JP5455846B2 - 変電所監視制御システムおよび操作卓の制御機能切替方法 - Google Patents

変電所監視制御システムおよび操作卓の制御機能切替方法 Download PDF

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本発明は、電鉄向け変電所監視制御システムおよび操作卓の制御機能切替方法に関する。
特許文献1では、駅変電設備の監視、制御を行うシステムが記載されており、特に、中央処理装置が使用不可となった場合にはこれに代わる、バックアップ専用の中央処理装置が記載されている。
実開平5−2545号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のシステムでは、中央処理装置またはバックアップ専用の中央処理装置が故障等により停止した場合には二重系が保てなくなり、システムの信頼性が低下するという問題点があった。
そこで、中央処理装置の他にバックアップ専用の中央処理装置を例えば2台設置し、予め三重系のシステムにしておけば、そのうちの一台が故障等により停止した場合でも二重系を保つことができるが、この場合、中央処理装置の正常動作時にはバックアップ処理の他は待機状態にあるバックアップ専用の中央処理装置を2台も設置することになり、計算機資源の有効活用という点からは改善の余地があるともいえる。また、たとえ三重系を構成したとしても、仮に三台のうちの二台に故障等が発生した場合には、結局、冗長系を維持できなくなり、これを回避するためにはさらにバックアップ専用の中央処理装置を設ける必要があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、専用の中央処理装置を初めに二台用意しておけば、これらのいずれかに故障等が発生した場合でも、さらに専用の中央処理装置を追加することなく中央処理装置の二重系の構成を維持することができる変電所監視制御システムおよび操作卓の制御機能切替方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る変電所監視制御システムは、変電所内に設置された変電所装置と、前記変電所装置に制御指令信号を送信して前記変電所装置の制御を行うとともに前記変電所装置から送信された状態情報を収集する第1の中央処理装置と、この第1の中央処理装置のバックアップ装置として設けられ前記状態情報のバックアップ処理を行う第2の中央処理装置と、前記第1の中央処理装置に前記制御指令信号を出力することにより前記変電所装置を監視制御することが可能な複数台の操作卓と、を備えた変電所監視制御システムであって、前記各操作卓は、中央処理装置としての機能を実現するソフトウェアである中央処理用ソフトウェアと操作卓としての機能を実現するソフトウェアである操作卓用ソフトウェアの双方を有し、前記第1または第2の中央処理装置が停止した場合には、いずれかの前記操作卓が再起動した後に前記中央処理用ソフトウェアに従って動作し、前記第1および第2の中央処理装置のうちの正常に動作しているほうのバックアップ装置として前記状態情報のバックアップ処理を行うことを特徴とする。
この発明によれば、二台の中央処理装置のいずれか一方に故障が発生した場合でも、操作卓が再起動して、故障が発生した中央処理装置と同じ設定内容を有する中央処理装置として機能するので、設置スペースが少なくて済む二重系システムを構築できるとともにバックアップとしての中央処理装置を必要以上に増やすことなく、故障発生後も中央処理装置の二重系の構成を維持することができる、という効果を奏する。
また、この発明によれば、操作卓は、中央処理装置が正常に動作している場合は、操作卓機能にしたがって変電所の監視制御を行うことができるので、計算機資源を有効活用することができる。また、中央処理装置が二台とも異常の場合は、操作卓を中央処理装置として起動し、変電所機器の監視・制御が可能である。
