装置3に対して動作中の連
動論理演算プログラムのバージョンを問う信号を出力し
(図6(1))、電子連動装置3のプログラム切換部1
5がこの信号に対して動作中の連動論理演算プログラム
のバージョン情報を返信する(図6(2))。
【0068】これを受けて、端末装置101〜10nの
端末用プログラム切換部27は、動作中の連動論理演算
プログラムに適合するバージョンの端末用プログラムが
端末用プログラム記憶部51〜5nに格納されているか
どうかをチェックし、適合する端末用プログラムが存在
するならば、その端末用プログラムを指定する情報を端
末用プログラム切換部27に格納する(図6(3))。
【0069】一方、適合するバージョンの端末用プログ
ラムが存在しない場合は、その旨の信号(バージョン不
一致信号)を電子連動装置3のプログラム切換部15や
他の端末装置101〜10nの端末用プログラム切換部
27に送信する(図6(4))。
【0070】バージョン不一致信号を受信した電子連動
装置3のプログラム切換部15は、自装置のプログラム
記憶部31〜3nに格納している端末用プログラムを送
信する指令をプログラム送受信部17に出力する。
【0071】その指令を受けたプログラム送受信部17
は、バージョン不一致信号を送信した端末装置に対し、
プログラム切り換え指示に適合する端末用プログラムの
プログラムデータを送信する(図6(5))。なお、プ
ログラム切り換え指示に適合する端末用プログラムのプ
ログラムデータを送信するのは、電子連動装置3に限ら
ず、バージョン不一致信号を受信した他の端末装置であ
ってもよい。
【0072】バージョン不一致信号を送信した端末装置
101〜10nのプログラム送受信部19は、送付され
た端末用プログラムのプログラムデータを受信し、指定
された端末用プログラム記憶部51〜53nにプログラ
ムデータを格納すると共に、そのプログラムを指定する
情報を端末用プログラム切換部27に格納する(図6
(6))。
【0073】次に、プログラム切り換え指示時の動作に
ついて説明する。本発明では、このプログラム切り換え
指示時の動作の形態が3つある。以下それぞれの形態に
ついて説明する。
【0074】(第1のプログラム切り換え指示時の動作
の形態)電子連動システム1においては、電子連動装置
3のプログラム切換部15が端末装置101〜10nか
らプログラム切換指示を受け、プログラム記憶部31〜
3nに格納されているプログラムのうち、切り換え指示
に該当するプログラムを指定する情報をプログラム切換
部15に格納する際に、各端末装置101〜10nに対
しても連動装置のプログラムと適合する端末用プログラ
ムに切り換えるよう、プログラム切り換え指示を送信す
る(図7(1))。
【0075】各端末装置101〜10nに設けられた端
末用プログラム切換部27は、連動装置3からのプログ
ラム切り換え指示を受信すると、端末用プログラム記憶
部51〜5nに格納されているプログラムのうち、切り
換え指示に該当するプログラムを指定する情報を端末用
プログラム切換部27に格納する(図7(2))。
【0076】切り換え指示に該当するバージョンの端末
用プログラムが存在しない端末装置では、端末用プログ
ラムの切り換えを行わず、切り替えを中止した旨の信号
(バージョン不一致信号)を電子連動装置3のプログラ
ム切換部15や他の端末装置の端末用プログラム切換部
27に送信する(図7(3))。
【0077】バージョン不一致信号を受信した電子連動
装置3のプログラム切換部15は、プログラム送受信部
17に自装置のプログラム記憶部31〜3nに格納して
いる端末用プログラムを送信する指令を出力する。その
指令を受けたプログラム送受信部17は、バージョン不
一致信号を送信した端末装置に対し、プログラム切り換
え指示に適合する端末用プログラムのプログラムデータ
を送信する(図7(4))。
【0078】なお、バージョン不一致信号を送信した端
末装置に対し、プログラム切り換え指示に適合する端末
用プログラムのプログラムデータを送信するのは、電子
連動装置3に限らず、適合するプログラムを有する他の
端末装置であってもよい。
【0079】一方、バージョン不一致信号を送信した端
末装置の端末用プログラム送受信部19は、送付された
端末用プログラムのプログラムデータを受信し、指定さ
れたプログラム記憶部51〜5nにプログラムデータを
格納すると共に、このプログラムを指定する情報を端末
用プログラム切換部27に格納する(図7(5))。
【0080】(第2のプログラム切り換え指示時の動作
の形態)端末用プログラム演算部21は、端末用プログ
ラム切換部27に格納された情報により指定されるプロ
グラムにより動作を開始する。
【0081】各端末装置101〜10nに設けられた端
末用プログラム切換部27は、電子連動装置3からのプ
