JP2002297582A - 文書入力装置、方法および文書入力プログラム - Google Patents

文書入力装置、方法および文書入力プログラム

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JP2002297582A JP2001095086A JP2001095086A JP2002297582A JP 2002297582 A JP2002297582 A JP 2002297582A JP 2001095086 A JP2001095086 A JP 2001095086A JP 2001095086 A JP2001095086 A JP 2001095086A JP 2002297582 A JP2002297582 A JP 2002297582A
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綾 宮澤
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直樹 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力作業の煩雑さを軽減するとともに入力時
間を短縮することができ、しかも入力ミスを低減するこ
とができる文書入力装置、方法および文書入力プログラ
ムを提供すること。 【解決手段】 この文書入力装置は、文例記憶部10、
文書構造記憶部12、表示部20、入力部22、処理部
30、プログラム記憶部40を含んで構成されている。
処理部30は、構造化文書の作成や文例の表示、選択に
必要な各種の処理を行うために、入力編集処理部32、
文書内位置判定部34、文例抽出部36、抽出文例選択
部38を備えている。文例呼び出しが指示されると、文
書内位置判定部34によって文書構造上の位置が判定さ
れ、文例抽出部36によってこの位置に適した文例が抽
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文例を読み出しな
がら構造化文書の入力を行う文書入力装置、方法および
文書入力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の文書入力装置、例えばワードプロ
セッサ等の中には、多くの定型文をあらかじめ保持して
おいて、利用者がその中から任意の文章を選択すること
ができるものがある。例えば、手紙の文章に含まれる時
候の挨拶等は、定型文をそのまま用いたり、あるいは定
型文の一部を修正して用いる場合がほとんどであり、こ
のような定型文を読み出して文章中に挿入することによ
り、効率的な文書入力を行うことが可能になる。
【0003】図6は、定型文の文例リストを利用して文
書入力を行う場合の従来方法の概要を示す図である。例
えば、入力対象の構造化文書が6つの要素A〜Fからな
っており、要素Aの下位に3つの要素B、C、Dが配置
され、さらにこの中の要素Cの下位に2つの要素E、F
が配置されるものとする。
【0004】このような構造化文書の入力を行う場合
に、利用者は、必要に応じて文例リストを呼び出してそ
の内容を表示させ、この文例リストに含まれるいずれか
の文例を選択して使用することができる。例えば、要素
Dに対応する文章を入力する際に、利用者は、文例、
、、、、…が含まれる文例リストの内容を見な
がら、入力しようとしている文章に類似した内容の文例
を選択して、画面内の入力箇所にこの選択した文例を挿
入する操作を行う。必要に応じて、この挿入した文例の
一部を削除したり訂正したりすることにより、利用者
は、少ない手間で、要素Dに対応する文章の入力を行う
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の文書入力装置では、文書構造上の位置(要素A〜
F)に関係なく全ての文例が含まれる文例リストが表示
されるため、利用者は、入力を行っている文書構造上の
位置に対応した適切な文例を自分で判断して選択を行う
必要があり、文例リストを用いた文章の入力作業が繁雑
になるという問題があった。また、様々な文書に対応可
能な文例リストを考えると、選択可能な文例の数が多く
なるため、その中から適切な文例を選択するために時間
がかかるという問題もある。さらに、文例リストに含ま
れる全ての文例が選択対象となるため、利用者の操作ミ
スあるいは知識不足のために、入力対象となっている文
書構造上の位置に不適切な文例が選択される場合もあ
り、入力ミスのおそれがあるという問題もある。
【0006】これらの問題点は、文例の数が多くなれば
なるほど顕著になるが、特開平2−138658号公報
に開示された「文書自動生成装置」のように、文例を分
類して、文例選択のメニュー画面を階層化することによ
り、文例の選択を容易にした従来技術もある。しかし、
階層化されたメニューを見ながら利用者自身が選択操作
を行うことに変わりはないため、文例が多くなった場合
や階層構造が複雑になった場合に、文章の入力作業が繁
雑になったり、最終的に文例の選択を行うまでの時間が