図1は、実施の形態1に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が正常運用されている場合の構成図である。 図2は、実施の形態1に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が故障等により停止し、中央処理装置2が中央処理装置1に代わって各種制御処理を実行している場合の構成図である。 図3は、操作卓4の概略構成を示すブロック図である。 図4は、操作卓4の機能を制御卓機能から中央処理機能へと切替える際の処理の流れを示したフローチャートである。 図5は、実施の形態2に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が正常運用されている場合の構成図である。 図6は、実施の形態2に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が故障等により停止し、中央処理装置2が中央処理装置1に代わって各種制御処理を実行している場合の構成図である。 図7は、図5の構成における変電所側から指令所側への情報の流れを示す模式図である。 図8は、図1の構成における変電所側から指令所側への情報の流れを示す模式図である。
以下に、本発明に係る変電所監視制御システムおよび操作卓の制御機能切替方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が正常運用されている場合の構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る変電所監視制御システムは、中央処理装置1と、中央処理装置(バックアップ)2と、操作卓3,4と、変電制御装置9−1〜9−N(Nは1以上の整数)と、変電所装置10−1〜10−Nと、を備えて構成される。本変電所監視制御システムは、例えば電鉄用の変電所監視制御を目的としたものである。
中央処理装置1は、操作卓3,4から入力された制御指令信号を変電所装置10−1〜10−Nのうちの指定された装置に送信し、および変電所装置10−1〜10−Nから送信された状態情報(装置の状態を表すデータ)を集約するなどの制御処理を司るものである。中央処理装置1は、中央処理装置用のソフトウェア(以下、「中央処理用ソフトウェア」という。)にしたがって動作するコンピュータ、データの入出力手段(入力手段および出力手段)などからなる。また、以下では、中央処理装置1の有する機能を中央処理機能と呼ぶ。
中央処理装置(バックアップ)2は、中央処理装置1と二重系(冗長系)を成すもので、中央処理装置1が正常に動作しているときは、中央処理装置1と同様に状態情報の収集を行うなどのバックアップ作業を行っている。中央処理装置(バックアップ)2は、中央処理装置1と同様のハードウェア構成を有し、前述の中央処理用ソフトウェアにしたがって動作している。すなわち、中央処理装置(バックアップ)2は中央処理機能を有するとともに、中央処理装置1が正常に動作しているときはバックアップ作業を行うかあるいは待機状態にある。
操作卓3,4は、変電所装置10−1〜10−Nを監視制御する装置であり、変電所装置10−1〜10−Nのうちの指定された装置を制御するための制御指令信号を中央処理装置1に出力する。操作卓3,4は、それぞれ操作卓用ソフトウェアにしたがって動作するコンピュータ、データの入出力手段(入力手段および出力手段)などからなる。後述するように、操作卓3,4はそれぞれ、操作卓用ソフトウェアと中央処理用ソフトウェアの双方が保存された記憶部を有し、起動時にいずれかのソフトウェアを選択してその機能を有効にすることにより、操作卓としての機能または中央処理装置としての機能のいずれかを実現することができる。なお、図1に示すように、中央処理装置1が正常に動作し、かつ、中央処理装置2もバックアップとして正常に動作している限りは、操作卓3,4はいずれも操作卓用ソフトウェアにしたがって操作卓としての機能を発揮した状態にある。なお、操作卓の設置台数は図示例の2個に限定されない。
中央処理装置1、中央処理装置(バックアップ)2、操作卓3,4は、例えば中央指令所内に設置されており、例えばLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク30で互いに接続されている。したがって、中央処理装置1、中央処理装置(バックアップ)2、操作卓3,4にはそれぞれ個別にIPアドレスが割り振られている。すなわち、通信ネットワーク30は、例えばIP(Internet Protocol)ネットワークである。
