JP2002298801A - 薄型電池用袋体 - Google Patents
薄型電池用袋体Info
- Publication number
- JP2002298801A JP2002298801A JP2001097195A JP2001097195A JP2002298801A JP 2002298801 A JP2002298801 A JP 2002298801A JP 2001097195 A JP2001097195 A JP 2001097195A JP 2001097195 A JP2001097195 A JP 2001097195A JP 2002298801 A JP2002298801 A JP 2002298801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- thin battery
- sealant
- film
- metal layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させ
ることができる薄型電池用袋体を提供する。 【解決手段】金属層3とシーラント層7とを備えたフィ
ルム材のシーラント層7同士をヒートシールすることに
より袋状に形成した薄型電池用袋体であって、上記金属
層3とシーラント層7との間に熱硬化性樹脂層5が形成
されている。
ることができる薄型電池用袋体を提供する。 【解決手段】金属層3とシーラント層7とを備えたフィ
ルム材のシーラント層7同士をヒートシールすることに
より袋状に形成した薄型電池用袋体であって、上記金属
層3とシーラント層7との間に熱硬化性樹脂層5が形成
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池(LIB)等の薄型電池用の発電要素を収納する
薄型電池用袋体に関するものである。
次電池(LIB)等の薄型電池用の発電要素を収納する
薄型電池用袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電子機器では、その小型化や省ス
ペース化等のニーズに伴い、電源として薄型電池(シー
ト状電池)が用いられている。その一例としてゲル状ポ
リマー電解質を用いたリチウムイオン二次電池がある。
ペース化等のニーズに伴い、電源として薄型電池(シー
ト状電池)が用いられている。その一例としてゲル状ポ
リマー電解質を用いたリチウムイオン二次電池がある。
【0003】このゲル状ポリマー電解質を用いたリチウ
ムイオン二次電池の構造例を図3および図4に示す。こ
れらの図において、31は正極集電体(アルミニウム
箔)、32は正極(コバルト酸リチウム等のリチウム含
有複合酸化物)、33は隔離材(溶媒で可塑化されたポ
リマー電解質)、34は負極(炭素材)、35は負極集
電体(銅箔)であり、これらにより発電要素が構成され
ている。そして、この発電要素が袋体36に収納されて
薄型電池が構成されている。
ムイオン二次電池の構造例を図3および図4に示す。こ
れらの図において、31は正極集電体(アルミニウム
箔)、32は正極(コバルト酸リチウム等のリチウム含
有複合酸化物)、33は隔離材(溶媒で可塑化されたポ
リマー電解質)、34は負極(炭素材)、35は負極集
電体(銅箔)であり、これらにより発電要素が構成され
ている。そして、この発電要素が袋体36に収納されて
薄型電池が構成されている。
【0004】上記袋体36は、アルミニウム箔にシーラ
ント樹脂がラミネートされたフィルム材からなり、その
フィルム材のシーラント樹脂同士を対面させて重ね合わ
せ、その周縁部をヒートシールして袋状に形成したもの
である。なお、36aは袋体36の外周部に形成された
ヒートシール部、37は上記発電要素からの集電端子で
ある。
ント樹脂がラミネートされたフィルム材からなり、その
フィルム材のシーラント樹脂同士を対面させて重ね合わ
せ、その周縁部をヒートシールして袋状に形成したもの
である。なお、36aは袋体36の外周部に形成された
ヒートシール部、37は上記発電要素からの集電端子で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記集
電端子37を電池外に延出させている部分が僅かに開封
することがあったり、ヒートシール部のシーラント樹脂
がガスバリア性に乏しかったりするため、大気中の水分
が電池内に入り込み、上記ポリマー電解質の成分の六フ
ッ化リン酸リチウム(LiPF6 )と反応して有害なフ
ッ酸(HF)を発生させ、このフッ酸がシーラント樹脂
を透過してアルミニウム箔を腐食し、アルミニウム箔と
シーラント樹脂とを剥離させる。
電端子37を電池外に延出させている部分が僅かに開封
することがあったり、ヒートシール部のシーラント樹脂
がガスバリア性に乏しかったりするため、大気中の水分