かかるという問題点は残ることになる。また、利用者の
操作ミスや知識不足に対しては、階層化メニューで提示
された選択肢を誤って選択してしまうおそれがあるた
め、入力ミスのおそれがある問題点についても改善され
ないことになる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、入力作業の煩雑さを軽減す
るとともに入力時間を短縮することができ、しかも入力
ミスを低減することができる文書入力装置、方法および
文書入力プログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の文書入力装置は、文例記憶手段、位置
判定手段、文例抽出手段、表示手段、抽出文例選択手段
を備えている。文例記憶手段は、構造化文書の文書構造
上の位置に関連付けて文例を記憶する。位置判定手段
は、構造化文書を入力・編集する際の文書構造上の位置
を判定する。文例抽出手段は、位置判定手段によって判
定された文書構造上の位置に対応する文例を文例記憶手
段に記憶された文例の中から抽出する。表示手段は、文
例抽出手段によって抽出された文例を表示する。抽出文
例選択手段は、文例抽出手段によって抽出された文例の
中からいずれかを、利用者の操作に応じて選択する。
【0009】構造化文書の文書構造上の位置が判定さ
れ、それぞれの位置に対応する文例のみが抽出されるた
め、利用者は、その位置に適さない不要な文例を排除し
て選択可能な文例を自ら選び出す必要がなく、構造化文
書の入力作業の煩雑さを軽減するとともに、文例を選択
する時間を短縮することができる。また、文書構造上の
位置から判断して適切な文例のみがあらかじめ抽出され
ているため、この抽出によって選ばれなかった不適切な
文例を利用者が誤って選択してしまうことがなく、入力
ミスを低減することができる。
【0010】また、上述した抽出文例選択手段によって
選択された文例を、入力・編集中の構造化文書に挿入す
るとともに、この挿入された文例の内容を利用者の操作
に応じて編集する編集手段をさらに備えることが望まし
い。任意の入力位置において適切な文例を表示させてい
ずれかを選択した後に、その内容を編集することが可能
になり、利用者は、構造化文書の効率的な入力作業を行
うことができる。
【0011】また、本発明の文書入力方法は、構造化文
書を入力・編集する際に文書構造上の位置を判定する第
1のステップと、構造化文書の文書構造上の位置に関連
付けて記憶された複数の文例の中から第1のステップに
おいて判定された文書構造上の位置に対応するものを抽
出する第2のステップと、この第2のステップにおいて
抽出された文例の中からいずれかを利用者の操作に応じ
て選択する第3のステップとを有している。また、本発
明の文書入力プログラムは、構造化文書の入力を行うた
めに、コンピュータに、構造化文書を入力・編集する際
に文書構造上の位置を判定する第1のステップ、構造化
文書の文書構造上の位置に関連付けて記憶された複数の
文例の中から第1のステップにおいて判定された文書構
造上の位置に対応するものを抽出する第2のステップ、
第2のステップにおいて抽出された文例の中からいずれ
かを利用者の操作に応じて選択する第3のステップを実
行させるためのものである。
【0012】本発明の文書入力方法を実施することによ
り、あるいは本発明の文書入力プログラムをコンピュー
タに実行させることにより、構造化文書の文書構造上の
位置に対応した適切な文例のみが表示され、選択対象と
なるため、構造化文書の入力作業の煩雑さを軽減すると
ともに、文例を選択する時間を短縮することができる。
また、文書構造上の位置から判断して適切な文例のみが
あらかじめ抽出されているため、この抽出によって選ば
れなかった不適切な文例を利用者が誤って選択してしま
うことがなく、入力ミスを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の文書入力装置について、図面を参照しながら説明す
る。図1は、本実施形態の文書入力装置の構成を示す図
である。図1に示すように、本実施形態の文書入力装置
は、文例記憶部10、文書構造記憶部12、表示部2
0、入力部22、処理部30、プログラム記憶部40を
含んで構成されている。この文書入力装置は、構造化文
書の入力を行うためのものであり、利用者は、あらかじ
め記憶されている複数の文例を必要に応じて呼び出し
て、この構造化文書の一部に挿入することができる。
【0014】文例記憶部10は、複数の文例を記憶す
る。これらの各文例は、構造化文書の文書構造上の位置
に関連づけられている。文書構造記憶部12は、構造化
文書の文書構造に関する情報を記憶する。表示部20
は、LCD(液晶表示装置)やCRT(陰極線管)等に
よって構成されており、入力・編集作業の対象となる構
造化文書や選択対象となる複数の文例を表示するために
用いられる。入力部22は、テキストデータを入力する
キーボードや表示部20の画面上の任意箇所を指し示す
マウス等のポインティングデバイスを含んで構成されて