変電制御装置9−i(i=1,2,…,N)は、変電所ごとに設置されている。変電制御装置9−iには、変電所装置10−iが接続されている。変電制御装置9−iは、変電所装置10−iに中央処理装置1から受信した制御信号を出力することにより、変電所装置10−iを制御する。また、変電制御装置9−iは、変電所装置10−iの状態情報を中央処理装置1へ送信する。変電所装置10−iは、例えば、遮断器、断路器等の各種機器を総括して表している。また、変電制御装置9−1〜9−Nは、中央処理装置1,2と通信ネットワーク31で接続されている。また、図1に示すように、操作卓4は、通信ネットワーク31と直接接続されている。操作卓4が中央処理装置2のバックアップとして動作する場合には、操作卓4は通信ネットワーク31を介して変電所装置10−1〜10−N等と直接通信をすることができる。なお、図示はしていないが、操作卓3も同様に通信ネットワーク31に直接接続することができる。
また、中央処理装置1、中央処理装置(バックアップ)2、操作卓3,4、変電制御装置9−1〜9−N、および変電所装置10−1〜10−Nは、それぞれヘルスチェック信号を定期的にブロードキャスト送信している。ここで、ヘルスチェック信号とは、装置が正常に動作していることを示す信号である。中央処理装置1は、自身も含めて各装置からのヘルスチェック信号を集約し、各装置が正常か否かの情報を集約する。同様に、中央処理装置(バックアップ)2は、自身も含めて各装置からのヘルスチェック信号を集約し、各装置が正常か否かの情報を集約する。集約された各装置が正常か否かの情報は、中央処理装置1から例えば操作卓4に送られ、表示部(図示せず)にて表示される。
特に、図1の中央処理装置(バックアップ)2は、中央処理装置1から定期的に送信されるヘルスチェック信号の有無を監視しており、中央処理装置1からのヘルスチェック信号が途絶えると、中央処理装置1に故障等の不具合が発生したと判断し、バックアップ機能を自ら解除して、中央処理装置1に代わって制御処理を行う。
図2は、本実施の形態に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が故障等により停止し、中央処理装置2が中央処理装置1に代わって各種制御処理を実行している場合の構成図である。すなわち、中央処理装置1が故障すると、それまでバックアップとして待機していた中央処理装置2が中央処理装置1に代わって各種の制御処理を実行する。
図2では、中央処理装置1が故障し、中央処理装置2が運用を始めたことから、操作卓4は再起動後に中央処理機能を選択し、これにより以後中央処理装置2のバックアップとして機能する。すなわち、中央処理装置1が故障しても、再起動後に中央処理機能を選択した操作卓4(この場合、操作卓としての機能は停止している。)が運用中の中央処理装置2のバックアップとして新たに二重系を構成する。
なお、操作卓4の再起動および中央処理機能の選択は例えば手動で行うこともできるし、あるいは、後述する中央処理装置2からの切替指令信号に応じて操作卓4が自動で行うこともできる。
また、中央処理装置1が故障した場合に、操作卓3,4のいずれが中央処理装置2のバックアップになるのかは、事前にまたは故障発生時に設定することができる。なお、操作卓4を中央処理装置2のバックアップとするためには、図1、図2の構成において、操作卓3を操作卓4と同様に通信ネットワーク31に直接接続する必要がある。
また、図2では、中央処理装置1が故障した場合を示しているが、これに対して、中央処理装置1は正常に動作し、中央処理装置(バックアップ)2が故障した場合は、操作卓4は、上記と同様にして再起動した後に、中央処理装置1のバックアップとして機能することになる。なお、以下では、中央処理装置1が故障した場合を例に説明するが、中央処理装置(バックアップ)2が故障した場合も同様である。
図3は、操作卓4の概略構成を示すブロック図である。なお、操作卓3の構成も同様である。図3に示すように、操作卓4は、制御部5、記憶部6、および入出力手段7を備えている。制御部5は、制御機能選択手段18、操作卓機能実行手段19、および中央処理機能実行手段20を備えている。記憶部6には、操作卓用ソフトウェア11および中央処理用ソフトウェア12が保存されている。入出力手段7はキーボードや表示部等である。
制御機能選択手段18は、操作卓機能実行手段19または中央処理機能実行手段20のいずれかを択一的に有効にすることができる。制御機能選択手段18が、例えば操作卓機能実行手段19を有効にすると、操作卓機能実行手段19は、記憶部6から操作卓用ソフトウェア11を読み出し、操作卓用ソフトウェア11にしたがって動作することにより、操作卓としての機能(以下、「操作卓機能」という。)を実現する。また、制御機能選択手段18が、例えば中央処理機能実行手段20を有効にすると、中央処理機能実行手段20は、記憶部6から中央処理用ソフトウェア12を読み出し、中央処理用ソフトウェア12にしたがって動作することにより、中央処理機能を実現する。
