JP2002299229A - 電子線露光用レチクルブランクの作製方法及びマスク - Google Patents

電子線露光用レチクルブランクの作製方法及びマスク

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JP2002299229A
JP2002299229A JP2001104439A JP2001104439A JP2002299229A JP 2002299229 A JP2002299229 A JP 2002299229A JP 2001104439 A JP2001104439 A JP 2001104439A JP 2001104439 A JP2001104439 A JP 2001104439A JP 2002299229 A JP2002299229 A JP 2002299229A
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reticle blank
beam exposure
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Norihiro Katakura
則浩 片倉
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/20Masks or mask blanks for imaging by charged particle beam [CPB] radiation, e.g. by electron beam; Preparation thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な深さ方向で且つ均一な支柱幅を有する
シリコン支柱を容易に加工できる電子線露光用レチクル
ブランクの作製方法及びマスクを提供する。 【解決手段】 本発明に係る電子線露光用レチクルブラ
ンクの作製方法は、複数のメンブレンとそれを支持する
格子状のシリコン支柱部18aからなる電子線露光用レ
チクルブランクを作製する方法であって、薄膜シリコン
層16、酸化珪素層17及びシリコン支持基板18から
構成されたSOIウェハを準備する工程と、シリコン支
持基板18を放電加工で加工することにより、格子状の
シリコン支柱部18aを途中まで形成する工程と、上記
酸化珪素層17をエッチングストッパーとしてシリコン
支持基板をドライエッチングすることにより、格子状の
シリコン支柱部18aを最後まで加工する工程と、を具
備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線露光用レチ
クルブランクの作製方法及びマスクに係わり、特に、均
一な深さ方向で且つ均一な支柱幅を有するシリコン支柱
を容易に加工できる電子線露光用レチクルブランクの作
製方法及びマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高集積化に伴
い、長年微細パタンを形成する手段の主流であった光を
用いたフォトリソグラフィー技術に代わって、荷電粒子
線、例えば電子線やイオンビームあるいはX線を利用す
る新しい露光方式が検討され、実用化されている。この
うち、電子線を利用してパタン形成する電子線露光は、
電子線そのものを数nmにまで絞ることが出来るため、
0.1μmあるいはそれ以下の微細パタンを作製できる
点に大きな特徴を有している。
【0003】しかし、従来からある電子線露光方式は、
一筆書きの方式であったため、微細パタンになればなる
ほど絞った電子線で描画せねばならず、描画時間が長く
なり、スループットに大きな影響を与えることになる。
【0004】そこで提案されたのが、レチクルを利用し
てウェハ上で数百μm角を一括に露光していく方式であ
る。図3(a)は、レチクルを示す断面図であり、図3
(b)は、図3(a)に示すレチクルの斜視図である。
【0005】図3(a)に示すように、このレチクル
は、厚さ2μm程度のメンブレン状の電子線散乱部(シ
リコンメンブレン部)1に電子線透過部の開口(図示せ
ず)を開けたステンシルタイプのものである。このとき
一回の電子線によって露光できる領域はウェハ上で25
0μm角程度(レチクル上で1mm角程度)である。そ
のため、半導体チップ全体を焼くために1mm角程度の
メンブレンを敷き詰めた構造になっており、これは格子
状のシリコン2で支えられている。
【0006】上記レチクルは一般的に次のような方法で
作製される。まず、Siウェハ2にボロンをドープした
(100)面Siウェハ2の裏面から水酸化カリウム水
