JP2002298464A - 浮上型光ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

浮上型光ヘッドおよびその製造方法

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JP2002298464A
JP2002298464A JP2001093074A JP2001093074A JP2002298464A JP 2002298464 A JP2002298464 A JP 2002298464A JP 2001093074 A JP2001093074 A JP 2001093074A JP 2001093074 A JP2001093074 A JP 2001093074A JP 2002298464 A JP2002298464 A JP 2002298464A
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JP
Japan
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substrate
optical head
manufacturing
pads
coil
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JP2001093074A
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English (en)
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Masahiro Nakada
正宏 中田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一面積の基板からより多くの浮上型光ヘッ
ドを得ることが可能な浮上型光ヘッドの製造方法を提供
する。 【解決手段】 互いに隣接する2つの磁気コイル2用の
4つのパッド4をその2つの磁気コイル2の間の1本の
切断しろ3上に配置する。これにより、基板1の端に無
駄な取りしろを設けることなく基板1全体を有効に利用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浮上型光ヘッドおよ
びその製造方法に関し、さらに詳しくは、光磁気ディス
クに記録再生用の磁界を印加するコイルを備えた浮上型
光ヘッドおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク用の記録再生装置では、
光磁気ディスクに対してレーザビームを照射しかつ磁界
を印可する光ヘッドが用いられている。この光ヘッドに
は、レーザビームの光軸上に磁界を発生するための磁気
コイルが設けられている。
【0003】現在、実際に製品化されている記録再生装
置では、光ヘッドはスレッド機構に搭載され、光磁気デ
ィスクの透明基板表面から一定間隔を維持しながら光磁
気ディスクの半径方向に移動可能になっている。
【0004】これに対し最近では、光磁気ディスクの回
転に伴い光磁気ディスク上を飛行する浮上型光ヘッド
(スライダとも呼ばれる)が開発されている。この浮上
型光ヘッドは、光磁気ディスクの記録膜表面から微小間
隔をおいて浮上するので、特に記録密度の高い光磁気デ
ィスクの記録再生に適している。
【0005】このような浮上型光ヘッドとして、たとえ
ば特開2000−215427号公報には、光磁気ディ
スクに対向する浮上面上の保護膜をパターン化して浮上
面の両側に2つのレール部を形成した浮上型光ヘッドが
記載されている。
【0006】また、特開2000−242955号公報
には、浮上面上の保護膜をパターン化して「コ」の字形
のレールを形成した浮上型光ヘッドが記載されている。
【0007】また、T. Irita et al. "A Proposal of M
icromachined Optical Flying Headwith Micro Solid I
mmersion Lens" ISOM '98 Technical Digest (1998.10.
20-22) pp.152-153には、浮上面上の保護膜をパターン
化して浮上面の両側に2つレールとその中央にマイクロ
ソリッドイマージョンレンズを支持する1つのレールと
を形成した浮上型光ヘッドが記載されている。
【0008】しかしながら、このような浮上型光ヘッド
は未だ大量生産されておらず、その具体的な製造方法は
提案されていない。
【0009】図5は、考えられる最も単純な製造方法を
示す斜視図である。図6は、図5に示した基板の一部を
示す平面図である。図5および図6に示すように、大型
の基板(ウエハともいう)1を用意し、その基板1上に
複数の磁気コイル2を縦横に並べて形成する。各磁気コ
イル2は複数層で構成される。また、図上横方向に延び
る切断しろ3上に並ぶように1つの磁気コイル2に対し
て導通テスト用のパッド4を2つずつ形成する。また、
磁気コイル2からパッド4まで延びる引出線5も磁気コ
イル2およびパッド4と一緒に形成する。