ここで、制御機能選択手段18は、入出力手段7からの切替指令信号、または中央処理装置1もしくは中央処理装置2からの切替指令信号に応じて、操作卓機能実行手段19または中央処理機能実行手段20のいずれかを有効にする。ここで切替指令信号とは、操作卓機能と中央処理機能とを一方から他方へ切替えることを指令する信号である。例えば、図1の状態から図2の状態に変化する際には、入出力手段7を介して例えば手動で操作卓機能から中央処理機能への切替を指令するデータを入力することにより、入出力手段7が当該データをもとに切替指令信号を生成し、この切替指令信号を制御機能選択手段18へ出力する。これにより、制御機能選択手段18は、操作卓4を再起動した後に、中央処理機能実行手段20を有効にする。この場合、入出力手段7は、切替指令信号を生成するためのデータを受け付けるものである。あるいは、中央処理装置2からの切替指令信号を受信した制御機能選択手段18は、操作卓4を再起動し、起動後に中央処理機能実行手段20を有効にすることもできる。この場合、切替は自動で行われることになる。
つぎに、図1〜図4を参照して、本実施の形態の動作について説明する。図4は、操作卓4の機能を制御卓機能から中央処理機能へと切替える際の処理の流れを示したフローチャートである。なお、図4では、操作卓4の機能を手動で切替える場合の例である。
図4に示すように、まず、中央処理装置1および中央処理装置(バックアップ)2は、それぞれ互いのヘルスチェック信号を監視し(S1)、ヘルスチェック信号が有るか(出力されているか)否かを判断し(S2)、ヘルスチェック信号が有る場合は(S2、Yes)、この監視動作を繰り返す。一方、例えば中央処理装置1に故障等が発生し中央処理装置1からのヘルスチェック信号が無い場合(S2、No)、中央処理装置(バックアップ)2は中央処理装置1の故障を検出することができる(S3)。そして、中央処理装置2は、バックアップ機能を解除して、中央処理装置1の代わりに各種の制御処理を実行する。
次に、ユーザは操作卓4を中央処理装置として立ち上げるか否かを判断し(S4)、操作卓4を中央処理装置として立ち上げない場合は(S4,No)、中央処理装置2のみがシングル運転する状態となる(一重系)。一方、操作卓4を中央処理装置として立ち上げる場合は(S4,Yes)、制御機能の選択設定、具体的には、例えば操作卓4の表示部に表示された選択画面において中央処理機能を選択する設定を入出力手段7により行う(S5)。そして、この制御機能の選択設定(すなわち、制御機能の切替のためのデータの入力)により、入出力手段7は制御機能の切替指令信号を生成し、この制御機能の切替指令信号が制御機能選択手段18に入力されることになる(S6)。
次に、操作卓4の制御機能選択手段18は、切替指令信号に応答して、操作卓4のIPアドレスを、中央処理装置1で使用されていたIPアドレスに設定する(S7)。これにより、ネットワーク上の他の装置は、故障前と同様にこのIPアドレス宛に状態情報を送信することで、中央処理装置2のバックアップとしての操作卓4に状態情報を送信することができる。なお、操作卓4は、中央処理装置1のIPアドレス情報を予め保持しているものとする。つづいて、操作卓4は、再起動する(S8)。
次に、制御機能選択手段18は、制御処理機能を選択する(S9)。この場合、具体的には、制御機能選択手段18は、中央処理機能実行手段20を有効にする。
次に、有効化された中央処理機能実行手段20は、記憶部6から中央処理用ソフトウェア12を読み出し、中央処理用ソフトウェア12にしたがって動作することにより、中央処理機能を実行する。そして、中央処理機能実行手段20は、通信ネットワーク30を介して、変電所装置10−1〜10−Nの最新の状態情報を例えば中央処理装置2から取得する(S10)。なお、中央処理機能実行手段20は、通信ネットワーク31を介して、最新の状態情報を変電所装置10−1〜10−Nから直接取得することもできる。これ以降、操作卓4は、中央処理機能を有した状態で、通信ネットワーク31を介して変電所装置10−1〜10−N等と通信をすることにより、中央処理装置2のバックアップとして2重系を構成する。
なお、上記と対照的に、中央処理装置1は正常に動作し、中央処理装置(バックアップ)2が故障した場合は、中央処理装置1が中央処理装置(バックアップ)2の故障を検出する。この場合、操作卓4は中央処理装置(バックアップ)2で使用されていたIPアドレスを設定することになる。その他は、図4の場合と同様である。