溶液でウエットエッチングする。ウエットエッチングさ
れる場所以外は窒化シリコン等で保護されている。ま
た、所望する厚さに1×1020atom/cm3の濃度のボ
ロンをドープさせることにより、そのドープしたボロン
でウエットエッチング速度を遅くできるので、容易にメ
ンブレンを作製することが出来る。次に、メンブレン上
にレジストなどを塗布し、電子線描画装置などを使用し
てメンブレン上にレジストパタンを露光し、そのパタン
をシリコンメンブレンに転写し、ステンシルパタンを作
製していた。
【0007】しかし、上記の方法の場合、ウエットエッ
チングが結晶面異方性であるのでメンブレン間の支柱2
に54.74°の角度がついてしまう。このため、1チ
ップ分のレチクルが非常に大きくなってしまう問題があ
り、メンブレン間の支柱2をなるべく細くさらに垂直に
するために、シリコン支柱のエッチングにドライエッチ
ングを使用する方法が提案されてきた。
【0008】一つが、同じくボロンドープのシリコンウ
ェハを利用した方法である。この方法は図4(a)〜
(c)に示されている。まず、図4(a)に示すよう
に、シリコンウェハ4の表面にボロンをドープしてボロ
ンドープ層3を形成する。
【0009】この後、図4(b)に示すように、シリコ
ンウェハ4の裏面から所定の厚さの数十μm手前までド
ライエッチングで掘り進めることで、垂直な支柱を形成
する。次に、図4(c)に示すように、所定の厚さのメ
ンブレンでエッチングストップさせるために最後のみウ
エットエッチングを使用する。エッチングされる場所以
外は酸化珪素層5で保護されている。次に、酸化珪素層
5を除去する。
【0010】この方法をさらに簡素化させたものがSO
I(Silicon On Insulator)ウェハを利用した方法であ
る。図5は、SOIウェハを示す断面図である。SOI
ウェハは、図5に示すようにシリコンのシリコン支持基
板(支持ウェハ)8の上に酸化珪素層7が形成され、さ
らにその上に薄膜シリコン層6が形成されている構造と
なっている。そのため、中間の酸化珪素層7をドライエ
ッチングのエッチングストップ層として使用することが
出来、シリコン支持基板8の所定の一部分をドライエッ
チングすることで垂直で数百μm幅の支柱を持ったレチ
クルブランクを作製することが可能であった。
【0011】図6(a)〜(c)は、SOIウェハを用
いてレチクルブランクを作製する方法を示す断面図であ
る。
【0012】まず、図6(a)に示すように、薄膜シリ
コン層6、酸化珪素層7及びシリコン支持基板8から構
成されたSOIウェハを準備する。次に、図6(b)に
示すように、シリコン支持基板8にレジスト又は酸化珪
素層9を形成する。
【0013】この後、図6(c)に示すように、このレ
ジスト又は酸化珪素層9をパターニングすることによ
り、支柱8a〜8cを形成する部分にのみレジスト又は
酸化珪素層のパタンを残して保護する。次に、このパタ
ンをマスクとし且つ酸化珪素層7をエッチングストッパ
ーとしてシリコン支持基板8をドライエッチングする。
これにより、垂直で数百μm幅の支柱8a〜8cを持っ
たレチクルブランクが作製される。この後、上記パタン
を除去する。
【0014】上記のいずれの方法においても、シリコン
ウェハの厚さに相当するような深さのエッチングを行わ
なくてはならない。例えば、3インチウェハ使用時では
300μm以上、8インチウェハ使用時では700μm
以上の深さを垂直にエッチングすることが必要となる。
【0015】この深さをエッチングするためには、側壁
保護を利用したエッチングがよく用いられる。これは、
エッチングすべき溝の横方向のエッチングを抑えるた
め、レジスト表面のエッチング保護のポリマー等を形成
するガスをエッチングガスに添加することで、垂直性の
よいエッチングを行うことが出来た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、8イン
チウェハを使ったレチクルの場合、図7に示すようにエ
ッチング面積が非常に大きくなるため、ローディング効
果によりパタン領域中心部と周辺部でエッチング速度が
大きく異なってしまう問題があった。つまり、図7に示
すように、8インチレチクルブランク10には132m
m×55mmのメンブレン領域11が二つ形成される。
このため、エッチング面積が非常に大きくなり、エッチ
ング速度が大きく異なる。場合によっては中心部に対し
て周辺部のエッチング速度が2倍近く大きくなってしま
うこともある。
【0017】このようにエッチング速度の不均一性が生
じることで、エッチング速度の速い部分ではオーバーエ
ッチング時間が増大してしまい、支柱幅が非常に細くな