が電池内に入り込み、上記ポリマー電解質の成分の六フ
ッ化リン酸リチウム(LiPF6 )と反応して有害なフ
ッ酸(HF)を発生させ、このフッ酸がシーラント樹脂
を透過してアルミニウム箔を腐食し、アルミニウム箔と
シーラント樹脂とを剥離させる。
【0006】このような剥離が発生すると、大気中の水
分が電池内に入り込み易くなり、上記ポリマー電解質の
機能が低下する。その結果、電池性能が長期にわたって
維持されなくなる。
分が電池内に入り込み易くなり、上記ポリマー電解質の
機能が低下する。その結果、電池性能が長期にわたって
維持されなくなる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させ
ることができる薄型電池用袋体の提供をその目的とす
る。
もので、薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させ
ることができる薄型電池用袋体の提供をその目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の薄型電池用袋体は、金属層とシーラント層
とを備えたフィルム材のシーラント層同士をヒートシー
ルすることにより袋状に形成した薄型電池用袋体であっ
て、上記金属層とシーラント層との間に熱硬化性樹脂層
が形成されているという構成をとる。
め、本発明の薄型電池用袋体は、金属層とシーラント層
とを備えたフィルム材のシーラント層同士をヒートシー
ルすることにより袋状に形成した薄型電池用袋体であっ
て、上記金属層とシーラント層との間に熱硬化性樹脂層
が形成されているという構成をとる。
【0009】本発明者らは、薄型電池の電池性能を長期
にわたって維持させるようにすべく、鋭意研究を重ね
た。その研究の過程で、電池内で発生するフッ酸がシー
ラント層を透過して金属層とシーラント層とを剥離させ
ることに着目し、さらに鋭意研究を重ねた。その結果、
熱硬化性樹脂がフッ酸に対する耐透過性に優れており、
その熱硬化性樹脂を薄型電池用袋体の金属層とシーラン
ト層との間に形成すれば、金属層とシーラント層との剥
離が防止されることを見出し、本発明に到達した。
にわたって維持させるようにすべく、鋭意研究を重ね
た。その研究の過程で、電池内で発生するフッ酸がシー
ラント層を透過して金属層とシーラント層とを剥離させ
ることに着目し、さらに鋭意研究を重ねた。その結果、
熱硬化性樹脂がフッ酸に対する耐透過性に優れており、
その熱硬化性樹脂を薄型電池用袋体の金属層とシーラン
ト層との間に形成すれば、金属層とシーラント層との剥
離が防止されることを見出し、本発明に到達した。
【0010】特に、上記熱硬化性樹脂層が、アミン硬化
型エポキシ樹脂ではなく、分子中に存在する二重結合を
開いて樹脂間を架橋して硬化するエポキシアクリレート
樹脂または不飽和ポリエステル樹脂からなるものである
場合、フッ酸による架橋部分の分解反応がより起こりに
くく、耐酸性および耐透過性がより優れていることを見
出した。
型エポキシ樹脂ではなく、分子中に存在する二重結合を
開いて樹脂間を架橋して硬化するエポキシアクリレート
樹脂または不飽和ポリエステル樹脂からなるものである
場合、フッ酸による架橋部分の分解反応がより起こりに
くく、耐酸性および耐透過性がより優れていることを見
出した。
【0011】さらに、上記熱硬化性樹脂層が、完全にア
クリル化されたエポキシアクリレート樹脂からなるもの
ではなく、部分アクリル化エポキシアクリレート樹脂ま
たはそれを含む混合物からなるものである場合、フッ酸
に対する耐久性と同時に接着性を奏することができるこ
とを見出した。
クリル化されたエポキシアクリレート樹脂からなるもの
ではなく、部分アクリル化エポキシアクリレート樹脂ま
たはそれを含む混合物からなるものである場合、フッ酸
に対する耐久性と同時に接着性を奏することができるこ
とを見出した。
【0012】つぎに、本発明を詳しく説明する。
【0013】本発明の薄型電池用袋体は、金属層とシー
ラント層との間に熱硬化性樹脂層が形成されているフィ
ルム材からなる。
ラント層との間に熱硬化性樹脂層が形成されているフィ
ルム材からなる。
【0014】上記金属層の材料としては、圧延,蒸着,
めっき等により得られる、アルミニウム,アルミニウム
合金,銅,銅合金,鉄鋼,ステンレス,チタン,チタン
合金等のうち1種類または2種類以上を混合したものが
用いられる。そして、その厚みは10〜100μmの範
囲に設定されることが好ましい。上記厚みが10μmを
下回ると、金属層にピンホールが発生し易くなり、ラミ
ネート材のガスバリア性や遮水性が低下し、100μm
を上回ると、薄型電池用袋体の薄型化や可撓性に不利な
傾向がみられる。
めっき等により得られる、アルミニウム,アルミニウム
合金,銅,銅合金,鉄鋼,ステンレス,チタン,チタン