以上は、手動で制御機能の切替を行う場合であるが、中央処理装置2は、中央処理装置1の故障検出後(S3)に、操作卓3,4のいずれも健全な状態で動作中であることを確認でき(例えばヘルスチェック信号の出力の有無で確認する)、かつ、操作卓機能と中央処理機能との自動切替を許可する自動遷移許可の設定が予めされていた場合に限り、操作卓4に対する制御機能の選択設定(S5)を行い、さらに操作卓4に対して制御機能の切替指令信号を送信することにより、自動で制御機能の切替を行うことも可能である。なお、中央処理装置2による切替指令信号の送信後の処理は、S6以降の処理と同じである。また、自動遷移許可は、制御データとして予め中央処理装置2および操作卓4に設定しておくものとする。一般に、(1)中央処理装置に故障が発生した場合に、(2)操作卓の二台以上が健全な状態で動作中であることが確認でき、(3)自動遷移許可が設定されていることが確認できた場合に、自動処理が可能である。
本実施の形態によれば、二台の中央処理装置1,2のいずれか一方に故障が発生した場合でも、操作卓4が再起動して、故障が発生した中央処理装置と同じ設定内容を有する中央処理装置として機能するので、設置スペースが少なくて済む二重系システムを構築できるとともにバックアップとしての中央処理装置を必要以上に増やすことなく、故障発生後も中央処理装置の二重系の構成を維持することができる、という効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、操作卓4は、中央処理装置1,2が正常に動作している場合は、操作卓機能にしたがって変電所の監視制御を行うことができるので、計算機資源を有効活用することができる。
なお、図2では、中央処理装置2のバックアップとして操作卓4と中央処理装置2とで二重系が構成されているが、さらに操作卓4または中央処理装置2のいずれかが故障等で停止した場合には、次に操作卓3を中央処理装置として立ち上げることもできる。その切替処理は上記の説明と同様である。すなわち、中央処理装置1,2が二台とも異常の場合は、操作卓3,4を中央処理装置およびそのバックアップとして起動することにより、変電所装置10−1〜10−Nの監視・制御の継続が可能である。ただし、この場合は、操作卓は3台以上設置されている必要がある。
実施の形態2.
図5は、本実施の形態に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が正常運用されている場合の構成図である。また、図6は、本実施の形態に係る変電所監視制御システムの構成例を示す図であり、特に、中央処理装置1が故障等により停止し、中央処理装置2が中央処理装置1に代わって各種制御処理を実行している場合の構成図である。また、図7は、図5の構成における変電所側から指令所側への情報の流れを示す模式図である。
図5に示すように、本実施の形態に係る変電所監視制御システムは、中央処理装置1と、中央処理装置(バックアップ)2と、操作卓3,4と、遠方監視制御装置50と、変電制御装置9−1〜9−N(Nは1以上の整数)と、変電所装置10−1〜10−Nと、を備えて構成される。
遠方監視制御装置50は、変電所側と指令所側の間に介在し、通信ネットワーク30,31の双方に接続されている。中央処理装置1,2は、通信ネットワーク30と接続されるものの、通信ネットワーク31とは直接接続されず、遠方監視制御装置50を介して通信ネットワーク31と接続されている。
遠方監視制御装置50は、変電所側に対しては、各変電制御装置から各変電所装置の入切情報や故障情報等の状態情報を受信し、または、各変電制御装置へ各変電所装置の制御指令信号を送信する。遠方監視制御装置50は、指令所側に対しては、基本的には中央処理装置1,2とのみ情報の授受を行っている。図7では、図5の構成において変電所側から指令所側への情報の流れを示しており、具体的には、各変電制御装置から送信された各変電所装置の状態情報が遠方監視制御装置50を経由して中央処理装置1,2へそれぞれ送信された後、さらに運用系の中央処理装置1を経て操作卓3,4へそれぞれ送信される。なお、図8は、図1の構成における変電所側から指令所側への情報の流れを示す模式図であり、遠隔監視制御装置5を設けない場合の情報の流れを示すものであり、その詳細は実施の形態1で説明したとおりである。その他、遠方監視制御装置50は、指令所と変電所間の通信路の健全性を監視し、通信が途絶えないようにするなどの処理も行っている。図5におけるその他の構成は、図1と同様である。