ってしまったり、果ては支柱が無くなってしまうという
問題が発生していた。
【0018】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、均一な深さ方向で且つ均
一な支柱幅を有するシリコン支柱を容易に加工できる電
子線露光用レチクルブランクの作製方法及びマスクを提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電子線露光用レチクルブランクの作製
方法は、メンブレンとそれを支持するシリコン支柱部か
らなる電子線露光用レチクルブランクを作製する方法で
あって、シリコン支柱部を加工する際、放電加工により
シリコン基板を途中まで加工した後、ドライエッチング
によりシリコン基板を最後まで加工することを特徴とす
る。
【0020】上記電子線露光用レチクルブランクの作製
方法によれば、支柱形成時に途中まではドライエッチン
グに比べて均一性のよい加工が可能な放電加工で加工を
行ない、残りをドライエッチングで加工している。これ
により、途中までの加工の均一性を上げることが出来、
ドライエッチングでの加工の不均一性の影響を少なく抑
えることが出来る。従って、支柱形成時に深さ方向に均
一に加工でき、その結果、支柱幅も均一なレチクルブラ
ンクを作製することが可能となる。また、放電加工で最
後まで加工せず、最終工程でドライエッチングに切り替
える理由は、放電加工では正確に加工を停止することが
困難であるためである。
【0021】本発明に係る電子線露光用レチクルブラン
クの作製方法は、メンブレンとそれを支持するシリコン
支柱部からなる電子線露光用レチクルブランクを作製す
る方法であって、薄膜シリコン層、酸化珪素層及びシリ
コン支持基板から構成されたSOIウェハを準備する工
程と、シリコン支持基板を放電加工で加工することによ
り、シリコン支柱部を途中まで形成する工程と、上記酸
化珪素層をエッチングストッパーとしてシリコン支持基
板をドライエッチングすることにより、シリコン支柱部
を最後まで加工する工程と、を具備することを特徴とす
る。
【0022】上記電子線露光用レチクルブランクの作製
方法によれば、シリコン支持基板の途中まではドライエ
ッチングに比べて均一性のよい加工が可能な放電加工で
加工を行ない、残りをドライエッチングで加工し、酸化
珪素層をエッチングストップ層としてエッチング加工を
止めている。これにより、途中までの加工の均一性を上
げることが出来、ドライエッチングでの加工の不均一性
の影響を少なく抑えることが出来る。また、放電加工で
最後まで加工せず、最終工程でドライエッチングに切り
替える理由は、放電加工では酸化珪素層で加工を停止す
ることが困難であるためである。
【0023】また、本発明に係る電子線露光用レチクル
ブランクの作製方法において、上記放電加工を行う際に
用いる放電加工用電極には、上記シリコン基板に一括で
格子形状を加工するために格子状の溝が掘り込まれてい
ることが好ましい。つまり、放電加工では、ひとつひと
つメンブレン領域を作製していくのではなく、シリコン
支柱部の縦横の支柱に相当するような溝を大きい放電加
工用電極に掘り込んでおくことで、シリコン基板のある
領域又は全体を一括して加工することが可能となる。
【0024】また、本発明に係る電子線露光用レチクル
ブランクの作製方法において、上記放電加工用電極に掘
り込まれた格子状の溝の幅は、放電ギャップの2倍の幅
とシリコン支柱部の相互間隔である溝幅との和であるこ
とが好ましい。これにより、所望の溝幅を有する格子状
のシリコン支柱部を形成することができる。
【0025】また、本発明に係る電子線露光用レチクル
ブランクの作製方法においては、上記放電加工を行う前
に、シリコン基板の加工面に金属膜(例えばクロム、ニ
ッケルなど)を成膜しておくことも可能である。これに
より、この金属膜をドライエッチングの際にマスクとし
て使用することができる。
【0026】また、本発明に係るマスクは、メンブレン
とそれを支持するシリコン支柱部からなる電子線露光用
レチクルブランクを作製する方法を用いて作られたマス
クであって、シリコン支柱部を加工する際、放電加工に
よりシリコン基板を途中まで加工した後、ドライエッチ
ングによりシリコン基板を最後まで加工する電子線露光
用レチクルブランクの作製方法を用いて作られたことを
特徴とする。
【0027】また、本発明に係るマスクは、メンブレン
とそれを支持するシリコン支柱部からなる電子線露光用
レチクルブランクを作製する方法を用いて作られたマス
クであって、薄膜シリコン層、酸化珪素層及びシリコン
支持基板から構成されたSOIウェハを準備する工程