【0010】このように1枚の大型の基板1上に各々が
1つの磁気コイル2と2つのパッド4と2本の引出線5
とからなる複数のセットを形成した後、図上横方向に延
びる切断しろ3および縦方向に延びる切断しろ6に沿っ
て基板1を切断し、複数の短冊状のチップCHを得る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この製
造方法では、基板1上で最も端に近い切断しろ3aに沿
って基板1を切断する必要があるため、基板1の端に無
駄な取りしろ7が生じるという問題がある。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、その目的は、基板切断時に生じる
無駄な取りしろをなくすことが可能な浮上型光ヘッドの
製造方法、およびその方法により製造した浮上型光ヘッ
ドを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による浮上型光ヘ
ッドの製造方法は、複数のセットを基板上に2次元状に
形成する工程と、基板を切断しろに沿って切断する工程
とを含む。各セットは、コイルと、第1および第2のパ
ッドと、コイルからそれぞれ第1および第2のパッドま
で延びる第1および第2の引出線とからなる。このと
き、複数のセットのうち互いに隣接する2つのセットの
第1および第2のパッドをその2つのセットの間の切断
しろ上に配置する。
【0014】この製造方法では、互いに隣接する2つの
セットの4つのパッドがその2つのセットの間の切断し
ろ上に並んでいるので、基板の端に無駄な取りしろを設
ける必要はない。その結果、同一面積の基板から製造可
能な浮上型光ヘッドの数が従来よりも多くなる。
【0015】本発明による浮上型光ヘッドは、基板と、
コイルと、引出線とを備える。コイルは基板上に形成さ
れる。引出線は基板上に形成され、コイルから基板の端
まで延びる。ここで、コイルの中心は基板の中心線から
ずれている。
【0016】このような浮上型光ヘッドは、特に上記製
造方法により容易に製造することができる。この浮上型
光ヘッドでは、コイルの中心が基板の中心線からずれて
いるので、この浮上型光ヘッドが光磁気ディスクの最外
周上に位置するとき、コイルの中心が基板の中心線より
もさらに外周に位置することになる。その結果、この浮
上型光ヘッドを使用すれば、光磁気ディスクのより外周
のトラックにアクセスすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当
部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0018】図1は、本発明の実施の形態による浮上型
光ヘッドの製造方法において、1枚の基板上に複数のコ
イル等を形成した工程を示す斜視図である。図1に示す
ように、まずガラス等の光学的に透明な材料からなる大
型の基板1を用意する。
【0019】続いて、基板1上に複数の磁気コイル2、
複数のパッド4、複数の引出線5とを銅メッキにより形
成する。ここで、1つの磁気コイル2、その磁気コイル
2から対応する2つのパッド4まで延びる2本の引出線
5、およびそれら2つのパッド5は、1つのセットを構
成する。これら複数のセットを基板1上に縦横に並べて
形成する。
【0020】図2は、図1に示した基板1の一部を示す
平面図である。図2には、基板1を切断することにより
得られるチップCHの中心線Cが示されている。磁気コ
イル2の中心は中心線Cから所定距離だけずれている。
2本の引出線5は磁気コイル2から図上縦方向にまっす
ぐに延びている。2つのパッド4はそれぞれ2本の引出
線5の端部に設けられる。ここで、互いに隣接する2つ
のセットの4つのパッド4はその2つのセットの間で図
上横方向に延びる1本の切断しろ3上に位置している。
したがって、互いに隣接する2つのセットは点対称にな
っている。
【0021】このように複数の磁気コイル2等を1枚の
基板1上に形成した状態でパッド4にプローブを当て磁
気コイル2の導通テストを行なう。
【0022】なお、磁気コイル2は積層構造を有し、各
層のコイルはスパイラル状の導電線で構成される。この
ような積層構造を有する磁気コイル2は公知の手法によ
り形成することができるので、ここでは詳細な形成方法
は述べない。
【0023】磁気コイル2等のセットを基板1上に形成
した後、さらに基板1上にこれらのセットを覆うように
保護膜(図示せず)を形成する。保護膜を形成した後、
その保護膜の表面を平坦にするためにCMP(Chemical
Mechanical Polishing)により保護膜の表面を研磨す
る。
【0024】次に、このように複数の磁気コイル2等を
形成した1枚の基板1を図上横方向に延びる切断しろ3
および縦方向に延びる切断しろ6に沿って切断する。こ
れにより、複数の短冊状のチップCHが得られる。この
とき、最終製品には不要なパッド4は切断しろ3上に配
置されているので、切断により除去される。
【0025】最後に、得られたチップCHにおいて磁気
コイル2と反対側の基板1上の主面に平凸対物レンズ
(図示せず)を貼付すると、図3に示すような浮上型光