図5において、中央処理装置1が故障等により停止した場合には、図6に示すように、中央処理装置2が中央処理装置1に代わって各種制御処理を実行するとともに、操作卓4が中央処理装置2のバックアップとして機能することができる。なお、制御機能の切替処理の詳細は実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
実施の形態1で説明したシステムでは、中央処理装置1,2と変電制御装置9−1〜9−Nが直接情報をやりとりすることになるため、情報の授受の量が比較的少ない小規模なシステムに好適に適用される。これに対し、大規模なシステムでは、情報の授受の量も増大するため、本実施の形態のように中央処理装置1,2と変電制御装置9−1〜9−Nとの間に遠方監視制御装置50を介在させ、遠方監視制御装置50にて一度情報を集約した後に送信することが好ましい。すなわち、本実施の形態では、大規模な電力管理システムにおいて好適に適用することができる。なお、本実施の形態のその他の効果は実施の形態1と同様である。
本発明は、中央処理装置が停止した際に、中央処理装置の代わりに中央処理装置として立ち上がる操作卓を備えた電鉄向け変電所監視制御システムとして有用である。
1,2 中央処理装置
3,4 操作卓
5 制御部
6 記憶部
7 入出力手段
9 変電制御装置
10 変電所装置
11 操作卓用ソフトウェア
12 中央処理用ソフトウェア
18 制御機能選択手段
19 操作卓機能実行手段
20 中央処理機能実行手段
30,31 通信ネットワーク
50 遠方監視装置

Claims (9)

  1. 変電所内に設置された変電所装置と、前記変電所装置に制御指令信号を送信して前記変電所装置の制御を行うとともに前記変電所装置から送信された状態情報を収集する第1の中央処理装置と、この第1の中央処理装置のバックアップ装置として設けられ前記状態情報のバックアップ処理を行う第2の中央処理装置と、前記第1の中央処理装置に前記制御指令信号を出力することにより前記変電所装置を監視制御することが可能な複数台の操作卓と、を備えた変電所監視制御システムであって、
    前記各操作卓は、中央処理装置としての機能を実現するソフトウェアである中央処理用ソフトウェアと操作卓としての機能を実現するソフトウェアである操作卓用ソフトウェアの双方を有し、
    前記第1または第2の中央処理装置が停止した場合には、いずれかの前記操作卓であって前記第1および第2の中央処理装置のいずれをも経由することなく前記変電所装置と通信可能なものが、再起動した後に前記中央処理用ソフトウェアに従って動作し、前記第1および第2の中央処理装置のうちの正常に動作しているほうのバックアップ装置として前記状態情報のバックアップ処理を行うことを特徴とする変電所監視制御システム。
  2. 前記各操作卓は、
    前記中央処理用ソフトウェアと前記操作卓用ソフトウェアとが記憶された記憶部と、
    前記記憶部から前記中央処理用ソフトウェアを読み出し、前記中央処理用ソフトウェアにしたがって動作することにより、当該操作卓にて前記中央処理装置としての機能を実現することが可能な中央処理機能実行手段と、
    前記記憶部から前記操作卓用ソフトウェアを読み出し、前記操作卓用ソフトウェアにしたがって動作することにより、当該操作卓にて前記操作卓としての機能を実現することが可能な操作卓機能実行手段と、
    前記中央処理機能実行手段または前記操作卓機能実行手段のいずれかを有効にして、前記中央処理機能実行手段または前記操作卓機能実行手段に当該操作卓にて前記中央処理装置としての機能または前記操作卓としての機能を実現させる制御機能選択手段と、
    を備え、
    前記第1または第2の中央処理装置が停止した場合には、前記操作卓としての機能から前記中央処理装置としての機能への切替を指令する切替指令信号が、いずれかの前記操作卓の前記制御機能選択手段に入力され、
    前記制御機能選択手段は、前記切替指令信号に応答して、当該操作卓を再起動した後に、前記中央処理機能実行手段を有効化し、
    有効化された前記中央処理機能実行手段は、前記記憶部から前記中央処理用ソフトウェアを読み出し、前記中央処理用ソフトウェアにしたがって動作するとともに、最新の前記状態情報を前記第1および第2の中央処理装置のうちの正常に動作しているほう又は前記各変電所装置から受信することを特徴とする請求項1に記載の変電所監視制御システム。