合金等のうち1種類または2種類以上を混合したものが
用いられる。そして、その厚みは10〜100μmの範
囲に設定されることが好ましい。上記厚みが10μmを
下回ると、金属層にピンホールが発生し易くなり、ラミ
ネート材のガスバリア性や遮水性が低下し、100μm
を上回ると、薄型電池用袋体の薄型化や可撓性に不利な
傾向がみられる。
【0015】また、上記シーラント層の材料としては、
エチレンプロピレン共重合体,ポリプロピレン(P
P),ポリエチレン(PE),ポリエステル,ポリアク
リロニトリル,エチレン酢酸ビニルコポリマー(EV
A),ポリビニルアルコール(PVA),変性ポリプロ
ピレン,ポリ酢酸ビニル,ポリビニルアセテート等が用
いられる。特に、バリア性および耐薬品性の面からポリ
プロピレン,ポリエチレンが好ましい。そして、その厚
みは1〜100μmの範囲に設定されることが好まし
い。上記厚みが1μmを下回ると、接着性に不利な傾向
がみられ、100μmを上回ると、薄型電池用袋体の薄
型化や可撓性に不利な傾向がみられる。
エチレンプロピレン共重合体,ポリプロピレン(P
P),ポリエチレン(PE),ポリエステル,ポリアク
リロニトリル,エチレン酢酸ビニルコポリマー(EV
A),ポリビニルアルコール(PVA),変性ポリプロ
ピレン,ポリ酢酸ビニル,ポリビニルアセテート等が用
いられる。特に、バリア性および耐薬品性の面からポリ
プロピレン,ポリエチレンが好ましい。そして、その厚
みは1〜100μmの範囲に設定されることが好まし
い。上記厚みが1μmを下回ると、接着性に不利な傾向
がみられ、100μmを上回ると、薄型電池用袋体の薄
型化や可撓性に不利な傾向がみられる。
【0016】また、上記熱硬化性樹脂層は、その液状材
料を塗布したのちに硬化させることにより形成される。
そして、その液状材料としては、エポキシアクリレート
と過酸化物と促進剤とスチレンもしくはアクリルモノマ
ーとを混合したもの、不飽和ポリエステルと過酸化物と
促進剤とスチレンもしくはアクリルモノマーとを混合し
たもの、または部分アクリル化エポキシアクリレートと
過酸化物と促進剤とスチレンもしくはアクリルモノマー
とを混合したもの等が好適に用いられる。また、上記熱
硬化性樹脂層の形成が液状材料の塗布によるため、その
厚みを10μm以下にすることができるが、フッ酸に対
する耐透過性の点で、5μmを下回らないようにするこ
とが好ましい。
料を塗布したのちに硬化させることにより形成される。
そして、その液状材料としては、エポキシアクリレート
と過酸化物と促進剤とスチレンもしくはアクリルモノマ
ーとを混合したもの、不飽和ポリエステルと過酸化物と
促進剤とスチレンもしくはアクリルモノマーとを混合し
たもの、または部分アクリル化エポキシアクリレートと
過酸化物と促進剤とスチレンもしくはアクリルモノマー
とを混合したもの等が好適に用いられる。また、上記熱
硬化性樹脂層の形成が液状材料の塗布によるため、その
厚みを10μm以下にすることができるが、フッ酸に対
する耐透過性の点で、5μmを下回らないようにするこ
とが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
面にもとづいて詳しく説明する。
【0018】図1は、本発明の薄型電池用袋体を構成す
るフィルム材の一実施の形態を示す部分断面図である。
この実施の形態では、フィルム材は、多層からなる積層
体であり、薄型電池用袋体の外側に対応する層から順
に、保護層1,第1接着剤層2,金属層3,第2接着剤
層4,熱硬化性樹脂層5,第3接着剤層6,およびシー
ラント層7となっている。
るフィルム材の一実施の形態を示す部分断面図である。
この実施の形態では、フィルム材は、多層からなる積層
体であり、薄型電池用袋体の外側に対応する層から順
に、保護層1,第1接着剤層2,金属層3,第2接着剤
層4,熱硬化性樹脂層5,第3接着剤層6,およびシー
ラント層7となっている。
【0019】このようなフィルム材は、つぎのようにし
て作製される。すなわち、まず、上記保護層1,第1接
着剤層2,および金属層3からなるラミネートフィルム
L、ならびに上記シーラント層7となるシーラントフィ
ルムSを準備する。ついで、上記ラミネートフィルムL
の金属層3およびシーラントフィルムSの各表面にバー
コーターまたはロールコーター等を用いて接着剤を塗布
して第2接着剤層4および第3接着剤層6を形成する。
つぎに、熱硬化性樹脂層5の液状材料を配合して上記第
2接着剤層4の表面にバーコーターまたはロールコータ
ー等を用いて塗布する。そして、その液状材料が硬化す
る前に、上記第3接着剤層6と液状材料とが重なり合う
ようにして、上記シーラントフィルムSを積層する。そ
ののち、その積層したものを加熱して上記液状材料(熱
硬化性樹脂)を硬化させる。このようにして、上記フィ
ルム材が作製される。