ヘッド10が得られる。
【0026】この浮上型光ヘッド10は、基板1と、基
板1上に形成された磁気コイル2と、基板1上に形成さ
れ、磁気コイル2から基板1の端まで延びる2本の引出
線5とを備える。コイル2の中心は基板1の中心線Cか
らずれている。
【0027】上述した製造方法によれば、互いに隣接す
る2つのセットの4つのパッド4がその2つのセットの
間の切断しろ3上に並んでいるので、大型の基板1の端
に無駄な取りしろを設ける必要がなく、大型の基板1全
体を無駄なく有効に利用して浮上型光ヘッド10を製造
することができる。また、[従来の技術]の欄で説明し
た製造方法に比べて基板1の切断回数が1回減るので、
製造効率を上げることができる。
【0028】図4は、この方法により製造された図3に
示した浮上型光ヘッドの使用状態を示す平面図である。
図4に示すように、この浮上型光ヘッド10は光磁気デ
ィスク11の膜面側に磁気コイル2を向けて配置され
る。光磁気ディスク11が回転すると、浮上型光ヘッド
10は光磁気ディスク11の膜面からごくわずかな間隔
をおいて浮上し、この状態で光磁気ディスク11に対し
てレーザビームを照射するとともに磁気コイル2から磁
界を印加する。また、浮上型光ヘッド10は光磁気ディ
スク11の半径方法Rに沿って移動可能にされる。浮上
型光ヘッド10は光磁気ディスク11の回転により生じ
る気流により浮上するので、光磁気ディスク11の外側
まで移動することができない。そのため、光磁気ディス
ク11の外周にはアクセス不可能な部分が生じる。
【0029】この浮上型光ヘッド10では磁気コイル2
の中心が半径方向Rと直交する中心線Cよりも外周側に
ずれているため、磁気コイル2の中心が中心線C上に位
置している従来の浮上型光ヘッドに比べて光磁気ディス
ク11のより外周のトラックまでアクセスすることがで
きる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではな
い。たとえば上述した実施の形態では、互いに隣接する
2つのセットの4つのパッド4が各セットごとに交互に
並んでいるが、一方のセットの2つのパッドが隣接して
並び、さらに他方のセットの2つのパッドが隣接して並
んでいてもよい。すなわち、互いに隣接する2つのセッ
トの4つのパッドがその2つのセットの間の1本の切断
しろ3上に並んでいればよく、その位置順序は特に限定
されない。
【0031】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による浮上型光ヘッドの製造方法にお
いて1枚の基板に複数の磁気コイル等を形成する工程を
示す斜視図である。
【図2】 図1に示した基板の一部を示す平面図であ
る。
【図3】 図1および図2に示した製造方法により得ら
れる浮上型光ヘッドの外観構成を示す斜視図である。
【図4】 図3に示した浮上型光ヘッドの使用状態を示
す平面図である。
【図5】 従来の技術として考えられる浮上型光ヘッド
の単純な製造方法において1枚の基板に複数のコイル等
を形成する工程を示す斜視図である。
【図6】 図5に示した基板の一部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板、2 磁気コイル、3,6 切断しろ、4 パ
ッド、5 引出線、10 浮上型光ヘッド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に形成されたコイルと、 前記基板上に形成され、前記コイルから前記基板の端ま
    で延びる引出線とを備えた浮上型光ヘッドにおいて、 前記コイルの中心が前記基板の中心線からずれているこ
    とを特徴とする、浮上型光ヘッド。
  2. 【請求項2】 各々がコイルと第1および第2のパッド
    と前記コイルからそれぞれ前記第1および第2のパッド
    まで延びる第1および第2の引出線とからなる複数のセ
    ットを基板上に2次元に形成する工程と、 前記基板を切断しろに沿って切断する工程とを含む浮上
    型光ヘッドの製造方法において、 前記複数のセットのうち互いに隣接する2つのセットの
    第1および第2のパッドを前記2つのセットの間の切断
    しろ上に配置したことを特徴とする浮上型光ヘッドの製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006078147A1 (en) * 2005-01-24 2006-07-27 Rfcamp Ltd. Thin rfid tag for radio frequency identification

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006078147A1 (en) * 2005-01-24 2006-07-27 Rfcamp Ltd. Thin rfid tag for radio frequency identification

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