ログラム切り換え指示を受信した際に(図8(1))、
端末用プログラム記憶部51〜5nに格納されているプ
ログラムのバージョンをチェックし(図8(2))、切
り換え指示に該当するバージョンのプログラムが存在し
ない場合は、端末用プログラムの切り換えを行わず、切
り替えを中止した旨の信号を電子連動装置3のプログラ
ム切換部15や他の端末装置の端末用プログラム切換部
27に送信する(図8(3))。
【0082】その信号を受信した電子連動装置3のプロ
グラム切換部15、および他の端末装置の端末用プログ
ラム切換部27は自装置のプログラム切り換え作業を中
止する(図8(4))。
【0083】(第3のプログラム切り換え指示時の動作
の形態)各端末装置101〜10nに設けられた端末用
プログラム切換部27は、連動装置3からのプログラム
切り換え指示を受信した際に(図9(1))、端末用プ
ログラム記憶部51〜5nに格納されているプログラム
のバージョンをチェックする(図9(2))。
【0084】切り換え指示に該当するバージョンのプロ
グラムが存在しない場合は、端末用プログラムの切り換
えを行わず、切り換え指示に該当するバージョンのプロ
グラムが存在した場合は、そのプログラムを指定する情
報を端末用プログラム切換部27に格納し、切り換え対
象の端末用プログラムが存在した旨の信号を電子連動装
置3のプログラム切換部15や他の端末装置の端末用プ
ログラム切換部27に送信する(図9(3))。
【0085】少なくとも一つの端末装置から切り換え対
象の端末用プログラムが存在した旨の信号を受信した電
子連動装置3のプログラム切換部15は、自装置のプロ
グラム切り換え作業を実施し(図9(4))、どの端末
装置101〜10nからもその信号を受信しなかった場
合は、自装置のプログラム切り換え作業を中止する。
【0086】
【発明の効果】請求項1に記載する発明においては、プ
ログラム切換手段に格納する連動論理演算プログラムを
指定する情報を切り換えることにより、使用する連動論
理演算プログラムを切り換えることができる。
【0087】請求項2に記載する発明においては、端末
からの切換指示で連動論理演算プログラムの切換を自動
的に行うことができる。
【0088】請求項3に記載する発明においては、端末
装置より電子連動装置のプログラム記憶手段に連動論理
演算プログラムを送付した後、送付した連動論理演算プ
ログラムにより電子連動装置を稼動させることができ
る。
【0089】請求項4に記載する発明においては、昼間
の営業運転中に連動論理演算プログラムを端末装置から
電子連動装置のプログラム記憶手段に送付しておけば、
夜間に端末から連動論理演算プログラムの切換操作を行
うだけでプログラムの変更を行うことができ、電子連動
装置の稼動を停止する時間を短時間にすることができ
る。
【0090】請求項5に記載する発明においては、電子
連動装置の連動論理演算プログラムの切換に伴い、端末
装置のプログラムも適合するものに切り換えられるの
で、一手段の端末装置のプログラムの切り換え漏れを防
ぐことができる。
【0091】請求項6に記載する発明においては、電子
連動装置の連動論理演算プログラムの切り換えの際に、
一部の端末装置に適合する端末用プログラムが存在しな
い場合に全装置のプログラムの切換を中止することで、
一部の端末装置のプログラムが他装置のプログラムと不
一致の状態で動作することを防ぐことができる。
【0092】請求項7に記載する発明においては、電子
連動装置の連動論理演算プログラムの切り換えの際に、
一つ以上の端末装置に適合する端末用プログラムが存在
する場合にプログラムの切換を実施するので、一部の端
末装置にのみ電子連動装置に適合するプログラムが存在
すればプログラムの切換が実施できるので、動作確認時
などの時に全ての端末装置に新しい端末用プログラムを
インストールする必要がなくなる。
【0093】請求項8に記載する発明においては、電子
連動装置の連動論理演算プログラムの切り換えの際に、
適合する端末用プログラムが存在しない端末装置に、自
動的に適合する端末用プログラムがインストールされる
ので、一部の端末装置のプログラムが他装置のプログラ
ムと不一致の状態で動作することを防ぐことができる。
【0094】請求項9に記載する発明においては、端末
装置の電源投入時に電子連動装置の連動論理演算プログ
ラムに適合する端末用プログラムが実装されるので、端
末装置のプログラムが電子連動装置のプログラムと不一
致の状態で動作することを防ぐことができる。
【0095】請求項10に記載する発明においては、端
末装置の電源投入時に電子連動装置の連動論理演算プロ
グラムに適合する端末用プログラムが格納されていない
端末装置に対して他装置から適合する端末用プログラム
が送信されて実装されるので、端末装置のプログラムが
電子連動装置のプログラムと不一致の状態で動作するこ
