JP2002298232A - 人体検知装置、人体検知方法および障害物検知方法 - Google Patents

人体検知装置、人体検知方法および障害物検知方法

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JP2002298232A
JP2002298232A JP2001097580A JP2001097580A JP2002298232A JP 2002298232 A JP2002298232 A JP 2002298232A JP 2001097580 A JP2001097580 A JP 2001097580A JP 2001097580 A JP2001097580 A JP 2001097580A JP 2002298232 A JP2002298232 A JP 2002298232A
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human body
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obstacle
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JP2001097580A
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Takaaki Sakaguchi
隆明 坂口
Yasunari Miyake
康也 三宅
Toshiyuki Tamura
俊之 田村
Kenichi Tanaka
健一 田中
Kazuo Hisama
和生 久間
Kazuo Kimizuka
和雄 君塚
Katsuyuki Miyoshi
克幸 三好
Eiji Shimada
栄児 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Sohgo Security Services Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Sohgo Security Services Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体検知装置の誤報を減少し、人体の侵入の
検知精度を高めること。 【解決手段】人体検知装置1は、熱源検知部2が監視領
域内に熱源を検知した場合に、画像入力部3が監視領域
内の画像を撮像し、さらに所定の時間が経過した後に再
び画像を撮像する。特徴抽出部4の差分画像生成部4a
は、2枚の画像の差分画像を生成し、面積演算部4bが
差分画像における最大の像の面積値を算出し、重心演算
部4cが差分画像における最大の像の重心を算出する。
さらに、閾値決定部5bは、重心をもとに閾値を決定
し、判定部5aは、面積値と、閾値と、熱源の情報をも
とに監視領域内における人体の存在の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視領域内に侵
入した人体を検知する人体検知装置、人体検知方法およ
び障害物検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、警備用の人体検知装置には、
受動型赤外線検出センサーが用いられている。この受動
型赤外線検出センサーは、監視領域内の温度変化を赤外
線受光量としてモニタし、この赤外線受光量に変化があ
った場合、この監視領域内に人体が侵入したと判断す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た受動型赤外線検出センサーを用いた従来の人体検知装
置では、ねずみや虫などの小動物が侵入した場合やFA
X機が受信動作を行って用紙を排出した場合などに発生
した熱を検出し、この熱の検出によって人体の侵入があ
ったと判断してしまう場合があるという問題点があっ
た。
【0004】また、上述した受動型赤外線検出センサー
の周囲に、赤外線を遮断する障害物をおかれた場合に、
人体の侵入を失報するという問題点があった。さらに、
故意に障害物を設置する、あるいは、上述した受動型赤
外線検出センサーの受光部に塗料を塗布される、等の行
為によって、人体検知装置による人体検知が阻害される
場合もあるという問題点があった。
【0005】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、誤報を減少し、人体の侵入を正しく検知し、かつ
人体の検知への障害物をも検知可能な人体検知装置、人
体検知方法および障害物検知方法を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる人体検知装置は、監視すべき監視
領域内の画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段が入力した画像をもとに前記監視領域内における人
体の有無を判定する人体判定手段と、を備えた人体検知
装置において、前記監視領域内を照明する照明手段と、
人体検知を阻害する障害物の存在を検知する障害物検知
手段と、を備え、前記画像入力手段は、前記照明手段が
点灯している場合および消灯している場合に画像の入力
を行ない、前記障害物検知手段は、前記点灯している場
合の画像および前記消灯している場合の画像をもとに障
害物の検知を行なうことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、人体検知装置は、監視
領域内を照明する照明手段が点灯している場合の画像
と、照明手段が消灯している場合の画像を入力し、点灯
している場合の画像および消灯している場合の画像をも
とに、人体検知を阻害する障害物の検知を行う。
【0008】つぎの発明にかかる人体検知装置は、上記
の発明において、前記障害物検知手段は、前記点灯して
いる場合の画像の平均輝度値と前記消灯している場合の
