JP4547429B2 - メンブレン構造体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、薄膜を備えるメンブレン構造体及びその製造方法に関する。
従来、メンブレン構造体は、基板と、基板上に設けられた開口部を覆うように形成された薄膜とを備え、電子線照射装置の電子線透過窓、圧力センサ、音センサ、等様々な技術分野で用いられている。
例えば、メンブレン構造体が電子線照射装置に用いられる場合、電子線照射装置には真空容器内に電子線発生源が設置されており、この真空容器の電子線を取り出す領域にメンブレン構造体が設置される(例えば、特開2005−265437号公報参照)。そして、電子線発生源から発生された電子線はメンブレン構造体に設けられた薄膜を透過し、大気中又は減圧環境中に設置された処理対象物に対して照射される。なお、電子線(EB:Electron Beam)照射装置は、樹脂の化学処理・改質、レジスト・層間絶縁膜の化学処理または殺菌等に利用されている。
ところで、メンブレン構造体は、上述したように開口部を備える基板と、開口部を覆うように基板上に設けられた薄膜とから構成される。例えば、電子線照射管に設置される場合、基板を内側として設置され、照射管の内部は一般に真空に設定され、外部は大気圧もしくは減圧状態に設定される。このため、メンブレン構造体の薄膜は、圧力の差によって照射管の内部、つまり基板側へとたわむ。この際、基板に設けられた開口部側面に突起等が形成されていると、薄膜が基板側へとたわんだ際に突起に接触したり、応力が集中して破ける場合があり、メンブレン構造体の強度を低下させる問題がある。また、突起等に繰り返し接触することによって、薄膜の強度が徐々に弱まり、メンブレン構造体の寿命が短くなる恐れがある。
また、メンブレン構造体を圧力センサや音センサとして利用する場合も、同様に開口部に突起等が形成されると、突起に接触したり、応力が集中して薄膜が破ける場合があり、同様にメンブレン構造体の強度や寿命に問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、良好な強度と寿命とを備えるメンブレン構造体とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の観点にかかるメンブレン構造体は、
第1の開口部が形成された第1の層と、
前記第1の層の一方の主面に、前記第1の開口部を覆うように形成された第2の層と、を備え、
前記第1の層の前記第1の開口部の側面は、前記第1の層の前記一方の主面に対してほぼ垂直に形成され、
前記第1の開口部の前記第2の層側の端に、特定の結晶面が現れることを特徴とする。
本発明によれば、ドライエッチングによって基板に開口部を設けた後、ウエットエッチングによって開口部の側面(内周面)を平滑化することによって、良好な強度と寿命を備えるメンブレン構造体とその製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体を示す図である。(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 シリコン基板の庇部を拡大して示す図である。 本実施の形態のメンブレン構造体が電子線照射管に設置された場合を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体に用いる基板の断面図である。 表面に保護膜を形成した基板の断面図である。 保護膜に開口部を形成した基板の断面図である。 シリコン基板に開口部を形成した基板の断面図である。 レジストパターンを除去した基板の断面図である。 BOX層に開口部を形成したメンブレン構造体の断面図である。 本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体の耐圧性の実験結果を示す図である。
符号の説明
10 メンブレン構造体
11 基板
12 薄膜
21 シリコン基板(第1の層)
21a 開口部(第1の開口部)
21b 庇部
22 BOX層(第3の層)
22a 開口部(第2の開口部)
31 シリコン活性層(第2の層)
本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体とその製造方法を図面を用いて説明する。メンブレン構造体は、圧力センサ、音センサ、電子線照射装置の電子線取り出し窓等に用いられる。本実施の形態では、特にメンブレン構造体が電子線照射装置に設置される電子線照射管の電子線取り出し窓として用いられる場合を例に挙げて説明する。電子線照射装置は、一般に樹脂のキュア(化学処理)・改質、レジスト・層間絶縁膜のキュア、殺菌等に用いられる。
