JP2002301219A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2002301219A
JP2002301219A JP2001107180A JP2001107180A JP2002301219A JP 2002301219 A JP2002301219 A JP 2002301219A JP 2001107180 A JP2001107180 A JP 2001107180A JP 2001107180 A JP2001107180 A JP 2001107180A JP 2002301219 A JP2002301219 A JP 2002301219A
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special symbol
privilege
game ball
winning
gaming machine
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Pending
Application number
JP2001107180A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球が振り分け装置のどの穴に入球した場
合にも意味をもたせることにより、興趣に富んだパチン
コ遊技機を提供すること。 【解決手段】 特定大当たり図柄が表示されたとき、振
り分け装置への遊技球の侵入を許可する。振り分け装置
には三つの入賞孔を備えたクルーンが配設されており、
各入賞孔への入賞状態に応じて液晶表示装置6は次のよ
うな表示を行う。イメージ表示部61には、入賞孔をか
たどった円61a,61b,61cを表示し、その円6
1a〜61cの内部には、各入賞孔に割り当てられた入
賞値を表示する。また、一覧表示部62には、各入賞孔
に割り当てられた入賞値、及び、センサで検出した各入
賞孔への遊技球の入賞数を表示する。更に、継続回数表
示部63には、各入賞孔毎の入賞数に上記入賞値をかけ
たものを合算して得られる継続回数を表示する。この継
続回数に基づき、時間短縮が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者に有利な特
典を付与することのできるパチンコ遊技機に関し、詳し
くは、入ってきた遊技球を複数の穴の内のいずれかに入
球させる振り分け装置を備えたパチンコ遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定の特別図柄始動口、また
は特別図柄始動ゲートに遊技球が入ると液晶表示装置等
の特別図柄表示手段に3列の特別図柄を変動表示し、そ
の変動表示が所定の図柄(大当たり図柄ともいう)で停
止すると(例えば、「111」、「222」のような3
列の特別図柄がゾロ目で揃うと)、大入賞口を開くなど
して大量の遊技球を獲得することができる大当たり遊技
という遊技者に有利な特典を付与するパチンコ遊技機は
よく知られている。また、この種のパチンコ遊技機で
は、上記大当たり図柄でも所定の特定図柄(特定大当た
り図柄ともいう)で停止すると(例えば、「111」、
「333」、「777」のような3列の特別図柄が奇数
ゾロ目で揃うと)、所定回数の大当たり遊技が提供され
るまで、または、上記特別図柄表示手段において所定回
数の特別図柄変動が表示されるまで、上記特別図柄が大
当たり図柄で停止する確率を通常時よりも上昇させる、
いわゆる、(特別図柄)確率変動(確変ともいう)を更
に有利な特典として遊技者に付与するものが考えられて
いる。
【0003】また、上述した確率変動以外の特典として
は、時間短縮といわれる特典もよく知られている。これ
は、所定の普通図柄始動口、または普通図柄始動ゲート
に遊技球が入ると7セグ等の普通図柄表示手段に普通図
柄を変動表示し、その変動表示が所定の図柄(例えば、
「7」、「3」のような図柄)で停止すると、普通電動
役物(例えば、電動チューリップ)が開くなどして遊技
球が入賞し易くなる構成を含むパチンコ機において、特
定の条件を満足すると(例えば、上記特別図柄表示手段
が、「111」、「333」、「777」のような3列
の特別図柄が奇数ゾロ目で揃うと)、例えば、上記特別
図柄表示手段において所定回数の特別図柄が変動表示さ
れるまで、上記普通図柄の変動時間を通常時より短縮
し、上記普通電動役物の開状態の時間を通常時より長く
し、かつ、上記普通図柄が上記所定の図柄で停止する確
率を通常時よりも上昇させるという特典のことを時間短
縮(時短ともいう)として、よく知られている。
【0004】このように、近年のパチンコ遊技機では、
特別図柄遊技で大当たりを引き当て、更には確率変動や
時間短縮を引き当てる期待感を遊技者に抱かせることに
より、遊技者の興味を極めて良好に喚起することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記大当た
り図柄や特定大当たり図柄の表示は、パチンコ遊技機内
部の電気的な抽選(例えば乱数発生による抽選)によっ
て行われている。このため、遊技者は液晶表示装置等の
表示を見て確率変動や時間短縮へ移行したか否かを判断
しており、自らは何等働きかけることができなかった。
【0006】大当たりを引き当てるのは難しく、確率変
動や時間短縮を引き当てるのは更に難しい。遊技者は、
確率変動や時間短縮を引き当てないと多大な利益を得る
ことができないので、どの程度の確率で引き当てること
ができるか、或いは、その確率に関する内部の設定はど
のようになっているのか、等々と、遊技者にとって気に
なる要因は多数存在する。これらの要因は、パチンコ遊
技機の内部で電気的に設定されているため、負けている
遊技者にとっては、確率変動や時間短縮を引き当てるか
否かの抽選が目に見えないもどかしさから、イライラや
ストレスの原因となり、また、該抽選に対する不信感に
繋がっていた。
【0007】そこで、入ってきた遊技球を複数の穴の内
のいずれかに入球させる振り分け装置(例えばいわゆる
クルーン)を設けることにより、遊技球がどの穴に入球
したかに基づいて、確率変動や時間短縮を行うか否かを
決定することが考えられている。この場合、遊技者は遊
技球の行方を追うことによって確率変動や時間短縮がど
のように実行されるか予測することができ、遊技者のス
キルアップによってそれらを実行されやすくすることも
可能となる。
【0008】しかしながら、従来のクルーンは、特定の
穴に遊技球が入球した場合にしか意味をなさず、興趣に
欠ける面があった。そこで、本発明は、遊技球が振り分
け装置のどの穴に入球した場合にも意味をもたせること
により、興趣に富んだパチンコ遊技機を提供することを
目的としてなされた。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、入って
きた遊技球を複数の穴の内のいずれかに入球させる振り
分け装置と、遊技者に有利な特典を付与する特典付与手
段と、を備えたパチンコ遊技機であって、上記振り分け
装置に入った遊技球が上記いずれの穴に入球した場合に
も、上記特典付与手段が何等かの特典を付与することを
特徴としている。
【0010】本発明では、振り分け装置に入った遊技球
がその振り分け装置のいずれの穴に入球した場合にも、
特典付与手段が何等かの特典を付与する。このため、遊
技者は有利な特典に関する抽選を目に見える形で見守る
ことができるため、該抽選に対する不信感は無くなる。
更に、振り分け装置の全ての穴には、それぞれ何等かの
意味をもたせているため、パチンコ遊技機を興趣に富ん
だものとすることが可能になる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記特典付与手段が付与する特典に2以上の
ランクがあり、上記振り分け装置に入った遊技球が入球
した穴に応じて異なるランクの特典を付与することを特
徴としている。本発明では、遊技球が入球した穴に応じ