画像の平均輝度値との差を算出する輝度差算出手段をさ
らに備え、前記障害物検知手段は、前記輝度差算出手段
が算出した前記平均輝度値の差をもとに障害物の存在の
有無を判定することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、人体検知装置は、照明
手段が点灯している場合の画像の平均輝度値を算出し、
照明手段が消灯している場合の画像の平均輝度値を算出
し、点灯している場合の平均輝度値と消灯している場合
の平均輝度値との差を算出し、平均輝度値の差をもとに
人体検知を阻害する障害物の検出を行う。
【0010】つぎの発明にかかる人体検知装置は、上記
の発明において、前記障害物検知手段は、前記平均輝度
値の差が第1の閾値に比して大きい場合に障害物が存在
すると判定することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、人体検知手段は、照明
手段が点灯している場合の画像の平均輝度値と、照明手
段が消灯している場合の画像の平均輝度値との差が、第
1の閾値よりも大きい場合に人体検知を阻害する障害物
が存在すると判定する。
【0012】つぎの発明にかかる人体検知装置は、上記
の発明において、前記障害物検知手段は、前記平均輝度
値の差が第2の閾値以下で、前記点灯している場合の画
像の平均輝度値が第3の閾値に比して小さい場合に障害
物が存在すると判定することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、人体検知装置は、照明
手段が点灯している場合の画像の平均輝度値と、照明手
段が消灯している場合の画像の平均輝度値との差が、第
2の閾値以下であって、照明手段が点灯している場合の
画像の平均輝度値が第3の閾値よりも小さい場合に、人
体検知を阻害する障害物が存在すると判定する。
【0014】つぎの発明にかかる人体検知装置は、監視
すべき監視領域内の画像を入力する画像入力手段と、前
記画像入力手段が所定の時間差を設けて撮像した画像間
から、差分画像を生成する差分画像生成手段と、前記差
分画像をもとに特徴量を算出する演算手段と、前記特徴
量をもとに、前記監視領域内における人体の有無を判定
する人体判定手段と、を備えた人体検知装置において、
前記演算手段は、前記差分画像が示す変化領域の面積値
を演算し、前記人体判定手段は、前記変化領域の面積値
が第4の閾値から第5の閾値までの間の値である場合
に、前記監視領域内に人体が存在すると判定することを
特徴とする。
【0015】この発明によれば、人体検知装置は、監視
領域内を所定の時間差を設けて撮像した画像から差分画
像を生成し、生成した差分画像が示す変化領域の面積値
を算出し、算出した面積値が、第4の閾値から第5の閾
値までの間の値である場合に、監視領域内に人体が存在
すると判定する。
【0016】つぎの発明にかかる人体検知装置は、上記
の発明において、前記演算手段は、前記差分画像の重心
をさらに演算し、前記人体判定手段は、前記差分画像の
重心をもとに前記第4の閾値および前記第5の閾値を決
定する閾値決定手段をさらに備えることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、人体検知装置は、監視
領域内を所定の時間差を設けて撮像した画像から差分画
像を生成し、生成した差分画像が示す変化領域の面積値
および重心を算出し、重心をもとに決定した閾値と面積
値との比較によって監視領域内における人体の有無を判
定する。
【0018】つぎの発明にかかる人体検知装置は、上記
の発明において、前記監視領域に存在する熱源を検知す
る熱源検知手段をさらに備え、前記人体判定手段は、前
記画像入力手段が入力した画像と、前記熱源検知手段の
検知結果をもとに、前記監視領域内における人体の有無
を判定することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、人体検知装置は、監視
領域内の画像を入力し、監視領域内に存在する熱源を検
知し、監視領域内の画像と熱源とをもとに人体の有無を
判定する。
【0020】つぎの発明にかかる人体検知装置は、上記
の発明において、前記人体判定手段は前記変化領域の面
積値が、前記第4の閾値および前記第5の閾値に比して
大きい場合、前記熱源検知手段の検知結果をもとに前記
監視領域内における人体の有無を判定することを特徴と
する。
【0021】この発明によれば、人体検知装置は、監視
領域内を所定の時間差を設けて撮像した画像から差分画
像を生成し、生成した差分画像が示す変化領域の面積値
を算出し、算出した面積値が第4の閾値および第5の閾
値のいずれよりも大きい場合には、監視領域内の熱源を
もとに人体の有無を判定する。
【0022】つぎの発明にかかる障害物検知方法は、監
視すべき監視領域内の画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段が入力した画像をもとに前記監視領域
内における人体の有無を判定する人体判定手段と、前記
監視領域内を照明する照明手段とを備えた人体検知装置
を用いて、人体検知を阻害する障害物が存在するか否か
を判定する障害物検知方法であって、前記照明手段の点
灯時における前記監視領域内の画像を入力する点灯時画
像入力工程と、前記照明手段の消灯時における前記監視
領域内の画像を入力する消灯時画像入力工程と、前記点
灯時における画像の平均輝度値と前記消灯時の画像の平
均輝度値との差を算出する輝度差算出工程と、前記平均
輝度値の差をもとに障害物の存在の有無を判定する障害
物判定工程と、を含むことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、障害物検知方法は、照
明手段が点灯している場合の監視領域内の画像を撮像
し、照明手段が消灯している場合の監視領域内の画像を
撮像し、点灯している場合の画像の平均輝度と消灯して
いる場合の画像の平均輝度との差を算出し、算出した平
均輝度の差をもとに人体検知を阻害する障害物の有無を
判定する。
【0024】つぎの発明にかかる人体検知方法は、監視
すべき監視領域内に存在する熱源の情報を入力する熱源
情報入力工程と、前記監視領域内の画像を入力する第1
の画像入力工程と、前記第1の画像入力工程から所定時
間経過後に、前記監視領域内の画像を入力する第2の画
像入力工程と、前記第1の画像入力工程で入力された第
1の画像と前記第2の画像入力工程で入力された第2の
画像との間の差分画像を生成する差分画像生成工程と、
前記差分画像が示す変化領域の面積値を算出する面積算
出工程と、前記差分画像の重心を算出する重心算出工程
と、前記重心をもとに決定された閾値と前記面積値と前
記熱源の情報とをもとに前記監視領域内における人体の
有無を判定する人体判定工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0025】この発明によれば、人体検知方法は、監視
領域内の熱源の情報を入力し、監視領域内の画像を所定
の時間差を設けて撮像し、撮像した画像の差分画像を生
成し、差分画像が示す変化領域の面積値を算出し、差分
画像が示す変化領域の重心を算出し、重心をもとに決定
した閾値と、面積と、熱源の情報とをもとに監視領域内
における人体の有無を判定する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る人体検知装置、人体検知方法および障害物検
知方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0027】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である人体検知装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、人体検知装置1は、監視領域内の熱
源を検知する熱源検知部2、監視領域内の画像を入力す
る画像入力部3、画像入力部3に入力された画像から特
徴を抽出する特徴抽出部4、および監視領域内の人体の
有無を判定する人体判定部5を有する。
【0028】熱源検知部2は、受動型赤外線センサーな
どの感熱センサーによって実現され、監視領域内の温度
変化を検知する。熱源検知部2は、画像入力部3および
人体判定部5に接続され、監視領域内の温度変化を画像
入力部3および人体判定部5に出力する。
【0029】画像入力部3は、CCD撮像デバイスなど
によって実現される撮像手段を有し、熱源検知部2が監
視領域内の温度変化を検知した場合に、監視領域内の画
像を撮像し、特徴抽出部4に出力する。さらに、画像入
力部3は、所定の時間が経過した後に再び監視領域内の
画像を撮像し、特徴抽出部4に出力する。
【0030】特徴抽出部4は、差分画像生成部4a、面
積演算部4b、および重心演算部4cを有する。差分画
像生成部4aは、画像入力部3が所定の時間をおいて撮
像した2枚の画像を差分演算処理し、差分画像を生成す
る。差分画像生成部4aが生成した差分画像には、2枚
の画像を撮像する間に動いた物体が、像として記録され
る。面積演算部4bは、差分画像生成部4aが生成した
差分画像における像の内、最も大きい像の面積の値を算
出し、人体判定部5に出力する。また、重心演算部4c
は、差分画像生成部4aが生成した差分画像における像
の内、最も大きい像の重心の値を算出し、人体判定部5
に出力する。
【0031】人体判定部5は、判定部5aおよび閾値決
定部5bを有する。閾値決定部5bは、重心演算部4c
が算出した重心をもとに、閾値Th1およびTh2を決
定し、判定部5aに出力する。ここで、Th1,Th2
には、 Th1<Th2 の関係が成り立つとする。判定部5aは、閾値決定部5
bから受け取った閾値Th1および閾値Th2と、面積
演算部4bが算出した面積値とを比較する。判定部5a
は、面積値がTh1からTh2までの範囲内にある場合
に、監視領域内に人体が存在すると判定する。また、判
定部5aは、面積値がTh2より大きい場合に、熱源検
知部2の出力をもとに、監視領域内における人体の有無
を判定する。さらに、判定部5aは、監視領域内に人体
が存在すると判定した場合に、外部に判定結果を出力す
る。
【0032】ここで、図2および図3を参照し、画像入
力部3が撮像する画像と、閾値Th1およびTh2につ
いて説明する。人体検知装置1は、多くの場合、天井8
に設置される。天井8に設置された人体検知装置1が撮
像を行う場合、同じ大きさの物体であっても人体検知装
置1の真下に存在する物体と、人体検知装置1から離れ
た場所にある物体とでは、画像内に占める面積が異な
る。
【0033】図2は、人体検知装置1の近傍に人体6が
存在する場合および人体検知装置1から離れた地点に人
体7が存在する場合を示す図である。また、図3(a)
は、人体6が存在する場合に人体検知装置1が撮像した
画像IMaを示す図であり、図3(b)は、人体7が存
在する場合に人体検知装置1が撮像した画像IMbを示
す図である。画像IMaは、人体6を示す人体像9を含
み、画像IMbは人体7を示す人体像10を含む。
【0034】人体検知装置1が天井8に設置されている
場合、図2おいて点線で示す範囲内が、画像入力部3に
取りこまれる画像の範囲となる。このとき、人体6は、
人体検知装置1に角度「x」で画像として取りこまれ、
人体7は、角度「y」で画像として取り込まれることに
なる。図2に示すように、人体検知装置1からの距離が
近い角度「x」は、人体検知装置1からの距離が遠い角
度「y」に比して大きくなる。つまり、人体6は、人体
7に比して人体検知装置1に近いため、図3に示すよう
に、人体6を取り込んだ画像である人体像9の面積は、
人体7を取り込んだ画像である人体像10の面積に比し
て大きくなる。このように、同じ大きさの物体であって
も、人体検知装置1からの距離にしたがって取り込まれ
る画像において物体の面積が異なるので、画像内の面積
を基準として人体と小動物などとを判別する場合、遠方
の人体を小動物と誤って判別する可能性あるいは近傍の
小動物を人体と誤って判別する可能性がある。
【0035】閾値決定部5bは、画像の重心位置をもと
に閾値Th1およびTh2の値を可変とし、閾値の正規
化を行っている。画像の重心位置が画像入力部3に近い
場合、閾値Th1および閾値Th2の値を大きくし、画
像の重心位置が画像入力部3から遠い場合、閾値Th1
および閾値Th2の値を小さくすることで、人体が人体
検知装置1の近傍に存在する場合においても人体検知装
置1から離れた場所に存在する場合においても適切に人
体が存在するか否かの判定を行うことができる。
【0036】また、人体検知装置1は、天井8などに設
置されるため、人体が人体検知装置に最大限近づいた場
合においても、人体像は一定の面積内に収まる。したが
って、差分画像の面積が閾値Th2よりも大きい場合、
直射日光などの外乱による変化であると判定する。外乱
により差分画像の面積が閾値Th2を超えた場合、熱源
検知部2の出力をもとに監視領域内に人体が存在するか
否かを判定する。
【0037】ここで、図4〜図6を参照して、特徴抽出
部4および人体判定部5の動作について説明する。図4
は、人体検知装置1の監視領域内に、人体および小動物
などの外乱要因が侵入した場合を示す斜視図である。人
体検知装置1は、天井8に固定され、熱源検知部2およ
び画像入力部3が、監視領域に向けて設置されている。
監視領域内には、人体11および小動物などの外乱要因
12が存在する。人体11は、人体検知装置1に対し、
右側から左側へと移動している。また、外乱要因12
は、人体検知装置1から遠ざかる方向に移動している。
【0038】図5は、画像入力部3が撮像した2枚の画
像を示す図である。図5(a)は、画像入力部3が撮像
した1枚目の画像IMcである。図5(b)は、画像入
力部3が図5(a)に示した画像IMcを撮像し、所定
の時間が経過した後に、撮像した2枚目の画像IMdで
ある。1枚目の画像IMcは、画像内の左側に人体11
を示す人体像13を含み、画像内の中央下側に外乱要因
12を示す外乱要因像14を含む。2枚目の画像IMd
は、画像内の右側に人体11を示す人体像15を含み、
画像内の中央上側に外乱要因12を示す外乱要因像16
を含む。
【0039】差分画像生成部4aは、1枚目の画像IM
cおよび2枚目の画像IMdをもとに差分演算処理を行
い差分画像を生成する。図6に、差分画像生成部4aが
生成した差分画像を示す。差分画像は、人体像13,1
5および外乱要因像14,16を含む。面積演算部4b
は、差分画像から最も大きい像を選択し、面積を算出す
る。また、重心演算部4cは、差分画像から最も大きい
像を選択し、重心を算出する。
【0040】つぎに、図7に示すフローチャートを参照
して、人体検知装置1の動作手順を説明する。まず、熱
源検知部2が熱源を検知しない場合(ステップS10
1,No)には、熱源を検知するまで監視を続ける。熱
源検知部2が熱源を検知した場合(ステップS101,
Yes)、画像入力部3は、第1の画像を撮像する(ス
テップS102)。第1の画像の撮像から、所定の時間
が経過した場合(ステップS103,Yes)、画像入
力部3は、第2の画像を撮像する(ステップS10
4)。
【0041】つづいて、差分画像生成部4aが、第1の
画像および第2の画像から、差分画像を生成する(ステ
ップS105)。面積演算部4bおよび重心演算部4c
は、差分画像内の最大の像を選択し、面積値および重心
を算出する(ステップS106)。
【0042】つぎに、閾値決定部5bは、重心をもとに
閾値Th1,Th2を決定する(ステップS107)。
判定部5aは、まず、面積値と閾値Th1との比較を行
う。面積値が閾値Th1よりも小さい場合には(ステッ
プS108,Yes)、判定部5aは「侵入者無し」と
判定し(ステップS112)、処理を終了する。面積値
がTh1以上の場合(ステップS108,No)、判定
部5aは、面積値と閾値Th2との比較を行う。面積値
が閾値Th2より小さい場合(ステップS109,Ye
s)、判定部5aは、侵入者有りと判定し(ステップS
111)、処理を終了する。
【0043】面積値が閾値Th2以上の場合(ステップ
S109,No)、判定部5aは、熱源検知部2の出力
をもとに判定を行う。熱源検知部2の出力が所定の値以
上の場合(ステップS110,Yes)、判定部5a
は、「侵入者有り」と判定し(ステップS111)、処
理を終了する。熱源検知部2の出力が所定の値より小さ
い場合(ステップS110,No)、判定部5aは、
「侵入者無し」と判定し(ステップS112)、処理を
終了する。
【0044】この実施の形態1では、人体検知装置1
は、熱源検知部2が監視領域内に熱源を検知した場合
に、画像入力部3が監視領域内の画像を撮像し、さらに
所定の時間が経過した後に再び画像を撮像する。特徴抽
出部4の差分画像生成部4aは、2枚の画像の差分画像
を生成し、面積演算部4bが差分画像における最大の像
の面積値を算出し、重心演算部4cが差分画像における
最大の像の重心を算出する。さらに、閾値決定部5b
は、重心をもとに閾値を決定し、判定部5aは、面積値
と、閾値と、熱源の情報とをもとに監視領域内における
人体の存在の有無を判定する。
【0045】このため、熱源検知の結果と画像処理結果
とを組み合わせて判定を行うことができるので、小動物
やFAX機などの熱源と人体とを峻別し、正しく人体検
知を行うことができる。
【0046】また、実施の形態1では、差分画像におけ
る最大の像の面積値と重心とを算出し、重心をもとに決
定した閾値と面積値との比較で監視領域内における人体
の有無を判定するので、人体と外乱要因とを峻別し、正
しく人体検知を行うことができる。
【0047】さらに、実施の形態1では、差分画像にお
ける最大の画像の面積値が閾値Th2に比して大きい場
合は、熱源検知部2の出力をもとに人体の有無を判定す
る。このため、直射日光などの影響によって画像をもと
にした物体の有無の判定ができない場合であっても、人
体を見逃さずに検知できる。
【0048】なお、実施の形態1においては、熱源検知
部2が熱源を検知した場合に画像の入力を開始したが、
本発明はこれに限られることなく、熱源検知部2と画像
入力部3とを常に動作させておいてもよい。また、画像
入力部3を常に動作させておき、監視領域内に動く物体
を検知した場合、すなわち、差分画像に像が存在する場
合に熱源検知部2の動作を開始させてもよい。
【0049】なお、実施の形態1で説明した人体検知方
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・
コンピュータやワークステーションなどのコンピュータ
で実行することによって実現することができる。このプ
ログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、C
D−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取
り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記
録媒体から読み出されることによって実行される。また
このプログラムは、インターネットなどのネットワーク
を介して配布することができる。
【0050】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。図8は、この発明の実施の形
態2である人体検知装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態2における人体検知装置17は、実
施の形態1に示した人体検知装置1に照明部19と障害
物検知部20とを設けている。また、画像入力部18
は、実施の形態1に示した画像入力部3が有する機能に
加え、照明部19を操作する機能を有する。その他の構
成は、実施の形態1と同じ構成であり、同一構成部分に
は同一符号を付している。
【0051】照明部19は、画像入力部18からの信号
を受け、点灯および消灯を切り換える機能を有する。画
像入力部18は、照明部19に点灯または消灯を指示す
る信号を送出し、点灯時の画像および消灯時の画像を撮
像し、障害物検知部20に出力する。
【0052】障害物検知部20は、平均輝度算出部20
aおよび閾値管理部20bを有する。平均輝度算出部2
0aは、画像入力部18が撮像した点灯時の画像から点
灯時の画像の平均輝度値を算出する。また、画像入力部
18が撮像した消灯時の画像から、消灯時の画像の平均
輝度値を算出する。閾値管理部20bは、閾値Th3〜
Th5を保持している。
【0053】障害物検知部20は、点灯時の画像の平均
輝度値と消灯時の画像の平均輝度値から平均輝度値の差
を算出し、平均輝度値の差が閾値Th3よりも大きい場
合、画像入力部18の撮像を阻害する遮蔽物が存在する
と判定する。また、障害物検知部20は、平均輝度値の
差が閾値Th4より小さく、かつ点灯時の画像の平均輝
度値が閾値Th5より小さい場合、画像入力部18が有
する撮像手段に汚れやスプレーなどの付着物が存在する
と判定する。
【0054】ここで、図9および図10を参照して、画
像入力部18の撮像を阻害する遮蔽物が存在する場合の
人体検知装置17の動作についてさらに説明する。図9
は、人体検知装置17が人体検知を行う監視領域内に、
人体検知を阻害する遮蔽物が存在する場合を示す斜視図
である。人体検知装置17は、天井8に固定され、熱源
検知部2と画像入力部18と照明部19とが、監視領域
に向けて設置される。また、人体検知装置17の前方に
は、監視領域を隠蔽し、人体検知を阻害する遮蔽物21
が存在する。
【0055】図10は、遮蔽物21が存在する場合に、
画像入力部18が撮像した画像を示す図である。図10
(a)は、照明部19が点灯している場合の画像IMe
である。図10(b)は、照明部19が消灯している場
合の画像IMfである。画像IMeは、画像内に遮蔽物
21を示す遮蔽物像22を含む。また、画像IMfは、
画像内に遮蔽物21を示す遮蔽物像23を含む。
【0056】遮蔽物像22は、照明部19の点灯時に撮
影され、消灯時に撮影された遮蔽物像23に比べて光の
反射が大きく、輝度が高い。また、遮蔽物21は、人体
検知装置17の監視領域を遮蔽しているので、画像IM
eにおける遮蔽物像22は、画像全体に対して大きな面
積を占める。また、画像IMfにおける遮蔽物像23
は、画像全体に対して大きな面積を占める。従って、画
像IMeの平均輝度は、画像IMfの平均輝度に対して
大きな値をとる。
【0057】障害物検知部20は、画像IMeの平均輝
度値と画像IMfの平均輝度値との差を算出し、平均輝
度値の差が閾値Th3よりも大きい場合、画像入力部1
8の撮像を阻害する遮蔽物が存在すると判定する。
【0058】つぎに、図11および図12を参照して、
画像入力部18に汚れやスプレーなどの付着物が存在す
る場合の人体検知装置17の動作について説明する。図
11は、人体検知装置17に付着物が存在する場合を示
す斜視図である。人体検知装置17は、天井8に固定さ
れ、熱源検知部2と画像入力部18と照明部19とが、
監視領域に向けて設置されている。また、画像入力部1
8には、汚れやスプレーなどの付着物24が付着してい
る。
【0059】図12は、付着物24が存在する場合に、
画像入力部18が撮像した画像を示す図である。図12
(a)は、照明部19が点灯している場合の画像IMg
である。図12(b)は、照明部19が消灯している場
合の画像IMhである。画像IMgおよび画像IMh
は、画像入力部18に付着物24が付着しているため、
画像の平均輝度は付着物24が存在しない場合に対して
小さくなる。また、画像IMgの平均輝度と画像IMh
の平均輝度との差は、付着物24が存在しない場合に対
して小さくなる。
【0060】障害物検知部20は、画像IMgの平均輝
度値と画像IMhの平均輝度値との差を算出し、平均輝
度値の差が閾値Th4よりも小さく、かつ画像IMgの
平均輝度値が閾値Th5よりも小さい場合に、画像入力
部18に付着物が存在すると判定する。
【0061】つづいて、図13に示すフローチャートを
参照して、障害物検知部20の動作手順を説明する。ま
ず、画像入力部18は、照明部19を点灯して監視領域
の画像を撮像する(ステップS201)。つぎに、画像
入力部18は、照明部19を消灯して監視領域の画像を
撮像する(ステップS202)。さらに平均輝度算出部
20aは、点灯時の画像の平均輝度値および消灯時の画
像の平均輝度値を算出し、点灯時と消灯時との平均輝度
値の差を算出する(ステップS203)。
【0062】つぎに、障害物検知部20は、平均輝度値
の差と閾値Th3とを比較し、平均輝度値の差が閾値T
h3よりも大きい場合(ステップS204,Yes)、
「遮蔽物有り」と判定し(ステップS209)、処理を
終了する。平均輝度値の差が閾値Th3以下の場合(ス
テップS204,No)、障害物検知部20は、平均輝
度値の差と閾値Th4との比較を行う。平均輝度値の差
が閾値Th4以上の場合(ステップS205,No)、
障害物検知部20は、「障害物無し」と判定し(ステッ
プS206)、処理を終了する。
【0063】平均輝度値の差が閾値Th4よりも小さい
場合(ステップS205,Yes)、障害物検知部20
は、点灯時の画像の平均輝度値と閾値Th5との比較を
行う。点灯時の画像の平均輝度値が閾値Th5よりも小
さい場合(ステップS207,Yes)、障害物検知部
20は、「付着物有り」と判定し(ステップS20
8)、処理を終了する。また、点灯時の画像の平均輝度
値が閾値Th5以上の場合(ステップS207,N
o)、障害物検知部20は、「障害物無し」と判定し
(ステップS206)、処理を終了する。
【0064】この実施の形態2では、画像入力部18
は、照明部19が点灯している場合の画像および照明部
19が消灯している場合の画像を撮像し、平均輝度算出
部20aは、点灯時の画像の平均輝度値および消灯時の
画像の平均輝度値を算出し、障害物検知部20は、点灯
時の平均輝度値と消灯時の平均輝度値との差が閾値管理
部20bが保持する閾値Th3よりも大きい場合には、
人体検知装置17に対する遮蔽物が存在すると判定す
る。また、障害物検知部20は、点灯時の平均輝度値と
消灯時の平均輝度値との差が閾値管理部20bの保持す
る閾値Th4よりも小さく、かつ点灯時の平均輝度値が
閾値管理部20bの保持する閾値Th5よりも小さい場
合、画像入力部18に付着物が存在すると判定する。
【0065】このため、遮蔽物や付着物などの障害物に
よって、人体検知装置の正常な動作が阻害される場合
に、障害物が存在することを検知することができる。
【0066】なお、実施の形態2で説明した障害物検知
方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル
・コンピュータやワークステーションなどのコンピュー
タで実行することによって実現することができる。この
プログラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商
標)ディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピ
ュータによって記録媒体から読み出されることによって
実行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を介
して、インターネットなどのネットワークを介して配布
することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、人体検知装置は、監視領域内を照明する照明手段が
点灯している場合の画像と、照明手段が消灯している場
合の画像を入力し、点灯している場合の画像および消灯
している場合の画像をもとに、人体検知を阻害する障害
物の検知を行うので、人体検知装置が監視する監視領域
内に人体の検知への障害物、すなわち監視領域を遮蔽す
る遮蔽物や、人体検知装置への付着物が存在する場合
に、この障害物を検知することができるという効果を奏
する。
【0068】つぎの発明によれば、人体検知装置は、照
明手段が点灯している場合の画像の平均輝度値を算出
し、照明手段が消灯している場合の画像の平均輝度値を
算出し、点灯している場合の平均輝度値と消灯している
場合の平均輝度値との差を算出し、平均輝度値の差をも
とに人体検知を阻害する障害物の検出を行うので、簡易
な構成で人体の検知への障害物を検知することができる
という効果を奏する。
【0069】つぎの発明によれば、人体検知手段は、照
明手段が点灯している場合の画像の平均輝度値と、照明
手段が消灯している場合の画像の平均輝度値との差が、
第1の閾値よりも大きい場合に人体検知を阻害する障害
物が存在すると判定するので、監視領域を遮蔽する障害
物が存在する場合に、遮蔽物が存在することを検知可能
な人体検知装置を得ることができるという効果を奏す
る。
【0070】つぎの発明によれば、人体検知装置は、照
明手段が点灯している場合の画像の平均輝度値と、照明
手段が消灯している場合の画像の平均輝度値との差が、
第2の閾値以下であって、照明手段が点灯している場合
の画像の平均輝度値が第3の閾値よりも小さい場合に、
人体検知を阻害する障害物が存在すると判定するので、
人体検知装置に人体検知を阻害する付着物が付着した場
合に、付着物の存在をを検知可能な人体検知装置を得る
ことができるという効果を奏する。
【0071】つぎの発明によれば、人体検知装置は、監
視領域内を所定の時間差を設けて撮像した画像から差分
画像を生成し、生成した差分画像が示す変化領域の面積
値を算出し、算出した面積値が、第4の閾値から第5の
閾値までの間の値である場合に、監視領域内に人体が存
在すると判定するので、簡易な構成で小動物やカーテン
などの動きと人体の動作とを峻別し、人体の侵入を正し
く検知する人体検知装置を得ることができるという効果
を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、人体検知装置は、監
視領域内を所定の時間差を設けて撮像した画像から差分
画像を生成し、生成した差分画像が示す変化領域の面積
値および重心を算出し、重心をもとに決定した閾値と面
積値との比較によって監視領域内における人体の有無を
判定するので、簡易な構成で小動物の動きやカーテンな
どの動きと人体の動作とを峻別し、人体の侵入を正し
く、高精度に検知する人体検知装置を得ることができる
という効果を奏する。
【0073】つぎの発明によれば、人体検知装置は、監
視領域内の画像を入力し、監視領域内に存在する熱源を
検知し、監視領域内の画像と熱源とをもとに人体の有無
を判定するので、小動物やFAX機などの熱源と人体と
を峻別し、正しく人体検知を行うことができるという効
果を奏する。
【0074】つぎの発明によれば、人体検知装置は、監
視領域内を所定の時間差を設けて撮像した画像から差分
画像を生成し、生成した差分画像が示す変化領域の面積
値を算出し、算出した面積値が第4の閾値および第5の
閾値のいずれよりも大きい場合には、監視領域内の熱源
をもとに人体の有無を判定するので、直射日光などの影
響によって画像をもとにした物体の有無が判定できない
場合であっても、人体を見逃さずに検知することができ
るという効果を奏する。
【0075】つぎの発明によれば、障害物検知方法は、
照明手段が点灯している場合の監視領域内の画像を撮像
し、照明手段が消灯している場合の監視領域内の画像を
撮像し、点灯している場合の画像の平均輝度と消灯して
いる場合の画像の平均輝度との差を算出し、算出した平
均輝度の差をもとに人体検知を阻害する障害物の有無を
判定するので、簡易な構成で人体検知装置への障害物を
検知できるという効果を奏する。
【0076】つぎの発明によれば、人体検知方法は、監
視領域内の熱源の情報を入力し、監視領域内の画像を所
定の時間差を設けて撮像し、撮像した画像の差分画像を
生成し、差分画像が示す変化領域の面積値を算出し、差
分画像が示す変化領域の重心を算出し、重心をもとに決
定した閾値と、面積と、熱源の情報とをもとに監視領域
内における人体の有無を判定するので、カーテンなどの
動きやFAXなどの熱源、小動物などによる誤報を減少
し、人体の侵入を正しく検知することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である人体検知装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した人体検知装置の監視領域内に人
体が存在する場合を示す図である。
【図3】 図1に示した画像入力部が撮像した画像を説
明する図である。
【図4】 人体検知装置1の監視領域内に、人体および
小動物などの外乱要因が侵入した場合を示す斜視図であ
る。
【図5】 図1に示した画像入力部が撮像した画像を説
明する図である。
【図6】 図1に示した差分画像生成部が生成した差分
画像を説明する図である。
【図7】 図1に示した人体検知装置の動作手順を示す
フローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2である人体検知装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】 人体検知装置に遮蔽物が存在する場合を示す
斜視図である。
【図10】 遮蔽物が存在する場合に、画像入力部18
が撮像した画像を説明する図である。
【図11】 画像入力部に付着物が存在する場合を示す
斜視図である。
【図12】 付着物が存在する場合に、画像入力部が撮
像した画像を説明する図である。
【図13】 図8に示した人体検知装置の動作手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1,17 人体検知装置、2 熱源検知部、3,18
画像入力部、4 特徴抽出部、4a 差分画像生成部、
4b 面積演算部、4c 重心演算部、5 人体判定
部、5a 判定部、5b 閾値決定部、6,7,11
人体、8 天井、9,10,13,15 人体像、12
外乱要因、14,16 外乱要因像、19 照明部、
20 障害物検知部、20a 平均輝度算出部、20b
閾値管理部、21 遮蔽物、22,23 遮蔽物像、
24 付着物、IMa,IMb,IMe,IMf,IM
g,IMh 画像、Th1〜Th5 閾値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 13/19 G08B 13/19 (72)発明者 三宅 康也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田村 俊之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田中 健一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久間 和生 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 君塚 和雄 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 (72)発明者 三好 克幸 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 (72)発明者 島田 栄児 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA02 AA07 AA15 BB04 BB40 CC19 DD11 DD41 DD42 GG17 GG39 GG43 GG54 GG61 GG65 GG78 5L096 AA03 AA06 BA02 BA18 CA04 CA14 DA02 FA32 FA59 FA60 GA08 GA51 HA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視すべき監視領域内の画像を入力する
    画像入力手段と、 前記画像入力手段が入力した画像をもとに前記監視領域
    内における人体の有無を判定する人体判定手段と、を備
    えた人体検知装置において、 前記監視領域内を照明する照明手段と、 人体検知を阻害する障害物の存在を検知する障害物検知
    手段と、 を備え、 前記画像入力手段は、前記照明手段が点灯している場合
    および消灯している場合に画像の入力を行ない、 前記障害物検知手段は、前記点灯している場合の画像お
    よび前記消灯している場合の画像をもとに障害物の検知
    を行なうことを特徴とする人体検知装置。
  2. 【請求項2】 前記障害物検知手段は、前記点灯してい
    る場合の画像の平均輝度値と前記消灯している場合の画
    像の平均輝度値との差を算出する輝度差算出手段をさら
    に備え、 前記障害物検知手段は、前記輝度差算出手段が算出した
    前記平均輝度値の差をもとに障害物の存在の有無を判定
    することを特徴とする請求項1に記載の人体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記障害物検知手段は、前記平均輝度値
    の差が第1の閾値に比して大きい場合に障害物が存在す
    ると判定することを特徴とする請求項2に記載の人体検
    知装置。
  4. 【請求項4】 前記障害物検知手段は、前記平均輝度値
    の差が第2の閾値以下で、前記点灯している場合の画像
    の平均輝度値が第3の閾値に比して小さい場合に障害物
    が存在すると判定することを特徴とする請求項2または
    3に記載の人体検知装置。
  5. 【請求項5】 監視すべき監視領域内の画像を入力する
    画像入力手段と、 前記画像入力手段が所定の時間差を設けて撮像した画像
    間から、差分画像を生成する差分画像生成手段と、 前記差分画像をもとに特徴量を算出する演算手段と、 前記特徴量をもとに、前記監視領域内における人体の有
    無を判定する人体判定手段と、を備えた人体検知装置に
    おいて、 前記演算手段は、前記差分画像が示す変化領域の面積値
    を演算し、 前記人体判定手段は、前記変化領域の面積値が第4の閾
    値から第5の閾値までの間の値である場合に、前記監視
    領域内に人体が存在すると判定することを特徴とする人
    体検知装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記差分画像の重心を
    さらに演算し、 前記人体判定手段は、前記差分画像の重心をもとに前記
    第4の閾値および前記第5の閾値を決定する閾値決定手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の人
    体検知装置。
  7. 【請求項7】 前記監視領域に存在する熱源を検知する
    熱源検知手段をさらに備え、 前記人体判定手段は、前記画像入力手段が入力した画像
    と、前記熱源検知手段の検知結果をもとに、前記監視領
    域内における人体の有無を判定することを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか一つに記載の人体検知装置。
  8. 【請求項8】 前記人体判定手段は前記変化領域の面積
    値が、前記第4の閾値および前記第5の閾値に比して大
    きい場合、前記熱源検知手段の検知結果をもとに前記監
    視領域内における人体の有無を判定することを特徴とす
    る請求項7に記載の人体検知装置。
  9. 【請求項9】 監視すべき監視領域内の画像を入力する
    画像入力手段と、前記画像入力手段が入力した画像をも
    とに前記監視領域内における人体の有無を判定する人体
    判定手段と、前記監視領域内を照明する照明手段とを備
    えた人体検知装置を用いて、人体検知を阻害する障害物
    が存在するか否かを判定する障害物検知方法であって、 前記照明手段の点灯時における前記監視領域内の画像を
    入力する点灯時画像入力工程と、 前記照明手段の消灯時における前記監視領域内の画像を
    入力する消灯時画像入力工程と、 前記点灯時における画像の平均輝度値と前記消灯時の画
    像の平均輝度値との差を算出する輝度差算出工程と、 前記平均輝度値の差をもとに障害物の存在の有無を判定
    する障害物判定工程と、を含むことを特徴とする障害物
    検知方法。
  10. 【請求項10】 監視すべき監視領域内に存在する熱源
    の情報を入力する熱源情報入力工程と、 前記監視領域内の画像を入力する第1の画像入力工程
    と、 前記第1の画像入力工程から所定時間経過後に、前記監
    視領域内の画像を入力する第2の画像入力工程と、 前記第1の画像入力工程で入力された第1の画像と前記
    第2の画像入力工程で入力された第2の画像との間の差
    分画像を生成する差分画像生成工程と、 前記差分画像が示す変化領域の面積値を算出する面積算
    出工程と、 前記差分画像の重心を算出する重心算出工程と、 前記重心をもとに決定された閾値と前記面積値と前記熱
    源の情報とをもとに前記監視領域内における人体の有無
    を判定する人体判定工程と、を含むことを特徴とする人
    体検知方法。
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