本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体10を図1(a)及び(b)に示す。図1(a)はメンブレン構造体10を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)に示すA−A線断面図である。
本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体10は、電子線照射装置(図示せず)の電子線照射管40に設置される。例えば、電子線照射管40は、図3に示すように電子線発生源が設置される円筒部40aと、電子線が放出される面である平板部40bと、を備える。そして、メンブレン構造体10は、電子線照射管40の平板部40bに図1(b)に示す基板11が接するように設置される。電子線発生源で発生した電子線は、基板11に設けられた開口部11aを介して、薄膜12を透過し外部へと照射される。
電子線照射管40の内部は高真空、例えば1.3×10−7〜10−10Pa(1×10−9〜10−12Torr)程度に保たれる。電子線照射管40の外部は大気圧又は減圧状態、例えば1.3×10−4Pa(1×10−6Torr)〜大気圧程度の範囲で変化する可能性があり、この内部と外部との差圧によってメンブレン構造体10の薄膜12は基板11方向へたわむ。
メンブレン構造体10は、図1(a)及び(b)に示すように、基板11と薄膜12とから構成される。
基板11は、シリコン基板21とBOX層22と保護膜23とを備え、略方形の平板状に形成されている。また、基板11はマトリックス状に配置された複数の開口部11aを備える。開口部11aは、シリコン基板21の開口部21aとBOX層22の開口部22aと保護膜23の開口部23aとから構成される。開口部11aは、図1(a)に示すように平面形状が略方形状に形成され、図1(b)に示すように開口部11aの側面は基板11の主面に対してほぼ垂直に形成されており断面形状も略方形に形成される。このように、開口部11aの断面形状が略方形状(寸胴型)であることから、限られた基板11の面積に対して複数の開口部11aを密に配置させることができ効率的である。
さらに、開口部11aの断面形状が略方形状となることによって、例えば断面形状が膜方向に狭まる台形状に形成される場合と異なり、開口部11aを介して露出する薄膜12の面積を広くすることができる。換言すれば、開口部11aを介して露出する薄膜12の総面積を所定程度得ようとする場合、必要となる基板11の面積が小さくて済むので、限られた面積のウエハから製造することができるメンブレン構造体10の数が増え、製造効率の上昇、製造コストの削減を図ることができる。
シリコン基板21は、シリコン単結晶基板から構成され、開口部21aと庇部21bとを備える。本実施の形態では例えばシリコン基板21は、結晶面方位(100)のシリコン単結晶基板を用いる。また、シリコン基板21は、例えば100〜1000μm程度の厚さを有する。詳細に後述するように開口部21aは、深堀り反応性イオンエッチング(DRIE:Deep Reactive Ion Etching)によって形成される。さらに、DRIEによって開口部21aの側面(内周面)に生じた縦筋(ドライエッチング方向に生じる筋状の凹凸)は、アルカリエッチャントによるライトエッチングによって除去され、滑らかに形成される。
このようにシリコン基板21の開口部21aが滑らかに形成され、突起等が形成されていないことにより、メンブレン構造体10に高真空と大気圧との差圧、もしくはそれ以上の差圧がかかり、薄膜12がシリコン基板21の方向にたわんだ場合であっても、薄膜12が突起に接触したり応力が集中することによって破壊されることを良好に防ぐことができる。
また、図1(b)に示すようにシリコン基板21とBOX層22との境界面に庇部21bが、開口部11aの周囲に沿って薄膜12の上に張り出た庇状に形成される。庇部21bは、断面形状を拡大した図2に示すように、開口側に突き出た鋭角のテーパ状に形成される場合がある。詳細に後述するように、庇部21bは、BOX層22の開口部22aを形成する際に、BOX層22の開口部22aの側面がシリコン基板21の開口部21aより後退する(開口部22aのエッチングが、開口部21aより進む)ことにより生じる。
シリコン基板21の開口部21aの内周面を平滑化する際に、(110)結晶面方向にはエッチングが進むものの(111)結晶面方向にはエッチングが進まないことから、シリコン基板21の開口部21aの端に(111)結晶面が現れる。その結果、庇部21bは、シリコン基板21の主面(図2に示す水平線)に対して55°の角度を有する。