と、シリコン支持基板を放電加工で加工することによ
り、シリコン支柱部を途中まで形成する工程と、上記酸
化珪素層をエッチングストッパーとしてシリコン支持基
板をドライエッチングすることにより、シリコン支柱部
を最後まで加工する工程と、を具備する電子線露光用レ
チクルブランクの作製方法を用いて作られたことを特徴
とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1(a)〜(d)は、本
発明の実施の形態による電子線縮小露光用レチクルブラ
ンクの作製方法を示す断面図である。図2は、電子線縮
小露光用レチクルブランクを作製する際の放電加工時に
用いる放電加工用電極を示す斜視図である。
【0029】まず、図1(a)に示すように、薄膜シリ
コン層16、酸化珪素層17及びシリコン支持基18板
から構成されたSOIウェハを準備する。このSOIウ
ェハは厚さ725μmで8インチウェハである。次に、
このSOIウェハのシリコン支持基板側に厚さ0.2μ
m程度のクロム膜14を成膜する。
【0030】この後、図1(b)に示すように、SOI
ウェハのクロム膜14及びシリコン支持基板18を放電
加工することにより、該シリコン支持基板18に格子状
の溝を加工してシリコン支柱部18aを途中まで形成す
る。この際の放電加工では、図1(b)に示すような支
柱部18aの形状に相当するような格子状の溝13を持
った図2に示す銅製又はAl製の放電加工用電極12を
用いる。この放電加工用電極12は、シリコン支持基板
18を加工してシリコン支柱部18aを形成する全領域
の1/8の大きさのものを用いる。
【0031】すなわち、SOIウェハ及び放電加工用電
極12を絶縁体の液体に浸漬し、放電加工用電極12を
陰極に接続し、加工基板であるシリコン支持基板18側
を陽極に接続し、30V程度の電圧をかけながら、放電
加工用電極12を加工基板に押し付ける。これにより、
クロム膜14及び支持基板18に深さ680μm程度の
加工が行われる。1回の放電加工でシリコン支柱部18
aを形成する全領域の1/8の加工を行うものであるた
め、7回ステップさせることで8インチSOIウェハの
全領域を加工する。
【0032】次に、図1(c)に示すように、SOIウ
ェハを洗浄した後、クロム膜14のパタンをマスクとし
且つ中間の酸化珪素層17をエッチングストッパーとし
て、残り45μmのシリコン支持基板18をドライエッ
チングする。
【0033】その後、図1(d)に示すように、クロム
膜14を除去し、フッ酸とフッ化アンモニウム混合溶液
で露出している酸化珪素層17を除去する。これによ
り、電子線露光用レチクルブランクが完成する。
【0034】上記実施の形態によれば、シリコン支持基
板18の途中まではドライエッチングに比べて均一性の
よい加工が可能な放電加工で加工を行ない、残りをドラ
イエッチングで加工し、酸化珪素層17をエッチングス
トップ層としてエッチング加工を止めている。これによ
り、途中までの加工の均一性を上げることが出来、ドラ
イエッチングでの加工の不均一性の影響を最小限に抑え
ることが出来る。従って、支柱形成時に深さ方向に均一
に加工でき、その結果、支柱幅も均一なレチクルブラン
クを作製することが可能となる。
【0035】また、本実施の形態では、放電加工で最後
まで加工せず、最終工程でドライエッチングに切り替え
るため、酸化珪素層17で加工を停止することが容易と
なる。
【0036】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することが可能である。例えば、上記実施の形態で
は、シリコン支柱部18aを形成する全領域の1/8の
大きさの放電加工用電極12を用いているが、放電加工
用電極の大きさは限定されるものではなく、他の大きさ
の放電加工用電極を用いることも可能である。
【0037】また、上記実施の形態では、SOIウェハ
を用いているが、シリコンウェハを用いることも可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
柱形成時に途中まではドライエッチングに比べて均一性
のよい加工が可能な放電加工で加工を行ない、残りをド
ライエッチングで加工している。したがって、均一な深
さ方向で且つ均一な支柱幅を有するシリコン支柱を容易
に加工できる電子線露光用レチクルブランクの作製方法
及びマスクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態による
電子線縮小露光用レチクルブランクの作製方法を示す断
面図である。
【図2】電子線縮小露光用レチクルブランクを作製する
際の放電加工時に用いる放電加工用電極を示す斜視図で
ある。
【図3】(a)は、レチクルを示す断面図であり、
(b)は、(a)に示すレチクルの斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は、従来の電子線露光用レチク
ルブランクの作製方法を示す断面図である。
【図5】SOIウェハを示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、SOIウェハを用いてレチ
クルブランクを作製する方法を示す断面図である。
【図7】8インチウェハを使ったレチクルを示す平面図
である。
【符号の説明】
1…電子線散乱部(シリコンメンブレン部) 2…格子状のシリコン 3…ボロンドー
プ層 4…シリコンウェハ 5…酸化珪素層 6,16…薄膜シリコン層 7,17…酸化
珪素層 8,18…シリコン支持基板 8a〜8c…支
柱 9…レジスト又は酸化珪素層 10…8インチレ
チクルブランク 11…メンブレン領域 12…放電加工
用電極 13…格子状の溝 14…クロム膜 18…シリコン支柱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H095 BA01 BA08 BB02 BB16 BC27 BC28 5F004 AA01 DB01 EB07 FA08 5F056 AA22 FA05 FA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンブレンとそれを支持するシリコン支
    柱部からなる電子線露光用レチクルブランクを作製する
    方法であって、 シリコン支柱部を加工する際、放電加工によりシリコン
    基板を途中まで加工した後、ドライエッチングによりシ
    リコン基板を最後まで加工することを特徴とする電子線
    露光用レチクルブランクの作製方法。
  2. 【請求項2】 メンブレンとそれを支持するシリコン支
    柱部からなる電子線露光用レチクルブランクを作製する
    方法であって、 薄膜シリコン層、酸化珪素層及びシリコン支持基板から
    構成されたSOIウェハを準備する工程と、 シリコン支持基板を放電加工で加工することにより、シ
    リコン支柱部を途中まで形成する工程と、 上記酸化珪素層をエッチングストッパーとしてシリコン
    支持基板をドライエッチングすることにより、シリコン
    支柱部を最後まで加工する工程と、 を具備することを特徴とする電子線露光用レチクルブラ
    ンクの作製方法。
  3. 【請求項3】 上記放電加工を行う際に用いる放電加工
    用電極には、上記シリコン基板に一括で格子形状を加工
    するために格子状の溝が掘り込まれていることを特徴と
    する請求項1に記載の電子線露光用レチクルブランクの
    作製方法。
  4. 【請求項4】 上記放電加工用電極に掘り込まれた格子
    状の溝の幅は、放電ギャップの2倍の幅とシリコン支柱
    部の相互間隔である溝幅との和であることを特徴とする
    請求項3に記載の電子線露光用レチクルブランクの作製
    方法。
  5. 【請求項5】 上記放電加工を行う前に、シリコン基板
    の加工面に金属膜を成膜しておくことを特徴とする請求
    項1に記載の電子線露光用レチクルブランクの作製方
    法。
  6. 【請求項6】 メンブレンとそれを支持するシリコン支
    柱部からなる電子線露光用レチクルブランクを作製する
    方法を用いて作られたマスクであって、 シリコン支柱部を加工する際、放電加工によりシリコン
    基板を途中まで加工した後、ドライエッチングによりシ
    リコン基板を最後まで加工する電子線露光用レチクルブ
    ランクの作製方法を用いて作られたことを特徴とするマ
    スク。
  7. 【請求項7】 メンブレンとそれを支持するシリコン支
    柱部からなる電子線露光用レチクルブランクを作製する
    方法を用いて作られたマスクであって、 薄膜シリコン層、酸化珪素層及びシリコン支持基板から
    構成されたSOIウェハを準備する工程と、 シリコン支持基板を放電加工で加工することにより、シ
    リコン支柱部を途中まで形成する工程と、 上記酸化珪素層をエッチングストッパーとしてシリコン
    支持基板をドライエッチングすることにより、シリコン
    支柱部を最後まで加工する工程と、 を具備する電子線露光用レチクルブランクの作製方法を
    用いて作られたことを特徴とするマスク。
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