おり、利用者による操作指示を入力するために用いられ
る。
【0015】処理部30は、構造化文書の作成や文例の
表示、選択を行うために必要な各種の処理を行う。この
ために、処理部30は、入力編集処理部32、文書内位
置判定部34、文例抽出部36、抽出文例選択部38を
備えている。なお、この処理部30は、CPUやROM
およびRAM等からなる一般的なコンピュータの構成を
有しており、プログラム記憶部40に記憶されている文
書入力プログラムを読み出して実行することにより、そ
れぞれの構成部の機能を実現している。
【0016】入力編集処理部32は、構造化文書を作成
するために必要な文字や記号等の入力処理と、入力済み
の文字等を削除あるいは修正する処理を行う。また、入
力編集処理部32は、入力時あるいは編集時における表
示画面内のカーソル位置を検出し、このカーソル位置を
文書内位置判定部34に通知する。
【0017】文書内位置判定部34は、その時点におけ
る表示画面内のカーソル位置に基づいて、構造化文書内
での文書構造上の位置を判定する。文例抽出部36は、
文例記憶部10に記憶された複数の文例の中から、その
時点における構造化文書の文書構造上の位置に対応する
ものを抽出する。抽出文例選択部38は、利用者による
入力部22の操作状態に応じて、文例抽出部36によっ
て抽出された文例の中から一つを選択する。この選択さ
れた文例は、入力編集処理部32に送られ、その時点で
の入力、編集の対象となっている構造化文書の一部に挿
入される。
【0018】上述した文例記憶部10が文例記憶手段
に、文書内位置判定部34が位置判定手段に、文例抽出
部36が文例抽出手段に、抽出文例選択部38が抽出文
例選択手段に、入力編集処理部32が編集手段に、表示
部20が表示手段にそれぞれ対応する。
【0019】本実施形態の文書入力装置はこのような構
成を有しており、次にその動作を説明する。図2は、本
実施形態における文書入力装置の入力作業の概要を示す
図である。例えば、文例記憶部10には、複数の文例
、、、…が含まれる文例リストが予め登録されて
いるものとする。また、6つの要素A、B、C、D、
E、Fからなる構造化文書を考えるものとし、要素Aの
下位に3つの要素B、C、Dが配置され、この中の要素
Cの下位に2つの要素E、Fが配置されているものとす
る。
【0020】本実施形態の文書入力装置は、このような
構造化文書の入力編集作業中に、利用者によって文例を
呼び出す指示がなされると、文書構造上の位置を判定
し、この判定した位置に対応する文例を読み出して表示
する。図2に示した構造化文書では、文書構造上の位置
として、どの要素に関する入力編集作業が行われている
かが判定され、各要素に対応する文例のみが文例記憶部
10から読み出される。例えば、要素Bについて入力編
集作業が行われている場合には、要素Bに対応する文例
、が読み出される。また、要素Dについて入力編集
作業が行われている場合には、要素Dに対応する文例
、が読み出される。このようにして選択的に読み出
された文例が画面上に表示された後、利用者によってい
ずれかの文例が選択されると、この選択された文例が、
その時点における入力編集作業位置に挿入される。その
後、利用者は、この挿入された文例の内容を編集するこ
とができる。
【0021】図3は、構造化文書と文例の具体例を示す
図である。例えば、図2に示した文書構造を有するもの
とし、各要素に以下に示す情報タイプが割り当てられて
いる。 要素A=「レター」 要素B=「挨拶」 要素C=「要件」 要素D=「むすび」 要素E=「お礼」 要素F=「案内」 また、文例記憶部10には、以下に示す8種類の文例
〜が記憶されてる。
【0022】「貴社益々ご清栄のこととお喜び申し上
げます。」 「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げま
す。」 「<展示会名称>展示会の折り、弊社ブースに…」 「この度は、弊社製品<製品名>をお買い上げ…」 「弊社製品<製品名>は、<日付>より販売を…」 「弊社お客様を対象にした技術セミナーを…」 「今後ともよろしくお願いいたします。」 「またのご来社をお待ちしております。」 例えば、情報タイプ「挨拶」に対応する要素Bに関する
入力を行っているときに、文例を呼び出す指示が利用者
によってなされた場合には、文書入力装置は、上述した
文例、を選択的に読み出して表示する。このとき、
利用者によっていずれかの文例が選択されると、この選
択された文例が情報タイプ「挨拶」の該当入力箇所に挿
入される。
【0023】また、情報タイプ「お礼」に対応する要素
Eに関する入力を行っているときに、文例を呼び出す指
示が利用者によってなされた場合には、文書入力装置
は、上述した文例、を選択的に読み出して表示す
る。このとき、利用者によっていずれかの文例が選択さ
れると、この選択された文例が情報タイプ「お礼」の該
当入力箇所に挿入される。
【0024】また、情報タイプ「案内」に対応する要素
Fに関する入力を行っているときに、文例を呼び出す指
示が利用者によってなされた場合には、文書入力装置