詳細に後述するように、BOX層22のエッチング時のオーバーエッチ量を抑制したり、ドライエッチングなどの異方性エッチングを用いることによって、シリコン基板21とBOX層22の境界面においてBOX層22の開口部22aがシリコン基板21の開口部21aに対して後退する量を抑制し、好ましくはBOX層22の膜厚とほぼ同じ、もしくは膜厚より小さくすることができる。換言すれば、庇部21bの張り出し量を抑制することができる。
このように、ドライエッチングで開口部11aを形成した後に、開口部11aの側面にライトエッチングを施すことにより、開口部21aの側面の凹凸を削減することができる。さらにBOX層22をエッチングする際の条件を調節することにより、庇部21bの張り出し量を抑制することができる。従って、メンブレン構造体10の外部を大気圧以上の圧力に設定する等して、薄膜12のたわみが大きくなった場合でも、庇部21bに接したり、応力が集中することを回避して、薄膜12は良好な強度を備える。
BOX(Buried Oxide:埋込酸化膜)層22は、シリコン酸化膜から構成される。また、BOX層22は、薄膜12を構成するシリコン活性層31とシリコン基板21との間に形成される。BOX層22は、例えば0.1〜5μm程度の厚さを有する。BOX層22は、シリコン基板21の開口部21aと開口面が同心に形成された開口部22aを備える。BOX層22は、シリコン基板21の開口部21aをドライエッチングで形成する際のエッチングストッパ膜として機能する。BOX層22の開口部22aは、シリコン基板21に開口部21aを形成した後に、開口部21aを介して、例えば、フッ酸(HF)溶液等によってエッチングすることによって形成される。このため開口部22aの側面は、図1(b)に示すようにシリコン基板21の開口部21aより後退し、換言すれば開口部21aの側面は開口部22aの側面から張り出し、庇部21bが生じる。
保護膜23は、例えばSi膜から構成され、図1(b)に示すようにシリコン基板21の上面(薄膜12が形成される面に対向する面)に形成される。また、保護膜23は、開口部21aと重なってほぼ同じ形状に形成された開口部23aを備える。保護膜23は0.05μm〜5μm程度の厚さを有する。
薄膜12は、シリコン活性層31、保護膜32から構成される。薄膜12は基板11の下主面を覆うように形成され、基板11の開口部11aと重なる領域を、電子線が通過する。従って、薄膜12は電子線が通過可能な程度に薄く形成される。
シリコン活性層31は、SOI(Silicon On Insulation)基板を構成する。シリコン活性層31は、BOX層22と保護膜32との間に形成される。シリコン活性層31は、0.1μm〜10μm程度の厚さを有する。
保護膜32は、例えばSi膜から構成され、図1(b)に示すようにシリコン活性層31の下面に形成され、シリコン活性層31の表面を保護する。保護膜32は、後述するように保護膜23と同時に形成されるため、保護膜23とほぼ同じ厚さを有し、具体的には0.05μm〜5μm程度の厚さに形成される。
本実施の形態のメンブレン構造体10は、ドライエッチングによってシリコン基板21に開口部21aを形成した後、開口部21aの側面にライトエッチングを施すことによって、ドライエッチングの際に生じた開口部21aの内周面の凹凸が除去され、平滑化されている。このため、薄膜12が圧力差によって基板11方向へたわんだ場合であっても、薄膜12が破壊されることを良好に防ぐことができる。
また、BOX層22に開口部22aを形成する際、オーバーエッチング量を抑制させることにより、開口部22aの側面の開口部21aの側面からの後退量を抑制する。従って、薄膜12が圧力差によってたわんだ場合であっても、庇部21bに接触することがなく、応力の集中により薄膜12が破壊されることを良好に防ぐことができる。
このように本実施の形態のメンブレン構造体10は良好な強度を備える。
次に、本発明の実施の形態に係るメンブレン構造体の製造方法を図を用いて説明する。図4A〜図4Fは製造方法を示す図である。
まず、図4Aに示すように基板51を用意する。基板51は、いわゆるSOI(Silicon On Insulation)基板であり、シリコン活性層31と、BOX(Buried Oxide:埋込酸化膜)層22と、シリコン基板21とが積層されたものである。本実施の形態では、シリコン基板21として例えば結晶面方位(100)のシリコン単結晶基板を用いる。また、本実施の形態では基板51は複数のメンブレン構造体10を同時に形成可能な面積を有する。
図4Bは、表面に保護膜を形成した基板51の断面図である。基板51の上面及び下面にLP−CVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition )によって、Si膜を形成する。これにより、図4Bに示すように基板51の上面に保護膜23が、基板51の下面に保護膜32が形成される。
図4Cは、保護膜23に開口部23aを形成した基板51の断面図である。開口部11aを形成するために、まず、保護膜32の表面にワックス又はグリース等の仮止め材を塗布して、基板51を支持基板(図示せず)に固定する。次に、保護膜23の上面(図4Bに示す上面)に、開口部21aが形成される領域に対応する開口部81aを備えるレジストパターン81を、フォトリソグラフィ等によって形成する。そして、レジストパターン81をマスクとして、エッチングにより保護膜23に開口部23aを形成する。
図4Dは、シリコン基板21に開口部21aを形成した基板51の断面図である。レジストパターン81の開口部81a、保護膜23の開口部23aを介して、深堀り反応性イオンエッチング(DRIE)によってシリコン基板21をエッチングし、開口部21aを形成する。開口部21aは、シリコン基板21を貫通して、薄膜12に達する。その際、BOX層22はエッチングストッパ膜として機能する。この時点で、開口部21aの側面はほぼ垂直に形成され、概略(110)結晶面が露出した状態である。また、開口部21aの側面は、DRIEの影響によりシリコン基板21に(エッチング方向に沿って)縦筋が入った状態である。
図4Eに示すようにレジストパターン81を除去する。そして、保護膜32と支持基板(図示しない)との間のワックス、グリース等の仮止め材を除去し、保護膜32と支持基板とを剥離させた上でダイシングし、チップ単位に切り分ける。
図4Fは、BOX層22に開口部22aを形成したメンブレン構造体10の断面図である。アルカリエッチャント、又はアルカリエッチャントを混合させた有機溶剤に開口部21aを浸し、ドライエッチング時に開口部21aの側面(内周面)に形成された縦筋を除去する。アルカリエッチャントとしては、例えば水酸化カリウム(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、ヒドラジン(N)、エチレンジアミンピロカテコール(EDP)、水酸化ナトリウム(NaOH)等、又はこれらのいずれかを、アルコール溶剤に混合させたものを用いる。また、有機溶剤としては例えばイソプロピルアルコール(IPA)等を用いる。その際、エッチングはシリコン基板21の(110)結晶面方向には進むが、(111)結晶面方向には進まないため、図2に示すように開口部21aの薄膜12側の端部、つまりBOX層22と接する面は(111)結晶面が露出し、シリコン基板21の主面(図2の水平面)に対して約55°の角度を有するテーパ状に形成される。
続いて、開口部21aを介して露出するBOX層22をHF溶液を用いて除去する。これにより、図4Fに示すようにBOX層22の開口部22aが形成される。この際、エッチングは開口部21a近傍のシリコン基板21とBOX層22との境界面にも及び、開口部22aの側面(内周面)はサイドエッチングが入り、庇部21bが生じる。本実施の形態では、特にこの工程で、シリコン基板21とBOX層22との境界面において、BOX層22の開口部22aがシリコン基板21の開口部21aに対して後退する量が減少するように、好ましくはBOX層22の膜厚と同程度まで抑えられるよう、オーバーエッチング量を調節する。
以上の工程から、メンブレン構造体10が製造される。
上述したように、本実施の形態のメンブレン構造体10の製造方法では、DRIEによってシリコン基板21に開口部21aを形成した後、KOH等のアルカリエッチャントを用いて開口部21aの内周面にライトエッチングを施すことによって、開口部21aの内周面に生じた縦筋を除去し、平滑化させることができる。従って、薄膜12が圧力差によって基板11方向へたわんだ場合であっても、シリコン基板21の開口部21a内に突起が形成されていないため薄膜12に突起が接触したり、応力が集中したりすることを抑制することができ、薄膜12が破壊されることを良好に防ぐことができる。
また、BOX層22に開口部22aを形成する際、オーバーエッチング量を抑制することによって庇部21bの張り出し量を抑制することができる。従って、薄膜12が圧力差によってたわんだ場合であっても、庇部21bの張り出し量が抑制されているためさらに薄膜12の破壊を良好に防ぐことができる。
側面がほぼ垂直の開口部21aは、例えばウエットエッチングのみによって形成することも可能であるが、特殊な結晶方位の基板を用いる等の工夫が必要であり製造コストが割高になる問題がある上、加工形状の自由度が失われる問題がある。それに対して、本実施の形態のメンブレン構造体10の製造方法では、ドライエッチングによって側面がほぼ垂直な開口部21aを形成した上で、ウエットエッチングによって側面を平滑化する。そのために、一般的な安価な基板を用いて、垂直形状且つ表面が平滑な開口部21aを設けることができる。
上述した製造方法で製造した複数の開口部11aを備えるメンブレン構造体10の耐圧性の実験結果を図5に示す。実験は、基板11側を大気圧に保ったまま薄膜12側を大気圧から徐々に上昇させ、薄膜が破壊されたところで加圧を停止する方法で行った。そして、薄膜が破壊された箇所の数を数え、破壊割合を算出した。
第1は、ドライエッチングによりシリコン基板に開口部を形成した後、ウエットエッチングを施さず、さらにエッチング条件の最適化を行わずにシリコン基板の開口部を介してBOX層を除去し、サイドエッチングによるBOX層の後退量がBOX層の膜厚の5倍程度生じたメンブレン構造体(図5に示すDryのみ(庇部5倍))の場合である。このメンブレン構造体は、0.29MPa以下で約5%の箇所で薄膜が破壊された。また、0.30〜0.49MPaでも、0.50〜0.69MPaでも同様に5%前後の破壊が生じた。なお、0.70MPa以上では、5%と同じもしくはそれ以上割合の破壊が当然に予想されることから0.70MPa以上では実験を行っていない。
第2は、ドライエッチングによりシリコン基板に開口部を形成した後、TMAHによるウエットエッチングを行い、さらにエッチング条件の最適化を行わずにシリコン基板の開口部を介してBOX層を除去し、サイドエッチングによるBOX層の後退量がBOX層の膜厚の5倍程度であるメンブレン構造体(図5に示すTMAH(庇部膜厚5倍))の場合である。このメンブレン構造体は、0.89MPaまでは破壊が生じないが、0.90MPaを超えると約45%の箇所で薄膜が破壊された。なお、1.2MPa以上の圧力では、当然に破壊することが予想されるので、1.2MPa以上では実験は行っていない。
第3は、ドライエッチングによりシリコン基板に開口部を形成した後、TMAHによるウエットエッチングを行い、さらにエッチング条件をBOX層の開口部の後退量が減少するように最適化した上でシリコン基板の開口部を介してBOX層を除去し、サイドエッチングによるBOX層の後退量がBOX層の膜厚の2倍強生じたメンブレン構造体(図5に示すTMAH(庇部2倍))の場合である。このメンブレン構造体では、エッチング条件を最適化しなかった場合と比較してさらに耐圧性が向上し、1.19MPaまで薄膜の破壊が生じないという結果が得られた。
このように図5で、Dryのみ(庇部5倍)とTMAH(庇部5倍)とを比較すると、ドライエッチング時に生じた開口部側面の縦筋が除去されることにより耐圧性が飛躍的に向上することが明らかである。さらに、TMAH(庇部5倍)とTMAH(庇部2倍)とを比較すると、エッチング条件を最適化しBOX層のオーバーエッチング量を抑制することによって、耐圧性が向上することが明らかである。以上の結果、ドライエッチングの後にウエットエッチングを施すことにより、メンブレン構造体の耐圧性は飛躍的に向上する。加えて、BOX層を除去する際のサイドエッチング量を抑制することにより、メンブレン構造体の耐圧性がさらに向上するといえる。
本発明は上述した実施の形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上述した実施の形態では、電子線照射装置の電子線取り出し窓に用いられるメンブレン構造体を製造する場合を例に挙げたが、本実施の形態の製造方法を、薄膜の変形を利用した圧力センサ、音センサ、特定物質の分離膜等として用いられるメンブレン構造体の製造に適用することも可能である。
上述した実施の形態では、シリコン基板とBOX層とシリコン活性層を備えるSOI基板を用い、シリコン基板とBOX層に開口部を形成することによってメンブレン構造体を形成したが、これに限られず任意のメンブレン構造体の製造に当たってはSOI基板以外を用いることも可能である。例えば、シリコン基板に酸化膜、窒化膜、炭化膜(SiC)、Ti又はニッケル等のメタル膜、もしくはそれらの任意の材料の積層膜等を形成してもよい。その際、シリコン基板をドライエッチング及びウエットエッチングすることによって開口部を形成し、酸化膜又は窒化膜や炭化膜(SiC)、Ti又はニッケルなどのメタル膜、もしくはそれらの任意の材料の積層膜等を薄膜として残存させることもできる。開口部を形成する層、薄膜として残存させる層の構成はメンブレン構造体の用途によって適宜変更することが可能で、その製造工程も様々に変化させることが可能である。