とを防ぐことができる。
【0096】請求項11に記載する発明においては、電
子連動装置の連動論理演算プログラムに適合する端末用
プログラムが動作していない端末装置からの指示入力を
電子連動装置が受け付けないことで、端末装置とのプロ
グラム不一致に起因する電子連動装置の誤動作を防ぐこ
とができる。
【0097】請求項12に記載する発明においては、電
子連動装置とのプログラム不一致により指示入力が受け
付けられない端末装置に、たとえば「不一致により使用
不可能」という旨の画面表示が行われるので、操作員が
誤って当該端末装置を操作することを防ぐことができ
る。
【0098】請求項13に記載する発明においては、電
子連動装置の電源再投入や連動論理演算プログラムの切
換後の再起動の際には保守データ格納手段に格納されて
いた保守作業の設定情報が復元されるので、これらの場
合には保守作業を再設定する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子連動システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】電子連動システム内の端末装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】電子連動システム内の受信データ解析部を示す
ブロック図である。
【図4】電子連動システム内の保守データ格納部を示す
ブロック図である。
【図5】電子連動システム内の連動論理演算プログラム
の切換動作を説明するための図面である。
【図6】端末装置電源投入時の動作を説明するための図
面である。
【図7】プログラム切換指示時の動作を説明するための
図面である。
【図8】プログラム切換指示時の動作を説明するための
図面である。
【図9】プログラム切換指示時の動作を説明するための
図面である。
【符号の説明】
1 電子連動システム 11 連動論理演算部 31〜3プログラム記憶部 15 プログラム切換部 17 プログラム送受信部 19 端末用プログラム送受信部 21 端末用プログラム演算部 23 操作入力取り込み部 23 画面表示部 27 端末用プログラム切換部 51〜5n 端末用プログラム記憶部 71 受信データ解析部 71 保守データ格納部 101〜10n 端末装置 131 CTC装置 151 現場機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小榑 元 東京都渋谷区代々木二丁目2番6号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 岡野 智浩 東京都渋谷区代々木二丁目2番6号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 玉川 浩一郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 河野 正隆 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 高木 成夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置と、当該端末装置および/また
    は列車集中制御装置による指示に基づき鉄道保安設備を
    制御する電子連動装置とを有する電子連動システムにお
    いて、 前記電子連動装置が、連動論理演算を実施する連動論理
    演算手段と、 前記連動論理演算手段において実行される連動論理演算
    プログラムを格納する複数のプログラム記憶手段と、 前記連動論理演算手段が実行する連動論理演算プログラ
    ムとして、前記複数のプログラム記憶手段に格納されて
    いる連動論理演算プログラムのうち、いずれか一つを特
    定するプログラム特定情報を格納したプログラム切換手
    段と、を有することを特徴とする電子連動システム。
  2. 【請求項2】 前記プログラム切換手段は、前記端末装
    置からの指令により、前記プログラム特定情報が格納さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の電子連動システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記電子連動装置は、前記端末装置との
    間で連動論理演算プログラムの送受信を行うプログラム
    送受信手段を備え、 前記プログラム記憶手段は、前記プログラム送受信手段
    が前記端末装置から受信した連動論理演算プログラムが
    格納されることを特徴とする請求項1または2に記載の
    電子連動システム。
  4. 【請求項4】 前記電子連動装置は、前記プログラム送