て作製される。すなわち、まず、上記保護層1,第1接
着剤層2,および金属層3からなるラミネートフィルム
L、ならびに上記シーラント層7となるシーラントフィ
ルムSを準備する。ついで、上記ラミネートフィルムL
の金属層3およびシーラントフィルムSの各表面にバー
コーターまたはロールコーター等を用いて接着剤を塗布
して第2接着剤層4および第3接着剤層6を形成する。
つぎに、熱硬化性樹脂層5の液状材料を配合して上記第
2接着剤層4の表面にバーコーターまたはロールコータ
ー等を用いて塗布する。そして、その液状材料が硬化す
る前に、上記第3接着剤層6と液状材料とが重なり合う
ようにして、上記シーラントフィルムSを積層する。そ
ののち、その積層したものを加熱して上記液状材料(熱
硬化性樹脂)を硬化させる。このようにして、上記フィ
ルム材が作製される。
【0020】そして、薄型電池用袋体は、上記フィルム
材からなり、上述した従来の技術と同様にして、シーラ
ント層7同士がヒートシールされることにより形成され
る。また、薄型電池も、上述した従来の技術と同様にし
て、発電要素が上記薄型電池用袋体に収納されて作製さ
れる。
材からなり、上述した従来の技術と同様にして、シーラ
ント層7同士がヒートシールされることにより形成され
る。また、薄型電池も、上述した従来の技術と同様にし
て、発電要素が上記薄型電池用袋体に収納されて作製さ
れる。
【0021】上記実施の形態では、フィルム材の熱硬化
性樹脂層5は、アミン硬化型エポキシ樹脂と比較して、
フッ酸に対する耐透過性により優れたものとなってい
る。したがって、電池内で発生するフッ酸が金属層3を
腐食しにくいようにすることができ、金属層3とシーラ
ント層7との剥離を防止することができる。その結果、
薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させることが
できる。
性樹脂層5は、アミン硬化型エポキシ樹脂と比較して、
フッ酸に対する耐透過性により優れたものとなってい
る。したがって、電池内で発生するフッ酸が金属層3を
腐食しにくいようにすることができ、金属層3とシーラ
ント層7との剥離を防止することができる。その結果、
薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させることが
できる。
【0022】また、上記熱硬化性樹脂層5は、その硬化
性および絶縁性のため、上記薄型電池用袋体の外周部の
ヒートシール部において集電端子37(図3参照)と金
属層3とが接触して短絡することを防止している。
性および絶縁性のため、上記薄型電池用袋体の外周部の
ヒートシール部において集電端子37(図3参照)と金
属層3とが接触して短絡することを防止している。
【0023】しかも、従来は、上記短絡を防止するため
に、金属層3とシーラント層7との間にポリエチレンテ
レフタレート(PET)やポリアミド(PE)等の高融
点(熱可塑性)樹脂層を設けたもの(特開平9−283
100号公報参照)や、集電端子を被覆材で被覆したも
の(特開2000−208112号公報参照)が提案さ
れているが、前者においては、高融点樹脂層がフッ酸に
対する耐透過性に劣るため、金属層3とシーラント層7
との剥離が発生しており、後者においては、被覆材によ
り、厚み増加になる。これに対して、上記実施の形態で
は、上述したように、金属層3とシーラント層7との剥
離を防止しており、熱硬化性樹脂層5は、液状材料を硬
化させているため、薄くなっている。
に、金属層3とシーラント層7との間にポリエチレンテ
レフタレート(PET)やポリアミド(PE)等の高融
点(熱可塑性)樹脂層を設けたもの(特開平9−283
100号公報参照)や、集電端子を被覆材で被覆したも
の(特開2000−208112号公報参照)が提案さ
れているが、前者においては、高融点樹脂層がフッ酸に
対する耐透過性に劣るため、金属層3とシーラント層7
との剥離が発生しており、後者においては、被覆材によ
り、厚み増加になる。これに対して、上記実施の形態で
は、上述したように、金属層3とシーラント層7との剥
離を防止しており、熱硬化性樹脂層5は、液状材料を硬
化させているため、薄くなっている。
【0024】図2は、本発明の薄型電池用袋体を構成す
るフィルム材の他の実施の形態を示す部分断面図であ
る。この実施の形態におけるフィルム材は、上記実施の
形態において、ラミネートフィルムLの金属層3の表面
に、第2接着剤層4の形成に先立って、クロメート処理
を施すことにより、上記金属層3と第2接着剤層4との
間にクロメート皮膜8を形成したものである。それ以外
の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には
同じ符号を付している。
るフィルム材の他の実施の形態を示す部分断面図であ
る。この実施の形態におけるフィルム材は、上記実施の