上述した実施の形態では、シリコン基板21として結晶面方位が(100)であるシリコン単結晶基板を用い、ドライエッチング後のウエットエッチング時に、開口部側面(垂直面)に現れる結晶面が(110)面であり、庇部に現れる結晶面が(111)面である場合を例に挙げて説明した。シリコン基板の結晶面方位は、上述の実施の形態に限られない。例えば結晶面方位(100)のシリコン単結晶基板を用いて、開口部側面に現れる結晶面が(100)面であり、庇部に現れる結晶面が(110)面(この場合庇部の角度は約45°である)であってもよい。また、結晶面方位(110)のシリコン単結晶基板を用いて、開口部側面に現れる結晶面が(111)面であり、庇部に現れる結晶面が(111)面(この場合、庇部の角度は約90°)であってもよいし、結晶面方位(111)のシリコン単結晶基板を用いて、開口部側面に現れる結晶面(110)面であり、庇部に現れる結晶面が(110)面(この場合庇部の角度は約90°)であってもよい。
また、BOX層22の開口部22aを形成する方法は、上述したHF溶液を用いたウエットエッチングによって形成する場合に限られない。例えば、HF溶液以外を用いることも可能であるし、ドライエッチング等の異方性エッチングによってBOX層22の開口部22aを形成することも可能である。特にドライエッチング等の異方性エッチングによる場合、BOX層22の後退量をBOX層の膜厚より小さくすることができる。
なお、保護膜23、32は、Si膜に限らず、SiO、SiC、BN、BC、Al等を用いることが可能であるし、これらの材料を任意複合して用いることも可能である。さらに、保護膜23、32は省略することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本出願は、2006年2月10日に出願された、日本国特許出願2006−34267号に基づく。本明細書中に日本国特許出願2006−34267号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。

Claims (12)

  1. 第1の開口部が形成された第1の層と、
    前記第1の層の一方の主面に、前記第1の開口部を覆うように形成された第2の層と、
    前記第1の層と前記第2の層との間に、前記第1の開口部と同心の開口部を備える第3の層と、を備え、
    前記第1の層の前記第1の開口部の側面は、前記第1の層の前記一方の主面に対してほぼ垂直に形成され、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に、特定の結晶面が現れ、
    前記第1の層と前記第3の層の境界面における、前記第3の層の前記開口部の前記第1の層の前記第1の開口部からの後退量は、前記第3の層の膜厚とほぼ同じもしくは膜厚より小さく、かつ0より大きく、
    一方の主面と他方の主面に加わる圧力の差に応じて、前記開口部の近傍で所定のたわみを有することを特徴とするメンブレン構造体。
  2. 前記第1の層は、前記一方の主面が(100)結晶面であるシリコン基板からなり、
    前記第1の開口部の垂直面は、前記シリコン基板の(110)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に現れる前記特定の結晶面は、前記シリコン基板の(111)結晶面であり、前記第1の層の前記一方の主面に対してほぼ55度の角度を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメンブレン構造体。
  3. 前記第1の層は、前記一方の主面が(100)結晶面であるシリコン基板からなり、
    前記第1の開口部の垂直面は、前記シリコン基板の(100)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に現れる前記特定の結晶面は、前記シリコン基板の(110)結晶面であり、前記第1の層の前記一方の主面に対してほぼ45度の角度を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメンブレン構造体。
  4. 前記第1の層は、前記一方の主面が(110)結晶面であるシリコン基板からなり、
    前記第1の開口部の垂直面は、前記シリコン基板の(111)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に現れる前記特定の結晶面は、前記シリコン基板の(111)結晶面であり、前記第1の層の前記一方の主面に対してほぼ90度の角度を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメンブレン構造体。