は、上述した文例、を選択的に読み出して表示す
る。このとき、利用者によっていずれかの文例が選択さ
れると、この選択された文例が情報タイプ「案内」の該
当入力箇所に挿入される。
【0025】同様に、情報タイプ「むすび」に対応する
要素Dに関する入力を行っているときに、文例を呼び出
す指示が利用者によってなされた場合には、文書入力装
置は、上述した文例、を選択的に読み出して表示す
る。このとき、利用者によっていずれかの文例が選択さ
れると、この選択された文例が情報タイプ「むすび」の
該当入力箇所に挿入される。
【0026】図4は、文例を表示させながら構造化文書
の入力を行う際の文書入力装置の動作手順を示す流れ図
である。まず、文書入力装置が起動され、文書の入力動
作が開始されると、入力編集処理部32は、表示部20
の画面上のカーソル位置を特定する(ステップ10
0)。
【0027】次に、入力編集処理部32は、利用者によ
って入力部22が操作されて、文字等の入力指示や編集
指示がなされたか否か(ステップ101)、文例の呼び
出し指示がなされたか否か(ステップ102)が判定さ
れる。文字や記号の入力操作や、既に入力されて表示さ
れている文字列の削除操作等が行われた場合には、ステ
ップ101の判定において肯定判断が行われ、入力編集
処理部32は、これらの操作に応じた入力処理や編集処
理を行う(ステップ103)。その後、ステップ100
に戻って、カーソル位置の特定処理以降が繰り返され
る。
【0028】また、文例を呼び出す指示が行われた場合
には、ステップ102の判定において肯定判断が行われ
る。例えば、入力部22に備わったマウスの左ボタンを
操作したときに表示画面上に表示されるサブメニュー
に、「文例呼び出し」を指示するコマンドが含まれてい
るものとすると、このコマンドが選択されたときに、ス
テップ102の判定において肯定判断が行われる。ある
いは、表示画面上部に配置されたメニューバー内の「挿
入」をマウス等で指し示したときに現れるプルダウンメ
ニューに、「文例呼び出し」を指示するコマンドが含ま
れているものとすると、このコマンドが選択されたとき
に、ステップ102の判定において肯定判断が行われ
る。なお、文例を呼び出す指示がなされない場合には、
ステップ102の判定において否定判断が行われ、その
後、ステップ100に戻って、カーソル位置の特定処理
以降が繰り返される。
【0029】文例呼び出しが指示されてステップ102
の判定で肯定判断が行われると、その旨とその時点にお
ける画面内のカーソル位置に関する情報が、入力編集処
理部32から文書内位置判定部34に対して通知され
る。次に、文書内位置判定部34は、その時点における
入力・編集作業の対象となっている構造化文書の文書構
造に関する情報を文書構造記憶部12から読み出して、
入力編集処理部32から通知された画面内のカーソル位
置に基づいて、文書構造上の位置を特定する(ステップ
104)。
【0030】次に、文例抽出部36は、文書内位置判定
部34によって特定された文書構造上の位置に対応する
文例を、文例記憶部10に記憶されている複数の文例の
中から抽出する(ステップ105)。この抽出された文
例は、表示部20の画面に表示される。
【0031】次に、抽出文例選択部38は、文例抽出部
36によって抽出された文例の中から利用者による選択
指示がなされたか否かを判定する(ステップ106)。
例えば、表示された文例の中のいずれかが利用者による
マウスの操作によって指し示されたり、表示された文例
の先頭部分に付された数字に対応するキーボードのテン
キーが利用者によって押下された場合には、ステップ1
06の判定において肯定判断が行われ、抽出文例選択部
38は、これらの操作によって特定された文例を選択し
(ステップ107)、入力編集処理部32は、この選択
された文例をその時点でのカーソル位置に挿入する処理
を行う(ステップ108)。
【0032】このように、本実施形態の文書入力装置で
は、文例の呼び出しが指示されたときに、構造化文書の
文書構造上の位置が判定され、それぞれの位置に対応す
る文例のみが抽出されるため、利用者は、その位置に適
さない不要な文例を排除して選択可能な文例を自ら選び
出す必要がなく、構造化文書の入力作業の煩雑さを軽減
するとともに、文例を選択する時間を短縮することがで
きる。また、文書構造上の位置から判断して適切な文例
のみがあらかじめ抽出されているため、この抽出によっ
て選ばれなかった不適切な文例を利用者が誤って選択し
てしまうことがなく、入力ミスを低減することができ
る。
【0033】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。例えば、上述した実施形態では、構造
化文書として、一般的なレターを例に上げて説明した
が、構成要素のそれぞれについて予め文例が用意できる
ものであればどのような構造化文書を処理対象としても
良い。
【0034】図5は、C++言語の「クラス」を説明す
る文書構造を示す図である。クラスの構文、機能および
使用方法は、一般に図5に示す情報タイプに従って記述
すると正確に説明することができる。この中に含まれる
概要、、は、それぞれの位置に適した概要をテキ
ストの形態で入力する部分である。本実施形態の文書入
力装置では、以下に示すように、同じ概要であってもそ
の位置に応じた適切な文例が用意されている。
【0035】概要の文例:「<クラス名>クラスは、
<用途>のために使用します。」 概要の文例:「<関数名>メンバ関数は、<機能>を
実行します。」 概要の文例:「引数<引数名>には、<指定データ>
を指定します。」 また、上述した実施形態では、1種類の構造の構造化文
書の入力を行う際にその文書構造に適した文例を呼び出
す場合を例にとって説明したが、文書構造が異なる複数
の構造化文書を入力する場合にも本発明を適用すること
ができる。この場合には、それぞれの文書構造に対応す
る文例を文例記憶部10に記憶しておいて、最初に利用
者に入力作業の対象となる文書構造を選択させればよ
い。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、構造
化文書の文書構造上の位置が判定され、それぞれの位置
に対応する文例のみが抽出されるため、利用者は、その
位置に適さない不要な文例を排除して選択可能な文例を
自ら選び出す必要がなく、構造化文書の入力作業の煩雑
さを軽減するとともに、文例を選択する時間を短縮する
ことができる。また、文書構造上の位置から判断して適
切な文例のみがあらかじめ抽出されているため、この抽
出によって選ばれなかった不適切な文例を利用者が誤っ
て選択してしまうことがなく、入力ミスを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の文書入力装置の構成を示す図であ
る。
【図2】本実施形態における文書入力装置の入力作業の
概要を示す図である。
【図3】構造化文書と文例の具体例を示す図である。
【図4】文例を表示させながら構造化文書の入力を行う
際の文書入力装置の動作手順を示す流れ図である。
【図5】C++言語の「クラス」を説明する文書構造を
示す図である。
【図6】定型文の文例リストを利用して文書入力を行う
場合の従来方法の概要を示す図である。
【符号の説明】
10 文例記憶部 12 文書構造記憶部 20 表示部 22 入力部 30 処理部 32 入力編集処理部 34 文書内位置判定部 36 文例抽出部 38 抽出文例選択部 40 プログラム記憶部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B009 MF06 NA05 ND03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化文書の文書構造上の位置に関連付
    けて文例を記憶する文例記憶手段と、 前記構造化文書を入力・編集する際の前記文書構造上の
    位置を判定する位置判定手段と、 前記位置判定手段によって判定された前記文書構造上の
    位置に対応する前記文例を前記文例記憶手段に記憶され
    た前記文例の中から抽出する文例抽出手段と、 前記文例抽出手段によって抽出された前記文例を表示す
    る表示手段と、 前記文例抽出手段によって抽出された前記文例の中から
    いずれかを、利用者の操作に応じて選択する抽出文例選
    択手段と、 を備えることを特徴とする文書入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記抽出文例選択手段によって選択された前記文例を、
    入力・編集中の前記構造化文書に挿入するとともに、こ
    の挿入された前記文例の内容を前記利用者の操作に応じ
    て編集する編集手段をさらに備えることを特徴とする文
    書入力装置。
  3. 【請求項3】 構造化文書を入力・編集する際に文書構
    造上の位置を判定する第1のステップと、 前記構造化文書の文書構造上の位置に関連付けて記憶さ
    れた複数の文例の中から、前記第1のステップにおいて
    判定された前記文書構造上の位置に対応するものを抽出
    する第2のステップと、 前記第2のステップにおいて抽出された前記文例の中か
    らいずれかを、利用者の操作に応じて選択する第3のス
    テップと、 を有することを特徴とする文書入力方法。
  4. 【請求項4】 構造化文書の入力を行うために、コンピ
    ュータに、 構造化文書を入力・編集する際に文書構造上の位置を判
    定する第1のステップ、 前記構造化文書の文書構造上の位置に関連付けて記憶さ
    れた複数の文例の中から、前記第1のステップにおいて
    判定された前記文書構造上の位置に対応するものを抽出
    する第2のステップ、 前記第2のステップにおいて抽出された前記文例の中か
    らいずれかを、利用者の操作に応じて選択する第3のス
    テップ、 を実行させるための文書入力プログラム。
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