形態において、ラミネートフィルムLの金属層3の表面
に、第2接着剤層4の形成に先立って、クロメート処理
を施すことにより、上記金属層3と第2接着剤層4との
間にクロメート皮膜8を形成したものである。それ以外
の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には
同じ符号を付している。
【0025】この実施の形態によれば、クロメート皮膜
8もフッ酸に対する耐透過性に優れているため、金属層
3とシーラント層7との剥離をより防止することができ
る。その結果、薄型電池の電池性能がより長期にわたっ
て維持できるようになる。
8もフッ酸に対する耐透過性に優れているため、金属層
3とシーラント層7との剥離をより防止することができ
る。その結果、薄型電池の電池性能がより長期にわたっ
て維持できるようになる。
【0026】なお、上記各実施の形態において、熱硬化
性樹脂層5の液状材料に接着官能基を有する化合物や樹
脂を添加すれば、第2接着剤層4および第3接着剤層6
を不要にすることができる。このため、それら接着剤の
塗布工程を無くしたり、薄型電池用袋体をより薄型化し
たりできる。
性樹脂層5の液状材料に接着官能基を有する化合物や樹
脂を添加すれば、第2接着剤層4および第3接着剤層6
を不要にすることができる。このため、それら接着剤の
塗布工程を無くしたり、薄型電池用袋体をより薄型化し
たりできる。
【0027】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0028】
【実施例1】実施例1は、図2に示すフィルム材からな
る薄型電池用袋体とした。すなわち、このフィルム材
は、薄型電池用袋体の外側に対応する層から順に、ナイ
ロン製保護層1(厚み:15μm),第1接着剤層2
(厚み:2μm),アルミニウム箔製金属層3(厚み:
40μm),クロメート皮膜8(厚み:1μm),ポリ
オレフィン系接着剤からなる第2接着剤層4(厚み:3
μm),エポキシアクリレート樹脂層5(厚み:10μ
m),ポリオレフィン系接着剤からなる第3接着剤層6
(厚み:3μm),およびポリプロピレン製シーラント
層7(厚み:30μm)となっている。
る薄型電池用袋体とした。すなわち、このフィルム材
は、薄型電池用袋体の外側に対応する層から順に、ナイ
ロン製保護層1(厚み:15μm),第1接着剤層2
(厚み:2μm),アルミニウム箔製金属層3(厚み:
40μm),クロメート皮膜8(厚み:1μm),ポリ
オレフィン系接着剤からなる第2接着剤層4(厚み:3
μm),エポキシアクリレート樹脂層5(厚み:10μ
m),ポリオレフィン系接着剤からなる第3接着剤層6
(厚み:3μm),およびポリプロピレン製シーラント
層7(厚み:30μm)となっている。
【0029】このようなフィルム材を、つぎのようにし
て作製した。
て作製した。
【0030】〔基材準備〕上記保護層1,第1接着剤層
2,および金属層3からなるラミネートフィルムLを準
備した。また、ポリプロピレン(三菱化学社製、モディ
ックP502)をTダイ押出し法により押し出し加工し
て上記シーラント層7となるシーラントフィルムSを作
製した。さらに、上記ポリオレフィン系接着剤は、市販
品をトルエンで希釈し、固形分が約15重量%になるよ
うにした。そして、上記エポキシアクリレート樹脂層5
の液状材料として、まず、主剤(昭和高分子社製、リポ
キシRT833DA)100重量部に対して、促進剤
(コバルト酸:昭和高分子社製、P−13)を1.3重
量部加えて攪拌しておいた。
2,および金属層3からなるラミネートフィルムLを準
備した。また、ポリプロピレン(三菱化学社製、モディ
ックP502)をTダイ押出し法により押し出し加工し
て上記シーラント層7となるシーラントフィルムSを作
製した。さらに、上記ポリオレフィン系接着剤は、市販
品をトルエンで希釈し、固形分が約15重量%になるよ
うにした。そして、上記エポキシアクリレート樹脂層5
の液状材料として、まず、主剤(昭和高分子社製、リポ
キシRT833DA)100重量部に対して、促進剤
(コバルト酸:昭和高分子社製、P−13)を1.3重
量部加えて攪拌しておいた。
【0031】〔フィルム材の作製〕まず、上記ラミネー
トフィルムLの金属層3の表面にクロメート処理を施す
ことによりクロメート皮膜8を形成したのち、そのクロ
メート皮膜8の表面に上記ポリオレフィン系接着剤をバ
ーコーターを用いて塗布した。また、上記シーラントフ
ィルムSの表面にも上記ポリオレフィン系接着剤をバー
コーターを用いて塗布した。そして、両者とも乾燥機で
110℃×2分乾燥し、上記第2接着剤層4および第3
接着剤層6を形成した。つぎに、上記攪拌しておいたエ
ポキシアクリレート樹脂層5の液状材料に過酸化物(B
PO:化薬アクゾ社製、カドックスB−40E)を2.