  5. 前記第1の層は、前記一方の主面が(111)結晶面であるシリコン基板からなり、
    前記第1の開口部の垂直面は、前記シリコン基板の(110)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に現れる前記特定の結晶面は、前記シリコン基板の(110)結晶面であり、前記第1の層の前記一方の主面に対してほぼ90度の角度を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメンブレン構造体。
  6. 少なくとも第1の層と前記第1の層の一方の主面を覆うように形成された第2の層と、前記第1の層と前記第2の層との間に第3の層を備える基板の、前記第1の層の上に、開口部を備えるマスクを形成するマスク形成工程と、
    前記マスクの前記開口部を介したドライエッチングによって、前記第1の層を貫通し且つ側面が略垂直である第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、
    ウエットエッチングによって、少なくとも前記第1の開口部の前記第2の層側の端に特定の結晶面が現れるように、前記第1の層の前記第1の開口部の内周面を平滑化する平滑化工程と、
    エッチングによって前記第1の層の前記開口部を介して前記第3の層に、第2の開口部を形成する第2の開口部形成工程と、
    を備え、
    前記第2の開口部形成工程は、前記第1の層と前記第3の層の境界面における前記第1の開口部からの前記第2の開口部の後退量が、0より大きく前記第3の層の膜厚とほぼ同じもしくは該膜厚より小さくなるように、前記第2の開口部を形成し、
    前記第1の開口部形成工程と前記第2の開口部形成工程は、一方の主面と他方の主面に加わる圧力の差に応じて、前記開口部の近傍で所定のたわみを有するように、前記第1の開口部および前記第2の開口部を形成する、
    ことを特徴とするメンブレン構造体の製造方法。
  7. 前記第1の層がシリコン基板からなり前記一方の主面が(100)結晶面である場合に、
    前記平滑化工程は、
    前記第1の開口部の垂直面に(110)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に(111)結晶面が現れるように、前記第1の層の前記第1の開口部の内周面を平滑化する、
    ことを特徴とする請求項に記載のメンブレン構造体の製造方法。
  8. 前記第1の層がシリコン基板からなり前記一方の主面が(100)結晶面である場合に、
    前記平滑化工程は、
    前記第1の開口部の垂直面に(100)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に(110)結晶面が現れるように、前記第1の層の前記第1の開口部の内周面を平滑化する、
    ことを特徴とする請求項に記載のメンブレン構造体の製造方法。
  9. 前記第1の層がシリコン基板からなり前記一方の主面が(110)結晶面である場合に、
    前記平滑化工程は、
    前記第1の開口部の垂直面に(111)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に(111)結晶面が現れるように、前記第1の層の前記第1の開口部の内周面を平滑化する、
    ことを特徴とする請求項に記載のメンブレン構造体の製造方法。
  10. 前記第1の層がシリコン基板からなり前記一方の主面が(111)結晶面である場合に、
    前記平滑化工程は、
    前記第1の開口部の垂直面に(110)結晶面が現れ、
    前記第1の開口部の前記第2の層側の端に(110)結晶面が現れるように、前記第1の層の前記第1の開口部の内周面を平滑化する、
    ことを特徴とする請求項に記載のメンブレン構造体の製造方法。
  11. 前記平滑化工程は、アルカリエッチャント又はアルカリエッチャントを混合させた有機溶剤を用いるエッチングを含むことを特徴とする請求項に記載のメンブレン構造体の製造方法。
  12. 前記アルカリエッチャントは、KOH、TMAH、ヒドラジン、EDPもしくはNaOHのいずれかであり、前記有機溶剤はアルコール溶剤であることを特徴とする請求項11に記載のメンブレン構造体の製造方法。
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