て異なるランクの特典が付与されるので、遊技球がどの
穴に入球するかに遊技者の関心が向けられる。
【0012】このため、本発明では、請求項1記載の発
明の効果に加えて、パチンコ遊技機を一層興趣に富んだ
ものとすることができるといった効果が生じる。請求項
3記載の発明は、請求項1または2記載の構成に加え、
上記特典付与手段が付与する特典の種類が、遊技状態に
応じて変動することを特徴としている。
【0013】本発明では、特典付与手段が付与する特典
の種類が遊技状態に応じて変動するので、振り分け装置
に遊技球が入ったときの遊技状態、すなわち、振り分け
装置に遊技球が入る前の遊技にも遊技者の関心が向けら
れる。このため、本発明では、請求項1または2記載の
発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を一層興趣に富ん
だものとすることができるといった効果が生じる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の構成に加え、上記特典付与手段が上記特
典を繰り返し付与する継続期間を上記振り分け装置に入
った遊技球が入球した穴に応じて決定する継続期間決定
手段を備えたことを特徴としている。
【0015】本発明では、上記遊技球が入球した穴に応
じ、継続期間決定手段は、特典付与手段が特典を繰り返
し付与する継続期間を決定する。通常、一般の遊技者
は、特典付与手段によって繰り返し付与される特典の継
続期間に関しては、極めて強い関心を抱いているが、本
発明のように構成することにより、一般の遊技者は、振
り分け装置に入った遊技球の動きに一喜一憂するように
なり、遊技球がどの穴に入球するかにより一層の強い関
心が向けられる。
【0016】このため、本発明では、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を
より一層興趣に富んだものとすることができるといった
効果が生じる。請求項5記載の発明は、請求項4記載の
構成に加え、上記振り分け装置において、複数の遊技球
が互いに異なる上記穴に入球した場合、上記継続期間決
定手段が、上記遊技球が入球した互いに異なる複数の穴
に対応する各継続期間の内、最も大きいものを上記特典
の継続期間と決定することを特徴としている。
【0017】本発明では、振り分け装置において、複数
の遊技球が互いに異なる穴に入球した場合、その遊技球
が入球した複数の穴に対応する各継続期間の内で最も大
きいものが、継続期間決定手段によって、特典付与手段
が付与する特典における継続期間と決定される。
【0018】このため、遊技者は少しでも有利な穴に遊
技球を入球させようと躍起になる。従って、本発明で
は、請求項4記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技
機をより一層興趣に富んだものとすることができるとい
った効果が生じる。請求項6記載の発明は、請求項4記
載の構成に加え、上記振り分け装置において、複数の遊
技球が上記各穴に入球した場合、上記継続期間決定手段
が、各穴毎の遊技球の入球数に応じて上記特典の継続期
間を決定することを特徴としている。
【0019】本発明では、振り分け装置において、複数
の遊技球が各穴に入球した場合、各穴毎の遊技球の入球
数に応じて、継続期間決定手段によって、特典付与手段
が付与する特典における継続期間が決定される。このた
め、振り分け装置に入った遊技球は一つの無駄もなく継
続期間に反映される。
【0020】従って、本発明では、請求項4記載の発明
の効果に加えて、パチンコ遊技機をより一層興趣に富ん
だものとすることができるといった効果が生じる。請求
項7記載の発明は、請求項4〜6のいずれかに記載の構
成に加え、所定の特別図柄始動口、または特別図柄始動
ゲートに遊技球が入ったとき、特別図柄を変動表示した
後その特別図柄を停止する特別図柄表示手段と、該特別
図柄表示手段が変動表示する特別図柄が所定の図柄で停
止したとき、遊技者が大量の遊技球を獲得することがで
きる所定の大当たり遊技を提供可能とする大当たり遊技
提供手段と、を備え、上記特典付与手段は、所定回数の
大当たり遊技が提供されるまで、または、上記特別図柄
表示手段において所定回数の特別図柄が変動表示される
まで、上記特別図柄表示手段が上記所定の図柄で停止す
る確率を通常時よりも上昇させる特別図柄確率変動を上
記特典として実行し、上記継続期間決定手段が、上記所
定回数における最低継続回数を決定することを特徴とし
ている。
【0021】すなわち、本発明では、振り分け装置に入
った遊技球がどの穴に入球したかに応じて、いわゆる特
別図柄確率変動の最低継続回数が決定される。これによ
り、一般の遊技者は、特別図柄確率変動が少なくとも何
回繰り返し実行されるかについて、極めて強い関心を抱
くことになる。すなわち、本発明では、振り分け装置内
の遊技球が入球した穴に応じて特別図柄確率変動の最低
継続回数が決定されるので、遊技球がどの穴に入球する
かに遊技者の一層強い関心が向けられる。
【0022】このため、本発明では、請求項4〜6のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を
より一層興趣に富んだものとすることができるといった
効果が生じる。請求項8記載の発明は、請求項4〜6の
いずれかに記載の構成に加え、所定の普通図柄始動口、
または普通図柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、普通
図柄を変動表示した後その普通図柄を停止する普通図柄
表示手段を備え、上記特典付与手段は、上記普通図柄表
示手段において所定回数の普通図柄が変動表示されるま
で、上記普通図柄表示手段が上記所定の図柄で停止する
確率を通常時よりも上昇させる普通図柄確率変動を上記
特典として実行し、上記継続期間決定手段が、上記所定
回数における最低継続回数を決定すること、を特徴とし
ている。
【0023】すなわち、本発明では、振り分け装置に入
った遊技球がどの穴に入球したかに応じて、いわゆる普
通図柄確率変動の最低継続回数が決定される。これによ
り、一般の遊技者は、普通図柄確率変動が少なくとも何
回繰り返し実行されるかについて、極めて強い関心を抱
くことになる。すなわち、本発明では、振り分け装置内
の遊技球が入球した穴に応じて普通図柄確率変動の最低
継続回数が決定されるので、遊技球がどの穴に入球する
かに遊技者の一層強い関心が向けられる。
【0024】このため、本発明では、請求項4〜6のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を
より一層興趣に富んだものとすることができるといった
効果が生じる。請求項9記載の発明は、請求項4〜6の
いずれかに記載の構成に加え、所定の特別図柄始動口、
または特別図柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、特別
図柄を変動表示した後その特別図柄を停止する特別図柄
表示手段と、所定の普通図柄始動口、または普通図柄始
動ゲートに遊技球が入ったとき、普通図柄を変動表示し
た後その普通図柄を停止する普通図柄表示手段と、を備
え、上記特典付与手段は、上記特別図柄表示手段におい
て所定回数の特別図柄が変動表示されるまで、上記普通
図柄表示手段が上記所定の図柄で停止する確率を通常時
よりも上昇させる普通図柄確率変動を上記特典として実
行し、上記継続期間決定手段が、上記所定回数における
最低継続回数を決定することを特徴としている。
【0025】すなわち、本発明では、振り分け装置に入
った遊技球がどの穴に入球したかに応じて、いわゆる普
通図柄確率変動の最低継続回数が決定される。これによ
り、一般の遊技者は、普通図柄確率変動が少なくとも何
回繰り返し実行されるかについて、極めて強い関心を抱
くことになる。すなわち、本発明では、振り分け装置内
の遊技球が入球した穴に応じて普通図柄確率変動の最低
継続回数が決定されるので、遊技球がどの穴に入球する