5重量部加えたのち、直ちに、上記第2接着剤層4の表
面にバーコーターを用いて塗布した。そして、その液状
材料が硬化する前に、上記第3接着剤層6と液状材料と
が重なり合うようにして、上記シーラントフィルムSを
積層した。そののち、その積層したものを乾燥機で10
0℃×10時間加熱して上記液状材料(熱硬化性樹脂)
を硬化させた。このようにして、上記フィルム材を作製
した。
トフィルムLの金属層3の表面にクロメート処理を施す
ことによりクロメート皮膜8を形成したのち、そのクロ
メート皮膜8の表面に上記ポリオレフィン系接着剤をバ
ーコーターを用いて塗布した。また、上記シーラントフ
ィルムSの表面にも上記ポリオレフィン系接着剤をバー
コーターを用いて塗布した。そして、両者とも乾燥機で
110℃×2分乾燥し、上記第2接着剤層4および第3
接着剤層6を形成した。つぎに、上記攪拌しておいたエ
ポキシアクリレート樹脂層5の液状材料に過酸化物(B
PO:化薬アクゾ社製、カドックスB−40E)を2.
5重量部加えたのち、直ちに、上記第2接着剤層4の表
面にバーコーターを用いて塗布した。そして、その液状
材料が硬化する前に、上記第3接着剤層6と液状材料と
が重なり合うようにして、上記シーラントフィルムSを
積層した。そののち、その積層したものを乾燥機で10
0℃×10時間加熱して上記液状材料(熱硬化性樹脂)
を硬化させた。このようにして、上記フィルム材を作製
した。
【0032】
【実施例2】実施例2は、実施例1のエポキシアクリレ
ート樹脂層5に代えて、不飽和ポリエステル樹脂層5を
形成したものである。そのために、その液状材料の主剤
として、ディックライトUE−5101−L(大日本イ
ンキ社製)を用いた。それ以外の部分は、実施例1と同
様である。
ート樹脂層5に代えて、不飽和ポリエステル樹脂層5を
形成したものである。そのために、その液状材料の主剤
として、ディックライトUE−5101−L(大日本イ
ンキ社製)を用いた。それ以外の部分は、実施例1と同
様である。
【0033】
【実施例3】実施例3は、実施例1のエポキシアクリレ
ート樹脂層5に代えて、エポキシアクリレート樹脂と部
分アクリル化エポキシアクリレート樹脂との混合物から
なる混合樹脂層5を形成したものである。そのために、
その液状材料の主剤として、実施例1における主剤に部
分アクリル化エポキシアクリレート樹脂(ダイセルUC
B社製、UV−1651)60重量部を加えたものを用
いた。それ以外の部分は、実施例1と同様である。
ート樹脂層5に代えて、エポキシアクリレート樹脂と部
分アクリル化エポキシアクリレート樹脂との混合物から
なる混合樹脂層5を形成したものである。そのために、
その液状材料の主剤として、実施例1における主剤に部
分アクリル化エポキシアクリレート樹脂(ダイセルUC
B社製、UV−1651)60重量部を加えたものを用
いた。それ以外の部分は、実施例1と同様である。
【0034】
【比較例1】比較例1は、実施例1のエポキシアクリレ
ート樹脂層5に代えて、PET樹脂層(厚み:15μ
m)を形成し、第2接着剤層4および第3接着剤層6の
材料を、ポリオレフィン系接着剤に代えて、ウレタン系
接着剤としたものである。なお、上記PET樹脂層は、
PET樹脂フィルムをラミネートすることにより形成し
たものである。それ以外の部分は、実施例1と同様であ
る。
ート樹脂層5に代えて、PET樹脂層(厚み:15μ
m)を形成し、第2接着剤層4および第3接着剤層6の
材料を、ポリオレフィン系接着剤に代えて、ウレタン系
接着剤としたものである。なお、上記PET樹脂層は、
PET樹脂フィルムをラミネートすることにより形成し
たものである。それ以外の部分は、実施例1と同様であ
る。
【0035】
【比較例2】比較例2は、比較例1のPET樹脂層に代
えて、PA(ナイロン6)樹脂層を形成したものであ
る。このPA樹脂層は、PA樹脂フィルムをラミネート
することにより形成したものである。それ以外の部分
は、比較例1と同様である。
えて、PA(ナイロン6)樹脂層を形成したものであ
る。このPA樹脂層は、PA樹脂フィルムをラミネート
することにより形成したものである。それ以外の部分
は、比較例1と同様である。
【0036】これら実施例1〜3および比較例1,2の
各フィルム材を用いて、下記の方法により、熱硬化性樹
脂層5,PET樹脂フィルムおよびPA樹脂フィルムの
剥離の有無について比較評価を行なった。
各フィルム材を用いて、下記の方法により、熱硬化性樹
脂層5,PET樹脂フィルムおよびPA樹脂フィルムの
剥離の有無について比較評価を行なった。
【0037】〔熱硬化性樹脂層5等の剥離の有無〕上記
実施例1〜3および比較例1,2の各フィルム材につい
て、10mm幅短冊での180°ピール試験を行なうこ
とにより、アルミニウム箔製金属層3に対する熱硬化性
樹脂層5,PET樹脂フィルムおよびPA樹脂フィルム
の初期の接着力を測定した。その結果、各接着力は、実
施例1,2のものが5N/cm、実施例3のものが8N
/cm、比較例1,2のものが10N/cmであった。
さらに、上記各フィルム材(30mm×30mm)を8
0℃の電解液(1モル/リットルのLiPF6 )20m
l中に10日間浸漬する老化試験を行なうことにより、
上記熱硬化性樹脂層5等の剥離の有無を確認した。その
結果、実施例1〜3のものは、熱硬化性樹脂層5の剥離
がなかったが、比較例1のものは、PET樹脂の剥離が
確認され,比較例2のものは、PA樹脂フィルムの剥離
が確認された。
実施例1〜3および比較例1,2の各フィルム材につい
て、10mm幅短冊での180°ピール試験を行なうこ
とにより、アルミニウム箔製金属層3に対する熱硬化性
樹脂層5,PET樹脂フィルムおよびPA樹脂フィルム
の初期の接着力を測定した。その結果、各接着力は、実
施例1,2のものが5N/cm、実施例3のものが8N