  3. 前記第1および第2の中央処理装置と前記複数台の操作卓とが第1の通信ネットワークにより互いに接続され、
    前記第1および第2の中央処理装置と前記変電所装置とが前記第1の通信ネットワークとは異なる第2の通信ネットワークにより互いに接続されるとともに、
    前記複数台の操作卓のうち少なくとも再起動後に前記中央処理用ソフトウェアに従って動作する操作卓は、前記第2の通信ネットワークに直接接続されて、前記第1および第2の中央処理装置のいずれをも経由することなく前記変電所装置と通信可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の変電所監視制御システム。
  4. 前記第1および第2の中央処理装置と前記複数台の操作卓とを互いに接続する第1の通信ネットワークと接続されるとともに、前記第1の通信ネットワークとは異なる第2の通信ネットワークにより前記変電所装置と接続されて、前記第1および第2の中央処理装置と前記変電所装置との間の情報の授受を行う遠方監視制御装置が設けられ
    前記各操作卓は、前記第1および第2の中央処理装置のいずれをも経由することなく前記遠方監視制御装置を経由して前記変電所装置と通信可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の変電所監視制御システム。
  5. 前記第1の通信ネットワークは、IPネットワークであり、
    前記制御機能選択手段は、前記操作卓の再起動直前に、当該操作卓のIPアドレスとして、前記第1および第2の中央処理装置のうちの停止したほうに使用されていたIPアドレスを設定することを特徴とする請求項3または4に記載の変電所監視制御システム。
  6. 前記第1および第2の中央処理装置は、それぞれ正常動作時に出力するヘルスチェック信号を互いに監視しており、前記第1または第2の中央処理装置が停止した場合には、前記第1および第2の中央処理装置のうちの正常に動作しているほうは、停止したほうからヘルスチェック信号の出力が途絶えたことでその停止を判断することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の変電所監視制御システム。
  7. 前記各操作卓は、前記操作卓としての機能から前記中央処理装置としての機能への切替を指令するデータの入力を受け付けて当該データをもとに前記切替指令信号を生成する入力手段を有し、
    前記入力手段は前記切替指令信号を前記制御機能選択手段に出力することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の変電所監視制御システム。
  8. 前記第1または第2の中央処理装置が停止した場合に、前記第1および第2の中央処理装置のうちの正常に動作しているほうは、少なくとも2台以上の前記操作卓が正常に動作していることを前記ヘルスチェック信号の受信により判断し、さらに、いずれかの前記操作卓に対して操作卓機能から中央処理機能への制御機能の自動切替を許可する自動遷移許可の設定が予めされている場合には、いずれかの前記操作卓に対して前記切替指令信号を送信することを特徴とする請求項6に記載の変電所監視制御システム。
  9. 変電所内に設置された変電所装置と、前記変電所装置に制御指令信号を送信して前記変電所装置の制御を行うとともに前記変電所装置から送信された状態情報を収集する第1の中央処理装置と、この第1の中央処理装置のバックアップ装置として設けられ前記状態情報のバックアップ処理を行う第2の中央処理装置と、前記第1の中央処理装置に前記制御指令信号を出力することにより前記変電所装置を監視制御することが可能な複数台の操作卓と、を備えた変電所監視制御システムにおける前記操作卓の制御機能切替方法であって、
    前記第1または第2の中央処理装置が停止した場合には、いずれかの前記操作卓であって前記第1および第2の中央処理装置のいずれをも経由することなく前記変電所装置と通信可能なものが、再起動した後に中央処理装置としての機能を実現するソフトウェアである中央処理用ソフトウェアに従って動作し、前記第1および第2の中央処理装置のうちの正常に動作しているほうのバックアップ装置として前記状態情報のバックアップ処理を行うことを特徴とする操作卓の制御機能切替方法。
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