かに遊技者の一層強い関心が向けられる。
【0026】このため、本発明では、請求項4〜6のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を
より一層興趣に富んだものとすることができるといった
効果が生じる。請求項10記載の発明は、請求項4〜6
のいずれかに記載の構成に加え、所定の普通図柄始動
口、または普通図柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、
普通図柄を変動表示した後その普通図柄を停止する普通
図柄表示手段を備え、上記特典付与手段は、上記普通図
柄表示手段において所定回数の普通図柄が変動表示され
るまで、該普通図柄の変動時間を通常時より短縮する時
間短縮を上記特典として実行し、上記継続期間決定手段
が、上記所定回数における最低継続回数を決定すること
を特徴としている。
【0027】すなわち、本発明では、振り分け装置に入
った遊技球がどの穴に入球したかに応じて、いわゆる時
間短縮の最低継続回数が決定される。これにより、一般
の遊技者は、時間短縮が少なくとも何回繰り返し実行さ
れるかについて、極めて強い関心を抱くことになる。す
なわち、本発明では、振り分け装置内の遊技球が入球し
た穴に応じて時間短縮の最低継続回数が決定されるの
で、遊技球がどの穴に入球するかに遊技者の一層強い関
心が向けられる。
【0028】このため、本発明では、請求項4〜6のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を
より一層興趣に富んだものとすることができるといった
効果が生じる。請求項11記載の発明は、請求項4〜6
のいずれかに記載の構成に加え、所定の特別図柄始動
口、または特別図柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、
特別図柄を変動表示した後その特別図柄を停止する特別
図柄表示手段と、所定の普通図柄始動口、または普通図
柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、普通図柄を変動表
示した後その普通図柄を停止する普通図柄表示手段と、
を備え、上記特典付与手段は、上記特別図柄表示手段に
おいて所定回数の特別図柄が変動表示されるまで、該普
通図柄の変動時間を通常時より短縮する時間短縮を上記
特典として実行し、上記継続期間決定手段が、上記所定
回数における最低継続回数を決定することを特徴として
いる。
【0029】すなわち、本発明では、振り分け装置に入
った遊技球がどの穴に入球したかに応じて、いわゆる時
間短縮の最低継続回数が決定される。これにより、一般
の遊技者は、時間短縮が少なくとも何回繰り返し実行さ
れるかについて、極めて強い関心を抱くことになる。す
なわち、本発明では、振り分け装置内の遊技球が入球し
た穴に応じて時間短縮の最低継続回数が決定されるの
で、遊技球がどの穴に入球するかに遊技者の一層強い関
心が向けられる。
【0030】このため、本発明では、請求項4〜6のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機を
より一層興趣に富んだものとすることができるといった
効果が生じる。請求項12記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかに記載の構成に加え、上記普通図柄表示手
段が変動表示する普通図柄が所定の図柄で停止したと
き、遊技球が入り易い開状態に変化可能な通常電動役物
を備え、上記特典付与手段が、上記特典の付与を実行す
るとき、上記普通電動役物の開状態の時間を通常より長
くすることを特徴としている。
【0031】このように構成することにより、特典付与
手段が、上記特典を付与実行するとき、上記普通電動役
物の開状態の時間を通常より長くすることができ、遊技
者の遊技意欲も向上する。従って、本発明では、請求項
8〜11のいずれかに記載の発明の効果に加えて、パチ
ンコ遊技機をより一層興趣に富んだものとすることがで
きるといった効果が生じる。
【0032】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の構成に加え、上記普通電動役物が、上記特別図柄始動
口、または、上記特別図柄始動ゲートの少なくとも1つ
に取り付けられていることを特徴としている。これによ
り、普通電動役物が作動して、遊技球が入賞すると、特
別図柄始動口、または特別図柄始動ゲートに遊技球が入
賞することになる。この入賞により、特別図柄が変動さ
れ、大当たりが発生しやすくなるため、遊技者の遊技意
欲も向上する。
【0033】従って、本発明では、請求項12記載の発
明の効果に加えて、パチンコ遊技機をより一層興趣に富
んだものとすることができるといった効果が生じる。上
記目的を達するためになされた請求項14記載の発明
は、入ってきた遊技球を複数の穴の内のいずれかに入球
させる振り分け装置と、遊技者にとって、有利な特典が
少なくとも2種類あり、該特典を付与する特典付与手段
と、を備えたパチンコ遊技機であって、上記振り分け装
置に入った遊技球が上記いずれかの穴に入球したことに
起因して、上記特典付与手段によって付与される上記特
典の種類を決定することを特徴とするパチンコ遊技機。
【0034】本発明では、振り分け装置に入ってきた遊
技球が該振り分け装置のいずれかの穴に入球することに
よって、特典付与手段が付与する特典の種類を決定して
いる。これにより、従来までは、内部で、電気的に特典
の種類の抽選が行われていたものを振り分け装置という
目に見える形で、抽選を行うことができる。
【0035】従って、特典付与手段が付与する特典の種
類の抽選、例えば、確率変動や時間短縮を引き当てるか
否かの抽選に対して、遊技者は不信感を抱くことが無く
なるため、遊技者は、該抽選の抽選結果に対して満足感
をおぼえることができる。その結果、パチンコ遊技機の
興趣の低下を防止する、共に、一層の趣向性の向上に繋
がる。
【0036】上記目的を達するためになされた請求項1
5記載の発明は、入ってきた遊技球を複数の穴の内のい
ずれかに入球させる振り分け装置と、遊技者に更に有利
な特典を付与する特典付与手段と、を備えたパチンコ遊
技機であって、上記振り分け装置に入った全ての遊技球
が意味を持つように、上記特典付与手段が何等かの特典
を付与することを特徴としている。
【0037】本発明では、振り分け装置に入った遊技球
がその振り分け装置に入った全ての遊技球が意味を持つ
ように、特典付与手段が遊技者に有利な特典を付与す
る。このため、遊技球が振り分け装置のどの穴に入球し
た場合にも意味をもたせて、パチンコ遊技機を興趣に富
んだものとすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、具
体的な実施例を挙げて説明する。
【0039】
【実施例】<実施例1>図1は、本発明が適用された実
施例1としてのパチンコ遊技機2の遊技域及びその周辺
を示す正面図である。このパチンコ遊技機2は、遊技盤
面に設けられた遊技域4の中央上部に、様々な画像を表
示する特別図柄表示手段としての液晶表示装置6を備え
ており、その下方には、大入賞口8aを開くことによっ
て遊技球を受け入れ易い状態に変化可能な変動入賞装置
8を備えている。液晶表示装置6と変動入賞装置8の間
に設けられた始動入賞口10(特別図柄始動口ともい
う)へ遊技球が入賞すると、液晶表示装置6に3列の特
別図柄がそれぞれ変動表示される。
【0040】液晶表示装置6の上部には、特別図柄の変
動表示中に始動入賞口10へ遊技球が入賞した場合、該
入賞を保留記憶(変動中の入賞記憶を除いた、最大4回
の入賞記憶を保留している)する保留LED12が4個
設けられている。なお、この保留LED12は、特別図
柄の変動表示が終了すると、次の保留記憶による特別図
柄の変動表示が行われると共に赤色発光表示が1つ減算
される態様となっている。
【0041】また、液晶表示装置6の上端面には入賞口
13(普通図柄始動口ともいう)が設けられ、この入賞
口13に遊技球が入賞すると、1/20の確率で抽選が
行われる。このとき、LED12の上に設けられた普通
図柄表示手段としての赤青ランプ表示装置14が赤と青
とで点滅し、(1/20の確率で)赤なら変動入賞装置
8の普通電動役物としての開閉始動入賞口8bが1秒間
開く。この開閉始動入賞口8bへ遊技球が入賞した場合
も、始動入賞口10へ入賞した場合と同様に、液晶表示
装置6に特別図柄が変動表示される。なお、入賞口13
に対する保留記憶は、液晶表示装置6の左右に設けられ
たLED15によってなされる。更に、変動入賞装置8
の左右には、一般入賞口16a,16b,16c,16
dが設けられている。なお、本実施例では、奇数のゾロ
目でも、「333」と「777」の場合には、確率変動
が、そして、それ以外の奇数のゾロ目の場合には時間短
縮が、それぞれ実行されるものとする。
【0042】ところで、液晶表示装置6の図柄(数字)
が奇数のゾロ目で、「333」または「777」以外の
場合には時間短縮(時短ともいう)へ移行するが、時間
短縮へ移行すると、液晶表示装置6において所定回数の
特別図柄が変動表示されるまで、赤青ランプ表示装置1
4の変動時間を通常時より短縮し、開閉始動入賞口8b
の開状態の時間を通常時より長くし(例えば、5秒)、
かつ、赤青ランプ表示装置14が赤で停止する確率を通
常時よりも上昇させる(例えば、1/2という具合
に)。この場合、時間短縮になると、遊技球が減らず、
かつ、常に保留LED12は満タン状態になるので、時
間短縮の継続されている期間、すなわち、液晶表示装置
6において所定回数の特別図柄が変動表示されるまでの
期間は、特別図柄は繰り返し変動することになる。
【0043】また、液晶表示装置6の図柄(数字)が奇
数のゾロ目でも、所定の図柄、例えば、「333」また
は「777」の場合には(特別図柄)確率変動(確変と
もいう)へ移行するが、確率変動へ移行すると、所定回
数の大当たり遊技が提供されるまで、上記特別図柄表示
手段において所定回数の特別図柄が変動表示されるま
で、液晶表示装置6が大当たり図柄で停止する確率を通
常時よりも上昇させる(例えば、1/330から1/3
3という具合に)。この場合、確率変動になると、所定
回数分だけ大当たり遊技が約束されたことになる。
【0044】本実施例では、上記所定回数(後述では、
継続回数ともいう)を次に述べる振り分け装置20によ
って決定される。なお、上述した時間短縮において、
「液晶表示装置6において所定回数の特別図柄が変動表
示されるまで、」を「赤青ランプ表示装置14において
所定回数のランプが変動表示されるまで、」としてもよ
い。また、「赤青ランプ表示装置14の変動時間を通常
時より短縮し開閉始動入賞口8bの開状態の時間を通常
時より長くし(例えば、5秒)、かつ、赤青ランプ表示
装置14が赤で停止する確率を通常時よりも上昇させる
(例えば、1/2という具合に)。」を「赤青ランプ表
示装置14の変動時間を通常時より短縮し開閉始動入賞
口8bの開状態の時間を通常時より長くする(例えば、
5秒)。」としてもよい。
【0045】また、上述した時間短縮の構成において、
「開閉始動入賞口8bの開状態の時間を通常時よりも長
くする(例えば、5秒)。」という構成を取り除いたも
のでもよい。また、上述した確率変動に「確率変動中に
おいては、特別図柄の変動時間を短縮させる」という構
成を加えてもよい。
【0046】また、上述した確率変動において、「所定
回数の大当たり遊技が提供されるまで、」を「液晶表示
装置6において所定回数の特別図柄が変動表示されるま
で、」としてもよい。また、上述した時間短縮、また
は、確率変動の代わりに、「液晶表示装置6において所
定回数の特別図柄が変動表示されるまで、または、赤青
ランプ表示装置14において所定回数のランプが変動表
示されるまで、または、赤青ランプ表示装置14が赤で
停止する確率を通常時よりも上昇させる(例えば、1/
2という具合に)」という普通図柄確率変動を加えても
よい。
【0047】始動入賞口10の向かって右側には、振り
分け装置20が設けられている。この振り分け装置20
は、その内部への遊技球の侵入可否を切り替える電動チ
ューリップ21を上部に備え、内部には、穴としての三
つの入賞孔23a,23b,23cを有するクルーン2
3を備えている。また、振り分け装置20の手前側表面
には、後述の継続回数を表示する継続回数表示部25が
設けられている。
【0048】各入賞孔23a,23b,23cには、そ
の入賞孔23a〜23cへの遊技球の入賞を検出するセ
ンサ31a,31b,31cがそれぞれ設けられ、図2
に示すように、各センサ31a〜31cの検出信号は、
始動入賞口10または開閉始動入賞口8bへの遊技球の
入賞を検出する始動口スイッチ(始動口SW)33の検
出信号と共に電子制御回路40の入出力インタフェース
41に入力される。電子制御回路40は、CPU43,
ROM45,及びRAM47を更に備え、各部をバス4
9を介して接続してなるマイクロコンピュータとして構
成されている。また、入出力インタフェース41には、
他の入賞口(一般入賞口16a等)への入賞を検出する
図示しないセンサからの検出信号も入力されている。更
に、入出力インタフェース41からは、電動チューリッ
プ21、継続回数表示部25、液晶表示装置6、大入賞
口8a、及び、各入賞口への入賞に応じて賞球を払い出
す賞球制御部50への駆動信号も出力される。
【0049】次に、この電子制御回路40が実行する処
理について、図3,図4のフローチャートを用いて説明
する。なお、図3の処理は、始動口スイッチ33が始動
入賞口10または開閉始動入賞口8bへの遊技球の入賞
を検出したタイミングで実行される。また、保留LED
12によって始動入賞口10への入賞が保留記憶されて
いる場合は、この処理は繰り返し実行される。
【0050】図3に示すように、処理を開始すると電子
制御回路40は、先ず、S1(Sはステップを表す:以
下同様)にて、次のような抽選を実行する。すなわち、
乱数を発生し、所定の大当たり抽選確率に基づいて大当
たりを抽選する。本実施例では、大当たりの確率は1/
330とする。続くS3では、上記抽選結果が大当たり
であったか否かを判断し、大当たりでない場合は(S
3:NO)、S5へ移行する。S5では、液晶表示装置
6を駆動して特別図柄を所定時間変動表示した後、はず
れ図柄を表示して一旦処理を終了する。
【0051】一方、上記抽選結果が大当たりであった場
合は(S3:YES)、特別図柄を所定時間変動表示し
た後大当たり図柄(「111」「222」「333」等
のゾロ目の図柄)を表示し(S7)、続いて、大入賞口
8aを所定時間(例えば29.5秒)開くなどの大当た
り処理を別ルーチンにて実行する(S9)。続くS11
では、その大当たり処理が終了するまで待機し、大当た
り処理が終了すると(S11:YES)、S13へ移行
する。なお、S9の大当たり処理は、周知なので詳細は
省略する。
【0052】S13では、上記大当たり図柄が特定大当
たり図柄(本実施例では、特別図柄が奇数のゾロ目「1
11」「333」「555」のことを指す)であったか
否かを判断する。特定大当たり図柄でなかった場合は
(S13:NO)、そのまま一旦処理を終了し、特定大
当たり図柄であった場合は(S13:YES)、S15
へ移行して振り分け装置20の電動チューリップ21を
3秒間開いてから閉じる。続くS17では、電動チュー
リップ21が開いている間に振り分け装置20への入賞
があったか否かを判断し、入賞がなかった場合は(S1
7:NO)、そのまま処理を終了する。
【0053】一方、電動チューリップ21が開いている
間に振り分け装置20への入賞があった場合は(S1
7:YES)、そのときの特定大当たり図柄の種類(遊
技状態)に応じて、確率変動、または、時間短縮等の継
続回数を決定する継続回数決定処理(継続期間決定手段
に相当)を実行し(S18)、続くS19では、S18
にて決定された継続回数に基づいて特定大当たり処理を
実行する。なお、S15では、秒数の代わりに振り分け
装置20へ入賞した球数に基づいて電動チューリップ2
1を開閉してもよい。例えば、振り分け装置20に所定
数(1個等)の遊技球が入賞したら閉じるという具合
に。この場合はS17の判断が不要となり、常にS18
の継続回数決定処理が実行されることになる。
【0054】図4は、この継続回数決定処理の詳細を表
すフローチャートである。なお、この継続回数決定処理
には、時間短縮の継続回数を決定する時短モードと確率
変動の継続回数を決定する確変モードとがあり、いずれ
のモードを実行するかは前述のように特定大当たり図柄
の種類によって設定される。処理の形態はいずれも同様
であるが、時短モードの場合を例にとって説明する。
【0055】処理を開始すると、先ず、S21にて、各
入賞孔23a〜23cに対してそれぞれに割り振られる
入賞値(a,b,c)をアットランダムに選択し、液晶
表示装置6に表示する。このとき、液晶表示装置6に
は、図5(A)に例示するような画面が表示される。す
なわち、この画面は、クルーン23をかたどったイメー
ジ表示部61と、各入賞孔23a〜23c毎の入賞値及
び入賞数を表形式で表示する一覧表示部62と、継続回
数の決定値を表示する継続回数表示部63とを備えてい
る。
【0056】図5(A)に示すように、イメージ表示部
61には、入賞孔23a〜23cをかたどった円61
a,61b,61cがそれぞれ表示され、その円61a
〜61cの内部には、上記S21の処理で各入賞孔23
a〜23cに割り当てられた入賞値が表示される。ま
た、各入賞孔23a〜23cには1〜3の番号が割り当
てられており、一覧表示部62には、この入賞孔23a
〜23cに対応してつけられた上記番号順に、各入賞孔
に割り当てられた入賞値、及び、センサ31a〜31c
で検出した各入賞孔23a〜23cへの遊技球の入賞数
が表示される。更に、継続回数表示部63には、以下の
処理によって決定された継続回数が表示される。なお、
図5(A)では、各入賞孔に割り当てられた入賞値、す
なわち、入賞値(a,b,c)は、(20,50,8
0)のときである。
【0057】図4へ戻って、S21に続くS23では、
センサ31aが遊技球の入賞を検出したか否かを判断す
る(入賞孔23aに入賞したか否かの判断)。該判断に
より、入賞孔23aへの入賞を検出している場合には
(S23:YES)、その入賞数K1に上記入賞値aを
かけた値をS25にて検出値カウンタAに格納する。一
方、S23により、入賞孔23aへの入賞を検出してい
ない場合には(S23:NO)、そのままS25の処理
は行わず、次のS27の処理へ移行する。なお、検出値
カウンタAは、本処理の開始時には0にリセットされて
おり、センサ31aが遊技球の入賞を検出していないと
きはA=0に維持される(後述の検出値カウンタB,C
も同様)。
【0058】また、S27〜S33の処理においても、
上記S23〜S25と同様の処理を他のセンサ31b,
31cに対して実行する。すなわち、センサ31bが入
賞検出している場合は(S27:YES)、その入賞数
K2に上記入賞値bをかけた値を検出値カウンタBに格
納し(S29)、入賞検出していない場合はB=0に維
持する。同様に、センサ31cが入賞検出している場合
は(S31:YES)、その入賞数K3に上記入賞値c
をかけた値を検出値カウンタCに格納し(S33)、入
賞検出していない場合はC=0に維持する。
【0059】続くS35では、上記検出値カウンタA,
B,Cの和を継続回数Nとして決定し、図3のS19の
処理へ移行する。ここで、図5(A)の例に関して、先
ず、入賞孔23a,23b,23cの入賞値は、それぞ
れ20,50,80であり、また、入賞孔23a,23
b,23cの入賞数は、1,0,1である。これを図4
の処理を使って具体的に継続回数を計算してみると、 N=1×20+0×50+1×80=100 となる。この場合、継続回数表示部63には上記算出さ
れた100の数値が表示され、S19の特定大当たり処
理では時間短縮の最低継続回数が100回となるように
処理が実行される。また、この場合、振り分け装置20
の継続回数表示部25にも100の数値が表示される。
【0060】確変モードの場合も処理は全く同様であ
る。例えば、図6(A)に例示するように、入賞孔23
a,23b,23cに入賞値1,−1,2がそれぞれ割
り当てられ、各々の入賞数が1,1,1であった場合、 N=1×1+1×(−1)+1×2=2 となる。この場合、継続回数表示部63には上記算出さ
れた2の数値が表示され、S19の特定大当たり処理で
は確率変動の最低継続回数が2回となるように処理が実
行される。なお、図6(A)の例の場合、最低継続回数
がマイナスになることがあるが、このときは、最低継続
回数は0と制御される。
【0061】このように、パチンコ遊技機2では入賞孔
23a〜23cへの入賞に応じて時間短縮または確率変
動の最低継続回数が決定されるので、パチンコ遊技機2
を興趣に富んだものとすることができる。しかも、入賞
孔23a〜23cの全てに意味を持たせているので、パ
チンコ遊技機2は極めて興趣に富んだものとなる。 <実施例2>次に、実施例2について説明する。実施例
2は、実施例1の継続回数決定処理を図7のフローチャ
ートに示すように変形した点において異なり、その他は
実施例1と同様である。図7に示すように、この処理で
は、先ずS41にて、S21と同様に入賞値(a,b,
c)を選択し、液晶表示装置6に表示する。続くS43
では、センサ31aが遊技球の入賞を一つでも検出した
か否かを判断する。該判断により、入賞孔23aへの入
賞を検出している場合には(S43:YES)、上記入
賞値aを検出値カウンタAに格納する。一方、S43に
より、入賞孔23aへの入賞を検出していない場合には
(S43:NO)、そのままS45の処理は行わず、次
のS47へ移行する。なお、本処理でも、検出値カウン
タA〜Cは開始時は0にリセットされる。
【0062】同様に、センサ31bが一つでも入賞検出
している場合は(S47:YES)、入賞値bを検出値
カウンタBに(S49)、センサ31cが一つでも入賞
検出している場合は(S51:YES)、入賞値cを検
出値カウンタCに(S53)、それぞれ格納してS55
へ移行する。
【0063】S55では、検出値カウンタA,B,Cの
内の最大のものを継続回数Nとして決定し、図3のS1
9の処理へ移行する。ここで、図5(B)の例に関し
て、先ず、入賞孔23a,23b,23cの入賞値は、
それぞれ10,150,50であり、また、各入賞孔へ
の入賞の有無は、○,○,×(○は一つでも入賞したこ
とを表し、×は一つも入賞していないことを表す)であ
る。これを図7の処理を使って具体的に継続回数を求め
てみると、150という回数を求めることができる。こ
の継続回数150が、継続回数表示部63に表示される
ことになる。そして、S19の特定大当たり処理では時
間短縮の最低継続回数が150回となるように処理が実
行される。
【0064】確変モードの場合も処理は全く同様であ
る。例えば、図6(B)に例示するように、入賞孔23
a,23b,23cに入賞値2,1,0がそれぞれ割り
当てられ、各々の入賞数が○,○,×であった場合、継
続回数表示部63には2が表示され、S19の特定大当
たり処理では確率変動の最低継続回数が2回となるよう
に処理が実行される。
【0065】本実施例では、複数の遊技球が互いに異な
る入賞孔23a〜23cに入賞した場合、その遊技球が
入賞した入賞孔23a〜23cに対応する入賞値の内で
最も大きいものが、上記最低継続回数となる。このた
め、遊技者は少しでも有利な入賞孔23a〜23cに遊
技球を入賞させようと躍起になる。一方、実施例1で
は、各入賞孔23a〜23c毎の入賞数に応じて上記最
低継続回数が決定されるので、振り分け装置20に入っ
た遊技球は一つの無駄もなく上記最低継続回数に反映さ
れる。すなわち、振り分け装置20に入った全ての遊技
球が意味を持つ。これらの処理は、パチンコ遊技機2全
体としてのストーリー等に照らして適切な方を適宜選択
すればよい。なお、実施例1及び実施例2において、入
賞値(a、b、c)は、アットランダムに選択する変動
式であったが、固定式でもよい。また、該固定式の場
合、入賞値(a、b、c)をホール側で経営状況に合わ
せて、設定できるようにしてもよい。 <実施例3>図8は実施例3のパチンコ遊技機102の
遊技域及びその周辺を示す正面図である。このパチンコ
遊技機102では、始動入賞口10の向かって左側に
も、振り分け装置120を設け、その振り分け装置12
0のクルーン123には二つの入賞孔123a,123
bを設けている。また、振り分け装置120も、振り分
け装置20と同様に、電動チューリップ121及び表示
部125を備えている。
【0066】このパチンコ遊技機102では、特定大当
たり図柄で大当たり(特定大当たりともいう)になると
振り分け装置120の電動チューリップ121が開放す
る。なお、この振り分け装置120は、遊技球が1個入
賞すると閉じる構成になっている。
【0067】また、この振り分け装置120に入った遊
技球は、入賞孔123aまたは123bのどちらに入球
することになるが、本実施例では、入賞孔123aに入
球すると、時間短縮が、一方、入賞孔123bに入球す
ると、確率変動が実行されることとなる。なお、万が
一、振り分け装置120に複数の遊技球が入賞した場
合、入賞孔123aまたは123bの内、先に遊技球が
入賞した方を採用することとする。
【0068】どちらを実行するかが決定されると、表示
部125に「時短」若しくは「確変」と表示され、その
表示に応じて遊技者は遊技球を右打ちに変える。する
と、前述のように、振り分け装置20への入賞に基づい
て時間短縮または確率変動の最低継続回数が決定され
る。このように、本実施例では、時間短縮を実行するか
確率変動を実行するかの選択(抽選ともいう)を振り分
け装置120で目に見える形で行っている。従って、該
抽選に対して、遊技者は不信感を抱くことが無くなり、
該抽選の選択結果に対して満足感をおぼえることができ
る。その結果、該遊技機における興趣の低下を防止する
ことができる。
【0069】更に、該遊技機は、特典の選択(時間短縮
を実行するか確率変動を実行するかの選択)を振り分け
装置120で行っているので、遊技者はハラハラ感やド
キドキ感を楽しむことができ、一層の興趣性の向上に繋
がるのである。 <実施例4>図9は、実施例4のパチンコ遊技機に適用
された振り分け装置320の内部構造を表す斜視図であ
る。図9に示すように、振り分け装置320では、時間
短縮の継続回数を決定するためのクルーン323,42
3を上下に二つ並べて設けている。この場合、各入賞孔
323a,323b,323c,423a,423b,
423cに個々にセンサを設けて各入賞数を検出すれ
ば、時間短縮の継続回数を一層多様に決定することがで
きる。なお、本実施例4におけるパチンコ遊技機では、
時間短縮のみを備えるもので振り分け装置320以外の
遊技域の構成は図1と同じである。
【0070】また、図9に示すように、振り分け装置3
20では、電動チューリップ321と上側のクルーン3
23との間、及び、上側のクルーン323と下側のクル
ーン423との間に、遊技球を螺旋状に案内するための
案内板351,353を設けている。
【0071】図10は、このような振り分け装置320
を用いて継続回数を決定する場合の処理を表すフローチ
ャートである。なお、本処理は、S13とS19との間
に配設される一連の処理のみが図3,図4のフローチャ
ートに示した処理と異なるので、図10には相違点のみ
を図示した。
【0072】図10に示すように、大当たり処理が終了
し(S11:YES)、そのとき表示されている特別図
柄が特定大当たり図柄であった場合(S13:YE
S)、S61へ移行して振り分け装置320の電動チュ
ーリップ321を開く。続くS63では、遊技球が1個
入賞したか否かを判断し、1個も入賞していない場合は
(S63:NO)、S65へ移行する。S65では、電
動チューリップ321を開いてから30秒経過したか否
かを判断し、経過していない場合は(S65:NO)、
再びS63へ移行し、一方、経過している場合は(S6
5:YES)、S67〜S75及びS19の一連の処理
を行わず本処理を終了する。
【0073】こうして、振り分け装置320に遊技球が
1個入賞するか、若しくは、30秒経過するまでS6
3,S65の処理を繰り返すことになる。通常の場合、
30秒経過するまでに遊技球が1個入賞して(S63:
YES)、S67へ移行する。S67では、上側のクル
ーン323に設けられたセンサの検出結果に基づき、遊
技球が通過した入賞孔323a〜323cに対応する時
短継続回数(時間短縮の最低継続回数)を判断する。図
9に示すように、振り分け装置320では、クルーン3
23の入賞孔323a,323b,323cは時短継続
回数80回,200回,30回に予め対応付けられてい
る。そこで、S67では、遊技球が入賞孔323a〜3
23cのいずれを通過したかを判断する。そして、30
回に対応する入賞孔323cを通過した場合はS70に
て時短継続回数を30回に設定し、200回に対応する
入賞孔323bを通過した場合はS71にて時短継続回
数を200回に設定し、80回に対応する入賞孔323
aを通過した場合はS72にて時短継続回数を80回に
設定した後、S73へ移行する。
【0074】S73では、下側のクルーン423に設け
られたセンサの検出結果に基づき、遊技球が通過した入
賞孔423a〜423cに対応する時短継続回数を判断
する。クルーン423の入賞孔423a,423b,4
23cもクルーン323と同様に時短継続回数80回,
200回,30回に予め対応付けられている。そこで、
30回に対応する入賞孔423cを通過した場合はS7
4にて時短継続回数を30回に設定し、200回に対応
する入賞孔423bを通過した場合はS75にて時短継
続回数を200回に設定し、80回に対応する入賞孔4
23aを通過した場合はS76にて時短継続回数を80
回に設定した後、前述のS19へ移行する。
【0075】なお、S19の処理では、S67〜S72
で設定された時短継続回数とS73〜S76で設定され
た時短継続回数との和に基づいて処理がなされるが、両
者の平均値等に基づいて処理を実行してもよい。このよ
うに、振り分け装置320を利用すれば、時間短縮の最
低継続回数を極めて多様に決定することができる。ま
た、上クルーンと下クルーンのように、段階的に時間短
縮の継続回数を決定しているので、遊技者は、該クルー
ン上に動く遊技球の行方を楽しむことができると共に、
ハラハラ感やドキドキ感を楽しむことができ、一層の趣
向性の向上に繋がる。 <実施例5>図11は、実施例5のパチンコ遊技機に適
用された振り分け装置420の内部構造を表す斜視図で
ある。該振り分け装置420では、上側のクルーン32
3(上クルーンともいう)を時間短縮の最低継続回数の
決定用に、そして、下側のクルーン423(下クルーン
ともいう)を確率変動の最低継続回数決定用に使用して
いる。また、上側クルーンには、入賞孔323a,32
3b,323cが設けられ、それぞれにセンサも設けら
れている。なお、下側クルーンにおいても同様である。
【0076】もちろん、本実施例においても、各入賞孔
に対応する形で、継続回数が予め対応付けられている。
すなわち、上側クルーン323a,323b,323c
では、時間短縮の最低継続回数として、80,200,
30が、そして、下側クルーンの入賞孔423a,42
3b,423cでは、確率変動の最低継続回数として、
2,1,0が予め対応付けられている。なお、実施例5
におけるパチンコ遊技機では、時間短縮、及び確率変動
の両方を備えるもので、特定大当たり図柄でも所定の図
柄、例えば「333」「777」で大当たりすると、時
間短縮+確率変動であり、また、その他の特定大当たり
図柄、例えば、「111」「555」「999」等で大
当たりすると、時間短縮のみである。また、実施例5に
おけるパチンコ遊技機は、振り分け装置420以外の遊
技域の構成は図1と同じである。
【0077】また、振り分け装置420では、上側クル
ーン323と下側クルーン423の間にある案内板35
3の下端近傍には、切替レバー451が設けられてお
り、モータ等のアクチュエータで揺動させることができ
る。該揺動により、遊技球を下側クルーン423か、若
しくは、ドレイン453のどちらかへ誘導している。
【0078】このような切替レバー451を利用した処
理の一例を図12に示す。なお、本処理は、S11とS
19との間に配設される一連の処理のみが図3,図4の
フローチャートに示した処理と異なるので、図12には
相違点のみを図示した。図12に示すように、本処理で
は、大当たり処理が終了し(図3参照、S11:YE
S)、そのとき表示されている特別図柄が特定大当たり
図柄で、なおかつ、その特定大当たり図柄が所定の図柄
(例えば、「333」「777」)であった場合(S1
3:YES)、S81にて切替レバー451を駆動して
下側のクルーン423へ遊技球が誘導されるようにして
(下クルーン開)、続くS83へ移行する。一方、例え
ば特定大当たり図柄が所定の図柄でなかった場合、すな
わち、「111」「555」「999」等のような場合
は(S13:NO)、S85にて切替レバー451を駆
動して、遊技球がドレイン453へ導かれるようにして
(下クルーン閉)、S83へ移行する。
【0079】そして、S83では振り分け装置420の
電動チューリップ321を開き、続くS87〜S93の
処理では、図10のS63〜S72と同様の処理によっ
て時短継続回数を決定する。すなわち、30秒経過後、
振り分け装置420に遊技球が1個入賞すれば(S8
7,S89)、S90への制御へと移行する。S90で
は、時間短縮の継続回数を決定するためのクルーン32
3がどの入賞孔323a〜323cに遊技球が入球した
かを判断している。そして、該判断に基づいて時短継続
回数を設定しているのである(S90〜S93)。
【0080】続いて、下クルーン開であるか否かの判断
を行い(S94)、下クルーン開でない場合は(S9
4:NO)、そのまま前述のS19へ移行する。一方、
下クルーン開の場合は(S94:YES)、S95〜S
98へ移行し、確率変動の継続回数を決定するためのク
ルーン423のどの入賞孔423a〜423cを遊技球
が通過したかに基づいて確変継続回数を設定して前述の
S19へ移行する。本実施例では、このように切替レバ
ー451を利用しているので、パチンコ遊技機を一層興
趣に富んだものとすることができる。 <実施例6>図13(A)は、実施例6のパチンコ遊技
機に適用された振り分け装置520の内部構造を表す斜
視図である。この振り分け装置520も、実施例4の振
り分け装置320に対する変形例であり、クルーン32
3,423及び案内板353を、モータ561に接続す
ることによって一体に上下逆転可能としている。この場
合、クルーン323,423が上下逆転することによ
り、パチンコ遊技機を一層興趣に富んだものとすること
ができる。更に、図13(B)に概略的に示すように、
一部の入賞孔の内壁を円錐面状に構成すれば、上下逆転
することによって各入賞孔を遊技球が通過する確率が変
化する。図13(B)の例では、時短継続回数80回に
対応する入賞孔323aの内壁は円筒面状で、時短継続
回数200回に対応する入賞孔323bの内壁は上に開
いた円錐面状で、時短継続回数30回に対応する入賞孔
323cの内壁は下に開いた円錐面状とされている。こ
の場合、図13(B)に示す状態からクルーン323を
上下逆転させると、時短継続回数が小さく設定される可
能性が高くなる。
【0081】そこで、大当たり図柄の状態(出目)に応
じてクルーン323,423及び案内板353を上下逆
転することによって、パチンコ遊技機を更に一層興趣に
富んだものとすることができる。なお、各入賞孔323
a等の通過を検出するセンサは、遊技球がどちらの方向
に通過したかに関わらず同様の検出信号を発生するの
で、クルーン323等を上下逆転させても同様の制御が
適用できる。 <実施例7>図14は、実施例7のパチンコ遊技機に適
用された振り分け装置のクルーン323,423の構成
を表す斜視図である。本実施例は、上記実施例4または
実施例5に対する変形例で、クルーン323,423に
個々にモータ563を取り付け、個々に上下逆転可能と
している。この場合、例えば、出目が特定大当たり図柄
でも、「777」のときはクルーン323,423を共
に正位置(大きい継続回数が出やすい側)に、また、
「111」「555」「999」のときはクルーン32
3、423を共に逆位置(大きい継続回数が出難い側)
に、また、「333」のときはクルーン323,423
のどちらか一方を正位置、他方を逆位置(大きな継続回
数がやや出やすい側)に、という具合にするような制御
も可能であり、パチンコ遊技機を更に一層興趣に富んだ
ものとすることができる。
【0082】更に、本発明は上記実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の形態で実施することができる。例えば、実施例1〜実
施例3では入賞孔23a等に対応する継続回数をアット
ランダムに選択し、実施例4〜実施例7では入賞孔32
3a等に対応する継続回数を予め固定しているが、逆
に、実施例1〜実施例3での入賞孔23a等に対応する
継続回数を予め固定し、実施例4〜実施例7での入賞孔
323a等に対応する継続回数をアットランダムに選択
してもよい。また、上記各実施の形態では特典として時
間短縮及び確率変動を例に挙げたが、本発明は、それ以
外の特典を付与することのできるパチンコ遊技機にも適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1及び実施例2のパチンコ遊技機の遊
技域及びその周辺を表す正面図である。
【図2】 そのパチンコ遊技機の制御系の構成を表すブ
ロック図である。
【図3】 その制御系で実行される処理を表すフローチ
ャートである。
【図4】 実施例1における継続回数決定処理を表すフ
ローチャートである。
【図5】 その継続回数決定処理で時間短縮の継続回数
を決定する場合の画面を例示する説明図であり、(A)
は実施例1に、(B)は実施例2に対応する。
【図6】 上記継続回数決定処理で確率変動の継続回数
を決定する場合の画面を例示する説明図であり、(A)
は実施例1に、(B)は実施例2に対応す。
【図7】 実施例2における継続回数決定処理を表すフ
ローチャートである。
【図8】 実施例3のパチンコ遊技機の遊技域及びその
周辺を表す正面図である。
【図9】 実施例4の振り分け装置の内部構造を表す斜
視図である。
【図10】 実施例4における継続回数決定処理を表す
フローチャートである。
【図11】 実施例5の振り分け装置の内部構造を表す
斜視図である。
【図12】 実施例5における継続回数決定処理を表す
フローチャートである。
【図13】 実施例6の振り分け装置の内部構造を表す
斜視図である。
【図14】 実施例7の振り分け装置の内部構造を表す
斜視図である。
【符号の説明】
2…パチンコ遊技機 4…遊技域
6…液晶表示装置 8…変動入賞装置 8a…大入賞口 1
0…始動入賞口 20…振り分け装置 21…電動チューリップ
23…クルーン 23a,23b,23c…入賞孔 25…継続回
数表示部 31a,31b,31c…センサ 40…電子制
御回路 61…イメージ表示部 62…一覧表示部 6
3…継続回数表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 英勝 愛知県春日井市東野町西二丁目14番地の15 (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 AA06 CA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入ってきた遊技球を複数の穴の内のいず
    れかに入球させる振り分け装置と、 遊技者に有利な特典を付与する特典付与手段と、 を備えたパチンコ遊技機であって、 上記振り分け装置に入った遊技球が上記いずれの穴に入
    球した場合にも、上記特典付与手段が何等かの特典を付
    与することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 上記特典付与手段が付与する特典には、
    2以上のランクがあり、 上記振り分け装置に入った遊技球が入球した穴に応じて
    異なるランクの特典を付与することを特徴とする請求項
    1記載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 上記特典付与手段が付与する特典の種類
    が、遊技状態に応じて変動することを特徴とする請求項
    1または2記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 上記特典付与手段が上記特典を繰り返し
    付与する継続期間を、上記振り分け装置に入った遊技球
    が入球した穴に応じて決定する継続期間決定手段を備え
    たこと、 を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  5. 【請求項5】 上記振り分け装置において、複数の遊技
    球が互いに異なる上記穴に入球した場合、上記継続期間
    決定手段が、上記遊技球が入球した互いに異なる複数の
    穴に対応する各継続期間の内、最も大きいものを上記特
    典の継続期間とする決定こと、 を特徴とする請求項4記載のパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】 上記振り分け装置において、複数の遊技
    球が上記各穴に入球した場合、上記継続期間決定手段
    が、各穴毎の遊技球の入球数に応じて上記特典の継続期
    間を決定すること、 を特徴とする請求項4記載のパチンコ遊技機。
  7. 【請求項7】 所定の特別図柄始動口、または特別図柄
    始動ゲートに遊技球が入ったとき、特別図柄を変動表示
    した後その特別図柄を停止する特別図柄表示手段と、 該特別図柄表示手段が変動表示する特別図柄が所定の図
    柄で停止したとき、遊技者が大量の遊技球を獲得するこ
    とができる所定の大当たり遊技を提供可能とする大当た
    り遊技提供手段と、 を備え、 上記特典付与手段は、所定回数の大当たり遊技が提供さ
    れるまで、または、上記特別図柄表示手段において所定
    回数の特別図柄が変動表示されるまで、上記特別図柄表
    示手段が上記所定の図柄で停止する確率を通常時よりも
    上昇させる特別図柄確率変動を上記特典として実行し、 上記継続期間決定手段が、上記所定回数における最低継
    続回数を決定すること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  8. 【請求項8】 所定の普通図柄始動口、または普通図柄
    始動ゲートに遊技球が入ったとき、普通図柄を変動表示
    した後その普通図柄を停止する普通図柄表示手段を備
    え、 上記特典付与手段は、上記普通図柄表示手段において所
    定回数の普通図柄が変動表示されるまで、上記普通図柄
    表示手段が上記所定の図柄で停止する確率を通常時より
    も上昇させる普通図柄確率変動を上記特典として実行
    し、 上記継続期間決定手段が、上記所定回数における最低継
    続回数を決定すること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  9. 【請求項9】 所定の特別図柄始動口、または特別図柄
    始動ゲートに遊技球が入ったとき、特別図柄を変動表示
    した後その特別図柄を停止する特別図柄表示手段と、 所定の普通図柄始動口、または普通図柄始動ゲートに遊
    技球が入ったとき、普通図柄を変動表示した後その普通
    図柄を停止する普通図柄表示手段と、 を備え、 上記特典付与手段は、上記特別図柄表示手段において所
    定回数の特別図柄が変動表示されるまで、上記普通図柄
    表示手段が上記所定の図柄で停止する確率を通常時より
    も上昇させる普通図柄確率変動を上記特典として実行
    し、 上記継続期間決定手段が、上記所定回数における最低継
    続回数を決定すること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  10. 【請求項10】 所定の普通図柄始動口、または普通図
    柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、普通図柄を変動表
    示した後その普通図柄を停止する普通図柄表示手段を備
    え、 上記特典付与手段は、上記普通図柄表示手段において所
    定回数の普通図柄が変動表示されるまで、該普通図柄の
    変動時間を通常時より短縮する時間短縮を上記特典とし
    て実行し、 上記継続期間決定手段が、上記所定回数における最低継
    続回数を決定すること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  11. 【請求項11】 所定の特別図柄始動口、または特別図
    柄始動ゲートに遊技球が入ったとき、特別図柄を変動表
    示した後その特別図柄を停止する特別図柄表示手段と、 所定の普通図柄始動口、または普通図柄始動ゲートに遊
    技球が入ったとき、普通図柄を変動表示した後その普通
    図柄を停止する普通図柄表示手段と、 を備え、 上記特典付与手段は、上記特別図柄表示手段において所
    定回数の特別図柄が変動表示されるまで、該普通図柄の
    変動時間を通常時より短縮する時間短縮を上記特典とし
    て実行し、 上記継続期間決定手段が、上記所定回数における最低継
    続回数を決定すること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  12. 【請求項12】 上記普通図柄表示手段が変動表示する
    普通図柄が所定の図柄で停止したとき、遊技球が入り易
    い開状態に変化可能な通常電動役物を備え、 上記特典付与手段が、上記特典の付与を実行するとき、
    上記普通電動役物の開状態の時間を通常より長くするこ
    と、 を特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のパチン
    コ遊技機。
  13. 【請求項13】 上記普通電動役物が、上記特別図柄始
    動口、または、上記特別図柄始動ゲートの少なくとも1
    つに取り付けられていること、 を特徴とする請求項12記載のパチンコ遊技機。
  14. 【請求項14】 入ってきた遊技球を複数の穴の内のい
    ずれかに入球させる振り分け装置と、 遊技者にとって、有利な特典が少なくとも2種類あり、
    該特典を付与する特典付与手段と、 を備えたパチンコ遊技機であって、 上記振り分け装置に入った遊技球が上記いずれかの穴に
    入球したことに起因して、上記特典付与手段によって付
    与される上記特典の種類を決定すること、 を特徴とするパチンコ遊技機。
  15. 【請求項15】 入ってきた遊技球を複数の穴の内のい
    ずれかに入球させる振り分け装置と、 遊技者に有利な特典を付与する特典付与手段と、 を備えたパチンコ遊技機であって、 上記振り分け装置に入った全ての遊技球が意味を持つよ
    うに、上記特典付与手段が何等かの特典を付与するこ
    と、 を特徴とするパチンコ遊技機。
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