/cm、比較例1,2のものが10N/cmであった。
さらに、上記各フィルム材(30mm×30mm)を8
0℃の電解液(1モル/リットルのLiPF6 )20m
l中に10日間浸漬する老化試験を行なうことにより、
上記熱硬化性樹脂層5等の剥離の有無を確認した。その
結果、実施例1〜3のものは、熱硬化性樹脂層5の剥離
がなかったが、比較例1のものは、PET樹脂の剥離が
確認され,比較例2のものは、PA樹脂フィルムの剥離
が確認された。
【0038】また、上記実施例1〜3および比較例1,
2の各フィルム材からなる薄型電池用袋体を用いて、下
記の方法により、集電端子37(図3参照)とアルミニ
ウム箔製金属層3との接触の有無について比較評価を行
なった。
2の各フィルム材からなる薄型電池用袋体を用いて、下
記の方法により、集電端子37(図3参照)とアルミニ
ウム箔製金属層3との接触の有無について比較評価を行
なった。
【0039】〔集電端子37とアルミニウム箔製金属層
3との接触の有無〕上記実施例1〜3および比較例1,
2の各フィルム材からなる薄型電池用袋体に発電要素を
収納して開口部をヒートシールし、薄型電池を作製し
た。そして、顕微鏡を用いて、集電端子37周辺部分の
ヒートシール部の断面を観察することにより、短絡の有
無を調べ、集電端子37とアルミニウム箔製金属層3と
の接触の有無を確認した。その結果、いずれのものも集
電端子37とアルミニウム箔製金属層3との接触はなか
った。
3との接触の有無〕上記実施例1〜3および比較例1,
2の各フィルム材からなる薄型電池用袋体に発電要素を
収納して開口部をヒートシールし、薄型電池を作製し
た。そして、顕微鏡を用いて、集電端子37周辺部分の
ヒートシール部の断面を観察することにより、短絡の有
無を調べ、集電端子37とアルミニウム箔製金属層3と
の接触の有無を確認した。その結果、いずれのものも集
電端子37とアルミニウム箔製金属層3との接触はなか
った。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の薄型電池用袋体
によれば、熱硬化性樹脂層が金属層とシーラント層との
間に形成されており、その熱硬化性樹脂層がフッ酸に対
する耐透過性に優れているため、電池内で発生するフッ
酸が金属層を腐食しないようにすることができ、金属層
とシーラント層との剥離を防止することができる。その
結果、薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させる
ことができる。
によれば、熱硬化性樹脂層が金属層とシーラント層との
間に形成されており、その熱硬化性樹脂層がフッ酸に対
する耐透過性に優れているため、電池内で発生するフッ
酸が金属層を腐食しないようにすることができ、金属層
とシーラント層との剥離を防止することができる。その
結果、薄型電池の電池性能を長期にわたって維持させる
ことができる。
【図1】本発明の薄型電池用袋体を構成するフィルム材
の一実施の形態を示す部分断面図である。
の一実施の形態を示す部分断面図である。
【図2】本発明の薄型電池用袋体を構成するフィルム材
の他の実施の形態を示す部分断面図である。
の他の実施の形態を示す部分断面図である。
【図3】従来のリチウムイオン二次電池を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】図3のA−A’断面図である。
3 金属層 5 熱硬化性樹脂層 7 シーラント層
フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA01 AA09 AA10 AA17 CC10 DD13 FF02 GG09 HH13 JJ25 JJ27
Claims (3)
- 【請求項1】 金属層とシーラント層とを備えたフィル
ム材のシーラント層同士をヒートシールすることにより
袋状に形成した薄型電池用袋体であって、上記金属層と
シーラント層との間に熱硬化性樹脂層が形成されている
ことを特徴とする薄型電池用袋体。 - 【請求項2】 上記熱硬化性樹脂層が、エポキシアクリ
レート樹脂または不飽和ポリエステル樹脂からなるもの
である請求項1記載の薄型電池用袋体。 - 【請求項3】 上記熱硬化性樹脂層が、部分アクリル化
されたエポキシアクリレート樹脂またはそれを含む混合
物からなるものである請求項1記載の薄型電池用袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097195A JP2002298801A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 薄型電池用袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097195A JP2002298801A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 薄型電池用袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002298801A true JP2002298801A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18951005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001097195A Pending JP2002298801A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 薄型電池用袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002298801A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004139749A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Sony Corp | 二次電池および外装材ならびに積層フィルム |