    受信手段が、前記端末装置から連動論理演算プログラム
    を受信した場合に、前記複数のプログラム記憶手段のう
    ち実行中の連動論理演算プログラムが格納されている前
    記プログラム記憶手段を除いた前記プログラム記憶手段
    に、当該受信した連動論理演算プログラムを格納するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電子連動システム。
  5. 【請求項5】 前記プログラム切換手段は、連動論理演
    算プログラムの切り換えを実行する際に、前記端末装置
    において実行される端末用プログラムを当該切り換え後
    のプログラムに適合する端末用プログラムに切り換える
    指示を前記端末装置へ送信し、 前記端末装置には、当該端末用プログラムの切り換え指
    示により実行する端末用プログラムを切り換える端末用
    プログラム切換手段を有することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか一つに記載の電子連動システム。
  6. 【請求項6】 前記プログラム切換手段は、連動論理演
    算プログラムの切り換えを実行する際に、複数の前記端
    末装置のなかに、切り換えようとしている連動論理演算
    プログラムに適合する端末用プログラムを備えていない
    端末装置が存在していることを示す情報を受け取った場
    合に、連動論理演算プログラムの切り換えを中止するこ
    とを特徴とする請求項5記載の電子連動システム。
  7. 【請求項7】 前記プログラム切換手段は、連動論理演
    算プログラムの切り換えを実行する際に、複数の前記端
    末装置のなかに、切り換えようとしている連動論理演算
    プログラムに適合する端末用プログラムを備えている端
    末装置が少なくとも1台存在していることを示す情報を
    受け取った場合に、連動論理演算プログラムの切り換え
    ることを特徴とする請求項5記載の電子連動システム。
  8. 【請求項8】 前記プログラム切換手段は、連動論理演
    算プログラムの切り換えを実行する際に、複数の前記端
    末装置のなかに、切り換えようとしている連動論理演算
    プログラムに適合する端末用プログラムを備えていない
    端末装置が存在していることを示す情報を受け取った場
    合に、前記電子連動装置または他の端末装置から当該切
    り換えようとする連動論理演算プログラムに適合する端
    末用プログラムを前記適合する端末用プログラムを備え
    ていない端末装置に送信することを特徴とする請求項5
    記載の電子連動システム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は、起動した際に、実行す
    る端末用プログラムを、前記電子連動装置において現在
    実行中の連動論理演算プログラムに適合する端末用プロ
    グラムに切り換える端末用プログラム切換手段を有する
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の
    電子連動システム。
  10. 【請求項10】 前記端末用プログラム切換手段は、前
    記電子連動装置において現在実行中の連動論理演算プロ
    グラムに適合する端末用プログラムが自己に存在しない
    場合に、前記電子連動装置および/または他の端末装置
    から当該適合する端末用プログラムを取得して設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の電子連動システム。
  11. 【請求項11】 前記電子連動装置は、さらに、現在実
    行中の連動論理演算プログラムに適合しない端末用プロ
    グラムが動作している前記端末装置から送信された指示
    入力を受け付けないようにする受信データ解析手段を有
    することを特徴とする請求項5〜10のいずれか一つに
    記載の電子連動システム。
  12. 【請求項12】 前記端末装置は、送信した信号が電子
    連動装置に受け付けられなかったことを示す表示手段を
    有することを特徴とする前記請求項11に記載の電子連
    動システム。
  13. 【請求項13】 前記電子連動装置は、さらに、連動論
    理演算プログラムの切り換え以前に行われた保守作業の
    設定を記憶する保守データ記憶手段を有することを特徴
    とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の電子連動
    システム。
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