WO2016136640A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 凸版印刷株式会社 | 二次電池用外装材及び二次電池 |
JP2022043962A (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-16 | ユルチョン ケミカル カンパニー,リミティド | プライマー層組成物、これを用いた二次電池パウチフィルム、及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000334891A (ja) * | 1999-05-25 | 2000-12-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装材料 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001097195A patent/JP2002298801A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000334891A (ja) * | 1999-05-25 | 2000-12-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装材料 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004139749A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Sony Corp | 二次電池および外装材ならびに積層フィルム |
WO2016136640A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 凸版印刷株式会社 | 二次電池用外装材及び二次電池 |
JPWO2016136640A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2017-11-30 | 凸版印刷株式会社 | 二次電池用外装材及び二次電池 |
US10418600B2 (en) | 2015-02-23 | 2019-09-17 | Toppan Printing Co., Ltd. | Secondary battery packaging material and secondary battery |
JP2022043962A (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-16 | ユルチョン ケミカル カンパニー,リミティド | プライマー層組成物、これを用いた二次電池パウチフィルム、及びその製造方法 |
JP7092846B2 (ja) | 2020-09-04 | 2022-06-28 | ユルチョン ケミカル カンパニー,リミティド | プライマー層組成物、これを用いた二次電池パウチフィルム、及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103190028B (zh) | 二次电池及其制造方法以及二次电池用热粘接性绝缘膜 | |
JP3452172B2 (ja) | 扁平形電池 | |
JP7058465B2 (ja) | 蓄電デバイス金属端子部密封用接着性フィルム | |
WO1998042036A1 (fr) | Pile mince non aqueuse | |
JP2008140552A (ja) | 双極型電池用電極 | |
JP2000067823A (ja) | 二次電池用外装材料の製造方法 | |
JP2007294381A (ja) | 電池用包装材料 | |
KR102100628B1 (ko) | 비수계 전지용 전극 리드선 부재 | |
WO2020153456A1 (ja) | 全固体電池用外装材、その製造方法、及び全固体電池 | |
KR100995884B1 (ko) | 대용량 리튬폴리머 2차 전지용 포장재의 제조방법 | |
WO2020153457A1 (ja) | 全固体電池及びその製造方法 | |
JP4831268B2 (ja) | 二次電池用包装材料 | |
JP2003272572A (ja) | 電池用外装体と電池の包装方法 | |
JPH0458146B2 (ja) | ||
KR101657202B1 (ko) | 비수계 전지용 전극 리드선 부재 | |
JP2002216715A (ja) | リチウムイオン電池用包装材料 | |
JP2002245981A (ja) | リチウムイオン電池用包装材料およびその製造方法 | |
JP2002298801A (ja) | 薄型電池用袋体 | |
JP7105539B2 (ja) | 蓄電デバイス金属端子部密封用接着性フィルム | |
JP2003242942A (ja) | 電池用外装体と電池の包装方法 | |
JP5948893B2 (ja) | 電池ケース用包材及び非水電解液二次電池 | |
JP2002245984A (ja) | リチウムイオン電池の包装方法 | |
JP2002198013A (ja) | 電池の包材、及び二次電池 | |
JP4968419B2 (ja) | リチウムイオン電池用包装材料およびその製造方法 | |
KR20200132517A (ko) | 이차전지용 리드 탭 필름 및 이를 포함하는 이차전지 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |